JPS61114866A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、書画信号である転写エネルギに応じて発熱す
る多数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、熱により
転写可能な記録材料をフィルム上に形成したキャリアと
、前記キャリアの記録用材料面と記録媒体とを密着させ
て前記サーマルヘッドに押圧し、采送する手段を備え、
サーマルヘッドを書画信号に応じて作動させ、記録媒体
上に書画情報を記録する熱転写記録装置に関し、特にカ
ラー記録など重ね転写記録に好適な熱転写記録装置に関
するものである。

〔発明の背景〕

熱転写記録による重ね記録をする場合、一般には記録媒
体を顕送り及び逆送りして行う。特に熱転写記録による
カラー記録の場合には、例えば、特開昭５７−１７４２
７６号公報に開示されているようにフィルム上に−ｒエ
ロー、マゼンダ、シアン、ブラックが面厘次に形成され
たキャリアを用い、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラ
ックの４色を多重転写する。このような装置では、記録
媒体の送りにパルスモータを用い、このパルスモータに
一定のパルス数を入力し、キャリアと記録媒体を搬送し
ながら１色目であるイエローの記録を行い、１色目が終
了したのち、パルスモータに記録時と同数のパルス数を
入力して記録媒体を基点に逆送りしている。以下この操
作を２色目であるマゼンダ、３色目であるシアン、そし
て４色目であるブラックについてそれぞ九行い１重ね転
写記録する。このように、従来の重ね転写記録において
は、１色ごとに記録媒体を基点に戻しているが、記録媒
体を搬送する手段であるプラテンローラと記録媒体との
すべりにより、記録媒体に送り誤差が生じ、多色印刷に
よりカラー記録を行う場合、色ずれが生じ、著しい画質
の低下をきたしていた。

〔発明の目的〕

本発明は、熱転写記録における重ね転写記録において、
記録開始位置を正確に検出し、高画質の重ね転写記録を
行うことのできる熱転写記録装置を提供することにある
。

〔発明の概要〕

記Ｓ媒体の搬送手段としてパルスモータを用いた熱転写
記録装置では、カラー記録など多重転写記録を行う場合
、パルスモータに入力するパルス数により記録媒体の往
復動作を制御し多重転写記録を行っている。本発明は、
被転写紙である記録媒体の位置を、センサにより正確に
検出し、この位置信号により記録を開始し、多重転写記
録を行った場合における位置ずれを防止し、高画質の画
像が得られるようにしたことを特徴としている。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の熱転写記録装置について説明する。

第１図は熱転写記録装置の基本構成を示す、記録媒体で
ある記録紙（被転写紙）１８とキャリアであるベースフ
ィルムｌｌａ上にインクｌｌｂを塗布した転写紙（イン
クシート）１１は、プラテンローラ１により圧接されサ
ーマルヘッド４に押圧される。この状態でプラテンロー
ラ１を回転させると記録紙１８と転写紙１１は順方向又
は逆方向に移動する。

サーマルヘッド４は、金属板６とライン方向に複数個の
発熱体５を形成したセラミック基板７及びガイドを兼ね
るヘッドカバー８からなる。このサーマルヘッド４の発
熱体５を書画信号である転写エネルギによって加熱し、
転写紙１１のインク１１ｂを溶融又は昇華させて記録紙
１８に画像を転写する。バネ９は、転写紙１１と記録紙
１８に圧力を加えプラテンローラ１に押付ける。プラテ
ンローラ１は金属シャフト３とゴム２からなるゴムロー
ラであり、パルスモータ３２により駆動される。

転写紙１１は電磁ブレーキ３０が連結されたブレーキド
ラム１０とトルクモータ３１が連結された巻取りドラム
１４のシャフト１２．１５に巻かれる。そして、トルク
モータ３１を駆動して巻取りドラム１４を矢印方向に回
転することにより転写紙１１は、一定の張力が付与され
ながら矢印方向に搬送される。

次に、本発明の装置の具体的実施例として熱転写カラー
記録装置について第２図以下を用いて説明する。

第２図に示す実施例は、第１図に示す基本構成に以下の
機構を加えたものである。なお、カラー記録のため、転
写紙１１は、ベースフィルムｌｌａ上にイエロー、マゼ
ンダ、シアンの３色のカラーインクあるいはこの３色に
ブラックを加えた４色面 のカラーインクが蕃順次に形成されたものを用いる。記
録紙１８に転写紙１１上のカラーインクを数回重ねて転
写するための機構として、記録紙１８を記録方向（順方
向）４０又は戻し方向（逆方向）４１に往復移動させる
ための、補助ローラ３６、補助ローラ３６をプラテンロ
ーラ１に押付けるためのバネ３７を備えている。また１
色転写記録終了後、記録紙１８のみを逆方向４１に移動
する必要がある。そのためサーマルヘッド４は二回転軸
３８に固定され、回転軸３８の回転により矢印３４及び
３５に示すように回動する。これにより、サーマルヘッ
ド４をプラテンローラｌから離すようにしている。この
回転軸３８は図示はしていないが、モータ等で駆動する
。剥離ガイド３３はインクが接着したために転写紙１１
に貼り付いた記録紙１８を剥離ためのものであり、プラ
テンローラ１の下流側に配設されている。

熱転写記録においては、記録紙１８は、転写紙１１の押
付力でプラテンローラ１に巻付ける。そのため記録部の
下流側において転写紙１１を記録紙１８と位置合せした
状態でプラテンローラ１に巻付けるための巻付はガイド
１６及び記録部の下流側において、前述の巻付はガイド
１６の近傍に記録紙１８の位置を転写紙１１を通して検
出するための記録紙位置検出手段として反射形光学セン
サ１９を備えている。この反射形光学センサ１９は、発
光受光部２１２発光受光口２３を有する光ファイバ２０
．信号線２２からなる。また、第２図においてはプラテ
ンローラ１への巻付は角度を３０により示している。

次に、第２図の構造における記録動作について説明する
。

１色目の記録時は、プラテンローラ１を矢印４２方向に
回転し、記録紙１８を、プラテンローラ１と補助ローラ
３６の間に挿入する。記録紙１８は、転写紙１１を案内
として、プラテンローラ１とサーマルヘッド４の間に加
え込まれる。記＠紙１８は１発熱体５通過後は転写紙１
１の押付力によりプラテンローラに巻付くように移動す
る６反射形光学センサ１９の発光受光部２１の発光素子
より出た光は、光ファイバ２０を通り発光受光口２３よ
り細いビームとなり、転写紙１１を通過し、白色の記録
紙１８がある場合には記録紙１８で反射する。記録紙が
ない場合には、プラテンローラ１１に吸収され反射しな
い。記録紙１８がセンサ１９の位置に来たならば、記録
紙１８で反射した光が再び転写紙１１を通過し１発光受
光口２３に入り光ファイバ２０を通り発光受光部２１の
受光素子で検出され電気信号となる。この検出信号を記
録の開始信号とし発熱体５を画像信号に応じて発熱させ
て転写画像を作成する。このようにして、１色目の記録
が終了したならば、サーマルヘッド４を矢印３４方向に
回動しプラテンローラ１より離す、その後、プラテンロ
ーラ１を矢印４３方向に回転させ、記録紙１８を戻し方
向（逆方向）４１に移動させる。記録紙１８がセンサ１
９の発光受光口２３を過ぎた位置で移動を停止する。次
に、巻取りのドラム１４を回転させ、２色目のカラーイ
ンクが記録部であるサーマルヘッド４の発熱体Ｓ上に位
置するように転写紙１１を移動する。そして、サーマル
ヘッド４を矢印３５方向に移動し、プラテンローラ１に
押付ける。このようにして、２色目の記録動作に入る。

２色目も１色目と同様手順によりプラテンローラ１を矢
印４２方向に回転し記録紙１８をセンサ１９が検出した
時点を記録開始位置としてサーマルヘッド４の発熱体５
に画像信号を送り転写記録を開始する。同様手順により
数回カラーインクを多重転写することでカラー画像を作
成することができる。

上記の実施例によれば、転写紙１１をプラテンローラ１
に巻付ける構造とし、転写紙１１の押付は力により記録
紙１８をプラテンローラ１に押付は拘束した上で、転写
紙１１側より反射形光学センサで記録紙の通過時点を正
確に検出している。

従来の装置では、記録紙がプラテンローラ側にカールし
正確な位置決めができず、特に、記録紙を数回往復させ
多重転写させるカラー記録の場合。

すべり等により生ずる転写位置ずれにより画質を低下さ
せる０本実施例では前述のように記録開始位置を記録紙
の位置を検出して行っているため。

多重転写した時でも位置ずれを生じない効果がある。

次に１本発明の記録装置の他実施例を第３図を用いて説
明する。第３図は、第２図の反射形光学センサ１９と転
写紙１１の巻付はガイド１６を記録部であるサーマルヘ
ッド４の発熱体５より上流側に設置したものであるにの
場合の記録動作は、センサ１９で記録紙１８を検出した
時点から、遅延回路又はプラテンローラ１が角度４４ま
で回転したのちに記録を開始する。このように構成して
も、第２図に示した実施例と同様な効果を奏する。

次に本発明の記録装置の更に池の実施例を第４図及び第
５図を用いて説明する。第４図は、記録紙１８の位置を
検出するセンサ１９をプラテンローラ１の側面に設置し
たもので、プラテン口−ラ１側から直接記録紙１８の位
置を検出する。第５図は第４図をプラテンローラ１側か
ら見たセンサ１９、記録紙１８及びプラテンローラ１の
位置関係を示す。このように構成すると、センサ１９を
サーマルヘッド４の発熱体５に近づけて設置できる。こ
のため、センサ１９が記録紙１８を検出し、記録開始を
行った後、画像を記録できないセンサ１９とサーマルヘ
ッド４の発熱体５の距離が短かく、有効記録面積が増加
できる効果がある。

次に本発明の記録装置の更に他の実施例を第６図を用い
て説明する。第６図は記録紙１８を検出するセンサ１９
をサーマルヘッド４に組み込んだ例である。センサ１９
は、その本体側がサーマルヘッド４の金属板７に保持さ
れ、光ファイバ２０がサーマルヘッド４の金属板６．セ
ラミック基板７にあけられた穴にはめ込まれている。ま
た、他に図中破線で示すようにセンサ１９をサーマルヘ
ッドカバー８内に保持し、その光ファイバ２０をサーマ
ルへラド力バー８にあけた穴にはめ込むことによりセン
サ１９を組込むようにしてもよい。

二のように構成しても、第４図、第５図に示した実施例
と同様、センサ１９をサーマルヘッド４の発熱体５に近
づけて設置できるため、有効記録面積が増加する。また
、サーマルヘッド４のセラミック基板７に、薄膜又は厚
膜技術によりセンサ部を形成することもできる。

次に本発明の記録装置の更に他の実施例を第７図を用い
て説明する。第７図は、転写紙１１をプラテンローラ１
に巻付けるための巻付はガイド１６をサーマルヘッド４
に併設したことを特徴とする。巻付はガイド１６は金属
ローラ５０．金属ローラ５０の回転軸５１及び軸受は兼
ボデー５２で構成される。なお、図示はしていないが、
センサは、前述の実施例で説明したように配設され、同
じように作用する。この構成によればプラテンローラ１
と巻付はガイド１６の位置関係が容易に決定できる。ま
た、転写紙１１をセットする場合、巻付はガイド１６が
サーマルヘッド４と一体となっているため、サーマルヘ
ッド４をプラテンローラ１から離すだけで障害物がなく
なるため、セットが容易である。

以上説明した各実施例においてセンサ１９の設置位置は
、記録部の上流側あるいは下流側いずれでもよい。即ち
、下流側に設置すれば示す。センサ１９は記録部を通過
した記録紙１８を検出することになる。また上流側に設
置すれば、センサ１９は、記録部を通過する前に記録紙
１８を検出することになる。いずれも、センサ１９によ
り記録紙１８を検出し記録開始を行うことに対する効果
は同様である。

第８図及び第９図は転写紙１１を通して記録紙１８の位
置を検出する場合の転写紙１１のインクの塗布の例を示
す。このように、光学式センサ１９からの光が通過する
部分のベースフィルム１１ａ上にインクｌｌｂを塗布し
ないようにしたことを特徴とする。

以上説明した各実施例では、記録紙検出手段として光学
式反射形センサを用いたが、その他、光学式透過センサ
、静電容量式センサ、磁気式センサ（記録式に磁性を塗
布する。）、超音波センサ等が使用できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、記録開始を記録紙の位置を検出する方
法で行っているため、特にカラー記録時など重ね転写記
録において位置ずれを防止することができ、高画質の重
ね転写記録を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の熱転写記録装置の基本構成を示す図、
第２図及び第３図は本発明の記録装置を熱転写カラー記
録に実施した例を示す要部断面側面図、第４図は本発明
の記録装置の他の例を示す要部斜視図、第５図は第４図
の正面図、第６図及び第７図は本発明の記録装置の更に
他の例を示す要部斜視図、第８図及び第９図は本発明の
記録装置に用いられる転写紙の例を示す図である。 １・・・プラテンローラ、４・・・サーマルヘッド、５
・・・発熱体、１０・・・ブレーキドラム、１１・・・
転写紙、１４・・・巻取りドラム、１６・・・巻付はガ
イド、１８・・・記録紙、１９・・・光学センサ、３０
・・・電磁プレーキ、３１・・・トルクモータ、３２・
・・ノ（ルスモータ。 才　１　凹 第２＠ 才４況 オ　５″　囚 オ６凶 ′Ｉｒ′７１２］ 才８に２１ 才′１日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、書画信号である転写エネルギに応じて発熱する発熱
   素子を有するサーマルヘッドと、熱により転写可能な記
   録材料をフィルム上に形成したキャリアと、前記キャリ
   アの記録用材料面と記録媒体とを密着させて前記サーマ
   ルヘッドに押圧し搬送する手段を備え、サーマルヘッド
   を書画信号に応じて作動させ、記録部において記録媒体
   上に書画情報を記録する熱転写記録装置において、前記
   サーマルヘッドの記録部近傍に、キャリア及び記録媒体
   を前記押圧搬送手段に一定量押付けるための押付手段と
   、前記記録媒体の位置を検出する位置検出手段を配設し
   、この位置検出手段からの信号に基づいて、前記サーマ
   ルヘッドの記録部を作動するように構成したことを特徴
   とする熱転写記録装置。