JPS61178429A - ブロ−モ−ルドにコルク粉を付着させる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はタンブラ−成形に使用されるブローモールド
にコルク粉末を均一に付着させる位置に関するものであ
る。

［従来の技術］ 周知のようにタンブラ−は、高温のガラスパリソンをブ
ローモールドの中で回転させながら、圧縮空気を嘆き込
むという、所謂まわし吹き法で成形されていた。この方
法でタンブラ−を成形する場合に製品表面の平滑さに影
響を与える因子の−にブローモールドの品質がある。

ブローモールドとよばれる鋳鉄製金型は、その内面及び
側面にコルク粉末を付着させ、オーブンで加熱してスポ
ンジケーキ状の炭化コルク層を形成させたものである。

ブローモールドは使用中に前記コルク層に水を含ませる
と高温のガラスの熱のために型とガラスとの間に水蒸気
の膜を生じ、ガラスと型が直接に触れないのできわめて
平滑な表面の製品が得られる。しかし、型内面に形成さ
せたコルク層が一部でも剥落すると、ガラスは型に直接
接触することになり、製品表面にキズを生じさせ、はな
はだしきときは、成形不能になることがある。

なお、金型の内面および側面に炭化コルク層を形成させ
る方法はその型に接着剤（ペーストオイル）を塗布した
後コルク粉末を付着させ、ペーストが表面ににじみ出て
くるのを待ってオープンで焼き固めるという方法で行な
われている。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、炭化コルク層形成に際しての問題点の−は、
金型へのコルク粉末の塗布作業が専ら人手作業で行なわ
れていたということにある。すなわち、金型にコルク粉
末を塗布する作業は従来はすべて人手によりなされてき
たが、重量のかさむ金型を把持してコルク粉末を付着せ
しめる作業は重労働であり、かつ非能率的であることと
、作業員の個人差により塗布精度にバラツキ（粗密）が
あること、また単純な繰返し作業での労働者が不足して
いる等の事情があった。

このような欠点を改良するめだに、・コルク粉末を付着
させる作業を人にかわって自動的に行なわ゛せる装置の
提案が待たれていたが、未だ実用化されていなかもだの
である。

この発明は上記のような事情に鑑みなされたもので、コ
ルク粉末をブローモールドに自動的に付着させる装置を
提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明は一方より接着剤を塗
布したブローモールド（以下ワークという）を移送して
所定位置に待機させ、他方よりコクル塗布位置に向はコ
ルク粉末を収容した箱を供給し、モールドつかみ装置に
より待機位置のワークを把持しながら塗布位置へ運び、
ワークとコルク粉を収容した箱のなかで細かく三次元運
動させてワークの内面および側面にコルク粉末を均一に
付着させるようにしたものである。

つかみ装置は、ワークの寸法形状の変化に対応できるよ
うにシリンダを動力源とし平行運動を行なうダブルリン
ク式のフィンガを備えていて、このフィンガはワークを
そのつかみ位置より９０度反転させてワークの内面をコ
ルク面に押しつける反転機構を有している。

これらにより本発明は、ワークを把持しながらその内面
および側面にコルク粉末を均一に付着させることができ
る。

［実施例］ 次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す縦断側面図であり、
１はこの装置の架台であってこの架台上にスクリュジヤ
ツキ２が搭載され、このジヤツキ２の上方に昇降台３お
よび前後方向（Ｙ方向）に移動できるように構成された
テーブル装置４が設けられている。

昇降台３は第３図に示すように支柱５１を挿通して上下
動をガイドすると共に架台１に搭載したＤＣサーボモー
タ５２により駆動されるスクリュジヤツキ２に昇降台の
中央下部に立てたボールスクリュー５３を係合させて昇
降台３を高さ方向（Ｚ方向）に移動自在とし、これによ
って後記のようにワークを把持するつかみ装置の高さを
制御する。

昇降台３とテーブル装置４との間には、リニアボールベ
アリング５．５に摺動自在に挿合されたスライドシャフ
ト６．６が平行に配設されている。

また両シャフト６．６間の昇降台３上にシリンダ機構か
らなるＹ軸駆動装置７が取付けられている。

この装置のロッド８の先端がテーブル装置４の先端下部
に固定され、これによって該装置４は、前後方向（Ｙ方
向）に移動できるようになっている。

第２図に示すようにテーブル装置４と連結するスライド
シャフト６と平行に揺動用スライドシャフト９が取付け
られている。このシャフト９にはロックアツプユニット
１０を取付け、このロックアツプユニット１０はリバー
シブルモータ１１とリニアヘッド１２とからなる揺動手
段１３を有している。第２図に図解されているように、
リバーシブルモータ１１の出力軸はリニアヘッド１２を
介して丸ラックギヤ１４に連結されているので、モータ
１１の作動時にその回転運動はＹ方向の揺動運動、に変
、換され、ロックアツプユニット１０を介してスライド
シャフト９からテーブル装置４に揺動運動を伝達する。

ロックアツプユニット１０の構成は、例えば第８図のよ
うにシリンダ本体１５内部にロックアツプリング１６と
、これを作動させるためのピストン１１がシャフト９に
挿合されるように設けられている。

またロックアツプリング１６と本体１５との間にスプリ
ング８および位置決めピン１９が設けられていて、空気
圧を供給するとロックアツプリング１６とシャフト９は
ロックが解放された状態となり、排気するとスプリング
力によりロックアツプリング１６がシャフト９を保持し
てロックアツプ状態となるように構成されている。

テーブル装！！４の先端にはＸ軸用架体２Ｇが固定され
ている。この架体２０にはボールスクリューからなる送
り軸（横軸）２１が軸支されていて、この送り軸２１に
は従動プーリ２２が固定されている。またテーブル装＠
４に搭載されたサーボモータ２３の出力軸に駆動プーリ
２４が固定され、両プーリ２２．２４間にタイミングベ
ルト２５が懸張されている。送り軸２１には右ネジおよ
び左ネジが夫々形成され、またこの右ネジおよび左ネジ
によって幅方向の開隔調整ができる一対のフィンガ取付
ヘッド２６．２６が第４図に示すように取付けられてい
る。前記ヘッド２６．２６は、サーボモータ２３を正転
又は逆転させると、プーリ２２．２４とベルト２５によ
り送り軸２１が回転し、これに噛み合うポールナツト内
蔵のハウジング２１を介して後記するようにワーク把持
時のヘッド位置を調整できるようにされている。

第１図に示すとおり、フィンガ取付ヘッド２６の上部に
はロータリアクチュエータ３０が取付けられ、ヘッド２
６の下部にはワーク把持用のつかみ装＠３１が設けられ
ている。ロータリアクチュエータ３０の揺動軸３２には
駆動スプロケット３３が固定されていて、このスプロケ
ット３３と、ヘッド２６の下部に設けたつかみ装置３１
の支持シャフト３４に固定した従動スプロケット３５と
の間にチェーン３６が懸張されている。つかみ装置３１
はワークにコルク粉末を塗布する際、チェーン３６およ
びスプロケット３３．３５により第１図実線で示すごと
く下向きに保持される。またワークの把持時には、シャ
フト３４を中心としてほぼ９０度反転できる構造とされ
、第６〜７図に示すようにターンテーブル５５により所
定の位置に運ばれてくるワークを容易に把持できるよう
にされている。

つかみ装置３１の構成を第５図によって詳しく説明する
と、この装置はフィンガケース３１の上面にクランプ用
シリンダ３８を取付け、そのピストンロッド端にはシリ
ンダの作動時に平行運動を行なうダブルリンク３９ａ、
３９ｂを設け、そのリンク端に一対のフィンガピース４
０１４Ｇを有している。すなわちフィンガピース４０．
４Ｇは２組のダブルリンク３９ａ、３９ｂにより平行に
保持されており、内側のリンク３９ａの先端にはブラケ
ット３９Ｇを突設して、その先端に短リンク４２を介し
てクランプ用シリンダロッド４１を固定する。フィンガ
ピース４Ｇ、　４Ｇはシリンダロッド４１の伸長に伴い
リンクが傾動して第５図実線の位置より鎖線で示す如く
開き、またシリンダロッド４１が縮少すると反対にフィ
ンガピース４０．４０は閉じる構造とされている。

なお、第６〜７図はワークを所定の待機位置へ移送する
ターンテーブル装置５５を示し、この装置は１８０度反
転するようにロータリアクチュエータにより駆動され、
移動中のワークＷの転倒防止と芯出しを兼ねる２組のモ
ールド押え５６を具えている。モールド押え５６はシリ
ンダ５７の作動により開閉して、芯出しプレート５８と
の間にワークを保持するようになされている。つかみ装
置３１の下方には粒度の異なるコルク粉末を収めたコル
ク収容箱が複数個（−例として２基）並設されている。

このコルク収容箱４３ａ、４３ｂは移動ユニット４４上
に搭載されていて、このユニット４４はスライドシャフ
ト４５に案内され、駆動シリンダ４６により第９図に示
すように交互にコルクの塗布位置へ移動するように構成
されている。また移動ユニット４４はいずれか一方のコ
ルク収容箱をつかみ装置３１の直下のコルクの塗布位置
に進出させたとき、他方のコルク収容箱を待機位置に待
機させることができるようにされている。待機位置上方
にはコルク粉末の撹拌シャフト４７が配置されている。

この撹拌シャフトはコルク収容箱中に差し込んで押し固
められたコルク粉末をかきまぜることにより軟らかくす
る。撹拌シャフト４７はその側方に配設された減速機付
小型モータ４８とズブ０ケツトおよびチェーン等の伝動
手段により連結されていて、この撹拌シャフト４７と電
動器４８はシリンダ機構４９によって上下動する昇降部
５０により適宜の高さに支持できるように保持されてい
る。

［作　用］ 次に本発明の詳細な説明する。先ずターンテーブル装＠
５５により、予めペーストを塗布したワークＷが一定の
位置に達すると、これを検出した信号により、本装置が
シーケンスプログラムにより動作を開始する。すなわち
、シリンダ機構よりなる駆動装置！ｉ７がテーブル装＠
４を所定の前方位置まで駆動させて停止する。しかる後
、シリンダ３８の作動により第６〜７図のようにフィン
ガピース４０（開いた状態にある）を閉じてワークＷを
把持し、同時にモールド押え５６を開いてから、スクリ
ュジヤツキ２を作動させてボールスクリュー５３をＺ方
向に上昇させる。今度は、駆動装置７により。

テーブル装置４を所定位置まで後退させてコルク箱４３
上につかみ装置３１を移動させ、同時にロータリアクチ
ュエータ３０を作動させてワークＷの内面が下方に向く
ようにつかみ装置３１を９０度反転させる。次に、ボー
ルスクリュー５３を駆動してつかみ装置３１を下降させ
てコルク箱内のコルク粉末中にワークＷを押付は接触さ
せてペーストの塗布面にコルクを付着させる。この作業
は、ボールスクリュー５３下降させてフィンガピース４
０で把持したワークの内面をコルク面に押付けうつ、゛
サーボモータ２３を作動させてつかみ装Ｗ１３１を左右
方向に細かく揺動させる。また、揺動アクチュエータ３
０も同時に作動させて揺動軸３２を中心としてつかみ装
置３１を上下方向にも揺動させる。更にまた、このとき
ロックアツプユニット１０を働かせてシャフト９をロッ
クした後、リバーシブルモータ１１を作動させてテーブ
ル装置４を前後方向に細かく揺動させる。

このようにして、フィンガピース４０で把持したワーク
Ｗに対し、いわば三次元の運動を与えることにより、ワ
ークの内面および側面にコルク粉末を確実に付着させる
のである。コルク粉の付着作業を終了したならば昇降台
３を上昇させると共に、ロータリアクチュエータ３０に
よりつかみ装置３１を横向きに反転させる。またフィン
ガ取付ベッド２６．２６を所定の位置までを横行させ、
また同時にロックアツプユニット１０を開放してテーブ
ル装置４を前方へ進出させ、フィンガピース４０を開い
てワークＷをターンテーブル上に移載する。

なお、コルク箱中のコルク粉末は、モールドの圧着のた
めに押し固められるので、使用後のコルク箱はこれを移
動ユニット４４により撹拌シャフト４７の直下へ移動し
て待機させる。そして撹拌シャフト４７を差し込んでコ
ルク粉末をかきまぜて軟くした後、再び塗布位置に戻す
ように動作させる。

以上の動作を繰返して行なうことによって、ブローモー
ルドにコルク粉をまぶしつけるものであり、これらの動
作は、周知のシーケンス制御装置により行なうことがで
きる。

［効　果］ 以上説明したようにこの発明は重量がかさみ、手数のか
かるブローモールドへのコルク粉末の付着作業を人手に
かわり自動的に行なわせることができ、しかも塗布端１
度の良い付着作業を行なわせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の縦断側面図、第２図はＹ方向駆動
装置の平面図、第３図は２方向駆動装置の正面図、第４
図はＸ方向駆動装置の正面図、第５図はつかみ装置の正
面図、第６図および第７図はワーク受渡し装置（ターン
テーブル）平面図および側面図、第８図はロックアツプ
ユニットの断面図、第９図および第１０図はコルク箱移
動装置と撹拌装置の側面図である。 １・・・架台、２・・・スクリュージヤツキ、３・・・
昇降台４・・・テーブル装置、５・・・リニアボールベ
アリング、６・・・スライドシャフト、７・・・Ｙ軸駆
動装置、８・・・ピストンロッド、９・・・揺動用スラ
イドシャフト、１０・・・ロックアツプユニット、１１
・・・リバーシブルモータ、１２・・・リニアヘッド、
１３・・・揺動手段、１４・・・丸ラックギヤ、１５・
・・シリンダ、１６・・・ロックアツプリグ、１７・・
・ピストン、１８・・・スプリング、１９・・・位置決
めビン、２０・・・Ｘ軸周架体、２１・・・送り軸、２
２・・・従動プーリ、２３・・・サーボモータ、２４・
・・駆動ブー°す、２５・・・タイミングベルト、２６
・・・フィンガ取付ヘッド、２７・・・ハウジング、２
８・・・ガイド、２９・・・ガイドレール、３０・・・
ロータリアクチュエータ、３１・・・っがみ装置、３２
・・・揺動軸、３３・・・駆動スプロケット、３４・・
・支持シャフト、３５・・・従動スプロケット、３６・
・・チェーン、３１・・・フィンガピース、３８・・・
クランプ用シリンダ、３９ａ、３９ｂ・・・ダブルリン
ク、４　Ｇ−フィンガピース、４１・・・シリンダロッ
ド、４２・・・短リンク、４３ａ、４３ｂ・・・コルク
収容箱、４４・・・移動ユニット、４５・・・スライド
シャフト、４θ・・・駆動シリンダ、４７・・・撹拌シ
ャフト、４８・・・小１ｐモータ、４９・・・シリンダ
、５ｏ・・・昇降部５１・・・ガイド支柱、５２・・・
ＤＣサーボモータ、５３・・・ボールスクリュー、５４
・・・ノンバックラッシュカップリング、５５・・・タ
ーンテーブル装置、５６・・・モールド押え、５１・・
・シリンダ、５８・・・芯出しプレート。 出　願　人　ホーヤ株式会社 代　　理　　人　　　　　朝　　倉　　正　　幸第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 ＋９　１／　　１６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　接着剤を塗布した状態で運ばれてくるブローモール
   ドを所定の位置へ運ぶ受渡し装置と、前記受渡し位置に
   運ばれた前記モールドを把持するモールドつかみ装置と
   、前記受渡し位置とコルク粉の塗布位置との間で前記つ
   かみ装置を縦横および上下方向に移動させる駆動装置と
   、前記つかみ装置をその支持シャフトのまわりに反転さ
   せる装置と、前記塗布装置に運ばれるコルク収容箱とか
   らなるブローモールドにコルク粉を付着させる装置。 ２　モールドつかみ装置は、エアシリンダ作動時に平行
   移動するリンクによって開閉するフィンガを有している
   特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３　モールドつかみ装置を縦（前後）方向に移動させる
   駆動装置は、つかみ装置を一定の位置へ進出または後退
   させるエアシリンダと、縦（前後）方向に細かく揺動さ
   せる揺動機構を有している特許請求の範囲第１項記載の
   装置。 ４　モールドつかみ装置を横（左右）方向に移動させる
   駆動装置は、軸に吊下げたつかみ装置を横軸方向に細か
   く揺動させる機構を有している特許請求の範囲第１項記
   載の装置。 ５　モールドつかみ装置は、支持シャフトのまわりに所
   定角度揺動させうるロータリアクチュエータを有してい
   る特許請求の範囲第１項記載の装置。 ６　接着剤を塗布した状態で運ばれてくるブローモール
   ドを所定の位置へ運ぶ受渡し装置と、受渡し位置に運ば
   れた前記モールドを把持するモールドつかみ装置と、前
   記受渡し位置とコルク粉の塗布位置との間で前記つかみ
   装置を縦横および上下方向に移動させる駆動装置と、前
   記つかみ装置をその支持シャフトのまわりに角揺動させ
   る装置と、前記塗布位置に交互に運ばれる複数基のコル
   ク収容箱とからなるブローモールドにコルク粉を付着さ
   せる装置であって、前記コルク粉収容箱はコルク塗布位
   置と待機位置との間を選択的に進退させる移動装置上に
   搭載され、前記待機位置にはコルク粉末の撹拌シャフト
   が上下動できるように設けられているブローモールドに
   コルク粉を付着させる装置。