JPS607123B2 - クラツチ用一体組立体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特に自動車用に用いられるクラッチに関するも
のであり、特に、カバーといわれる第１環状部材と、プ
レッシャープレートといわれる第２環状部村であってカ
バーに対して軸線方向に移動できるように取付けられ且
つカバーと一緒に回転するようにそれに固定されている
プレッシャープレートと、このプレッシャープレートを
通常はカバーから離すように作用するカバーとプレッシ
ャ−プレートとの間に挿入された制御作用を与える弾性
手段と、一般に駆動軸となる第１軸と一緒に回転するよ
うに結合された摩擦ディスクと、一般に従動軸となる第
２軸と一体回転するように結合された反動板といわれる
第２円板とによって構成されている。

カバーとプレッシャープレートとの間に挿入された弾性
手段はプレッシャープレートを通常反動板の方向に押し
付けており、それによって反動板とプレッシャープレー
トとの間に挿入された摩擦ディスクが通常は綿付けられ
ており、カバーは更に反動板にその外周で固定化されて
いる。

この状態で駆動軸は従動軸と回転接続されている。駆動
軸を従動軸から離す、いいかえればクラッチを外す時に
は、摩擦ディスクを解放しなければならない。そのため
にはプレッシャープレートと一体化された弾性手段に適
当な力を加えて摩擦ディスクをプレッシャープレートか
ら離す必要がある。これまで、カバーと、プレッシャー
プレートと、これら両者の間に挿入された制御作用を与
える弾性手段とによって一体組立体を作るために、これ
らを反動板上に直接取付けた後に一体に線立てる方法が
行なわれている。

上記一体組立体を取付ける反動板には異る２型式のもの
がある。

先ず、最も広く用いられている反動板には摩擦ディスク
を支持する面の囲りにそれと一緒になってカバーに取付
けられたプレッシャープレートが摩擦ディスクの外側に
配置される周縁部を形成するほぼ円筒状のスカートが形
成されており、カバーは反動板の上記スカート部を介し
て反動板に固定されている。

また、上記の円筒状スカート部を無くした反動板もある
。

この反動板は摩擦ディスクが当緩される反動板を容易に
利用できるという利点がある。しかし、この場合には反
動板上に取付けられるべきカバーの形状を摩擦ディスク
及びプレッシャ−プレートが正しく収容できるだけの大
きさにする必要がある。その結果、従釆では円筒状スカ
ートを有する反動板あるいはスカートを有しない反動板
と組合せるかによって違った形状のカバーにする必要が
あり、それによって製作費、貯蔵費及びカバーの取扱い
費が大中に増大していた。

本発明の一般的目的は上記欠点を無くし且つその他の利
点を有する装瞳を提供することにある。

特に、本発明の目的は特に自動車用のクラッチに用いら
れる一体組立体を提供することにあり、この一体組立体
はカバーといわれる第１環状部村と、このカバーに対し
て軸方向に移動できるように取付けられ且つカバーと一
緒に回転するようにそれに固定されたプレッシャープレ
ートといわれる第２環状部材と、このプレッシャープレ
ートをカバーから離すような作用をするカバーとプレッ
シャープレートとの間に挿入された制御作用を与える弾
性手段とによって構成される型式のものであり、この一
体組立体は前記プレッシャープレートと反動板といわれ
る第２円板の間で摩擦ディスクを制御下に綿付けるため
に組立体の外周が前記反動板上に取付けられるようにな
っており、カバーの上記外周には反動板にそれを固定す
るための放射状固定部が形成されているもので、この一
体組立体の特色はカバーの外周上の数力所に固定部から
突出した状態でスべ−サー部材が取付けられており、こ
れらスベーサ一部材は前記外周部に支持され且つ軸線方
向にのびており、各スベーサ−都材にはそれが突出して
いる前記固定部から離れた位置に支持面が形成されてお
り、この支持面が対応反動板上に支持されるようになっ
ている点にある。本発明による一体組立体のカバーには
スベーサ一部材がそれと一体に取付けられているので、
取付け状態で反動板すなわち円筒状スカートの無い反動
板上に取付けることができる。

しかし、スベーサ一部材を取付けない状態で「同じカバ
ーを凹形反動板すなわち円筒状スカートを有する反動板
に同じ取付け法で取り付けることもできる。

すなわち、本発明では本発明によるスベーサー部材を取
付けるか取付けないかすることによって平らな反動板に
も凹んだ反動板にも同じカバーを取付けることができる
。

それによって製作費を大中に下げることができる。

更に、本発明ではスベーサー部材がカバーに取付けられ
ているので、通常組立体の回転バランスを取るため並び
に組立体内部の通気を良くするためにプレッシャープレ
ートに放射状通孔を明ける時に用いる工具が取付け後で
もスベーサー部材の間から容易に挿入できるという利点
を持っている。

更に、本発明装置ではカバーを対応反動板に固定するた
めのネジ又はタップネジの頭を反動板に対してプレッシ
ャープレートを越えた所に来るようにすることができ、
他の条件が同一の場合で比較すると、今日使われている
クラッチに対して、プレッシャープレートの直径が同一
ならばカバーの直径を小さくすることができ、カバーの
直径が小さい場合にはプレッシャープレートの直径を大
きなものとすることができる。

本発明の特色及び利点は添付図面を参照して例示として
以下に記載する説明から明らかになるであろう。

第１〜４図に示した本発明実施例のブレーキ用紙立体は
一般的に言うと、周知のように、第１環状部材すなわち
カバー１０と、ディスクすなわちプレッシャープレート
を形成する前記カバー１０と一緒に回転し且つカバーに
向って麹方向に移動できるように取付けられたプレッシ
ャープレート１１と、カバー１０とプレツシヤープレー
ト１１との間に挿入され且つプレッシャープレート１１
をカバーから通常は離す制御可能な力を与える弾性手段
１２とによって構成されている。

周知のように、プレッシャープレート１１はカバー１０
とプレッシャープレート１１との円周方向に互に隔てら
れた複数の位置、図示した例では３つの位置でプレッシ
ャープレート１１からカバー１０の方向に接線方向にの
びた接線タブー３を介してカバー１０と一緒に回転する
ようにそれに固着されている。

接線タブー３はプレッシャープレート１１から放射方向
にのびた脚部１５の所でプレッシャープレート１１にリ
ベット１４止めされており、且つカバー１０の全外周に
放射方向にのびた外周リムの対応面に形成された固定部
１７の所でリベット１６止めされている。

図示した実施例では、公知のように、カバー１０とプレ
ッシャープレート１１との間に挿入された圧力制御用弾
性手段１２がダイヤフラムすなわちベルビィュ型弾性円
板を形成する環状部村２０によって構成されており、こ
の環状部村２０の外周はプレッシャープレート１１の対
応表面から突出した環状ビード２１を介してプレッシャ
ープレート１１に支持されており、環状ビード２１の内
周はプレッシャープレート１１に斜めに取付けられてい
る。

環状部材２０１こはクラッチ解除てこを形成する放射状
延長部２２がこの組立体の軸線方向にのびている。図示
した実施例では公知のように、弾性手段１２が放射状延
長部２２の基部に形成された開□２６を介して弾性手段
１２を軸線方向に貫通し且つカバー１川こ形成された関
口２７を鞠線方向に貫通するッメ２５によってカバー１
川こ取付けられた環状ブシュ２４によってカバー１０に
移動自在に取付けられており、各ッメ２５はカバー１０
の裏側２８で曲げられてカバーと接触している。この環
状ブシュ２４には弾性手段１２の片面と接触してそれを
支持する円形変形部２９が形成されており、弾性手段の
反対面はカバー１０もこ形成された円形変形部３０と接
触している。この一体組立体は反動板３２とプレッシャ
ープレート１１との間の摩擦ディスク３３を締め付ける
ために、カバー１０の外周リム１８を介して反動板３２
に組合されるようになっている。

前記の反動板３２は駆動シャフトと一緒に回転するよう
に一般にそれに固着されており、それと組合された摩擦
ディスク３３は従敷シャフトと一緒に回転するように一
般にそれに固着されているが、第２図では単に点線でそ
れを概念的に示してある。

これらの部材は周知のものであり、且つ本発明の構成要
件でないので、、ここでは詳細に説明しない。

この反動板３２は平板型であるということすなわちこの
反動板の外周が摩擦ディスク３３を支持できる対応面の
放射方向延長部にあるということを知っておけば十分で
あろう。

周知のように、カバー１０の外周リム１８にはそれを反
動板３２に固着するための、図示していないネジその他
の固着部材を収容する閉口３６が明けられた放射状固定
部３５が形成されている。

第１〜４図に示した実施例では接線タブー３が係止され
ている固定部１７と同一軸線方向平面図上に固定部３５
があり、両者の固定部１７、３５は周方向に連続してい
る。本発明では、カバー１０の固定部３５にそれから突
出した状態でスベーサー部材３８が取付けられており、
このスベーサ一部材３８はカバー外周に取付けられてお
り且つ一般に軸線方向にのびている。

各スベーサー部材３８はそれが突出している固定部３５
から離れた位置に支持面３９が形成されており、スベー
サー部材３８はこの支持面３９を介して反動板上に支持
され取付けられる。第１図〜４図に示した実施例では、
前記スベーサー部村３８がカバーの軸線と平行な一般に
半波長形状の湾曲部４０‘こよって構成されており、こ
の湾曲部４川まカバー上の前記閉口３６の困りを回って
横方向にのび、その両翼部４１は実質的に周方向にのび
ている。第１〜４図の例ではこの半波長形の湾曲部はス
ベーサー部材３８の横方向一端部から他端部まで、その
湾曲部が取付けられているスベーサー部村３８の藤方向
全長にわたって円筒状にのびている。図示した実施例で
は各スベーサー部材３８は力バー１０の周囲端部で溶接
されている。

同機に、この図示した実施例はではスベーサー部材３８
が突出している固定部３５から離れた方向のスベーサー
部材３８上に支持面３９を形成する放射状にのびた支持
板４３が取付けられている。

図示した実施例では、この支持板４３は円形セクターに
よって構成され、且つ少なくとも２つ、図示した例では
３つのスべ−サー部材３８と周方向で一体化されている
。

カバー１０の固定部３５と支持板４３を形成する支持面
３９との間の距離は全てのスベーサー部材３８に対して
同一であることは理解できよう。

更に、カバー１０に形成された閉口３６に対応して形成
された開□５０の外に、各支持板４３には反動板３２に
鞠方向に取付けられた心出しピン５２と正しく係合する
少なくとも一つの重さね閉口５１が形成されている。図
示した実施例では、各支持板４３はそれを支持している
スベーサー部材３８の鞠方向の端部に溶接されている。

カバー１０が反動板３２に固着され、弾性手段１２が反
動板３２の方向に動いてプレッシャープレート１１と一
体になって、塵擬デ板３３が反動板とプレート１１との
間に締め付けられると、クラッチが入ってクラッチを制
御する駆動シャフトが従動シャフトと一緒に回転するよ
うに一体化される。

弾性手段１２の放射状延長部２２の端部に第２図のＦ方
向の力を軸方向に作用させると、弾性手段１２の環状部
２０がその支持部の間で前後に移動し、その結果弾性手
段１２がプレッシャープレート１１上に垂直に加えてい
る力が緩められる。

それによって摩擦ディスク３３の締付けが緩んでブレー
キが外れて駆動シャフトが従動シャフトから離される。
この動作は公知のものであり、ここでは詳細に説明しな
い。

本発明の各スベーサー部村３８の間には閉口部５５（第
６図）が形成されており、この開□部によって、この組
立体の回転平衡を達成するためにプレッシャープレート
１１上に放射状の孔を明ける時に必要な工具の挿入が容
易となるということは理解出釆よう。

前記の放射状孔５６は第３図には実線で、第１，６図に
は点線で示してある。更に、この関口部５５はこの組立
体内部の通気を良好にする役目もしている。また、本発
明のスべ−サー部材３８によって、カバー１０を反動板
３２に固定するための固定部材（図示せず）の頭部は反
動板３２に対向してプレッシャープレート１１より先の
方まで軸線方向にのばすことができ、その結果、他の条
件が同一ならプレッシャープレート１１の上部に上部展
開部を設けることができ、この展開部はスベーサー部材
３８の厚みを一般的に考慮せずに単に前記固定部材の中
心軸によってのみ制限され、そのため前記頭部にそれを
取付け且つそれを適当に回転させるための工具が挿入で
きるようなある大きさのムダ容積を設けなければならな
いため谷中心軸はその頭部よりも小さな空間を占めると
いうことは理解できよう。

また、他の条件が同一ならカバー１０の直径を小さくす
ることができるという点も理解できよう。第５図に示す
別の実施例ではカバー１０を反動板３２に心出しするた
めにスベーサー部材３８を支持する支持板４３を反動板
３２の表面をわずかにけすつて形成された収容部５７内
に競合している。

第７〜１１図に示す別の実施例では、スベーサー部材３
８にはカバーの各孔３６の囲りを取り囲んだ半波長形の
２つの湾曲部４０，４０′が設けられており、これら半
波長湾曲部４０，４０′は前記と同様にスベーサー部材
３８の横方向一端部からその反対側端部までスベーサー
部材３８の軸万向全長にわたって円筒状にのびており、
この円筒状湾曲部の母線はカバーの軸線と平行である。

２つの半波長形湾曲部４０，４０′は対応スベーサー部
材３８の両端に反対凹部６０，６０′になるように対称
湾曲部として配置されており、両方の湾曲部は一つのス
ベーサー部材３８の中心部６１に結合されており、この
中心部はカバー１０の周辺部の近くにある。このスベー
サー部材３８はそれが突き出ているカバー１０の放射方
向固定部３５に点状に固定するのが好ましい。

第７〜１１図に示した実施例では、スベーサー部材３８
の対応部とカバー１０とを溶接で点固定している。

この点溶接部は第９図ではドット６２で示してあり、こ
の点溶接部は半波長湾曲部４０，４０′，６０，６０′
の湾曲点区域の近辺にある。

また、第７〜１１図に示した実施例では各スべ−サー部
材３８の中央部に′０出しタブ６４がスベーサー部材３
８と一体に設けられており、このタブ６４はスベーサ一
部材３８が突き出ている放射状固定部３６に平行に且つ
放射方向にのびている。この心出しタブ６４はスベーサ
ー部材３８をカバー１０に固着している２つの固定点６
２の間のみに周万向にのびている。

また、このスベーサー部材３８を作る原料ブランクを適
当に折げ加工することによって作られる心出しタブ６４
は同様にタブを構成する支持面３９から少し鞠方向に引
込んでいる。

図示した例では、この支持面３９がスベーサー部材３８
の心出しタブ６４の両側に配置されたスベーサー部材３
８の横方向織部の一部分によって形成されている。

スベーサー部材３８の心出しタブ６４には第１〜６図で
説明したのと同様な方法でこのタブを反動板（第７〜１
１図では図示せず）に軸方向に支持された心出しピンと
係合させるための適当な孔６５が形成されている。

また、第７〜１１図に示した例では接線タブ１３を固定
するためにカバーｌ川こ設けられた固定部１７がカバー
の固定部３５から鞠方向にへこんでいて、スベーサー部
材３８が突出しているカバー外周縁部がその輪郭全長に
わたって同一平面上にこないようになっている。

上記変形実施例は前記のものと同機にして作られる。

スベーサー部材３８の心出しタブ６４がこのスベーサー
部材３８の支持面３９に対して系統的にへこんで取付け
られているので、この心出しタブ６４に必然的に起る例
えば折れによる端部の不等一性を補正することができる
。

第１２〜１４図に示す変形実施例ではスベーサー部材３
８がリベット６６によって点固定されている。

この実施例のスベーサー部材３８には前記の実施例に特
有な半波長形湾曲部と同一ものは設けられていない。

このスベーサー部材３８は本質的にカバー１０の周辺部
でその輪郭と同一になっており、スベーサー部材３８に
は放射状心出しタブの両端に軸方向にのびた放射状リブ
６７，６７′だけが形成されている。第１５，１６図に
示す他の実施例は第７〜１１図に示したものと同様なも
のであるが、半波長形湾曲部４０，４０′はカバー１川
こ近い方の軸万向端部すなわちスベーサー部村３８がカ
バーに固定されている部分にのみ形成されている。

別の支持面を構成する前記軸方向端部の一部はカバー１
０の外周輪郭部付近で軸線に対して傾斜面６８，６８′
をなす概ね円形をしており、この煩斜面は対応半波長形
湾曲部の近くでスベーサー部材３８に連結されている。

図面の簡単な説明第１図は本発明によるクラッチ用一体
組立体の一部を破断して示した側面部分図、第２図は第
１図のローＤ線による一体組立体の軸方向断面図。

第３，４図は第１図のｍ−ｍ線及びＷ−Ｗ線による一体
組立体の部分的軸方向断面図。第５図は他の実施例を示
す第４図と同様な図。第６図は第１図の矢印のによる第
１図の一体組立体の部分的平面図。第７図は別の実施例
を示す本酸発明の一体組立体用カバーの鼠方向断面図で
、この図は第８図の矢印肌による断面図である。第８図
は第７図の矢印側によるカバーの部分的側面図。第９図
は第８図の上面詳細拡大図。第１０，１１図は第９図の
各々Ｘ−Ｘ，幻−幻線による第９図に示されたカバーの
鞄方向断面図。第１２，１３，１４図は更に別の実施例
を示す９，１０夕 １１図と同様な図。第１５，１６図
は更に他の実施例を示す第９，１０図と同様な図。亀０
……カバー、１１……プレツシヤープレート、１２・・
・・・・弾性手段、竃３…・・・接線タブ、１４……リ
ベット、１７…・・・固定部、２０・・…・環状部、３
２・・・・・・反動板、３３・・・・・・摩擦ディスク
、３５・・・・・・固定部、３８・・…・スベーサー部
村、３９・・・…支持面、５２・・・〜Ｄ出しピン、５
５・・・・・・バランス用孔。

Ｆ／Ｇ．６ Ｆ′Ｃ．７ Ｆ′Ｃ．２ ＦノＣ．３ Ｆ／〇‐チ ＦノＣ．５ Ｆ′Ｃ．ア Ｆ′Ｃ．８ Ｆ／Ｃ．９ ＦノＣ．７０ ＦノＣ‐″ Ｆ／Ｇね Ｆ／Ｃ．Ｏ ＦノＧ‐仏 Ｆ／Ｇだ Ｆ／Ｃ．７６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ カバーといわれる第１環状部材と、このカバーに対
   して軸方向に移動自在であり且つカバーと一緒に回転す
   るようにそれに固定されたプレツシヤープレートといわ
   れる第２環状部材と、この第２環状部材をカバーから離
   すように作用するカバーとプレツシヤープレートの間に
   挿入された制御作用を与える弾性手段とによつて構成さ
   れる型式の特に自動車用クラツチの一体組立体であつて
   、この組立体はカバー外周部を介して反動板といわれる
   第２のプレートで支持され、それによつて両者のプレー
   トの間の摩擦デイスクの締付力を制御し、カバー外周部
   にはそれを反動板に固定するための放射状固定部が形成
   されている一体組立体に於いて、 前記カバーの外周部
   には前記固定部上にそれから突出した状態でスペーサー
   部材が取付けられており、このスペーサー部材は前記外
   周部に固定され且つ軸線方向にのびており、各スペーサ
   ー部材にはそれが固定されている固定部から離れた所に
   支持面が形成されており、スペーサー部材はこの支持面
   を介して前記反動板上に支持されるようになつていて、
   前記スペーサー部材のカバーに近い部分にほぼ半波長形
   状をした少なくとも一つの彎曲部が形成されており、こ
   の彎曲部はカバーを反動板に固定するためのネジのよう
   な任意の固定具を取付けるためのカバーに形成された通
   孔の囲りを取り囲んでいることを特徴とするクラツチ用
   一体組立体。 ２ 一つのスペーサー部材がカバーの通孔の両側に半波
   長形状の彎曲部を各々有し且つほぼ管状をしているよう
   な特許請求の範囲第１項記載の一体組立体。 ３ スペーサー部材が突出している固定部から離れた所
   のスペーサー部材に支持板が取付けられており、この支
   持板は外側を向いて延び且つ固定部と平行になつており
   且つ前記支持面を形成しているような特許請求の範第１
   項又は第２項のいずれか一項記載の一体組立体。 ４ 前記支持板が円周方向で少なくとも２つのスペーサ
   ー部材と一体化されているような特許請求の範囲第３項
   記載の一体組立体。 ５ スペーサー部材が、その端面の一部を介して支持板
   に固着されているような特許請求の範囲第１〜３項いず
   れか一項記載の一体組立体。 ６ スペーサー部材が溶接又はリペツトによつてそれが
   支持されている固定部に点状に固定されているような特
   許請求の範囲第１〜５項いずれか一項記載の一体組立体
   。 ７ スペーサー部材の半波長形彎曲部がスペーサーの軸
   方向長さの全長に亘つて円筒状にその一端から他端まで
   のびており、この円筒状彎曲部は慨ねカバーの軸線に平
   行であることを特徴とする特許請求の範囲第２項又は第
   ３項記載の一体組立体。 ８ スペーサー部材の半波長形彎曲部がカバーに近い方
   のスペーサー部材の軸方向端部にのみ形成されており、
   スペーサー部材の残りの軸方向部分はカバー外周の輪郭
   に従つてほぼ円形をしており、スペーサー部材の上記彎
   曲部はカバーの軸線に対して傾斜していることを特徴と
   する特許請求の範囲第２項記載の一体組立体。