JPS61210745A - 同報通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 各種情報提供サービス、会議通信などの通信形態の多様
化、通信網におけるデータベースの分散化および衛星回
線の利用などに伴い、同一内容の情報を同時に複数の宛
先に転送する同報形通信の重要性が拡大してきている。

本発明は」１記同報形通信を行う際の方式に関する。

（従来技術とその問題点） 通信の相手が複数あり、同一内容の情報を同時に複数の
宛先に転送するような通信を同報形通信と呼ぶ。従来同
報形通信で再送制御を行なう場合、受信局数が増すに従
い１対１通信の場合と比べて送信局が保持しなければな
らない制御情報の量が増大し、また再送のための制御も
複雑となる。

すなわち送信局では、各受信局からの受信応答から各受
信局別の受信状況を把握し保持している必要があり、ま
た再送の重複を防ぐための処理などが必要である。しか
しこれから予想される同報形通信の普及の必要性を考え
ると、特定の１，２の局だけではなくどの局からも同報
形通信が行える、つまりどの局も同報形通信の送信局に
成り得ることが重要であると考えられる。従って同報形
通信の送信局の負担を軽減することが必要であり、更に
同報形通信も送信局においては１対１通信とできるだけ
同じ手順で行えることが望ましい。

（本発明の目的） 本発明の目的は、同報形通信システムにおいて、送信局
に代わって複数の受信局からの受信応答を受信して、必
要な再送制御を行う特別な同報通信サーバーを設けるこ
とにより、送信局は同報通信方式 １通信と同様に行うことができることを可能にする回報
通信方式を提供することである。

（発明の構１戊） 本発明によれば、同報形通信を送信局にとっては１対１
通信の場合と同し制御で行うことを可能にする回報通信
方式であり、同報通信用情報フレームを受信し、あたか
も自分あての１対１通信であるかのように送信局との間
で受信応答のやり取りを行う一方、複数の受信局からの
受信応答を受信し、送信局に代わって該複数受信局との
間で再送制御を代行して行う特別な回報通信サーバーを
備え、送信局は該回報通信サーバーからの受信応答に従
って１対１通信の場合と同様な再送制御を行うことを特
徴とする同報通信方式が得られる。

（構成の詳細な説明） 以下本発明の基本構成を図を用いて詳細に説明する。第
１図は本発明の基本構成図である。図中１−１は送信局
、■−２は本発明により導入される同報通信サーバー、
１−３１〜１−３ｎは各々受信局である。送信局から送
信された情報フレームは同報通信サーバー１−２および
各受信局１−３１〜１−３ｎによって受信される。

同報通信サーバーは自分の受信状態に応じて受信応答を
送信局宛に送信する。他の各受信局は各々の受信状態に
応じて同報通信サーバー宛に受信応答を送信する。送信
局はあたかも同報通信サーバーとの間で１対１通信を行
っているかのように、回報通信サーバーからの受信応答
だけを見て再送制御を行うが、送信局から送信される情
報フレームあるいは再送フレームは全ての受信局で受信
される。回報通信サーバーは、送信局から受信した情１
１フレームを、全ての受信局が該情報フレームを正常に
受信したことを確認するまでは蓄えておく。同報通信サ
ーバーは各受信局からの受信応答を受信し、もし自局が
概に正常に受信している情報フレームに対する再送要求
を受は取った時には、その情報フレームを再送するなど
の再送制御を行う。同報通信サーバー自身が正常に受信
していない情報フレームに対する再送要求は無視する。

」−述のように、本来なら全て送信局と複数の受信局と
の間でで行われるべきやり取りを、あいだに同報通信サ
ーバーを介することにより３つの部分に分解して行う。

送信局と各受信局とのあいだでは送信局から送信された
情報フレームを受信局が受は取るという片方向だけのや
り取りが行われ、送信局と同報通信サーバーのあいだで
は通常の１対１通信と同じやり取りが行われる。同報通
信サーバーと各受信局のあいだでは、通常の同報通信の
送信局と受信局とのあいだで行われるべきや・り取りが
行われる。

（実施例） 以下本発明の実施例を図を用いて説明する。

第２図は受信局数が２局の場合について、各局のあいだ
のやりとりを示す説明図である。ここでは説明のため再
送制御としては一番簡単なＳｔｏｐ−ａｎｄ−ｗａｉｔ
法を使った場合について示す。

Ｓｔｏｐ−ａｎｄ−ｗａｉｔ法は情報フレームを１つづ
つ送信する方法であり、送信側では受信側が前の情報フ
レームを正常に受信したことを確認できるまでは再送を
くり返し、新しい情報フレームを送ることができない。

受信局でもまた、必ず順番どおりにしか受信しないため
、受信バッファは基本的には１情報フレーム分だけ持っ
ていれば行うことができる。

ここでは同報通信サーバーおよび受信局１，２共１情報
フレ一ム分のバッファしか持たない場合について示す。

また、ここで示した例では送信局から同報通信サーバー
、および受信１，２へのチャンネル、同報通信サーバー
から受信局１，２へのチャンネルおよび各受信応答用チ
ャンネルは論理的に別々に設けられているものとする。

図中１（・）は情報フレームを、Ａ（・）は受信確認フ
レームを、Ｎ（・）は再送要求フレームを、Ｉ’（・）
は再送フレームを表し、そのフレームの動きを各々実線
、破線、一点鎖線、実線で示しである。

まず時点１で送信局より送られた情報フレーム■（１）
は時点２で同報通信サーバーおよび受信局１，２に受信
されるが、ここで受信局２は誤り受信したものとする。

回報通信サーバーからの受信確認Ａ（１）は送信局へ、
受信局１からの受信確認Ａ（１）および受信局２からの
再送要求Ｎ（１）は同報通信サーバーへ各々時点３に到
着する。同報通信サーバーからの受信確認Ａ（１）を受
は取った送信局は時点３に情報フレーム■（２）を送信
する。一方同報通信サーバーは受信局２からの再送要求
Ｎ（１）を受は取ったので再送Ｔ’（１）を行う。

時点４で回報通信サーバーは送信局からの情報フレーム
■（２）を受信するが１つ前の情報フレーム■（１）の
受信確認が受信局２からまだ得られてないため１フレ一
ム分しかないバッファに■（１）を保持したままであり
、従って新たに到着した情報フレーム■（２）はバッフ
ァオーバーフローのため受信できず再送要求Ｎ（２）を
送り返す。受信局１，２では時点４で送信局からの新し
い情報フレーム■（２）および同報通信サーバーからの
再送フレームＩ’（１）が到着するが、受信局１ではす
でに■（１）は正常受信し終わっているため■（２）を
受信し受信局２では、■（１）がまだ受信できていない
のでＩ’（１）を受信する。受信局１は受信確認Ａ（２
）を、受信局１は受信確認Ａ（１）を各々同報通信サー
バーに送り返す。時点５で送信局は同報通信サーバーか
ら再送要求Ｎ（２）を受信したのでＩ’（２）を再送す
る。同報通信サーバーは受信局１，２がらの受信応答が
受信確認だったので何もしない。時点６で送信局からの
再送フレームＴ’（２）が同報通信サーバーおよび受信
局１，２に到着する。受信局１はすてにＩ（２）を正常
受信しているので受信しないが、同報通信サーバーと受
信局２はＩ’（２）を受信し各々受信確認Ａ（２）を送
信する。以−］二簡単な実施例について説明したが、よ
り複雑な再送制御法を使用した場合でも行うことができ
る。

（発明の効果） 以上説明した通り本発明によれば、従来の方式で行う場
合全ての送信局に成り得る局が備えているべき構成と同
程度の規模の同報通信サーバーを導入することにより、
送信局においては特別の処理を必要とせず１対１通信と
同じ制御で同報通信を行うことができ、送信局のハード
ウェア、ソフトウェアの負荷が大きく軽減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的構成を示す構成図、第２図は本
発明の詳細な説明するための説明図である。 図において１−１は送信局、１−２は同報通信サーバー
、１−３１．〜１−３ｎは受信局である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一内容の情報を同時に複数の宛先に転送する同報通信
   を行う同報通信システムにおいて、送信局と、複数の受
   信局と、送信局から送られる情報フレームを受信しあた
   かも自分宛の１対１通信であるかのように送信局との間
   で受信応答のやり取りを行う一方複数の受信局からの受
   信応答を受信し、送信局に代わって該複数受信局との間
   で再送制御を代行して行う特別な同報通信サーバーとか
   ら成り、送信局は該同報通信サーバーと該複数の受信局
   に対して情報フレームを送信し、該同報通信サーバーか
   らの受信応答だけに従って再送制御を行い、該複数の受
   信局は該送信局からの情報を直接受信すると共に該同報
   通信サーバーとの間で再送制御のやり取りを行うことを
   特徴とする同報通信方式。