JPS61113816A - 紡糸方法 - Google Patents
紡糸方法Info
- Publication number
- JPS61113816A JPS61113816A JP23299384A JP23299384A JPS61113816A JP S61113816 A JPS61113816 A JP S61113816A JP 23299384 A JP23299384 A JP 23299384A JP 23299384 A JP23299384 A JP 23299384A JP S61113816 A JPS61113816 A JP S61113816A
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- JP
- Japan
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- spinning
- polyester
- extruder
- inert gas
- aromatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は高強度、高弾性率を有する芳香族ポリエステル
繊維の紡糸方法に関するものであるっ(従来の技術) 近年、芳香族ポリエステルの中で溶融時に異・戊 方2を有するものが、溶融紡糸することにより、高強度
、高弾性率繊維となることが明らかとなってきた。溶剤
を使用しない点や、既知の紡糸装置を使えるなど、様々
な利点を有している。
繊維の紡糸方法に関するものであるっ(従来の技術) 近年、芳香族ポリエステルの中で溶融時に異・戊 方2を有するものが、溶融紡糸することにより、高強度
、高弾性率繊維となることが明らかとなってきた。溶剤
を使用しない点や、既知の紡糸装置を使えるなど、様々
な利点を有している。
しかしながら、紡糸して高強度、高弾性率を与える芳香
族ポリエステルは加工温度(紡糸温度)が高いがゆえに
紡糸時に分解又は重合、架橋等の反応による発泡があり
、これが長時間、安定紡糸を続ける上の障害となってき
た。従来、数多くの溶融時に異方性を有する芳香族ポリ
エステルの特許が報告されてきたが(特公昭55−48
2号等)、はとんどが実験室段階の小さいスケールでの
例しか示されておらず、安定な紡糸の操業といった観点
からの実用的な製造方法の知見とはなり得なかった。
族ポリエステルは加工温度(紡糸温度)が高いがゆえに
紡糸時に分解又は重合、架橋等の反応による発泡があり
、これが長時間、安定紡糸を続ける上の障害となってき
た。従来、数多くの溶融時に異方性を有する芳香族ポリ
エステルの特許が報告されてきたが(特公昭55−48
2号等)、はとんどが実験室段階の小さいスケールでの
例しか示されておらず、安定な紡糸の操業といった観点
からの実用的な製造方法の知見とはなり得なかった。
(発明が解決しようとする問題点)
このような現状に鑑み、本発明者らは溶融時に異方性を
示す芳香族ポリエステルを用い、鋭意検討の結果、高強
度、高弾性率を有する繊維を安定に紡糸する本発明に至
った。
示す芳香族ポリエステルを用い、鋭意検討の結果、高強
度、高弾性率を有する繊維を安定に紡糸する本発明に至
った。
(問題点を解決するための手段)
すなわち、本発明は280〜880℃の流動温度を有す
る溶融時に異方性を示す芳香族ポリエステルを、押出機
型紡糸機により溶融紡糸するに際して、該ポリエステル
の押出機への供給部及び必要によりその周辺を、不活性
気体で置換あるいは予め真空にしだ後不活性気体で置換
することにより、該ポリエステルの押出機内へのかみこ
み部分の酸素濃度を5 vo1%以下にして紡糸するこ
とを特徴とする紡糸方法に関するものである。
る溶融時に異方性を示す芳香族ポリエステルを、押出機
型紡糸機により溶融紡糸するに際して、該ポリエステル
の押出機への供給部及び必要によりその周辺を、不活性
気体で置換あるいは予め真空にしだ後不活性気体で置換
することにより、該ポリエステルの押出機内へのかみこ
み部分の酸素濃度を5 vo1%以下にして紡糸するこ
とを特徴とする紡糸方法に関するものである。
本発明における溶融時に異方性を示すポリエステルとは
90’直交した2枚の偏光板の間にある加熱試料台上に
ポリエステル試料粉末を置いて昇温していった時に、流
動可能な温度域において、光を透過しうる性質を有する
ものを意味している。このような芳香族ポリエステルと
しては、特公昭55−20008号、同56−1801
6号等に示される芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール
及び/又は芳香族ヒドロキシカルボン酸やこれらの誘導
体から成るもので、場合により、これらと、指環族ジカ
ルボン酸、脂環族ジオール、脂肪族ジオールやこれらの
誘導体との共重合体も含まれる。
90’直交した2枚の偏光板の間にある加熱試料台上に
ポリエステル試料粉末を置いて昇温していった時に、流
動可能な温度域において、光を透過しうる性質を有する
ものを意味している。このような芳香族ポリエステルと
しては、特公昭55−20008号、同56−1801
6号等に示される芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール
及び/又は芳香族ヒドロキシカルボン酸やこれらの誘導
体から成るもので、場合により、これらと、指環族ジカ
ルボン酸、脂環族ジオール、脂肪族ジオールやこれらの
誘導体との共重合体も含まれる。
ここで、芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸、イ
ソフタル酸、4.4′−ジカルボキシジフェニル、2.
6−ジカルボキシナフタレン、1.2−ビス(4−カル
ボキシフェノキシ)エタン等゛やこれらのアルキル、ア
リール、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげられ
る。芳香族ジオールとしてはヒドロキノン、レゾルシン
、4.4′−ジヒドロキシジフェニル、4.4’−ジヒ
ドロキシベンゾフエノン、4.4’−ジヒドロキシジフ
ェニルメタン、4 、4’−ジヒドロキシジフェニルエ
タン、2.2−ビス(4−ヒドロキフェニル)プロパン
、4.4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4.4
′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4 、4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルフィド、2.6−ジヒドロキ
シナフタレン、1.5−ジヒドロキシナフタレン等やこ
れらのアルキル、アリール、アルコキシ・ハロゲン基の
核置換体があげられ る。芳香族ヒドロキシカルボン酸としては、P−ヒドロ
キシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキ
シナフタレン−6−カJレボン酸、1−ヒドロキシナフ
タレン−5−カルボン酸等やこれらのアルキル、アリー
ル、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげられる。
ソフタル酸、4.4′−ジカルボキシジフェニル、2.
6−ジカルボキシナフタレン、1.2−ビス(4−カル
ボキシフェノキシ)エタン等゛やこれらのアルキル、ア
リール、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげられ
る。芳香族ジオールとしてはヒドロキノン、レゾルシン
、4.4′−ジヒドロキシジフェニル、4.4’−ジヒ
ドロキシベンゾフエノン、4.4’−ジヒドロキシジフ
ェニルメタン、4 、4’−ジヒドロキシジフェニルエ
タン、2.2−ビス(4−ヒドロキフェニル)プロパン
、4.4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4.4
′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4 、4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルフィド、2.6−ジヒドロキ
シナフタレン、1.5−ジヒドロキシナフタレン等やこ
れらのアルキル、アリール、アルコキシ・ハロゲン基の
核置換体があげられ る。芳香族ヒドロキシカルボン酸としては、P−ヒドロ
キシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキ
シナフタレン−6−カJレボン酸、1−ヒドロキシナフ
タレン−5−カルボン酸等やこれらのアルキル、アリー
ル、アルコキシ、ハロゲン基の核置換体があげられる。
指環族ジカルボン酸としてはtrans −1、4−ジ
カルボキシシクロヘキサン、ois−1e4−ジカルボ
キシシクロヘキサン等やこれらのアルキJし、アリール
、ハロゲン基の置換体があげられる。
カルボキシシクロヘキサン、ois−1e4−ジカルボ
キシシクロヘキサン等やこれらのアルキJし、アリール
、ハロゲン基の置換体があげられる。
指環族及び脂肪族ジオールとしてはtrans −L4
−ジヒドロキシシクロヘキサン、cis−1゜4−ジヒ
ドロキシシクロヘキサン、エチレングリコール、1.4
−ブタンジオール、キシリレンジオール等があげられろ
う これらの組合せの内で、本発明の対象として好ましい芳
香族ポリエステルとしては、例えば(1)p−ヒドロキ
シ安息香酸残基40〜70モル%と上記芳香族ジカルボ
ン酸残基15〜80モル%と芳香族ジオール残基15〜
30モJし%から成るコポリエステル、 (2) テレフタル酸及び/又はイソフタル酸とクロ
ルハイドロキノン、フェニルハイドロキノン及び/又は
ハイドロ、キノンから成るコポリエステル、 (8)P−ヒドロキシ安息香酸残基20〜80モル%と
2−ヒドロキシナフタレン−6−カルボン酸残基20〜
80モル%から成るコポリエステル などがあげられる。これらの出発原料を用い、本発明の
目的とするポリエステルに至るには、そのままであるい
は脂肪族もしくは芳香族モノカルボン酸又はそれらの誘
導体、脂肪族アルコールもしくはフェノール類又はそれ
らの誘導体等によるエステル化により、重縮合反応を行
な150〜860 ’Cで、常圧、又は10〜0.1t
orr の減圧下に、Sb 、 Ti 、 Ge
化合物等の重合触媒、リン系化合物等の安定剤、TiO
2゜0aCOa 、タルク等の充てん剤等を場合により
添加して行なうことができる。得られたポリマーはその
ままで、あるいは粉体状で不活性気体中、又は減圧下に
熱処理して紡糸試料とする、あるいは、一度、押出機に
より造粒して用いることもできる。本発明における芳香
族ポリエステルには紡糸に適した分子量範囲が存在する
と考えられるが、組成や構造によっては、均一に溶解し
うる溶剤がなかったり、分子量測定法の精度がないとい
う問題があり、本発明に適した芳香族ポリエステルの規
格としては使えない。そこで本発明者らは、溶融紡糸条
件に適する分子量に対応する物性値として「流動温度」
というものを導入した。即ち、島津製作所製のフローテ
スターC!FT−500を用い、径1−1長さ10圏の
ノズルで圧力100Kf/dの状態で、1 芳香族
ポリエステル試料を4°Q / minで昇温し、試料
がノズルを通って流動し、かつ48.000poise
の見かけ粘度を与える温度を「流動温度」と定義した。
−ジヒドロキシシクロヘキサン、cis−1゜4−ジヒ
ドロキシシクロヘキサン、エチレングリコール、1.4
−ブタンジオール、キシリレンジオール等があげられろ
う これらの組合せの内で、本発明の対象として好ましい芳
香族ポリエステルとしては、例えば(1)p−ヒドロキ
シ安息香酸残基40〜70モル%と上記芳香族ジカルボ
ン酸残基15〜80モル%と芳香族ジオール残基15〜
30モJし%から成るコポリエステル、 (2) テレフタル酸及び/又はイソフタル酸とクロ
ルハイドロキノン、フェニルハイドロキノン及び/又は
ハイドロ、キノンから成るコポリエステル、 (8)P−ヒドロキシ安息香酸残基20〜80モル%と
2−ヒドロキシナフタレン−6−カルボン酸残基20〜
80モル%から成るコポリエステル などがあげられる。これらの出発原料を用い、本発明の
目的とするポリエステルに至るには、そのままであるい
は脂肪族もしくは芳香族モノカルボン酸又はそれらの誘
導体、脂肪族アルコールもしくはフェノール類又はそれ
らの誘導体等によるエステル化により、重縮合反応を行
な150〜860 ’Cで、常圧、又は10〜0.1t
orr の減圧下に、Sb 、 Ti 、 Ge
化合物等の重合触媒、リン系化合物等の安定剤、TiO
2゜0aCOa 、タルク等の充てん剤等を場合により
添加して行なうことができる。得られたポリマーはその
ままで、あるいは粉体状で不活性気体中、又は減圧下に
熱処理して紡糸試料とする、あるいは、一度、押出機に
より造粒して用いることもできる。本発明における芳香
族ポリエステルには紡糸に適した分子量範囲が存在する
と考えられるが、組成や構造によっては、均一に溶解し
うる溶剤がなかったり、分子量測定法の精度がないとい
う問題があり、本発明に適した芳香族ポリエステルの規
格としては使えない。そこで本発明者らは、溶融紡糸条
件に適する分子量に対応する物性値として「流動温度」
というものを導入した。即ち、島津製作所製のフローテ
スターC!FT−500を用い、径1−1長さ10圏の
ノズルで圧力100Kf/dの状態で、1 芳香族
ポリエステル試料を4°Q / minで昇温し、試料
がノズルを通って流動し、かつ48.000poise
の見かけ粘度を与える温度を「流動温度」と定義した。
本発明者らは、各種の組成の芳香族ポリエステルを合成
し、その流動温度を変化させてみたところ、本発明の目
的とする高強度、高弾性率繊維の紡糸に適した芳香族ポ
リエステルの流動温度は280〜ill 80 ’Cで
あることがわかった。
し、その流動温度を変化させてみたところ、本発明の目
的とする高強度、高弾性率繊維の紡糸に適した芳香族ポ
リエステルの流動温度は280〜ill 80 ’Cで
あることがわかった。
この温度域より低い流動温度の場合には、溶融時の反応
がおこりやすかったり、繊維伸度が出にくいといった問
題があり、高いと、加工(紡糸)温度が瘍くなるため、
分解や架橋反応を起こしやすく、又、装置への負荷が大
きくなるという問題を生じる。
がおこりやすかったり、繊維伸度が出にくいといった問
題があり、高いと、加工(紡糸)温度が瘍くなるため、
分解や架橋反応を起こしやすく、又、装置への負荷が大
きくなるという問題を生じる。
本発明の溶融紡糸の装置としては、プランジャー型又は
スクリュ・−型押出機を用いることができる。連続紡糸
という観点からは後者が適している。ギヤポンプ等の設
備は既知の装置を用いることができる。
スクリュ・−型押出機を用いることができる。連続紡糸
という観点からは後者が適している。ギヤポンプ等の設
備は既知の装置を用いることができる。
本発明の溶融紡糸に適した温度は280〜 1
1420″Cで、より好ましくは800〜400℃であ
る。この温度域で紡糸を行なうわけであるが、最も重要
な点は、紡糸に至る溶融体の安定性と均一性であるう本
発明者らは、各種の樹脂を合成し、各種の紡糸条件を鋭
意検討した結果、溶融体のおかれている雰囲気が不活性
気体雰囲気であるのが好ましく、安定紡糸と、繊維の品
質という観点から、溶融時に異方性を示す芳香族ポリエ
ステル試料が、押出機内にかみこまれる部分の酸素濃度
が5マロ1%以下、好ましくは2901%以下になるよ
うな状況下に紡糸すると良いという本発明に達した。
1420″Cで、より好ましくは800〜400℃であ
る。この温度域で紡糸を行なうわけであるが、最も重要
な点は、紡糸に至る溶融体の安定性と均一性であるう本
発明者らは、各種の樹脂を合成し、各種の紡糸条件を鋭
意検討した結果、溶融体のおかれている雰囲気が不活性
気体雰囲気であるのが好ましく、安定紡糸と、繊維の品
質という観点から、溶融時に異方性を示す芳香族ポリエ
ステル試料が、押出機内にかみこまれる部分の酸素濃度
が5マロ1%以下、好ましくは2901%以下になるよ
うな状況下に紡糸すると良いという本発明に達した。
もし、酸素濃度が5 vo1%より多いと、酸化等に基
づく発生ガスによる単糸切れや、分解物によるノズル表
百の汚染により安定紡糸が妨げられろう2〜5 vo1
%の間でもほぼ安定紡糸が可能であるが、確実性の高い
のは2%以下であろう試料かみこみ部の酸素濃度を下げ
る方法と 。
づく発生ガスによる単糸切れや、分解物によるノズル表
百の汚染により安定紡糸が妨げられろう2〜5 vo1
%の間でもほぼ安定紡糸が可能であるが、確実性の高い
のは2%以下であろう試料かみこみ部の酸素濃度を下げ
る方法と 。
しては、ホッパ一部に不活性気体を流す、ホッパ一部を
真空とし、次に不活性気体を流す、かみこみ部(プラン
ジャー又はスクリューへの接触部)に不活性気体を流す
、スクリュー型押出にも不活性気体を流すといった方法
をあげることができる。又、ノズル付近にも不活性気体
を流すことも効果がある。これら、試料のかみこみ部等
に用いる不活性気体としては、ヘリウム、アルゴン、ネ
オン等の希ガスや、窒素、−酸化炭素、二酸化炭素、水
素等をあげることができる。溶融体を不活性気体雰囲気
にしてやると効果のある理由としては、高温溶融試料の
酸素による酸化、架橋、分解等を抑制するためではない
かと考えられる。
真空とし、次に不活性気体を流す、かみこみ部(プラン
ジャー又はスクリューへの接触部)に不活性気体を流す
、スクリュー型押出にも不活性気体を流すといった方法
をあげることができる。又、ノズル付近にも不活性気体
を流すことも効果がある。これら、試料のかみこみ部等
に用いる不活性気体としては、ヘリウム、アルゴン、ネ
オン等の希ガスや、窒素、−酸化炭素、二酸化炭素、水
素等をあげることができる。溶融体を不活性気体雰囲気
にしてやると効果のある理由としては、高温溶融試料の
酸素による酸化、架橋、分解等を抑制するためではない
かと考えられる。
本発明に従って紡糸した繊維はそのままで、又は油剤を
付着させ、巻取るなり、引落す。巻取す、又は引落しの
速度は10〜10 、 OOQmAminであるが、生
産性や安定紡糸からみて100〜2.000m/min
が好ましいう得られる繊維の太さや断面形状は用途
により選ばれるが、強度や弾性率からすると1〜lOデ
ニールの太さの糸径が好ましい。得られる繊維はそのま
までも使用できるが、熱処理や延伸やこれらの組合せの
高弾性化することができる。
付着させ、巻取るなり、引落す。巻取す、又は引落しの
速度は10〜10 、 OOQmAminであるが、生
産性や安定紡糸からみて100〜2.000m/min
が好ましいう得られる繊維の太さや断面形状は用途
により選ばれるが、強度や弾性率からすると1〜lOデ
ニールの太さの糸径が好ましい。得られる繊維はそのま
までも使用できるが、熱処理や延伸やこれらの組合せの
高弾性化することができる。
(作 用)
かかるポリエステルの押出機内へのかみこみ部分の酸素
濃度を所定濃度以下にする技術手段を採用することによ
り、ポリエステル溶融体の酸化等に基づく発生ガスによ
る単糸切れ能にすることができるものと考えられる。
濃度を所定濃度以下にする技術手段を採用することによ
り、ポリエステル溶融体の酸化等に基づく発生ガスによ
る単糸切れ能にすることができるものと考えられる。
(発明の効果)
このようにして、高物性芳香族ポリエステル繊維を安定
に紡糸し得る点が、本発明の特筆すべき効果であり、か
くして本発明により得られる繊維は、タイヤコード、ロ
ーブ、ケーブル、FRP%FATP、スピーカーコーン
、安全着、テンションメンバー等に用いることができる
。
に紡糸し得る点が、本発明の特筆すべき効果であり、か
くして本発明により得られる繊維は、タイヤコード、ロ
ーブ、ケーブル、FRP%FATP、スピーカーコーン
、安全着、テンションメンバー等に用いることができる
。
(実施例)
以下に本発明の詳細な説明するために実施例および比較
例を示すが、これらはあくまで例示的なものであり、こ
れらに限定するものではない。
例を示すが、これらはあくまで例示的なものであり、こ
れらに限定するものではない。
なお、例中の繊維の引張り試験はインストした。
光学異方性の測定は加熱ステージ上に試料を置いて、偏
光下、25℃/minで昇温しで肉眼観察により行なっ
たつ 参考例1 p−アセトキシ安息香酸7.20Kt(40モル)、テ
レフタル酸2.49ik(15モル)、イソフタル酸0
.88に#(5モル)、4.4’−ジアセトキシジフェ
ニル5.45〜(20,2モル)をくし型攪拌翼をもつ
重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら昇温
し、sao’cで3時間重合した。この間、生成する酢
酸を除去し、強力な攪拌で重合を行ない、その後、徐々
に冷却し200℃で重合体を系外へ取出した。重合体の
収量は10.88に4で理論収態の97.8%であった
。これを細用ミクロン社のハンマーミルで粉砕し、2.
5@化下の粒子とした。これをロータリーキルン中で窒
素雰囲気下に280℃で5時間処理したところ「流・動
温度」が826℃となった。
光下、25℃/minで昇温しで肉眼観察により行なっ
たつ 参考例1 p−アセトキシ安息香酸7.20Kt(40モル)、テ
レフタル酸2.49ik(15モル)、イソフタル酸0
.88に#(5モル)、4.4’−ジアセトキシジフェ
ニル5.45〜(20,2モル)をくし型攪拌翼をもつ
重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下で攪拌しながら昇温
し、sao’cで3時間重合した。この間、生成する酢
酸を除去し、強力な攪拌で重合を行ない、その後、徐々
に冷却し200℃で重合体を系外へ取出した。重合体の
収量は10.88に4で理論収態の97.8%であった
。これを細用ミクロン社のハンマーミルで粉砕し、2.
5@化下の粒子とした。これをロータリーキルン中で窒
素雰囲気下に280℃で5時間処理したところ「流・動
温度」が826℃となった。
作
850℃以上で光学異方ダが観察された。
参考例2
参考例1と同じ装置を用い2.5−ジアセトキシビフェ
ニルとテレフタル酸とから成るコポリエステルを合成し
た。[流動温度は318℃であり340℃以上で光学異
方性が観察された。
ニルとテレフタル酸とから成るコポリエステルを合成し
た。[流動温度は318℃であり340℃以上で光学異
方性が観察された。
実施例1
参考例1のポリエステルを用いて、Box径のスクリュ
ー型押出機により溶融紡糸を行なった。ノズルは孔径0
.12m、孔長0.1 m 。
ー型押出機により溶融紡糸を行なった。ノズルは孔径0
.12m、孔長0.1 m 。
孔数150である。試料ホッパーは上下2段の部分から
なり、と股部分は真空にすることができ、窒素気体で置
換できる。下段部分はスクリューへのかみこみ部に窒素
気体を流す管が出口を下向きにして設けられている。又
スクリュー軸受は部にも窒素気体が流されるようにして
いる。この装置を用い、試料をホーパーの上段部Fiれ
、真空引き一窒素置換のパターンを2回くり返し、ホッ
パー下段部分へ落した。下段部分にも窒素を流し、スク
リュー軸受は部にも窒素を流し、スクリューへのかみこ
み部の酸素濃度を測定したところ0.7vo1%となっ
た。865℃で紡糸したところ、淡黄色の透明繊維が糸
切れなく吐出し、安定な紡糸を行なうことができた。得
られた繊維を窒素中fll 20 ’Cで8時間熱処理
すると、8.28デ÷−ル、強度29.21/d、伸度
2.9%、弾性率1.08(1’/dであった。
なり、と股部分は真空にすることができ、窒素気体で置
換できる。下段部分はスクリューへのかみこみ部に窒素
気体を流す管が出口を下向きにして設けられている。又
スクリュー軸受は部にも窒素気体が流されるようにして
いる。この装置を用い、試料をホーパーの上段部Fiれ
、真空引き一窒素置換のパターンを2回くり返し、ホッ
パー下段部分へ落した。下段部分にも窒素を流し、スク
リュー軸受は部にも窒素を流し、スクリューへのかみこ
み部の酸素濃度を測定したところ0.7vo1%となっ
た。865℃で紡糸したところ、淡黄色の透明繊維が糸
切れなく吐出し、安定な紡糸を行なうことができた。得
られた繊維を窒素中fll 20 ’Cで8時間熱処理
すると、8.28デ÷−ル、強度29.21/d、伸度
2.9%、弾性率1.08(1’/dであった。
比較例1
窒素気体を全く流さずに(酸素濃度21VO1%)実施
例1と同じ条件での紡糸を試みた。
例1と同じ条件での紡糸を試みた。
紡糸途中で糸切れを生じたり、吐出不足の孔も認められ
、安定紡糸を行なうことができなかった。
、安定紡糸を行なうことができなかった。
実施例2
かみこみ部の酸素濃度が4,6vo1%となるように、
窒素と空気との混合気体をホ・ソバ−下段部分に流して
、他は実施例1と同じ条件の紡糸を試みた。
窒素と空気との混合気体をホ・ソバ−下段部分に流して
、他は実施例1と同じ条件の紡糸を試みた。
比較例1の場合に比べると糸切れの回数は少なく安定し
ていた。任亨モ得られた繊維を窒素中820℃で3時間
熱処理すると、8.84デニール、強度20.2 f/
d 、伸度2.5形、弾性率8201ハとな・ヘキ施例
1に比べやや劣っていることがわかった。
ていた。任亨モ得られた繊維を窒素中820℃で3時間
熱処理すると、8.84デニール、強度20.2 f/
d 、伸度2.5形、弾性率8201ハとな・ヘキ施例
1に比べやや劣っていることがわかった。
比較例2
実施例1と同じ実験系で、スクリューへの試料のかみこ
み部の酸素濃度を8.0%として溶融紡糸を行なった。
み部の酸素濃度を8.0%として溶融紡糸を行なった。
比較例1に比べると、単糸切れが少いようであったが、
時間の経過とともに、ノズル表面が汚れやすくなり、単
1 糸切れが目立つようになった。
時間の経過とともに、ノズル表面が汚れやすくなり、単
1 糸切れが目立つようになった。
実施例3
参考例2のポリエステルを用い、実施例1と同じ条件で
860 ’Oで紡糸を行なった。
860 ’Oで紡糸を行なった。
試料のスクリューへのかみこみ部の酸素濃度はQ、9v
o1%であった。
o1%であった。
糸切れもなく、安定紡糸ができ、黄色の透明繊維が得ら
れた。この繊維を窒素中、820℃で3時間熱処理した
ところ4.62デニール、強度21.8jF/d、伸度
2.7%、弾性率881f/dの繊維が得られた。
れた。この繊維を窒素中、820℃で3時間熱処理した
ところ4.62デニール、強度21.8jF/d、伸度
2.7%、弾性率881f/dの繊維が得られた。
比較例3
参考例2のポリエステルを用い、窒素の使用を全く行な
わずに、実施例2と同条件で紡糸した。単糸切れが認め
られ、ノズル表面の汚染も認められ、安定紡糸とはいえ
なかった。
わずに、実施例2と同条件で紡糸した。単糸切れが認め
られ、ノズル表面の汚染も認められ、安定紡糸とはいえ
なかった。
実施例4
参考例2のポリエステルを用い、窒素と空気との混合気
体により、スクリューへのかみccso@g”2“°°
“°”$ tc ″615 K 、、tして、他は
実施例2と同様にして紡糸を行なうた。比較例8に比べ
て側室中改良されていた。、 得
られた繊維を320℃18時間窒素中で熱処理したとこ
q7
体により、スクリューへのかみccso@g”2“°°
“°”$ tc ″615 K 、、tして、他は
実施例2と同様にして紡糸を行なうた。比較例8に比べ
て側室中改良されていた。、 得
られた繊維を320℃18時間窒素中で熱処理したとこ
q7
Claims (1)
- 280〜380℃の流動温度を有し、溶融時に異方性を
示す芳香族ポリエステルを押出機型紡糸機により溶融紡
糸するに際し、該ポリエステルの押出機への供給部及び
必要によりその周辺を、不活性気体で置換又は予め真空
にした後不活性気体で置換することにより、該ポリエス
テルの押出機内へのかみこみ部分の酸素濃度を5vol
%以下にして紡糸することを特徴とする紡糸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23299384A JPS61113816A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 紡糸方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23299384A JPS61113816A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 紡糸方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61113816A true JPS61113816A (ja) | 1986-05-31 |
Family
ID=16948114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23299384A Pending JPS61113816A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 紡糸方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61113816A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63282365A (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-18 | 住友化学工業株式会社 | 導電性ポリエステル繊維 |
-
1984
- 1984-11-05 JP JP23299384A patent/JPS61113816A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63282365A (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-18 | 住友化学工業株式会社 | 導電性ポリエステル繊維 |
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