JPS61268658A - メタクリルアミドの精製法 - Google Patents

メタクリルアミドの精製法

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JPS61268658A
JPS61268658A JP10702285A JP10702285A JPS61268658A JP S61268658 A JPS61268658 A JP S61268658A JP 10702285 A JP10702285 A JP 10702285A JP 10702285 A JP10702285 A JP 10702285A JP S61268658 A JPS61268658 A JP S61268658A
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JP
Japan
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methacrylamide
sulfate
hydroxide
water
calcium
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JP10702285A
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English (en)
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Toshihiro Sato
俊裕 佐藤
Hitoshi Takeda
武田 斉
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、メタクリルアミドの精製法(:関する。さら
に詳しく言えば、アヒトシアンヒトリン、硫酸で加熱し
アミド化して得られるメタクリルアミド硫酸塩をアンモ
ニアで中和して得られるメタクリルアミドを再結晶法で
精製し、硫酸根を除去し高純度のメタクリルアミドを得
る方法C二関する。
(従来技術とその問題点) メタクリルアミドの製法としては、多くの方法が知られ
ているが、最も安価にかつ容易C:得る方法はアヒトシ
アンヒドリンと硫酸から得られるメタクリルアミド硫酸
塩を中和して得る方法である。しかしながら、従来の技
術で得られるメタクリルアミドを、水溶媒を使用して再
結晶操作をしても、硫酸根は0.1%(1000ppm
)程度含まれるのは避けられず、これは、繊維改質剤1
紙加工剤の分野C:おいては十分使用できるもの五感光
性樹脂、風防ガラス、写真フィルム、凝集剤等の分野に
おける樹脂改質剤としての用途(二は更に何らかの精製
を施さなければ実質的(二使用できない。
これは、か〜る分野の樹脂製品は電解質成分の少いこと
を要求されるものが多いため、微量の不純物の混入でも
改質対象樹脂の架橋反応や重合反応が著しく妨害される
ことが多いからである。
しかして、高品質メタクリルアミドを得る精製法として
は、特開昭58−109457では。
陰イオン交換樹脂で処理したのち、晶析操作を行うこと
が提案されている。しかしこの方法では、イオン交換樹
脂容量が小さいため、極めて多量のイオン交換樹脂が必
要であるか、又はその再生用の試薬が多量必要である。
その改良の為C二前記発明では予め水で噴霧洗浄し、硫
安を減少させて得られるメタクリルアミドの水溶液をイ
オン交換樹脂を充填されたカラムC二連液しているが、
メタクリルアミドの損失が大きく。
収率は約40%(アヒトシアンヒドリン基準)と著しく
低い。
また、特開昭57−120556では、透視度を同上さ
せるために、pH8以上で晶析操作を行うこと(−より
、高品質で透明性の高いメタクリルアミドを得る方法が
記載され“ている。pH調整に使用するアルカリは特に
限定されず、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭
酸塩および水酸化物やアンモニア等が使用され、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムの水溶液が特に好ましいと
も記載されている。しかし、これら塩の添加はpa副調
整ため(二少量添加されているだけであるので、原料メ
タクリルアミドに含まれている硫酸根は、pH調整せず
(二晶析操作で精製する場合と何らかわらず、0.02
%(200ppm)程度の童が含まれる事シーなる。精
製前のメタクリルアミドや、晶析し、分離されたメタク
リルアミドの結晶を冷水を用いて洗浄することも記され
ているが、使用する水に溶解するメタクリルアミドは損
失することで収率が小さくなることや結晶を溶解する為
に小さい結晶となるなど、好ましくない問題を含むこと
になる、また透視度を低下さす原因は、アミド化時のメ
タクリルアミドのダイマーや、乾燥時の重合物の発生な
どC:よる原因が大きく、アミド化時のダイマーの生成
や晶析及び乾燥工程で、重合のおきない条件を選ぶこと
が重要となる。
以上の様に従来の精製法では、面品質のメタクリルアミ
ドをぽ簡単な操作により工業的に有利C=製造する方法
としては種々の欠陥を有している。
(問題点を解決するだめの手段) メタクリルアミド中の微量硫酸根を効率よく除去するた
め(二は、水浴液からの再結晶精製する場合にカルシウ
ムおよび/又はバリウムの水酸化物および/または炭酸
塩を添加して行うことにより達成される。
この方法では残存硫酸根を実質的数十ppm以下、特(
=20ppm以下程度C二容易に減少させることが出来
ると同時:;精製こおけるメタクリルアミドの損失が少
く工業的(:極めて有利(:高純度メ°り$り・グ゛ル
ア、ミ・ドを・製造(するFごとが可能となる。
本発明の方法において、再結晶原料として使用されるメ
タクリルアミドは、アヒトンシアンヒドリン1モル(二
対し1.3−1.8モルの濃硫酸を用いて、アミド化温
度120〜180℃の反応条件で製造されたメタクリル
アミド硫酸塩を水の存在下アンモニアを用いて中和して
得られる粗メタクリルアミドを用いることが好ましい。
晶析の方法は、基本的には通常の晶析方法でよい。即ち
概略の晶析工程は、メタクリルアミドの加温・溶解、メ
タクリルアミド水溶液へのカルシウム又は/及びバリウ
ムの水酸化物又は/及び炭酸塩(以後アルカリ塩と称す
)の添加、不溶解物の濾過通常は冷却による晶析、遠心
脱や 水、乾燥の各操作より成る。メタクリルアミドの溶解は
、30〜60℃の範囲、より好ましくは40〜55℃の
範囲で、メタクリルアミド100部に対し、水70−1
90部で均一に溶解させるのが好ましい。溶解温度が高
すぎると。
メタクリルアミドの重合がしやすく、低い場合は溶解度
が小さくなり、得られる結晶量が少なくなり、効率が低
下するためである。
前記メタクリルアミドには、3〜596の硫酸アンモニ
ウムが含まれているが、この硫酸アンモニウム1モルに
対し1〜3、好ましくは1.1〜2.5モルのアルカリ
塩を添加し、反応さす。
添加するアルカリ塩が少なければ未反応硫酸アンモニウ
ム塩がメタクリルアミドi二付着し、硫酸根の充分な除
去ができない。又多すぎるとpHが高くなり、メタクリ
ルアミドの重合安定性を阻害し、また不経済である。
添加するアルカリは、硫酸根と反応し、水への溶解度が
小さい塩をつくるものならよいが、工業的C二有利に利
用できる試薬は前記アルカリ塩である。一般的な中和に
使用されるアルカリ金属、アルカリ土類金属の炭酸塩、
アンモニウム、特シー常用される水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムの水溶液では不適当である。
なお、アルカリ塩添加は必らずしも、メタクリルアミド
を溶解したあとである必要はなく。
原料メタクリルアミド、又は水へ添加してから溶解して
もよく、不溶解物のr通口であればよい。
着色のないメタクリルアミドを得る目的で。
活性炭処理などの脱色処理を行うことが必要である場合
は、この操作時にアルカリ塩を添加し。
これら脱色剤を濾過除去する際に、アルカリ塩の添加ζ
;よって生じる硫酸塩も同時に除去することができる。
硫酸根が除去された清面なメタクリルアミド水溶液から
のメタクリルアミドの晶析方法は通常のいかなる方法を
用いても構わないが、冷却晶析が好ましい。メタクリル
アミドは非常に重合しやすいため真空断熱冷却方式より
間接冷却方式にする方が1重合防止1:効果的な酸素の
存在があるために好ましい。冷却温度は特ζ二限定され
ないが、5へ15℃がより好ましい。
晶析したメタクリルアミドは、常法に従い遠心脱水など
の方法で固体のメタクリルアミドと水溶液を分離する。
分離されたメタクリルアミドの結晶には、実質的(;硫
酸塩は付着せず、常法に従い乾燥することと=よって、
硫酸塩を含まないメタクリルアミドを製造することが出
来る。
分離されたメタクリルアミドの結晶を少量の水で洗浄す
ると付着硫酸塩が除去され更に残存硫酸根の量を少くす
ることができる。乾燥は通常の方法でよく特C:限定さ
れないが1重合物を含まないメタクリルアミドを得るに
は、酸素存在下40〜90℃の低温で、短時間に行うの
が好ましい。
(実施例) 解しpH3〜8I=調整し、スルホナシ■を指示薬とし
て規定の過塩素酸バリウムで滴定し、硫酸根(SO4−
)を定量する方法に従ったものである。透視度はJIS
O102工場廃水試験方法の透視度の項に従い測定した
が、試料は、メタクリルアミド1009をメタノール4
00mAにとかした液を用いる。透視変針は50儂まで
目盛りのある市販品を使用した。純度は臭素付加法より
二重結合値を求めガスフロマドグラフィー1二よってメ
タクリル酸を分析しこの値を補正することC;より求め
た。
色数(APHA )はメタクリルアミド1096水溶液
の値である。
再結晶原料の製造 ウォーターバスに浸漬し、攪拌機を設置したホーロー引
きパスに水764fを入れ5Ic酸/アヒトンシアンヒ
ドリン=1.7(モル比)で、135℃の条件でアミド
化したメタクリルアミド硫酸塩1269Fを液温30℃
以下で滴下した。次いで、2596アンモニア水溶液を
液温30℃以下C:冷却下2時間でpH7へ8に中和し
た。
得られたスラリーを遠心分離し、357gを得た。硫安
は2,3%含まれている。
実施例1 攪拌機付の21フラスコに水550fを入れ52℃4二
加温し、再結晶原料のメタクリルアミド500?、水酸
化カルシウム9.32を加え。
30分で溶解させた。
次いで、セライトをプレコートしたσ紙を用いたタラチ
ェで、すばやく減圧r過し、濾過されたメタクリルアミ
ド水溶液を30分で放置。
その後30分で7℃ま′で冷却し結晶を析出させた。得
られたスラリーを遠心脱水し十分脱水した。得られた結
晶を、ロータリーエバポレーターで空気を吹き込みなが
らウォーターパス−6・0℃で乾燥し、メタクリルアミ
ド351fを得た。
このメタクリルアミドの水分は0.596で、純度は9
9.596以上1色相(APHA) 25以下、メタノ
ール溶液の透視度は50以上で、硫酸根は19ppmで
あり、1095水溶液のpHは9.1であった。
実施例2 実施例1で水酸化カルシウムの添加量を7.92と変え
た以外は、全く同様C二してメタクリルアミドを得た。
このメタクリルアミドの水分は0、5 m 、純度99
.5%以上、色相(APHA) 25以下、透視度50
以上で硫酸根98ppmであった。
実施例3 実施例1(:おいて、水酸化カルシウムを炭酸カルシウ
ム12.6 F Cかえた以外は全く同様の実験を行っ
た。このメタクリルアミドの水分は0、5 m 、純度
99.596以上1色相(APHA) 2 s以下、透
視度は50以上で硫酸根・21ppmであり10%水溶
液のpaは9.1であった。
実施例4 実施例1で、水酸化カルシウムと同時に粉末活性炭2,
5fを加えた以外は全く同様C:実験した。このメタク
リルアミドの水分は0.5%、純度は99.5%以上、
色相(APHA) 5以下、透視度50以上、硫酸根1
9ppmで、pHは9.1であった。
実施例5 実施例1と同様C:実験しスラリーを得、これを遠心脱
水し、更に水100Fで噴霧しながら遠心脱水し、十分
脱水した。これを、実施例1と同様C:乾燥し3362
を得た。このメタクリルアミドの水分は0.5%、純度
99.54以上。
色相(APHA) 10以下、透視度50以上、硫酸根
10ppm以下、pHは8.8であった。
比較例1 実施例1で水酸化カルシウムを添加しないで。
他は全く同様にしてメタクリルアミドを得た。
このメタクリルアミドの水分は0.5 % 、純度99
.596以上1色相(APHA) 25以下、メタノー
ル水溶液の透視度は50以上で硫酸根は300ppmで
DHは4.2であった。
比較例2 水酸化カルシウムを添加しないで、他は実施例5と同様
にしメタクリルアミドを得た。この硫酸根は155pp
mであった。
比較例3 実施例1で水酸化カルシウムのかわりI:104二 %カーイソーダ水溶液を添加し、pH12にし。
他は全く同様にしてメタクリルアミドを得た、このメタ
クリルアミドの水分は0.595.純度99、5 *以
上で色相(APHA) 25以下、透視度は50以上で
あるが、硫酸根は3;25ppmと多く存在した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硫酸根を不純物として含有するメタクリルアミドを水溶
    媒を使用して再結晶し精製する際に、カルシウム又は/
    およびバリウムの水酸化物又は/及び炭酸塩を添加して
    晶析操作を行うことを特徴とするメタクリルアミドの精
    製法。
JP10702285A 1985-05-21 1985-05-21 メタクリルアミドの精製法 Pending JPS61268658A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041542A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Shimanishi Kaken Co Ltd 食品添加物の製造方法
CN108822003A (zh) * 2018-05-31 2018-11-16 成都市科隆化学品有限公司 一种磺基水杨酸的提纯工艺

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