JPS6141302B2 - - Google Patents
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- JPS6141302B2 JPS6141302B2 JP56073157A JP7315781A JPS6141302B2 JP S6141302 B2 JPS6141302 B2 JP S6141302B2 JP 56073157 A JP56073157 A JP 56073157A JP 7315781 A JP7315781 A JP 7315781A JP S6141302 B2 JPS6141302 B2 JP S6141302B2
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- glass
- water
- nonwoven fabric
- repellent
- glass fiber
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Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は高吸音率、耐久撥水性を有する吸音材
の製造方法に関する。 本発明で製造される吸音材は自動車等の車室内
外の騒音防止のために車両各部に取り付けること
のできるサイレンサーとして使用でき、ボデイー
形状に合うような成形が可能である。 特開昭53−123481号公報における耐熱性吸音材
の製造方法等に見られるように、従来のサイレン
サーは耐久性特に耐水性向上の目的でアルミ箔を
その表面に貼合せて成るものであるが表面のアル
ミ箔が、吸音すべき音を反射するため吸音効率が
低下する。アルミ箔等の金属箔を単にとり除いた
だけ、もしくは、金属箔の代りに無処理の不織布
を用いたものではサイレンサーが吸水してしまい
吸音性能が著しく低下するため撥水処理が必要で
ある。 フツソ系もしくは、シリコン系の撥水剤と未硬
化の結合剤を付与したガラス繊維マツトを熱圧成
形しても形状付与ができない。これは、ガラス繊
維表面に撥水剤が存在するためガラス繊維と結合
剤間でスベリが生じ形状付与できないものと考え
られる。 また撥水処理をほどこしたガラス不織布に熱可
塑性樹脂をラミネートしたものの使用も考えられ
るが、撥水処理ガラス不織布への熱可塑性樹脂の
ラミネートが、撥水剤の存在のため困難であり、
実用に適さない。 アルミ箔等の金属箔を単にとり除いただけ、も
しくは金属箔の代りに無処理のガラス不織布を用
いて熱圧成形したものに撥水処理する方法も考え
られるが、未硬化型撥水剤では撥水性能の耐久性
が不足する。 一方、熱硬化型撥水剤を用いると加熱硬化の工
程が必要となるばかりではなく、ガラス繊維マツ
トの結合剤の劣化を生じたりガラス不織布とガラ
ス繊維マツトの接着に用いた熱可塑性樹脂の溶融
が生じ、サイレンサーの品質低下を生じる。 無処理ガラス不織布に熱可塑性樹脂をラミネー
トしたものに未硬化撥水剤を付与したうえで、硬
化炉を通過させ、撥水剤を硬化させると熱可塑性
樹脂が溶融してしまい望まれる撥水ガラス不織布
ラミネート品を得ることができない。本発明はガ
ラス繊維マツトが本来有する吸音効果を低下させ
ることなく耐水性、撥水性を有するサイレンサー
として使用できる吸音材の製造方法に関するもの
である。 本発明は、無処理のガラス不織布の片面に熱可
塑性樹脂フイルムをラミネートしこれに未硬化又
は、半硬化状態の撥水性物質をスプレー又はロー
ル方式により塗布し撥水性物質の溶媒を乾燥させ
た状態の熱可塑性樹脂ラミネート撥水処理ガラス
不織布を、未硬化の結合剤を付与したガラス繊維
マツトの両面又は片面に積層し、加熱加圧して、
その撥水性物質及びその結合剤を硬化させると同
時にガラス不織布とガラス繊維マツトとを接着さ
せることからなる吸音材の製造方法に関する。 図面によつて本発明を説明する。 第1図はガラス繊維マツトの両面にガラス不織
布を積層した状態の断面図である。1は結合剤が
付与されたガラス繊維マツト、2は撥水性物質が
付与されたガラス不織布であり、8はガラス不織
布2に貼合わされた熱可塑性合成樹脂層である。
第1図に示す積層物を型内で加熱加圧し、車体の
形状に合うように成形し、その撥水性物質および
その結合剤を硬化させ、ガラス不織布とガラス繊
維マツトを接着させる。 第2図は本発明で製造された吸音材すなわちサ
イレンサーを車体に取り付けた状態の断面図であ
る。3は周縁部、4はサイレンサー、5は鋼板パ
ネル、6は取付用クランプ、7は中央取付部であ
る。 ガラス繊維マツト1には結合剤としてフエノー
ル樹脂系、メラミン樹脂系、尿素樹脂系結合剤を
用いることができ、その使用量は固形分としてガ
ラス繊維に対し7〜15重量%程度とするのが適当
である。 ガラス不織布2としては、その目付量が30g/
m2以上のものが適当である。 本発明において撥水性物質とは未硬化又は半硬
化の状態で撥水性を有する物質及び未硬化又は半
硬化の状態で撥水性を有しなくても硬化した状態
で撥水性を有するようになつた物質を意味する。 その撥水性物質としては、フツソ系、シリコン
系の熱硬化型撥水剤を用いることができ、その使
用量はガラス繊維に対し固形分として2〜7重量
%程度が適当である。 熱可塑性樹脂層8としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニール等が用いること
ができ、その厚さは20〜70μ程度が適当である。
この樹脂層はエツクストルーダによつてガラス不
織布にラミネートしても良く、予め成膜したフイ
ルムをガラス不織布に接着剤で貼合わせても良
い。 これら、ガラス繊維マツト、熱可塑性樹脂ラミ
ネート撥水処理ガラス不織布を積層し、加熱金型
で加圧することにより、未硬化結合剤を硬化させ
望みの形状に成形し、さらに未硬化撥水剤を硬化
させ、ガラス不織布に耐久性のある撥水性能を付
与し、熱可塑性樹脂を溶融させ、ガラス繊維マツ
トと撥水性不織布を強固に全面接着でき、耐久性
あるサイレンサーを製造できる。 実施例 目付量50g/m2のガラス不織布に50μのポリエ
チレンフイルムをラミネートし、これにフツソ系
撥水剤を固形分として5重量%付与した撥水性不
織布と目付量400g/m2で未硬化のフエノール樹
脂系結合剤を固形分として9重量%付与したガラ
ス繊維マツトとを積層し210℃に加熱した金型で
2.5分間熱圧成形したサイレンサーの性能の一部
をその他構成のサイレンサーと比較し表1に示
す。
の製造方法に関する。 本発明で製造される吸音材は自動車等の車室内
外の騒音防止のために車両各部に取り付けること
のできるサイレンサーとして使用でき、ボデイー
形状に合うような成形が可能である。 特開昭53−123481号公報における耐熱性吸音材
の製造方法等に見られるように、従来のサイレン
サーは耐久性特に耐水性向上の目的でアルミ箔を
その表面に貼合せて成るものであるが表面のアル
ミ箔が、吸音すべき音を反射するため吸音効率が
低下する。アルミ箔等の金属箔を単にとり除いた
だけ、もしくは、金属箔の代りに無処理の不織布
を用いたものではサイレンサーが吸水してしまい
吸音性能が著しく低下するため撥水処理が必要で
ある。 フツソ系もしくは、シリコン系の撥水剤と未硬
化の結合剤を付与したガラス繊維マツトを熱圧成
形しても形状付与ができない。これは、ガラス繊
維表面に撥水剤が存在するためガラス繊維と結合
剤間でスベリが生じ形状付与できないものと考え
られる。 また撥水処理をほどこしたガラス不織布に熱可
塑性樹脂をラミネートしたものの使用も考えられ
るが、撥水処理ガラス不織布への熱可塑性樹脂の
ラミネートが、撥水剤の存在のため困難であり、
実用に適さない。 アルミ箔等の金属箔を単にとり除いただけ、も
しくは金属箔の代りに無処理のガラス不織布を用
いて熱圧成形したものに撥水処理する方法も考え
られるが、未硬化型撥水剤では撥水性能の耐久性
が不足する。 一方、熱硬化型撥水剤を用いると加熱硬化の工
程が必要となるばかりではなく、ガラス繊維マツ
トの結合剤の劣化を生じたりガラス不織布とガラ
ス繊維マツトの接着に用いた熱可塑性樹脂の溶融
が生じ、サイレンサーの品質低下を生じる。 無処理ガラス不織布に熱可塑性樹脂をラミネー
トしたものに未硬化撥水剤を付与したうえで、硬
化炉を通過させ、撥水剤を硬化させると熱可塑性
樹脂が溶融してしまい望まれる撥水ガラス不織布
ラミネート品を得ることができない。本発明はガ
ラス繊維マツトが本来有する吸音効果を低下させ
ることなく耐水性、撥水性を有するサイレンサー
として使用できる吸音材の製造方法に関するもの
である。 本発明は、無処理のガラス不織布の片面に熱可
塑性樹脂フイルムをラミネートしこれに未硬化又
は、半硬化状態の撥水性物質をスプレー又はロー
ル方式により塗布し撥水性物質の溶媒を乾燥させ
た状態の熱可塑性樹脂ラミネート撥水処理ガラス
不織布を、未硬化の結合剤を付与したガラス繊維
マツトの両面又は片面に積層し、加熱加圧して、
その撥水性物質及びその結合剤を硬化させると同
時にガラス不織布とガラス繊維マツトとを接着さ
せることからなる吸音材の製造方法に関する。 図面によつて本発明を説明する。 第1図はガラス繊維マツトの両面にガラス不織
布を積層した状態の断面図である。1は結合剤が
付与されたガラス繊維マツト、2は撥水性物質が
付与されたガラス不織布であり、8はガラス不織
布2に貼合わされた熱可塑性合成樹脂層である。
第1図に示す積層物を型内で加熱加圧し、車体の
形状に合うように成形し、その撥水性物質および
その結合剤を硬化させ、ガラス不織布とガラス繊
維マツトを接着させる。 第2図は本発明で製造された吸音材すなわちサ
イレンサーを車体に取り付けた状態の断面図であ
る。3は周縁部、4はサイレンサー、5は鋼板パ
ネル、6は取付用クランプ、7は中央取付部であ
る。 ガラス繊維マツト1には結合剤としてフエノー
ル樹脂系、メラミン樹脂系、尿素樹脂系結合剤を
用いることができ、その使用量は固形分としてガ
ラス繊維に対し7〜15重量%程度とするのが適当
である。 ガラス不織布2としては、その目付量が30g/
m2以上のものが適当である。 本発明において撥水性物質とは未硬化又は半硬
化の状態で撥水性を有する物質及び未硬化又は半
硬化の状態で撥水性を有しなくても硬化した状態
で撥水性を有するようになつた物質を意味する。 その撥水性物質としては、フツソ系、シリコン
系の熱硬化型撥水剤を用いることができ、その使
用量はガラス繊維に対し固形分として2〜7重量
%程度が適当である。 熱可塑性樹脂層8としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニール等が用いること
ができ、その厚さは20〜70μ程度が適当である。
この樹脂層はエツクストルーダによつてガラス不
織布にラミネートしても良く、予め成膜したフイ
ルムをガラス不織布に接着剤で貼合わせても良
い。 これら、ガラス繊維マツト、熱可塑性樹脂ラミ
ネート撥水処理ガラス不織布を積層し、加熱金型
で加圧することにより、未硬化結合剤を硬化させ
望みの形状に成形し、さらに未硬化撥水剤を硬化
させ、ガラス不織布に耐久性のある撥水性能を付
与し、熱可塑性樹脂を溶融させ、ガラス繊維マツ
トと撥水性不織布を強固に全面接着でき、耐久性
あるサイレンサーを製造できる。 実施例 目付量50g/m2のガラス不織布に50μのポリエ
チレンフイルムをラミネートし、これにフツソ系
撥水剤を固形分として5重量%付与した撥水性不
織布と目付量400g/m2で未硬化のフエノール樹
脂系結合剤を固形分として9重量%付与したガラ
ス繊維マツトとを積層し210℃に加熱した金型で
2.5分間熱圧成形したサイレンサーの性能の一部
をその他構成のサイレンサーと比較し表1に示
す。
【表】
第1図はガラス不織布とガラス繊維マツトを積
層した状態の断面図。第2図は本発明の吸音材を
取り付けた状態の断面図である。 1:ガラス繊維マツト、2:撥水処理ガラス不
織布、3:周縁部、4:サイレンサー、5:鋼板
パネル、6:取付用クランプ、7:中央取付部、
8:熱可塑性樹脂。
層した状態の断面図。第2図は本発明の吸音材を
取り付けた状態の断面図である。 1:ガラス繊維マツト、2:撥水処理ガラス不
織布、3:周縁部、4:サイレンサー、5:鋼板
パネル、6:取付用クランプ、7:中央取付部、
8:熱可塑性樹脂。
Claims (1)
- 1 ガラス不織布の片面に熱可塑性樹脂層を積層
し他の片面に未硬化もしくは一部硬化状態の撥水
性物質を付与し、未硬化の結合剤を付与したガラ
ス繊維マツトの片面又は両面に前記ガラス不織布
の熱可塑性樹脂面を合わせ、型内で加熱加圧する
ことにより、前記撥水性物質及び前記結合剤を硬
化させると同時にガラス不織布とガラス繊維マツ
トとを接着させることを特徴とする撥水性を有す
る吸音材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56073157A JPS57188350A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Manufacture of acoustic material having water repelling property |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56073157A JPS57188350A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Manufacture of acoustic material having water repelling property |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57188350A JPS57188350A (en) | 1982-11-19 |
JPS6141302B2 true JPS6141302B2 (ja) | 1986-09-13 |
Family
ID=13510055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56073157A Granted JPS57188350A (en) | 1981-05-15 | 1981-05-15 | Manufacture of acoustic material having water repelling property |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57188350A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61206637A (ja) * | 1985-03-11 | 1986-09-12 | 平岡織染株式会社 | 耐火性布帛積層物 |
JPS63265631A (ja) * | 1987-04-23 | 1988-11-02 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ガラスクロス付グラスウ−ルの製造方法 |
JPWO2002038374A1 (ja) * | 2000-11-10 | 2004-03-11 | 名古屋油化株式会社 | 内装材料 |
-
1981
- 1981-05-15 JP JP56073157A patent/JPS57188350A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57188350A (en) | 1982-11-19 |
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