JPH0324949Y2 - - Google Patents

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JPH0324949Y2
JPH0324949Y2 JP1984061248U JP6124884U JPH0324949Y2 JP H0324949 Y2 JPH0324949 Y2 JP H0324949Y2 JP 1984061248 U JP1984061248 U JP 1984061248U JP 6124884 U JP6124884 U JP 6124884U JP H0324949 Y2 JPH0324949 Y2 JP H0324949Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は流体の流量を制御する流体制御電磁弁
に関するものである。
〔従来技術〕
従来のこの種の制御弁の特性(電磁コイルに印
加する電流1と制御される流体の流量Qの関係)
は、第1図の非通電時全閉式、及び第2図の非通
電時全開式が知られているが、これらの制御弁を
エンジンのアイドル回転補正用空気制御弁等とし
て使用する場合、前者の非通電時全閉式では、コ
イル断線時には、流入ポートと流出ポートとの間
の連通が遮断され、空気が流通しなくなり、エン
ジンが停止してしまう。またバルブ氷結時には流
入ポートと流出ポート間の連通が許容されずエン
ジンの始動困難という問題がある。さらに、後者
の非通電時全開式では、氷結時の始動性の問題は
ないもののコイル断線時に流入ポートと、流出ポ
ート間が過度に連通し、空気が過度に流入してエ
ンジン回転が上昇してしまうという問題がある。
また、寒冷地等で使用される場合等を考慮して
可動弁部の氷結を防止する電磁式流量制御弁が提
案されている。例えば特開昭58−113679に開示さ
れるように、入口ポートと出口ポートの連通を制
御する常閉の第1の弁の他に、通常時両ポート間
の連通を許容し第1の弁が開作動するにつれて閉
じる第2の弁を配設し、その第2の弁と出口ポー
ト間に所定流量を許容する通路を設けた制御弁が
提案されている。
ところが、この制御弁には次の問題がある。ま
ず、断線等が発生し電磁コイルに電流が印加され
ない時(以下、非通電時と呼ぶ)に、この制御弁
の出口ポートに高負圧がかかると、第1の弁と第
2の弁の有効径が等しくないので第2の弁が吸引
され固定弁座に当接するため、所定の流量を許容
することが不可能となる。また、一度弁座に当接
し流路を遮断した第2の弁を開弁する際、出口ポ
ートに高負圧がかかつていると、その負圧の影響
を受けて第2の弁が開弁しないという問題があ
る。
〔考案の目的〕
本考案は上記の点に鑑みてなされるものであ
り、その目的は可動弁部の氷結による作動不良を
防止すると同時に、非通電時においても所定の流
量を保障し、且つ通電時においては可動弁部と弁
座との離合を良好にすることにある。
〔実施例〕
次に本考案の実施例について説明する。
第3図は本考案の縦断面図、第4図は要部断面
図、第5図は本考案の特性を示す特性図である。
ハウジング1には吸気入口ポート11及び排気
出力ポート12が設けられている。両ポート間に
設けられたリング弁50と、シヤフト8の先端に
取付けられたデイスク弁7と、このデイスク弁7
とブツシユホルダ5との間にシヤフト8と同軸状
に配置されたベローズ2とが、主に制御弁部をな
す。デイスク弁7の外周部分には、弾性体である
ゴム72が接着されており、弁座として機能する
リング弁50とデイスク弁7との当接は弾性的に
受承される。デイスク弁7は、フランジ部を有す
るシヤフト8上にベロホルダ6とともに嵌合さ
れ、取付けられている。またシヤフト8には、ベ
ローズ2の内部に入口ポート側の圧力を導くため
の切欠き81が設けられている。デイスク弁7は
アジヤストスクリユ43によつて保持されるスプ
リング9によつて左方向に付勢されている。な
お、第3図の図示原位置においてはリング弁50
に着座し、可動鉄芯34が所定値だけ左方へ移動
したときリング弁から離れる。
リング弁50は、その一端で常時スプリング5
5によつて図示左方へ付勢されているが、非通電
時は第3図の図示位置に維持される。リング弁5
0は第1のフランジ部すなわち弁座部51aを有
する円筒部をなす第1リング部51と、第1リン
グ部51の一端に嵌合され第2のフランジ部とな
る第2リング部52とからなり、ハウジング1の
環状突起部13の内側に配置されている。第1リ
ング部51の外径DRは、ハウジング1の環状突
起部13の内径DHより小さく、非通電時におい
て両者の間には入口ポート11と出口ポート12
との連通を許容する第2の連通をなす間隙54が
形成される。ここで第1リング部51の外周面に
は、図示されてない突部が数ケ所設けられてお
り、この突部はハウジング1の環状突起部13の
内面と摺接している。このため、リング弁50の
径方向の移動は規制されている。またハウジング
1の環状突起部13にはテーパ面13aが形成さ
れ、第2リング部52の一部にもテーパ面52a
が形成されている。この両テーパ面13a,52
aが当接すると、前記間隙54を介して流れる流
体を遮断するシール面を形成する。
ここで、ベローズ2の有効径をDB、デイスク
弁7の弾性状の有効径をDVとすると、その関係
はDV=DBになつており、これは弁部における圧
力変化の影響をキヤンセルするものである。ま
た、第2リング部52のテーパ部52a及びハウ
ジング1の環状突起部13のテーパ部13aの有
効径をDSとすると、前者との関係はDV=DB=DS
になつている。このため、流体の圧力によりデイ
スク弁7とリング弁50とにかかる弾圧力は、ベ
ローズ2内にある流体の圧力によつて弾圧力と等
しくなる。したがつて、可動鉄芯34と連動し
て、デイスク弁7とリング弁50を移動する場合
は、流体圧力による影響をうけず両者を容易に移
動することができる。
またベローズ2の一端に形成されたフランジ部
21は、ハウジング1に圧入されたブツシユホル
ダ5により気密的に固定されている。ベローズ2
の端面22は、デイスク弁7に設けられた弾性体
のゴム71を介して、気密的にデイスク弁7と当
接している。
ソレノイドヨーク30とマグネチツクプレート
31は、ハウジング1に圧入固定されたマグネチ
ツクプレート32によつてブツシユホルダ5に押
しつけられ固定される。マグネチツクプレート3
2の中心部には固定鉄芯33が圧入固定され、可
動鉄芯34はシヤフト8に圧入固定され、固定鉄
芯33を囲む様にボビン35が設けられる。ボビ
ン35には電流コイル36が巻かれ、このコイル
36はターミナル37を介してコネクタピン38
につながれている。又固定鉄芯33とブツシユホ
ルダ5の中心部には軸受39,40が設けられて
おり、これによりシヤフト8を支持している。シ
ヤフト8の他端は、スプリングホルダ41を介し
てスプリング42で押しつけられる。
以上の3ケ所のスプリング9,55,42は他
端をアジヤストスクリユ43,44で押しつけら
れ保持されている。
上記の構成において作動を説明する。
非通電時には、シヤフト8とベローホルダ6と
ベローズ2の端面22とデイスク弁7とリング弁
50は、3ケ所のスプリング9,42,54の力
に釣り合う位置で静止している。この時、デイス
ク弁7のゴム72とリング弁50の弁座部51a
とが当接し、デイスク弁とリング弁50との間を
通つて流れる流路(第1の連通)を遮断してい
る。そのため、入力ポート11からの流体はハウ
ジング1の環状突起部13の内周とリング弁50
の第1リング部51の外周で形成された所定流量
を許容する間隙54から出口ポート12へと流出
する。これは第5図において、α点である。
次に電磁コイル36に電流が印加されると、磁
界は固定鉄芯33からマグネチツクプレート3
2、ヨーク30を介し、さらにマグネチツクプレ
ート31から可動鉄芯34を通つて固定鉄芯33
へのループを形成し、吸引力が可動鉄芯34に作
用し図中左方へ移動する。そして、これに連動し
てシヤフト8とベローズ2の一端面22とデイス
ク弁7とリング弁50とがスプリング9と42と
55の力に釣り合う位置まで移動する。するとリ
ング弁50の第2リング部52のテーパ面52a
と、ハウジング1に設けられた環状突起部13の
テーパ面13aとの距離が次第に減少し、ここか
ら間隙54を通つて流れる流体の流量は減少す
る。そして可動鉄芯34が第1の所定位置に移動
すると、リング弁50のテーパ面52aと環状突
起部13のテーパ面13aが接触し、間隙54を
通つて流れる流体の流量が零となる。従つて、入
口ポート11と出口ポート12間の連通流量が零
となる。これは第5図においてβ点である。
次に両テーパ面52a,13aが接触した後さ
らにコイル36に大きな電流を印加すると、より
吸引力が増大し、可動鉄芯34はさらに左方へ移
動する。そして、これに連動してデイスク弁7が
移動し、デイスク弁7はリング弁50の弁座部5
1aより離間する。つまり、デイスク弁7とリン
グ弁50との間の第1の連通が導通することにな
る。そして、デイスク弁7とリング弁50との間
の隙間は印加電流に比例し、デイスク弁7はスプ
リング9と42の力に釣り合う位置まで移動す
る。従つて入力ポート11からの流体は、デイス
ク弁7の弾性体72とリング弁50の弁座部51
aの間隙部から出力ポート12へと流出する。こ
のようにリング弁50とハウジング1のテーパ部
13a,52aが接触した後、電流を増大させる
と、デイスク弁7の弾性体72とリング弁50の
弁座部51aとの間隙部の開口面積も増大し、そ
れにともない流体の流量も増大する。これは第5
図においてγ点をふくむ直線部に相当する。
この流体制御弁は例えばエンジンの吸気系に大
気の導入を行う制御弁として用いることができ、
その場合種々のエンジン条件により、コイルに印
加される電流値を制御することにより供給空気量
をコントロールすることが可能である。このとき
本制御弁を出力ポート12をエンジンのスロツト
ルバルブと燃焼室間に当接し、入力ポート11を
スロツトルバルブとエアクリーナ間に接続しエン
ジンの吸入空気量をコントロールする。例えばこ
れが冬期−30℃雰囲気で放置されたとき、デイス
ク弁7とリング弁50、リング弁50の図示され
ない突部とハウジング1の環状突起部13との摺
動部及びシヤフト8とブツシユ39,40の摺動
部が氷結したとする。ところが、エンジン始動
時、このように本制御弁が作動しない場合でも、
リング弁50とハウジング1環状突起部13の間
にはエンジン始動可能な吸入空気量を確保する間
隙を有しており始動困難に陥ることはなく、始動
後暖機が進めば氷結は解除し、正常な作動に復帰
する。また、走行中あるいは停止中に、何らかの
異常でコイルに通電不能となり、デイスク弁7と
リング弁50が全閉状態に陥つても、前記間隙に
より入口ポート11と出口ポート12の連通は許
容されており前記同様エンストしないだけの吸入
空気量が確保され、走行に支障をきたすことはな
い。尚、本実施例のようにエンジンの吸入空気量
コントロールとして本制御弁を使用する場合、エ
ンジンの吸入負圧変化が本制御弁の作動に影響し
ないようにすることが重要である。そのため本制
御弁においてはベローズ2の有効径DBと、デイ
スク弁7の弾性体72の有効径DVと、リング弁
50のテーパー部52aとハウジング1のテーパ
ー部13aとの接触部有効径DSとの関係をDB
DV=DSとすることで圧力変化の影響を全く無視
できるようにしている。すなわち、デイスク弁7
とリング弁50とにかかる流体圧による弾圧力
は、ベローズ2内にある流体の圧力によつて生じ
る弾圧力によつて相殺されている。このため、リ
ング弁50のテーパ部52aとハウジング1のテ
ーハ部13aが接触した状態で入口ポートに高負
圧がかかつても、リング弁50は良好に移動する
ことができる。また、非通電時において、入口ポ
ート11に高負圧がかかつた場合においても、リ
ング弁50は圧力の影響をうけず、ハウジング1
との間に所定の間隙54を確保し、所定の流量を
保障することができる。従つて、いかなる流体の
圧力条件下においても第5図に示す特性を良好に
得ることができる。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案においては、リング弁
の氷結による作動不良を防止すると同時に、非通
電時においても第2の連通により所定の流量を保
障する。また、弁の有効径は、第2のフランジ部
の有効径とほぼ等しくすることで、通電時におい
ても、リング弁および弁が良好に移動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の制御弁を示す特性図、
第3図は本考案の実施例を示す縦断面図、第4図
は本考案の実施例を示す要部断面図、第5図は本
考案の説明に供する特性図である。 7……デイスク弁、8……シヤフト、11……
入口ポート、12……出口ポート、9,42,5
5……スプリング、34……可動鉄芯、36……
電磁コイル、50……リング弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電磁コイル36に印加される電流にともなつて
    作動する可動鉄芯34に連動して入口ポート11
    と出口ポート12との間の連通を制御する電磁式
    流量制御弁において、 前記両ポート間のハウジング1の内部に設けら
    れた環状突起部13と、 この環状突起部の内周に配置された円筒部51
    およびこの円筒部の両側で、かつ前記突起部に対
    向する位置に設けられた第1,第2のフランジ部
    51a,52を有するリング弁59と、 前記可動鉄芯と連動し、前記電動コイルの非通
    電時、前記第1のフランジ部51aに当接するこ
    とで、前記円筒部内を介して連通する前記両ポー
    トの第1の連通を遮断する弁7とを備え、 この弁の有効径は前記第2のフランジ部の有効
    径とほぼ等しく、 前記電磁コイルの非通電時、前記突起部と前記
    リング弁の円筒部との間を介して連通する前記両
    ポート間の第2の連通54を許容し、かつ前記可
    動鉄芯が第1の所定位置に移動すると前記第2の
    フランジ部52が前記突起部13と当接し、前記
    第2の連通54を遮断し、その後前記可動鉄芯が
    第2の所定位置に移動することで、前記第1の連
    通を連通させることを特徴とする電磁式流量制御
    弁。
JP1984061248U 1984-04-24 1984-04-24 Expired JPH0324949Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323117A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Mitsubishi Motors Corp 油温制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56141479A (en) * 1980-04-01 1981-11-05 Aisin Seiki Co Ltd Electromagnetic system flow-rate control valve
JPS58113679A (ja) * 1981-12-26 1983-07-06 Aisin Seiki Co Ltd 電磁式流量制御弁

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