JPS6125670B2 - - Google Patents
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- JPS6125670B2 JPS6125670B2 JP55123124A JP12312480A JPS6125670B2 JP S6125670 B2 JPS6125670 B2 JP S6125670B2 JP 55123124 A JP55123124 A JP 55123124A JP 12312480 A JP12312480 A JP 12312480A JP S6125670 B2 JPS6125670 B2 JP S6125670B2
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- Japan
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- concrete
- mortar
- cement
- water reducing
- performance water
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
本発明はモルタルやコンクリートのワーカビリ
テイ改良法、さらに詳しくは、高性能減水剤を使
用してモルタルやコンクリートを製造する際に、
糖類を添加して、ワーカビリテイを改良する方法
に関する。 従来から高性能減水剤を使用したモルタルやコ
ンクリートの製法は知られているが、これらはフ
ローの低下又はスランプロスが大で施工が困難で
あることから、例えばモルタルやコンクリートを
アジテーター車やミキサー車で運搬する途中、管
理された時間内にさらに高性能減水剤を分添した
り、また施工現場で低下したフローやスランプを
回復させるため、高流動化剤を添加する方法など
が行われている。 しかしながら前者は、分添時間の管理が困難で
あり、また、後者は添加量の変動によりスランプ
の変動が大となり、一般的に軟らかくなりすぎ材
料の分離を生ずるなどの欠点がある。 本発明は、これらの欠点を解決したもので、高
性能減水剤を使用してモルタルやコンクリートを
製造する際、糖類を少量添加することによりモル
タルやコンクリートのワーカビリテイを改良する
方法を提供しようとするものである。 すなわち、本発明は、高性能減水剤を使用し
て、モルタルやコンクリートを製造する際に、セ
メントに対し、単糖類および／または二糖類を
0.005〜0.5重量％を添加することを特徴とする。 以下本発明をさらに詳しく説明する。 本発明において、高性能減水剤としては、ナフ
タレンスルホン酸のホルマリン縮合物を主成分と
したもの、例えば花王石鹸(株)商品名「マイテイ
100」、「マイテイ150」、竹本油脂(株)商品名「ポー
ルフアイン」、山陽国策パルプ(株)商品名「サンフ
ローPS」、「サンフローPSP100」など、また、ト
リメチロールメラミンのモノスルホン酸塩を縮合
した水溶性ポリマーを主成分としたもの、例えば
昭和電工(株)商品名「メルメントＦ―10」などおよ
び高縮合トリアジン系化合物を主成分としたも
の、例えばポゾリス物産(株)商品名ポゾリスNL―
4000」などをあげることができるが、これに限ら
れるものではない。 本発明で使用する単糖類とは、C6H12O6の構造
式で示されるもので、例えば果糖やブドウ糖が挙
げられる。又、二糖類とは、C12H22O11の構造式
で示されるもので、例えば、麦芽糖、蔗糖および
乳糖などが挙げられる。本発明ではこれら糖類を
単独又は併用して用いることができる。その添加
量は、セメントに対して、0.005〜0.5重量％、好
ましくは0.01〜0.2重量％であり、0.005重量％未
満では、添加効果は少く、0.5重量％をこえると
急結性を呈する場合があるので好ましくない。な
お、糖類には、この他三糖類、四糖類などある
が、セメントの硬化遅延効果はあるが、スランプ
ロスの防止効果はなく、本発明の目的を達成する
ことはできない。 本発明によつてモルタルやコンクリートを製造
するには、セメント、砂、砂利、高性能減水剤、
単糖類および／または二糖類などに水を添加し通
常の方法で混練すればよい。 以上説明したように、本発明は、高性能減水剤
を使用してモルタルやコンクリートを製造する際
に、少量の単糖類および／または二糖類を添加す
ることにより、従来品がフローの低下やスランプ
ロスの大きいため使用困難であり、その改良法は
いずれも複雑で精度よく管理する必要があつたも
のを、全く異なる観点に立つて改良したものであ
る。 以下、その効果を下記すると、次の通りであ
る。 (1) コンクリートのスランプロス、またはモルタ
ルのフローの低下を抑制する。 (2) 場所打ちモルタルやコンクリートを施工する
場合の減水剤の分添やスランプを回復させるた
めの高流動化剤の添加が必要でなくなる。 (3) コンクリート製品工場において、スランプロ
スを想定し、必要以上にスランプロスを大きく
していたが、その必要がなくなる。 (4) 遠心力成形コンクリート管の成形時のコンク
リートの伸びが良好となると共にダレや水切り
が悪くなるのを防止する。 (5) コンクリートやモルタルの管理が容易とな
る。 以下、実施例をあげて、さらに具体的に説明す
る。 実施例 １ 高性能減水剤を「マイテイ150」とし、糖類の
種類及び添加量を変え、モルタルのフローの経時
変化を測定した。モルタルのセメントは普通ポル
トランドセメント、砂は新潟県姫川産川砂（FM
＝2.95）を使用しセメント：砂比１：1.5、市販
の減水剤「マイテイ150」（液状）をセメントに対
し1.5％、の条件で混練し、モルタルの練上りフ
ロー値を200〜210mmになるように水を調節し、30
分毎に２時間までフローの経時変化を測定した。
その結果を第１表に示す。
テイ改良法、さらに詳しくは、高性能減水剤を使
用してモルタルやコンクリートを製造する際に、
糖類を添加して、ワーカビリテイを改良する方法
に関する。 従来から高性能減水剤を使用したモルタルやコ
ンクリートの製法は知られているが、これらはフ
ローの低下又はスランプロスが大で施工が困難で
あることから、例えばモルタルやコンクリートを
アジテーター車やミキサー車で運搬する途中、管
理された時間内にさらに高性能減水剤を分添した
り、また施工現場で低下したフローやスランプを
回復させるため、高流動化剤を添加する方法など
が行われている。 しかしながら前者は、分添時間の管理が困難で
あり、また、後者は添加量の変動によりスランプ
の変動が大となり、一般的に軟らかくなりすぎ材
料の分離を生ずるなどの欠点がある。 本発明は、これらの欠点を解決したもので、高
性能減水剤を使用してモルタルやコンクリートを
製造する際、糖類を少量添加することによりモル
タルやコンクリートのワーカビリテイを改良する
方法を提供しようとするものである。 すなわち、本発明は、高性能減水剤を使用し
て、モルタルやコンクリートを製造する際に、セ
メントに対し、単糖類および／または二糖類を
0.005〜0.5重量％を添加することを特徴とする。 以下本発明をさらに詳しく説明する。 本発明において、高性能減水剤としては、ナフ
タレンスルホン酸のホルマリン縮合物を主成分と
したもの、例えば花王石鹸(株)商品名「マイテイ
100」、「マイテイ150」、竹本油脂(株)商品名「ポー
ルフアイン」、山陽国策パルプ(株)商品名「サンフ
ローPS」、「サンフローPSP100」など、また、ト
リメチロールメラミンのモノスルホン酸塩を縮合
した水溶性ポリマーを主成分としたもの、例えば
昭和電工(株)商品名「メルメントＦ―10」などおよ
び高縮合トリアジン系化合物を主成分としたも
の、例えばポゾリス物産(株)商品名ポゾリスNL―
4000」などをあげることができるが、これに限ら
れるものではない。 本発明で使用する単糖類とは、C6H12O6の構造
式で示されるもので、例えば果糖やブドウ糖が挙
げられる。又、二糖類とは、C12H22O11の構造式
で示されるもので、例えば、麦芽糖、蔗糖および
乳糖などが挙げられる。本発明ではこれら糖類を
単独又は併用して用いることができる。その添加
量は、セメントに対して、0.005〜0.5重量％、好
ましくは0.01〜0.2重量％であり、0.005重量％未
満では、添加効果は少く、0.5重量％をこえると
急結性を呈する場合があるので好ましくない。な
お、糖類には、この他三糖類、四糖類などある
が、セメントの硬化遅延効果はあるが、スランプ
ロスの防止効果はなく、本発明の目的を達成する
ことはできない。 本発明によつてモルタルやコンクリートを製造
するには、セメント、砂、砂利、高性能減水剤、
単糖類および／または二糖類などに水を添加し通
常の方法で混練すればよい。 以上説明したように、本発明は、高性能減水剤
を使用してモルタルやコンクリートを製造する際
に、少量の単糖類および／または二糖類を添加す
ることにより、従来品がフローの低下やスランプ
ロスの大きいため使用困難であり、その改良法は
いずれも複雑で精度よく管理する必要があつたも
のを、全く異なる観点に立つて改良したものであ
る。 以下、その効果を下記すると、次の通りであ
る。 (1) コンクリートのスランプロス、またはモルタ
ルのフローの低下を抑制する。 (2) 場所打ちモルタルやコンクリートを施工する
場合の減水剤の分添やスランプを回復させるた
めの高流動化剤の添加が必要でなくなる。 (3) コンクリート製品工場において、スランプロ
スを想定し、必要以上にスランプロスを大きく
していたが、その必要がなくなる。 (4) 遠心力成形コンクリート管の成形時のコンク
リートの伸びが良好となると共にダレや水切り
が悪くなるのを防止する。 (5) コンクリートやモルタルの管理が容易とな
る。 以下、実施例をあげて、さらに具体的に説明す
る。 実施例 １ 高性能減水剤を「マイテイ150」とし、糖類の
種類及び添加量を変え、モルタルのフローの経時
変化を測定した。モルタルのセメントは普通ポル
トランドセメント、砂は新潟県姫川産川砂（FM
＝2.95）を使用しセメント：砂比１：1.5、市販
の減水剤「マイテイ150」（液状）をセメントに対
し1.5％、の条件で混練し、モルタルの練上りフ
ロー値を200〜210mmになるように水を調節し、30
分毎に２時間までフローの経時変化を測定した。
その結果を第１表に示す。
【表】
実施例 ２
糖類をシヨ糖とし、高性能減水剤の成分の異な
る三種類について、実施例１と同様にモルタルフ
ローの経時変化を測定した。 高性能減水剤は市販の「サンフローPSP―
100」、「NL―4000」、「メルメント」とし、それぞ
れ、セメントに対し1.8、3.0、1.0重量％添加し、
練り上がり直後のフロー値が200〜205mmになるよ
うに、混練水量を調整し、次いでモルタルのフロ
ーの経時変化を測定した。 その結果を第２表に示す。
る三種類について、実施例１と同様にモルタルフ
ローの経時変化を測定した。 高性能減水剤は市販の「サンフローPSP―
100」、「NL―4000」、「メルメント」とし、それぞ
れ、セメントに対し1.8、3.0、1.0重量％添加し、
練り上がり直後のフロー値が200〜205mmになるよ
うに、混練水量を調整し、次いでモルタルのフロ
ーの経時変化を測定した。 その結果を第２表に示す。
【表】
実施例 ３
高性能減水剤を市販の「マイテイ150」とし、
セメントに対し、0.05重量％のシヨ糖、ブドウ
糖、麦芽糖を第３表のコンクリート配合剤とし、
50のコンクリートを混練した。そのスランプの
経時変化を測定した。 その結果を第４表に示す。 なお、第３表の単位量Addは本発明に用いる糖
類の配合量を示す。
セメントに対し、0.05重量％のシヨ糖、ブドウ
糖、麦芽糖を第３表のコンクリート配合剤とし、
50のコンクリートを混練した。そのスランプの
経時変化を測定した。 その結果を第４表に示す。 なお、第３表の単位量Addは本発明に用いる糖
類の配合量を示す。
【表】
【表】
実施例 ４
貧配合の一般生コン用コンクリートを１m3プラ
ントで混練し、アジテーター車で受け、低速で回
転させながら本発明のスランプロス防止効果を検
討した。 高性能減水剤は市販の「メルメントＦ―10」，
糖類としてシヨ糖、ブドウ糖、麦芽糖を用い、第
５表に示すコンクリート配合により混練し、その
スランプの経時変化を測定した。その結果を第６
表に示す。
ントで混練し、アジテーター車で受け、低速で回
転させながら本発明のスランプロス防止効果を検
討した。 高性能減水剤は市販の「メルメントＦ―10」，
糖類としてシヨ糖、ブドウ糖、麦芽糖を用い、第
５表に示すコンクリート配合により混練し、その
スランプの経時変化を測定した。その結果を第６
表に示す。
【表】
【表】
以上の様に、本発明は貧配合のコンクリート
に、高性能減水剤を使用した場合でも充分効果を
発揮するものである。
に、高性能減水剤を使用した場合でも充分効果を
発揮するものである。
Claims (1)
- １ 高性能減水剤を使用してモルタルやコンクリ
ートを製造する際に、セメントに対し単糖類およ
び／または二糖類を0.005〜0.5重量％添加するこ
とを特徴とするモルタルやコンクリートのワーカ
ビリテイの改良法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12312480A JPS5747754A (en) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | Mortar or concrete workability improvement |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12312480A JPS5747754A (en) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | Mortar or concrete workability improvement |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5747754A JPS5747754A (en) | 1982-03-18 |
| JPS6125670B2 true JPS6125670B2 (ja) | 1986-06-17 |
Family
ID=14852772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12312480A Granted JPS5747754A (en) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | Mortar or concrete workability improvement |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5747754A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018298A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 炭酸化硬化体用セメント組成物、炭酸化硬化体用セメントコンクリート組成物、及び炭酸化硬化体の製法 |
| WO2020218493A1 (ja) | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 国立大学法人大阪大学 | リファレンス刺激 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4884679B2 (ja) * | 2005-02-09 | 2012-02-29 | 電気化学工業株式会社 | セメント混和材及びそれを用いたセメント組成物 |
| EP2048123B1 (en) | 2006-08-01 | 2015-05-27 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Use of cement admixture and cement composition making use of the admixture |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5214621A (en) * | 1975-06-13 | 1977-02-03 | Emesa Ag | Method of manufacturing hardened high strength cement products |
| JPS53145841A (en) * | 1977-05-25 | 1978-12-19 | Kobe Zairyo Kk | Water diminishing agent for concrete |
-
1980
- 1980-09-05 JP JP12312480A patent/JPS5747754A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5214621A (en) * | 1975-06-13 | 1977-02-03 | Emesa Ag | Method of manufacturing hardened high strength cement products |
| JPS53145841A (en) * | 1977-05-25 | 1978-12-19 | Kobe Zairyo Kk | Water diminishing agent for concrete |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004018298A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 炭酸化硬化体用セメント組成物、炭酸化硬化体用セメントコンクリート組成物、及び炭酸化硬化体の製法 |
| WO2020218493A1 (ja) | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 国立大学法人大阪大学 | リファレンス刺激 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5747754A (en) | 1982-03-18 |
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