JPS6115078Y2 - - Google Patents

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JPS6115078Y2
JPS6115078Y2 JP10974378U JP10974378U JPS6115078Y2 JP S6115078 Y2 JPS6115078 Y2 JP S6115078Y2 JP 10974378 U JP10974378 U JP 10974378U JP 10974378 U JP10974378 U JP 10974378U JP S6115078 Y2 JPS6115078 Y2 JP S6115078Y2
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JP
Japan
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wall
water
unit
joints
joint
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JP10974378U
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JPS5528612U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は単位壁体を順次連結して造成した連
続地中壁に関するものである。
単位壁体の連結による連続地中壁では、各単位
壁体を継手を介して連結していることから、遮水
壁として使用する場合には継手部分における止水
性が問題とされる。そこで従来から継手とコンク
リートとの接触面積を増大した継手構造を採用し
たり、継手部分に防水処理を施したりなどして止
水性の向上を図つている。
この考案も壁面と共に継手部分における止水性
を意図したものであつて、半永久的に止水性を維
持できることは勿論のこと、未知とされる地震後
においても、そこに破壊が生じない限り、止水性
を維持できるように、止水性シートにより単位壁
体ごとに連続地中壁の壁面と継手端部とを被覆し
て、止水性を付与しようとするものである。
上記目的によるこの考案は、所要間隔を空けて
地中に掘削した複数の長孔に先打ちした単位壁体
と、その単位壁体の間に掘削した長孔に後打ちさ
れる単位壁体とを、継手を介して連結してなる連
続地中壁において、先打ち単位壁体の両端部に位
置する一対の継手にわたり、孔壁面及び孔低面の
一部に沿う止水性シートを、継手端部に水密に止
着し、後打ち単位壁体の止水性シート上記継手の
外面側端に突設した案内部材に、止水性シート両
端のジヨイントを嵌挿して設け、それら止水性シ
ートにより継手間に打設された各単位壁体の壁面
と継手端部とを被覆してなる。
以下この考案を図示の例により詳細に説明す
る。
図中11,12,13は地中に掘削した単位壁
体用の長孔で、各長孔の両端部には仕切を兼ねる
鋼板の継手14が一対ごと挿入して位置させてあ
る。この一対の継手14,14の内面側端には、
孔壁面及び孔底面の一部に沿つて位置する止水性
シート15(たとえばナイロン織布にビニル加工
を施したシート)が、両端を継手端部に底部まで
水密に止着して設けてある。また外面側端にはT
形の案内部材20が突設してあり、この案内部材
20に止水性シート両端の円筒形のジヨイント1
9を嵌挿して、止水性シート15が継手14,1
4にわたり設けられている。そしてこれら止水性
シート15によつて各長孔11,12,13の継
手14の間に打設した単位壁体の16,17,1
8の壁面が被覆されている。
次に各単位壁体の16,17,18による連続
地中壁の造成工程の1例を第1図から第4図にに
より説明する。
第1図 まず最初の長孔11を掘削したのち、一対の継
手14,14と共に止水性シート15を長孔内に
挿入する。この止水性シート15は、孔壁面と継
手間に形成された打込空間とを隔離する。
第2図 長孔11の継手14,14の間にコンクリート
を打込んで単位壁体16を造成すると共に、次の
長孔12を掘削する。上記単位壁体16の片側の
壁面は上記止水性シート15により被覆される。
そしてその長孔12に上記長孔11の場合と同様
に、継手14,14と一緒に止水性シート15を
挿入する。
第3図 長孔12の一対の継手14,14内にコンクリ
ートを打込んで単位壁体17を造成したのち、単
位壁体16との間を掘削して両方の長孔11,1
2を接続した長孔13を形成する。次にその長孔
13の壁面に沿つて止水性シート15を挿入す
る。この止水性シート15の挿入は、各継手1
4,14の外面側端の上記案内部材20,20に
止水性シート15の両端に設けたジヨイント1
9,19を嵌挿して行う。
第4図 長孔13への止水性シート15の挿入が終たな
らば、コンクリートを打設して単位壁体18を造
成し、それにより単位壁体16,17の相互が継
手14,14を介して一体に連結するとともに、
地盤と接する壁面を止水性シート15,15によ
り全面被覆した連続地中壁を完成する。
なお、単位壁体16,17,18の造成に際し
て、止水性シートを両端に施してもよく、この場
合には、鎖線にて示す内側の止水性シート15a
は、コンクリートの流出を防止するシートとして
利用することができる。
また鉄筋を建込む場合は、継手の建込みと同時
に施工でき、コンクリートの代りに泥水モルタル
等の充填材をも使用することができる。
この考案は上述のように、継手にわたり孔壁面
及び孔底面の一部に沿つて位置する止水性シート
を、継手端部に水密に止着して設け、その止水性
シートをもつて、連続地中壁の単位壁体の壁面と
共に継手端部をも被覆し、その結果地中壁全体に
止水性が付与されるものであるから、継手部分の
構造がきわめて簡単でありながら止水性がよく、
長期間ののちに壁体及び継手部分にひびが生じて
も、止水性シートが破損しない限り止水性を維持
することができる。また継手に止水性シートを水
密に取付けるだけで他に特別な手段を必要としな
いことから、施工も容易で、継手とコンクリート
との結び付きもよく、連続性を損うことがないな
どの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る連続地中壁を例示するも
のであつて、第1図から第4図は単位壁体による
連続地中壁の造成工程を順に説明する平面図、第
5図は単位壁体の縦断面図である。 11,12,13……長孔、14……継手、1
5……止水性シート、16,17,18……単位
壁体、20……案内部材、19……ジヨイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所用間隔を空けて地中に掘削した複数の長孔1
    1,12に先打ちした単位壁体16,17と、そ
    の単位壁体16,17の間に掘削した長孔13に
    後打ちされる単位壁体18とを、継手14を介し
    て連結してなる連続地中壁において、先打ち単位
    壁体16,17の両端部に位置する一対の上記継
    手14,14にわたり、孔壁面及び孔低面の一部
    に沿う止水性シート15を、継手端部に水密に止
    着し、後打ち単位壁体18の止水性シート15
    は、上記継手14,14の外面側端に突設した案
    内部材20,20に、止水性シート両端のジヨイ
    ント19,19を嵌挿して設け、それら止水性シ
    ート15により継手間に打設された各単位壁体1
    6,18,17の壁面と継手端部とを被覆してな
    ることを特徴とする連続地中壁。
JP10974378U 1978-08-10 1978-08-10 Expired JPS6115078Y2 (ja)

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JP10974378U JPS6115078Y2 (ja) 1978-08-10 1978-08-10

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JPS5528612U JPS5528612U (ja) 1980-02-25
JPS6115078Y2 true JPS6115078Y2 (ja) 1986-05-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348522A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Ohbayashi Corp 壁パネル接合構造、地中連続壁の構築方法、及び地中連続壁

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JPS63522A (ja) * 1986-06-18 1988-01-05 Kajima Corp 地中連続壁

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JP2006348522A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Ohbayashi Corp 壁パネル接合構造、地中連続壁の構築方法、及び地中連続壁

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JPS5528612U (ja) 1980-02-25

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