JPS61114780A - 自動車外板部の塗装方法 - Google Patents

自動車外板部の塗装方法

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JPS61114780A
JPS61114780A JP23674384A JP23674384A JPS61114780A JP S61114780 A JPS61114780 A JP S61114780A JP 23674384 A JP23674384 A JP 23674384A JP 23674384 A JP23674384 A JP 23674384A JP S61114780 A JPS61114780 A JP S61114780A
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coating
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Yasuhiro Fujii
藤井 泰弘
Osamu Iwase
岩瀬 治
Motohiro Osumi
大住 元博
Shinji Sugiura
杉浦 新治
Ichiro Tabuchi
田淵 一郎
Masafumi Kume
久米 政文
Takashi Udagawa
宇田川 孝
Komaji Matsui
駒治 松井
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属部材とプラスチック部材とを組み立ててな
る自動車外板の塗装方法に関するものである。
これまで殆ど金属材料で構成されていた自動車のバンパ
ー、7エイシア、7エングー、ドアパネル、パネル7−
ド、パネルルーフ、パネルトランクリッドなどの自動車
外板は、近時、その一部らしくは全部をプラスチック部
材に代替されつつある。例えば、バンパー、7エイシア
には金属に代って、ポリフレタン、ポリプロピレン、ポ
リカーボネートなどのプラスチック製のものが(吏用さ
れており、また、7エングー、ドアパネルなどの下側部
分のみを上記プラスチックに代替したものもある。今後
、自動車外板においてプラスチックの使用される範囲が
さらに増大されることは必至であり、現に、パネルルー
フ、パネルトランクリッドなどにその傾向が認められる
。これは、プラスチックを使用することによって車体重
量を軽くして走行燃費が低減できる、加工が容易である
ために任意の形状に成型できる、車体の耐食性、耐衝7
性などが向上するなどの効果が認められるためである。
ところが、このような現状にもかかわらず、金属部材と
プラスチック部材とからなる自動車外板の塗装方法が確
立されておらず、従来は、物理的、化学的性質などが全
く異なる金属部とブラ又チック部にそれぞれに適合した
異種の塗料を別々の塗装ラインで塗装したのち、両部材
を自動車外板に組立てていた。このような方法によると
、両部材に使用する塗料(特に着色ベースコート)が異
なるために、組み立てて一体化する両部材の色調を同一
にすることが極めて困難であり、しかも塗装工程ならび
にその後の両部材の組立工程などが複雑になるという欠
陥を有しているのである。
さらに、自動車の塗装分野では塗膜の耐久性の問題、特
に衝撃剥離による塗膜の耐食性低下ならびに鋼材の腐食
の進行の問題が重視されつつある。
特に、欧米の寒冷地域等では冬季自動車道路の路面凍結
を防止するために比較的粗粒に粉砕した岩塩を多量に混
入した砂利を敷くことが多く、この種の道路を走行する
自動車はその外面部において車輪で跳ね上げられた岩塩
粒子や小石が塗膜面に衝突し、その衝撃により塗膜が局
部的に車体上から全部剥離する衝撃剥離現象、いわゆる
“チッピングを起すことが屡々ある、この現象により、
車体外面の被衝撃部の金属面が露出し、すみやかに発錆
すると共に腐食が進行する。通常、チッピングによる塗
膜の剥離は車体底部および足まわり部に多く発生するが
、7−ドおよびルーフにまでも発生し、約半年〜1年で
局部的腐食がかなり顕著になることが知られている。
このチッピングならびt二これを基因する腐食の進行を
防止するため、従来から車体の外部金属基体表面の化成
処理ならびに電着プライマー、中塗塗料および上塗塗料
について各種の検討が加えられたが、実用的な解決策を
見い出すに至っていないのである。
そこで本発明者等は、二のような状況に鑑み、金属部子
オとプラスチック部材とを組み立ててなる自動車外板を
簡略化された工程で両部材を同一塗色で仕上げることが
でき、しかも耐チッピング性にすぐれた塗膜を形成する
方法について鋭意研究を行なったのである。その結果、
金属部材とプラスチック部材とを組み立てて合体させた
後、該両部材に特定の組成ならびに性状を有してなるバ
リアーツーYを塗装し、次いで中塗りおよび上塗り塗料
を塗装することによって上記の欠陥を解消することがで
き、本発明の目的を達成したのである。
すなわち、本発明は、金属部材とプラスチック部材とを
合体してなる自動車外板部を塗装する方法であって、あ
らかじめカチオン型電着塗料を塗装した金属部材とプラ
スチック部材とを組み立て合体して自動車外板とした後
、該外板に、形成塗膜の静的ガラス転移温度が−30〜
−60℃である変性ポリオレフィン系樹脂を主成分とす
るバリアーフートを塗装し、次いで中塗り塗料ならびに
上塗り塗料を塗装することを特徴とする自動車外板部の
塗装方法に関するものである。
本発明の特徴は、金属部材とプラスチック部材とを組立
て合本してなる自動車外板に中塗り塗料ならびに上塗り
塗料を塗装するにあたり、該両塗料を塗装する以前に、
あらかじめ特定の組成および性状を有するバリアフート
を該外板に塗装せしめておくところにある。その結果、
自動車外板の金属部材およ1プラスチック部材を単一の
中塗り塗料および上塗り塗料で塗装することができるよ
うになったために両部材の色調の不一致性が解消された
のである。しかも、形成塗膜の耐チッピング性、防食性
、物理的性能も着しく改良できたのである。
すなわち、静的ガラス転移温度を−30〜−60°Cに
調整したバリアーコート塗膜(さらに好ましくは、後記
のごとく、該塗膜の引張り破断強度伸び率°を一20°
C1こおいて200〜1000%lこ調整しておく)は
自動車外板用中塗り塗膜ならびに上塗り塗膜に比べて柔
軟で、しがも変性ポリオレフィン系樹脂に基因する特有
の粘弾性を有している。したがって、かがる物理的性質
を有せしめた塗膜を自動車外板の金属部材とプラスチッ
ク部材の全面にあらかしめ施しておくと、該両部材開に
おける熱伸縮性ならびに柔軟性などの物理的な差異によ
って生ずる中塗り塗膜ならびに上塗り塗膜との間の「ヒ
ズミ」の殆どまたはすべてが該バリアーニート塗膜内に
吸収されるので、該「ヒズミ」などが中塗り塗膜ならび
に上塗り塗膜に波及することは殆ど防止できたのである
。その結果、自動車外板部の両部材全面に単一組成の中
塗り塗料ならびに上塗り塗料を塗装することが可能とな
り、両部材を同一色調に仕上げることができるようにな
ったのである。さらに、上記バリアーコート塗膜を介し
て形成した中塗りならびに上塗りからなる塗膜の表面に
岩塩や小石などによって強い衝撃力が加えられても、そ
の衝撃エネルギーの殆どまたは全ては該バリアーコート
塗膜内に吸収されるので塗膜は衝撃剥離することが殆ど
なく、しかも上塗り塗膜に物理的損傷の発生も殆ど解消
できたので、チッピングによる上塗り、中塗り両塗膜の
剥離ならびに金属部材における発錆、腐食などが防止で
きたのである。
以下に、本発明の塗装方法について具体的に説明する。
まず、本発明において、自動車外板部は金属部材とプラ
スチック部材とを組立てて合体せしめてなる外板である
。例えば、バンパー、7エイシア、フェンダ−1rアバ
ネル、パネル7−ド、パネルルーフ、パネルトランクリ
ッドなどの各パーツらしくはこれらを2種以上組み合わ
せて一本化したものなどである。つま()、個々のパー
ツ自体がプラスチック部と金属部とからなるもの、金属
部からなるパーツとプラスチック部からなるパーツとを
組み合せて一体化したものなどがあげられる。
また、金属部は主として鉄、銅、アルミニウム、亜鉛も
しくはこれらを含む合金からなっており、プラスチック
部は例えばポリウレタン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネートなどで構成されている。
そして、本発明において、自動車用外板の「自動車」と
は、所謂、乗用車のみに限定されず、オートバイ、トラ
ック、サファリ力−なども含むと理解すべきである。
上記両部材のうち、金属部材は、必要に応じてリン酸亜
鉛、リン酸鉄もしくはクロム酸塩などで常法に従ってあ
らかじ一化戒処理を行なったのち、カチオン型電着塗料
を塗装することが好ましい。
カチオン型電着塗料は上記金属部材に塗装するための電
着塗料であって、それ自体公知のものが使用できる。該
カチオン型電着塗料は有機酸もしくは無機酸で中和され
る塩基性の水分散型樹脂、例えば樹脂仔格中に多数の7
ミ/凸を有するエポキシ系、アクリル系、ポリブタジェ
ン系などの樹脂を用いた水性塗料であって(樹脂はこれ
らのみに限定されない)、該樹脂−2中和剤、顔料(着
色顔料、体質顔料、防錆顔料など)、親水性溶剤、水、
必要ならば硬化剤、架橋剤、添加剤などを配合して常法
により塗料化される。上記塩基性水分散型樹脂(通常、
親水性溶剤で溶かして用いる)を中和、水溶(分散)化
するための中和剤としては、酢酸、ヒドロキシル酢酸、
プロピオン酸、酪酸、乳酸、グリシンなどの有機酸、硫
酸、塩酸、リン酸等の無機酸が使用できる。中和剤の配
合量は、上記υ1脂の塩基価(約50〜200)に対し
中和当量約0゜1〜0.4の範囲が適当である。固形分
濃度を約5〜40重量%となるように脱イオン水で希釈
し、pHを5.5〜8.0の範囲内に保って常法により
前記鋼板に電着塗装するのである。電着塗装膜厚は特に
制限されないが硬化塗膜にもとずいて10〜40μが好
ましく、約140〜21 +) ’Cに加熱して塗膜を
硬化せしめるのである。
一方、プラスチック部は溶剤蒸気脱脂、研摩、酸処理、
コロナ放電などで表面処理を行なっておくことが好まし
い。
本発明において、上記電着塗装した金属部材とプラスチ
ック部材とを組み立てて一体化した自動車外板部とした
後、該両部材表面にバリアーコートを全面に塗装するの
である。
該バリアーコートは形成塗膜の静的ガラス転移温度が−
30〜−60’C(好ましくは−40〜−55°C)で
ある変性ポリオレフィン系樹脂を主成分とする塗料であ
る。すなわち、変性ポリオレフィン系樹脂としては例え
ばプロピレン−エチレン共重合体(モル比で、40〜8
0:60〜20%が好適である)に塩素化ポリオレフィ
ン(塩素化率約1〜60%)を1〜50重量部、好まし
くは10〜20重量部Cいずれら該共重合体100重量
部あたり)を配合してなる混合物、または上記プロピレ
ン−エチレン共重合体100重量部あたりマレイン酸も
しくは無水マレイン酸を0.1〜50重量部、好ましく
は0.3〜20重1部グラフト重合せしめた樹脂などが
あげられる。本発明では、これらの変性ポリオレフィン
系樹脂自体が上記範囲内の静的〃ラス転移温度を有して
いればそれ自体でバリアーコートとして使用できるが、
上記範囲から逸脱していたりあるいは範囲内であっても
静的〃ラス転移温度を変化させたいなどの場合、必要に
応じて粘性付与剤を配合することができる。
該粘性付与剤としては、変性ポリオレフィン系樹脂との
相溶性が良好な例えば、ロジン、石油樹脂(クマロン)
、工人チル〃ム、ポリブタノエン、エポキシ変性ポリブ
タノエン、低分子量脂肪族エポキシ樹脂、低分子量脂肪
族ビス7J−/−ルタイブエポキン樹脂、ポリオキシテ
トラメチレングリコール、酢酸ビニル変性ポリエチレン
などがあげられ、これらの配合量は上記変性ポリオレフ
ィン系樹脂100重量部あたり1〜50重量部が好まし
い。また、バリアーフートの塗装性向上のために、上記
成分を有機溶剤によって溶解もしくは分散させておくこ
とが好ましく、有機溶剤としては、例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、デカンなどの脂肪族系炭化水素、ト
リクぴルエチレン、パークロルエチレン、ジクロルエチ
レン、ノクロルエタン、ジクロルベンゼンなどの塩素化
炭化水素などがあげられる。
本発明において、該バリアーコートの形成塗膜に関し、
静的ガラス転移温度が前記範囲内に含まれていることは
必須であるが、さらに、該塗膜の引張り破断強度伸び率
が一20°C雰囲気で200〜1000%であることが
好ましい。また、形成塗膜の静的ガラス転移温度が一3
0°Cよりも高くなると本発明の前記目的が達成できず
、−60°Cよりも高くなると塗膜性能、特に耐水性、
付着性などが低下するので好ましくない。
特に、プラスチック部材への静電塗装を向上させる目的
で、該バリアコートに導電性物質を配合して塗膜の体積
固有f氏抗値を107Ωcm以下、特に103〜10′
−Ωcmに調整しておくことが好ましい。導電性物質と
しては、例えば、導電性カーボン、銀、ニッケル、アル
ミニウム、酸化亜鉛、二酸化スズ、酸化タングステンな
どの粉末があげられ、これらの配合量はバリアーフート
塗膜の物理性能の低下を生じない範囲内であればよく、
具体的には変性ポリオレフィン樹脂100重量部あたり
、100重量部以下が好ましい。さらに、該バリアーフ
ートには体質顔料、着色顔料(防食顔料は除く)などを
配合してもさしつかえない。これらの顔料の配合量は変
性ポリオレフィン系樹脂100重量部あrこl) 10
〜100重量部が好ましい。
本発明において、これらのバリアーコートはカチオン型
電着塗装した金属部およびプラスチック部の表面に塗装
するのであるが、塗装方法は限定されず、例えばスプレ
ー塗装、ハケ塗り、浸漬塗装、溶融塗装、静電塗装など
があり、塗装膜厚は形成塗膜にもとずいて1〜20μ、
特に5〜10μが好ましい。
なお、本発明で用いるバリアーコートの形成塗膜の静的
ガラス転移温度は示差走査型熱量計(第二精工金製DS
C−10型)で測定した値である。
引張破断強度伸び率は、恒温槽付万能引張試験機(島津
製作所オートグラフ S−D型)を用いて測定した値で
あり、試料の長さは201、引張速度は20mm/分で
行なった。これらの測定に使用した試料は、該バリアー
コートを形成塗膜にもとずいて25μになるようにブリ
キ板に塗装し、I20°Cで30分焼付けたのち、水根
アマルガム法により単離したものを使用した。
バリアーフート塗膜面に下記の中塗り塗料を塗装するに
あたり、該バリアーフートはあらかじめ焼付けておくこ
とが好ましいが、焼付けることなくウェットオンウェッ
トで中塗り塗料を塗装してもさしつかえない、焼付温度
はプラスチック部材を変形、変形させない範囲であれば
よく、例えば60〜140°C1特に80〜120℃が
適している。
中塗り塗料二上記バリアーコート塗面に塗装する塗料で
あって、付着性、平滑性、鮮映性、耐オーバーベイク性
、耐候性などのすぐれたそれ自体公知の中塗り塗料が使
用できる。具体的には、油長30%以下の短波、起短波
アルキド樹脂もしくはオイルフリーポリエステル樹脂と
7ミノ樹脂とをビヒクル主成分とする有機溶液形熱硬化
性中塗り塗料があげられる。これらのアルキド樹脂およ
びポリニスツル樹脂は、水酸基価60〜140、酸価5
〜20、しかも変性油として不飽和油(もしくは不飽和
脂肪酸)を用いたちのが好ましく、アミ/樹脂は、フル
キル(炭素数1〜5)エーテル化したメラミン樹脂、尿
素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などが適している。これ
らの配合比は固形分重量にもとずいてアルキド樹脂およ
ブ(または)オイルフリーポリエステル樹脂65〜85
%、特に70〜80%、7ミツ樹脂35〜15%、特に
30〜20%であることが好ましい。さらに、上記アミ
/樹脂をポリイソシアネート化合物やブロック化ポリイ
ソシアネート化合物に代えることができる。また、該中
塗り塗料の形態は、有機溶液型が最も好ましいが、上記
ビヒクル成分を用いた非水分飲液、ハイソリッド型、水
溶液型、水分散液型などであってもさしつかえない。本
発明では、中塗り塗膜の硬度(鉛筆硬度)は3B〜2H
の範囲にあることが好ましい、さらに、該中塗り塗料に
は、体質顔料、着色顔料、その他塗料用添加剤などを必
要に応じて配合することができる。
本発明において、上記バリアーコート塗膜面への中塗り
塗料の塗装は前記バリアーコートと同様な方法で行なえ
、塗装膜厚は硬化塗膜にもとすいて10〜50μ、特に
20〜30μの範囲が好ましく、塗膜はその組成に応じ
て焼付硬化するが、被塗物のプラスチック部材が変形、
変質しない条件を採用すべきであって、60〜140“
C(好ましくは80〜140°C)で10〜40分焼付
することが望ましい。
上塗り塗料:前記中塗り塗面に塗装する塗料であって、
被塗物に美粧性を付与するものである。
具体的には、仕上り外観(鮮映性、平滑性、光沢など)
、耐候性(光沢保持性、保色性、耐白亜化性など)、耐
薬品性、耐水性、耐湿性、硬化性などノスぐれた塗膜を
形成するそれ自体すでに公知の塗料が使用でき、例えば
、アミ/・アクリル樹脂系、アミ7・アルキド樹脂系、
アミ7・ポリエステル樹脂系、などをビヒクル主成分と
する塗料があげられる。これらの塗料の形態は特に制限
されず、有機溶液型、非水分散液型、水溶(分散)液留
、粉体型、ハイソリッド型などで使用できる。塗膜の形
成は、常温乾燥、加熱乾燥、活性エネルギー線照射など
によって行なわれる。本発明において、これらの上塗り
塗料の形成塗膜は、鉛筆硬度が2B〜3Hの範囲内にあ
ることがのぞましい。
本発明において用いる上塗り塗料は、上記のビヒクル主
成分を用いた塗料にメタリック顔料および(または)着
色顔料を配合したメタリック塗料またはソリッドカラー
仕上げ塗料とこれし、の顔料を全くらしくは殆ど含まな
いクリヤー塗料(カラークリヤー塗料も含む)に分類さ
れる。そして、これらの塗料を用いて上塗り塗膜を形成
する方法として、例えば、 ■ メタリック顔料、必要に応し着色顔料を配合してな
るメタリック塗料または着色顔料を配合してなるソリッ
ドカラー塗料を塗装し、加熱硬化する(1コ一ト1ベー
ク方式によるメタリックまたはソリッドカラー仕上げ)
■ メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し
、加熱硬化した後、さらにクリヤー塗料を塗装し、再度
加熱硬化する(2コ一ト2ベーク方式によるメタリック
またはソリッドカラー仕上げ)。
■ メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し
、続いてクリヤー塗料を塗装した後、加熱して該両塗膜
を同時に硬化する(2フート1べ−り方式によるメタリ
ックまたはソリッドカラー仕上げ)。
これらの上塗り塗料は、スプレー塗装、静電塗装などで
塗装することが好ましい、また、塗装膜厚は、乾燥塗膜
に基いて、上記1では25〜40μ、上記2.3では、
メタリック塗料ならびにソリッドカラー塗料は10〜3
0μ、クリヤー塗料は25〜50μがそれぞれ好ましい
。加熱条件はビヒクル成分ならびに被塗物のプラスチッ
ク部材によって任意に採択できるが、60〜140℃、
特に80〜140℃で10〜40分が好まし上記のよう
にして、カチオン型電着塗料を塗装した金属部材とプラ
スチック部材とを組み立てて合体した自動車外板にバリ
アーコート、中塗り塗料および上塗r)塗料を塗装して
形成しrこ塗膜は、金属部とプラスチック部との色一致
性が良好であり、しかも耐チッピング性、防食性、物理
的性能なども著しく改良されrこのである。
次に、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。
Ii&料 (1)金属部材: ボンデライ)#3030(日本パー
カーライノング(株)製、リン酸亜鉛系)で化成処理し
た亜鉛メッキ鋼板(大きさ 300x90X0.8mm
) (2)プラスチック部材: トリクロルエタンで蒸×脱
脂したポリアミド樹脂板(大きさ 300×90X0.
8mm) (3)カチオン型電着塗料: ニレクロン#9200(
r4西ペイント(株)製、エポキシポリアミド系カチオ
ン型電着塗料、グレー色) (4)バリアーコート (A):  プロピレン−エチレン共重合体にマレイン
酸をグラフト重合せしめた樹脂にプリンテックスL−6
(ヂグサ社製、導電性カーボン)を25重量部(該グラ
フト重合口(脂100重量部あたり)分散してなる混合
物の有機液体(静的ガラス転移温度−43℃、−20℃
における引張り破断強度伸び率 410%、体積固有抵
抗値2.3×101Ωcm)。
(B)二 上記(A)の樹脂100重量部あだりロノン
を10重量部およびプリンテックスL−6を10重量部
混合した樹脂の有機液体く静的〃ラス転移温度−52°
C1−20℃における引張り破断強度伸び率 700%
、体積固有抵抗値4.5×104Ωcm)。
(C):  プロピレン−エチレン共ffi合体にマレ
イン酸をグラフト重合せしめた(A(脂100ffLf
fi部あたりプリンテックスL−6を25重量部分散せ
しめてなる混合物の有機液体(静的ガラス転移温度+5
°C1体積固有抵抗値5.2X1t1’Ωcm)。
(5)中塗り塗料=アミラックN−2シーラー(関西ペ
イント(株)製、アミ/ポリエステル樹脂系中塗り塗料
) (6)上塗り塗料 (A): アミラックホワイト(関西ペイント(株)製
、アミ/アルキド樹脂系上塗り塗料、1コ一ト1ベーク
用白色塗料、鉛筆硬度HB)(B):  マノクロンシ
ルバー(関西ペイント(株)製、アミ/アクリル用脂系
上塗り塗料、2フート1ベーク用シルバーメタリツク塗
料、鉛筆硬度H) (C): マノクロンクリヤー(関西ペイント(株)製
、アミ/アクリル444脂系上塗り塗料、2コート1ベ
ーク用クリヤー塗料、鉛筆硬度)+)I+  実施例お
よび比較例 上記の金属部材にカチオン型電着塗料エレクロン# 9
2 f) 0を常法によりて塗装し、]70”Cで30
分加熱して硬化せしめた(硬化塗膜厚20μ)。
次に、このようにカチオン型電着塗料を塗装した金属部
材を前記プラスチック部材とを組み合わせてなる被塗物
に、バリアーコートをエアースプレーで、中塗り塗料お
よび上塗り塗料を静電塗装でそれぞれ第1表に示したご
と(塗装した。
第1表において、 (1)膜厚はすべて乾燥硬化塗膜にもとすく。
(2)実施例2.3ならびに5および比較例2ならびに
5の上塗り塗装はいずれもウェットオンウェットによる
2コート1ベークシステムであり、上塗り塗料(B)ら
しくは(E)を塗装後、室温で15分放置してから上塗
り塗料(C)もしくは(F)を塗装して焼付けた。
(3)比較例4において、 (D): ソ7レツクス#2500プライマー(関西ペ
イント(株)製、プラスチック用下塗り塗料、ポリオレ
フィン−ウレタン系) (G): ソ7レツクスl$ 1400シルバーメタリ
ツク(関西ペイント(株)製、プラスチック用メタリッ
ク塗料、アミノポリエステル系)(F): ソ7レツク
ス#500クリヤー(関西ペイント(株)製、プラスチ
ック用クリヤー塗料、ウレタンアクリル系) (4)実施例1〜5および比較例1〜3では、金属部材
およびプラスチック部材の両面に単一のバリアーコート
、中塗り塗料およゾ上塗り塗装し、比較例4では、金!
J4部材にはカチオン型電着塗料、中塗り塗料ならびに
上塗り塗料(B)、(C)を塗装し、プラスチック部材
には、塗料(D)、(E)ならびに(F)を塗装したの
である。
III  性能試験結果 上記の実施例および比較例において塗装した塗板を用い
て塗膜性能試験を行なった。その結果を第2表に示した
試験方法 (本1)耐チッピング性: (1) 試験機器:Q−G−Rグラベロメーター(Qパ
ネル会社製品) (2)吹付けられる石:直径約15〜20鹸…の砕石 (3)吹付けられる石の容量:約50On+1(4)吹
付はエアー圧カニ約4kg/cm2(5)試験時の温度
:約20″C 試験片を保持台にとりつけ、約4kg/cm”の吹付は
エアー圧力で約500mlの砕石粒を試験片に発射せし
めた後、その塗面状態および耐塩水噴霧性を評価した。
塗面状態は目視観察し、次のような基準で評価し、耐塩
水噴霧性は試験片をJIS22371によって240時
間、塩水噴霧試験を行ない、被衝撃部からの発錆の有無
、腐食状態を観察した。
◎(良)二重室り塗膜の一部に衝撃によるキズが極く僅
かに認められる程度で電着塗膜の剥離を全く認めず。
Δ(やや不良):上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃による
キズが多く認められ、しかも電着塗膜の剥れも散見。
×(不良)二重室りおよび中塗り塗膜の大部分が剥離し
、被衝撃部およびその周辺を含めた被衝撃部の電着塗膜
が剥離。
(木2)耐衝撃性: JIS K5400−19796.13.3 B法に準
じて、0°Cの雰囲気下において行なった。重さ500
gのおもりを501の高さから落下して塗膜の損傷を調
べた。
(本3)付着性: JIS  K5400−1979 6.15に準して塗
膜にゴバン目を作り、その表面に粘着上ロノ1ンテープ
を貼着し、急激に剥した後の塗面を評価した。
(木4)耐水性: 40°Cの水に10日間浸漬した後の金属部材の塗面を
評価した。
(木5)色 差: JIS Z  8730に準じて、金属部材とプラスチ
ック部材との色差を測定した。
なお、表中、Sは金属部材、Pはプラスチック部材にそ
れぞれ形成した塗膜の性能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属部材とプラスチック部材とからなる自動車外板部を
    塗装する方法であって、カチオン型電着塗料をあらかじ
    め塗装した金属部材とプラスチック部材とを組立てて自
    動車外板部とし、該両部材に、形成塗膜の静的ガラス転
    移温度が−30〜−60℃である変性ポリオレフィン系
    樹脂を主成分とするバリアーコートを塗装し、次いで中
    塗り塗料および上塗り塗料を塗装することを特徴とする
    自動車外板部の塗装方法。
JP23674384A 1984-11-12 1984-11-12 自動車外板部の塗装方法 Granted JPS61114780A (ja)

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DE19853540063 DE3540063A1 (de) 1984-11-12 1985-11-12 Verfahren zum beschichten von kraftfahrzeug-karosserien
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