JPS6139317B2 - - Google Patents

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JPS6139317B2
JPS6139317B2 JP9686381A JP9686381A JPS6139317B2 JP S6139317 B2 JPS6139317 B2 JP S6139317B2 JP 9686381 A JP9686381 A JP 9686381A JP 9686381 A JP9686381 A JP 9686381A JP S6139317 B2 JPS6139317 B2 JP S6139317B2
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chloroethyl
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compound
general formula
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JP9686381A
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Tetsuo Suami
Jushi Ito
Shuichi Ooki
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NITSUSHIN SEITO KK
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NITSUSHIN SEITO KK
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式 (式中、Rは水素原子又はアシル基) で示される新規なシヨ糖ニトロソ尿素誘導体に関
する。 本発明の化合物は優れた抗白血病、抗腫瘍作用
を有しながら脾臟萎縮などの副作用が極めて少な
い化合物であつて医薬品としての用途を有する。 本発明の化合物は次の一般式 (式中Rは前記一般式()と同じ意味を有す
る) で表わされるシヨ糖ウレイド誘導体をニトロソ化
することにより製造できる。ニトロソ化剤として
は公知のアルカリ金属亜硝酸塩、三酸化窒素、四
酸化窒素、塩化ニトロシル等が使用できる。な
お、アルカリ金属亜硝酸塩としては亜硝酸ナトリ
ウム又は亜硝酸カリウムが好ましい。反応溶媒と
してはアセトン、メタノール、酢酸エチル、エー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の有機
溶媒、ギ酸、酢酸等の有機酸、またはその水溶液
あるいは塩酸、硫酸等の鉱酸の水溶液を用いるこ
とができる。反応は通常−10℃〜30℃の温度で行
なわれる。反応終了後必要に応じてイオン交換樹
脂、シリカゲルカラム等を用いて精製する。 また、本発明の化合物は次の一般式() (式中Rは前記と同じ意味を有する。) で表わされるシヨ糖アミノ誘導体又はその酸付加
塩と次の一般式() (式中Xはニトロ基又はシアノ基を表わす。) で示されるN―(2―クロロエチル)―N―ニト
ロソカルバメートフエニル誘導体とを反応させる
ことによつても製造することができる。反応は通
常−20℃〜60℃で行なわれる。反応溶媒としはメ
タノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の
有機溶媒を使用することができる。反応終了後、
溶媒除去、結晶化、カラム・クロマトグラフイー
などの公知の分離精製操作によつて目的化合物
()を得ることができる。 さらに、本発明の化合物のうち、一般式()
において、少なくとも1個のRがアシル基でそれ
以外のRが水素原子である化合物は、一般式
()においてRが全て水素原子である化合物
を、脂肪酸無水物、脂肪酸ハライド、脂肪酸エス
テルなどでアシル化することによつても製造する
ことができる。 ここで本発明によつて得られた化合物の抗白血
病作用を示す動物実験結果を下記表に示す。 〔動物実験〕 供試動物:CDF1マウス(6週令、体重24±2
g、1群オス5匹) 供試化合物: 化合物,6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニト
ロソアミノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―
デオキシシヨ糖 化合物,6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニト
ロソアミノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―
デオキシシヨ糖ヘプタアセテート 実験方法:リンホイド・ロイケミアL1210細胞1
×105個/マウスをマウスの腹腔内に移植、
24時間後に供試化合物を腹腔内に投与し、60
日間観察。 実験結果:マウスの平均生存日数、延命率
(%)、60日生存マウス数を次表に示す。
【表】 以上の結果から、本発明によつて得られた目的
化合物はマウスL1210白血病に対して延命効果が
高いことが認められ、顕著な抗白血病作用を有す
る。一般式()においてRがアセチル基以外の
アシル基の場合にもほぼ同様の効果が得られた。 次に、一般式()で示される本発明の出発物
質であるシヨ糖アミノ誘導体の調製法の1例を参
考例として示す。 参考例 1 6―アミノ―6―デオキシシヨ糖(一般式
()でRが全て水素原子の場合〕の製造法 (1) 6―0―メシチレンスルホニルシヨ糖へプタ
アセテートの製造法 大竹〔Bull.Chem.Soc.Japan,43,3199
(1970)参照〕の方法で製造した1′,2,3,
3′,4,4′,6′―ヘプタ―0―アセチルシヨ糖
5.73gを乾燥ピリジン100mlに溶解し、塩化メシ
チレンスルホニル5.7gを加えて、室温で42時間
反応させた。反応液を氷水1に注加し、クロロ
ホルム抽出した。クロロホルム層を水洗し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮するとグラス
状残渣が得られた。この残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイー〔溶媒系:メチルエチルケト
ン―トルエン(1:3)〕で精製して目的の6―
0―メシチレンスルホニルシヨ糖ヘプタアセテー
トをグラス状で得た。 収量:5.36g(収率、73%) mp:42℃ 〔α〕22 :+60.6゜(C3.1、クロロホルム) 赤外スペクトル:1180cm-1(SO2),1600cm-1
【式】 1750cm-1(アセチル,C=0)1 H核磁気共鳴スペクトル(60MHz,CDCl3
TMS): δ2.01(S,6H,OAc×2),2.08(S,3H,
OAc), 2.11(S,9H,OAc×3),2.16(S,3H,
OAc), 2.32(S,3H,
【式】),2.63 (S,6H,
【式】), 4.74(dd,1H,J1.2=3.61Hz,J2.3=9.22Hz,H
−2), 5.05(t,1H,J2.3=J3.4=9.22Hz,H−3), 5.64(d,1H,J1.2=3.61Hz,H−1), 7.03(s,2H,
【式】) 元素分析: C35H46O20S(分子量818.82)として 計算値:C,51.34;H,5.66;S,3.92% 実験値:C,51.11;H,5.61;S,4.18% (2) 6―アジド―6―デオキシシヨ糖ヘプタアセ
テートの製造法 6―0―メシチレンスルホニルシヨ糖ヘプタア
セテート4.97gを含水90%2―メトキシエタノー
ル100mlに溶解し、ナトリウムアジド2.5gと17時
間加熱還流した。溶媒を留去して得られる残渣を
無水酢酸25mlと乾燥ピリジン25mlで処理、室温に
一晩放置した。不溶物を去、液を減圧濃縮し
て得られるシロツプ状残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー〔溶媒系:ベンゼン―アセトン
(9:1)〕で精製し目的の6―アジド―6―デオ
キシシヨ糖ヘプタアセテートを得た。 収量:3.28g(収率、82%) 〔α〕25 :+76.1゜(C2.5,クロロホルム) 赤外スペクトル:1750cm-1(アセチル、C=
0), 2100cm-1(N31 H核磁気共鳴スペクトル(60MHz,CDCl3
TMS): δ2.01(S,3H,OAc),2.03(S,3H,
OAc), 2.07(S,3H,OAc),2.09(S,9H,OAc
×3), 2.16(S,3H,OAc),3.40(m,2H,6−
CH2), 4.82(dd,1H,J1.2=3.41Hz,J2.3=9.42
Hz,H−2), 5.05(t,1H,J1.2=3.41Hz,H−1) 元素分析: C26H35N3O17(分子量661.59)として 計算値:C,47.20;H,5.33;N,6.35% 実験値:C,47.42;H,5.43;N,6.10% (3) 6―アミノ―6―デオキシシヨ糖の製造法 6―アジト―6―デオキシシヨ糖ヘプタアセテ
ート3.28gを0.1Mナトリウムメトキシド/メタ
ノール30mlに溶解、室温で1晩放置した。イオン
交換樹脂アンバーライトIR―120B(H+)にてナ
トリウム・イオンを除去後、減圧濃縮すると脱ア
セチル体が無色グラス状で得られた。このグラス
状物質を含水50%エタノール100mlに溶解し、酸
化白金200mg存在下、水素初圧3.4Kg/cm2、40℃で
5時間振盪還元した。触媒を去し、減圧濃縮し
て得られるグラス状残渣をエタノールで固化する
と、目的の6―アミノ―6―デオキシシヨ糖が無
定形粉状で得られた。 収量:1.44g(収率、78%) 〔α〕22 :+53.2゜(C2.5,水) mp:65℃ ニンヒドリン反応:陽性(紫色)1 H核磁気共鳴スペクトル(60MHz,D2O/
DSS): δ5.06(d,1H,J1.2=3.21Hz,H−1) 元素分析: C12H23NO10・1/8H2CO3(分子量349.06)と
して 計算値:C,41.72;H,6.71;N,4.01% 実験値:C,41.75;H,6.64;N,3.62% さらに、一般式()で示される本発明の出発
物質であるシヨ糖ウレイド誘導体の調整法を以下
の参考例で示す。 参考例 2 6―〔〔〔(2―クロロエテル)アミノ〕カルボ
ニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ糖〔一般式
()でRが全て水素原子の場合〕の製造法 6―アミノ―6―デオキシシヨ糖300mgを含水
50%メタノール5mlに溶解、氷冷撹拌下2―クロ
ロエチルイソシアネート200μを滴下した。1
時間後、反応液を酢酸エチルで洗つた。水層を減
圧濃縮すると無色グラス状残渣が得られた。この
残渣をエタノールとエーテルで処理すると固化
し、粉状で目的の6―〔〔〔(2―クロロエチル)
アミノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシ
ヨ糖が得られた。 収量:349mg(収率、89%) 〔α〕22 :+25.2゜(C2.3、エタノール) mp:103℃ バイルシユタイン・テスト:陽性(Cl) 赤外スペクトル:1560cm-1(ウレイド、NH)、 1640cm-1(ウレイド、C=0) 元素分析: C15H27N2O11Cl(分子量446.85)として 計算値:C,40.32;
H,6.09;N,6.27;Cl,7.93% 実験値:C,40.00;
H,6.12;N,5.99;Cl,7.71% 参考例 3 6―〔〔〔(2―クロロエチル)アミノ〕カルボ
ニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ糖ヘプタア
セテート〔一般式()でRが全てアセチル基
の場合〕の製造法 6―〔〔〔(2―クロロエチル)アミノ〕カルボ
ニルアミノ〕―6―デオキシシヨ糖200mgを無水
酢酸1mlとピリジン1mlで処理、1晩室温で反応
させた後、減圧濃縮して得られる残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー〔溶媒系:ベンゼン
―アセトン(5:1)〕で精製すると、目的の6
―〔〔〔(2―クロロエチル)アミノ〕カルボニル
アミノ〕―6―デオキシシヨ糖ヘプタアセテート
がグラス状で得られた。 収量:239mg(収率、72%) 〔α〕21 :+63.3゜(C1.5、クロロホルム) mp:57℃ バイルシユタイン・テスト:陽性(Cl) 赤外スペクトル:1560cm-1(ウレイド、NH)、 1650cm-1(ウレイド、C=0)、 1750cm-1(アセチル、C=0)1 H核磁気共鳴スペクトル(60MHz,CDCl3
TMS): δ2.00(S,3H,OAc),2.07(S,6H,OAc
×2), 2.14(S,12H,OAc×4), 4.80(dd,1H,J1.2=3.61Hz,J2.3=9.42
Hz,H−2), 4.85(t,1H,J2.3=J3.4=9.42Hz,H−
3), 5.77(d,1H,J1.2=3.61Hz,H−1) 元素分析: C29H41N2O18Cl(分子量、741.11)として 計算値:C,47.00;
H,5.58;N,3.78;Cl,4.78% 実験値:C,47.10;
H,5.50;N,3.78;Cl,4.72% 最後に、本発明を上記一般式()のRが水素
原子およびアセチル基の場合の実施例によりさら
に詳細に説明するが、Rが他のアシル基の場合も
ほぼ同様の操作によつて製造できることは明らか
であろう。 実施例 1 6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニトロソアミ
ノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ
糖〔化合物、一般式()でRが全て水素原
子の場合〕の製造法 6―〔〔〔(2―クロロエチル)アミノ〕カルボ
ニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ糖173mgをギ
酸2mlに溶解し、氷冷撹拌下、亜硝酸ナトリウム
45mgを少量ずつ添加した。30分後、イオン交換樹
脂アンバーライトIR―120B(H+)にてナトリウ
ム・イオンを除去した。樹脂を去、液を減圧
濃縮すると黄色のグラス状残渣が得られた。この
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー〔溶
媒系:ベンゼン―メタノール(5:2)〕で精製
して得られるグラス状物質をエタノールとエーテ
ルで固化すると、目的の6―〔〔〔(2―クロロエ
チル)ニトロソアミノ〕カルボニル〕アミノ〕―
6―デオキシシヨ糖(化合物)が粉状で得られ
た。 収量:76mg(収率、41%) 〔α〕18 :+36.1゜(C0.36。メタノール) mp:85℃(発泡) バイルシユタイン・テスト:陽性(Cl) 赤外スペクトル1495cm-1(NO)、 1540cm-1(ウレイド、NH)、 1720cm-1(ウレイド、C=0)1 H核磁気共鳴スペクトル(60MHz,D2O/
DSS): δ5.31(d,1H,J1.2=3.21Hz,H−1) 元素分析: C15H20N3O12Cl(分子量、475.85)として 計算値:C,37.86;
H,5.51;N,8.83;Cl,7.45% 実験値:C,37.59;
H,5.45;N,8.61;Cl,7.14% 実施例 2 6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニトロソアミ
ノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ
糖〔化合物、一般式()でRが全て水素原
子の場合〕の製造法 6―〔〔〔(2―クロロエチル)アミノ〕カルボ
ニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ糖200mgをア
セトン2mlに溶解し、氷冷撹拌下、三酸化窒素ガ
スを1分間吹込む。反応液を濃縮して得られる残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー〔溶媒
系:ベンゼン―メタノール(5:2)〕で精製し
た。グラス状の精製物をエタノールとエーテルで
固化すると、目的の6―〔〔〔(2―クロロエチ
ル)ニトロソアミノ〕カルボニル〕アミノ〕―6
―デオキシシヨ糖(化合物)が粉状で得られ
た。 収量:98mg(収率、46%) 〔α〕20 :+36.9゜(C0.22、メタノール) 赤外スペクトル:1495cm-1(NO)、1540cm-1(ウ
レイド、NH)、 1720cm-1(ウレイド、C=0) 元素分析: C15H20N3O12Cl(分子量、475.85)として 計算値:C,37.86;
H,5.51;N,8.83;Cl,7.45% 実験値:C,37.55;
H,5.59;N,8.58;Cl,7.55% 実施例 3 6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニトロソアミ
ノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ
糖〔化合物、一般式()でRが全て水素原
子の場合〕の製造法 6―アミノ―6―デオキシシヨ糖2.0gをメタ
ノール150mlにけん濁し、トリエチルアミン4ml
を添加した。室温で撹拌しつつ、これにp―ニト
ロフエニル―N―(2―クロロエチル)―N―ニ
トロソカルバメートのテトラヒドロフラン溶液
(4.4g/100ml)を添加した。3時間後、この反
応液を減圧濃縮した。濃縮残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー〔溶媒系:ベンゼン―メタ
ノール(5:2)〕で精製した。グラス状の精製
物をエタノールとエーテルで固化すると、目的の
6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニトロソアミノ〕
カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ糖(化
合物)が粉状で得られた。 収量:1.52g(収率、55%) 〔α〕20 :+35.3゜(C2.0、メタノール) 赤外スペクトル:1495cm-1(NO),1540cm-1(ウ
レイド、NH), 1720cm-1(ウレイド、C=0) 元素分析: C15H20N3O12Cl(分子量、475.85)として 計算値:C,37.86;
H,5.51;N,8.83;Cl,7.45% 実験値:C,37.71;
H,5.38;N,8.66;Cl,7.29% 実施例 4 6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニトロソアミ
ノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ
糖ヘプタアセテート〔化合物、一般式()
でRが全てアセチル基の場合〕の製造法 6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニトロソアミ
ノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ糖
(化合物)314mgを無水酢酸3mlとピリジン3ml
で処理、室温で1晩アセチル化した。反応液を減
圧濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフイー〔溶媒系:ベンゼン―アセトン
(9:1)〕で精製すると目的の6―〔〔〔(2―ク
ロロエチル)ニトロソアミノ〕カルボニル〕アミ
ノ〕―6―デオキシシヨ糖ヘプタアセテート(化
合物)がグラス状で得られた。 収量:287mg(収率、57%) 〔α〕17 :+48.4゜(C1.8、クロロホルム) mp:46℃ バイルシユタイン・テスト:陽性(Cl) 赤外スペクトル:1490cm-1(NO),1530cm-1(ウ
レイド、NH), 1740cm-1(アセチル、C=0)1 H核磁気共鳴スペクトル(60MHz、CDCl3
TMS): δ2.02(S,3H,OAc),2.08(S,15H,
OAc×5), 2.16(S,3H,OAc), 3.44(t,2H,J=6.01HzCH2CH2 Cl), 3.64(t,2H,J=6.01Hz,CH2 CH2Cl), 4.73(dd,1H,J1.2=4.01Hz,J2.3=9.62
Hz,H−2), 4.91(t,1H,J2.3=J3.4=9.62Hz,H−
3), 5.61(d,1H,J1.2=4.01Hz,H−1) 元素分析: C29H40N3O19Cl(分子量、770.11)として 計算値:C,45.23;
H,5.24;N,5.46;Cl,4.60% 実験値:C,45.25;
H,5.20;N,5.33;Cl,4.84% 実施例 5 6―〔〔〔(2―クロロエチル)ニトロソアミ
ノ〕カルボニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ
糖ヘプタアセテート〔化合物、一般式()
でRが全てアセチル基の場合〕の製造法 6―〔〔〔(2―クロロエチル)アミノ〕カルボ
ニル〕アミノ〕―6―デオキシシヨ糖ヘプタアセ
テート228mgをギ酸3mlに溶解し、氷冷撹拌下に
亜硝酸ナトリウム32mgを添加した。1時間後に反
応液を氷水に注加し、クロロホルム抽出した。ク
ロロホルム層を水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧濃縮すると淡黄色グラス状残渣が得られ
た。この残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー〔溶媒系:ベンゼン―アセトン(9:1)〕
で精製すると、目的の6―〔〔〔(2―クロロエチ
ル)ニトロソアミノ〕カルボニル〕アミノ〕―6
―デオキシシヨ糖ヘプタアセテート(化合物
が淡黄色グラス状で得られた。 収量:187mg(収率、79%) 〔α〕20 :+46.9゜(C2.1、クロロホルム) mp:48℃ バイルシユタイン・テスト:陽性(Cl) 赤外スペクトル:1490cm-1(NO),1530cm-1
(ウレイド,NH), 1740cm-1(アセチル,C=0) 元素分析: C29H40N3O19Cl(分子量、770.11)として
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、Rは水素原子又はアシル基) で示されるシヨ糖ニトロソ尿素誘導体。 2 Rが全て水素原子である特許請求の範囲第1
    項記載のシヨ糖ニトロソ尿素誘導体。 3 Rが全てアセチル基である特許請求の範囲第
    1項記載のシヨ糖ニトロソ尿素誘導体。
JP9686381A 1980-11-05 1981-06-23 Nitrosourea derivative of sucrose Granted JPS57212195A (en)

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DE8181109392T DE3163319D1 (en) 1980-11-05 1981-10-30 Nitrosourea derivatives of sucrose, a method for their preparation, and pharmaceutical compositions containing them
EP81109392A EP0051303B1 (en) 1980-11-05 1981-10-30 Nitrosourea derivatives of sucrose, a method for their preparation, and pharmaceutical compositions containing them

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