JPS61227520A - マイクロスフエア - Google Patents
マイクロスフエアInfo
- Publication number
- JPS61227520A JPS61227520A JP60068410A JP6841085A JPS61227520A JP S61227520 A JPS61227520 A JP S61227520A JP 60068410 A JP60068410 A JP 60068410A JP 6841085 A JP6841085 A JP 6841085A JP S61227520 A JPS61227520 A JP S61227520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous
- powder
- substance
- microspheres
- fine powder
- Prior art date
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
覆及上塁剋里分V
本発明は、医薬、飲食物、動物薬、農薬、肥料等を含有
し、それらの放出を調節したマイクロスフェアに関する
。
し、それらの放出を調節したマイクロスフェアに関する
。
マイクロスフェアとは微小球体を意味し1通常直径O0
lμ11〜5麿膿の大きさであるが、ここでは形状は必
ずしも完全な球体を意味はしない。
lμ11〜5麿膿の大きさであるが、ここでは形状は必
ずしも完全な球体を意味はしない。
このマイクロスフェアに被覆を施すことがあるが、被覆
に不M統的被覆と連続的波m(シームレス)とがあり、
シームレスの被覆をしたマイクロスフェアをマイクロカ
プセルという。
に不M統的被覆と連続的波m(シームレス)とがあり、
シームレスの被覆をしたマイクロスフェアをマイクロカ
プセルという。
藍米弦週
液状または固状物質の放出を制御したマイクロスフェア
は種々知られているが、未だ種々の用途に応じた適当な
形態のものが充分あるとは言えない、また、マイクロス
フェアの粒子の大きさも、−・股に製造時の混合撹拌の
条件によって変化し。
は種々知られているが、未だ種々の用途に応じた適当な
形態のものが充分あるとは言えない、また、マイクロス
フェアの粒子の大きさも、−・股に製造時の混合撹拌の
条件によって変化し。
一定のものを得るのは容易ではない、(特開昭58−1
53947号、特開昭58−1831301号参照)。
53947号、特開昭58−1831301号参照)。
発明の構成
本発明は、多孔性粉体の孔部に第三物質(医薬等〕を含
有させ、かつ、その表面を無機性微粉体および/または
有機性微粉体で被覆したマイクロスフェアに関する。
有させ、かつ、その表面を無機性微粉体および/または
有機性微粉体で被覆したマイクロスフェアに関する。
多孔性粉体としては、多孔性セルロース、多孔性スチレ
ン樹脂、多孔性シリカ、多孔性ナイロン、多孔性ウレタ
ン、多孔性ポリエチレン、多孔性エポキシ樹脂、多孔性
活性炭などがあり、今後も種々の材質で多孔性のものが
開発されると期待される。これらは、用途に応じて選択
して用いることができる、すなわち、静電荷像現像用ト
ナーでは5〜30 gtaが、内服薬としては50〜5
00IL層が、コーヒーカプセルには250p膳〜3.
35■腸が適当とされている(特開昭58−15394
7号、特開昭58−58148号、特開昭55−288
93号参照)。
ン樹脂、多孔性シリカ、多孔性ナイロン、多孔性ウレタ
ン、多孔性ポリエチレン、多孔性エポキシ樹脂、多孔性
活性炭などがあり、今後も種々の材質で多孔性のものが
開発されると期待される。これらは、用途に応じて選択
して用いることができる、すなわち、静電荷像現像用ト
ナーでは5〜30 gtaが、内服薬としては50〜5
00IL層が、コーヒーカプセルには250p膳〜3.
35■腸が適当とされている(特開昭58−15394
7号、特開昭58−58148号、特開昭55−288
93号参照)。
多孔性セルロースの一例としては、セルロファインGH
−25(チッソ■製1粒径25〜44ル■、湿潤時45
〜105μ−)があり、多孔性ナイロンの一例としては
オルガンール(orgasol仏、A、T、0−Chi
s+ie製5粒径5〜40μs+)がある、これらを用
いればその材料に応じて一定の粒径の製品を得ることが
できる。
−25(チッソ■製1粒径25〜44ル■、湿潤時45
〜105μ−)があり、多孔性ナイロンの一例としては
オルガンール(orgasol仏、A、T、0−Chi
s+ie製5粒径5〜40μs+)がある、これらを用
いればその材料に応じて一定の粒径の製品を得ることが
できる。
多孔性粉体の孔部に充填する第三物質としては、非常に
多くの物質が考えられ、この技術の応用範囲は極めて広
いということができる。最も普通には、医薬、飲食物、
動物薬、農薬、肥料等を例示することができる。しかし
、マイクロスフェアが液体(特に水)に接触する際の放
出(溶出)を制御することが必要・有用な物質であれば
各種のものを使用可能である。また、液体以外への放出
(例えば香料の空気中への放出)も場合によっては可能
である。
多くの物質が考えられ、この技術の応用範囲は極めて広
いということができる。最も普通には、医薬、飲食物、
動物薬、農薬、肥料等を例示することができる。しかし
、マイクロスフェアが液体(特に水)に接触する際の放
出(溶出)を制御することが必要・有用な物質であれば
各種のものを使用可能である。また、液体以外への放出
(例えば香料の空気中への放出)も場合によっては可能
である。
この第三物質を多孔性粉体の孔部に充填するときは、溶
媒に溶解、混和、懸濁又は乳濁等して用い、第三物質が
液体の場合にはそのまま用いることもできる。用いる溶
媒は多孔性粉体を溶かさない溶媒であることが必要であ
る。
媒に溶解、混和、懸濁又は乳濁等して用い、第三物質が
液体の場合にはそのまま用いることもできる。用いる溶
媒は多孔性粉体を溶かさない溶媒であることが必要であ
る。
例えば、パップ剤の場合には、サリチル酸メチル、カン
フル、メントール等をエタノール等の低級アルコールに
溶解して多孔性セルロースの孔部に充填する。経口投与
製剤の場合およびその他の場合にもそれぞれの有効成分
に応じて適当な溶媒を用いて同様な操作を行なえばよい
。
フル、メントール等をエタノール等の低級アルコールに
溶解して多孔性セルロースの孔部に充填する。経口投与
製剤の場合およびその他の場合にもそれぞれの有効成分
に応じて適当な溶媒を用いて同様な操作を行なえばよい
。
無機性1a扮体としては酸化チタン、シリカ微粉、各種
ベントナイト、酸化アルミニウム、カーボンブラック、
炭酸カルシウム、タルク、カオリン、セラミック粉末等
があり多孔性粉体の十分の一以下の大きさのものを用い
ることが好ましく。
ベントナイト、酸化アルミニウム、カーボンブラック、
炭酸カルシウム、タルク、カオリン、セラミック粉末等
があり多孔性粉体の十分の一以下の大きさのものを用い
ることが好ましく。
通常直径100 JLm以下の大きさのものが適当であ
る。
る。
有機性微粉体の例としては、メタアクリレート、ポリエ
チレン、ナイロン、ポリエチレン、エポキシ樹脂等の合
成樹脂微粉末を挙げることができ、その大きさは前記の
無機性微粉体と同様である。
チレン、ナイロン、ポリエチレン、エポキシ樹脂等の合
成樹脂微粉末を挙げることができ、その大きさは前記の
無機性微粉体と同様である。
無機性微粉体および有機性微粉体の多孔性粉体への添加
量は多孔性粉体表面を被う量が理論的であり表面積と粒
径の計算により求めることができるが、現実にはその1
〜2倍量が適当である。なお、調製時の飛散、調製容器
への付着等を考慮して製造方法によりその添加量を加減
することもある。一般に、無機性微粉体および/または
有機性微粉体で被覆することにより、多孔性粉体中の第
三物質の放出(特に水への溶出)は抑制される傾向があ
る。
量は多孔性粉体表面を被う量が理論的であり表面積と粒
径の計算により求めることができるが、現実にはその1
〜2倍量が適当である。なお、調製時の飛散、調製容器
への付着等を考慮して製造方法によりその添加量を加減
することもある。一般に、無機性微粉体および/または
有機性微粉体で被覆することにより、多孔性粉体中の第
三物質の放出(特に水への溶出)は抑制される傾向があ
る。
しかし、被覆を第三物質にまたはそれに対する溶媒(溶
解、混和、懸濁等に用いる溶媒)に溶解する物質(通常
は有機性微粉体)を用いて行なうと第三物質は拡散しや
すく放出が促進されることがある。ただし、溶解する物
質(有機性微粉体)のみであれば、マイクロスフェアの
表面が粘着して全体の流動性が悪くなることがあるので
、そのときは不溶の物質(例えばf#、llI性微粉体
)を加えることにより粘着性と放出性を調整する0通常
は溶解性の物質と不溶性の物質を1:10〜1:1程度
で用いるのが適当である。
解、混和、懸濁等に用いる溶媒)に溶解する物質(通常
は有機性微粉体)を用いて行なうと第三物質は拡散しや
すく放出が促進されることがある。ただし、溶解する物
質(有機性微粉体)のみであれば、マイクロスフェアの
表面が粘着して全体の流動性が悪くなることがあるので
、そのときは不溶の物質(例えばf#、llI性微粉体
)を加えることにより粘着性と放出性を調整する0通常
は溶解性の物質と不溶性の物質を1:10〜1:1程度
で用いるのが適当である。
また、溶解性の物質を使用すると一般に密封性と第三物
質の安定性が増大する傾向がある。有機性微粉体等の溶
解性については文献を参考にして実験により確かめて使
用するのが適当である。
質の安定性が増大する傾向がある。有機性微粉体等の溶
解性については文献を参考にして実験により確かめて使
用するのが適当である。
このように、本発明のマイクロスフェアは。
第三物質と溶媒、多孔性粉体、無機性微粉体、有機性微
粉体の組合せの種類と量を調節することにより、性質を
色々と制御できるので各種の用途に有用である。
粉体の組合せの種類と量を調節することにより、性質を
色々と制御できるので各種の用途に有用である。
本発明のマイクロスフェアの調製方法を、多孔性粉体の
孔部に第三物質を入れる事と、この粉体表面を被覆する
事の二工程に分けて説明する。
孔部に第三物質を入れる事と、この粉体表面を被覆する
事の二工程に分けて説明する。
第一工程二目的に合った粒度に揃えた(例えば、篩別に
より)多孔性粉体を用い、第三物質は必要に応じて溶媒
に溶解1分散等させて用いる。
より)多孔性粉体を用い、第三物質は必要に応じて溶媒
に溶解1分散等させて用いる。
第三物質を多孔性粉体の孔部に入れるためには二つの方
法がある。その一つは湿式法であり、例えば多孔性粉体
1部に対して第三物質の液を1〜3部加えてよく攪拌し
て孔部に浸透させる。このとき超音波を与えることによ
り時間を短縮することが出来る。孔部の大きさと孔部と
液とのなじみ(ぬれ)によってこの浸透時間は定まり、
なじみをよくするため界面活性剤を液に添加するか、も
しくは多孔性粉体を前もって界面活性剤処理をして用い
ると有効な場合がある。残った液を除去したのち乾燥す
る。
法がある。その一つは湿式法であり、例えば多孔性粉体
1部に対して第三物質の液を1〜3部加えてよく攪拌し
て孔部に浸透させる。このとき超音波を与えることによ
り時間を短縮することが出来る。孔部の大きさと孔部と
液とのなじみ(ぬれ)によってこの浸透時間は定まり、
なじみをよくするため界面活性剤を液に添加するか、も
しくは多孔性粉体を前もって界面活性剤処理をして用い
ると有効な場合がある。残った液を除去したのち乾燥す
る。
もう一つの方法は乾式法であり、多孔性粉体に第三物質
の液を加えたのち乳鉢、ヘラ、または撹拌棒等で粉体を
攪拌し、液を孔部に浸透させる。
の液を加えたのち乳鉢、ヘラ、または撹拌棒等で粉体を
攪拌し、液を孔部に浸透させる。
この方法は操作は簡便である反面空孔を生じるおそれが
ある。浸透速度を早めるために前方法と同じく界面活性
剤を用いると有効な場合がある。
ある。浸透速度を早めるために前方法と同じく界面活性
剤を用いると有効な場合がある。
第二工程:多孔性粉体の表面を被覆するには慣用の方法
を用いることができ、例えば自動乳鉢で撹拌混合すれば
よい。
を用いることができ、例えば自動乳鉢で撹拌混合すれば
よい。
以Fのようにして得られたマイクロスフェアは、原料の
多孔性粉体の大きさに応じた所望の大きさの粒子であり
、多孔性粉体の孔部に目的とする第三物質が入っている
ために取り扱いが容易であり、第三物質の徐放化が出来
、空気との接触が少なくなるため第三物質の化学的安定
性を維持できる等の利点がある。
多孔性粉体の大きさに応じた所望の大きさの粒子であり
、多孔性粉体の孔部に目的とする第三物質が入っている
ために取り扱いが容易であり、第三物質の徐放化が出来
、空気との接触が少なくなるため第三物質の化学的安定
性を維持できる等の利点がある。
実施例1
多孔性粉体としてセルロファイン・GH−25(チッソ
■製)50部に第三物質としてサリチル酸メチルの30
マハ%エタノール溶液 100部を加え、軽く混ぜたのち超音波(ブランノン3
2.ヤマト科学〔製〕)を30分間かける0次に吸引濾
過を行い、得たペースト状の残渣を極力薄く広げて3時
間乾燥して、孔部に第三物質が入った多孔性セルロース
(−次マイクロスフェア)を得た。
■製)50部に第三物質としてサリチル酸メチルの30
マハ%エタノール溶液 100部を加え、軽く混ぜたのち超音波(ブランノン3
2.ヤマト科学〔製〕)を30分間かける0次に吸引濾
過を行い、得たペースト状の残渣を極力薄く広げて3時
間乾燥して、孔部に第三物質が入った多孔性セルロース
(−次マイクロスフェア)を得た。
このもの100部に無機性微粉体として二酸化チタン(
石原産業■製、タイベークA100 、平均粒径0.1
48gm)8部を加え、自動乳鉢(日南科学■製、 A
NM−100型)を用いて60分間混合して二酸化チタ
ンで被覆したマイクロスフェア(二次マイクロスクエア
■)を得た。
石原産業■製、タイベークA100 、平均粒径0.1
48gm)8部を加え、自動乳鉢(日南科学■製、 A
NM−100型)を用いて60分間混合して二酸化チタ
ンで被覆したマイクロスフェア(二次マイクロスクエア
■)を得た。
実施例2
実施例1で得た一次マイクロスフェアlOO部に二酸化
チタン10部と有機性微粉体のポリメチルメタアクリレ
ート(総研化学−製、MP−1000、粒子径0.2〜
0.5ルm)1部の混合物8部を加え、自動乳鉢で60
分間攪拌混合し二次マイクロスフェア■を得た。
チタン10部と有機性微粉体のポリメチルメタアクリレ
ート(総研化学−製、MP−1000、粒子径0.2〜
0.5ルm)1部の混合物8部を加え、自動乳鉢で60
分間攪拌混合し二次マイクロスフェア■を得た。
&里例例玉
試験例1二 (マイクロスフェアの確認観察)マイクロ
スフェア表面状態を走査型電子顕微鏡(JEOL(株)
製JSM−720型)を用いて500〜5000倍で観
察した。実施例1で用いた原料のセルロース粒子は孔部
があるおよそ直径30IL11の球形をしている。
スフェア表面状態を走査型電子顕微鏡(JEOL(株)
製JSM−720型)を用いて500〜5000倍で観
察した。実施例1で用いた原料のセルロース粒子は孔部
があるおよそ直径30IL11の球形をしている。
実施例1で得た二次マイクロスクエア■(二酸化チタン
による被m)は表面孔部がなくなり微粒子で被われてお
り、実施例2で得た二次マイクロスクエア■(二酸化チ
タンとポリメチルメタアクリレートとの混合微粉末によ
る被1)も表面が微粒子で被われており、これは、二酸
化チタンがくさびの役割りを果たしてポリメチルメタア
クリレ−1−次マイクロスフェア表面上に固定させ、か
つポリメチルメタアクリレートがバインダーとして二酸
化チタン同士を結合して膜を形成しているものと思われ
る。
による被m)は表面孔部がなくなり微粒子で被われてお
り、実施例2で得た二次マイクロスクエア■(二酸化チ
タンとポリメチルメタアクリレートとの混合微粉末によ
る被1)も表面が微粒子で被われており、これは、二酸
化チタンがくさびの役割りを果たしてポリメチルメタア
クリレ−1−次マイクロスフェア表面上に固定させ、か
つポリメチルメタアクリレートがバインダーとして二酸
化チタン同士を結合して膜を形成しているものと思われ
る。
なお、ポリメチルメタアクリレートのみで被覆したもの
は、ポリメチルメタアクリレートがサリチル酸メチル(
孔部よりにじみ出たものと思われる)に溶解し1球状セ
ルロース粒子表面に残留せずに球状粒子相互の間隙に入
っていることが認められた。従って、被覆材として用い
る微粉体は、孔部にある第三物質または溶媒によって溶
解しやすい性質のものは単独で用ずに、溶けない別の微
粉体と混ぜて用いる必要があることが判る。
は、ポリメチルメタアクリレートがサリチル酸メチル(
孔部よりにじみ出たものと思われる)に溶解し1球状セ
ルロース粒子表面に残留せずに球状粒子相互の間隙に入
っていることが認められた。従って、被覆材として用い
る微粉体は、孔部にある第三物質または溶媒によって溶
解しやすい性質のものは単独で用ずに、溶けない別の微
粉体と混ぜて用いる必要があることが判る。
試験例2: (溶出性)
マイクロスフェアの孔部に入っている第三物質が外部に
どの程度用やすいか(換言すると微粒子が被覆している
シーリングの程度)を求めるための例として第三物質の
溶出性試験を行なった。
どの程度用やすいか(換言すると微粒子が被覆している
シーリングの程度)を求めるための例として第三物質の
溶出性試験を行なった。
パップ剤の溶出試験に用いられているメンブランフィル
タ−を通して水への溶出性を求めるために、マイクロス
フェアは固体状では利用できないためにペースト状とし
て試料とした。また、このとき拡散現象により第三物質
の溶出が影響される懸念があるため試料の粘度は次のよ
うに一定にした。即ち、水とグリセリンとの3:5(重
量)混液にマイクロスフェアを加え懸濁させたときの粘
度が2000cp(すり速度18.85ec−りとし、
サリチル酸メチルが1%になるように試料を調製した。
タ−を通して水への溶出性を求めるために、マイクロス
フェアは固体状では利用できないためにペースト状とし
て試料とした。また、このとき拡散現象により第三物質
の溶出が影響される懸念があるため試料の粘度は次のよ
うに一定にした。即ち、水とグリセリンとの3:5(重
量)混液にマイクロスフェアを加え懸濁させたときの粘
度が2000cp(すり速度18.85ec−りとし、
サリチル酸メチルが1%になるように試料を調製した。
マイクロスフェアを用いずサリチル酸メチルのみをグリ
セリン−水混液に加えたものを対照とした。
セリン−水混液に加えたものを対照とした。
試料10gを、メンブレンフィルター(日本ミリボアリ
ミテッドFCLP 04700孔径0.2p厘)にのせ
、これを透してサリチル酸メチルが下部の精製水10Q
Omlに溶出していく量を経時的に測定した。
ミテッドFCLP 04700孔径0.2p厘)にのせ
、これを透してサリチル酸メチルが下部の精製水10Q
Omlに溶出していく量を経時的に測定した。
この精製水は37℃で、マグネチックスターラーにより
240 rpmで攪拌して濃度を一定にした。サリチル
酸メチルの定量は分光光度計(島津製作所■、UV−2
1OA )を用いて240ntaにおける吸光度を測定
し算出した。
240 rpmで攪拌して濃度を一定にした。サリチル
酸メチルの定量は分光光度計(島津製作所■、UV−2
1OA )を用いて240ntaにおける吸光度を測定
し算出した。
得た溶出曲線を第1図に示す、無処置の場合()は、サ
リチル酸メチルは急激な速度で溶出することが分る。一
方、二次マイクロスフェア■(二酸化チタン被覆 φ)
は8時間後で約6mgの溶出であり、二次マイクロスク
エア■(混合微粒子による被覆 ム)の場合、8時間で
約10mgの溶出であった。この試験結果から、被覆微
粒子によるシール性が良好であり、第三物質の徐放化手
段として有用なことが判かる。また無機性微粒子と有機
性微粒子を被覆剤として混合して用いることにより溶出
の制御が出来ることが理解できる。
リチル酸メチルは急激な速度で溶出することが分る。一
方、二次マイクロスフェア■(二酸化チタン被覆 φ)
は8時間後で約6mgの溶出であり、二次マイクロスク
エア■(混合微粒子による被覆 ム)の場合、8時間で
約10mgの溶出であった。この試験結果から、被覆微
粒子によるシール性が良好であり、第三物質の徐放化手
段として有用なことが判かる。また無機性微粒子と有機
性微粒子を被覆剤として混合して用いることにより溶出
の制御が出来ることが理解できる。
第1図は、溶出曲線である。
Claims (2)
- (1)多孔性粉体の孔部に第三物質が充填され、かつそ
の表面が無機性微粉体および/または有機性微粉体で被
覆されたマイクロスフェア - (2)被覆が皮膜状である特許請求の範囲第1項のマイ
クロスフェア
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60068410A JPS61227520A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | マイクロスフエア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60068410A JPS61227520A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | マイクロスフエア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61227520A true JPS61227520A (ja) | 1986-10-09 |
JPH0530499B2 JPH0530499B2 (ja) | 1993-05-10 |
Family
ID=13372874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60068410A Granted JPS61227520A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | マイクロスフエア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61227520A (ja) |
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JPH04210239A (ja) * | 1990-12-13 | 1992-07-31 | Osaka Gas Co Ltd | 吸着剤およびその製造方法 |
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---|---|---|---|---|
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