JPS609094Y2 - 液面警報装置付リザ−バ - Google Patents

液面警報装置付リザ−バ

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JPS609094Y2
JPS609094Y2 JP1979146658U JP14665879U JPS609094Y2 JP S609094 Y2 JPS609094 Y2 JP S609094Y2 JP 1979146658 U JP1979146658 U JP 1979146658U JP 14665879 U JP14665879 U JP 14665879U JP S609094 Y2 JPS609094 Y2 JP S609094Y2
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brake fluid
wall
liquid level
fluid storage
reservoir
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一郎 石渡
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株式会社ナブコ
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/26Reservoirs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T17/00Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
    • B60T17/18Safety devices; Monitoring
    • B60T17/22Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices
    • B60T17/225Devices for monitoring or checking brake systems; Signal devices brake fluid level indicators

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両等のタンデムマスタシリンダに用いられ
る液面警報装置付リザーバに関し、特に、上下壁と側壁
とを有する本体と、前記側壁の一方の部分から当該一方
の部分に対向する他方の部分に向い車両等の進退方向に
対して横方向に延びる第1の隔壁と、該第1の隔壁と対
向し前記他方の部分から前記一方の部分に向って延びる
第2の隔壁と、前記両隅壁間に画成される筒状のフロー
ト室及び各隔壁の前記フロート室とは反対側に画成され
る2つの作動液貯室と、前記各隔壁の端部から前記側壁
に沿って少なくとも当該各隔壁が面する側の各作動液貯
室側へ延び各作動液貯室に傾斜路面で保障液量を確保す
る長さを越えて前記進退方向に延びる補助壁と、該補助
壁と前記側壁との間に形成され水平路面で各作動液貯室
に保障液量を確保する高さ以上で各作動液貯室と前記フ
ロート室とを連絡する溝状通路と、前記フロート室内に
上下動可能に配置したフロートを含み作動液貯室内の液
量が保障液量まで減少すると当該フロートの低下に基き
警報を発する液面警報装置とを備え、前記本体は、前記
隔壁及び補助壁とともに、合成樹脂材料からなる2部材
を熱溶着により一体化して形成される液面警報装置付リ
ザーバに関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
本出願人は、先にこの種のものとして実願昭54−42
144(実開昭55−153259号)のものを提案し
た。
これを第5図乃至第7図に基き説明する。
第5乃至7図は、本考案の従来例を示す図で、第5図は
側断面図、第6図は第5図のウーウ断面図、第7図は第
5図のエーエ断面図を各々示す。
なお、車両の進退方向は第5,6図の左右方向である。
第5乃至7図において、101はタンデムマスタシリン
ダ用リザーバを示し、該リザーバ101は、上壁102
と下壁103及び側壁104によりその本体が略長方体
形状に形成されている。
リザーバ101の内部は、側壁104から延出して腕曲
している隔壁105,106により、隔壁105.10
6間にフロート室107を、隔壁105.106と側壁
104との間にブレーキ液貯室108.109を各々区
画し各室は、隔壁105.106から側壁104に沿っ
て車両の進退方向に延設された補助壁110,111と
側壁104との間に形成された溝状通路112,113
により互いに液連通している。
補助壁110,111は、各隔壁105,106の端部
からこれが面する各ブレーキ液貯室108.109側に
延びており、また、破線で示す如く各隔壁105,10
6側へも延長部110’。
111′を形成され得る。
隔壁105,106は、上壁102から下壁103まで
形成され、溝状通路112,113のみによって各室は
互いに連通しているが、溝状通路112.113は、リ
ザーバ101の外方から内方に向って側壁104を腕曲
して形成した棚114.115により、所定の高さ以上
で形成されている。
補助壁110,111は棚114,115の腕曲部分か
ら土壁まで形成されている。
各ブレーキ液貯室10B、109は、下壁103に形成
した液接続部116,117により図示しないタンデム
マスタシリンダのブレーキ液圧発生室に液接続される。
ブレーキ液貯室109の上壁102には、ブレーキ液補
給用の開口118が設けられ、この開口118には、通
常知られているキャップ119及びフィルタ120が嵌
着されている。
他方、フロート室107には、上壁102の開口121
に嵌着して支持された液面警報装置122のフロート1
23が収容されている。
この液面警報装置122は従来知られている磁石駆動型
(リードスイッチ使用型)のものである。
この従来例において、補助壁110,111の長さ、棚
114,115の高さは、以下の要領にて適宜設定され
ている。
すなわち、ブレーキ液貯室に残存させるべきブレーキ液
量換言すれば保障液量は、ブレーキをかけるに必要充分
なブレーキ液量以上であればよく、この必要充分な液量
は、車両の種別・形式等によって異なってくるが、車輪
に装着されたブレーキ装置のホイールシリンダ内のピス
トンを最大ストローク(ブレーキシュー摩耗分を含み)
させることができ、かつ、ブレーキを弛める際にマスク
シリンダ内のブレーキ液圧発生室内に発生する負圧によ
りブレーキ液圧発生室内に大気を侵入せしめない程度の
ものであり、マスクシリンダ・ホイールシリンダの内径
、ビストンストローク等の要素などから必要に応じた量
が設定されている。
この設定量に応じて、棚114,115の高さは、設定
量のブレーキ液をブレーキ液貯室内に供給したときの液
面位置以上で、かつ、液面警報装置が警報を発する液面
位置以下の高さであり、又、補助壁110,111の長
さは、リザーバ1の形状に応じ、上記設定量のブレーキ
液をブレーキ液貯室内に供給し、他方のブレーキ液貯室
に液移動させようとする傾斜が生じた場合にも、液面位
置が変化しない地点を越えて伸びている長さである。
なお、リザーバ1は、全体を上下の2部材を熱溶着して
形成されており、121は溶着面である。
上述の構成になる従来のリザーバ101の作動について
以下に述べる。
今、リザーバ101内のブレーキ液液面位置が第5図示
のI−I線に一致する程度の高さであるとすると、各ブ
レーキ液貯室10B、109及びフロート室107は、
溝状通路112,113を介して互いに連通しているの
で、各室107,108.109の液面高さは一致して
おり、この状態で、車両が坂道を走行したり、或は、車
両に減加速度が作用したりすると、液面はリザーバ10
1に対して傾斜する。
この傾斜により、例えば、ブレーキ液貯室108からブ
レーキ液貯室109に向ってブレーキ液移動が生じるが
、溝状通路112は所定の高さ以上で形成されているた
め1、■−■線の如く液面が傾斜しても棚114により
、ブレーキ液貯窓108内のブレーキ液の大部分はブレ
ーキ液貯窓108内に残存し、ブレーキ液の液移動は阻
止される。
すなわち1、溝状通路112のブレーキ液貯室108に
対する開口位置が、上述の位置にあるため、例え液面が
傾斜しても、補助壁110、隔壁105、側壁104の
一部により囲まれて溝状通路112の開口位置より図の
左方側にある区画に、ブレーキ液の充分な量が移動し、
棚114を越え溝状通路112を通って、ブレーキ液貯
室108からブレーキ液貯室109に向って移動する液
量は少ない。
又、今、ブレーキ液貯室109に接続されたブレーキ配
管系(図示せず)に液漏れが生じたとすると、ブレーキ
液貯窓109内のブレーキ液は、マスクシリンダのブレ
ーキ液圧発生室を介して配管系外に漏洩し、リザーバ1
01内のブレーキ液液面位置は低下してゆき、遂にはブ
レーキ液貯窓109内のブレーキ液が全て漏洩し、フロ
ート室107及びブレーキ液貯窓108内のブレーキ液
液面位置は棚114の高さに等しい位置まで低下する。
この状態で前述の場合と同様に液面が傾斜する場合、フ
ロート室107内のブレーキ液の一部が棚115を越え
てブレーキ液貯室109に移動するものの、ブレーキ液
貯窓10B内のブレーキ液の、棚114を越えてフロー
ト室107に移動する液量は皆無に等しく、ブレーキ液
は補助壁110、隔壁105、側壁104の一部によっ
て囲まれた区画に移動するだけで室外には移動せず、ブ
レーキをかけるに必要充分な量のブレーキ液が残存する
ことになる。
上述の例では、液面の傾斜は、第5図においてリザーバ
の右側が高(、左側が低くなる例、換言すれば1、左側
が車両の進行方向とすると、車両が下り坂道を走行する
場合の例を示しているが、車両が登り坂を走行する場合
には、左右が逆になるだけで液移動等に関する現象は同
様である。
この従来例によれば、補助壁110,111を隔壁10
5,106から側壁104に沿って延在させ溝状通路1
2.13を形成しており、溝状通路12.13の長さは
上記した長さを有しているため、液面傾斜が生じても、
液移動は少なくでき、かつ、配管系に液漏れの故障があ
って一方のブレーキ液貯室のブレーキ液が全部漏洩して
も、他方のブレーキ液貯室にはブレーキをかけるに必要
充分な量のブレーキ液を残存できるものである。
要するに、従来例のものでは、一方のブレーキ液貯窓1
09内のブレーキ液が漏洩したとき、他方のブレーキ液
貯窓108内に確保される保障液量は、車両等が水平路
面にあるときには、溝状通路112の底部の高さにより
、車両等が傾斜路面にあるときには、溝状通路112の
底部の高さと補助壁110の長さにより各々確保するよ
うにしている(逆の場合も同様である。
)。そして、常時リザーバ内部での不要な液移動をより
少なくするためには、各補助壁110,111の長さを
傾斜路面で保障液量を確保する長さを越えて長く形成す
れば、各腔室108,109から各溝状通路112,1
13への流入し得る液量を少なくできる。
ところが、補助壁110,111を上記長さを越えて延
ばせば、不要な液移動を防止するものの、例えば腔室1
08が他方の腔室109より水平を基準にして上側にな
るような傾斜路面、換言すれば、液面が第5図■−■線
に平行になる傾斜路面で、腔室108が属する系統で液
漏れが生じたとすると、腔室108内の残存液量が保障
液量まで減少しても或は保障液量よりも減少しても、フ
ロート室107内の液が腔室108へ流入せず液面警報
装置122が作動せず警報が発せられないという問題が
生ずる。
すなわち、このような故障の場合、第5図n−■線で示
す液位まで、フロート室107及び溝状通路112内の
液は腔室108内に流入し得るが、それ以下では、腔室
108内の液位のみが低下し、溝状通路112側から腔
室108側への液移動が阻止されることとなり、フロー
ト室107及び溝状通路112内の液位が、傾斜路面で
警報を発すべき傾斜面、すなわち、第5図■−■線(破
線)で示す傾斜液面まで低下せず、腔室108内で以上
な液量減少があっても警報を発しないのである。
なお、以上の説明で、傾斜路面で警報を発すべき傾斜面
とは、車両等が走行している路面の傾斜に応じて保障液
量の水平に対する液面傾斜度合は変化するが、設計上車
両等が走行可能である最大傾斜路面の傾斜に基く保障液
量の最大傾斜面を意味する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記問題は、液移動を防止するために補助壁の長さを長
くして、腔室から溝状通路への流入を制限したことが逆
に機能し、溝状通路側から腔室側への流入も制限するこ
とが原因として生ずる。
このため、フロート室と各腔室とを連絡する通路を、各
腔室に面して形成すれば、フロート室側から腔室側への
液移動を許容でき、必要時に警報を発するようにできる
が、こうした通路を隔壁に設けるのでは、車両等の進退
方向に沿う液移動の阻止が困難となり、補助壁を設ける
ことの価値がなくなる。
従って、上記通路は、補助壁に設けることになるが、隔
壁に近づけて設けると、補助壁の存在による液量移動の
防止を効果的に行えなくなる。
すなわち、車両等の急ブレーキ時或は急加速時には液が
貫性により路面の傾斜によって決まる液面を越えて激し
く波動し、腔室内の液が隔壁に向って移動し、上記通路
が隔壁に近く設けであると、通路を通って液が腔室側か
らフロート室側に移動してしまい、液移動の防止が行え
ない。
本考案は、補助壁に、隔壁から出来るだけ離れた位置に
通路を設けることを技術的課題とする。
〔考案の手段〕
上記技術的課題を解決するための本考案の手段は、前記
各作動液貯室と前記溝状通路とを連絡する通路を、前記
補助壁の前記保障液量を確保する高さと傾斜路面で前記
警報を発すべき傾斜面との交鎖する高さから前記熱溶着
の溶着面までに設けるようにすることである。
〔手段の作用〕
本考案の手段によれば、補助壁に設けた通路は、補助壁
の保障液量を確保する高さと傾斜路面で警報を発すべき
傾斜面との交鎖する高さから溶着面までに設けであるの
で、傾斜路面で、一方の作動液貯室内の液量が保障液量
以下になる故障が生ずると、フロート室側の作動液は、
溝状通路及び上記通路を通って一方の作動液貯室に流入
してくることによって、フロート室側の液面も警報を発
し得る液面まで低下することにより警報が発せられるこ
とになる。
また、この場合液面は、リザーバの底部に対しフロート
室側が高く一方の作動液貯室側が低くなるように傾斜し
ているため、この傾斜面に沿った補助壁の部分に上記通
路を設ければ、上記故障時に警報を発し得るのであるが
、本考案の手段によれば、傾斜面と前述の高さとの交鎖
点に設けであるので、通路は隔壁から最も離れた位置に
なる。
〔特有の効果〕
本考案によれば、補助壁に設ける通路は、保障液量を確
保する高さと傾斜路面で警報を発すべき傾斜面との交鎖
する高さから、本体形成の溶着面まで設けであるため、
上記技術的課題を解決するのみならず、溶着面まで形成
しであることから、通路を形成する切り欠きを、溶着さ
れる2部材のうち少なくとも一方に溶着部に形成して塑
造すれば、溶着作業の前後に通路形成のため2部材の一
方に特別な加工を施す必要がなくなるという特有の効果
を奏する。
〔実施例〕
以下、実施例を図を参照して詳説する。
第1乃至3図は、本考案の第1の実施例を示す図で、第
1図は側断面図、第2図は第1図アーア線の断面図、第
3図は第1図イーイ線の断面図を各々示している。
第1乃至3図において、1は、ブレーキ用の液面警報装
置付きリザーバの全体を示し、該リザーバ1は、タンデ
ムマスタシリンダ用として使用され、2部材を熱溶着し
上壁2と下壁3及び側壁4により略長方体形状に形成さ
れている。
リザーバ1の内部は、側壁4から延出して腕曲している
部分を有する隔壁5,6により、隔壁5,6間にフロー
ト室7を、隔壁5,6と側壁4との間にブレーキ液貯室
8,9を各々区画している。
これらの各室は、隔壁5,6から側壁4に沿って延設さ
れた補助壁10.11と側壁4との間に形成された溝状
通路12.13により互いに液連通している。
この溝状通路12.13は、リザーバ1の外方から内方
に向って側壁4を腕曲して形成した棚14.15により
、各ブレーキ液貯室8,9に保障液量を確保する所定の
高さ以上で形成されている。
補助壁io、i1はリザーバ1の長手方向に比較的長く
、その中間部に小孔16,17が設けられている。
こうした小孔16,17は、後述する如く、傾斜路面で
も各ブレーキ液貯室8,9に保障液量を確保できる位置
に設けられるが、特に、上述の所定の高さと傾斜面との
交鎖する高さから溶着部分まで下方向に延ばして形成し
である。
各ブレーキ液貯室8,9は、下壁3に形成した液接続部
18.19により、図示しないタンデムマスタシリンダ
のブレーキ液圧発生室に液接続される。
ブレーキ液貯室9の上壁2には、ブレーキ液補給用の開
口20が設けられ、この間口20には1、通常知られて
いるキャップ21及びフィルタ22が嵌着されている。
他方、フロート室7には、上壁2の開口23に嵌着して
支持された液面警報装置24のフロート25が上下動自
在に収容されている。
この液面警報装置24は従来知られている磁石駆動型(
リードスイッチ使用型)のものであり、フロート25に
取付た磁石(図示せず)によりリードスイッチを開閉す
るものである。
上述した小孔16,17は、この小孔16,17を通過
してフロート室7からブレーキ液貯室8.9へ所定量ま
でのブレーキ液が、換言すれば、フロート25が下降し
て液面警報装置24が作動するまでブレーキ液が移動す
ることを可能ならしめている。
その他、第1乃至3図において、26はリザーバ1作成
時の溶着面である。
上述のリザーバ1の作動について以下に述べる。
今、リザーバ1内のブレーキ液液面位置が第1図図示の
I−I線に一致する程度の高さであるとすると、各ブレ
ーキ液貯室8,9及びフロート室7は、溝状通路12.
13を介して互いに連通しているので、各室の液面高さ
は一致している。
この状態で、例えば車両が第1,2図の右方に向って進
行しており、登板路を走行しているとすると、ブレーキ
液の液面がリザーバ1に対して傾斜し、ブレーキ液貯室
8からフロート室7を介してブレーキ液貯室9に向って
ブレーキ液が移動する。
しかしながら、各ブレーキ液貯室8,9とフロート室7
との間は溝状通路12.13のみによって連絡しており
、且つ、溝状通路12,13は棚14,15により所定
の高さ以上で形成されているため、液移動は緩慢に行な
われる。
この際、補助壁10に小孔16を形成してなければ、液
面が第1図■−■線に一致すると液移動はそれ以上上じ
ないが、図示の例の場合には、第1図■−■線に一致す
る程度まで小孔16を介して液移動が行なわれることが
可能となっている。
ただし、ブレーキ液が充分に存在する正常時には、第1
図■−m線に液面が一致する量の液移動が生じることは
ない。
上述の如く車両が傾斜路面を走行している間に例えばブ
レーキ液貯室8に接続されたブレーキ配管系統に故障が
生じ、具体的には飛石により配管が損傷又は破損してブ
レーキ液漏れが発生したとすると、ブレーキ液貯窓8内
のブレーキ液は、損傷又は破損した部所からブレーキ液
が漏れることにより徐々に減少し、遂には殆んど無くな
る。
この際、上記した如く、小孔16が設けられていないと
き、ブレーキ液貯窓8内のブレーキ液は殆んど漏洩して
しまうものの、第1図■−■線より下方側に位置し溝状
通路12内にあるブレーキ液はブレーキ液貯室8に移動
せず、かつ、フロート室7内のブレーキ液もブレーキ液
貯室8に移動せず、従って、フロート25が下降できず
、液面警報装置24は作動しない。
しかしながら、本考案の実施例であるリザーバ1では、
補助壁10に小孔16すなわち開口を設けであるため、
傾斜路面で上述の如き故障によりブレーキ液貯室8のブ
レーキ液が漏洩したとき、小孔16を介してフロート室
7及び溝状通路13内のブレーキ液がブレーキ液貯室8
に移動して、液面が第1図■−■線に位置するまで低下
し、フロート25は、液面警報装置24が作動するに充
分な位置まで下降することができ、ブレーキ配管系の故
障を警報することができる。
上述の例では、第1,2図でリザーバ1の右側が高く、
左側が低くなる例、換言すれば、車両が図の右方に進行
して登板路を走行している例を示しているが、車両が図
の右方に進行し下り坂を走行する場合には、左右が逆に
なるが同様の作動を呈する。
この上述の実施例において、補助壁10.11に設ける
小孔16,17の位置は、棚14.15の高さよりも高
い位置で、かつまた、傾斜路面でブレーキ液貯室8に接
続された配管系に故障が生じてブレーキ液貯窓8内のブ
レーキ液が漏洩して殆んどなくなるとき、フロート室7
及び溝状通路12内のブレーキ液がブレーキ液貯室8に
移動して液面警報装置24が警報を発することができる
位置であればよいが、特に、波動が激しい場合の液移動
を確実に防止するため、各小孔16,17は、隔壁5,
6から出来るだけ離れた位置に設け、各小孔16,17
の各隔壁側に存する各ブレーキ液貯室8,9の容積部分
を出来るだけ大きくするべく、上記所定の高さと、傾斜
路面で警報を発すべき傾斜面との交鎖する高さに設ける
ようにする。
なお、棚14.15は、その高さをブレーキをかけるに
必要充分な最小限の量を確保できる高さにすればよく、
又、傾斜路面の最大傾斜は、そのリザーバが適用される
車両の登板限界程度の傾斜に相当するものとすればよい
上述の実施例によれば、傾斜路面においても適正に警報
を発することができ、信頼性に秀れているという効果が
得られる他、小孔16,17の形成にあっては、溶着面
26の一部に溶着しない部分を設けることによって形成
しているため、製作自体が極めて容易に行え、実用性に
秀れているものである。
第4図は、第2の実施例の第1図と同様な部分断面図で
ある。
なお、第1の実施例と同等の機能を有する部分は、第1
の実施例と同一の符号を付し、相違する部分について説
明する。
第2の実施例では、補助壁10に設けた小孔27が上下
方向ではなく溶着面26の溶着しない部分に沿って比較
的長く形成した横方向に長い開口から形成しているもの
である。
この第2の実施例では、リザーバ1の作成がより容易に
行えるものである。
また、この実施例でも先の実施例と同様に傾斜路面で適
正な警報を発することができるといった効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1の実施例であるブレーキ用の液
面警報装置付きリザーバの側断面図、第2図は、第1図
アーア線の断面図、第3図は、第1図イーイ線の断面図
、第4図は、第2の実施例の部分側断面図、第5図乃至
第7図は、従来例を示し、第5図は、従来の液面警報装
置付リザーバの側断面図、第6図は、第5図のウーウ線
の断面図、第7図は、第5図I−I線の断面図を各々示
す。 1・・・・・・液面警報装置付きリザーバ、10.11
・・・・・・補助壁、16,17・・・・・・小孔、2
6・・・・・・溶着面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下壁と側壁とを有する本体と、前記側壁の一方の部分
    から当該一方の部分に対向する他方の部分に向い車両等
    の進退方向に対して横方向に延びる第1の隔壁と、該第
    1の隔壁と対向し前記他方の部分から前記一方の部分に
    向って延びる第2の隔壁と、前記両隅壁間に画成される
    筒状のフロート室及び各隔壁の前記フロート室とは反対
    側に画成される2つの作動液貯室と、前記各隔壁の端部
    から前記側壁に沿って少なくとも当該各隔壁が面する側
    の各作動液貯室側へ延び各作動液貯室に傾斜路面で保障
    液量を確保する長さを越えて前記進退方向に延びる補助
    壁と、該補助壁と前記側壁との間に形成され水平路面で
    各作動液貯室に保障液量を確保する高さ以上で各作動液
    貯室と前記フロート室とを連絡する溝状通路と、前記フ
    ロート室内に上下動可能に配置したフロートを含み作動
    液貯室内の液量が保障液量まで減少すると当該フロート
    の低下に基き警報を発する液面警報装置とを備え、前記
    本体は、前記隔壁及び補助壁とともに、合成樹脂材料か
    らなる2部材を熱溶着により一体化して形成される液面
    警報装置付リザーバにおいて、前記各作動液貯室と前記
    溝状通路とを連絡する通路を、前記補助壁の前記保障液
    量を確保する高さと傾斜路面で前記警報を発すべき傾斜
    面との交鎖する高さから前記熱溶着の溶着面までに設け
    るようにした液面警報装置付リザーバ。
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