JPS6116105A - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents
自動二輪車用タイヤInfo
- Publication number
- JPS6116105A JPS6116105A JP59138238A JP13823884A JPS6116105A JP S6116105 A JPS6116105 A JP S6116105A JP 59138238 A JP59138238 A JP 59138238A JP 13823884 A JP13823884 A JP 13823884A JP S6116105 A JPS6116105 A JP S6116105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- breaker
- tread
- cord
- tire
- tyre
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動二輪車用タイヤ、特に高速走行における耐
久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
(従来技術)
最近、道路の舗装整備化に伴ない車両の高速化がすすめ
られ、自動二輪車用タイヤも高速走行における緒特性が
要求されている。
られ、自動二輪車用タイヤも高速走行における緒特性が
要求されている。
一般に自動二輪車はカーカスにクロスプライ構造、即ち
カーカスプライのコード角度を周方向に対して約30°
〜60°の角度で傾斜させプライ間で相互に交差する配
置が広く採用されている。
カーカスプライのコード角度を周方向に対して約30°
〜60°の角度で傾斜させプライ間で相互に交差する配
置が広く採用されている。
これは自動二輪車用タイヤは乗用車等の四輪車用タイヤ
と較べて、特に旋回走行時の運動機能が根本的に相違す
ることによるものであり、自動二輪車は旋回時、路面と
垂直な面に対して大きく傾斜され(大きなキャンバ−角
を与え)、そのときタイヤにはキャンバ−角を与えた方
向に路面と水平に力(キャンバ−スラスト)が生じ車体
に働く遠心力に対抗し安定な走行を維持するという特性
が要求される。したがって自動二輪車用タイヤは前述の
クロスプライ構造のカーカスを用いることにより横方向
剛性を高めキャンバ−スラストの維持を図っており、横
剛性の劣るラジアル構造は上記観点からほとんど採用さ
れていなかった。しかしクロスプライ構造のタイヤは高
速走行時、タイヤのコーナリングパワーと横剛性に起因
する車体の横方向の振動(WEAV[!現象)が発生す
ること及び耐摩耗性の点で難点があり、そのためカーカ
スのコード角度を周方向に対して低くしたり、カーカス
プライの枚数を増加させるなど、タイヤ剛性を高めて対
策を施してきたが、クロスプライ構造を採用する限りそ
の構造に起因する欠点は完全に解消できない。
と較べて、特に旋回走行時の運動機能が根本的に相違す
ることによるものであり、自動二輪車は旋回時、路面と
垂直な面に対して大きく傾斜され(大きなキャンバ−角
を与え)、そのときタイヤにはキャンバ−角を与えた方
向に路面と水平に力(キャンバ−スラスト)が生じ車体
に働く遠心力に対抗し安定な走行を維持するという特性
が要求される。したがって自動二輪車用タイヤは前述の
クロスプライ構造のカーカスを用いることにより横方向
剛性を高めキャンバ−スラストの維持を図っており、横
剛性の劣るラジアル構造は上記観点からほとんど採用さ
れていなかった。しかしクロスプライ構造のタイヤは高
速走行時、タイヤのコーナリングパワーと横剛性に起因
する車体の横方向の振動(WEAV[!現象)が発生す
ること及び耐摩耗性の点で難点があり、そのためカーカ
スのコード角度を周方向に対して低くしたり、カーカス
プライの枚数を増加させるなど、タイヤ剛性を高めて対
策を施してきたが、クロスプライ構造を採用する限りそ
の構造に起因する欠点は完全に解消できない。
そこで最近では、ラジアル構造を採用するとともにビー
ト部構造を改善したものが、提案されるに至っているが
、例えば、特開昭58−22704、特開昭58−20
503、特開昭58−185304実開昭58−160
806、実開昭58−160805、及び実開昭58−
160807がある。
ト部構造を改善したものが、提案されるに至っているが
、例えば、特開昭58−22704、特開昭58−20
503、特開昭58−185304実開昭58−160
806、実開昭58−160805、及び実開昭58−
160807がある。
(発明が解決しようきする問題点)
しかし上記した種類のラジアル構造のタイヤでは高速走
行に伴なう遠心力により、トレッド中央部ブレーカ−両
端部が、リフチイング効果を受はカーカスとの間もしく
はブレーカ−プライ相互間の剥離損傷を生起するという
問題点がある。そこで発明者はラジアル構造についてカ
ーカス補強層及びブレーカ−について、構造、配置関係
、及び材料について種々検討を重ねた結果、キャンバ−
スラストをクロスプライ構造のタイヤと同程度まで改善
し、しかもラジアルタイヤの利点である耐摩耗性、路面
保持性及び高速走行性能を発現し、かつ前記ブレーカ一
端部のプライ剥離の問題を解消しうる方法を発見し本発
明に到達したのである。
行に伴なう遠心力により、トレッド中央部ブレーカ−両
端部が、リフチイング効果を受はカーカスとの間もしく
はブレーカ−プライ相互間の剥離損傷を生起するという
問題点がある。そこで発明者はラジアル構造についてカ
ーカス補強層及びブレーカ−について、構造、配置関係
、及び材料について種々検討を重ねた結果、キャンバ−
スラストをクロスプライ構造のタイヤと同程度まで改善
し、しかもラジアルタイヤの利点である耐摩耗性、路面
保持性及び高速走行性能を発現し、かつ前記ブレーカ一
端部のプライ剥離の問題を解消しうる方法を発見し本発
明に到達したのである。
(問題点を解決するための手段)
本発明はトレッド部と、その両端からラジアル方向内方
に向けて延びるサイドウオール部と、該サイドウオール
部と、該サイドウオール部のラジアル方向内側端部に位
置するビード部を有し、タイヤのラジアル方向に対して
ほぼ平行に延びるコードよりなり、その両端がビードコ
アのまわりに折り返されるトロイド状カーカスとこのカ
ーカスのラジアル方向外側に配置され、コード角度がタ
イヤ周方向に対して50〜450の範囲に繊維コードを
引き揃え2〜3枚のプライよりなるブレーカ−と、該ブ
レーカ−の両端部で前記プライの間に配置され上側プラ
イ端部近傍に配置されるJIS硬度40°〜750のク
ッションゴムと、前記ブレーカ−の外側でトレッド中央
部に配置され、コード角度がタイヤ周方向にほぼ平行に
配列されるバンド層を備えたことを特徴とする自動二輪
車用タイヤである。
に向けて延びるサイドウオール部と、該サイドウオール
部と、該サイドウオール部のラジアル方向内側端部に位
置するビード部を有し、タイヤのラジアル方向に対して
ほぼ平行に延びるコードよりなり、その両端がビードコ
アのまわりに折り返されるトロイド状カーカスとこのカ
ーカスのラジアル方向外側に配置され、コード角度がタ
イヤ周方向に対して50〜450の範囲に繊維コードを
引き揃え2〜3枚のプライよりなるブレーカ−と、該ブ
レーカ−の両端部で前記プライの間に配置され上側プラ
イ端部近傍に配置されるJIS硬度40°〜750のク
ッションゴムと、前記ブレーカ−の外側でトレッド中央
部に配置され、コード角度がタイヤ周方向にほぼ平行に
配列されるバンド層を備えたことを特徴とする自動二輪
車用タイヤである。
以下本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
第1図は本発明の自動二輪車用タイヤの断面図の右半分
を示す。図において本発明のタイヤ(1)はトレッド部
(2)と、その両端からラジアル方向内方に向けて延び
るサイドウオール部(3)と、該サイ−ドウオール部の
ラジアル方向内側端部に位置するビード部(4)を有し
ている。ここでトレッド部(2)はカーカスのクラウン
上にその輪郭とほぼ平行にクラウン中央から両端方向へ
延び、その直線幅(Wt)は通常サイドウオール部最大
幅(Ws)を越える断面形状で構成され、これによって
タイヤが傾斜したときのキャンバ−スラストが維持され
る。
を示す。図において本発明のタイヤ(1)はトレッド部
(2)と、その両端からラジアル方向内方に向けて延び
るサイドウオール部(3)と、該サイ−ドウオール部の
ラジアル方向内側端部に位置するビード部(4)を有し
ている。ここでトレッド部(2)はカーカスのクラウン
上にその輪郭とほぼ平行にクラウン中央から両端方向へ
延び、その直線幅(Wt)は通常サイドウオール部最大
幅(Ws)を越える断面形状で構成され、これによって
タイヤが傾斜したときのキャンバ−スラストが維持され
る。
次に本発明のタイヤのカーカス(5)は2枚のプライで
構成され、その両端はいずれもビードコア(6)のまわ
りを内側から外側方向に折り返されビード部(4)また
はサイドウオール部(3)に終端する。ここでビード部
外側に位置する折り返し端(5a)はビード部内側に位
置する折り返し端(5b)よりも高い位置まで延長し、
前記内側の折り返し端を完全に被覆し、該端部での応力
集中を緩和することが望ましい。更にサイドウォ−ル部
を補強するため前記内側の折り返し部(5b)及び外側
の折り返し部(5a)のビードベース部からのそれぞれ
の高さくHb)(Ha)はサイドウオール部最大幅位置
のビードベース部からの高さくH)の55〜70%及び
60〜120%の範囲に設定されることが望ましい。次
に前記カーカスのコードはタイヤのラジアル方向に平行
またはほぼ平行に配列される。ここでほぼ平行とはコー
ドがラジアル方向に10°以内の角度で傾斜しているも
のを意味し、10°を越えた構成を採用するとラジアル
タイヤの特徴である優れた高速走行特性は得られない。
構成され、その両端はいずれもビードコア(6)のまわ
りを内側から外側方向に折り返されビード部(4)また
はサイドウオール部(3)に終端する。ここでビード部
外側に位置する折り返し端(5a)はビード部内側に位
置する折り返し端(5b)よりも高い位置まで延長し、
前記内側の折り返し端を完全に被覆し、該端部での応力
集中を緩和することが望ましい。更にサイドウォ−ル部
を補強するため前記内側の折り返し部(5b)及び外側
の折り返し部(5a)のビードベース部からのそれぞれ
の高さくHb)(Ha)はサイドウオール部最大幅位置
のビードベース部からの高さくH)の55〜70%及び
60〜120%の範囲に設定されることが望ましい。次
に前記カーカスのコードはタイヤのラジアル方向に平行
またはほぼ平行に配列される。ここでほぼ平行とはコー
ドがラジアル方向に10°以内の角度で傾斜しているも
のを意味し、10°を越えた構成を採用するとラジアル
タイヤの特徴である優れた高速走行特性は得られない。
またカーカスのコードに用いられる繊維はナイロン、ポ
リエステル、レーヨンあるいは芳香族ポリアミド繊維等
の有機繊維が用いられる。なお本発明ではカーカスのプ
ライは1枚以上用いられるが、ビードコア(6)のまわ
りでの折り返し構造は図に示す如く内側から外側に折り
返す構造のほか、外側から内側に折り返す構造、あるい
は両者の併用も採用しうるが、図は最適な例として内側
から外側へ折り返した構造を示すものである。
リエステル、レーヨンあるいは芳香族ポリアミド繊維等
の有機繊維が用いられる。なお本発明ではカーカスのプ
ライは1枚以上用いられるが、ビードコア(6)のまわ
りでの折り返し構造は図に示す如く内側から外側に折り
返す構造のほか、外側から内側に折り返す構造、あるい
は両者の併用も採用しうるが、図は最適な例として内側
から外側へ折り返した構造を示すものである。
次に本発明のタイヤにおけるブレーカ−(7)はトレッ
ド部のほぼ全幅に亘る幅で配置され、トレッド部のだが
効果を高める。ここでブレーカ−のコードはタイヤ周方
向に対して50〜450の角度、特に望ましくは20°
〜350の角度で配置される。コード角度が余り小さす
ぎるとトレッド剛性を高め路面に散乱する石又は路面の
凹凸に対して衝撃が大きく走行安定性、乗心地を阻害し
、一方コード角度が大きすぎると高速走行時の操縦安定
性を阻害する。なおブレーカ−(7)は通常2プライで
構成されるが少なくとも1プライの幅はトレッド幅(W
t)と実質的に同じ幅で形成する。そしてブレーカ−に
用いる繊維コードはナイロン繊維コードで、これを30
0%モジュラスが100〜200kg/cutのゴムに
平行に埋設したものが好適であるが、その他、アラミド
、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コードが使用で
きる。
ド部のほぼ全幅に亘る幅で配置され、トレッド部のだが
効果を高める。ここでブレーカ−のコードはタイヤ周方
向に対して50〜450の角度、特に望ましくは20°
〜350の角度で配置される。コード角度が余り小さす
ぎるとトレッド剛性を高め路面に散乱する石又は路面の
凹凸に対して衝撃が大きく走行安定性、乗心地を阻害し
、一方コード角度が大きすぎると高速走行時の操縦安定
性を阻害する。なおブレーカ−(7)は通常2プライで
構成されるが少なくとも1プライの幅はトレッド幅(W
t)と実質的に同じ幅で形成する。そしてブレーカ−に
用いる繊維コードはナイロン繊維コードで、これを30
0%モジュラスが100〜200kg/cutのゴムに
平行に埋設したものが好適であるが、その他、アラミド
、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コードが使用で
きる。
そしてブレーカ−のトレッド部に隣接する側に配置され
る上側プライ7aはカーカスに隣接する側に配置される
下側にプライ(7b)よりも広い幅で形成され、しかも
、上側ブライ(7a)と下側プライ(7b)の両端の間
にはクッションゴム(10)が配置されている。
る上側プライ7aはカーカスに隣接する側に配置される
下側にプライ(7b)よりも広い幅で形成され、しかも
、上側ブライ(7a)と下側プライ(7b)の両端の間
にはクッションゴム(10)が配置されている。
ここでクッションゴム(10)は中間プライ端部を中心
に両側方向に厚さを漸減するJIS硬度40″〜750
好ましくは48″〜58°で高反発弾性のゴムで、プラ
イ端部での歪を効果的に吸収、緩和する。クッションゴ
ム(10)の下側端部はトレッド部の端部近傍で終端す
るが、下側プライ(7b)の端部を被覆するように配置
することもできる。 次に本発明では前記ブレーカ−の
外側で、トレッド中央部に、バンド層(11)が配置さ
れている。このバンド層(11)は前記ブレーカ−(7
)の幅よりも狭く構成され、好ましくは前記ブレーカ−
の幅の10〜70%の範囲である。そしてこのバンド層
のコードはタイヤ周方向に対してほぼ平行に配列される
。このバンド層のコードをタイヤ周方向にほぼ平行にす
ることにより走行時のタイヤの高速回転に伴なうトレ・
yド中央部における遠心力に対抗しうるための圧力効果
を高めることができる。バンド層のコードはナイロン、
ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コードが用いられ
、バンド層のタイヤ周方向の巻き数は1〜2回である。
に両側方向に厚さを漸減するJIS硬度40″〜750
好ましくは48″〜58°で高反発弾性のゴムで、プラ
イ端部での歪を効果的に吸収、緩和する。クッションゴ
ム(10)の下側端部はトレッド部の端部近傍で終端す
るが、下側プライ(7b)の端部を被覆するように配置
することもできる。 次に本発明では前記ブレーカ−の
外側で、トレッド中央部に、バンド層(11)が配置さ
れている。このバンド層(11)は前記ブレーカ−(7
)の幅よりも狭く構成され、好ましくは前記ブレーカ−
の幅の10〜70%の範囲である。そしてこのバンド層
のコードはタイヤ周方向に対してほぼ平行に配列される
。このバンド層のコードをタイヤ周方向にほぼ平行にす
ることにより走行時のタイヤの高速回転に伴なうトレ・
yド中央部における遠心力に対抗しうるための圧力効果
を高めることができる。バンド層のコードはナイロン、
ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コードが用いられ
、バンド層のタイヤ周方向の巻き数は1〜2回である。
ここでバンド層
(11)のブライ中でのコードの埋設密度は30〜60
本15cm、好ましくは40−50本15cmである。
本15cm、好ましくは40−50本15cmである。
一般にラジアルタイヤは、ブレーカ−のコードとカーカ
スのコードが大きな角度で交差するため両者の界面、特
にブレーカ−両端近傍で剪断歪が大きい。しかもタイヤ
の高速回転にともない遠心力によるブレーカ−両端のリ
フティング効果と相俟ってカーカスとブレーカ−のプラ
イ間剥離及び、ブレーカ−両端におけるゴム剥離が生ず
るが、前記バンド層(11)とクッションゴム(10)
は、このゴム剥離を防止する機能を有する。
スのコードが大きな角度で交差するため両者の界面、特
にブレーカ−両端近傍で剪断歪が大きい。しかもタイヤ
の高速回転にともない遠心力によるブレーカ−両端のリ
フティング効果と相俟ってカーカスとブレーカ−のプラ
イ間剥離及び、ブレーカ−両端におけるゴム剥離が生ず
るが、前記バンド層(11)とクッションゴム(10)
は、このゴム剥離を防止する機能を有する。
更に本発明ではカーカス及びその折り返し端部、あるい
はコード補強層に囲まれる部分にビードコア(6)から
サイドウオール方向に厚さを漸減してのびる硬質ゴムよ
りなるビードエーペックス(9)を配置することにより
、ビード部からサイドウオール方向へ至る間の横剛性を
強化することができる。このビードエーペックス(9)
は上端がサイドウオールの最大幅近傍からブレーカ一端
部の間まで延び、好ましくはブレーカ−両端部と部分的
に重複するように配置され、そのJ■S硬度は650〜
950の範囲である。
はコード補強層に囲まれる部分にビードコア(6)から
サイドウオール方向に厚さを漸減してのびる硬質ゴムよ
りなるビードエーペックス(9)を配置することにより
、ビード部からサイドウオール方向へ至る間の横剛性を
強化することができる。このビードエーペックス(9)
は上端がサイドウオールの最大幅近傍からブレーカ一端
部の間まで延び、好ましくはブレーカ−両端部と部分的
に重複するように配置され、そのJ■S硬度は650〜
950の範囲である。
(発明の効果)
しかして本発明の自動二輪車用タイヤはカーカスにラジ
アル構造を採用するとともにブレーカ−を配置したため
、ラジアル構造本来の特性である高速耐久性、即ちスタ
ンティングウェーブの発生限界速度が高くなるとともに
転勤抵抗が小さくなる。更にブレーカ−、カーカスの折
り返し部及び補強層を特定の構造で配置したためラジア
ル構造のタイヤ特有の欠点、である横剛性が強化されキ
ャーンバースラストが高くなり安定な旋回走行を可能と
し、更にいわゆる腰くだけ現象も有効に防止しつるとと
もにブレーカ−の端部にクッションゴムを配置するとと
もに、ブレーカ−の外側にバンド層、さらにこれらのコ
ード角度を特定範囲に設定したため、トレッド中央部及
び、ショルダ一部の剛性を調整することが可能となり、
そのため操縦安定性を維持しながらブレーカ−両端部に
おけるプライ剥離が防止できる。
アル構造を採用するとともにブレーカ−を配置したため
、ラジアル構造本来の特性である高速耐久性、即ちスタ
ンティングウェーブの発生限界速度が高くなるとともに
転勤抵抗が小さくなる。更にブレーカ−、カーカスの折
り返し部及び補強層を特定の構造で配置したためラジア
ル構造のタイヤ特有の欠点、である横剛性が強化されキ
ャーンバースラストが高くなり安定な旋回走行を可能と
し、更にいわゆる腰くだけ現象も有効に防止しつるとと
もにブレーカ−の端部にクッションゴムを配置するとと
もに、ブレーカ−の外側にバンド層、さらにこれらのコ
ード角度を特定範囲に設定したため、トレッド中央部及
び、ショルダ一部の剛性を調整することが可能となり、
そのため操縦安定性を維持しながらブレーカ−両端部に
おけるプライ剥離が防止できる。
(実施例)
本発明の実施例として第1図に示す構造のもの、更にこ
れらの構造を一部変更したものについてタイヤサイズ1
30/80−18の後輪用タイヤを試作した。また比較
例としてクロスプライ構造、従来のラジアル構造のもの
を用いた。これらの詳細な仕様を第1表に示す。第」表
においてキャンバ−スラストはクロスプライ構造のタイ
ヤ(比較例2)を100として相対値で示す。数値が大
きい程優れている。またスタンディングウェーブの発生
速度は150km/hから10km/h、10分間の間
隔で速度を上げていきスタンディングウェーブの発生速
度を目視で観察した。
れらの構造を一部変更したものについてタイヤサイズ1
30/80−18の後輪用タイヤを試作した。また比較
例としてクロスプライ構造、従来のラジアル構造のもの
を用いた。これらの詳細な仕様を第1表に示す。第」表
においてキャンバ−スラストはクロスプライ構造のタイ
ヤ(比較例2)を100として相対値で示す。数値が大
きい程優れている。またスタンディングウェーブの発生
速度は150km/hから10km/h、10分間の間
隔で速度を上げていきスタンディングウェーブの発生速
度を目視で観察した。
高速時の振動自然発生速度は高速路面で速度を増加し振
動の発生の時の速度をフィーリングで評価した。
動の発生の時の速度をフィーリングで評価した。
また耐久性は、荷重がJATMA規定最大値の150%
(405kg)で内圧がJATMA規定最大値(2,9
0kg/cnJ)で速度が65km/hで60インチド
ラム上で走行させて評価した。
(405kg)で内圧がJATMA規定最大値(2,9
0kg/cnJ)で速度が65km/hで60インチド
ラム上で走行させて評価した。
なお下記実車走行の性能評価はいずれも車種としてVF
750Fを用い、その前輪に120/80V16のクロ
スプライタイヤを、後輪に第1表のタイヤをそれぞれ装
着して測定したものである。
750Fを用い、その前輪に120/80V16のクロ
スプライタイヤを、後輪に第1表のタイヤをそれぞれ装
着して測定したものである。
第1図は本発明の自動二輪車用タイヤの断面図の右半分
を示す。 1、 タイヤ 7. ブレーカ−2、トレッ
ド部 9. ビードエーペックス3、 サイドウ
オール部 10.クッションゴム4、 ビード部
11.バンド層5、カーカス 6、 ビードコア 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 仲村義平 第1図
を示す。 1、 タイヤ 7. ブレーカ−2、トレッ
ド部 9. ビードエーペックス3、 サイドウ
オール部 10.クッションゴム4、 ビード部
11.バンド層5、カーカス 6、 ビードコア 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 仲村義平 第1図
Claims (2)
- (1)トレッド部と、その両端からラジアル方向内方に
向けて延びるサイドウォール部と、該サイドウォール部
のラジアル方向内側端部に位置するビード部を有し、タ
イヤのラジアル方向に対してほぼ平行に延びるコードよ
りなり、その両端がビードコアのまわりに折り返される
トロイド状カーカスとこのカーカスのラジアル方向外側
に配置され、コード角度がタイヤ周方向に対して50〜
45°の範囲に繊維コードを引き揃えた2〜3枚のプラ
イよりなるブレーカーと、該ブレーカーの両端部で、前
記プライの間に配置され、上側プライ端部近傍に配置さ
れるJIS硬度40°〜75°のクッションゴムと、前
記ブレーカーの外側でトレッド中央部に配置され、コー
ド角度がタイヤ周方向にほぼ平行に配列されるバンド層
を備えたことを特徴とする自動二輪車用タイヤ。 - (2)ブレーカーはナイロン繊維コードよりなる特許請
求の範囲第1項記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59138238A JPS6116105A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 自動二輪車用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59138238A JPS6116105A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 自動二輪車用タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6116105A true JPS6116105A (ja) | 1986-01-24 |
Family
ID=15217300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59138238A Pending JPS6116105A (ja) | 1984-07-03 | 1984-07-03 | 自動二輪車用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6116105A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62178201U (ja) * | 1986-05-02 | 1987-11-12 | ||
JPS6430802A (en) * | 1987-07-28 | 1989-02-01 | Sumitomo Rubber Ind | Tire for motorcycle |
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