JPS6143958Y2 - - Google Patents

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JPS6143958Y2
JPS6143958Y2 JP15962480U JP15962480U JPS6143958Y2 JP S6143958 Y2 JPS6143958 Y2 JP S6143958Y2 JP 15962480 U JP15962480 U JP 15962480U JP 15962480 U JP15962480 U JP 15962480U JP S6143958 Y2 JPS6143958 Y2 JP S6143958Y2
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JP
Japan
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valve
air
valves
pressure
upstream
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JP15962480U
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JPS5783251U (ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関のアイドル回転制御弁に係
り、特に、2バルブ方式の比例ソレノイド空気弁
に関する。従来、特開昭55−87837号公報にみら
れるようにアイドル回転を制御するアクチユエー
タとして、1バルブ式の比例ソレノイド空気弁が
知られている。しかし、本空気弁はエンジン吸入
負圧がバルブシート部に直接作用するため、バル
ブの開閉を行なわせるには圧力に打ち勝つソレノ
イドが必要となる。しかも制御する空気量を多く
すればするほどバルブ径も大きくなり、増々バル
ブ制御力を大きくしなければならない。従つて、
ソレノイドも大きくなる欠点を有している。その
ため、吸入負圧の影響を少なくした2バルブ方式
が考案されている。その中で構造上簡単なものと
して同一軸にバルブを2個設けた方式が考案され
ているが、同一軸で同径の2バルブは方式は理論
上製作が不可能である。そのため違径のバルブが
考案されているが吸入負圧の影響を受け、ソレノ
イドコイルに同一電流を流しても圧力が変わると
バルブストロークが変わり、制御空気量も変わる
という欠点を有していた。
本考案の目的は、エンジン吸入負圧による影響
を解消した比例ソレノイド空気弁を提供すること
にある。
その手段として、バルブに作用する圧力をオリ
フイスによつて制御し、バルブに圧力が直接作用
しない構造にしたものである。
以下、一実施例を第1図によつて説明する。2
バルブ方式の比例ソレノイド空気弁は、バルブ本
体1とソレノイド部2から成り、ソレノイド部2
は、ソレノイドコイル3、プランジヤ4、スプリ
ング5で構成されている。バルブ本体1は、バル
ブ6、弁座a7、弁座b8、及び調整オリフイス
9、リターンスプリング10から成り、さらに、
バルブ本体1にパイプa11、パイプb12が接
続されている。また、弁座7と8はバルブ6を組
込む上で弁座a7の方が直径が大きくなつてい
る。
流体の流れは、パイプa11からパイプb12
へと流れる。
作動はソレノイドコイル3に通電しないときは
リターンスプリング10の力によつてバルブ6は
閉じられているが、ソレノイドコイル3に電流を
流すと磁力によりプランジヤ4が作動する。プラ
ンジヤ4の端部にはバルブ6の軸の端部がリター
ンスプリング10の力によつて接しており、プラ
ンジヤ4の動きが直接バルブ6の動きとなる。し
たがつて、通電するとバルブ6は開く方向に作動
する。作動ストロークは電流量によつて決まる。
従つて電流を制御すれば空気量の制御が可能とな
る。
電流と空気流量の関係はバルブ6の形状によつ
てきまるが、第2図に従来の特性曲線を示す。こ
れからも明らかなように同一電流でも吸入圧力の
違いにより空気流量も異なつている吸入負圧が
300mmHg以上のときは空気流速が音速以上となり
空気流量は変化しないはずである。この現象はア
イドル運転時に回転変動が生じたとき、たとえ
ば、回転が下がつたとき吸入負圧もまた、変動し
下がるので、バルブ特性上空気流量が少なくな
る。そのため、回転低下を増々大きくする欠点と
なつている。空気流量変化の要因は、弁座7側の
バルブと弁座8側のバルブに作用する力が違うた
めで、弁座7側のバルブには負圧によつて開く方
向に、弁座8側のバルブは閉じる方向に力が作用
する。弁座に作用する力は、π(d)/4・P
で表わせる。ここに d=弁座直径 P=弁前後の圧力差 を示す。したがつて、弁座前後の圧力差は同じで
あるから弁座直径が違うと力の差が生じる結果と
なる。
そこで本考案は、調整オリフイス9によつて、
弁座径の差だけ、吸入圧力によつて生じる圧力差
Pを減衰させるようにしたものである。弁座7に
空気の流れが生じると調整オリフイス9の前後に
は P0=(Qa/π/4(d022/2g ここに、P0=調整オリフイス前後の圧力差 Qa=空気流量 d0=オリフイス直径 g=加速度 の圧力減衰が生じる。したがつて、弁座7に作用
する力は、(P−P0)となり圧力減衰分だけ弱くな
る。この圧力減衰量を調整オリフイスd0を適正な
値となるように適合し、弁座7側のバルブに作用
する力を近似的にバランスするようにしたもので
ある。
本考案になる比例ソレノイド空気弁の特性を第
2図に示す。図において実線は従来の特性、破線
は本考案の特性である。
以上のように、本考案によれば圧力バランスが
とれるので吸入負圧変化によるバルブストローク
の変化がなくなる効果が得られる。したがつて、
ソレノイドコイルも小さくできるので小型でコン
パクトな比例ソレノイド空気弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である比例ソレノイ
ド空気弁の断面図、第2図は吸入圧力と空気流量
との関係を示す線図である。 1……バルブ本体、2……ソレノイド部、3…
…ソレノイドコイル、4……プランジヤ、5……
スプリング、6……バルブ、7……弁座a、8…
…弁座b、9……調整オリフイス、10……リタ
ーンスプリング、11……パイプa、12……パ
イプb。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関吸気路に設けた絞り弁をバイパスするバイ
    パス通路に介装され、このバイパス通路を通る空
    気量を制御して機関の回転を制御する空気弁であ
    つて、同軸上に直径の異なる二つのバルブを備
    え、両バルブの上下流面に作用する差圧によつて
    両バルブに生じる力を打ち消し合うように構成し
    たものにおいて、前記バルブのうち直径が大きい
    側のバルブの上下流面に作用する差圧が直径が小
    さい側のバルブの上下流面に作用する差圧よりも
    小さくなるように、直径が大きい側のバルブを通
    る空気の流通路に調整オリフイスを設けたことを
    特徴とする空気弁。
JP15962480U 1980-11-10 1980-11-10 Expired JPS6143958Y2 (ja)

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JP15962480U JPS6143958Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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JP15962480U JPS6143958Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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Publication Number Publication Date
JPS5783251U JPS5783251U (ja) 1982-05-22
JPS6143958Y2 true JPS6143958Y2 (ja) 1986-12-11

Family

ID=29518639

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JP15962480U Expired JPS6143958Y2 (ja) 1980-11-10 1980-11-10

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60216040A (ja) * 1984-04-11 1985-10-29 Hitachi Ltd アイドル制御装置
JP2015105929A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 株式会社東芝 電磁流量計

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Publication number Publication date
JPS5783251U (ja) 1982-05-22

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