JPS61191474A - 車両用後輪操舵制御装置 - Google Patents

車両用後輪操舵制御装置

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Publication number
JPS61191474A
JPS61191474A JP60031287A JP3128785A JPS61191474A JP S61191474 A JPS61191474 A JP S61191474A JP 60031287 A JP60031287 A JP 60031287A JP 3128785 A JP3128785 A JP 3128785A JP S61191474 A JPS61191474 A JP S61191474A
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JP
Japan
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wheel steering
steering angle
vehicle
rear wheel
value
Prior art date
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Application number
JP60031287A
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English (en)
Inventor
Mitsusachi Ouchi
三幸 大内
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前輪操舵機構と後輪操舵機構とを備えた車両
用後輪操舵制御装置に関する。
〔従来技術] 従来、この種の装置は、特開昭59−81261号公報
に示されるように、車速の増加により後輪の基準方向に
対する後輪操舵角を前輪の基準方向に対する前輪操舵角
に対して逆位相から同位相に変化するように制御する自
動モードと、車速とは無関係に後輪操舵角を前輪操舵角
に対して常に同位相となるように制御する固定モードと
を手動操作により切換えできるようにしである。かかる
構成によれば、車両の低速走行時において、運転者が自
動モードを選択すれば後輪操舵角は前輪操舵角に対して
逆位相に制御されるので車両の回転半径を小さくして車
両を小回りさ一部ることかでき、又固定モードを選択す
れば後輪操舵角は前輪操舵角に対して同位相に制御され
るので車両の回転半径を大きくして車両側部の張出しを
なくすことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記従来の装置にあっては、運転者が壁、電
柱等の障害物近傍に位置する車両を障害物方向に操舵す
る場合には車両を小回りさせるため自動モードを選択し
、又同車両を上記方向とは逆方向に操舵する場合には障
害物に対向する車両側部の張出しをなくすために固定モ
ードに選択切換えする必要があり、この手動切換え操作
は運転者にとって煩わしいことである。また、上記のよ
うな切換え操作は車両の両側近傍の障害物の存在位置に
応じて運転者の状況判断に基づき行われるが、上記状況
判断又は手動切換え操作を誤まった場合には、前輪操舵
角に対し逆位相に制御されるべき後輪操舵角が同位相に
制御されて前輪の操舵方向側の車両側部と障害物とが接
触するか、又は前輪操舵角に対し同位相に制御されるべ
き後輪操舵角が逆位相に制御されて前輪の操舵方向とは
反対側の車両側部と障害物とが接触するおそれがある。
さらに、車体の両側が壁、電柱等の障害物近傍に位置す
る車両を回転操舵する場合には、上記いずれのモードに
おいても、後輪操舵角は車両の両側と障害物との距離に
無関係に決定されるので・運転者は車両の両側に注意を
はらいながら回転操舵中手動操作によりモードを切換え
て車両両側部と障害物との接触を避ける必要がある。
本発明は、上記問題に対処するために、車両の低速走行
時において車両の横張出し方向に位置する障害物とそれ
に対向する車両側部との距離が短いとき、前輪操舵角に
対して逆位相に決定される後輪操舵角を自動的に変更制
御するようにして車両側部と障害物との接触を回避する
ようにした車両用後輪操舵制御装置を堤供しようとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題を解決するにあたり、本発明の構成上の特徴
は、第1図に示すごとく、車両の走行速度を検出する走
行速度検出手段1と、前輪の基準方向に対する前輪操舵
角を検出する前輪操舵角検出手段2と、前記検出走行速
度が車両の所定走行速度以下のとき後輪の前記基準方向
に対する後輪操舵角を前記前輪操舵角とは逆位相となる
第1の値に決定し、また前記検出走行速度が前記所定走
行速度を超えたとき前記後輪操舵角を前記検出前輪操舵
角と同位相になる第2の値に決定する決定手段3と、前
記決定後輪操舵角を出力信号として発生する出力信号発
生手段4と、前記出力信号の値に応じ後輪を前輪と逆位
相(又は同位相)となるように操舵する後輪操舵機構5
とを備えた後輪操舵制御装置において、車両の一部に設
けられて同車両の横張出し方向に位置する障害物との間
の距離を検出する距離検出手段6と、前記検出距離が所
定値以下のとき前記第1の値に決定された前記後輪操舵
角を前記前輪操舵角とは逆位相となり絶対値において前
記第1の値より小さい値に変更する変更手段7とを設け
たことにある。
〔作用効果〕
上記のように構成した本発明においては、車両の一部に
設けられた距離検出手段6が同車両の横張出し方向に位
置する障害物との距離を検出し、同距離が短くかつ車両
が低速走行している場合には変更手段7が後輪操舵角を
車両の横方向への張出しが小さくなるように自動的に変
更するようにしたので、車体の一例が壁、電柱等の障害
物近傍に位置する車両をどちらの方向に操舵する場合で
も、運転者は手動切換操作を必要とせず車両側部と障害
物との接触を避けることができる。
さらに、車体の両側が障害物近傍に位置する車両をいず
れかの方向に操舵する場合、変更手段7は後輪操舵角を
前輪操舵角とは逆位相となり絶対値において決定手段3
により決定される第1の値より小さい値に変更するので
車両の横方向への張出し及び回転半径は適度に保たれ、
この種の制御装置の性能が充分に発揮される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面を参照して説明すると、第2
図は本発明の通用対象である車両の前輪操舵機構A、後
輪操舵機構B及び前輪操舵機構Aの操舵角に応じて後輪
操舵機構Bの操舵角を制御する電気的制御装置Cを示し
ている。
前輪操舵機構Aは、運転者により操作ささるステアリン
グハンドル10と、ステアリングハンドル10の回動に
より前輪11a、llbを操舵するランクアンドピニオ
ン機構12を備えている。
ラックアンドピニオン機構12はそのピニオン部12a
にステシリンダシャフト13を介してステアリングハン
ドル10を連結し、又同機構12のラック部12bに左
右一対のロッド14a、14bを接続している。左方の
ロッド14aはタイロッド15a1ナツクルアーム16
aを介して前輪11aに連結され、右方のロッド14b
はタイロッド15b、ナックルアーム16bを介して前
輪1、1 bに連結されている。
後輪操舵機構Bは、エンジンによって駆動される油圧ポ
ンプ17と、同油圧ポンプ17の吐出油をサーボ弁18
を介して付与されて両後輪19a。
19bを駆動する油圧シリンダ20とを備えている。油
圧ポンプ17はその流入口にて導管P1を介してリザー
バ21に接続され、その吐出口にて導管P2を介してサ
ーボ弁18に接続されている。
サーボ弁18はその中立位置にて油圧シリンダ20の右
室20aに接続した導管P3を閉止しかつ同油圧シリン
ダの左室20bに接続した導管P4を閉止し、第1位置
に切換えられたとき導管P2を導管P3に接続しかつ導
管P4を導管P5を介してリザーバ21に接続する。ま
たサーボ弁18は第2位置に切換えられたとき、導管P
2を導管P4に接続しかつ導管P3を導管P5を介して
リザーバ21に接続する。なお、サーボ弁18の切り換
え作動は同サーボ弁18に設けられたトルクモータ(図
示しない)の作動によりもたらされ、またトルクモータ
の作動は電気的制御装置Cから付与される制御信号によ
りもたらされる。  、油圧シリンダ20はその内部に
収容したピストン22に左右一対のピストンロッド23
a、23bを連結してなり、左方のピストンロッド23
aはタイロッド24a、ナックルアーム25aを介して
後輪1.92に連結されている。一方、右方のピストン
ロッド23bはタイロッド24b1ナツクルアーム25
bを介して後輪19bに連結されている。
次にサーボ弁18のトルクモータに上記制御信号を付与
する電気的制御装置Cの構成について説明する。この電
気的制御装置Cは、変速機の出力軸の回転をピックアッ
プして車速に対応した車速信号を発生する車速検出器2
6と、前輪11a。
11bの基準方向(車体の前後方向)に対する操舵角を
検出し前輪11a、llbが左操舵(反時計方向)され
た場合には正に前輪11a、llbが右操舵(時計方向
)された場合には負になり前輪11a、llbの操舵角
に比例した大きさを有する前輪操舵角信号を発生する前
輪操舵角検出器27と、第3図に示すように車両40の
両側後部に設けられ超音波送受信器等から成り障害物と
の距離を検出して同距離に対応する距離検出信号を発生
する一対の距離検出器28.28と・これらの各検出器
26.27.28から付与される信号に応じて後述のプ
ログラムを実行するマイクロコンピュータ29と、ピス
トンロッド23bの移動量を検出し後輪19a、19b
が基準方向に対して左操舵された場合には正に後輪19
a、19bが右操舵された場合には負になり後輪192
.19bの操舵角に比例した大きさを有する後輪操舵角
信号を発生する後輪操舵角検出器30と、この後輪操舵
角信号と上記マイクロコンピュータ29からの出力信号
に応答して上記サーボ弁18を駆動する制御信号を発生
するサーボアンプ31を備えている。
マイクロコンピュータ29は、上記の各検出器26.2
7.28から付与される検出信号を入力しかつサーボア
ンプ31に演算結果を出力する入出力インターフェース
29aと、第4図に示されるフローチャートに対応する
プログラムを記憶する読出し専用メモリ (ROM)2
9bと、このプログラムを実行する中央処理装置(CP
LJ)29Cと、このプログラムの実行に必要な変数を
一時的に記憶する書込み可能メモリ (RAM)29d
と、これら入出力インターフェース29a1続出し専用
メモリ29b、中央処理装置29c及び書込み可能メモ
リ29dを各々共通に接続するハス29eを備えている
以上のように構成された車両用後輪操舵制御装置の動作
を、第4図のフローチャートを用いて説明する。
車両の運転中、マイクロコンピュータ29は、プログラ
ムのステップ50にて車速検出器26からの車速信号に
基づき車速Uを算出し、次のステ7ブ51にて車速Uの
値に応じて前輪操舵角に対する後輪操舵角の比である第
1操舵比Koを算出し、この第1操舵比Koを書込み可
能メモリ29dに一時的に記憶する。この第1操舵比K
Oは、第5図に示された車速Uに対する操舵比の特性グ
ラフに基づき、車両の停止時及び低速時には負の値(後
輪操舵角が前輪操舵角に対して逆位相)になるように選
定され、軍速か増加するに従って負の値から正の値(後
輪操舵角が前輪操舵角に対して同位相)に除々に変化す
るように選定されている。
次にプログラムはステップ52に進み、マイクロコンピ
ュータ29はステップ52にて前輪操舵角検出器27か
らの前輪操舵角信号を読込み、前輪操舵角信号に対応し
た前輪操舵角値δを書込み可能メモリ29dに一時的に
記憶する。次にプログラムはステップ53に進み、マイ
クロコンピュータ29はステップ53にて上記前輪操舵
角信号に基づき第3図に示す前輪操舵方向Aを感知し、
同方向とは反対側の距離検出器28から距離検出信号を
入力し、前記方向とは反対側に位置する障害物41とそ
れに対向する車両の一側との距離βを演算IQ定し、距
Mtt Nに対応する値を書込み可能メモリ29dに一
時的に記憶する。マイクロコンピュータ29は、ステッ
プ53にて距離βの測定を終了すると、ステップ54に
て上記ステップ51で算出された第1操舵比Koを書込
み可能メモU 29 dから読出し、第1操舵比KOが
負であるか否かを判別する。
車両の中高速走行時には、マイクロコンピュータ29は
ステップ54にて第1操舵比Koが負でないすなわち「
NO」と判別し、ステップ55にて目標操舵比Kを第1
操舵比Koに設定してプログラムはステップ56に進む
。ステップ56にてマイクロコンピュータ29は上記設
定した目標操舵比にとステップ52にて書込み可能メモ
リ29dに一時的に記憶した前輪操舵角値δを乗算する
ことにより基準方向に対する目標後輪操舵角を算出し、
この目標後輪操舵角に対応し、後輪19a。
19bを左操舵する場合には正に右操舵する場合には負
になりその操舵角に比例した大きさを示す目標後輪操舵
角信号をサーボアンプ31に出力する。サーボアンプ3
1はこの目標後輪操舵角信号と後輪操舵角検出器30か
ら供給される後輪操舵角信号との差に対応した信号を出
力するので、後輪操舵角が目標後輪操舵角に対した左方
向(又は右方向)にずれている場合サーボアンプ31か
らは負の値(又は正の値)を有する制御信号がサーボ弁
18のトルクモータに供給される。この時、サーボ弁1
8は上述の第1位置(又は第2位置)に切換えられ、油
圧ポンプ17からの吐出油は右室20a  (又は左室
20b)に供給され、ピストン22に連結されたピスト
ンロッド23a、23bを第2図下方向(又は上方向)
に移動させて後輪19a、19bを右回転(又は左回転
)操舵させる。また、上記のような後輪19a、19b
の回転操舵により後輪操舵角が目標後輪操舵角に一致す
ると、サーボアンプ31からは零値を示す制御信号がサ
ーボ弁18のトルクモータに供給され、サーボ弁1日は
上述の中立位置に維持されるので両室20a、20bに
は油圧ポンプ17からの吐出油が供給されず、ピストン
22に連結されたピストン23a、23.bとともに後
輪19a、19bは目標後輪操舵角に維持される。
上記のように、車両の中高速時には、目標操舵比には零
又は正であり、後輪操舵角信号は、前輪操舵角信号と同
符号になって後輪操舵角は第5図の特性グラフの操舵比
が零または正の部分に示されるように前輪操舵角に対し
零または同位相に制御される。これは中高速で走行して
いる車両の回転半径を大きくして車両の走行安定性を良
好にすることを意味する。
一方、車両の停止時又は低速走行時には、マイクロコン
ピュータ29はステップ54にて第1操舵比KOが負で
あるすなわちrYEsJと判別し、プログラムはステッ
プ57に進む。ステップ57にて、マイクロコンピュー
タ29はステップ53にて算出された距離2と車両を最
小回転半径で回転させた場合の回転方向とは反対側の車
両側部の最大張出し距%SIi lに対応する所定値a
 (第3図参照)と比較する。そして、障害物が前輪操
舵方向と反対側の車両側部に近接していない場合、マイ
クロコンピュータ29はステップ57にて距離lが所定
値aより小さくないすなわち「NO」と判別し、上述の
車両が中高速走行している場合と同様ステップ55及び
ステップ56の演算を実行して後輪をステップ51で算
出した第1操舵比KOに対応する目標後輪操舵角に操舵
する。、ただし、この場合には目標操舵比には負であり
、後輪操舵角信号は前輪操舵角信号とは異符号となって
後輪操舵角は第5図の特性グラフの操舵比が負の部分に
示されるように前輪操舵角に対し逆位相に制御される。
これは車両の停止時または低速走行時において距離lが
長い場合には、車両側部の横方向張出しによる障害物と
車両との接触のおそれがないために車速か小さくなるに
従って車両の回転半径を小さくして車両の小回りを可能
とすることを意味する。
また、障害物が前輪操舵方向と反対側の車両側部に近接
している場合、マイクロコンピュータ29はステップ5
7にて距離lが所定値aより小さいすなわちrYESJ
と判別し、プログラムはステップ58に進む。ステップ
58にて、マイクロコンピュータ29は前輪操舵角に対
する後輪操舵角の比である第2操舵比Kiをステップ5
3にて算出された距離lに基づいて算出する。この第2
操舵比Kiは低車速時の第1操舵比(第5図参照)より
絶対値において小さく後輪操舵角を前輪操舵角とは逆位
相にする値であり、第6図に示されるようにその絶対値
は距離lの増加により増加する。
これは距!2!ltlが増加するに従って前輪の操舵方
向とは反対側の車両後側部の張出しを許容し車両の回転
半径を小さくすることを意味する。
ステップ58にて第2操舵比Kiの演算後プログラムは
ステップ59に進み、ステップ59にてマイクロコンピ
ュータ29は目標操舵比Kを第2操舵比Kiに設定し、
上述の車両が中高速走行している場合と同様ステップ5
6の演算を実行して後輪をステップ58で算出した第2
操舵比Kiに対応する目標後輪操舵角に操舵する。この
とき、目標操舵比には零又は負であるので、後輪操舵角
信号は前輪操舵角信号とは異符号となり、後輪操舵角は
第6図の特性グラフで示されるように前輪操舵角に対し
逆位相に制御されるが、上記の車両の低速走行時におい
て障害物が前輪操舵方向と反対側の車両側部に近接して
いない場合に設定される後輪操舵角より小さい。これは
車両の低速時において、距Mff 1が短いため車両と
障害物との接触を避けた状態で最大限に車両を小回りさ
せることを意味する。
そして上記動作説明からも理解されるように、マイクロ
コンピュータ29は車速及び前輪操舵方向とは反対側に
位置する障害物とそれに対向する車両側部との距離を入
力し、上記車速及び上記距離が所定値より小さい場合に
は上記距離の減少により後輪操舵角の前輪操舵角に対す
る比の値が減少しかつ前輪操舵角に対し逆位相となる目
標後輪操舵角を演算し、それ以外の場合には車速が増加
するに従って前輪操舵角に対し逆位相から同位相に変化
する目標後輪操舵角を演算し、油圧ポンプ17、サーボ
弁18、油圧ソリンダ20、後輪操舵角検出器30及び
サーボアンプ31により、後輪19a、19bを目標後
輪操舵角に操舵させるようにしたので、車速と車両近傍
の障害物の有無に応じて自動的に適切な後輪操舵制御を
行なえる。
また、上記第1実施例については、各種の変形例が考え
られ、以下変形例について他の実施例として説明する。
(1)上記第1実施例では、第4図に示すプログラムの
フローチャートのステップ58にてマイクロコンピュー
タ29が第2操舵比Kiを第6図の特性グラフに基づい
て算出したが、ステップ58で実行されるプログラムを
変更し、第2操舵比Kiを第7図に示す前輪操舵角に対
する後輪操舵角の比である操舵比Kiの特性グラフに基
づいて算出するようにすることもできる。この第7図の
特性グラフの操舵比Kiは前輪操舵方向とは反対側に位
置する障害物とそれに対向する車両側部との距離lの増
加により増加しかつ後輪操舵角が前輪操舵角に対し逆位
相に制御されるように選定されていることは第6図の場
合と同じであるが、操舵比Kiが前輪操舵角値δ1、δ
2・・・δn−1、δn毎に前輪の操舵方向とは反対側
での車両後側部と障害物との接触を回避しうる範囲内で
車両の最小回転半径を許容するように選定されている。
すなわち前輪操舵比にδl、δ2・・・δn−1、δn
が大きくなるに従って車両の回転半径は小さくなり前輪
の操舵方向とは反対側の車両後側部の横方向への張出し
は大きくなるので、操舵比Kiへの変化を表わす傾きは
距離βの増加により小さくなるように選定されている。
このような第7図の特性グラフに基づいて、マイクロコ
ンピュータ29が後輪操舵角を制御することにより、こ
の変形例は上記第1実施例に比べ車両と障害物との接触
を避けた状態でさらに車両を小回りさせることができる
(2)上記第1実施例では、マイクロコンピュータ29
が第4図に示すプログラムのフローチャートのステップ
54にて第1操舵比Koが負であるか否かを判別したが
、車両側部近傍に障害物が存在する場合には車両の走行
速度は非常に小さくなるので第1操舵比Koと比較され
る値を零より小さな負の値にすることも可能である。ま
た、同ステップ54では第1操舵比Koを判別条件値と
したが、この第1操舵比Koは車速Uに対応するもので
あるため、車速Uを条件判別値とすることも可能である
・(3)上記第1実施例では第3図に示すように一対の
距離検出器28.28を車両40の両側後部に設けるよ
うにしたが、これらの距離検出器28.28を車両40
の両側中央部又は前部に設けるようにしてもよい。
また、一対の距離検出器28.28を設けなくても、第
8図に示すように車両40の後部の中央に回転制御装置
42を介して単一の距離検出器28°を設け、回転制御
装置42により距離検出器28°を回転させ、車両40
の両側にある障害物41.41と車両40の両側との距
離を測定するようにして距離検出器の個数の節約を図る
こともできる。この場合には第4図に示すプログラムの
フローチャートのステップ53の実行において、回転制
?10装置42を駆動制御して距離検出器28”を前輪
操舵方向とは反対方向に回転させ、障害物41との距離
l°を測定すると同時に距離検出器28°から車両40
の一側までの距離l“を減算して障害物41と車両40
の一側との距離lを算出するとよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲に記載した発明の構成の対応図
、第2図は本発・明の具体的実施例を示す車両用後輪操
舵制御装置の要部概略図、第3図は障害物近傍に駐車し
た車両を示す図、第4図は第2図に示すマイクロコンピ
ュータのプログラムの動作を示すフローチャート、第5
図は車速に対する操舵比特性を示す図、第6図及び第7
図は車両と障害物との距離に対する操舵比特性を示す図
、第8図は他の実施例に係る車両を示す図。 符号の説明 10・・・ステアリングハンドル、lla、11b・・
・前輪、12・・・ラックアンドビニオン段溝、17・
・・油圧ポンプ、18・・・サーボ弁、19a、19b
・・・後輪、20・・・油圧シリンダ、26・・・車速
検出器、27・・・前輪操舵角検出器、28・・・距離
検出器、29・・・マイクロコンピュータ、30・・・
後輪操舵角検出器、31・・・サーボアンプ。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士  長 谷 照 − s4図 15m

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車両の走行速度を検出する走行速度検出手段と、前輪の
    基準方向に対する前輪操舵角を検出する前輪操舵角検出
    手段と、前記検出走行速度が車両の所定走行速度以下の
    とき後輪の前記基準方向に対する後輪操舵角を前記前輪
    操舵角とは逆位相となる第1の値に決定し、また前記検
    出走行速度が前記所定走行速度を超えたとき前記後輪操
    舵角を前記検出前輪操舵角と同位相になる第2の値に決
    定する決定手段と、前記決定後輪操舵角を出力信号とし
    て発生する出力信号発生手段と、前記出力信号の値に応
    じ後輪を前輪と逆位相(又は同位相)となるように操舵
    する後輪操舵機構とを備えた後輪操舵制御装置において
    、車両の一部に設けられて同車両の横張出し方向に位置
    する障害物との間の距離を検出する距離検出手段と、前
    記検出距離が所定値以下のとき前記第1の値に決定され
    た前記後輪操舵角を前記前輪操舵角とは逆位相となり絶
    対値において前記第1の値より小さい値に変更する変更
    手段とを設けたことを特徴とする車両用後輪操舵制御装
    置。
JP60031287A 1985-02-19 1985-02-19 車両用後輪操舵制御装置 Pending JPS61191474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119477A (ja) * 1987-10-31 1989-05-11 Isuzu Motors Ltd 舵角比制御装置
JPH0474178U (ja) * 1990-11-13 1992-06-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119477A (ja) * 1987-10-31 1989-05-11 Isuzu Motors Ltd 舵角比制御装置
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