JPS617331A - 難燃性の硬化性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性の硬化性樹脂組成物

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JPS617331A
JPS617331A JP12819084A JP12819084A JPS617331A JP S617331 A JPS617331 A JP S617331A JP 12819084 A JP12819084 A JP 12819084A JP 12819084 A JP12819084 A JP 12819084A JP S617331 A JPS617331 A JP S617331A
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JP
Japan
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resin
halogenated
flame
curable resin
epoxy resin
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JP12819084A
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Akitoshi Sugio
杉尾 彰俊
Katsuro Okabe
岡部 勝郎
Yukiya Nakazato
中里 行弥
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、耐薬品性、接着性、密着性、電気特
性などに優れた難燃性の硬化性樹脂組成物に関するもの
であり、塗料粉体、塗料、注型品、成形品、積層板、テ
ープ、シート、フィルムなど種々の用途に使用できるも
のであり、特に、繊維強化された物品である積層板の製
造に好適なものである。
(従来の技術」?よびその問題点〕 従来、本発明の八、B及びC成分などを成分とする硬化
性樹脂組成物およびそれによる積層板は、特開昭56−
141349号公報、特開昭57−185350号公報
、特開昭57−158232号公報、特開昭58−37
043号公報、特開昭58−164639号公報などと
して公知であり、このものは、銅箔等との接着性、耐熱
性、耐薬品(溶剤)性、電気特性、特に誘電特性に優れ
たものである。しかしながら、この硬化性樹脂組成物は
、難燃性において不充分であった。
この難燃性の改良のため、従来公知の方法、例えば、脂
肪族あるいは芳香族のリン酸エステル、有機ハロゲン化
合物などを添加する方法があるが、通常のII燃剤を添
加する方法では、該硬化性樹脂組成物の優れた特性、特
に、耐熱性や誘電特性の周波数依存性の劣化が起こるも
のであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の点について鋭意検討した結果、難
燃剤として、ハロゲン化ポリカーボネ−ト樹脂オリゴマ
ーもしくはハロゲン化エポキシ樹脂という特定の難燃剤
を用いるごとにより、耐熱性や誘電特性の周波数依存性
の劣化が大きく解消されることを見いだし、本発明を完
成させるに至った。
ずなわぢ、本発明は、ポリフェニレンエーテル樹脂(A
)、多官能性マレイミド(B)、多官能性シアン酸エス
テル(C)、およびエポキシ樹脂(D)を必須成分とす
る硬化性樹脂組成物に、難燃剤として、ハロゲン化ポリ
カーボネート樹脂オリゴマーもしくはハロゲン化エポキ
シ樹脂を配合してなる難燃性の硬化性樹脂組成物である
以下、本発明について説明する。
本発明のA成分のポリフェニレンエーテルは、従来公知
のポリフェニレンエーテル樹脂であれば良い。ここに、
ポリフェニレンエーテルと&J、2−低級アルキル置換
の3−又は6−位を低級アルキルで置換若しくは無置換
した単官能性のフェノール類、f列えば、2,6−ジメ
チルフェノールルフェノール、2,6−ジプロピルフェ
ノール、2〜メチル−6−エチルフェノール、2−メチ
ル−6−プロピルフェノール、2−エチル−6−プロピ
ルフェノール、m−クレゾール、2,3−ジメチルフェ
ノール、2,3−ジエチルフェノール、2,3−ジエチ
ルフェノール、2−メチル−3−エチルフェノール、2
−エチル−3−メチルフェノール、2−エチル−3−プ
ロピルフェノール、2−プ1ノビルー3ーメチルフェノ
ール、2−プロピル−3−エチルフェノール、2,3.
6− トリメチルフェノール、2.、’i,6ー1リエ
チルフェノール、2.3.6−ドリプロビルフlノール
、2,6−シメチルー3−エチルフェノール、2.6−
シメチルー3−プロピルフェノールなどの−・捧若しく
は二種以上を重縮合して得られるものであり、例えば、
ポリ (2,6−シメチルー1,4−フエニl/ン)コ
ニ−チル、ポリ (2,6−ジエチル−1,4ーフア.
ニレン)エーテル、ポリ (2.6−ジプロビルーLi
−フェニレン)エーテル、ポリ (2−メチル−6−エ
チル−1.4ーフエニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−ブロビルーL4ーフェニレン)エーテル、ポリ
(2−エチル−6−ブロビルー1,4−フェニレン)エ
ーテル、2.6−ジメチルフェノール/2。
3、6−ドリメチルフエノール共重合体、2.6−ジメ
チルフェノール/2.3.6−1−リエチルフェノール
共重合体、2,6−ジエチルフェノール/2’,3.6
−)リメチルフェノール共重合体、2.6−ジプロビル
フエノール/2,3.6−)リメチルフェノール共重合
体などが挙げられる。これらなかで、ポリ (2,6−
シメチルー1,4−フェニレン)エーテル、2,6−シ
メチルフエノール/2,3.6−)リメチルフェノール
共重合体が好ましい。
本発明のB成分の多官能性マレイミドとして好適なもの
は下記一般式(1) (式中、Rは2価以上、通常5価以下の芳香族または脂
環族性有機基、xl、ガは水素、ハロゲン、またはアル
キル基であり、mは通常2〜5の整数である。) で表される化合物である。上式で表されるマレイミド類
は無水71/インM類とアミノ基を2〜5(11iI含
有するポリ)・ミソ類とを反応させマレアミド酸を調整
し、次いでマレアミド酸を脱水環化させるそれ自体公知
の方法で製造することができる。用いるポリアミン類は
芳香族ポリアミンであることが最終樹脂の耐熱性等の点
で好ましいが、樹脂の可撓性や柔軟性が望ましい場合に
は、脂環族アミンを単独或いは組合せで使用してもよい
。又、ポリアミン類は第一・級アミンであることが反応
性の点で望ましいか、第一級アミンも使用できる。好適
なアミン11としては、メタまたはパラフェニレンジア
ミン、メタまたはパラキシリレンジアミン、1,4−ま
たは1,3−シクロヘキサンジアミン、ヘキ号ヒドロキ
シリしノンジアミン、4.4′−ジアミノビフェニル、
ビス(4−アミノフェニル)メタン、ビス(4−アミノ
フェニル)エーテル、ビス(4−アミノフェニル)スル
ホン、ビス(4−アミノ−3−メチルフェニル)メタン
、ビス(4−アミノ−3.5−ジメチルフェニル)メタ
ン、ビス(4−アミノフェニル)シクロヘキサン、2,
2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−アミノ−3−メチルフェニル)プロパン、2,
2−ビス(4−アミノル3−クロロフェニル)プロパン
、ビス(4−アミノ−3−クロ1コフエニル)メタン、
2,2−ビス(4−アミノ−3,5−ジブロモフェニル
)プロパン、ビス(4−7ミノフエニル)フェニルメタ
ン、3,4−ジアミノフェニル−4−アミノフェニルメ
タン、I+1−ビス(4−アミノフェニル)−1−フェ
ニルエタン、ヘンゾグアナミン、およびsym−)リア
ジン環をもったメラミン類、アニリンとホルマリンとを
反応させてヘンゼン環をメチレン結合で結んだポリアミ
ン類等である。
本発明においては、上述した多官能性マレイミドは、所
謂モノマーの形で使用する代わりにプレポリマー、上記
アミンとのプレポリマーの形で用いることもできる。
本発明の硬化性樹脂組成物のC成分の多官能性シアン酸
エステルとして好適なものは、下記一般式(2) %式%(2) (式中のnは2以上、通常5以下の整数であり、Rは芳
香族の有機基であって、上記シアナト基は該自機基の芳
香環に結合しているもの) で表される化合物である。具体的に例示すれば1゜3−
又は1,4−シアナトフェニル、1,3.5−トリシア
ナトベンゼン、1.3−.1.’4−、L6−.1.8
−.2.6−又は2゜7−ジシアナトナフタレン、1,
3.6−)リシアナトナフタレン、4,4−ジアミノフ
ェニル、ビス(4〜ジシアナトフγ、ニル)メタン、2
,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン、2,2
−ビス(3,5−ジクロロ−4−シアナトフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−シアナ
トフェニル)プロパン、ビス(4−シアナトフェニル)
エーテル、ビス(4へシアナトフェニル)チオエーテル
、ビス(4−シアナトフェニル)スルホン、トリス(4
−シアナトフェニル)ホスファイト、トリス(4−シア
ナトフェニル)ホスファイト、およびノボラックとハロ
ゲン化シアンとの反応により得られるシアン酸エステル
などである。これらのほかに特公昭41−1928、同
43−18468、同44−4791 、同45−11
712、同46−41112、同47−26853およ
び特開昭51−63.1443などに記載のシアン酸エ
ステルも用いうる。
また、上述した多官能性シアン酸エステルを鉱酸、ルイ
ス酸、炭酸ナトリウム或いは塩化リチウム等の塩類、ト
リブチルホスフィン等のリン酸エステル類などの存在下
に重合させて得られるプレポリマーとして用いることが
できる。これらのプレポリマーは、前記シアン酸エステ
ル中のシアン基が三量化することによって形成されるs
ym−)リアジン環を、一般に分子中に有している。本
発明においては、数平均分子量300〜6,000の前
記プレポリマーを用いるのが好ましい。
更に、上記した多官能性シアン酸エステルはアミンとの
プレポリマーの形でも使用できる。好適に用いうるアミ
ンとしては、前記したB成分の(1)の原料として例示
したアミン類が具体例として示される。
むろん、上述した多官能性シアン酸エステル、そのプレ
ポリマー、およびアミンとのプレポリマーは混合物の形
で使用できる。
本発明の1)成分のエポキシ樹脂とは、分子中にエポキ
シ基をニー個以−ト有するエポキシ化合物とは、公知の
エポキシ樹脂でよいが、代表的な例としては、グリシジ
ルエーテル型、グリシジルエステル型、グリシジルアミ
ン型、鎖状脂肪族エポキサイド型、脂IM族エポキサイ
ド型などを挙げることができる。1寺”13二、グリシ
ジルエーテル樹脂では、ビスフェノールへのグリシジル
エーテル顛(ヒ゛スフ丁ーノールAタイプ)、フェノー
ルノボラックのグリシジルエーテル(フェノールノボラ
ックタイプ)などが代表的であり、入手が容易で、且つ
、本発明の目的に適した性能を示すものである。また、
フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテ
ルその他等のモノエポキシ化合物を併用することは、作
業性を向上させる効果がある。
本発明のA,L3、C及びD成分を必須成分とする硬化
性樹脂組成物に、難燃剤としてハロゲン化ポリカーポネ
ー)・樹脂オリゴマーもしくはハロゲン化エポキシ樹脂
を配合する。
ここにハロゲン化ポリカーボネート樹脂オリゴマーとは
、核ハロゲン置換の4,4′−ジヒドロキシジフェニル
アルカン(ハロゲン化ビスフェノール)単独若しくはこ
れとビスフェノールとをホスゲン若しくはカーボネート
プレカーサーと反応させて得られる分子末端を核ハロゲ
ン化フェノールやフェノールで停止したもの若しくはO
H末端である、通常、重合度2〜15程度のポリカーボ
ネート樹脂オリゴマーであり、ハロゲン化ビスフェノー
ルとして、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
ブロモフェニル)プロパン(TBA )を、ビスフェノ
ールとして2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(=ビスフェノールA)を、末端停止剤として2
゜4.6−1−リブロモフェノール(TBP )や4−
terL−ブチルフェノールを使用したものなどであり
、特に、TBP末端のTBAホモオリゴマーが好ましい
又、ハロゲン化エポキシ樹脂とは、ハロゲン化ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂(TBAのグリシジルエーテル
)、および核ハロゲン化フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂が例示され、特に、難燃性や耐熱性の面からは、
核ブロム化フェノールノボラック型エポキシ樹脂がよい
以上のA、B、C1及びD成分と、ハロゲン化ポリカー
ボネート樹脂オリゴマーもしくはハロゲン化エポキシ樹
脂を配合する方法としては、室温もしくは加温下に、所
定量の全成分をA成分のポリフェニレンエーテルの溶媒
で、且つ、C,D成分などと実質的に不活性な溶媒、例
えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素に単に混合する方法;A成分の溶液に、B、C,D
及び本発明の難燃剤を単に混合する方法;混合後、所望
により触媒を添加し予備反応させる方法;A成分の溶液
に、I3、C,D及び本発明のH燃剤の予備反応物を混
合する方法;さらに混合後、予備反応する方法などによ
り溶液を調製する方法、これらの溶液から溶媒を除去し
、無溶剤の固形もしくは粉体樹脂とする方法;A成分の
微粉体を用い、これに、B、C,D及び本発明の難燃剤
を溶融混合する方法などによって調製する。
又、各成分の使用量比は特に限定されないものであるが
、一般にA成分2〜95重量%、B成分1〜85.ii
量%、C成分1〜95重量%、D成分1〜60重量%の
範囲であり、難燃性の要求から、本発明の難燃剤として
ハロゲン化ポリカーボネート樹脂オリゴマーもしくはハ
ロゲン化エポキシ樹脂を全組成成分の10重量%〜50
重量%、ハロゲン原子の量として 5重量%〜20重量
%、好ましくは6重量%〜8重量%の範囲で配合する。
また、予備反応する場合の触媒としては、過酸化ベンゾ
イル、ラウロイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、カプリルパー1−キサイF、アセチルパーオキサ
イド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、ジーte
r t−ブチル−ジ−バーフタレート、クメンハイドロ
パーオキサイド、LL−ビス(tert−ブチルパーオ
キシ)シクロヘキサン、過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウム、過ホウ酸ナトリウムなどの過酸化物;ナフテン
酸鉛、ステアリン酸鉛、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸亜
鉛、オレイン酸銀、ジブチル錫マレート、ナフテン酸マ
ンガン、ナフテン酸コバルト、アセチルアセトン鉄、ア
セチルアセI・ン銅、アセチルアセトン亜鉛、アセチル
ア゛セトンチタニウム、エチルアセチルアセトンチタニ
ウムなどの有機金属塩;テトラブチルチタネート、テト
ライソプロピルチタネート、テトラステアリルチタネー
トなどのアルコキシチタネートi SnC+4 、Zn
Cl2 、AlCl3などの無機金属塩などの−・種も
しくは二種以上を全樹脂成分の0.001〜2重量%程
度使用し、温度60〜300℃の範囲で行う。
本発明の難燃性の硬化性樹脂組成物はそれ自体加熱によ
り硬化するが硬化を促進する目的で、通常、熱硬化触媒
もしくは硬化剤を用いる。これらとしては、2−メチル
イミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプ
タデシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2
−エチル−4−メチルイミダゾール、1−7\ンジルー
2−メチルイミダゾール、■−プロピルー2.メチルイ
ミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−2−エチルイミダゾール、■−
シアノエチルー2−ウンデシルイミダゾール、■−シア
ノエチル−2−フエニルイミダゾール、1−シアノエチ
ル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、■−グアナ
ミノエチルー2−メチルイミダゾールで例示されるイミ
ダゾール類、さらには、これらのイミダゾール類へのカ
ルボン酸もしくはその無水物類の付加体など、N、N−
ジメチルベンジルアミン、N、N−ジメチルアニリン、
N。
N−ジメチルトルイジン、N、N−ジメチル−p−アニ
シジン、p−ハロゲノ−N、N−ジメチルアニリン、2
−N−エチルアニリノエタノール、トリーn−ブチルア
ミン、ピリジン、キノリン、N−メチルモルボリン、ト
リエタノールアミン、トリエチレンジアミン、N、N、
N’、N’−テトラメチルブタンジアミン、N−メチル
ピペリジンなどの第3級アミン類;フェノール、キシレ
ノール、クレゾール、レゾルシン、カテコール、フロロ
グリシンなどのフェノール頬;前記した予備反応に使用
触媒として例示した過酸化物、有機金属塩、無機金属塩
、アルコキシチタネートなど;無水マレイン酸、無水フ
タル酸、無水ラウリル酸、無水ピロメリット酸、無水ト
リメリット酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒド
ロ無水トリメリット酸、ヘキサヒドロ無水ピロメリット
酸などの酸無水物;さらには、アゾビスイソブチルニト
リルなとのアゾ化合物類やエポキシ樹脂の硬化触媒など
が挙げられる。これら触媒の添加量は、一般的な意味で
の触媒量の範囲で充分であり、例えば全成分に対して5
wt%以下の量で使用されればよい。
本発明の難燃性の硬化性樹脂組成物には、組成物本来の
特性が損なわれない範囲で、所望に応じて種々の添加物
を配合することが出来る。これらの添加物とし゛(は、
天然または合成の樹脂類として、ロジン、シェラツク、
コーパル、油i4’lロジンなどの天然物、単官能又は
多官能性ヒドロキシ化合物の(メタ)アクリル酸のエス
テル、(メタ)アクリル酸のエポキシエステル、(メタ
)アクリル酸のアルうニルエステルなどの(メタ)アク
リル酸のエステル及びそれらのプレポリマー;ジアリル
フタレ−1・、ジビニルベンゼン、ジビニルベンゼン、
トリアルゲニルイソシアヌレートなどのポリアリル化合
物及びそのプレポリマー;ジシクロペンタジェン及びそ
のプレポリマー;フェノール樹脂;ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルアセクール、ポリビニルブチラールなど
のポリビニルアセクール樹脂;フェノキシ樹脂;0■基
もしくはC0OH基をもったアクリル樹脂;シリコン樹
脂;アルキッド樹脂;石油樹脂;ポリブタジェン、ブタ
ジェン−アクリロニトリル共重合体、ポリクロロプレン
、ブタジェン−スチレン共重合体、ポリイソプレン、ブ
チルゴム、天然ゴムなどの低分子量液状〜高分子量のe
lasticなゴム類;ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブテン、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルフェ、゛−ル、A
S樹脂、ABS樹脂、MBS樹脂、ポリ−4−フッ化エ
チレン、フッ化エチレン−プロピレン共重合体、4−フ
ッ化エチレンー6−フン化エチレン共重合体、フッ化ビ
ニリデンなどのビニル化合物重合体類;ポリスルボン、
ポリエステル、ナイロン、ポリイミド、ポリアトイミド
、ポリエステルイミドなどの高分子量ポリマー及びそれ
らの低分子量プレポリマーもしくはオリゴマーが例21
〈され適宜用いられる。又、補強材や充填剤として、ク
ロス、ロービングクロス、チョップトマソト、ザーフェ
ーシングマントなどの各種ガラス4J1石英ガラス布、
カーボン繊維布、その他アス・\スト、ロックウール、
スラグウールのような無ta質繊維、全芳香族ナイロン
布、ガラス繊維と全芳香族ナイロン繊維との混紡布、ア
クリル、ビニにtン、ポリエステル、ナイロン、ポリイ
ミドなどの合成繊維布、綿布、麻布、フェルト、クラフ
ト紙、コツトン紙、紙−ガラス混紡紙、セミカーボン繊
維布など、並びにこれら布・紙を構成する繊維のチョッ
プなど;ガラス粉、ガラス球、シリカ、アルミナ、シリ
カアルミナ、水酸化アルミニウム、アスベスト、炭酸カ
ルシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ灰石、カーボンブラ
ック、カオリンクレー、焼成カオリン、マイカ、タルク
、アルミニウム、銅、鉄、酸化鉄、合成雲母、天然雲母
、半導体こ窒化硼素、その他のセラミックス、その他種
々のものがあげられる。これらの他にも樹脂の添加剤と
して公知の染料、顔料、増粘剤、滑剤、カンプリング剤
など各種添加剤が、所望に応じて適宜組合せて用いられ
る。
以上詳細に説明した本発明の難燃性の硬化性樹脂組成物
の硬化温度は、硬化剤や触媒の有無、組成成分の種類な
どによっても変化するが、通常100〜300℃の範囲
で選ばれればよい。又、成形品、積層品、接着構造物等
の製造に際しては圧力を加えることが好ましく、一般的
に言って、0.1〜5QOkg/caの範囲で適宜選択
される。
〔実施例〕
以下、実施例、比較例によって本発明をさらに具体的に
説明する。尚、実施例、比較例中の部は特に断らない限
り重量部である。
実施例−1〜5及び比較例−1〜3 1βのガラス製のオートクレーブに、2,6−シメチル
フエノール/2,3.6−)リメチルフェノール共重合
体(モル比9515粘度〔η) −0,52at25℃
クロロホルム、以下、PPEという)、ビス(4−マレ
イミドフェニル)メタン(以下、B旧という) 、2.
2−ヒス(4−シアナトフェニル)プロパンのプレポリ
マー(数平均分子量 約3000、以下、CN3八とい
う)およびビスフェノールAタイプエポキシ樹脂(商品
名;エピコート 828  油化シヱルエボキシ@製、
以下、EPBAという)を第1表に示した量仕込み、こ
れに難燃剤として、TBP末端ブロム化ポリカーボネー
I・樹脂ホモオリゴマー(平均重合度5 、以下F R
OPという)、ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹
脂(商品名;IEsB−1100、住人化学@製)、ブ
17ム化フェノールノボラック型エポキシ樹脂(商品名
i BREN−5、日本化薬■製)、ヘキサブロモジフ
ェニルエーテル(以下、BrHPという)又はブロム化
ポリスチレン(以下、BrPSという)、触媒として、
ジーtert−ブチルパーオキサイド(以下、DTPO
という)、オクチル酸亜鉛(以下、0CZNという)、
および溶媒として、トルエン230部を加え、攪拌溶解
し、液温を105〜110℃で60分間予備反応した。
尚、−ブロム化ポリスチレンは高分子である為、難燃化
可能な量添加出来なかった。
この予備反応溶液にガラス織布を含浸し、120℃で1
0分間乾燥してプリプレグとした。
このプリプレグを8枚重ね、両面に厚さ35μの電解銅
箔を配して、温度175℃、圧力40kg/cnlで2
時間積層成形し、厚み1.61の銅張積層板を得た。こ
の積層板のガラス転移温度はいずれも160℃〜200
℃の範囲にあった。
この積層板の試験結果を第1表に示した。
なお、燃焼試験は、この積層板から、長さ 127鮪、
中 12.7m++7)試験片を切り出し、LIL−9
4+7)試験法に準じて行った。
実施例−7 実施例−4において、触媒成分を加えずに液温を105
〜110℃として十分に攪拌混合した後、触媒を混合し
てフェスを調製する他は同様とした。
結果を第1表に示した。
〔発明の作用及び効果〕
以上の実施例及び比較例から明らかな如く、本発明の特
定の難燃剤が、その優れた電気特性を劣化させることが
少なく、難燃性をもった高電気特性の積層板等を提供可
能とするものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリフェニレンエーテル樹脂(A)、多官能性マレイミ
    ド(B)、多官能性シアン酸エステル(C)、およびエ
    ポキシ樹脂(D)を必須成分とする硬化性樹脂組成物に
    、難燃剤として、ハロゲン化ポリカーボネート樹脂オリ
    ゴマーもしくはハロゲン化エポキシ樹脂を配合してなる
    難燃性の硬化性樹脂組成物。
JP12819084A 1984-06-21 1984-06-21 難燃性の硬化性樹脂組成物 Pending JPS617331A (ja)

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