JP3389637B2 - ステッピングモータ - Google Patents
ステッピングモータInfo
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- JP3389637B2 JP3389637B2 JP15322893A JP15322893A JP3389637B2 JP 3389637 B2 JP3389637 B2 JP 3389637B2 JP 15322893 A JP15322893 A JP 15322893A JP 15322893 A JP15322893 A JP 15322893A JP 3389637 B2 JP3389637 B2 JP 3389637B2
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- Japan
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- magnet
- yoke
- stepping motor
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラやスチルカ
メラ等に用いられる小型ステッピングモータに関するも
のである。
メラ等に用いられる小型ステッピングモータに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ステッピングモータはカメラ用レ
ンズの駆動等の民生用の新しい用途にも使用され、これ
に伴い小型化，軽量化がなおいっそう要求されている。
ンズの駆動等の民生用の新しい用途にも使用され、これ
に伴い小型化，軽量化がなおいっそう要求されている。
【０００３】以下に従来のステッピングモータについて
説明する。図４は従来のステッピングモータの断面を示
すものである。図４において、シャフト１にラジアル方
向に等ピッチに着磁されたマグネット２が固定され、ロ
ータを構成している。そのマグネット２の外周に対面す
る位置に、外ヨーク４と内ヨーク５がコイル６を挟んで
それぞれ２組がカップ状のフレーム３に収められ、ステ
ータ部が構成している。シャフト１は、フレーム３およ
びブラケット７に圧入固定されている軸受８によって自
在に回転できるようになっている。
説明する。図４は従来のステッピングモータの断面を示
すものである。図４において、シャフト１にラジアル方
向に等ピッチに着磁されたマグネット２が固定され、ロ
ータを構成している。そのマグネット２の外周に対面す
る位置に、外ヨーク４と内ヨーク５がコイル６を挟んで
それぞれ２組がカップ状のフレーム３に収められ、ステ
ータ部が構成している。シャフト１は、フレーム３およ
びブラケット７に圧入固定されている軸受８によって自
在に回転できるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の従来の構
造では、マグネット２の外周に対向する外ヨーク４およ
び内ヨーク５の外側にコイル６が設置されているため、
モータの小型化のためにはコイル外径とマグネット外径
を小さくする必要があった。
造では、マグネット２の外周に対向する外ヨーク４およ
び内ヨーク５の外側にコイル６が設置されているため、
モータの小型化のためにはコイル外径とマグネット外径
を小さくする必要があった。
【０００５】コイル外径を小さくした場合、コイル断面
積の減少をきたし、十分な起磁力が得られなくなるため
性能低下が生じていた。
積の減少をきたし、十分な起磁力が得られなくなるため
性能低下が生じていた。
【０００６】さらにマグネット外径を小さくした場合、
マグネット外周へ多極着磁を行う際に着磁ピッチが微小
となるため着磁ヨークの磁気飽和によって十分な着磁力
が得られず、高性能のマグネットを使用してもトルクの
低下が生じるという問題点があった。
マグネット外周へ多極着磁を行う際に着磁ピッチが微小
となるため着磁ヨークの磁気飽和によって十分な着磁力
が得られず、高性能のマグネットを使用してもトルクの
低下が生じるという問題点があった。
【０００７】たとえば、ステップ角１８度のステッピン
グモータを得ようとした場合、マグネットに１０極の着
磁を行うためマグネット外径４mmが限界であり、その外
側にヨーク，コイルを設置した従来構造ではモータ外径
８mmが小型化の限界であった。
グモータを得ようとした場合、マグネットに１０極の着
磁を行うためマグネット外径４mmが限界であり、その外
側にヨーク，コイルを設置した従来構造ではモータ外径
８mmが小型化の限界であった。
【０００８】本発明は上記従来の問題を解決し、小型，
軽量で高性能のステッピングモータを提供するものであ
る。
軽量で高性能のステッピングモータを提供するものであ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のステッピングモータは、マグネットとコイ
ルと外ヨークおよび内ヨークを備え、前記コイルを前記
内ヨークと前記外ヨークで挟むように構成されたクロー
ポール型のステッピングモータであって、前記マグネッ
トは外周面および軸方向側面において回転方向等間隔の
ピッチで多極着磁され、前記コイルは前記マグネットの
軸方向側面側に配置され、前記外ヨークの極歯が前記マ
グネットの外周面に、前記内ヨークの極歯が前記マグネ
ットの軸方向側面に対向し、前記マグネット外周面から
前記外ヨークの極歯そして前記内ヨークの極歯を経て前
記マグネットの軸方向側面に至る磁気回路を形成する構
成を有している。
に、本発明のステッピングモータは、マグネットとコイ
ルと外ヨークおよび内ヨークを備え、前記コイルを前記
内ヨークと前記外ヨークで挟むように構成されたクロー
ポール型のステッピングモータであって、前記マグネッ
トは外周面および軸方向側面において回転方向等間隔の
ピッチで多極着磁され、前記コイルは前記マグネットの
軸方向側面側に配置され、前記外ヨークの極歯が前記マ
グネットの外周面に、前記内ヨークの極歯が前記マグネ
ットの軸方向側面に対向し、前記マグネット外周面から
前記外ヨークの極歯そして前記内ヨークの極歯を経て前
記マグネットの軸方向側面に至る磁気回路を形成する構
成を有している。
【００１０】
【作用】上記構造によれば、コイルをマグネットの側面
に配置することが可能となり、コイル内径を小さくする
ことができるため、モータ外径が小さくなりコイル外径
がさらに小さくなっても十分なコイル断面積が確保でき
る。
に配置することが可能となり、コイル内径を小さくする
ことができるため、モータ外径が小さくなりコイル外径
がさらに小さくなっても十分なコイル断面積が確保でき
る。
【００１１】また、マグネットの外周面に対面した外ヨ
ークの外径そのものがモータ外径と同一となるため、着
磁の容易な従来品と同じ外径のマグネットを流用してス
テップ角度を変更することなくモータ外径の小型化がで
きる。
ークの外径そのものがモータ外径と同一となるため、着
磁の容易な従来品と同じ外径のマグネットを流用してス
テップ角度を変更することなくモータ外径の小型化がで
きる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図１および
図２を参照しながら説明する。
図２を参照しながら説明する。
【００１３】図１において、フレーム３は内部にコイル
６を挟んで内ヨーク５が挿入結合されており、もう一組
のフレーム，コイル，内ヨークとステップ角だけずれて
背中合わせに結合されている。ロータマグネット２には
シャフト１が固定され、外周には等間隔のピッチでＮ
極，Ｓ極がそれぞれ同数着磁されている。シャフト１は
フレーム３に取りつけられた軸受８によって、自在に回
転できるようになっている。
６を挟んで内ヨーク５が挿入結合されており、もう一組
のフレーム，コイル，内ヨークとステップ角だけずれて
背中合わせに結合されている。ロータマグネット２には
シャフト１が固定され、外周には等間隔のピッチでＮ
極，Ｓ極がそれぞれ同数着磁されている。シャフト１は
フレーム３に取りつけられた軸受８によって、自在に回
転できるようになっている。
【００１４】フレーム３の端部には、図２に示すよう
に、櫛歯状にロータマグネット２の着磁ピッチと同じ間
隔で欠き取り部分と極歯Ａ４ａが交互に設けられてい
る。また、内ヨーク５にはロータマグネット２の着磁ピ
ッチと同じ間隔で欠き取り部と花びら状の極歯Ｂ５ａが
交互に設けられている。さらに、フレーム３の端部の極
歯Ａ４ａは内ヨーク５の極歯Ｂ５ａと交互に位置して干
渉しないようになっている。
に、櫛歯状にロータマグネット２の着磁ピッチと同じ間
隔で欠き取り部分と極歯Ａ４ａが交互に設けられてい
る。また、内ヨーク５にはロータマグネット２の着磁ピ
ッチと同じ間隔で欠き取り部と花びら状の極歯Ｂ５ａが
交互に設けられている。さらに、フレーム３の端部の極
歯Ａ４ａは内ヨーク５の極歯Ｂ５ａと交互に位置して干
渉しないようになっている。
【００１５】ここで、フレーム３の端部の極歯Ａ４ａは
マグネット２の外周面の磁束発生部分に対してエアギャ
ップを挟んで向かい合っているので、コイル６で発生さ
れる磁束の向きによって従来例の外ヨーク４の極歯と同
様にマグネット２の外周面との間で吸引反発作用を行
う。
マグネット２の外周面の磁束発生部分に対してエアギャ
ップを挟んで向かい合っているので、コイル６で発生さ
れる磁束の向きによって従来例の外ヨーク４の極歯と同
様にマグネット２の外周面との間で吸引反発作用を行
う。
【００１６】一方、マグネット２の側面においても外周
面より０．５〜１mmの深さ部分まで外周面と同様に磁束
を発生しており、内ヨーク５の極歯Ｂ５ａはこの側面に
対してエアギャップを挟んで向かい合っているので、コ
イル６で発生される磁束の向きによって従来例の内ヨー
ク５の極歯と同様にマグネット２の側面の間で吸引反発
作用を行う。
面より０．５〜１mmの深さ部分まで外周面と同様に磁束
を発生しており、内ヨーク５の極歯Ｂ５ａはこの側面に
対してエアギャップを挟んで向かい合っているので、コ
イル６で発生される磁束の向きによって従来例の内ヨー
ク５の極歯と同様にマグネット２の側面の間で吸引反発
作用を行う。
【００１７】このように、従来例とまったく同様のコイ
ル励磁方法でステッピングモータとして動作させること
ができる。
ル励磁方法でステッピングモータとして動作させること
ができる。
【００１８】マグネット外周に対しエアギャップを隔て
たヨーク外径がそのままモータ外径となるため、従来構
造に対して同じ外径のマグネットを使用しても本実施例
によれば同じステップ角度のまま、より小型化が可能に
なる。
たヨーク外径がそのままモータ外径となるため、従来構
造に対して同じ外径のマグネットを使用しても本実施例
によれば同じステップ角度のまま、より小型化が可能に
なる。
【００１９】図３のようにフレーム３の側面の外周にリ
ブを設けた構造とすれば、フレーム３端部の櫛歯状の部
分からの異物の侵入を防止したり、櫛歯状の部分の極歯
強度の不足を補うことができる。
ブを設けた構造とすれば、フレーム３端部の櫛歯状の部
分からの異物の侵入を防止したり、櫛歯状の部分の極歯
強度の不足を補うことができる。
【００２０】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば外ヨークの極歯がマグネットの外周面に、内
ヨークの極歯がマグネット側面に対向するように構成さ
れているため、従来と同じ外径のマグネットを使用して
もさらにモータ外径の小型化とコイル断面積の確保が可
能となるので、小型，軽量で高性能な優れたステッピン
グモータを提供することができる。
明によれば外ヨークの極歯がマグネットの外周面に、内
ヨークの極歯がマグネット側面に対向するように構成さ
れているため、従来と同じ外径のマグネットを使用して
もさらにモータ外径の小型化とコイル断面積の確保が可
能となるので、小型，軽量で高性能な優れたステッピン
グモータを提供することができる。
【図１】本発明の一実施例におけるステッピングモータ
の軸方向断面図
の軸方向断面図
【図２】本発明の一実施例におけるステッピングモータ
断面図
断面図
【図３】本発明の他の実施例におけるステッピングモー
タ断面図
タ断面図
【図４】従来のステッピングモータの軸方向断面図
１ シャフト
２ マグネット
３ フレーム
４ 外ヨーク
４ａ 極歯Ａ
５ 内ヨーク
５ａ 極歯Ｂ
６ コイル
７ ブラケット
８ 軸受
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H02K 37/14,37/12
Claims (5)
- 【請求項１】 マグネットとコイルと外ヨークおよび内
ヨークを備え、前記コイルを前記内ヨークと前記外ヨー
クで挟むように構成されたクローポール型のステッピン
グモータであって、前記マグネットは外周面および軸方
向側面において回転方向等間隔のピッチで多極着磁さ
れ、前記コイルは前記マグネットの軸方向側面側に配置
され、前記外ヨークの極歯が前記マグネットの外周面
に、前記内ヨークの極歯が前記マグネットの軸方向側面
に対向し、前記マグネット外周面から前記外ヨークの極
歯そして前記内ヨークの極歯を経て前記マグネットの軸
方向側面に至る磁気回路を形成していることを特徴とす
るステッピングモータ。 - 【請求項２】 外ヨークはカップ状であって、その円筒
端部を櫛歯状に切り欠いて極歯を形成してなる、請求項
１記載のステッピングモータ。 - 【請求項３】 外ヨークはカップ状であって、その円筒
端部に外周方向に凸の複数のリブを設けて極歯を形成し
てなる、請求項１記載のステッピングモータ。 - 【請求項４】 請求項１から請求項３のいずれか１項記
載のステッピングモータを使用したビデオカメラ。 - 【請求項５】 請求項１から請求項３のいずれか１項記
載のステッピングモータを使用したスチルカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15322893A JP3389637B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15322893A JP3389637B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | ステッピングモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0715939A JPH0715939A (ja) | 1995-01-17 |
| JP3389637B2 true JP3389637B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=15557860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15322893A Expired - Fee Related JP3389637B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | ステッピングモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3389637B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5831356A (en) * | 1996-04-08 | 1998-11-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Compact cylindrical stepping motor and advancing device |
| KR20030046763A (ko) * | 2001-12-06 | 2003-06-18 | 삼성전기주식회사 | 스태핑 모터 |
| KR100431414B1 (ko) * | 2002-07-10 | 2004-05-13 | 삼성전기주식회사 | 스텝 모터 |
| KR100455262B1 (ko) * | 2002-07-10 | 2004-11-06 | 삼성전기주식회사 | 스텝 모터 |
| KR100512342B1 (ko) | 2003-12-09 | 2005-09-05 | 엘지이노텍 주식회사 | 스텝핑 모터 구조 |
| JP4531463B2 (ja) * | 2004-07-05 | 2010-08-25 | 株式会社鷺宮製作所 | 電磁アクチュエータ |
| WO2006109679A1 (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-19 | Minebea Motor Manufacturing Corporation | ステッピングモータ |
| US7639938B2 (en) | 2006-09-08 | 2009-12-29 | Foxconn Technology Co., Ltd. | Two-step focus lens of auto-focusing camera |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP15322893A patent/JP3389637B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0715939A (ja) | 1995-01-17 |
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Legal Events
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