JPS60986A - 紙送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子タイプライクのごとき印字装置の艇速シ装
置に関するもので、型車をカムを介して爪送りしてプラ
テンを紙送り動作させる装置に関するものである〇 従来例の構成とその問題点 近年、印字動作を電子制御して行なう印字装置が多数出
現している。それらの紙送り装置においても動作手段を
従来の機械部品からモータ、電磁ソレノイド等に置換え
、電子制御している。−刃装置の省エネルギー化、小型
化の傾向が進行するなかで、モータ、電磁ソレノイド等
の電気素子を効率よく使用して、パワーロスをなくしよ
り小型のものに変え、装置の小型、省エネルギー化を図
る必要がある。

以下図面を参照しながら従来の紙送り装置について説明
する。第１図は従来の紙送り装置の要部側面図であり、
１はプラテン、２はプラテン軸。

３はプラテン軸２に係止した型車、４は図示しないモー
タにより駆動されるカム、６は軸６に枢着されたレバー
で、ばね７に付勢されてカムフォロア部６１Ｌがカム４
と接触を保つ。８はプラテン軸２に枢着した回転体、９
は回転体８に固定した軸１０に枢着したラチェット爪−
１１はラチェツト爪が型車３と係合するよう付勢するば
ね−１２は図示しない切換レバーにより回転体８と等し
い回転中心で回転し、ラチェツト爪９と風車３との係合
位置を切換える切換部材、１３は回転体８およびレバー
のばね掛部８ａおよび６ｂに張架されたばね、１４は回
転体８の復帰ばね、１５はストッパである。

以上のように構成された紙送り装置についてその動作を
以下に説明する。

印字機構を載置したキャリクジが印字用紙を保持したプ
ラテンと平行に適宜な間隔を保って往復動しつつ印字動
作を行ない、印字を一行終了するごとにプラテンを回転
させて紙送りを行なう。１ず、モータの駆動力によりカ
ム４を回転すると。

カムフォロア部６ａが押され、レバー６が反時計方向に
回転する。回転体８がはね１４の付勢力に抗してレバー
６によりばね１３を介し１時計方向に回転する。回転体
８００回転つれ一うチニット爪９が右方へ動き、切換部
材１２の上面を滑りこの切換部材１２からはずれると、
ラチェツト爪９と風車３が係合し一回転体Ｂがストッパ
１６に当接するまで爪送りして、プラテン１が回転する
０カム４がカムフォロア部６ａを駆動するストロークは
風車３の４歯分あり、切換部材１２を任意に回動させ、
ラチェツト爪９を空走させることにより３歯送り、２歯
送シの計３段階に送シ量を変えることができる。１歯分
を印字行のＡ行分に設定すれば、２行、１機行、１行送
９の３段階に相当する。

しかしながら上記のような構成においては、１行ずつの
紙送りを行なう場合が普通の使い方であるにもかかわら
ず、カム４の１回転につき２行分送る能力のあるモータ
を使用しなければならない。

また１回転体をストッパで止めることにしであるため、
レバー６のオーバーストロークをばね１３が吸収せねば
ならず、レバー６と回転体８を直結構造にできないとと
もに、オーバーストローク分だけパワーに余裕のあるモ
ータが必要になるという問題点を有していた。

発明の目的 本発明の目的は小型でパワーの低いモータで駆動可能と
する紙送り装置を提供することである。

発明の構成 本発明の紙送り装置は、プラテンと、前記プラテンの回
転軸に係止した風車と、前記回転軸に枢着しだ回動部材
と、モータと、前記モータの駆動力によ多回転するカム
と、前記回動部材に設けられ前記カムに直接駆動されて
前記回動部材を往復回転するカムフォロアと、前記回動
部材に設けられた軸に枢着され前記回動部材の回転によ
り前記風車と係合し爪送りして前記プラテンを回転させ
る爪とを具備して構成したものであり、これにより小型
でパワーの低いモータが使用可能となるものである。

実施例の説明 以下１本発明の一実施例について１図面を参照しながら
説明する。

第２図は本発明の一実施例に係る紙送り装置の一部切欠
要部斜視図を示すものである。第２図において、１６は
印字用紙を巻きつけ、それ自身が回転することにより紙
送りを行なうプラテン２１７は多数のスポーク片の先端
に活字を配したカップ状の活字ホイール、１８はハンマ
ーで、スポーク片の背面よシ活字を印字リボン（図示せ
ず゛）を介してプラテン１６に打撃し印字する。第３図
は第２図の紙送り装置の要部断面図である。以下第２図
および第３図によシ説明を続ける。１９はモータで、ピ
ニオン歯車２０．歯車２１．２２および２３が順次噛合
う歯車列を形成し一モータ１９の駆動力を増大、減速し
て、駆動カム２４を回転させる。２６は駆動カム２４と
同期して回転する検出カム、２６は２枚のり一フ接片２
７に互いに対向する接点（図示せず）を設けたリーフス
イッチで、検出カム２６の回転によりリーフ接片２７が
上下し、スイッチ２６の接点が閉じたり開いたりして駆
動カム２４の回転を検出する０２Ｂおよび２９はモータ
１９．各歯車の軸、プラテン軸３０の軸受３１およびリ
ーフスイッチ２６を保持する機枠である。

３２はセットビス３３によりプラテン軸３ｏに固定され
たスリーブ、３４はスリーブ３２にガイドされプラテン
軸方向に摺動し外歯部３４２Ｌをもつクラッチ、３５は
クラッチ３４の外歯部３４２Ｌと噛み合う内歯部３６＆
をもち、スリーブ３２の外周に枢着した電車、３６は電
車３６がスリーブ３２からの抜は止めとなるワッシャヤ
ある０３７はスリーブ３２の溝部３２ａと嵌まり合う突
起３７＆およびクラッチ３４の突部３４ｂと対向するボ
ス部３７ｂを有したプラテンノブである。

３８Ｆｉ軸３９を枢着し、ねじシばね４ｏにより。

電車３６と噛み合うように付勢されたラチェツト爪、４
１は電車３６をラチェット３８が爪送りした後、噛み合
いを解除させるため、ラチェツト爪３８の腕部３８ａと
当接し、ラチェツト爪３８をプラテンノブ３７側から見
て、反時計方向に回転させるピン、４２は駆動カム２４
のカムフォロア。

４３ｔ／ｉ軸３９およびカムフォロア４２を固定し、ば
ね４４により反時計方向に付勢されるリング部拐、４６
はリング部材４３を枢着し、セットビス４６によりプラ
テン軸３ｏに固定されたボス、４７はボス４６からのリ
ング部材４３の抜は止めとなるワッシャ、４８は電車３
６に対しディテントをかけるディテントレバー、４９は
ディテントレバー４８を時計方向に付勢するねじりばね
である０ ６ｏはクラッチ３４の外歯部３４？Ｌと電車３６の内歯
部３６ａとが常時噛み合うように、クラッチ３４を付勢
するためのばねである。

以上のように構成された本実施例の紙送り装置について
、以下その動作を説明する。

第２図は紙送りを開始する゛状態を示す。リング部材４
３がばね４４に付勢され、カムフォロア４２が駆動カム
２４の半径の最も小さい位置に当接している。この時、
リーフスイッチ２６はリーフ接片２７が検出カム２６に
押し上げられない位置にあり、スイッチＯＦＦの状態に
ある。まず。

紙送り動作指令信号が印字装置から図示しない制御手段
に入ると、モータ１９を矢印ム方向に回転開始させ、駆
動カム２４は矢印ムとは反対方向に回転をはじめる。

第４図は駆動カム２４の回転角を横軸に、カムチオロア
４２０回転変位量を縦軸に表わしたカム変位図、第６図
は横軸を第４図と同じく駆動カム２４の回転角とし、リ
ーフスイッチ２６の０Ｎ−ＯＦＦ特性を縦軸に表わした
ものである。第４図および第６図により説明を続ける。

前記のように駆動カム２４が回転をはじめカムフォロア
４２が時計方向に押され、リング部材４３も同じくバネ
４４の力に抗してプラテン軸３０のまわりに回転し、ラ
チェツト爪３８が送られる。ラチェツト爪３８の腕部３
８ａがビン４１と当接しながら滑り、ラチェツト爪３８
が軸３９のまわりに時計方向に回転し、駆動カム２４０
回転角９０’近辺でラチェツト爪３８が電車３６と噛み
合う。このとき。

リーフスイッチ２６はリーフ接片２７が検出カム２６に
押し上げられ、スイッチＯＮ状態となるが。

そのままモータ１９が回転を続け１回転角１８ｏ０にお
いて、電車３６の１歯分の送りが終了する。

ディテントレバー４８は、電車３６の１歯の頂部を乗り
越え、その次の歯の谷部に落ち着き、電車３６の不要な
回転を防止する。モータ１９がさらに回転を続けると、
駆動カム２４の半径が減少をはじめ、カムフォロア４２
が反時計方向して戻り。

リング部材４３を介してラチェツト爪３８も第２図の初
期位置に復帰する。駆動カム２４０回転角２７０℃でラ
チェツト爪３８が復帰完了し、リーフスイッチ２６のリ
ーフ接片２７を押し上げていた検出カム２６０半径が急
に小さくなるため、リーフスイッチ２６がＯＦＦとなる
。このリーフスイッチ２６がＯＮからＯＦＦに切換わる
時の信号が制御手段に入力される。

印字装置のキーボード部に設けられた図示しない紙送シ
量選択用のスライドスイッチが１行。

１捧行および２行送シの３ポジシヨンを有し、この３ポ
ジシヨン中から１行送シに設定されているとすると、ラ
チェツト爪３８によって送られる電車３６の１歯は捧行
分にしつらえであるため、２歯分送られることになる。

制御手段はスライドスイッチからの１行送りという紙送
シ量設定信号が入力され、リーフスイッチ２６からの信
号を２つカウントし、２つ目をカウントすると同時にモ
ータ１９へ駆動電流の供給をやめる。この時、モータ１
９は慣性によシ回転を続けるため、駆動カム２４の回転
角が２７００から３６０°になる時に止するよう、制御
手段はモータ１９にブレーキ電流を供給する。同様に。

スライドスイッチのポジションが１１／１行であると、
制御手段はリーフスイッチからの信号を３つカウントし
、風車３６を３歯送るようモータ１９を駆動制御する。

同様にスライドスイッチのポジションが２行の場合は、
風車３６を４歯送るように構成されている。

次に本実施例の紙送り装置の微調整機構について説明す
る。

通常、ばね６ｏがクラッチ３４の外歯部３４ａと風車３
５の内歯部３６ａとが噛み合うよう、クラッチ３４を付
勢しているため一電車３５が送られるとその回転がクラ
ッチ３４に伝達され、さらにスリーブ３２に伝達されて
、スリーブ３２と係合しているプラテン軸３０が回転し
、紙送シされる。今１紙を手動で微調送りする場合、プ
ラテンノブ３７を押してやると、ボス部３７ｂがクラッ
チ３４の突部３４ｂを押して、クラッチ３４がスリーブ
３２の中でプラテン軸３ｏに沿いばね５０の力に抗して
摺動する。すると、内歯部３５ａと外歯部３４ａとの噛
み合いがなくなり、この状態のまま、プラテンノブ３７
を回転すれば、突起３７２Ｌを介してスリーブ３２が風
車３５とは無関係に回転する。内歯部３５ａと外歯部３
ａａの歯数は風車３６の“歯数よシ相当数多く作られて
いるため、プラテン１６の微調整回転が可能となる。

以上のように本実施例によれば、プラテン軸３ｏに枢着
したリング部材４３に設けたカムフォロア４２を直接カ
ム２４で駆動して往復回転させ、リング部材４３に設け
たラチェツト爪３８で風車３６を爪送りする構成とした
ことにより、従来のように、負荷となるばねが介在する
ことなく、モータを小型で低いパワーとすることができ
、全体も小型化した紙送り装置を実現することが可能で
ある。

発明の効果 以上の説明から明らかなように１本発明の紙送り装置は
、プラテンの回転軸に枢着した回動部材を、モータの駆
動力によシ回転するカムにょシ。

カムフォロアを介して直接往復回転し１回動部材に枢着
した爪とプラテンの回転軸に係止した風車とにより爪送
りする構成とし、従来のように、カムの駆動力をばねを
介して伝達する構造と異なシ。

不必要なパワーを消費することがないため、モータを小
型で低いパワーのものとすることができ、装置の小型化
、省エネルギー化を実現するという優れた効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の紙送り装置の要部側面図、第２図は本発
明の一実施例に係る紙送シ装置の一部切大要部斜視図、
第３図は第２図の要部側断面図。 第４図は本発明の実施例の動作を説明するためのカム変
位図、第６図は第４図と同様のカム回転検出スイッチの
特性図である。 １６・・・・・・プラテン、１９・・・・・・モータ、
２０・山・・ピニオン歯車、２４・・・・・・駆動カム
、２６・・・・・・検出カム、３０・・・・・・プラテ
ン軸−３６・旧・・風車、３８・・・・・・ラチェット
爪−４１・川・・ピン＋４２・・・・・・カムフォロア
、４３・・・・・・リング部材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 ？０ 第４０ 駆動カム２４９回転角（洟９ 第　５　図 漏Ｅ動カム２４り回申云５角（崖う

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 プラテンと、前記プラテンの回転軸に係止した型車と、
   前記回転軸に枢着した回動部材と、モータと、前記モー
   タの駆動力により回転するカムと。 前記回動部材に設けられ前記カムに直接駆動されて前記
   回動部材を往復回転するカムフォロアと。 前記回動部材に設けられた軸に枢着され前記回動部材の
   回転により前記型車と係合し爪送りして前記プラテンを
   回転させる爪とを具備してなる紙送り装置。