JPS6061210A - 無機硬化体の製法 - Google Patents

無機硬化体の製法

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JPS6061210A
JPS6061210A JP17021583A JP17021583A JPS6061210A JP S6061210 A JPS6061210 A JP S6061210A JP 17021583 A JP17021583 A JP 17021583A JP 17021583 A JP17021583 A JP 17021583A JP S6061210 A JPS6061210 A JP S6061210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic
papermaking
fibers
cured
slurry
Prior art date
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Pending
Application number
JP17021583A
Other languages
English (en)
Inventor
保 赤阪
和夫 瀬戸
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、長網式抄造機を用いた無機硬化体の製法に
関する。
〔背景技術〕
無ate化体(特に無機糸ボード)を大量に生産する方
法として、代表的なものに丸網式および長網式の二つの
抄造法がある。従来より、一般には、長網式よりも丸網
式の方が使用されることが多い。丸網式抄造法では、ハ
チニック抄造機(丸網式抄造機)を用いて、セメント類
、補強繊維、その他を含むスラリー抄き上げ、得られた
無機質の薄f@(厚み約1〜2mII)を複数枚重ね合
わせることにより成形し、プレス等を行って無機硬化体
を得る。しかし、この方法には、厚み方向に何層にも薄
1@を奄ねるようにするため、得られる無機硬化体の耐
凍害性が悪く、層間剥離が生じる恐れが多いという問題
があった。
そこで、数年前から、一層で成形する長網式の抄造法が
広く用いられるようになってきた。長編式抄造機を用い
る長網式抄造法では、一層で成形するために、複数枚で
成形する丸網式抄造法に比べ、得られる無機硬化体の声
凍害性が優れたものとなり、しかも、生産スピードが速
いという利点を持つ、長網式の抄造スピードは、一般に
8〜12m/分程度である。他方、丸網式の抄造スピー
ドは、一般に40〜60m/分程度であるが、普通は5
〜6枚のMT@をlねるようにするので、重ねたあとの
ものとして抄造スピードを換算すると6〜10m/分程
度となる。
しかしながら、長編式抄造法にも問題があった。すなわ
ち、原材料と多量の水とを混合することにより得られた
スラリーを、フェルト等を用いて連続的に濾過していく
ので、抄造中にスラリーの固・液分離が起こり易くなる
。そのため、得られる抄造体のフェルト等に面した側(
下面Wi)ではセメント類等のマトリックスが多くなり
、逆側(上面r@)では補強繊維等の繊維類のような比
較的軽いものが多くなって、両層の組成が同じにならず
に異なったものとなることが多いという問題である。こ
のようなことは、得られる無機硬化体の物性や品質等に
悪影響を及ぼす。前記のような層分離を防ぐため、スラ
リー濃度を濃くしたり、原材料として微粒の粒子、細か
い繊維を使用したりする等の方策がとられているが、こ
れらの方策には抄造スピードが低くなる(濾過スピード
が落ちる)という欠点がある。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、生
産スピードを速くすることができるとともに、全体が均
質の無機硬化体を得ることができる、長網式抄造機を用
いた無機硬化体の製法を提供することを目的としている
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、この発明は、セメン
ト類および補強繊維を含むスラリーを長網式抄造機によ
り抄き上げて一層からなる成形体をつくったのち、これ
を養生硬化して無機硬化体をつくるにあたり、補強繊維
として、ショツパー濾水度を30〜60°SRに調整し
たパルプを配合1京材料の固形分基準で1〜7宙量%用
いることを特徴とする無機硬化体の製法をその要旨とし
ている。以下に、この発明の詳細な説明する。
ここで、セメント類とは、普通ポルトランドセメンI−
、高炉セメントフライアッシュセメント、アルミナセメ
ント等、無機硬化体の製造で用いられる一般のセメント
類を指す。
補強繊維としては、フィブリル化等によりショツパー濾
水度が30〜60°SRとなるように調整したパルプを
用いる。このようなパルプは、径の細い繊維が多いとと
もに嵩高い(ボリューム量が多い)ので、長網式抄造機
を用いて抄造を行う。
とき、スラリーの固・液分離が起こる(パルプ。
セメント類、水が互いに分離する)恐れが非常に少なく
なるのである。
後述するように、この発明では、パルプの使用量は配合
原材料の固形分基準で1〜7重量%であるが、ショツパ
ー濾水度が30°SR未満のパルプの使用量が7重量%
未満ではスラリーの固・液分離が発生する想れが多くな
る。ショツパー濾水度が60°SRを越えるパルプを使
用した場合、スラリーの固・液分離が発生する恐れはな
いが、スラリーの濾水性が極端に悪くなり抄造スピード
が落ちてしまう。
ショツパー濾水度を30〜60″SRに調整したパルプ
としては、饅初からこのようなショツパー濾水度の範囲
に含まれているパルプに限られず、ショツパー濾水度の
異なる複数のパルプを混合すると前記のようなショツパ
ー濾水度の範囲に入る場合の複数のパルプの組合わせも
含まれるものとする。たとえば、未叩解でショツパー濾
水度が20°SR以下のパルプと、叩解等してショツパ
ー濾水度が60°SR以上となったパルプを併用し、両
者が混合されたときにショツパー濾水度が30〜60°
SRの範囲となるようであってもよい。
パルプの他に別の補強繊維が併用されるようであっても
よい。併用される補強繊維としては、たとえば、ガラス
繊維、“ロックウール、カーボンファイバー等の無機繊
維、スチールファイバー等の金属繊維、ビニロン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、アクリル等の有機繊維があ
げられる。
この発明にかかる無機硬化体の製法でも、従来の製法と
同様、補強繊維としてアスベスト繊維を用いてもよいが
アスベスト繊維は公害を発生させる恐れが多いので、で
きるだけ使用しないようにするのがよい。アスベスト繊
維は、繊維径が細く、セメント類や水とのなじみがよい
等の理由により、抄造法用の補強繊維として用いるのに
非常に適しているため、従来広く用いられてきたのであ
るが、前記したように公害を発生させる恐れが多い。抄
造法では、アスベスト繊維のような繊維径が細くセメン
ト類や水とのなじみがよい繊維が必須であるが、この発
明ではそのような繊維としてパルプを使用するのでアス
ベスト繊維を全く使用しなくてもよいのである。
セメント類、補強繊維のほか必要に応じて充填材等が用
いられる。
セメント類、補強繊維等を多量の水の存在下において混
合攪拌して無機水硬性のスラリーをつくる。バルブは、
配合原材料の固形分基準で1〜7虫量%用いるようにす
る。パルプの使用量が7重量%を越えると、得られる無
機硬化体が不燃性テストに不合格となる確率が非常に高
くなるからである。
バルブの他に別の有機繊維を併用する場合は、バルブお
よびこれと併用される有機繊維の合計の使用口を、配合
原材料の固形分基準で7重量%以下とするのが好ましい
、7重量%を越えると得られるノ!((機硬化体が不燃
性テストに不合格となる恐れが多くなるからである。
長11i!I代抄造機を用いて前記スラリーを連続濾過
し、一層からなる成形体を得る(一層成形する)。ここ
でいう長網式抄造機とは、要するに金網ネットやフェル
ト等により連続的にスラリーを濾過して、一層成形を行
いうる装置であって、一般にいわれる長網式抄造機を部
分的に改造したもの等も含まれる。得られた成形体を必
要に応じて加圧プレスしたあと、養生硬化させて無機硬
化体を得る。
この発明にかかる無機硬化体の製法では、ショツパー濾
水度を30〜60″SRに調整したパルプを補強繊維と
して用いるので、抄造時にスラリーの固・液分離が起こ
る認れがほとんどなく、そのため、全体が均質の無機硬
化体を得ることができる。また、抄造時にスラリーの濾
過スピードが速く、抄造スピードが速いので、無機硬化
体の生産スピードを速くすることができる。
つぎに、実施例および比較例について説明する実施例1
〜5および比較例1〜3では、つぎのようにして無機硬
化体をつくった。まず、第1表に示されている配合で1
京材料を使用し、多量の水の存在下で原材料を混合して
スラリーをつくった(以 下 余 白) つぎに、第1表に示されている抄造条件により得られた
スラリーを長網式抄造機で抄造し、抄造体をプレス圧力
40kg/cdで加圧して厚み約611IInの成形体
とした。このあと、成形体を温度60℃、湿度95%R
FI以上で2週間湿熱#住して無機硬化体(無機ボード
)を得た。得られた無機硬化体の外観、比重9曲げ強度
を稠べるとともに凍害テスト(ASTM■法300回)
を行った。その結果を第2表に示す。第2表中、外観お
よび凍害テストの結果において、○は合格、×は不合格
をあられす。
(以 下 余 白) 第2表より、実施例1〜5で得られた無機硬化体は、い
ずれも、比較例1で得られたものに比べ、表裏面の質の
差がほとんどなく、耐凍害性も優れており、そのうえ、
裏面側より荷重した場合の曲げ強度も高くなっているこ
ともわかる。
また、第1表中、実施例1〜5および比較例1〜3の抄
造スピードを比べると、比較例2および3の抄造スピー
ドは他のものに比べて遅くなっているが、これは、比較
例2および3ではこれ以上抄造スピードを速くすること
ができなかったためである。すなわち、実施例1〜5で
は比較例2および3よりもスラリーの抄造スピードを上
げて無機硬化体の生産スピードを速くすることができた
のである。
〔発明の効果〕
この発明にかかる無機硬化体の製法では、セメン)II
JIおよび補強繊維を含むスラリーを長網式抄造機によ
り抄き上げて一層からなる成形体をつくったのち、これ
を養生硬化して無機硬化体をつくるにあたり、補強繊維
として、ショツパー濾水度を30〜60°SRに調整し
たバルブを配合原材料の固形分基準で1〜7重量%用い
るので、生産スピードを速くすることができるとともに
、全体が均質な無機硬化体を得ることができる。
代理人 弁理士 松 本 武 彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) セメント類および補強繊維を含むスラリーを長
    網式抄造機により抄き上げて一層からなる成形体をつく
    ったのち、これを養生硬化して無機硬化体をつくるにあ
    たり、補強繊維として、ショツパー濾水度を30〜60
    °SRに調整したパルプを配合原材料の固形分基準で1
    〜7宙量%用いることを特徴とする無機硬化体の製法。
JP17021583A 1983-09-14 1983-09-14 無機硬化体の製法 Pending JPS6061210A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17021583A JPS6061210A (ja) 1983-09-14 1983-09-14 無機硬化体の製法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17021583A JPS6061210A (ja) 1983-09-14 1983-09-14 無機硬化体の製法

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Publication Number Publication Date
JPS6061210A true JPS6061210A (ja) 1985-04-09

Family

ID=15900801

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JP17021583A Pending JPS6061210A (ja) 1983-09-14 1983-09-14 無機硬化体の製法

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