JPS61115282A - 記録デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク等の記録媒体を具備した記録デ
ィスクに関する。

〔従来の技術〕

記録ディスクとしては、従来より、第６図の断面図に示
す如き構造のものが知られている、同図において、■は
合成樹脂や金属等の硬質材料で成形されたケース、２は
合成樹脂製のハブ、２′は同じく合成樹脂製の上ハブ、
３は磁性ステンレス等の透磁性の高い磁性金属材料から
なる環状板。

４は合成樹脂製のリング状ストッパー、５は磁気ディス
ク等の円盤状記録媒体である。

第７図は前記記録媒体５と上ハブ２′とを取り除いた状
態における前記ハブ２と環状板３の平面図であるが、こ
の図に示すように、環状板３は中央に透孔３ａを有し、
該透孔３ａの周縁の一部には突起３ｂが折り曲げ形成さ
れている。一方、ハブ２は該突起３ｂを含み環状板３の
内周部を覆うようにアウトサート成形によって環状板３
に一体的に設けられており、ハブ２の中央には記録再生
装置側のディスク駆動軸６の挿入を許容する挿入孔７が
設けられている。該挿入孔７の内周面には。

前記ディスク駆動軸６の局面の一部と当接する２つの基
準面２ａと、同基準面２ａをディスク駆動軸６方向へ押
圧するための１つの弾性片２ｂとがそれぞれ設られてい
る。

前記環状板３の上面における外周部には１円盤状の記録
媒体５の内周部分が接着等の適宜手段により固着されて
おり、該記録媒体５の内周部分を覆うように上ハブ２′
が前記ハブ２の外周に接着や超音波溶着等により固着さ
れている。一方、環状板３の下面における外周部には、
リング状のストッパー４が同じく接着等の適宜手段によ
り固着されている。該ストッパー４は、前記ケース１下
面の中央に穿設された円形の開孔１ａより幾分小径であ
って、ストッパー４の外周面が該開孔１ａの内周面に当
接することにより、前記記録媒体５は常にケース１内の
中心位置に規制されるようになっている。

一方、前記ハブ２の上部外径寸法は、前記ケース１上面
の中央に穿設された円形の開孔１ｂより幾分小径であっ
て、該開孔１ｂ内に前記ハブ２の上端および前記突起３
ｂの端面がそれぞれ露出するようになっている６該突起
３ｂは、前記ディスク駆動軸６の回転に伴ってディスク
駆動軸６の外側を回転するが、この突起３ｂの回転軌跡
上方には磁気センサ８が設けられている。該磁気センサ
８は、記録再生装置側に設置されたものであって。

例えば棒状のコア８ａと該コア８ａに巻回された信号コ
イル８ｂとからなり、前記コア８ａの端面と前記突起３
ｂの端面との間には所定のクリアランスが保たれるよう
になっている。

このように構成された記録ディスクを図示せぬ記録再生
装置に装填すると、記録ディスクは記録再生装置内への
所定位置に位置決めされ、ディスク駆動軸６がハブ２の
挿入孔７内に挿入される。

この時、ハブ２の両基準面２ａは弾性片２ｂの弾発力に
よってディスク駆動軸６の局面に抑圧されるため、＊抜
板３を介してハブ２に連結された記録媒体５はセンタリ
ングされる。そして、かかる状態でディスク駆動軸６が
回転すると、記録媒体５もディスク駆動軸６に連動して
ケース１内で回転し、ケース１に開設されたヘッド挿入
孔から磁気ヘッド（いずれも図示せず）が内部に挿入さ
れると、該磁気ヘッドが回転する記録媒体５に接触し、
これにより、記録媒体５への記録または記録媒体５から
の再生が行われる。

一方、ディスク駆動軸６によって記録媒体５や環状板３
等が一体回転すると、その回転に伴って透磁率の高い材
料からなる突起３ｂの端面と磁気センサ８のコア８ａの
端面とが近接、または離反を繰り返し、磁気センサ８の
磁束が変化する。従って、かかる磁束変化を信号コイル
８ｂの電気信号として取り出すことにより突起３ｂの位
置、すなわち、記録媒体５の基準位置が検出される。

しかしながら、上記従来例にあっては、ハブ２の上端面
と該ハブ２内に埋設された突起３ｂの端面とが同一面に
なるよう設定されているため、折り曲げ加工時における
突起３ｂの長さ寸法のバラツキや、アウトサート成形時
におけるハブ２の厚さ寸法のバラツキ等により、長さ寸
法が短かくて突起３ｂの端面がハブ２の上端面と面一に
ならず。

ハブ２の内部に隠れてしまうことがあった。このように
突起３ｂの長さ寸法が短かすぎると、成形時に溶融樹脂
の流動圧力によって起立状態の突起３ｂが傾斜して所定
の位置からずれ、充分に突起３ｂを磁気センサ８で検出
することが困難となり。

反対に突起３ｂの長さ寸法が長ずざると、成形時に金型
によって突起３ｂが押圧されて所定の位置から偏移して
しまい、いずれの場合においても記録媒体５の基準位置
検出用のセンサとしての機能が損なわれることがあった
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、上記従来技術の欠点を除き、前記突部の所定
位置からの偏移を抑制して突部の位置精度を向上できる
とともに、突部の長さ寸法に厳しい折り曲げ精度を必要
とせず、製造が容易な記録ディスクを提供するにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するために１本発明は、ハブの端面に段
落ち状の凹部を設け、該凹部を利用して突起の端面が確
実にハブの端面に露出するように構成した点に特徴があ
る 〔実施例〕 以下１本発明の実施例を第１図ないし第５図により説明
する。

第１図は記録媒体と上ハブを取り除いた状態における記
録ディスクの平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図
、第３図は記録媒体を取り除いた状態における記録ディ
スクの底面図、第４図は第３図のＢ−Ｂ線断面図、第５
図は環状板の平面図であり、先に説明した第６図および
第７図に対応する部分には同一符号を付けである。

環状板３は磁性ステンレス等の剛性および透磁率の高い
金属材料からなり、第５図に示すように。

透孔３ａの周縁の一部には突起３ｂが折り曲げ成形され
ており５また、透孔３ａに近接して２つの貫通穴３ｃが
穿設されている。該貫通孔３ｃは。

後述するように、その後に成形されるハブ２の両基準面
２ａ近傍に位置する。さらに、環状板３の外周部には多
数の小孔３ｄが所定間隔をおいて同軸上に穿設されてお
り、隣接する２つの小孔３ｄ間には開溝３ｅが形成され
ている。該小孔３ｄおよび開溝３ｅは、後述するように
、その後に成形されるストッパー４上に位置する。

合成樹脂製のハブ２は、第１図ないし第４図に示すよう
に、中央に非円形の挿入孔７を有し、該挿入孔７の内周
面には所定角度をもって鎖交する２つの基準面２ａと１
本の弾性片２ｂとがそれぞれ形成されている。第３図に
示すように、該弾性片２ｂの内周面は前記環状板３の中
心点Ｏから僅かに偏倚した点０１を中心とする半径ｒ１
の円弧によって画成されており１弾性片２ｂの外周面の
基部から中央（二点鎖線で示す）部分までは前記点０１
を中心とする半径ｒ２の円弧によって画成されており、
さらに１弾性片２ｂの外周面の中央から自由端までは前
記中心点○を中心とする半径ｒ３の円弧によって画成さ
れている。

第１図および第２図に示すように、ハブ２の前記挿入孔
７外側位置には複数個のヒケ防止用回溝２ｃが設けられ
ており、さらに、ハブ２の外周縁の一部には前記突起３
ｂを取り囲むように凹１部２ｄが設けられている。

合成樹脂製のストッパー４は、第２図、第３図および第
４図に示すように、前記環状板３の下面　　　　　　：
にリング状に設けられ、該ストッパー４の一部は前記各
小孔３ｄおよびこれら小孔３ｄ間の各ｒｗｆＪ３ｅ内に
充填されることにより、環状板３に強固に固定されてい
る。

次に５面記環状板３にハブ２とストッパー４とをアウト
サート成形により設けて結合体を成形する工程について
簡単に説明する。

まず、図示しない金型に環状板３をセットし、該金型の
キャビティに成形機（いずれも図示せず）より溶融状態
の合成樹脂を射出する。この時、前記環状板３の突起３
ｂは、金型に設けられた比較的タロの位置決め用凹部（
図示せず）に嵌合されることにより、金型と環状板３と
の相対位置を決定する位置決め用として利用されるとと
もに、突起３ｂの長さ寸法のバラツキにかかわらず、突
起３ｂの所定位置からの偏移を抑制して２位置精度を向
上させることができる。

このようにして射出された合成樹脂は、環状板３の透孔
３ａの周囲および各小孔３ｄの下側にそれぞれ充填され
、その後の冷却工程により冷却固化されてハブ２とスト
ッパー４とをそれぞれ画成する。この時、ハブ２の収縮
歪は各ヒケ防止用凹溝２Ｃによっである程度補正される
が、環状板３の間質通孔３Ｃ周囲に充填された合成樹脂
は該貫通孔３ｃを通して環状板３の上下両面で連通され
るため、かかる貫通孔３Ｃ付近の成形冷却時における合
成樹脂の内周方向への収縮は抑制され、そのため１両貫
通孔３Ｃの近傍のハブ２と環状板３との密着性が良好に
なって１両基準面２ａは他の部分に比べて一層高い面精
度が確保される。また、本実施例において゛は、第４図
に示すように基準面２ａの上方に段落ち部分２ａｌを形
成しであるため、ディスク駆動軸６と当接する基準面２
ａの受部面積を少なくすることができ、それ故１両基準
面２ａの面精度は一層高い状態に確保される。

一方、環状板３の各小孔３ｄの下面にリング状に充填さ
れた合成樹脂は、隣接する両心孔３ｄを通って環状板３
上面の各ｒｗｍ３ｅ内に充填された状態で冷却固化され
るため、極めて強固な状態で環状板３にストッパー４が
アウトサート成形される。

このようにして成形された結合体には、その後。

環状板３の上面外周部に記録媒体５が貼着されて記録デ
ィスクとなり、さらに該記録ディスクは図示せぬケース
内に回転自在に収納されてディスクカートリッジとして
組立てられる。かかる記録ディスクにおいては、ハブ２
の凹部２ｄ内に磁性金属からなる環状板３の突起３ｂ端
面が露出するため、部品検査工程において、ハブ２と該
突起３ｂとの相対位置を外部から容易に確認、検査する
ことができる。該突起３ｂの端面は、記録ディスクを記
録再生装置に装填して記録媒体５が回転する際、記録再
生装置側に配設した磁気センサ（図示せず）の磁気ギャ
ップと近接または離反し、これにより、磁気センサは透
磁率の変化に相応した信号を出力し、＠転する記録媒体
５の基準位置が検出される。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明によれば、突起の端面が位
置する近傍のハブ端面に凹部を設けたため、環状板に折
り曲げ成形される突起の長さ寸法がラフなものであって
も、適切に所定の位置精度を有してハブ環状仮に成形す
ることが可能となり、ハブの製造が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の実施例に係り、第１図は
記録媒体と上ハブを除いた状態における記録ディスクの
平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は記
録媒体を取り除いた状態における記録ディスクの底面図
、第４図は第３図のＢ−Ｂ線断面図、第５図は環状板の
平面図、第６図は従来の記録ディスクの要部断面図、第
７図は第６図の記録ディスクに備えられる結合体の平面
図である。 工・・・・・・ケース、２・・・・・・ハブ、２ａ・・
・・・・基準面。 ２ｂ・・・・・・弾性片、２ｄ・・・・・・Ｍ部、３・
・・・・・環状板。 ３ａ・・・・・・透孔、３ｂ・・・・・・突部、４・・
・・・・ストッパー。 ５・・・・・・記録媒体、６・・・・・・ディスク駆動
軸、７・・・・・・挿入孔、８・・・・・・磁気センサ
、８ａ・・・・・・コア、８ｂ・・・・・・信号コイル
。 ２　　ノ＼ブ 第１図　　　　　２０・苓孕面 どＤ 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁性金属材料からなる環状板と、該環状板に折り曲げ形
   成された突起と、該突起を含み少なくとも前記環状板の
   内周部を覆うように設けられた合成樹脂製のハブと、該
   ハブに連結されて一体回転する記録媒体とを備えた記録
   ディスクにおいて、前記ハブの端面に段落ち状の凹部を
   設け、前記突起の端面を該凹部内に突出させたことを特
   徴とする記録ディスク。