JPS644584Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS644584Y2
JPS644584Y2 JP1982139351U JP13935182U JPS644584Y2 JP S644584 Y2 JPS644584 Y2 JP S644584Y2 JP 1982139351 U JP1982139351 U JP 1982139351U JP 13935182 U JP13935182 U JP 13935182U JP S644584 Y2 JPS644584 Y2 JP S644584Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
panel
intake duct
water
intake port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982139351U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5943213U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13935182U priority Critical patent/JPS5943213U/ja
Publication of JPS5943213U publication Critical patent/JPS5943213U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS644584Y2 publication Critical patent/JPS644584Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動車に搭載されたエンジンのエア
クリーナの吸気ダクトに係り、特にその吸気ダク
トの水の吸込み防止構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車等のエンジンに低い温度の空気を
吸気させてエンジンの出力アツプを図るため、エ
ンジンルームの前部上方側部位から空気を取り入
れる構造がある。
このような構造としては、例えばエンジンルー
ム内のエンジンのエアクリーナノーズ端に連設さ
せた吸気ダクトの吸気口側端部を、エンジンルー
ム前端部に設けられているラジエータサポートパ
ネル(以下、単にパネルと称する)の比較的上部
に穿設した貫通孔に臨ませて開口配設したものが
ある。
即ち、このように開口配設した前記吸気口側端
部の先端は、前記パネルの表面上に面した位置、
即ちパネル表面と一致した位置に開口配設されて
いる。
ところで、自動車が冠水した道路を走行してい
るときに、自動車の走行方向前方の水面が盛り上
がる状態となるが、この水面高さが、自動車の車
体前部に設けられている前記パネル下部まで達す
ると、道路上の水がそのパネルの前側表面を上方
に伝い上がりをする。
そして、このようにパネル表面を伝い上がつて
きた水を吸気口から吸込まないように、吸気口は
前記パネルの比較的上部位置にて貫通孔を介して
開口配設させて、水吸込み防止を図つていた。
しかしながら、吸気ダクトの先端は、前記パネ
ル表面に面した位置に開口配設されているため、
この吸気ダクトの吸気口はパネルの比較的上部に
開口配設されているものの、吸気ダクトの吸気口
下方直下のパネル面まで伝い上がつた水は、エン
ジンの吸気圧(負圧)によりエンジン吸入空気と
ともに吸気口から吸込まれ、エアクリーナの機能
を阻害し、またエンジンの不調をまねく等の不具
合を生じていた。
そこで、このような不具合を解消するべく、従
来例えば実開昭56−119775号公開公報(実願昭55
−18061号)に示されるような水吸込み防止構造
が提案されている。
即ち、この実開昭56−119775号公開公報には、
車体パネルの前方側に、空気導入口を外装する方
向変更部材を設け、車体前方から浸入してくる水
が空気導入口に入らないようにした構成が開示さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記実開昭56−119775号公開公報に開
示された水吸込み防止構造の場合、空気導入口は
車体パネル面に面して開口されているため、仮に
空気導入口近傍まで水が浸入してきた場合、この
空気導入口自体が所謂水切り作用を果たすことは
できず、空気導入口から水が吸込まれてしまうこ
とがある。
また、このような水切り作用を不要とするべ
く、前記空気導入口に水が至らないようにするた
め、別部材の方向変更部材を設ける必要があり、
部品点数が増加し、かつこれに伴つて重量及びコ
スト等が増加するとともに、この方向変更部材に
は車体前方からの水を下方に案内する複数の長孔
及びひれ部等を形成する必要があり、しかもこの
方向変更部材の下部に対向する車体パネル面には
水抜き孔を別個に穿設する必要がある。
従つて、部品点数が増加し、構造が複雑になる
とともに、長孔及びひれ部の形成、方向変更部材
の取付け、水抜き孔の穿設というように、各作業
工数が増加するという不具合が生じるものであ
る。
そこでこの考案の課題は、吸気ダクト先端のパ
ネル面貫通孔への開口配設状態、及び貫通孔の形
状を工夫することにより、吸気ダクトの吸気口か
らの水吸込みを確実に防止することである。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は、吸気ダクトの先端に水切
り機能を持たせるとともに、パネル表面を伝い上
がつてきた水を吸気口に至る直前で排出すること
を特徴とする。
即ち、自動車に搭載されたエンジンのエアクリ
ーナノーズ端に連設させた吸気ダクトの吸気口側
端部を、エンジンルーム前側部に設けられている
ラジエータサポートパネルの貫通孔を介して開口
配設した自動車の吸気ダクトにおいて、前記吸気
口側端部を前記ラジエータサポートパネルの貫通
孔に貫通させ、その先端を前記ラジエータサポー
トパネルより前方に突出させて配設するととも
に、前記吸気口直下部もしくは直下部周縁にわた
つて開口する透孔を前記ラジエータサポートパネ
ルの貫通孔に連設したものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、ラジエータサポートパネ
ルより前方に突出した吸気ダクト先端によつてパ
ネル表面を伝い上がつてきた水の所謂水切り作用
を果たすことができるとともに、パネル表面を伝
い上がつてきた水は、このパネルにおける吸気ダ
クト配設用貫通孔に連設した透孔によつて、吸気
ダクトの吸気口に至る直前でこの吸気口の直下に
て確実に流下排出することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図はこの考案に係る自動車の吸気ダクトの
水吸込み防止構造の実施例を示す、車体前部を破
断した略示斜視図、第2図は第1図の−線相
当部分の断面図である。
そして、これら第1図及び第2図に示すよう
に、この実施例は自動車に搭載されたエンジン
(図示省略)のエアクリーナノーズ51の端部に
連設させた吸気ダクト1の吸気口2側の端部を、
エンジンルームERの前側部に設けられているラ
ジエータサポートパネル3(以下、単にパネル3
と称する)の貫通孔31を介して開口配設した自
動車の吸気ダクト1において、この吸気ダクト1
の吸気口2側の端部先端を、前記パネル3の貫通
孔31に貫通させ、このパネル3より前方に突出
させるとともに、このように突出配設した前記吸
気ダクト1の吸気口2下方の前記パネル3の貫通
孔31に透孔4を連設したものである。
尚、図中の符号5はエアクリーナ、6はラジエ
ータサポートアツパパネル、7はエプロンパネ
ル、8はクロスメンバ、9はサイドメンバ、10
はフエンダパネル、11はエンジンフード、12
はヘツドランプ、13はフロントバンパをそれぞ
れ示す。
即ち、吸気ダクト1の吸気口2側の端部先端
は、パネル3の貫通孔31を貫通して、このパネ
ル3の表面より前方に突出するように配設したも
のであり、パネル3の表面を伝い上がつてきた水
を、前記突出した先端で所謂水切り作用を行うよ
うにしたものである。
尚、この吸気ダクト1の先端におけるパネル3
表面からの突出量は、その前方に配置されるヘツ
ドランプ12等の部品の間に所定間隙を設ける関
係で決まつてくるが、一般には10〜15mmが最適で
ある。
また、前記透孔4は吸気ダクト1の吸気口2の
直下部もしくは直下部周縁にわたつて、前記パネ
ル3における吸気ダクト1用の貫通孔31に一体
的に連設して開口したものであり、前記パネル3
の表面を伝い上がつてきた水が、この透孔4の中
に流入するようにしたものである。
而して、この実施例によれば、自動車が冠水し
た道路等を走行した場合において、パネル3の表
面を水が伝い上がつてきた場合、この水は前記パ
ネル3の吸気ダクト用貫通孔31に連設した透孔
4により、前記吸気ダクト1の吸気口2に至る直
前に、この吸気口2の直下にて前記透孔4の中に
流入させ、エンジンルームERの下方に流下させ
て確実に排出することができる。
従つて、前記水をエンジンの吸気圧によりエン
ジン吸入空気とともに吸気口2から吸込むことの
ないよう効果的に防止できる。
また、パネル3の表面を伝い上がつてきた水
が、仮に吸気ダクト1の直下近傍もしくは周縁ま
で至つた場合であつても、この吸気ダクト1の先
端はパネル3の表面より前方に突出しているた
め、この突出した先端部位によつて所謂水切り作
用を果たすことができ、この水を突出した先端の
吸気口2部位まで至らしめることなく、流下させ
ることができるため、前記吸気口2からの水の吸
込みを、より確実に防止することができる。
さらに、このような吸気口2からの水の吸込み
を確実に防止するべく、この考案は吸気ダクト1
の先端をパネル3の表面より前方に突出するよう
配設するのみでよいとともに、吸気口2の直下部
もしくは直下部周縁にわたつて開口する透孔4
を、パネル3における吸気ダクト1用の貫通孔3
1に一体的に連設するのみでよく、吸気口2から
の水吸込み防止のための別部材を設けたり、パネ
ル3に別個の水抜き孔を設けたりすることは不要
となるため、部品点数、重量、コスト及び作業工
数等が増加することなく、極めて簡単な構造とす
ることができる。
尚、この実施例では吸気口2の直下部もしくは
直下部周縁に連設した透孔4以外に、例えばパネ
ル3の貫通孔31を貫通して先端が前方に突出し
た吸気ダクト1における前記貫通孔31部位の側
方及び上方等の全周が、この貫通孔31の孔縁に
当接することなく、所謂遊挿状態に貫通されるよ
う吸気ダクト1を貫通配設した構成としたこと
(第2図参照)により、前記吸気ダクト1におけ
る外周の全周と貫通孔31及び透孔4との間には
透孔4及び所定の隙間が形成され、この透孔4及
び隙間を介して水を排出することができるため、
前述したような吸気ダクト1の先端をパネル3よ
り前方に突出させて配設することと相まつて、パ
ネル3の表面を伝い上がつてきた水の吸気口2か
らの吸込みを、さらに確実に防止することができ
る。
ここで、この実施例ではパネル3の表面を伝い
上がつてきた水が吸気ダクト1の吸気口2から吸
込まれることを確実に防止したものであるが、吸
気ダクト1の前方から浸入しようとする水は、こ
の吸気ダクト1の吸気口2より前方に配置される
ヘツドランプ12等によつて遮断されるため、こ
のような前方からの水の吸気口2に吸込まれるこ
とも確実に防止することができる。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、ラジエータサポート
パネルを貫通して、このパネル前方に突出開口配
設した吸気ダクト先端の水切り作用、及びこの吸
気ダクト下方にて貫通孔に連設した透孔からの排
水作用によつて、極めて簡単な構造で、吸気ダク
トにおける吸気口からの水の吸込みを確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図の図面はこの考案の一実施例
を示しており、第1図は自動車の吸気ダクトの水
吸込み防止構造を示す、車体前部を破断した略示
斜視図、第2図は第1図の−線相当部分の断
面図である。 51……エアクリーナノーズ、1……吸気ダク
ト、2……吸気ダクトの吸気口、3……ラジエー
タサポートパネル、31……貫通孔、4……透
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車に搭載されたエンジンのエアクリーナノ
    ーズ端に連設させた吸気ダクトの吸気口側端部
    を、エンジンルーム前側部に設けられているラジ
    エータサポートパネルの貫通孔を介して開口配設
    した自動車の吸気ダクトにおいて、 前記吸気口側端部を前記ラジエータサポートパ
    ネルの貫通孔に貫通させ、その先端を前記ラジエ
    ータサポートパネルより前方に突出させて配設す
    るとともに、前記吸気口直下部もしくは直下部周
    縁にわたつて開口する透孔を前記ラジエータサポ
    ートパネルの貫通孔に連設したことを特徴とする
    自動車の吸気ダクトの水吸込み防止構造。
JP13935182U 1982-09-15 1982-09-15 自動車の吸気ダクトの水吸込み防止構造 Granted JPS5943213U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13935182U JPS5943213U (ja) 1982-09-15 1982-09-15 自動車の吸気ダクトの水吸込み防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13935182U JPS5943213U (ja) 1982-09-15 1982-09-15 自動車の吸気ダクトの水吸込み防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5943213U JPS5943213U (ja) 1984-03-21
JPS644584Y2 true JPS644584Y2 (ja) 1989-02-06

Family

ID=30312366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13935182U Granted JPS5943213U (ja) 1982-09-15 1982-09-15 自動車の吸気ダクトの水吸込み防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5943213U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0435267Y2 (ja) * 1987-01-09 1992-08-20
JPH0611209Y2 (ja) * 1987-06-19 1994-03-23 三菱自動車工業株式会社 ウオ−タプル−フプレ−ト
JPS642717U (ja) * 1987-06-25 1989-01-10
JP2600439B2 (ja) * 1990-05-22 1997-04-16 日産自動車株式会社 自動車の車体前部構造
JP3475988B2 (ja) * 1996-03-28 2003-12-10 スズキ株式会社 エアクリーナの取付構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56119775U (ja) * 1980-02-14 1981-09-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5943213U (ja) 1984-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3613060B2 (ja) 自動車の外気導入構造
EP2169210B1 (en) Engine intake passage structure of front vehicle body and method of providing the same
KR100802929B1 (ko) 자동차 엔진 룸의 외부 공기 흡입 시스템
JPS644584Y2 (ja)
JP3978711B2 (ja) スプラッシュガードの構造
JP3726320B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPS62157871A (ja) 自動車のエアボツクス構造
JP3205670B2 (ja) ダクトの入水防止構造
JPH0537695Y2 (ja)
JP3465581B2 (ja) 自動車の外気導入装置
JPH0534978Y2 (ja)
JPH0434131Y2 (ja)
WO2023119781A1 (ja) 吸気ダクト
JPH0512233U (ja) 車両吸気ダクトの吸気取入構造
JPS6127828Y2 (ja)
JPH0217922Y2 (ja)
JPS6311323Y2 (ja)
JPH06191292A (ja) 自動車の空気取入装置
JPH0572285B2 (ja)
JPH0114499Y2 (ja)
JP4063635B2 (ja) キャブ用エアクリーナの吸気構造
JP3417224B2 (ja) 自動車のカウルボックス構造
JP3272557B2 (ja) ダクトのチャンネルユニット構造
JPH0226702B2 (ja)
JPS6137534Y2 (ja)