JPS61259946A - 耐熱性容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野］ 本発明は、果汁飲料等の充填時熱殺菌を必要とする内容
物の容器として適した透明な耐熱性容器に関するもので
ある。

（従来の技術と問題点） 従来より、果汁飲料用容４としてポリエチレンテレフタ
レート樹脂を素材とする二軸延伸ブロー容器が用いられ
始めているが、内容物な高温で殺菌して充填するため、
その製造には種々の耐熱化　□工程が必要であり、その
コストも高いものとなっていた。

例えば、容器口元の結晶化を行ない、白化させ、口元の
耐熱化な計る方法が提案されている（特公昭５９−３３
１０１３が、その白化には結晶化温度における長時間保
持が必要であり、口元寸法ｍ度な確保するのが難しく、
キャップによる口元密封にも種々の工夫なこらす必要が
あった。また、この様な耐熱化な施こさないと容器に内
容物な高温（例えば、８５Ｃ）充填し、容器殺菌後、口
元殺菌なするために、容器な横倒しすると、口元のＵ部
の耐熱性が不足しているので、キャップと容器首部との
嵌合が甘くなり、液漏れを起こすことがしばしばである
。

（間頓点を解決するための手段） 本発明は以上の従来技術の間頓点を解決すべく考えられ
たものであり、容器の首部内外両表面層なポリエチレン
テレフタレート樹脂で被覆し、中間層として耐熱性樹脂
な主体とする樹脂層で形成し、容器の胴部および底部は
ポリエチレンテレフタレートａ脂を主体とする樹脂によ
り形成したことな特徴とするものである。ここで第１図
において外層１１）、内層（３１に施こされるポリエチ
レンテレフタレートは、通常の二軸涯伸ブロー成形に適
した樹脂であればよく、ＩＶ値（固有粘度）０．５以上
のものが好ましい。また、このポリエチレンテレフタレ
ート樹脂は容器胴部にも主体として利用されるため、延
伸ブロー成形時にはブロー金型を約１０００に加熱して
おき、延伸成形後のヒートセットな１０〜５０秒行ない
、残留応力？取り除き容器としての耐熱性を上げる工程
？とることもある。

一方、容器首部の中間層（２）としては耐熱性ケ十分に
有する樹脂を用い、容器に加熱内容物な充填、キャッピ
ング後、横倒し等行ない内部殺菌ける時に、夫ヤップと
容器口元の首部との嵌合か弱くなり、内容物が漏れる等
の事故がない様にする。中間層（２）として使用出来る
樹脂は、外層（１）、内層（３）として使用しているポ
リエチレンテレフタレートとの密着性が自いものである
ことが第一の条件であり、もし密着性が弱いと、材料自
体の耐熱性はＱ（てもポリエチレンテレフタレートとの
界面が弱くなり、容器としての耐熱性が確保できないこ
とになる。ここで耐熱性があり、ポリエチレンテンフタ
レート樹脂との密着性の良い樹脂としては、ポリカーボ
ネイ）　＋ｔｔ脂、芳香族ポリエステルカーボネイト、
全芳香族ポリエステルなどが挙げられ、これらの単独、
あるいは二種以上の混合物あるいは、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂との混合物が中間層（２）として用いる
ことが出来る。また、他にも耐熱材料として知られるポ
リエーテルケトン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂等も
ポリエステル系樹脂との混合により使用可能となる場合
がある。

本発明の容器を製造でるにあたっては、多段二色射出成
形機により、有底パリソン（４）を成形するためのキャ
ビティ中にまずポリエチレンテレフタレート樹脂な少量
射出し、その後、中間層となる耐熱性樹脂層な第二のシ
リンダーより射出し、更に、容器の胴部に相当するポリ
エチレンテレフタレート樹脂な再び、射出し、有底パリ
ノン断面が第１　＋Ｑに示すようになるよう成形し、こ
の有底パリソンな二軸延伸ブローして容器となす。この
時、容器胴部は肉厚が薄く、延伸ブローされた時の残留
応力が残りやすいため、この残留応力な取り除き、熱充
填した時の容器の変形を極力防ぐようにしなければなら
ない。従って、ブロー成形した容器は、金型温度約１０
００で１０〜５０秒間、熱を保持し、残留応力？除いた
後に、冷却し、型から取り出す。ここで容器胴部の形状
は、熱充填後の減圧変形に対応出来るように形状な工夫
する事が好ましい。また、首部の中間層は首部全肉厚に
占める肉厚の割合が小さいと、耐熱性の向上に寄与しな
いため、全肉厚の二剤以上の厚さが必要であり、また、
全肉厚の九ｉｌ　すＪｉえる厚さとすると中間層が露出
することがあるため、中間層の厚さは３０〜９０％の厚
みとするのが好ましい。

〈実施例１〉 多段二色射出成形機により有底パリノン首部の最外層お
よび最内層、また、有底パリノン下部底部なポリエチレ
ンテレフタレート樹脂（ＩＶ＝０．６５）、有底バリノ
ン首部中間層ナポリカーポネート樹脂層（透明染料２％
含むンとする有１底パリンンな作り、首部中間層の厚み
な１，７■Ｊ部内外層な０．４−とし、有底パリンン胴
部、肉厚なポリエステル樹脂３．５頽とし、この有底パ
リソンを約１１Ｑｃに加熱調整し、縦横方向に延伸ブロ
ー成形し、１にの自立型容器を得た。この容器の胴部の
平均肉厚は約３７０μであった。この容器のブロー成形
金型は、金型表面温度が約１０００に設定されており、
ブロー圧力を加えながら約４０秒間加熱、加圧し、延伸
時の残留応力？取り除いた。また、容器を金型から取出
す時には、金型な冷却し、容器の温度な十分に下げた。

以上のようにして得られた容器に８５Ｃの熱水を充填し
、アルミキャンプで口元の首部に嵌めて横倒し、倒立等
？して自然放置した後、容器首部とアルミキャップとの
嵌合状ａｔ調べたところ、首部には変形もなく、液体の
漏れもなく、良好なものであった。

〈実施例２〉 実施例１と同様の工程により、容器首部内外層に０．５
Ｇのポリエチレンテンフタレート層な有し、首部中間層
に熱変形＠度（ＡＳＴＭ−Ｄ−６４８）１３０　Ｃの耐
熱性な有する芳香族ポリエステル？約１．０園の厚さで
施こし、容器胴部および底部は、全肉厚の約１／２の厚
み？芳香族ポリエステル中間層が有し、例えば、胴部に
おいては中間層約３０μ、内外ポリエチレンテレフタレ
ート層約１２０μ、計約３００μの胴部肉厚な有するも
のとした容ａ？通常の方法で延伸プロー成形し、１Ｂの
自立容器な得た。この容器の重量は４５９−であった。

この容器（４）・・・有底パリソン に９０Ｃの熱水を充填し、アルミキャップでキャッピン
グ後、倒立、横倒し専行ない自然放置し、冷却して容器
の外観、ｔＬ漏れ等？調べた結果、外観の変形、液漏れ
暮がなく、耐熱性の良好な容器であることが判った。

（発明の効果］ ポリエチレンテレフタレート樹脂な外層、内層゛に有し
、少なくとも首部の中間層が耐熱性の樹脂層を有するも
のであるので、従来の延伸ブロー容器の弱点である熱変
形温度を飛躍的に向上させることができ、また、−ｇ従
来技術として用いられている庁部白化（結晶化）のよう
な特殊な工程が必要がないので、生産スピードが向上し
、コストの低減、品質が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る容器の有底パリソンの断面図であ
る。 ］１）・・・外層 （２）−・・中間層 （３）・・・内層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ポリエチレンテレフタレート樹脂を主体としてなる
   容器において、容器首部の中間層がポリカーボネイト樹
   脂、芳香族ポリエステル樹脂または芳香族ポリエステル
   カーボネイトなどの耐熱性を有する合成樹脂の単独ある
   いは混合物から成り、該中間層の内外面にポリエチレン
   テレフタレート樹脂から成る内層と外層が積層されてい
   ることを特徴とする耐熱性容器。 ２）首部の中間層が首部全肉厚の３０〜９０％の厚みを
   有することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の耐
   熱性容器。 ３）首部の中間層が熱変形温度１２０℃（ＡＳＴＭ−Ｄ
   −６４８）以上の樹脂からなることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の耐熱性容器。