JPS6137534Y2 - - Google Patents

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JPS6137534Y2
JPS6137534Y2 JP1978145300U JP14530078U JPS6137534Y2 JP S6137534 Y2 JPS6137534 Y2 JP S6137534Y2 JP 1978145300 U JP1978145300 U JP 1978145300U JP 14530078 U JP14530078 U JP 14530078U JP S6137534 Y2 JPS6137534 Y2 JP S6137534Y2
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JP
Japan
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roof
cover
speed indicator
front part
outside air
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JP1978145300U
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JPS5562406U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は大型トラツク、バス、特殊車等のルーフ
前端部から外気を車室内に取入れるようにしたル
ーフベンチレータに関するものである。
大型トラツク等においては車室内への外気取入
れを、ルーフ前端部に開口するルーフベンチレー
タによつていることが多い。
従来のこの種ルーフベンチレータAは第1図に
車体への取付状態における外観正面図で、又、第
2図に同じく縦断側面図で示してあるように、車
体1のルーフ2の前端部にカバー3を取付けて、
外気流入側開口部4を形成し、ルーフ2の一部を
上下に貫通する空気口5から車室6内に外気を導
入するようになつている。
前記従来のルーフベンチレータAは車体1の走
行によつて相対的に生じる地表と平行の空気流a
を取入れることができるように、ほぼ空気流aに
直交する向きに開口部4を形成してある。
しかし、車体1の前部は走行時の空気抵抗を減
少できるよう少くともフロントガラス7を上部に
至るにつれて後方に傾斜させてあるので、第2図
中に示してあるように、開口部4の開口面積より
も遥かに大きい車体前部に当つてフロントガラス
7の面沿いに上昇する激しい空気流bがルーフベ
ンチレータAへの空気流入を妨げる。さらに車体
前部からルーフ2の上方に流れる空気流bは大き
な渦流cを発生し、走行時の車体1に対する空気
抵抗の増大をまねいている。この空気抵抗はルー
フベンチレータAを形成するカバー3の高さH1
がルーフ2の上端から150mm程度であると、カバ
ー3の突出量が零である場合に較べて約10%増大
する。
一方、大型トラツクの場合、走行速度を3段階
で示す速度表示灯8の取付けが義務づけられてお
り、横列3個からなる速度表示灯8は車体1のル
ーフ2の前端中央部分に取付けなければならな
い。
そこで、ルーフベンチレータAの開口部4内に
間隔をおいて3個の速度表示灯8を前向きに組込
むことになるので、カバー3の高さH1を減少す
ることは困難である。
又、前記カバー3の内側においてルーフ2に設
けた空気口5には、車室6内への雨水の流入を避
けることができるように、水切壁9を口縁部分に
起立突設してあるが、開口部4の下端と水切壁9
の上端との高低差が比較的小さく、水切り効果が
あまり挙らない問題もあつた。
さらに、ルーフベンチレータとして実公昭29−
9516号公報に開示されるものは、取付台に設けた
標識灯がルーフの前部より突出し、硝子部の下側
でフロントガラス面に沿つて上昇する空気流と硝
子部に衝当した空気流とで渦流を起生し、これら
渦流が取付台の両側から上方に流れた乱流を起
し、ルーフの上面における空気流を乱し空気抵抗
の増大をまねくことになる。
本案は前記のような観点に基き、前記諸問題を
すべて解決できる大型トラツク等のルーフベンチ
レータを提供するもので、車体のルーフに取付け
たカバーの前部を前記ルーフの前部の傾斜面にほ
ぼ平行させて下向き傾斜させ、前記カバーの板厚
端面と前記傾斜面とで斜前下向きの外気流入側開
口部を画成し、この外気流入側開口部を前記カバ
ー内のルーフに設けた立上り水切壁よりも低い位
置に形成し、前記カバーの前部に車幅方向に間隔
をおいて複数の速度表示灯収納凹陥部を形成し、
これら速度表示灯収納凹陥部に速度表示灯の先端
部および上面を前記カバーの前部の傾斜面より前
方および上方より突出しないよう速度表示灯を収
納取付けてなるトラツク等のルーフベンチレータ
である。
図面により本案ルーフベンチレータの実施例を
説明すると、第3図に車体への取付状態の正面図
で示し、第4図に同じく縦断側面図で示した本案
ルーフベンチレータBは、車体1のルーフ2に取
付けたカバー3の前部をルーフ2の前部の傾斜面
にほぼ平行させて傾斜させ前記カバー3の板厚端
面と前記傾斜面とで斜前下向きの外気流入側開口
部4を画成してある。
また、ルーフベンチレータBのカバー3の前部
に速度表示灯8,8,8を収納取付ける速度表示
灯収納凹陥部10,10,10を車幅方向に間隔
をおいて形成してあり、これら速度表示灯収納凹
陥部10,10,10のそれぞれに収納取付けた
速度表示灯8の前面は速度表示灯収納凹陥部10
より前方に突出することなく、しかも速度表示灯
8の上面はカバー3の上面より突出しないように
してある。
前記ルーフ2に車室6内への外気流入を可能に
した空気口5を設け、空気口5の口縁部分に立上
り水切壁9を組立突設してあり、前記外気流入側
開口部4はこの水切壁9よりも低い位置に形成し
てある。
なお、第3図中H2で示したルーフ2上端から
のカバー3の高さは従来のルーフベンチレータA
における高さH1に較ば大幅に減少している。
本案は前記のように構成したので、車体1が走
行したときに車体1に対して相対的に地表と平行
の流れとなる空気流aは車体前部に激突してフロ
ントガラス7の傾斜面に沿つた激しい上昇流とな
る空気流bは、一部がストレートに外気流入側開
口部4に流れ込み、空気口5から車室6に流入す
る。
空気流bの他の一部はそのままルーフ2上に流
れ、地表と平行する空気流aはカバー3の前部の
上面に沿つて円滑に流れ、また外気流入側開口部
4はルーフ2の前部の傾斜面とカバー3の板厚端
面とで画成してあり、カバー3の前端縁は薄肉状
としてあるからカバー3の前端縁に衝当した空気
は抵抗を起生することなく外気流入側開口部4
へ、またはカバー3の前部の上面に沿つてルーフ
2上に流れ、空気流aと空気流bとの合流による
渦流をほとんど生じない。
また速度表示灯8を外気流入側開口部4外に設
けたため、カバー3の高さH2は従来のカバーに
おける高さH1に較べて大幅に減少し、車体走行
時の空気抵抗は、ルーフベンチレータ部分に関す
る限り著しく小さくなり、外気流入側開口部4の
位置が低いので、水切壁9による水切効果は確実
となる。
以上の説明から明らかなように、本案ルーフベ
ンチレータは車体前部の傾斜面に沿つて上昇する
空気流を有効にベンチレーシヨンエアとして利用
でき、この上昇空気流の利用によりルーフベンチ
レータの外気流入側開口部前における空気流の混
乱を避けることができるので車体走行上空気抵抗
増大の原因の一つとなつている渦流の発生をも防
ぐことができ、また速度表示灯を外気流入側開口
部外に設けるととも車幅方向間隔をおいて形成し
た速度表示灯収納凹陥部内に収納取付けてカバー
前部の傾斜面の前方および上方へ突出しないよう
にしたから、空気抵抗増大の原因となつていたカ
バー高さの減少と、空気流れの障害となる突出部
分を形成せしめることなく、しかも車幅方向間隔
をおいて形成した速度表示灯収納凹陥部間には充
分な空気流れ空間が確保され、さらに、雨水の車
室内流入も生じないなど、優れた利点を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のルーフベンチレータを
車体への取付状態で示した図で、第1図は正面
図、第2図は縦断側面図、第3図、第4図は本案
ルーフベンチレータを車体への取付状態で示した
図であつて第3図は正面図、第4図は縦断側面図
である。 1……車体、2……ルーフ、3……カバー、4
……外気流入側開口部、5……空気口、6……車
室、7……フロントガラス、8……速度表示灯、
9……立上り水切壁部、10……速度表示灯収納
凹陥部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のルーフに取付けたカバーの前部を前記ル
    ーフの前部の傾斜面にほぼ平行させて不向き傾斜
    させ、前記カバーの板厚端面と前記傾斜面とで斜
    前下向きの外気流入側開口部を画成し、この外気
    流入側開口部を前記カバー内のルーフに設けた立
    上り水切壁よりも低い位置に形成し、前記カバー
    の前部に車幅方向に間隔をおいて複数の速度表示
    灯収納凹陥部を形成し、これら速度表示灯収納凹
    陥部に速度表示灯の先端部および上面を前記カバ
    ーの前部の傾斜面より前方および上方より突出し
    ないよう速度表示灯を収納取付けてなるトラツク
    等のルーフベンチレータ。
JP1978145300U 1978-10-24 1978-10-24 Expired JPS6137534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978145300U JPS6137534Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978145300U JPS6137534Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5562406U JPS5562406U (ja) 1980-04-28
JPS6137534Y2 true JPS6137534Y2 (ja) 1986-10-30

Family

ID=29124726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978145300U Expired JPS6137534Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24

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JPS5562406U (ja) 1980-04-28

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