JPS6142495B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142495B2 JPS6142495B2 JP3888979A JP3888979A JPS6142495B2 JP S6142495 B2 JPS6142495 B2 JP S6142495B2 JP 3888979 A JP3888979 A JP 3888979A JP 3888979 A JP3888979 A JP 3888979A JP S6142495 B2 JPS6142495 B2 JP S6142495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- speed
- inner ring
- retainer
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 35
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/10—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
- H02K7/116—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はころがり玉軸受の遊星運動を利用した
増速機構が組み込まれたモータに関する。
増速機構が組み込まれたモータに関する。
一般にモータの磁気回路には鉄損が生じ、その
渦電流損は回転速度の2乗に比例し、ヒステリシ
ス損は回転速度に比例することが知られている。
従つて回転速度を遅くして鉄損の少い状態でモー
タを回転させ、出力軸を増速するように成せばモ
ータを効率良く使用することができる。またモー
タを高速で回転させると、モータ全体が振動する
ため、このような振動が生じないようにするため
には、モータの構造に対して厳密な設計を行うこ
とが要求される。従つてモータを低速で回転させ
て出力軸を増速するように成せば、出力軸の振動
のみについて考慮すればよく、モータ全体の構造
については多少ラフな精度であつてもよい。
渦電流損は回転速度の2乗に比例し、ヒステリシ
ス損は回転速度に比例することが知られている。
従つて回転速度を遅くして鉄損の少い状態でモー
タを回転させ、出力軸を増速するように成せばモ
ータを効率良く使用することができる。またモー
タを高速で回転させると、モータ全体が振動する
ため、このような振動が生じないようにするため
には、モータの構造に対して厳密な設計を行うこ
とが要求される。従つてモータを低速で回転させ
て出力軸を増速するように成せば、出力軸の振動
のみについて考慮すればよく、モータ全体の構造
については多少ラフな精度であつてもよい。
本発明は上記の増速を行うためのころがり玉軸
受を用いた増速機構を組み込んだモータを提供す
るもので、以下本発明の実施例を図面と共に説明
する。
受を用いた増速機構を組み込んだモータを提供す
るもので、以下本発明の実施例を図面と共に説明
する。
先ず本発明に適用し得るころがり玉軸受につい
て述べる。
て述べる。
第1図及び第2図はころがり玉軸受1の構成を
示すもので同軸的に配された外輪2と内輪3との
間に複数個(図示では6個)の球体等から成る転
動体4を、外輪2及び内輪3に形成された溝2
a,3a内で転動自在に挟持して成るものであ
る。これらの転動体4はリテーナ5内に転動自在
に保持されており、このリテーナ5は上部材と下
部材とをリベツト6により固定して成るものであ
る。従つてこのリテーナ5は転動体4の転動と共
に第4図の矢印a方向に回転する。このようなこ
ろがり玉軸受1においては第3図のように内輪3
の直径をD1、回転速度をN1、外輪2の直径を
D2、回速度をN2、転動体4の回転速度をNCとす
ると、これらの間には下記の関係が成立する。
示すもので同軸的に配された外輪2と内輪3との
間に複数個(図示では6個)の球体等から成る転
動体4を、外輪2及び内輪3に形成された溝2
a,3a内で転動自在に挟持して成るものであ
る。これらの転動体4はリテーナ5内に転動自在
に保持されており、このリテーナ5は上部材と下
部材とをリベツト6により固定して成るものであ
る。従つてこのリテーナ5は転動体4の転動と共
に第4図の矢印a方向に回転する。このようなこ
ろがり玉軸受1においては第3図のように内輪3
の直径をD1、回転速度をN1、外輪2の直径を
D2、回速度をN2、転動体4の回転速度をNCとす
ると、これらの間には下記の関係が成立する。
NC=D1/D1+D2N1+D2/D1+D2N2……
… N1/NC=1+D2/D1 ……… 第3図で外輪2を固定した場合はN2=0とな
り、式は、 N1/NC=1+D2/D1 ……… となる。この外輪固定方式を増速機構に用いる場
合は、転動体4を入力側とし、内輪3から出力を
取り出すことができる。
… N1/NC=1+D2/D1 ……… 第3図で外輪2を固定した場合はN2=0とな
り、式は、 N1/NC=1+D2/D1 ……… となる。この外輪固定方式を増速機構に用いる場
合は、転動体4を入力側とし、内輪3から出力を
取り出すことができる。
また第3図において、転動体4を固定した場合
は、NC=0となり式は、 N1/N2=−D2/D1……… となる。この転動体固定方式は、増速機構に用い
る場合は外輪2を入力側として内輪3から出力を
得ることができる。この方式は外輪固定方式に比
し、増速比が小さく、また入出力の回転方向が逆
になる。
は、NC=0となり式は、 N1/N2=−D2/D1……… となる。この転動体固定方式は、増速機構に用い
る場合は外輪2を入力側として内輪3から出力を
得ることができる。この方式は外輪固定方式に比
し、増速比が小さく、また入出力の回転方向が逆
になる。
次に上記ころがり玉軸受による増速機構が組み
込まれた本発明によるモータの実施例について説
明する。
込まれた本発明によるモータの実施例について説
明する。
第4図は本発明の第1の実施例を示すもので、
プラシレスモータに適用した場合である。
プラシレスモータに適用した場合である。
第4図において、マグネツト13及びヨーク1
4とで回転子が構成され、ヨーク14はその一端
がころがり玉軸受1のリテーナ5に固定されてい
る。尚、リテーナ5は転動体4と一体化されたも
のとして図示してある。またコイル16及びヨー
ク17とで固定子が構成され、ヨーク17はケー
ス18に固定されている。外輪2はケース18の
上板18aに固定されている。内輪3には出力軸
20が固定嵌合されている。この出力軸20はそ
の下部を軸受21で支持されている。上記構成に
よれば、マグネツト13、ヨーク14,17で形
成される磁気回路を通る磁束とコイル16を流れ
る電流とが鎖交することによつて回転子に所定の
回転力が作用する。この回転はリテーナ及び転動
体4に伝えられ、この転動体4は遊星運動としな
がら転動する。この転動によつて内輪3及び出力
軸20が増速されて一体的に回転される。この場
合は外輪固定方式であるから、前記式の関係が
成立し、出力軸20より所定の増速比で増速され
た回転力を取り出すことができる。尚、第4図で
は、出力軸20を上方に突出させているが、下方
に突出させてこの突出部分から出力を取り出すよ
うにしてもよい。
4とで回転子が構成され、ヨーク14はその一端
がころがり玉軸受1のリテーナ5に固定されてい
る。尚、リテーナ5は転動体4と一体化されたも
のとして図示してある。またコイル16及びヨー
ク17とで固定子が構成され、ヨーク17はケー
ス18に固定されている。外輪2はケース18の
上板18aに固定されている。内輪3には出力軸
20が固定嵌合されている。この出力軸20はそ
の下部を軸受21で支持されている。上記構成に
よれば、マグネツト13、ヨーク14,17で形
成される磁気回路を通る磁束とコイル16を流れ
る電流とが鎖交することによつて回転子に所定の
回転力が作用する。この回転はリテーナ及び転動
体4に伝えられ、この転動体4は遊星運動としな
がら転動する。この転動によつて内輪3及び出力
軸20が増速されて一体的に回転される。この場
合は外輪固定方式であるから、前記式の関係が
成立し、出力軸20より所定の増速比で増速され
た回転力を取り出すことができる。尚、第4図で
は、出力軸20を上方に突出させているが、下方
に突出させてこの突出部分から出力を取り出すよ
うにしてもよい。
以上によれば、モータの回転軸をリテーナ及び
転動体4と兼用しているので、入力軸と出力軸と
の2本の軸を必要としない。従つて出力軸20に
対して軸受21を設けるのみでよく、構成が簡単
になり小型化に有利となる。
転動体4と兼用しているので、入力軸と出力軸と
の2本の軸を必要としない。従つて出力軸20に
対して軸受21を設けるのみでよく、構成が簡単
になり小型化に有利となる。
第5図は第2の実施例を示すもので、アウター
ロータ型モータに適用した場合である。
ロータ型モータに適用した場合である。
第5図において、マグネツト13とヨーク14
とで回転子が構成され、ヨーク14の一端はボス
24に固定されている。このボス24には入力軸
25が固定されている。またヨーク17とコイル
16とで固定子が構成され、ヨーク17はケース
18の円筒部18bに固定されている。この円筒
部18bには外輪2が固定されている。また内輪
3には出力軸26が一体的に固定されている。こ
の内輪3は入力軸25を支持し、転動体4のリテ
ーナ5aは入力軸25に固定されている。入力軸
25は軸受21,22で支持されている。また内
輪3と軸受21との間には、予圧バネ29によつ
て内輪3にF方向の予圧が与えられている。この
力Fによつて転動体4が外輪2と内輪3との間で
摩擦転動されるようにしている。
とで回転子が構成され、ヨーク14の一端はボス
24に固定されている。このボス24には入力軸
25が固定されている。またヨーク17とコイル
16とで固定子が構成され、ヨーク17はケース
18の円筒部18bに固定されている。この円筒
部18bには外輪2が固定されている。また内輪
3には出力軸26が一体的に固定されている。こ
の内輪3は入力軸25を支持し、転動体4のリテ
ーナ5aは入力軸25に固定されている。入力軸
25は軸受21,22で支持されている。また内
輪3と軸受21との間には、予圧バネ29によつ
て内輪3にF方向の予圧が与えられている。この
力Fによつて転動体4が外輪2と内輪3との間で
摩擦転動されるようにしている。
上記構成によれば、回転子の回転は入力軸25
及び転動体4から内輪3を介して出力軸26に増
速されて伝えられる。
及び転動体4から内輪3を介して出力軸26に増
速されて伝えられる。
第6図は第3の実施例を示すもので、第4図の
モータを転動体固定方式に代えたものである。こ
の場合はリテーナをケース18の上板18aに固
定すると共に、外輪2とヨーク14とが一体的に
回転し、出力は内輪3を介して出力軸20より取
り出される。この実施例は前記式に基く増速比
で出力軸20が増速される。
モータを転動体固定方式に代えたものである。こ
の場合はリテーナをケース18の上板18aに固
定すると共に、外輪2とヨーク14とが一体的に
回転し、出力は内輪3を介して出力軸20より取
り出される。この実施例は前記式に基く増速比
で出力軸20が増速される。
以上述べた実施例の外に、本発明はインナーロ
ータ型モータ、偏平型プラシレスモータ等に適用
することができる。
ータ型モータ、偏平型プラシレスモータ等に適用
することができる。
上記各実施例では、ころがり玉軸受の外輪2あ
るいはリテーナをモータのケース18に固定する
ようにしているので、増速機構をモータの外部に
別体として設ける必要がない。従つて増速機能を
持つモータ単体として扱うことができ、装置の小
型化をはかる上で非常に有利となる。また第5図
のモータでは、入力軸25をケース18から外部
に延長するようにすれば、この入力軸25の回転
も利用することができる。このようにすることに
より、出力軸26と入力軸25とから2つの回転
速度が得られ、2速度モータを提供することがで
きる。
るいはリテーナをモータのケース18に固定する
ようにしているので、増速機構をモータの外部に
別体として設ける必要がない。従つて増速機能を
持つモータ単体として扱うことができ、装置の小
型化をはかる上で非常に有利となる。また第5図
のモータでは、入力軸25をケース18から外部
に延長するようにすれば、この入力軸25の回転
も利用することができる。このようにすることに
より、出力軸26と入力軸25とから2つの回転
速度が得られ、2速度モータを提供することがで
きる。
本発明は、内輪、外輪、転動体及びリテーナか
ら成るころがり玉軸受の遊星運動を利用した増速
機構を設け、上記外輪及びリテーナのうちの一方
をモータケースに固定すると共に他方に回転子の
回転を伝えるように成し、上記内輪から増速出力
を得るようにしたことを特徴とするモータに係る
ものである。
ら成るころがり玉軸受の遊星運動を利用した増速
機構を設け、上記外輪及びリテーナのうちの一方
をモータケースに固定すると共に他方に回転子の
回転を伝えるように成し、上記内輪から増速出力
を得るようにしたことを特徴とするモータに係る
ものである。
従つて本発明によれば、構成が簡略化された小
型の斯種増速モータを提供することができる。
型の斯種増速モータを提供することができる。
また本発明は、上記回転子の回転を回転軸を介
して上記転動体に伝えるように成すと共に、上記
回転軸を上記ケースから外部に突出させて成る特
許請求の範囲第1項記載のモータに係るものであ
る。
して上記転動体に伝えるように成すと共に、上記
回転軸を上記ケースから外部に突出させて成る特
許請求の範囲第1項記載のモータに係るものであ
る。
従つて本発明によれば、1台のモータから回転
子の速度と、この速度が増速された速度との2種
類の速度を得ることが可能となる。
子の速度と、この速度が増速された速度との2種
類の速度を得ることが可能となる。
第1図はころがり玉軸受の断面側面図、第2図
はころがり玉軸受の一部断面斜視図、第3図は遊
星運動を説明するための図、第4〜6図は本発明
の第1〜3の実施例を示すモータの断面側面図で
ある。 なお図面に用いられている符号において、1…
…ころがり玉軸受、2……外輪、3……内輪、4
……転動体、5……リテーナ、18……ケース、
25……入力軸、26……出力軸、である。
はころがり玉軸受の一部断面斜視図、第3図は遊
星運動を説明するための図、第4〜6図は本発明
の第1〜3の実施例を示すモータの断面側面図で
ある。 なお図面に用いられている符号において、1…
…ころがり玉軸受、2……外輪、3……内輪、4
……転動体、5……リテーナ、18……ケース、
25……入力軸、26……出力軸、である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内輪、外輪、転動体及びリテーナから成るこ
ろがり玉軸受の遊星運動を利用した増速機構を設
け、上記外輪及びリテーナのうちの一方をモータ
ケースに固定すると共に他方に回転子の回転を伝
えるように成し、上記内輪から増速出力を得るよ
うにしたことを特徴とするモータ。 2 上記回転子の回転を回転軸を介して上記転動
体に伝えるように成すと共に、上記回転軸を上記
ケースから外部に突出させて成る特許請求の範囲
第1項記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3888979A JPS55131249A (en) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | Motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3888979A JPS55131249A (en) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | Motor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55131249A JPS55131249A (en) | 1980-10-11 |
JPS6142495B2 true JPS6142495B2 (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=12537764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3888979A Granted JPS55131249A (en) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | Motor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55131249A (ja) |
-
1979
- 1979-03-30 JP JP3888979A patent/JPS55131249A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55131249A (en) | 1980-10-11 |
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