JPH0690820B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0690820B2
JPH0690820B2 JP60004309A JP430985A JPH0690820B2 JP H0690820 B2 JPH0690820 B2 JP H0690820B2 JP 60004309 A JP60004309 A JP 60004309A JP 430985 A JP430985 A JP 430985A JP H0690820 B2 JPH0690820 B2 JP H0690820B2
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッドにより、ディジタル信号を不連続
な記録トラック群として、しかも1本のトラックをテー
プ幅方向に複数のセクターとして分割し、毎々のセクタ
ーに独立した信号を記録再生する磁気記録再生装置に関
するものである。
従来の技術 近年、VHS方式,ベータマックス方式の磁気記録再生装
置(以下VTRと記す)とは異なるテープフォーマットを
有する8ミリVTRの規格が統一された。その規格による
と、ビデオ信号の信号処理はVHS及びベータマックス方
式と基本的に同様な方式であるが、オーディオ信号は、
FM及びPCM記録となり、制御方式はトラッキング用のパ
イロット信号を用いた方式である。又、このPCM信号を
記録するするために、第6図のごとく、回転ヘッドを内
蔵したシリンダ上へのテープ巻き付け量は、従来の約18
0度巻き付けに加えて、PCM記録部分に相当する約36度分
だけ多く巻き付けてある。第7図は第6図のようにシリ
ンダ40にテープ38を巻きつけた8ミリVTRのテープフォ
ーマットを示したものであり、A1,B1,A2,B2は回転ヘッ
ドA18及び回転ヘッドB19で記録された磁化軌跡である。
同図に示すように、PCMは36度分、ビデオ信号は180度+
α度(αは余裕分)の各領域に記録される。
又特開昭58−222402号として、第8図のごとく、1本の
トラックを複数個(6個)のセクターに分割して、第7
図のPCM部分と同様な手段で、各セクターに信号を記録
再生する方法すなわちVTRをマルチラックPCM装置として
使用する方法が提案されている。第8図を少し説明する
と、1つのソースの音声信号をBL1−A1,BL1−B1,BL1−A
2,BL1−B2,………と順次記録し、別のソースの音声信号
は、BL2−A1,BL2−B1,BL2−A2,………と順次記録するよ
うになっている。
又特開昭59−70230号においては、第8図のごとく、6
個に分割した各セクターを順方向(FOW方向)と逆方向
(REV方向)のどちら向きに記録しても使える装置すな
わち、BL1のセクターはFOW方向に記録し、巻き戻しせず
にBL2のセクターにつづけてREV方向に記録再生する装置
が提案されている。
以上の説明でも明らかなように、8ミリVTRにおいて
は、映像信号と音声信号とを記録再生する通常のVTRと
して使用することも可能であるし、数ケのソース音声信
号を記録再生するマルチトラックPCM装置として使用す
ることが可能である。又どちらの方法で記録する場合に
おいても、テープ速度をノーマル速度で記録するSPモー
ドとテープ速度をノーマル速度の半分の速度で記録再生
するLPモードとで記録再生することが可能である。この
様に多機能の記録再生が可能である装置においては、記
録時には、用途に応じた機能をユーザーが手動で選択す
ればよいが、再生時には記録時に手動選択した内容を、
テープ上に記録されている信号より自動的に検出し、自
動設定する方法が望ましい。自動識別する内容として
は、第1にVTRテープかマルチトラックPCMテープかの判
別であり、第2にLPモードで記録されたテープかSPモー
ドで識別されたテープかの判別であり、第3にマルチト
ラックPCM記録されたテープであれば、再生しようとす
るセクターがREV方向に記録されているか、FOW方向に記
録されているかの判別である。これらの判別の第1の判
別はテープカセットに記録内容を記載しておけば、容易
にユーザーがセットできる項目であり、マルチトラック
PCMテープとして使用された場合の第2,第3の判別が重
要となる。このような判別としては、VTRとして使用し
た際のLPモードとSPモードの判別の方法が、特願昭58−
240126号として提案されているが、マルチトラックPCM
としての第2,第3の判別については、発表されたものは
ない。
本発明が解決しようとする問題点 本発明は、マルチトラックPCMの場合の、SPモードとLP
モードの判別と、FOW方向とREV方向の記録方向の判別と
を同時にかつ容易に判別する方法を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気テープ
を斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラック群
として、しかも1本のトラックを複数のセクターに分割
し、各セクター毎に情報信号を記録再生するように構成
し、テープの移送速度として、第1の移送速度と前記第
1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有すると共
に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の第2
の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を前記
第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判別するため
の識別信号を記録可能な移送速度検出領域、後半分の領
域を前記第1の移送方向と前記第2の移送方向とを判別
するための識別信号を記録可能な移送方向検出領域とし
て用い、記録時、任意に移送速度と移送方向を各セクタ
ー毎に設定できる磁気記録再生装置であり、第1の移送
速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情報信号とト
ラッキング用パイロット信号とを重畳記録し、第1の移
送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情報信号と
トラッキング用パイロット信号とを重畳記録すると共
に、前記移送方向検出領域に識別信号を記録し、第2の
移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情報信号
とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録すると共
に、前記移送速度検出領域に識別信号を記録し、第2の
移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情報信号
とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録すると共
に、前記移送速度検出領域および移送方向検出領域に各
々識別信号を記録することを特徴とするものである。こ
の発明は第2図に対応するものである。
また本発明は、回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気テ
ープを斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラッ
ク群として、しかも1本のトラックを複数のセクターに
分割し、各セクター毎に情報信号を記録再生するように
構成し、テープの移送速度として、第1の移送速度と前
記第1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有すると
共に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の第
2の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を前
記第1の移送速度と前記第2の移送方向とを判別するた
めの識別信号を記録可能な移送方向検出領域、後半分の
領域を前記第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判
別するための識別信号を記録可能な移送速度検出領域と
して用い、記録時、任意に移送速度と移送方向を各セク
ター毎に設定できる磁気記録再生装置であり、第1の移
送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情報信号と
トラッキング用パイロット信号とを重畳記録し、第1の
移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情報信号
とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録すると共
に、前記移送方向検出領域に識別信号を記録し、第2の
移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情報信号
とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録すると共
に、前記移送速度検出領域に識別信号を記録し、第2の
移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情報信号
とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録すると共
に、前記移送方向検出領域および移送速度検出領域に各
々識別信号を記録することを特徴とするものである。こ
の発明は第13図に対応するものである。
さらに本発明は、回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気
テープを斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラ
ック群として、しかも1本のトラックを複数のセクター
に分割し、各セクター毎に情報信号を記録再生するよう
に構成し、テープの移送速度として、第1の移送速度と
前記第1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有する
と共に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の
第2の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を
前記第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判別する
ための第1の識別信号を記録可能な移送速度検出領域、
後半分の領域を前記第1の移送方向と前記第2の移送方
向とを判別するための第2の識別信号を記録可能な移送
方向検出領域として用い、記録時、任意に移送速度と移
送方向を各セクター毎に設定できる磁気記録再生装置で
あり、第1の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクタ
ーに情報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳
記録し、第1の移送速度かつ第2の移送方向時にはセク
ターに情報信号とトラッキング用パイロット信号とを重
畳記録すると共に、前記移送方向検出領域に前記第2の
識別信号を記録し、第2の移送速度かつ第1の移送方向
時にはセクターに情報信号とトラッキング用パイロット
号とを重畳記録すると共に、前記移送速度検出領域に前
記第1の識別信号を記録し、第2の移送速度かつ第2の
移送方向時にはセクターに情報信号とトラッキング用パ
イロット信号とを重畳記録すると共に、前記移送速度検
出領域に前記第1の識別信号を、また前記移送方向検出
領域に前記第2の識別信号を記録することを特徴とする
ものである。この発明は第14図に対応するものである。
さらに本発明は、回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気
テープを斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラ
ック群として、しかも1本のトラックを複数のセクター
に分割し、各セクター毎に情報信号を記録再生するよう
に構成し、テープの移送速度として、第1の移送速度と
前記第1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有する
と共に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の
第2の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を
前記第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判別する
ための識別信号を記録可能な移送速度検出領域、後半分
の領域を前記第1の移送方向と前記第2の移送方向とを
判別するための識別信号を記録可能な移送方向検出領域
として用い、記録時、任意に移送速度と移送方向を各セ
クター毎に設定できる磁気記録再生装置であり、第1の
移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情報信号
とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録すると共
に、前記移送速度検出領域および移送方向検出領域に各
々第1の識別信号を記録し、第1の移送速度かつ第2の
移送方向時にはセクターに情報信号とトラッキング用パ
イロット信号とを重畳記録すると共に、前記移送速度検
出領域に第1の識別信号を、また前記移送方向検出領域
に第2の識別信号を記録し、第2の移送速度かつ第1の
移送方向時にはセクターに情報信号とトラッキング用パ
イロット信号とを重畳記録すると共に、前記移送速度検
出領域に第2の識別信号を、また前記移送方向検出領域
に第1の識別信号を記録し、第2の移送速度かつ第2の
移送方向時にはセクターに情報信号とトラッキング用パ
イロット信号とを重畳記録すると共に、前記移送速度検
出領域および移送方向検出領域に各々第2の識別信号を
記録することを特徴とするものである。この発明は第16
図に対応するものである。
作 用 本発明は、記録時に情報信号と共に記録されている識別
信号を再生時に検出することにより、記録時の走行方向
及び走行速度を容易に判別することが可能となる。
実施例 本発明の詳細を説明する前に、本発明のベースである1
本のトラックを数ケのセクターに分けたパターンについ
て説明する。先にも記したように第8図がその一例であ
り、37はビデオテープ、BL1−A1,BL2−A1……BL6−A1は
1ケの情報信号を記録するセクターであり、41,42はテ
ープの長手方向に信号を記録するオプショントラックで
あり、矢印38はテープの前方(FOW)走行時のテープ走
行方向、39は回転ヘッドが回転する方向(走査方向)を
示している。次に第9図,第10図及び第11図を用いて、
4種類のパイロット信号を用いたトラッキング制御の方
法について説明する。第9図は第8図の一つのセクター
BL2の部分を説明を容易にするために書き換えた図面で
あり、4周波パイロット信号の記録磁化軌跡を示す。同
図において、A1,B1,A2,B2……はAヘッド及びBヘッド
で記録された磁化軌跡であり、f1〜f4はトラッキング制
御用のパイロット信号を示す。各パイロット信号は情報
信号に重畳して記録され、1本のトラック毎にf1→f2
f3→f4の順に、順次サイクリックに切換えられて記録さ
れる。各パイロット信号の周波数は、映像信号の水平同
期信号の周波数をとした時、6.5〜10.5
周波数の信号である。各記録磁化軌跡間のパイロット信
号の周波数差は、第9図に示すように及び3
ある。従って、後述する方法でH,3の信号を検出
してその再生レベルを比較すれば、記録磁化軌跡に対す
るヘッド走査のずれ量を知ることができる。
第10図は、再生パイロット信号からトラッキングエラー
信号を得るための、処理回路のブロック図である。同図
において、回路43は平衡変調回路であり、端子44からは
回転ヘッドで再生された信号より分離された再生パイロ
ット信号が、端子45からは参照信号がそれぞれ入力され
る。参照信号は、ヘッドが走査する磁化軌跡上に記録さ
れているパイロット信号と、同一周波数の信号である。
例えば、第9図に示すように、ヘッドがB1トラック上を
再生走査する時、再生されるパイロット信号は、f1,f2,
f3であり、参照信号の周波数はf2である。平衡変調回路
43の出力信号は、再生パイロット信号と参照信号との周
波数の和及び差の周波数をもつ信号である。このうち差
の出力信号は、と3の周波数をもつ信号であ
り、これらの信号の出力レベルは、ヘッドが主として再
生走査するトラックに対する、各隣接したトラック上に
記録されているパイロット信号の再生レベルに等しい。
回路46,47は及び3の周波数をもつ信号に同調
する同調回路である。各同調回路の出力信号は、回路4
8,49で検波整流された後、比較回路50でそのレベルが比
較される。比較出力は反転回路51で1/2Vcc(Vccは電源
電圧)を中心に反転される。反転及び非反転出力はスイ
ッチ回路52に入力され、端子53から供給されるヘッドス
イッチング信号(H・SW)に応じて、1本のトラック毎
に交互に切り換えられて出力される。スイッチ回路52の
出力は、サンプルホールド回路54に入力され、端子55よ
り入力されるサンプルパルス(第11図eのごとく再生す
るセクターのセンター付近に出力されるパルス)でサン
プリングされ、次のサンプルパルスがくるまでホールド
される。第9図から明らかなように、記録トラックに対
するヘッドのずれ方向と、と3の信号の再生レ
ベルの変化とは、Aiトラック(i=1,2,3……)とBiト
ラックとでは互いに逆の関係になる。このため、反転回
路51を用いて1本のトラック毎に極性を切り換えてやれ
ば、端子56に得られるトラッキングエラー信号の極性
は、走査トラックに関係なくトラックずれに対応した極
性になる。第8図のごとくシリンダーに180゜以上巻き
つけた場合においては、第10図の端子53より入力するH.
SW信号について、もう少し説明する必要があるので第11
図を用いて説明する。第9図,第10図の説明において
は、説明を容易にするために、Aヘッドで記録するトラ
ックのパイロット信号はf1又はf3の信号、Bヘッドで記
録するトラックのパイロット信号はf2又はf4の信号とし
て説明したが、こうする為には第11図(a),(b)よ
り明らかなようにセクター6とセクター1には、Aヘッ
ドとBヘッドとヘッドが違うだけで同タイミングとな
る。それ故BL2〜BL6のセクターに記録する場合には第11
図(d)H.SW信号でf1〜f4の信号を切り換え記録する必
要があり、BL1のセクターに記録する場合には第11図
(c)のH.CW信号でf1〜f4の信号を切り換え記録しなけ
ればならない。又再生時も同様に端子53に入力する信号
をBL1(セクター1)再生時は第11図(c)のH.SW−
(イ)信号、BL2〜BL6(セクター2〜6)再生時は第11
図(d)のH.SW−(ロ)信号を入力しなければいけな
い。又同時に6セクター同時に記録する条件を考えれ
ば、すなわちAヘッド,Bヘッドに同時に記録電流を流す
場合を考えれば、同タイミングではパイロット信号を同
一にする方がよい。すなわち第11図(f),(g)のご
とくセクター1とセクター6とに同一パイロット信号を
記録するようにすればよい。この場合Aトラックのセク
ター1にはf2又はf4のパイロット信号が記録され、Bト
ラックのセクター1にはf1又はf3のパイロット信号が記
録されることになる。それ故セクター1を再生する時に
は、記録トラックに対するヘッドのずれ方向と、
の信号の再生レベルの変化とは、セクター2〜セ
クター6とでは互いに逆の関係になる。それ故スイッチ
回路52に端子53より供給するH.SW信号を、セクター1の
信号を再生する場合には、第11図(i)の信号H.SW
(ハ)とし、セクター2〜セクター6の信号を再生する
場合には、第11図(h)のH.SW(ロ)信号とすればよ
い。
次に本発明の要点であるSPモード記録、LPモード記録の
判別、FOW記録,REV記録の判別する方法の実施例につい
て第1図〜第3図を用いて説明する。説明をわかりやす
くするために記録再生する情報信号を音声信号として説
明する。
第2図は、セクターの前半分をSP/LPの識別信号エリア
とし、後半分をFOW/REVの識別信号エリアとし、SPの場
合には未記録、LPの場合には識別信号としてf6というパ
イロット信号を記録、FOWの場合は未記録、REVの場合に
はf6というSP/LPと同じパイロット信号を記録した時の
テープフォーマット及びf6が記録されている部分を示す
図である。同図において矢印39はヘッド走査方向を示
し、各トラックの斜線部にf6が記録されている。セクタ
ー1,2,6は、SPモードFOW記録であるのでf6は記録され
ず、セクター3はLPモードREV記録であるのでf6はセク
ターすべてに記録されており、セクター4はLPモードFO
W記録であるのでf6は前半分に記録されており、セクタ
ー5はREV記録であるのでf6は後半分に記録されてい
る。
次に第1図を用いて、第2図のようにf6を記録し、記録
モードの判別する方法について説明する。
端子1より入力された音声信号はAD変換器3において10
ビットのディジタル信号に変換され、音声信号処理回路
7に入力され、10ビットより8ビットに圧縮され、一旦
RAM−A5に書き込まれる。RAM−A5には例えば、回転ヘッ
ドが半回転する間の情報が書き込まれる。そして、次の
半回転の間にはRAM−B6に書き込まれる。RAM−B6に書き
込まれているのと並列的に、パルスジェネレータ35より
のタイミング信号により、書き込みクロックより高い周
波数の読み出しクロックでRAM−A5の情報が音声信号処
理回路7に読み出され、エラー訂正符号等が付加される
と共に、記録に適した変調を行った後、加算回路11に導
かれる。
一方回転ヘッド18,19の回転位相は、回転位相検出器20
で検出され、検出信号はパルスジェネレータ13に入力さ
れ、増幅された後、増幅信号を基準に種々のタイミング
信号を作成する。パイロット信号作成回路8は、第9図
および第10図を用いて説明したトラッキング用のf1〜f4
のパイロット信号作成回路であり、パルスジェネレータ
13より供給されるH・SW信号(第3図a)の信号でもっ
て、順次f1,f2,f3,f4の信号を出力する。パイロット信
号作成回路8の出力も加算回路11に導かれる。
f6パイロット作成回路9で発生されたf6パイロット信号
は、スイッチ回路10に入力され、スイッチパルス作成回
路12の出力がHであるタイミングのみスイッチ回路10よ
り出力され加算回路11に導かれる。スイッチパルス作成
回路12の詳細は第4図を用いて説明するが、システムコ
ントロール回路36よりのLPモード記録Hという信号とRE
V方向記録Hという信号と、パルスジェネレータ回路よ
りの出力第3図d,k,lとが入力される。(第1図におい
ては図面が複雑になるので、パルスジェネレータよりス
イッチパルス作成回路への線は1本とした。又今第3セ
クターに記録する場合を想定しているが第4セクター記
録時にはd,k,lの信号がm,n,oという信号になる。) このように構成することにより、スイッチ回路10より出
力される信号は、SPモードFOW方向記録の場合には、第
3図eとなり、SPモードREV方向記録の場合には、第3
図fとなり、LPモードFOW方向記録の場合には、第3図
gとなり、LPモードREV方向記録の場合には第3図hと
なる。
加算回路11では、先に記した音声信号処理回路7の出力
とパイロット信号作成回路8の出力とスイッチ回路10の
出力が加算され、記録増幅器15に入力される。記録増幅
器15で増幅された信号は、スイッチ16,17に供給され
る。スイッチ16,17は、REC/PBスイッチ信号作成回路の
出力でコントロールされる。すなわちREC/PBスイッチ信
号作成回路14よりスイッチ16には第3図pの信号が供給
され、pの信号がHのときのみスイッチ16はR側に接続
され、Aヘッドが第3セクターを走査するときのみ、ヘ
ッド18に信号が流れるようになっている。又同様にスイ
ッチ17にはqの信号が供給され、Bヘッドが第3セクタ
ーを走査するときのみヘッド19に信号が流れるようにな
っている。REC/PBスイッチ信号作成回路14には、システ
ムコントロール回路36よりRECH及びパルスジェネレータ
13より供給される信号により作成される。このように構
成することにより第2図のごとく記録することが可能と
なる。次に第4図と第5図を用いて、スイッチパルス回
路12とREC/PBスイッチ信号作成回路14について説明す
る。第4図はスイッチパルス回路12の一例であり、69,7
0はインバータであり、66〜71は3インプットNAND回路
である。端子60,61,62は第1図のパルスジェネレータ13
に接続され、システムコントロール回路36よりのセクタ
ー指定に応じて、端子60は指定セクターすべての部分で
のHの信号端子61は指定セクターの前半分Hの信号、端
子62には指定セクター後半分Hの信号が入力される。端
子63にはシステムコントロール回路36よりLPモード記録
のときH、SPモード記録の際Lの信号が入力され、端子
64にはシステムコントロール回路36よりREV方向記録時
H、・FOW方向記録時Lの信号が入力される。SPモードR
EV方向記録の場合を考えると、NAND回路66の出力はH、
NAND回路67の出力はH、NAND回路68の出力は第4図cの
インバータされた信号となり、NAND回路71の出力は第4
図cの信号となる。NAND回路71の出力端子65はスイッチ
回路10に接続される。第4図の回路を用いることにより
f6の記録位置は第1図に説明したように記録される。第
5図はREC/PBスイッチ信号作成回路12の詳細な図面の一
例である。80はインバータ、81,82はAND回路である。端
子75,76はパルスジェネレータ13に接続され、端子75に
はH.SW信号が入力される。ただしH.SW信号としては、セ
クター2〜6の場合には第5図a(第3図aと同じ)セ
クター1の場合には第5図b(第3図rと同じ)の信号
となる。端子76には記録指定された部分がHの信号が入
力される。端子77にはシステムコントロール回路36より
の記録時(REC)H、再生時(PB)Lの信号が供給され
る。端子78はスイッチ16に、端子79はスイッチ17に接続
される。
このように構成することにより、PB時には、AND回路81,
82の出力共Lとなりスイッチ16,17ともPB側に接続され
るし、PEC時も、各々のヘッドが記録すべきセクター上
を走査すべき時のみスイッチ16,17はR側に接続される
ことになる。
次に第1図にもどり再生時の説明をする。
ヘッドA18,ヘッドB19で再生された信号は、スイッチ16,
17のPB側を介して、再生増幅器22,23に力され、増幅さ
れた後ヘッドスイッチ回路24に入力される。ヘッドスイ
ッチ回路24では、パルスジェネレータ13より供給される
H.SWパルスで2系列に入力される信号を1系列の信号に
なるように切り換えて出力される。H.SWパルスはセクタ
ー1では第3図a、セクター2〜6では第3図rの信号
が供給される。ヘッドスイッチ回路24の出力は、L.P.F3
4に供給され、トラッキング用パイロット信号が抜き出
され、端子35よりトラッキングパイロット信号処理回路
(第10図)の端子44に供給される。ヘッドスイッチ回路
24の出力は、B.P.F26に供給され、f6パイロット信号の
み抜き出され、ゲート回路27に供給される。ゲート回路
27では、パルスジェネレータ13より供給される第3図d
のパルスにより再生すべきセクターのf6信号のみf6同調
増幅器28に供給される。
さて再生時、再生すべきセクター(本説明では第3セク
ター)に記録されている状態がFOW方向かREV方向かある
いは、LPモードかSPモードかわからない場合を想定す
る。装置の再生KEYを操作するとシステムコントロール
回路36はまず、FOW方向、SPモード再生を指令する。回
転ヘッドの回転位相制御は、回転位相検出器20の出力と
音声信号処理回路7より供給される基準信号とが回転ヘ
ッド制御回路(図示せず)に入力され制御されるので、
トラッキング状態に関係なく制御がかかり同期状態とな
る。この結果パルスジェネレータ13より出力されるH.SW
信号、ゲート信号等は正規の信号が出力される。それ故
ゲート回路27には再生すべきセクターに記録されている
f6信号が出力される。第2図からも明らかなように、回
転ヘッドの走査方向が矢印39のごとくなっているとした
場合、LPモード、SPモードでトラック幅が違い、又FOW
方向記録、REV方向記録でトラックの傾きが変わってく
る。しかしながらf6パイロット信号をトラッキング用パ
イロット信号(100KHz〜160KHz)と十分区別できる範囲
の周波数として200KHz近辺から300KHz程度の低い周波数
の信号とすると、アジマスロスの影響が少なく、Aヘッ
ドがBヘッドで記録したトラックを走査してもf6パイロ
ット信号を十分再生することが可能である。f6パイロッ
ト信号として、8ミリビデオでヘッド高さ合せ用の信号
として規格されているf5信号(約230KHz)を用いること
もできる。又記録方向と再生方向が逆で再生した場合、
トラッキングパイロット信号はf4→f3→f2→f1の順序で
主パイロットが再生されることになり、当然トラッキン
グサーボがかからない。それ故ヘッド走査としては、第
12図のごとく、ヘッドのセンサーがトラックセンサーを
走査するとはかぎらないが、f6パイロットを先に記した
様な周波数に設定することにより十分再生することが可
能となる。
この結果、回転ヘッド制御さえ同期がとれていれば、記
録時の記録速度,記録方向にかかわらずf6パイロットを
再生することが可能となる。すなわちGATE回路27の出力
としては、もし第3セクターが、LPモードREV方向記録
であれば、略第3図hのように、もし第3セクターがSP
モードREV方向記録であれば、略第3図fのように、も
し第3セクターがLPモードFOW方向記録であれば、略第
3図gのように、第3セクターがSPモードFOW記録であ
れば、出力がない状態に、f6パイロットが出力される。
今再生時のスタート状態としてFOW方向LPモードで再生
するという条件で記したが、再生中に記録条件が変化し
た場合にも同様な形でf6パイロット信号が再生されるこ
とになる。すなわちSPモードREV方向で再生している状
態で、LPモードFOW記録したトラックを走査しても同様
の出力となるということである。第1図の説明をつづけ
ると、f6同調回路28に入力されたf6パイロット信号は同
調増幅された後、検波整流回路29に入力され検波整流さ
れた後、シュミット回路30に入力され、H又はLの信号
として出力される。シュミット回路30の出力は、D−フ
リップフロップ31,32のD端子に入力され、パルスジェ
ネレータより供給されるパルス(第3図i,j)の出力を
クロック端子に入力される。そのためD−フリップフロ
ップ31の出力はREV状態でHとなり、D−フリップフロ
ップ32の出力はLPモードではHとなり、それぞれシステ
ムコントロール回路36に入力され、その入力データに応
じて、走行方向,走行速度がシステムコントロール回路
36により設定される。システムコントロール回路36とし
ては、先にも記した様に、回転ヘッド制御が同期状態に
入ってからのD−フリップフロップ31,32よりの入力を
チェックするように構成される。また、ノイズ等で誤検
出をしたり、テープの途中から記録状態が変化する場合
を考慮して、例えば連続して16トラック分のデータが同
じである場合に初めてモード変更をするようにマイクロ
プロセッサ等を用いて構成すれば、より信頼性の高い検
出方法となる。
このような検出方法で、LP/SPモード,FOW/REV方向が検
出され、システムコントロール回路36より指令が出て、
正規の走行速度,正規の走行方向になり、テープは走行
される。
ゲート回路25に入力されたヘッドスイッチング回路24の
出力は、再生すべきセクターの信号のみゲートされ、ク
ロック再生回路33に供給され、復調されると共に、クロ
ック信号が作成され、データ信号と共に音声信号処理回
路7に供給される。音声信号処理回路7では、クロック
信号に応じて、データ信号の1または0を判別し、その
1または0の信号をいったんRAMA5に書き込む。再生時
も記録時と同様に、ヘッドAで再生されたデータをRAMA
5に、ヘッドBで再生されたデータをRAMB6に交互に書き
込む。RAMA5に書き込まれたデータはいったん音声信号
処理回路7に読み出され、記録時に付加されたり誤り訂
正符号を用いて訂正された後、再度RAMA5に書き込まれ
る。誤り訂正されてRAMA5に書き込まれた信号は、記録
時にRAMA5に書き込んだときと同じ周波数のクロックで
読み出され、DA変換器4に出力される。もちろんRAMA5
よりDA変換器4に出力されている間にRAMB6に再生デー
タが書き込まれ、誤り訂正等の処理がなされる。このよ
うに構成することによりRAMA5とRAMB6のデータが交互に
DA変換器4に出力され、DA変換されたアナログ音声信号
が、音声信号出力端2に出力される。このようにするこ
とにより、マルチトラックPCMの場合には、走行方向,
走行速度が自動判別され、記録したように再生すること
が可能となる。
次に、第13図を用いて第2の実施例を説明する。第1の
実施例としては、第2図のごとく各セクターの前半分に
LP/SPの判別パイロットを、後半分にFOW/REVの判別パイ
ロットを記録したが、第2の実施例として、前半分にFO
W/REVの判別パイロットを、後半分にLP/SPの判別パイロ
ットを第13図のごとく記録しても、略第1図のように構
成することにより可能である。
第3図の実施例を第14図,第15図を用いて説明する。第
14図にLP/SP検出パイロットとFOW/REV検出パイロットを
異なった周波数の信号を記録した場合を示す。すなわち
各セクターの前半分にf6信号をLPの場合に記録し、SPの
場合には記録せず、後半分にf7信号をREV記録の場合に
記録し、FOW記録の場合には記録しないようにする。
このようにした場合の判別方法及び記録時の記録方法を
第15図を用いて説明する。第1図と同じ動作をするもの
には同じ番号を付し、本発明の要部のみ説明する。第15
図において85はf7パイロット信号発生器であり、89はf6
パイロット信号発生器である。f6,f7の周波数として
は、12.5H,14.5の周波数の信号とすればよい。8
6,90はスイッチ回路であり、REVスイッチパルス作成器8
7、LPスイッチパルス作成器88の出力で開閉される。REV
スイッチパルス作成器87は、パルスジェネレータ92(第
1図パルスジェネレータ13と略同じ)の出力とシステム
コントロール回路36よりのREVHという信号とで、第3図
lのごとき信号を発生させ、lの信号がHのときのみス
イッチ回路86は閉じられ、f7パイロットは加算器91に導
かれる。同様にLPスイッチパルス作成器88は、パルスジ
ェネレータ92の出力とシステムコントロール回路36より
のLPHという信号とで第3図kのごとき信号を発生さ
せ、kの信号がLのときのみスイッチ回路90は閉じら
れ、f6パイロットは加算器91に導かれる。加算器91に
は、音声信号処理回路7,スイッチ回路86,90,トラッキン
グ用パイロット信号発生器8の各々の出力が入力され、
加算され、記録増幅器15に供給される。このように構成
することにより、記録すべきセクターに、時間軸圧縮さ
れた音声信号とトラッキング用パイロット信号と記録モ
ードに応じたf6,f7のパイロット信号がテープ上に記録
される。次に再生時の検出について説明する。第1図と
同様な方法で再生された信号は、f6,f7の周波数成分の
信号のみ通過するB.P.F.99を通過したのち、ゲート回路
100に供給される。ゲート回路100では再生すべきセクタ
ーの信号のみゲートされる。ゲートされた信号はf6同調
増幅器93,f7同調増幅器96に入力され各々同調増幅され
る。同調増幅器93,96の出力は、検波整流回路94,97に入
力され検波整流された後、シュミット回路95,98に入力
される。シュミット回路95,98の出力はD−フリップフ
ロップ回路32,31のD端子に入力される。D−フリップ
フロップ32,31には第1の実施例と同様に、パルスジェ
ネレータ92より第3図i,jのパルスが供給され、i,jのパ
ルスがきたときのD入力のH,Lのレベルが出力される。
この結果D−フリップフロップ32よりLPのときH、SPの
ときLの信号が、D−フリップフロップ31よりREVのと
きH、FOWのときLの信号が出力される。このようにし
てFOW/REV、およびLP/SPの検出が可能になる。
次に第4の実施例を第16図,第17図を用いて説明する。
第4の実施例は前半分にLPのときにはf7パイロット信号
を、SPのときにはf6パイロット信号を記録し、後半分に
FOW方向記録時にはf6信号を記録し、REV方向記録時には
f7信号を記録することにより判別する方法である。すな
わち第16図のごとく、SPモードでFOW方向記録の場合に
はセクター1,2,6のごとく記録するセクターすべてにf6
パイロット信号が記録され、LPモードでREV方向記録の
場合にはセクター3のごとく、記録するセクターすべて
にf7パイロット信号が記録され、SPモードでREV方向記
録の場合にはセクター5のごとく記録するセクターの前
半分にはf6パイロット信号、後半分にはf7パイロット信
号が記録され、LPモードでFOW方向記録の場合には、セ
クター4のごとく記録するセクターの前半分にはf7パイ
ロット信号が、後半分にはf6パイロット信号が記録され
る。
f6,f7の信号としては、12.5H,14.5の周波数とす
れば、第1図で説明したようにアジムスに関係なくf6,f
7の信号を再生することが可能である。f6,f7パイロット
信号を記録する方法は、第1及び第3の実施例の方法と
同じであるので説明を省略して第17図を用いて、再生時
の検出方法について説明する。第1図のヘッドスイッチ
回路24の出力は、f6,f7の周波数成分の信号のみ通過す
るB.P.F101を通過した後、ゲート回路102,103に供給さ
れる。ゲート回路102,103には、パルスジェネレータ117
(第1図13と略同じ)よりのゲートパルスが供給され
る。すなわち第3セクター再生であれば、第3図kのパ
ルスがゲート回路102に、第3図lのパルスがゲート回
路103に供給される。ゲート回路102を通過した信号は、
平衡変調回路104に、ゲート回路103を通過した信号は、
平衡変調回路に供給される。106は15.5の信号発振
器であり、平衡変調回路104,105に供給される。平衡変
調回路104,105の出力信号は、f6,f7パイロット信号とf8
信号との周波数の和及び差の周波数をもつ信号である。
このうち差の出力信号はと3の周波数をもつ信
号である。平衡変調回路104,105の出力はそれぞれ
同調回路107、3同調回路108、同調回路109、
同調回路110に入力される。同調回路107,108,10
9,110の出力は、検波整流回路111,112,113,114に入力さ
れ検波整流される。検波整流回路111,112の出力は比較
回路115に入力される。比較回路115では、検波整流回路
111の出力(成分)が検波整流回路112の出力(3
成分)より大きければ、Hの出力がでるようになって
いる。すなわちの成分f7が記録されているLPモード
の場合には、Hの信号が出力される。同様に比較回路11
6では、検波整流回路113の出力(成分)が、検波整
流回路114の出力(3成分)より大きければ、Hの
出力がでるようになっており、の成分すなわちf7
記録されているREV方向記録の場合には、Hの信号が出
力される。比較回路115,116の出力は、Dフリップフロ
ップのD端子に入力され、パルスジェネレータ117の出
力がC端子に入力される。このように構成することによ
り、第16図のごとく記録されたパイロット信号を用いて
FOW/REV,LP/SPの判別が可能となる。又マルチトラックP
CMの場合についてのみ説明してきたが、第7図のよう
に、映像信号と音声信号を記録する場合においても、本
発明の識別信号を音声信号と共に記録することにより判
別することができることはもちろんのことである。
発明の効果 以上説明してきたごとく、本発明によれば、簡単な回路
で、各々のセクターが記録時にFOW/REVどちらの方向に
記録されたか、LP/SPどちらの速度で記録されたか容易
に判別することが可能となり、再生時、自動的に記録状
態と同じにすることが可能となり、その工業的価値は大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の電気的ブロック図、第
2図は同実施例における各セクターごとに記録された磁
化軌跡を示す図、第3図は第1図を補足的に説明する為
のタイミングチャート、第4図は第1図のスイッチパル
ス回路の詳細な電気的ブロック図、第5図は第1図のRE
C/PBスイッチ信号作成回路の詳細な電気的ブロック図、
第6図は8ミリVTRのテープ走行系の要部を示す平面
図、第7図は8ミリVTRのテープフォーマット、第8図
は8ミリVTRをマルチチャンネルPCMとして使用した場合
のテープフォーマット、第9図は4周波パイロット方式
のパイロット信号の記録磁化軌跡を示す図、第10図は4
周波パイロット方式の再生パイロット信号よりトラッキ
ングエラー信号を得る為の電気的ブロック図、第11図は
第10図を補足的に説明する為のタイミングチャート、第
12図はトラッキングしていないときに磁化軌跡上をヘッ
ドが走査する場合の説明図、第13図は第2の実施例にお
ける各セクターに記録されたパイロットを説明するため
の磁化軌跡を示す図、第14図は第3の実施例における各
セクターに記録されたパイロットを説明するための磁化
軌跡を示す図、第15図は第3の実施例の要部を説明する
ための電気的ブロック図、第16図は第4の実施例におけ
る各セクターに記録されたパイロットを説明するための
磁化軌跡を示す図、第17図は第4の実施例の要部を説明
するための電気的ブロック図である。 9……識別パイロット作成回路、12……スイッチパルス
作成回路、14……REC/PBスイッチ信号作成回路、26……
B.P.F、28……f6信号同調増幅器、29……検波整流回
路、30……シュミット回路、31……Dフリップフロップ
回路、A1,B1……記録磁化軌跡、f1〜f4……トラッキン
グ用パイロット信号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気テー
    プを斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラック
    群として、しかも1本のトラックを複数のセクターに分
    割し、各セクター毎に情報信号を記録再生するように構
    成し、テープの移送速度として、第1の移送速度と前記
    第1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有すると共
    に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の第2
    の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を前記
    第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判別するため
    の識別信号を記録可能な移送速度検出領域、後半分の領
    域を前記第1の移送方向と前記第2の移送方向とを判別
    するための識別信号を記録可能な移送方向検出領域とし
    て用い、記録時、任意に移送速度と移送方向を各セクタ
    ー毎に設定できる磁気記録再生装置であり、 第1の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録
    し、 第1の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送方向検出領域に識別信号を記録し、 第2の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域に識別信号を記録し、 第2の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域および移送方向検出領
    域に各々識別信号を記録することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気テー
    プを斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラック
    群として、しかも1本のトラックを複数のセクターに分
    割し、各セクター毎に情報信号を記録再生するように構
    成し、テープの移送速度として、第1の移送速度と前記
    第1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有すると共
    に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の第2
    の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を前記
    第1の移送方向と前記第2の移送方向とを判別するため
    の識別信号を記録可能な移送方向検出領域、後半分の領
    域を前記第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判別
    するための識別信号を記録可能な移送速度検出領域とし
    て用い、記録時、任意に移送速度と移送方向を各セクタ
    ー毎に設定できる磁気記録再生装置であり、 第1の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録
    し、 第1の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送方向検出領域に識別信号を記録し、 第2の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域に識別信号を記録し、 第2の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送方向検出領域および移送速度検出領
    域に各々識別信号を記録することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気テー
    プを斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラック
    群として、しかも1本のトラックを複数のセクターに分
    割し、各セクター毎に情報信号を記録再生するように構
    成し、テープの移送速度として、第1の移送速度と前記
    第1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有すると共
    に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の第2
    の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を前記
    第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判別するため
    の第1の識別信号を記録可能な移送速度検出領域、後半
    分の領域を前記第1の移送方向と前記第2の移送方向と
    を判別するための第2の識別信号を記録可能な移送方向
    検出領域として用い、記録時、任意に移送速度と移送方
    向を各セクター毎に設定できる磁気記録再生装置であ
    り、 第1の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録
    し、 第1の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送方向検出領域に前記第2の識別信号
    を記録し、 第2の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域に前記第1の識別信号
    を記録し、 第2の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域に前記第1の識別信号
    を、また前記移送方向検出領域に前記第2の識別信号を
    記録することを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】回転ヘッドを内蔵したシリンダに磁気テー
    プを斜めに巻き付け、情報信号を不連続な記録トラック
    群として、しかも1本のトラックを複数のセクターに分
    割し、各セクター毎に情報信号を記録再生するように構
    成し、テープの移送速度として、第1の移送速度と前記
    第1の移送速度より遅い第2の移送速度とを有すると共
    に、第1の移送方向と前記第1の移送方向とは逆の第2
    の移送方向とを有し、各セクターの前半分の領域を前記
    第1の移送速度と前記第2の移送速度とを判別するため
    の識別信号を記録可能な移送速度検出領域、後半分の領
    域を前記第1の移送方向と前記第2の移送方向とを判別
    するための識別信号を記録可能な移送方向検出領域とし
    て用い、記録時、任意に移送速度と移送方向を各セクタ
    ー毎に設定できる磁気記録再生装置であり、 第1の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域および移送方向検出領
    域に各々第1の識別信号を記録し、 第1の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域に第1の識別信号を、
    また前記移送方向検出領域に第2の識別信号を記録し、 第2の移送速度かつ第1の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域に第2の識別信号を、
    また前記移送方向検出領域に第1の識別信号を記録し、 第2の移送速度かつ第2の移送方向時にはセクターに情
    報信号とトラッキング用パイロット信号とを重畳記録す
    ると共に、前記移送速度検出領域および移送方向検出領
    域に各々第2の識別信号を記録することを特徴とする磁
    気記録再生装置。
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