JPS61170974A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヘリカルスキャン方式で映像信号を記録す
る磁気記録再生装置にかかわり、特に、映像信号ととも
に記録されているトラック位置信号を再生（記録）する
ときに好適な磁気記録再生装置に関するものである。

〔従来の技術〕

映像信号を記録するビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲ
という）は、通常、磁気テープを斜めに横切るトラック
に映像信号を記録し、磁気テープの長手方向に形成され
たトラックにサーボ情報を含む各種制御信号や音声信号
等が記録されている。

そして、この記録された制御信号は、固定ヘラＦ　（Ｃ
ＴＬヘッド）で読みとられてＶＴＲのサーボに使用され
、高級機種の場合はさらに、この制御信号によってフレ
ームナンバの検出等を行うようにしているものもある。

しかしながら、磁気テープの走行スピードは、ＶＴＲの
制御モードによって０から高速走行まで種々のスピード
で変化するため、特にスチル再生、スロー再生、および
高速再生等では、固定へラドによって制御信号を読み出
すことが困難になる。

そこで、例えば特公昭５１−２２８０７号公報にみられ
るように、回転ドラムに対する磁気テープの巻付角を１
８０°以上になるように設定し、回転ヘッドによって長
手方向に形成されているトラックも走査できるようにし
て、このトラックに記録されている信号を読み出すこと
が提案されている。

この方法によると、第５図のテープフォーマットに示す
ように、斜め方向に記録されているトラックＴ、の延長
線上にある長手方向のトラック（以下ＣＴＬ　）ラック
という）に記録されているデータを回転ヘッドによって
読みとることができるので、テープの走行スピ；ドに殆
ど関係なく制御データＡＩ、Ａ２．Ａ３を読みとること
ができ、また、この制御データＡＩ、Ａ２．Ａ３のギャ
ップからトラッキングをとるためのＣＴＬ信号も読み出
されるという利点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この発明の記録再生装置は、１個の回転
ヘッドが１フイ一ルド分のトラック走査を終了すると、
制御データとしてはＡＩ、Ａ２．Ａ３が検出されるので
、このフレームに対して必要な制御データＡ２のみを読
み出すための回路が複雑になるという問題がある。

また、読み出されたデータの種類は不明であるが、その
データから再生している記録トラックの位置を正確に検
知することは困難である。

この発明は、かかる点にかんがみてなされたもので、１
個の回転ヘッドがＣＴＬ　）ラックを横切るときに得ら
れる制御信号を利用して再生中のビデオトラックのカラ
ーフレーム信号を検出し、また、現在再生している斜め
方向の記録トラック位置を簡単な回路で、正確に検出で
きるようにした磁気記録再生装置に関するものであり、
再生中の記録トラック位置が正確に検知できるため、特
定　　　−の記録トラック位置でスチル再生、変速再生
等の記録モードが可能になる。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の磁気記録再生装置は、回転ヘッドで読み出さ
れたテープの長手方向に記録されている記録トラック位
置信号と、基準信号との位相差を、例えばクロック信号
をカウントとして計数回路の計数値によって算出し、そ
の計数値によって現在再生している記録トラック位置を
検知するように構成する。

〔作用〕

読み出された記録トラック位置信号は回転ヘッドによっ
て少なくとも３個以上検出されるから、この複数の記録
トラック位置信号の特定の位置と１回転ドラムの基準位
置の位相差を検出することによってテープ速度に関係な
くカラーフレーム信号、またはトラッキング情報が検出
できるようになる。

〔実施例〕

第６図はこの発明の一実施例を示す回転ドラムＤと磁気
テープＴの関係を示す図で、回転ヘッドＨには、斜め方
向に形成されるトラックを走査している主ヘッドＭＨ，
および副ヘッドＳＨがほぼ３０’位の角度で、かつ段差
を持って設けられている。そして、回転ドラムＤに対し
てΩ巻されている磁気テープＴのビデオトラック、およ
びシンクトラックを走査している。

このような記録方式は、通常、１．５ヘツドヘリ力ルス
キヤン方式としてよく知られており、その詳細な説明を
省略するが、磁気テープの長手方向に形成されているＣ
ＴＬ　）ラック、および音声トラックＵ　Ｉ　＋　Ｕ　
２に対する固定ヘッドがテープの入口側に配置されてい
る。

第７図はかかる記録方式によるテープフォーマツ）　（
Ｃフォーマットと呼ばれている）を示したもので、Ａゾ
ーンは主に主ヘッドＭＨによって読み出されるｌフィー
ル１分のビデオ信号が記録されているビデオトラック、
Ｂゾーンは通常副ヘッドＳＨによって読み出される垂直
同期信号が記録されているシンクトラックを示す。

このＡゾーン、およびＢゾーンの中間には、いわゆるＣ
ＴＬ信号を記録した長手方向に延びているＣＴＬ　）ラ
ック（幅０．６ｍｍ）が形成されており、さらにテープ
の上下両端にはオーディオ用の３本のトラックＵｌ、Ｕ
２．Ｕ３が形成されている。

第８図は第７図に示したテープフォーマットの一部分を
拡大したもので、一般的に放送局用のＣフォーマットで
は、ビデオトラック、およびシンクトラックの傾斜角が
２°３４′に形成され、ＣＴＬトラックの幅は０．６ｍ
ｍに設定されている。

したがって、副ヘッドＳＨがＣＴＬ　トラックを横切る
ときの長手方向の寸法は０．６／５ｉｎ２゜３４’＃１
３．３９８ｍｍになるが、シンクトラックの幅１３０ル
ｍを考慮すると約１６．３ｍｍの長さを副ヘッドＳＨが
走査することになる。

ところで、ｌフィールドのテープ長手方向の長さはほぼ
４ｍｍとなっているから、副ヘッドＳＨがＣＴＬ　）ラ
ックを通過するときは少なくとも３本以上のＣＴＬ信号
を横切ることになる。

ＮＴＳＣ方式のコンポジットビデオ信号は、奇数フィー
ルドと偶数フィールドより構成され、２フイールドで１
画面が形成される。そして、カラー映像信号の場合は、
さらに、各１フイールド毎に色副搬送波の位相が異なる
ように形成されており、結局４フイールドの周期で映像
信号のパターンが繰り返される。

そのためＣＴＬ信号は１通常、カラーフレームを示すた
めに４フイールド毎に繰り返されており、第１フイール
ドの始めには第９図に示すようにカラーフレームを識別
するためＣＦ信号が形成される。そして、以′Ｆ′４フ
ィールド毎にＣＦ信号がＣＴＬ信号に重畳されている。

ところで、この発明の記録再生装置によると。

前述したように副ヘッドＳＨがＣＴＬ　）ラックを通過
するときに、少なくとも３フイ一ルド分のＣＴＬ信号を
検出することができるから、この発明の検出方式による
と以下に述べるように副ヘッドＳＨの再生信号を解析す
ることによって、ＶＴＲが再生しているフィールドの位
置を検出すること　　　−ができる。

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図で、前述
した１、５ヘツドヘリ力ルスキヤン方式の回転ヘッド（
ＭＨ，ＳＨ）から現在再生されているビデオトラックの
カラーフィールド番号を検出する場合に好適である。

この図で、１は主ヘッドＭＨ，および副ヘッドＳＨの再
生信号を切り換えて出力するスイッチ、２は復調回路を
示す、そして、この復調回路２の出力は映像信号処理回
路に入力される。

一方、副ヘッドＳＨで再生された信号は、整形増幅器３
に入力され、ＣＴＬ）ラックを横切ったときの信号のみ
ＣＴＬ検出回路４において抽出される。そして、一定の
パルス幅の信号を出力するゲート信号発生回路５に入力
される。

６はゲート信号発生回路５によって信号を抜きとるゲー
ト回路、７はゲート回路を通過した信号によって計数が
ストップし、タイミング信号発生器８から出力される基
準信号によってクロック信号φの計数を開始するカウン
タ、９は判定回路である。

以下、この図に示したＣＦ信号検出ブロック図の動作を
第２図の波形図を参照して説明する。

第７図に示したＣフォーマットのテープを再生すると、
前述したように副ヘッドＳＨからはシンクトラックから
の信号Ｈす、ＣＴＬ信号、およびビデオトラックを走査
するときのビデオ信号Ｓｖが波形Ａに示すように得られ
る。

整形増幅器３から出力された信号の中でＣＴＬ信号の部
分は、ＣＴＬ検出回路４において抜きとられ（波形Ｂ）
、ゲート信号発生回路５に入力される。ゲート信号発生
回路５は１例えばＣＴＬ信号の立ち下がり点でトリガさ
れる単安定マルチバイブレータ等によって構成されてい
るので、その出力は波形Ｃに示すようなパルス幅ｔをも
った信号とされる。

したがって、この信号によってゲート回路６を開閉する
と、再生されたＣＴＬ信号に含まれているＣＦ信号が波
形りに示すように抜きとれらる。

カウンタ７は、クロック信号φを１フイールド毎にタイ
ミング回路８から出力される基準パルスＰ（波形Ｅ）を
スタート信号として計数しておリ、前記ＣＦ信号がカウ
ンタ７に入力されるとその計数をストップする。その結
果、カウンタ７の計数値は波形Ｆで示すように、基準パ
ルスＰとＣＦ信号の位相差に比例した計数値ＮＯとなり
、この計数値Ｎｏから、副ヘッドＳＨと所定の距離にあ
る主ヘッドＭＨが再生しているトラック位置を示すこと
ができる。

基準パルスＰは１回転ドラムの基準位置を示す例えばＶ
同期信号等によって形成されているので、計数値Ｎ、に
よってＣＦ信号の位置が決定されると、現在再生中のビ
デオトラックのカラーフィールドナンバが判別回路９に
よって判別される。

すなわち、第２図の波形Ｂ　、Ｂｌ、Ｂ２に示すように
副ヘッドＳＨから再生された信号には少なくとも３個の
ＣＴＬ位置信号まれるから、例えば波形Ｂに示すように
ＣＦ信号が出力されたときを第１フイールドとすると、
Ｂｌ波形のＣＴＬ再生信号が得られたときは第２フイー
ルド、Ｂ２波形に示すようにＣＦマーカがないときの再
生信号は第４フイールドというように判定することがで
きる。

したがって、変速再生、スチル再生を行っている場合で
も判定回路９により、所定のカラーフィールド番号とな
っている記録トラックを容易にサーチすることができる
。

第３図はこの発明の他の実施例を示すトラッキング検出
のためのブロック図で、第１図と同様に１は主、副ヘツ
ド切換用のスイッチ、２は復調回路、３は整形増幅器で
ある。１０はＣＴＬ信号部分、つまり、副ヘッドＳＨが
ＣＴＬ　）ラックを横切る部分の信号を検出するゲート
回路、１１は検出された複数のＣＴＬ位置信号、ジャス
トラフキングのときに得られる例えば２番目のＣＴＬ信
号位置を中心として抜き出すＣＴＬ検出回路、１２はこ
の抜き出されたＣＴＬ位置信号って計数がスｈ　−／　
７’　Ｌ・ｔ゛ｊ　％　ｃ７）＃　＊　（ｉｆ　ｂ＜　
５−／　＋　ＩＩ　ｕ　１３　”−＠　　　。

送されるカウンタ、１４は回転ヘッドの所定位置で得ら
れる基準信号から各種タイミング信号を出力しているタ
イミング回路である。

第４図は第３図の主要な部分の波形（ａ−ｇ）を示した
ものである。

この実施例もカラーフレーム位置の検出と同様に、副ヘ
ッドＳＨから再生された複数のＣＴＬ位置信号ゲート回
路１０を通過し、基準信号ＶＤによってジャストラフキ
ング位置を中心として発生する例えば第２のＣＴＬ信号
信号積出するためのゲートパルスｄ　（Ｐｅ）により第
２のＣＴＬ信号信号積ＴＬ検出回路１１において抜き出
す。

カウンタ１２はゲートパルスＰ６の立上がり点にある基
準パルスｆ　（ｐ）によってクロック信号φを計数しそ
おり、第２のＣＴＬ信号信号積力されたとき計数をスト
ップするように構成されている。

したがって、この計数値が所定の数値Ｎであれば第２の
ＣＴＬ位置信号ャストラッキングにあることを示し、主
ヘッドＭＨが記録トラックの中心を走査していることに
なる。

また、第２のＣＴＬ位置信号記数値Ｎより異なる計数値
を出力する位置にあるときはトラッキングがずれている
ことを示す。

なお、基準パルスｆ　（ｐ）と比較するＣＴＬ位置信号
３番のものを使用してもよい、しかし、第１番目、第４
番目のＣＴＬ位置信号−プ位置によりそのレベルが変動
するので好ましくない。

この方法によると、テープ速度に関係なくトラッキング
情報が出力されるので、このトラッキング　グ情報でピ
ンチローラを制御するサーボ回路を構成すると、スチル
再生、超低速再生モード等で主ヘッドがジャストラフキ
ング位置となるように制御することができ、画質が向上
するようになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明の磁気記録再生装置は、
テープ長手方向に形成されている記録トラックの位置信
号を回転ヘッドによって検出し。

検出した位置信号（ＣＴＬ位置信号特定の位置にある信
号と、基準信号との位相差を検出することによって再生
すべきビデオ信号のカラーフレーム位置やトラッキング
情報な検知するように構成しているので、磁気記録°再
生装置の再生モードに関係なく正確な記録トラック位置
を知ることができる。

また、記録トラックの検知回路は従来のものよりも簡易
化されるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すカラーフレーム位置
の検出ブロック図、第２図は第１図の主要な波形図、第
３図はこの発明の他の実施例を示すトラッキング情報の
検出ブロック図、第４図は第３図の動作波形図、第５図
は公知の制御データの検出用テープパターン図、第６図
は１．５ヘツドヘリ力ルスキヤン方式の回転ドラムとテ
ープの関係を示す概要図、第７図、第８図、第９図はＣ
フォーマットにおける記録トラックとＣＴＬ信号の関係
を示す信号波形図である。 図中、１はスイッチ、３は整形増幅器、４はＣＴＬ検出
回路、５はゲート信号発生回路、６はゲート回路、７は
カウンタを示す。 第２図 第′３図 第４図 （９）： 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転ヘッドによりテープの斜方向に形成されている記録
   トラックの情報を再生するように構成されている磁気記
   録再生装置において、前記テープの長手方向へ少なくと
   も前記記録トラックの位置を識別するための信号が記録
   されている制御トラックを設け、該制御トラックを前記
   回転ヘッドが横切るときに出力されるトラック位置信号
   を検出する検出回路と、該検出回路から出力される前記
   トラック位置信号と回転ドラムの所定位置に関連して出
   力される基準信号との位相差を検出する位相差検出回路
   とを備え、該位相差検出回路の出力信号から再生中の記
   録トラックの位置を検知することを特徴とする磁気記録
   再生装置。