JPS61251888A - 地図表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は地図表示装置に関し、特に表示対象となる領域
の地図データを全て地図データ記録媒体内に記録してお
き、地図データ記録媒体より表示に必要な地図データを
読み出して地図を表示させる地図表示装置に関するもの
である。

［従来の技術］ 従来より、ＣＲＴ等からなるディスプレイ上に道路地図
を表示して、車両運転者への走行案内をする地図表示装
置があり、その１つとして、例えば磁気テープ、磁気デ
ィスク、光ディスク等からなる記録媒体内に地図表示対
象となる全領域の地図データを予め記録しておき、その
中から現在表示に必要な地図データを読み込み、ディス
プレイ上に地図を表示させるよう構成したものがある。

一方、ディスプレイ上に、市販の道路地図のように、県
名、市町村名、道路名、交差点名等、地図上の各部の名
称が記載された道路地図を表示すると、車両走行中、運
転者が地図上の所望の地域、おるいは地点を識別するこ
とができず、非常に見難い地図となってしまうといった
ことがあり、記録媒体内には、河川、道路、鉄道、市街
地、主要建造物等の形状のみを表わす地図情報と、該地
図情報と対応した地図上の各部の名称を表わす各種名称
情報と、から構成される地図データを記録させ、ディス
プレイ上に所望の名称情報のみが表示できるよう構成し
た地図表示装置も考えられている。

［発明が解決しようとする問題点コ ところで、上記のように地図情報と名称情報とを分離し
て、地図データを記録する際、従来では、単に地図情報
と名称情報とを地図データ記録媒体上の個々のエリアに
分離して記録させていたことから、地図表示に必要な区
域の地図データを読み込むためには、記録媒体内を全て
検索する必要があり、また単に所望の名称を表示さぜる
場合にも、表示地図とは全く関係のない区域の名称情報
をも全て検索しなければならず、必要な地図データを抽
出するのに時間がかかるといった問題があった。

そこで、本発明は表示に必要な地図データを早く抽出す
ることができ、また表示地図上の所望の名称を表示させ
る場合にも対応する名称情報が早く抽出できるようにし
た地図表示装置を提供することを目的としており、以下
の如き構成をとった。

［問題点を解決するための手段］ 即ち、上記問題点を解決するための手段としての本発明
の構成は、第１図に示す如く、地図を表示する表示手段
Ｍ１と、 地図の形状を表わす地図情報群ＴＩ　、Ｔ２・・・と地
図上の各部の名称を表わす名称情報群Ｕ１゜Ｕ２・・・
とからなる地図データが、上記表示手段に表示対象とな
る全領域の地図を所定の条件で分割してなる基本区画Ｓ
ｌ　、Ｓ２・・・毎に記録された地図データ記録媒体Ｍ
２と、 上記表示手段Ｍ１に表示する地図の区域を指定する表示
区域指定手段Ｍ３と、 上記表示手段Ｍ１に表示された地図上に表示する所望の
名称を指定する表示名称指定手段Ｍ４と、上記表示区域
指定手段Ｍ３で指定された区域に属する基本区画ＳＯの
地図情報群丁ｎを、上記地図データ記録媒体Ｍ２より読
み込み、上記表示手段Ｍ１に地図の形状を表示する地図
表示制御手段Ｍ５と、 該表示された地図の区域に属する基本区画３ｎの名称情
報群Ｕｎを検索して上記表示名称指定手段Ｍ４で指定さ
れた名称に対応する名称情報を抽出し、該名称情報を上
記表示手段Ｍ１に表示された地図上に表示する名称表示
制御手段Ｍ６と、を備えたことを特徴とする地図表示装
置を要旨としている。

ここで、表示手段Ｍ１は地図を表示して車両乗員に走行
経路等の道案内をするためのものであり、ＣＲＴ、°液
晶ドツトディスプレイ、ＬＥＤ等で構成することができ
る。

次に、地図データ記録媒体Ｍ２は、上記表示手段Ｍ１に
表示される全領域の地図データを網目状に分割してなる
基本区画毎に記憶するものであって、磁気テープ、磁気
ディスク、光ディスク等より構成される。また、この地
図データ記録媒体Ｍ２内に記憶される基本区画毎の地図
データは、各基本区画の地図の形状、即ち、道路、河川
、鉄道、市街地、主要建造物等を表わす地図情報群と、
該地図上の各部の名称、即ち道路名、河用名、鉄道基、
地名、建造物芯等を表わす名称情報群と、から構成され
ている。

尚地図情報群ＴＩ　、Ｔ２・・・とじては、地図の形状
をそのまま表わすパターンデータとして構成すればよく
、各名称情報群ｕｉ　、Ｕ２・・・としては、その地図
上各部の名称とその位置を表わす情報とを有するコード
データとして構成すればよい。またこの名称情報群Ｕ１
　、　ＬＪ２・・・としては、地図上各部の名称を、各
々５０音順に記録するとか、アルファベット類に記録す
るよう構成すれば、所望の名称情報をより早く検索でき
るようになる。

次に表示区域指定手段Ｍ３は上記表示手段Ｍ１に表示す
べき地図を指定するためのものであって、例えば車両走
行中に刻々と変化する車両位置を検出し、車両が現在表
示されている地図の所定のエリア内より外れた時、その
方向にずれた区域の地図を指定するとか、あるいは車両
運転者が表示地図を指定するための操作部を設け、車両
運転者の操作によって表示地図の区域が指定されるよう
構成すればよい。

また表示名称指定手段Ｍ４は表示手段Ｍ１に表示されて
いる地図上に所望の名称情報を表示するためのものであ
って、例えば車両運転者が表示したい名称を指定するた
めの操作部を設け、車両運転者が名称あるいはその頭文
字等を入力することによって表示したい名称情報を指定
し得るよう構成すればよい。

一方上記地図表示制御手段Ｍ５及び名称表示制御手段Ｍ
６は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ等からなるマイクロコン
ピュータを中心に構成される。そして地図表示制御手段
Ｍ５では上記表示区域指定手段Ｍ３に指定された区域に
属する基本区画の地図情報を読み込み、表示手段Ｍ１に
地図の形状を表示し、名称表示制御手段Ｍ６では、その
表示された地図上に、上記表示名称指定手段Ｍ４により
指定された名称と対応する名称情報を表示する。

し作用］ 以上の如く構成された本発明の車載用地図表示装置にお
いては、地図データ記録媒体Ｍ２内に地図情報と名称情
報とが基本区画毎に記録されていることから、地図表示
制御手段Ｍ５が表示区域指定手段Ｍ３にて指定された区
域の地図情報を読み込む際、あるいは名称表示制御手段
Ｍ６が表示名称指定手段Ｍ４にて指定された名称情報を
抽出する際、地図データ記録媒体Ｍ２内の、表示区域に
属する基本区画の地図データが記録されたエリアのみを
検索することとなり、必要な地図データの抽出を短時間
で処理することができるようになる。

また表示地図上の名称情報を変更する際にも、対応する
基本区画内の名称情報のみを検索するので、その処理を
早く実行することができる。

［実施例］ 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。

第２図は本実施例の車載用地図表示装置の全体構成を表
わすブロック図である。

図において１０は地図を表示するために用いられるＣＲ
Ｔ、１２はＣＲＴ１０上に地図を表示するための地図デ
ータが予め記録された地図データ記録媒体、１４は運転
者等、車両乗員がＣＲＴｌｏに表示する各種情報を指定
するための操作部、１６は当該地図表示装置が搭載され
た車両の走行方位を検出する方位センサ、１８はその走
行距離を検出する距離センサ、２０は操作部１４、方位
センサ１６及び距離センサ１８からの信号に応じてＣＲ
Ｔ１０上に地図を表示させる制御装置である。

ここで、操作部１４は、ＣＲＴｌｏ上に表示する地図の
区域や地図上に表示する各部の名称の指定、表示地図上
の車両位置の入力、あるいは表示地図の拡大・縮小等、
車両運転者がＣＲＴ１０上に表示したい各種情報を指定
するために用いられ、その指示のため、例えば第３図に
示す如く複数の操作キーが備えられている。また方位セ
ンサ１６はリング状のパーマロイコア、励磁コイル及び
互いに直交する２個のコイルを備え、この２個のコイル
の出力電圧に基づいて地磁気に対する車両の進行方向を
検出し、距離センサ１８は、スピードメータケーブルや
トランスミッションの出力軸の回転を、リードスイッチ
、磁気感応素子、又は、光電変換素子等により°電気信
号として検出する。

尚、この操作部１４、方位センサ１６及び距離センサ１
８は夫々前記表示区′域指定手段Ｍ３に相当し、また操
作部１４は表示名称指定手段Ｍ４にも相当する。

次に地図データ記録媒体１２は本発明にかかわる主要な
部分であって、本実施例では光ディスクが用いられ、例
えば第４図に示す如く地図表示対象となる全領域の地図
を網目状に分割してなる基本区画Ａ、Ｂ、Ｃ・・・毎の
地図データ３０と、地図の表示区域を指定するため、都
道府県、市町村等各行政区画単位毎にその地域に属する
基本区画番号が設定された表示区画データ３２が連続的
に記録されている。

ここでまず、上記地図データ３０は、第５図に示す如く
、ＣＲＴｌｏ上に表示対象となる全領域の地図３４を網
目状に分割し、その分割された基本区画Ａ、Ｂ、Ｃ・・
・毎の地図データが連続して記録されたものであって、
各基本区画Ａ、Ｂ、Ｃ・・・の地図データは第６図に示
す如く、その基本区画の識別記号を表わすヘッダー３０
８と、該基本区画の地図の形状、即ち道路、河川、鉄道
、市街地、主要建造物等を表わす地図情報列３０ｂと、
該地図上の各部の名称がその位置を表わす座標と共に５
０音順に辞書の如く記録された名称情報列３０Ｃとから
構成されている。また上記地図情報列３０ｂは、第７図
に示す如く基本区画Ａ、Ｂ、Ｃ・・・を各々更に４つに
分割し、その分割された小区画ａ、ｂ、ｃ、ｄ毎にパタ
ーンデータとして記録されている。

次に上記表示区画データ３２は例えば第８図に示す如く
、表示対象となる地図を都道府県単位に分割し、更に市
町村単位に分割してゆくといった行政区画単位の階層構
造とされており、その最小行政区画単位毎１、その地域
が属する基本区画番＠（ここではＡ、Ｂ、Ｃ・・・）が
記録されている。

次に制御装置２０は前記地図表示制御手段Ｍ５及び名称
表示制御手段Ｍ６に相当し、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、
Ｉ１０ポート等からなるマイクロコンピュータ２０ａと
、ＣＲＴＩＯに地図情報を表示させるＣＲＴコントロー
ラ２０ｂとからなるものである。この制御装置２０では
車両乗員により指定された区域の地図を表示すると共に
その地図上に車両の現在位置を表示するといった一連の
地図表示処理を実行する他、車両乗員の指示に従い、表
示地図上の特定部分の名称表示処理が実行される。以下
にこの制′ａ装＠２０で実行される地図表示処理及び名
称表示処理について説明する。

まず、第９図は上記地図表示処理を表わすフローチャー
トである。図に示す如く、処理が開始されると、まずス
テップ１０１にて初期化の処理を実行し、ステップ１０
２に移行する。ステップ１０２において゛は、車両乗員
に表示させたい地図の区域を指定させるため、表示区画
データ３２内に記録された行政区画名称をＣＲＴ上に表
示するといった、表示地図のメニュー表示を実行する。

そして、ステップ１０３に移行して、車両乗員の操作部
１４の操作によって表示させたい行政区画名称が指定さ
れたか否かを判断し、行政区画名称が指定されると次ス
テツプ１０４に移行する。

ステップ１０４では上記指定された行政区画名称の地図
データが存在する基本区画番号を上記表示区画データ３
２内より入力し、次ステツプ１０５に移行する。そして
ステップ１０５では上記入力された基本区画番号に対応
する基本区画の地図データを地図データ記録媒体１２内
より入力し、続くステップ１０６に移行して、上記入力
された地図データ内の地図情報に応じた地図をＣＲＴｌ
ｏ上に表示させる。

次にステップ１０７においては、ＣＲＴｌｏに表示され
ている地図上での車両の位置が車両乗員によって入力さ
れたか否かを判断し、現在位置が入力されると続くステ
ップ１０Ｂに移行して、ＣＲＴｌｏ上に現在位置を表示
させる。

ステップ１０９では、現在ＣＲＴｌｏ上に表示している
車両位置から、車両が所定距離以上走行したか否かを、
上記距離センサ１８から出力される距離信号に基づき判
断する。そして車両が所定距離以上走行した旨判断され
ると、続くステップ１１０に移行して、車両走行中、上
記方位センサ１６より出力された方位・信号を基に、車
両の現在位置を、算出し、再度ステップ１０８に移行す
る。

以上のように、地図表示処理を実行することによって、
ＣＲＴｌｏ上には車両乗員の指定した行政区画が存在す
る地図が表示されることとなる。

つまり、例えば車両乗員が名古屋市を指定したとすると
、ステップ１０５では名古屋市の地図データが存在する
全ての基本区画の地図データが入力され、ステップ１０
６の処理によってＣＲＴｌｏ上には名古屋市及びその周
辺を表わす地図が表示されることとなるのである。また
その地図上に車両の現在位置が入力されると、その後車
両走行に伴い、変化する車両位置が表示されてゆき、車
両乗員に現在位置を知らしめることができるようになる
。

次に名称表示処理は、車両乗員の操作部１４の操作によ
って指定された名称をＣＲＴｌｏに表示された地図上に
表示するものであって、第１０図に示す如く実行される
。

つまり、まず車両乗員によって第３図に示した操作部１
４の名称キー１４ａが操作されると、ステップ２０１を
実行し、ＣＲＴｌｏの所定のエリアに名称情報列３０Ｇ
の先頭に記録された名称情報の先頭文字（あ）を表示す
る。その後、車両乗員によって、選択キー１４ｂが操作
されると、ステップ２０２を実行し、表示文字を５０音
順に変更する。

次にセットキー１４Ｇが操作されるとステップ２０３を
実行し、現在表示中の先頭文字に属する名称情報の先頭
の名称をその座標に応じて地図上に表示する。その後、
車両乗員の選択キー１４ｂの操作によってステップ２０
４が実行され、地図上に表示する名称を順次変更する。

次にセットキー１４Ｃが操作されると、ステップ２０５
が実行され、表示中の名称をそのまま表示させ、一旦処
理を終了する。尚、第１１図にこの処理に応じて変化す
るＣＲＴ１０上の画像図を示す。

以上説明した如く、本実施例の車載用地図表示装置にお
いては、ＣＲＴ１０上に表示対象となる全領域の地図デ
ータがその地図を網目状に分割してなる各基本区画毎に
記録され、また、基本区画毎の地図データはその形状を
表わす地図情報と各部の名称を表わす名称情報とから構
成されている。

従って、ＣＲＴｌｏに表示された地図上には所望の名称
のみを表示させることができ、またその名称情報はＣＲ
Ｔ１０上の地図情報と一対にしかも５０音順に記録され
ていることから、必要な名称情報の検索も早く実行する
ことができる。

尚、本実施例では、名称情報が、基本区画上の各部の名
称と、その位置を表わす座標とから構成され、地図上に
名称を表示する際その座標を基に地図上にそのまま名称
を表示するよう構成したが、例えば名称情報がある所定
の部分を示す地名や、建造物である場合、例えば名称情
報を部分全体を表わす座標群と名称とから構成し、第１
２図に示す如く、名称をＣＲＴ１０上の所定のエリアに
表示させ、座標群に基づき、その部分全体をモザイク状
に識別表示させることもできる。

［発明の効果］ 以上詳述した如く、本発明の地図表示装置においては、
地図データ記録媒体内に、表示対象となる全領域の地図
データが該領域の地図を所定条件。

で分割してなる基本区画毎に記録されており、しかも、
各基本区画毎の地図データが地図の形状を表わす地図情
報と、地図上の名称を表わす名称情報とから構成されて
いる。従って表示区域指定手段で指定された区域の地図
を表示する際、その区域に属する基本区画の地図情報の
みを読み込み表示させればよく、地図データを全て検索
する必要はない。またその表示された地図上には表示名
称指定手段で指定される所望の名称情報のみを表示する
ことができ、地図が見難くなるといったこともない。更
にその名称情報を地図データ記録媒体より抽出する際、
表示手段に表示された地図の区域の名称情報群のみを検
索するだけでよく、その処理を早く実行することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第２図は本実施例の車載用地図表示装置の全体構成を表
わすブロック図、第３図は操作部１４の一例を表わす構
成図、第４図は地図データ記録媒体１２内に記録される
データの構成を表わす構成図、第５図は基本区画を説明
する説明図、第６図は地図データの構成を表わす構成図
、第７図は基本区画が更に分割された小区画を表わす説
明図、第８図は表示区画データの構成を表わす構成図、
第９図は地図表示処理を表わすフローチャート、第１０
図は名称表示処理を表わすフローチャート、第１１図は
その処理に応じて変化するＣＲＴ１０上の画像を表わす
説明図、第１２図は上記実施例とは異なる名称表示方法
を表わす画像図である。 １０・・・ＣＲＴ １２・・・地図データ記録媒体 １４・・・操作部 １６・・・方位センサ １８・・・距離センサ ２０・・・制御装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　地図を表示する表示手段と、 地図の形状を表わす地図情報群と地図上の各部の名称を
   表わす名称情報群とからなる地図データが、上記表示手
   段に表示対象となる全領域の地図を所定の条件で分割し
   てなる基本区画毎に記録された地図データ記録媒体と、 上記表示手段に表示する地図の区域を指定する表示区域
   指定手段と、 上記表示手段に表示された地図上に表示する所望の名称
   を指定する表示名称指定手段と、 上記表示区域指定手段で指定された区域に属する基本区
   画の地図情報群を、上記地図データ記録媒体より読み込
   み、上記表示手段に地図の形状を表示する地図表示制御
   手段と、 該表示された地図の区域に属する基本区画の名称情報群
   を検索して上記表示名称指定手段で指定された名称に対
   応する名称情報を抽出し、該名称情報を上記表示手段に
   表示された地図上に表示する名称表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする地図表示装置。