JPS61243864A - 塗り床材用樹脂組成物 - Google Patents

塗り床材用樹脂組成物

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JPS61243864A
JPS61243864A JP60083609A JP8360985A JPS61243864A JP S61243864 A JPS61243864 A JP S61243864A JP 60083609 A JP60083609 A JP 60083609A JP 8360985 A JP8360985 A JP 8360985A JP S61243864 A JPS61243864 A JP S61243864A
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polyisocyanate
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敏明 馬場
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勲 甲斐
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化機能を大巾に改良して施工性を改善し、か
つ硬度が高く、耐摩耗性、耐酸性、耐溶剤性に優れた物
性を有するポリウレタン系樹脂塗り床材を製造するに適
した経済的な塗り床材用常温硬化型樹脂組成物に関する
ものである。
こうした塗り床材は化学工場、食品工場、倉庫、高層集
合住宅、教育施設、病院、駐車場、道路、競技施設(テ
ニスコート、プールサイド、運動場)などのセメントモ
ルタル床又は木質フロアの塗装に使用される。
〔従来の技術〕
最近、建築土木分野においてセメントモルタル床又は木
質系フロアなどに、耐汚染性、防塵性、意匠性(インテ
リア性)などを付与し、快適な居注性や特殊な機能を付
与又は向上させるために表面仕上げ材として合成高分子
系床材が巾広く利用されてきている。通常、その仕上げ
方法としては、施工形態から塩化ビニル製タイル又はシ
ート等を該床面に貼り合わせる貼り床工法と合成高分子
系樹脂を主成分とする塗り床材を塗布する塗り床工法に
大別されるが、広い床面を継目のないシームレス施工の
できる特徴を有する塗り床工法の方が多く用いられてお
り、該塗り床材の使用量は着実な伸びを示している。
前記合成高分子系樹脂を主成分とする塗り床材としては
、エポキシ樹脂系、ポリウレタン樹脂系、不飽和ポリエ
ステル樹脂系、アクリル樹脂系等の多くの塗り床材が開
発されているが、その中でも比較的品質に優れるエポキ
シ樹脂系、ポリウレタン樹脂系の塗り床材が最も広範に
使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ポリウレタン系樹脂塗り床材は、床面へ
塗布した後実用に供し得る程度に完全硬化させるまでに
は約2日間もの養生期間を必要とし、また前記ポリウレ
タン系樹脂は非常に高粘性であるため、特に充填材を混
入する場合に混合性が悪く、一般に充填材との混合に際
しては多量の該樹脂が使用される傾向にあり、そのため
塗布作業時にコテ等へ該床材が粘着するなど塗工に熟練
技術を要し、更に該床材はウレタンプレポリマーとポリ
アミン系硬化剤からなる二液性であるためポットライフ
(塗布作業の可能な時間)の調整が難しいなど、施工性
に欠点がある。また併せてエポキシ系樹脂塗り床材と比
較した場合、硬化後の塗膜硬度が低く耐摩耗性に劣ると
いう欠点がある。
一方、エポキシ系樹脂塗り床材においては、特に冬寒期
に硬化が著しく遅くなる性質を有し、また油汚れした床
面への接着性が非常に悪く、床面を適宜な洗浄剤を用い
て洗浄乾燥させる必要があり、更にエポキシ系樹脂も高
粘性であるため、前記ポリウレタン系樹脂塗り床材と同
様な性状を示し、塗工に熟練技術を要するなどの施工性
に問題を有する。また耐酸性が劣り、更に使用されるエ
ポキシ系樹脂が非常に高価である観点から建築土木分野
においてエポキシ系樹脂塗り床材の有する前記欠点をも
併せ改善しえる前記ポリウレタン系樹脂塗り床材の開発
が望まれているのが現状である。
本発明は以上のような従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、特に前記ポリウレタ
ン系樹脂塗り床材が有する施工性に係る諸問題を改善し
て施工期間の短縮と施工コストの低減を図り、更に硬化
後の塗膜硬度を向上させ、前記欠点を有するエポキシ系
樹脂塗り床材に替えて好適に使用され得る高硬度、耐摩
耗性、耐酸性、耐溶剤性に優れた物性を有する経済的な
ポリウレタン系樹脂塗り床材を製造するに適した塗り床
材用樹脂組成物を提供することである。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者等は、前記従来技術の問題点を解決すべく鋭意
研究を行った結果、液状フェノール樹脂とポリイソシア
ネートを特定の比率で配合した樹脂組成物が、作業性が
良好で、速硬性かつ硬化時の発熱が小さく硬化後は使用
に耐えうる機械的強度を有し、経済的かつ施工性の優れ
た塗り床材を与える樹脂組成物として実用に供し得るこ
とを見出し、本発明をなすに至った。
本発明において、従来技術の問題点を解決するために講
じられた手段は、液状フェノール樹脂とポリイソシアネ
ートからなる常温硬化型樹脂組成物および塩基性触媒を
主成分とし、かつポリイソシアネートのイソシアネート
基とフェノール樹脂の水酸基の当量比を0.5〜3.0
の範囲内に設定した樹脂組成物を用いたことである。
本発明に使用されるフェノール樹脂は、ハイオルト型ノ
ボラック樹脂、ランダム型ノボラック樹脂、ベンジルエ
ーテル型レゾール樹脂、レゾール樹脂の単独又は混合樹
脂である液状樹脂又は有機溶媒溶液である。該フェノー
ル樹脂は、快適な作業性を得るためには、数平均分子量
が150〜1000(蒸気圧法)のもの、またポリイソ
シアネートとの硬化反応時にCO2を発生し塗布層内表
面に***やピンホールなどの形成を防止するためには含
水量1.0重量%(カールフィッシャー水分測定法)以
下のものを使用するのが好適である。該フェノール樹脂
の製造は従来公知の方法により実施できるが以下その製
法を例示的に説明する。
ハイオルト型ノボラック樹脂は、フェノール類と該フェ
ノール1モルに対し0.8モル以下のアルデヒド類を、
酢酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、塩化亜鉛等の二価金属塩の存在
下に通常その反応系の還流温度で2〜8時間加熱縮合反
応させ、次いで120〜200℃およびゲージ圧力50
0mn+Hg以上の減圧条件下に濃縮させることによっ
て製造することができる。
ランダム型ノボラック樹脂は、フェノール類と該フェノ
ール1.0モルに対して1.0モル以下のアルデヒド類
を、蓚酸、塩酸、硫酸、Pトルエンスルホン酸等の酸性
物質を触媒とし、前記ハイオルト型ノボラック樹脂に準
じた手順により製造される。
ベンジルエーテル型レゾール樹脂は、フェノール類と該
フェノール1モルに対して0.5〜3.0モルのアルデ
ヒド類を、硼酸亜鉛、酢酸鉛、塩化亜鉛等の二価金属塩
を触媒に使用し、その還流温度のもとて2〜8時間加熱
縮合反応させ、更に温度150℃以下およびゲージ圧力
600mn+Hg以上の減圧条件で濃縮させることによ
り製造することができる。
レゾール樹脂は、フェノール類と該フェノール1モルに
対し1.0〜2.0モルのアルデヒド類を、アンモニア
、苛性ソーダ、酸化マグネシウム等のアルカリ性物質(
触媒)の存在下に50℃〜還流温度で0.5〜8時間加
熱縮合反応させ(必要に応じて酸性物質で中和させる)
、次いで温度130℃以下およびゲージ圧カフ00mm
1g以上の減圧条件下に濃縮させることにより製造され
る。
該フェノール樹脂の製造に用いられるフェノール類は、
特に限定されるものではなく、例えば、フェノール、レ
ゾルシン、カテコール等のモノフェノール類およびそれ
等の製造時の精製残渣、メタルクレゾール、3.5−キ
シレノールあるいはオルソ位もしくはバラ位に炭素数1
〜4のアルキル基又はフェニル基を有するアルキルフェ
ノール類、ビスフェノールA1ビスフエノールF1ビス
フエノールS等のビスフェノール類およびそれらの精製
残渣などの単独又は混合物である。
また、アルデヒド類としてはホルマリン、パラホルムア
ルデヒド、トリオキサン、グリオキザール、フルフラー
ル等の単独又は混合物等が例示される。
前記のフェノール樹脂は液状で使用されるため、必要に
応じて適宜な有機溶剤が用いられる。本発明において使
用される好適な溶剤としては、例えば、マロン酸ジメチ
ル、アジピン酸ジメチル、フタル酸ジプチル、フタル酸
ジオクチル等の二塩基酸エステル、エチルセルソルブア
セテート、エチレンジアセテート等の多価アルコールの
誘導体、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト等のカーボネート類、γブチロラクトン等のラクトン
類のように低毒性、低臭、高引火点の溶剤が挙げられる
本発明において使用されるポリイソシアネートは、少な
くとも1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する
芳香族、脂肪族または脂環式ポリイソシアネートなどの
単独又は混合物、あるいはイソシアネートプレポリマー
類との混合物である。
例えば、トルエンジイソシアネート(TDI) 、クル
ードTl)I 、ジフェニルメタンジイソシアネート(
MDI) 、クルードMDI 、l−リフェニルメタン
トリイソシアネート、ジメチル又はジメトキシジフェニ
ルジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、水添加TD■、水添加MDI 、ヘキサメチメチレ
ンジイソシアネート、ポリエーテルTDI 、ポリエー
テルT旧プレポリマー、プレポリマー等の単独又は混合
物があり、好適にはクルードMDI 、ヘキサメチレン
ジイソシアネートである。
ポリイソシアネートは液状で使用されることが望ましく
、必要に応じて適宜な有機溶剤を用いて溶解希釈しても
よい。
前記フェノール樹脂に対するポリイソシアネートの配合
量は、ポリイソシアネートのイソシアネート基に対する
フェノール樹脂の水酸基の当量比が0.5〜3.0の範
囲内である。比率が0.5未満では塗膜が著しく硬くな
り、3.0より大きくなると塗膜面に発泡が生じ不適で
ある。
本発明に使用されるフェノール樹脂とポリイソシアネー
トとの反応を促進させる塩基性触媒としては、イソキノ
リン、4フエニルプロピルピリジン、シンノリン、N−
メチルピロリドン、アクリジン、フェナジン、N−エチ
ルモルホリン等の複素環式アミン化合物、ナフテン酸鉛
、トール油酸亜鉛、酢酸スズ等のカルボン酸金属塩、水
酸化亜鉛、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の
酸化物および又は水酸化物等が例示れさる。これ等は単
独又は混合して用いられ、その使用量は液状フェノール
樹脂100重量部に対し0.01〜20重量部の範囲内
である。
本発明の塗り床材用樹脂組成物には、以上のような主成
分の他に、使用目的に応じ各種の添加物が使用される。
該添加物としては充填剤、消泡剤、着色剤、吸水剤、紫
外線吸収剤およびカップリング剤等があげられる。
塗り床材の補強、タレ防止、陰画、増量、滑り防止など
の目的として使用される充填剤としては、珪砂、サンド
フラワー、アルミナ、セラミック粉、炭酸カルシウム、
タルク、カオリン、クレー、ベントナイト、酸性白土、
フェライト、パーライト、シラスバルーン、ガラスバル
ーン、セラミックバルーン等があげられる。
又、発泡抑制、脱泡、消泡等の目的で使用される消泡剤
としては、シリコーン系、フッ素系、脂肪酸エステル系
が挙げられる。意匠性を付与する目的で使用する着色剤
として、一般に顔料が用いられる。樹脂および空気中の
水分とポリイソシアネートの反応で生じるC Ozによ
るピンホール防止の目的で使用される吸水剤として、石
膏粉、シリカゲル粉、ゼオライト、吸水性アクリル樹脂
等があげられる。
黄変防止の目的で使用される紫外線吸収剤としてはサリ
チル酸誘導体、ベンゾフェノン系、ペン・シトリアゾー
ル系、ピペリジン系等があげられる。
充填剤、下地コンクリート床面との接着向上、および吸
水劣化防止の目的で使用されるシラン力(R+)n ツブリング剤としては、一般式XR3−5t(ORz)
ト− 〔式中、R,、R1は同−又は異なるアルキル基、R3
は2〜6個の炭素原子を有するアルキレン基、そしてX
はアミノ基、エポキシ基、アミノ低級アルキルアミノ基
、メルカプト基又はメタアクリル基からなる群より選ば
れた反応基であり、nは0.1または2である。〕で表
わされるもので、例えば、N−(βアミノエチル)γア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、T−アミノプロ
ピルエチルジェトキシシラン、N−(βアミノエチル)
γアミノプロピルトリエトキシシラン、γアミノプロピ
ルトリエトキシシラン、γグリシドキシプロビルトリメ
トキシシラン、γメルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γメタアクリロキシプロピルトリメトキシシランな
どである。
本発明に係る樹脂組成物は、典型的には、レジンモルタ
ル、流し塗り材等として使用される。一般的に、レジン
モルタルの場合、混合機に予め砂、着色剤を混ぜておき
、その後樹脂および硬化剤を入れて充分に砂に分散させ
る。混合機としてはリボン形混合機、V型混合機、遊星
ミキサー、フラー形混合機、セメントミキサー等が使用
される。
−回の混合量は砂の量として5〜40kgである。これ
は15〜30分の間に塗布を完了し得る量である。
混合時間は混合機によって異るが、一般には30〜12
0秒である。樹脂および硬化剤は予め別の容器で混合し
ておき添加することもあり、別々に砂に添加することも
ある。
流し塗り材の作成には、主にハンドミキサーが使用され
、缶に樹脂、硬化剤および着色剤を入れ、必要に応じ消
泡剤、充填剤等を加え、ハンドミキサーで混合する。−
回の混合量は1斗缶又はベール缶を使用するため15〜
20kgである。混合時間は一般に10〜60秒である
レジンモルタルおよび流し塗りはコテ塗りを行う。コテ
としては一般の左官用が使用される。レジンモルタルの
場合、粘度が高いと、均一の厚さに塗り込めるのに押え
る力が必要であり、作業時間が長くなり、労力も多くな
る。
流しぬりの場合は、樹脂をほぼ均一の厚さになるようコ
テでのばすと、その後レジンは自らのレベリング性で水
平になる。
レジンモルタルに樹脂をうずく塗装する場合にはローラ
ー塗りを行なうことができる。ローラー塗りではあまり
厚塗りはできない。
〔作 用〕
本発明の塗り床材に用いられる樹脂組成物は、フェノー
ル樹脂の水酸基とポリイソシアネートのイソシアネート
基との硬化反応により、弾性を付与するウレタン結合か
らなる架橋密度の高い網目状構造を形成し、ベンゼン構
造に起因するフェノール樹脂固有の剛性と相俟って、施
工床に迅速強固で剛性に富む弾力性のある硬化状態を与
える。
更に、二液性である該樹脂組成物は均質に混合され、か
つ充填剤への被覆性を大巾に向上させて均質な混合物を
形成し、上記の硬化機能により均一に硬化して良好な機
械的強度を付与する。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明するが、これらに限定
されるものではない、なお、例中の部及び%は特に記載
しない限り重量によるものである。
フェノール  1″1 攪拌機、温度計、コンデンサー等を装着した容、t11
211の反応器にフェノール940部、92%パラホル
ムアルデヒド165部及び酢酸亜鉛1.9部を加えて昇
温し、105〜110℃で1時間反応させた。
次に、コンデンサ一部を取りはずして減圧装置(真空ポ
ンプ)に連結し、ゲージ圧力ToOwdg以上を維持さ
せながら温度200℃まで昇温し、水分、未反応モノマ
ー類(フェノール、ホルムアルデヒド)を留去し、減圧
濃縮を終了し、反応器から濃縮反応生成物を取り出した
。得られた該生成物は数平均分子fi342 、含水量
0.1%、水酸基当量o、as/樹脂100gであった
次に該樹脂55部を二塩基酸エステル混合物(商品名D
BAM、三建化工製)45部に溶解させ粘度750cp
/25℃のハイオルソ型ノボラック樹脂溶液(以下樹脂
溶液Aと称す)を調整した。なお数平均分子量は蒸気圧
法(KNAUER製)、水分はカールフィッシャー法(
京都電子工業製)、粘度はB型粘度計(東京計器製作新
製)、水酸基当量はアセチル化法で測定した値である。
フェノールI 旨1′告 2 前記反応器にフェノール940部、37%ホルマリン6
08部及び蓚酸9.4部を加えて昇温し、還流温度で2
時間反応させた。次に前記の減圧装置を用いてゲージ圧
カフ00mm1gを維持させながら温度140℃まで昇
温し、水分、未反応モノマー類を留去して減圧濃縮を終
了し、反応器より反応生成物を取り出した。得られた該
生成物は数平均分子量388、含水量0.2%、念光水
酸基当量0.87/樹脂100g樹脂のランダムノボラ
ック樹脂であった。
次に該樹脂を前記の樹脂溶液(A)の調整法に準じて溶
液化し、粘度495cp/25℃のランダム型ノボラッ
ク樹脂液(以下樹脂溶液Bと称す)を調製した。
フェノール bI□& 3 前記反応器にフェノール940部、37%ホルマリン1
216部及び酢酸亜鉛9.4部を加えて昇温し、還流温
度で6時間反応させた。次いで前記の減圧装置に付して
ゲージ圧カフ00s+mHg以上に維持させながら温度
135℃まで昇温し、水分や未反応モノマー類を除去後
速やかに反応生成物を反応器より取り出し冷却を行った
。得られた該生成物は数平均分子量421、含水量0.
6%、水酸基当量に0.1/樹脂100gのベンジルエ
ーテル型レゾール樹脂であった。次に該樹脂を前記樹脂
溶液(A)の調整法に準じて溶液化し、粘度480cp
/25℃のベンジルエーテル型レゾール樹脂(以下、樹
脂溶液Cと称す)を調整した。
フェノール ヒ1□″ 4 前記の反応器にフェノール940部、37%ホルマリン
973部、苛性カリ9.4部を加え70℃で5時間反応
させた。40℃まで冷却後、40%パラトルエンスルホ
ン酸76部を加えPHを5.2とした。次いで、前記の
減圧装置を付してゲージ圧カフ00mm+Hg以上に維
持させながら温度120℃まで昇温し、水分や未反応モ
ノマーを除去後、速やかに反応生成物を反応器より取り
出し冷却を行った。
得られた該生成物は数平均分子量320、含水量1.0
%、水酸基当量1.51/樹脂100 gのレゾール樹
脂であった。
次に該樹脂15部と製造例2で作った樹脂40部にDB
AM45部を加え、前記樹脂溶液(A)の調整法に準じ
て溶液化し、粘度520cp/25℃、レゾール含有ノ
ボラック樹脂(以下樹脂溶液りと称す)を得た。
フェノール  1゛5 前記反応器にフェノール940部、37%ホノCマリン
383部、8%ナフテン酸亜鉛18.8部を加え、還流
下で2時間反応させた。次いで、該樹脂をL/Dが約1
000である連続濃縮装置中に導入し・管の外套を4.
5 kg /−の蒸気で加熱しながら、管の出口を13
5℃に保ったフラッシュチャンバーに導き)該フランシ
ュチャンバーをゲージ圧カフ00msHg以上の減圧を
維持させながら、未反応モノマー及び水分を系外に除去
しつつ、樹脂液のみを別途系外に取り出して、ベンジル
エーテル型レゾールフェノール樹脂液を得た。
得られた該生成物は数平均分子量230、含水量0.8
%、水酸基当量0.89/樹脂100g、粘度2300
cp/25℃の液状のベンジルエーテル型レゾール樹脂
(以下樹脂溶液Eと称す)であった。
h l〜5、 91.2 スピードミキサー(遠州鉄工■製7Orpm)に常温の
瀬戸4号および瀬戸6号からなる混合珪砂toooo部
(混合比4号/6号=50150) 、前記のフェノー
ル樹脂製造例1で調製された樹脂溶液A300部および
石油系溶剤“ハイゾール100 ” (日本石油■製、
商品名)90%とイソキノリン10%からなる塩基性触
媒溶液100部を加えた後、30秒間混合する。次いで
粘度200cp/25℃のクルードMOI  CR−2
00″ (商品名、三井日曹つレタン■製、NGO当量
0.71/クル一ドM旧100g) 500部を追加し
更に30秒間混合して樹脂モルタルを調製しく実施例1
)、また同様にして前記の樹脂溶液B−Eを用い樹脂モ
ルタルを調製した(実施例2〜5)。
更に、次の試験方法により、得られた樹脂モルタルの塗
装作業性、ポットライフ(以下、併せて作業性とする。
)、初期硬化時間および圧縮強度を測定した。
(1)  約10℃又は−10℃に調整した下地コンク
リート上に塗装用コテを用いて、樹脂モルタルを厚み約
311II11に塗布し、塗装作業性、および塗布後の
塗膜が粘着性をおびなくなるまでの時間(初期硬化時間
)を観察し、別途、樹脂モルタルのポットライフ(塗装
可能な時間)を測定した。
(2)圧縮強度は5個のキャビティーを有する木型に樹
脂モルタルを手で詰め込み、約10℃又は−10℃下に
24時間放置した後、脱型して作成した試験片(50φ
X 50 h )を用いその強度を測定した。
下地コンクリート表面温度10℃又は−10℃で得られ
た結果をそれぞれ表−1および表−2に示す。
併せて本発明との対照例として、粘度1000cp/2
5℃を有する市販エポキシ樹脂EP4200(商品名、
旭電化工業■製)900部と粘度1500cp/25℃
を有するポリアミン系硬化剤EH220(商品名、旭電
化工業■製)230部の組合せからなるバインダーシス
テムを用いて上記の方法に準じて樹脂モルタルを調製し
く比較例1)、また、粘度6000cp/25℃を有す
る市販ポリウレタン樹脂ハイプレンP−760(商品名
、三井日層つレタン■製) 1000部と粘度600c
p/25℃を有するポリアミン系硬化剤M C−506
(商品名、三井日層つレタン■製)450部の組合せか
らなるバインダーシステムを用い、同様にして樹脂モル
タルを調製した(比較例2)。
得られた樹脂モルタルを用い、実施例と同様に・上記試
験方法に従って塗装作業性、初期硬化時間および圧縮強
度の測定を行なった。その結果を表−1又は表−2に併
せ記載する。
以下余白 表−1 実施例6〜8 石油溶剤“ハイゾール100 ″と“イソキノリン”か
らなる塩基性触媒に代えて表−3に示す性状の異なる各
種の触媒を樹脂溶液(A)に対して20重量%用いる以
外は、実施例1と同様にして樹脂モルタルを調製し、前
記の試験方法に従って温度約lO℃における塗装作業性
、初期硬化時間および圧縮強度の測定を行なった。塗装
作業性は良好であった。その他の結果を表−3に示す。
以下余白 表−3 実施■ニー11 クルードMDI、“CR−200”に代えて表−4に示
す各種のポリイソシアネートを樹脂溶液(A)に対して
100重量%用いる以外は、実施例1と同様にして樹脂
モルタルを調製し、前記試験方法に従うて温度約10℃
における塗装作業性、初期硬化時間および圧縮強度の測
定を行なった。塗装作業性は非常に良好であった。その
他の結果を表−4に示す。
以下余白 表−4 (tl  1)へキサメチレンジイソジイソシアネート
(NGO当1 1.19/ヘキサメチレンジイソシアネ
一ト100g)2)f4スモジュール DX100 @シも14  三井日曹ウレタンMNJ NCO当量 
0.23/ダイスモジl−ル 0.100,100g)
ス1」0二り二り主 前記フェノール樹脂製造例1で製造したハイオルト型ノ
ボラック樹脂55部を表−5に記載された有機溶剤45
部に溶解させて調製した各種の供試用樹脂溶液を樹脂溶
液Aに代えて用いる以外は、実施例1と同様にして樹脂
モルタルを調製し、前記試験方法に従って温度約10℃
における塗装作業性、初期硬化時間および圧縮強度の測
定を行なった。塗装作業性は良好であった。その他の結
果を表−5に示す。
以下余白 表−5 ス1」1」Lユ16 前記のハイオルト型ノボラック樹脂溶液A100部に対
してシランカップリング剤(表−5記載)を0.5部の
割合で添加混合させて調製した各種の供試用樹脂溶液を
樹脂溶液Aに代えて用いる以外は、実施例1と同様にし
て樹脂モルタルを調製し、前記の試験方法に従って温約
度10℃における塗装作業性、初期硬化時間および圧縮
強度の測定を行なった。塗装作業性を損う現象は観察さ
れなかった。その他の結果を表−6に示す。
以下余白 表−6 17、へ  3,4 フェノール樹脂製造例1で製造した樹脂溶液A50部、
クルードMDI 50部および4−フェニルプロピルピ
リジン1部を300ccのポリビーカーに投入し、充分
に攪拌混合した後、テフロンコーティングした所定の金
型に注入し、約3日間、室温で放置して供試体を作成し
た。次いで、下記の試験方法に従って供試体の硬度およ
び耐摩耗性の測定を行なった(実施例17)。
同様にして、比較例1で用いたエポキシ樹脂80部と硬
化剤20部を用い(比較例3)、また比較例2で用いた
ポリウレタン樹脂100部と硬化剤45部を用い(比較
例4)、前記実施例17の手順に沿って供試体を作成し
、その硬度および耐摩耗性の測定を行なった。得られた
結果を表−7に記載する。
試験方法: (硬 度) 直径50龍厚み6龍の供試体を用いJIS
K6911 (Mスケール)に従ってロックウェル硬度
を測定した。
(耐摩耗性)直径120隨、厚み31の供試体を用い、
JISK7204の方法により、荷重1kg、回転数1
1000RPの条件下に摩耗試験を行ない摩耗量(g) を測定した。
表−7 〔発明の効果〕 以上の説明で明らかな如く、従来の樹脂結合剤より低粘
性である本発明に係る樹脂結合剤を塗り床材として用い
た場合、塗布作業性の良好さと共に、硬化に対する環境
温度の影響が小さく、硬化機能を大巾に改善せしめ得る
ため、作業能率が著しく向上し、施工期間の短縮と施工
コストの軽減が図られる。しかも、硬度が高く、耐摩耗
性、耐酸性、耐溶剤性等に優れる物性を有するため、特
に高価なエポキシ系樹脂塗り床材に代えて好適に使用さ
れ得るものであり、その建築土木業界にもたらしめる経
済的価値は大なるものがある。
また、本発明に係る樹脂結合剤として有機溶媒溶液を用
いる場合には、溶媒が有する溶解作用のため、床の油汚
れなどの清浄化前処理を行なう必要がない。
更に、従来技術の樹脂結合剤が二液性であるため、ポッ
トライフの調整が難しいのに対し、本発明に係る樹脂結
合剤は三液性であり、塩基性触媒を調整することにより
ポットライフの調整が容易に行なえるなどの利点を有す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、液状フェノール樹脂とポリイソシアネートからなり
    、かつポリイソシアネートのイソシアネート基とフェノ
    ール樹脂の水酸基の当量比が0.5〜3.0の範囲内に
    ある常温硬化型樹脂結合剤、および塩基性触媒を含有し
    てなる塗り床材用樹脂組成物。 2、前記フェノール樹脂がノボラック樹脂、ベンジルエ
    ーテル型レゾール樹脂およびレゾール樹脂の単独または
    それ等の混合樹脂である特許請求の範囲第1項記載の塗
    り床材用樹脂組成物。 3、前記フェノール樹脂の平均分子量が150〜100
    0である特許請求の範囲第1項または第2項記載の塗り
    床材用樹脂組成物。 4、前記塩基性触媒が複素環アミン化合物、カルボン酸
    の金属塩およびアルカリ土類金属の酸化物もしくは水酸
    化物の単独又はそれ等の混合物である特許請求の範囲第
    1項から第3項までのいずれかに記載の塗り床材用樹脂
    組成物。
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JPS63215777A (ja) * 1987-03-03 1988-09-08 Ee B C Shokai:Kk 低温用塗床材
JP2000248042A (ja) * 1999-02-25 2000-09-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd 硬化性樹脂組成物及びその増粘方法
CN105482442A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 广东生益科技股份有限公司 一种无卤树脂组合物及其制作的覆盖膜

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