JPS6060007A - 騒音防止減衰装置付空気タイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は特許請求の範囲１）の上位概念に記載の騒音
防止用減衰装置を有する空気タイヤに関する。

従来技術 動力車タイヤの空気内部空間中での音響効果によって生
じた騒音レベルをタイヤ内側面の消音作用ライナーによ
って防止することは知られている（ドイツ連邦共和国出
願公開第５０４２３５０号公報）。しかしタイヤによっ
て生じた交通騒音はそのような対策では極めて限られた
程度で１−か経眼されない。何となれば騒音発散はその
原因を主としてタイヤウオール部自体の本体音響発散に
有するからである。その本体音響発散の原因は次の点に
ある。即ちタイヤのトレッド面部分で導路の凸凹と型構
造とによってタイヤ“カーカスの曲げ振動が惹起され、
その曲げ振動はトレッド上に拡がシ、二次的に空気量を
放射する。このような曲げ振動を減少させるために、更
に知られていること（ドイツ連邦共和国出願公開第２９
３４５２５　）は、タイヤ内狽１１面のトレッド面領域
に振動減衰作用のある追カロ物質を設けることで、この
追加物質はタイヤウオール部と共に減衰流体の入ってい
る流体ポケットを限定する。効果的な騒音減少を測定す
ると、そのような騒音減少作用の追加組込体はそれに伴
う重量増加、高い製造経費、タイヤの空気量の著しい減
少のためにいろいろな問題をもっている。

発明が解決すべき問題点 この発明の目的は、初めに記載したような空気タイヤを
次のように構成することにある。即ち製造工学的に簡単
な仕方で且つタイヤ内部空間に大きさ、重さの点で高い
費用がか＼る組込体なしに前記二次騒音発散の原因のタ
イヤウオール部の曲げ振動の高度の減衰が保証されるよ
うにするのである。

問題を解決する手段 この目的は特許請求の範囲１）の特徴部分に記載の空気
タイヤによって達成される。

効果 この発明では、タイヤウオール部自体へいわゆる押込み
式のサンドウィッチ減衰ライニングを挿入することによ
ってタイヤトレッドの近くでタイヤウオール部の騒音発
生源の曲げ振動が直接発生箇所で高率で減衰され、しか
もタイヤの走行ダイナミックと転勤の快適さははソ不変
である。減衰構造は製造工学的には問題なく且つ特筆す
る程ウオール部の肉厚を厚くすることなく且つ重量も増
さずにタイヤウオール部へ関連させることができ、その
特別の配置と構成によって５デシベル（Ａ）以上のタイ
ヤ騒音の大きな軽減を実現する。

この発明の特に好都合な構成では、特許請求の範囲２）
に記載のサンドイッチ減衰構造が次のようにしてラジア
ルタイヤのブレーカ層に組込まれる。即ちブレーカ層の
少くとも一つがカバ一層と々つでおり、とのことは製造
工学的に極めて太き表もう一つの簡単化を意味する。こ
の場合ブレーカ層の曲げ振動を粘弾性の中間層の可能々
限シ大きく、従って強く減衰された接線応力に転換する
ためには、特許請求の範囲３）に記載のように、個々の
ブレーカ層の厚さ又は直径が１，５〜２．５ミリメート
ルの場合各中間層の厚さは０．５〜１．５ミリメートル
となる。即ち減衰構造の前記のような極めてうすい層厚
によってこの減衰構造はよシ容易にタイヤウオール部に
組込めるだけでなく、意外にも減衰挙動も改善されるこ
とが判った。

振動エネルギーを途中で中間層の接線応力を介してでき
る限り完全に熱に転換するために、特許請求の範囲４）
に記載の中間、層は特に０．５以上の減衰係数を有し、
その場合の中間層材料としてはたとえばシリコーンのよ
うな粘弾性液体が、そして特許請求の範囲５）に記載の
ようにできれば高減衰ゴムが用いられる。減衰性を改善
するためには、二つ以上の、それぞれが中間層を介して
相互に結合されたカバ一層からも減衰構造を形成するこ
とができる。

実施例 一実施例を示しだ図をもとに更に詳しく説明する。

図示された車両用ラジアルタイヤ２は、断面で示した、
タイヤトレッド面４を有するトレッド６、側面条片８、
ピードプロフィール１０、内側心１２、内部グロテクタ
１４、心プロフィール１６、心１８、少くとも二つのス
チールブレーカ層２２，２４と縁保護部２６を有するブ
レーカ２０から構成される限りでは従来の構造である。

個々のブレーカ層２２．２４の直径又は厚さは１，５〜
２．５ミリメートルで、弾性係数＋″ｉ１　＊　１０７
〜１　＠　１０”Ｎ７ｍ”である。

ブレーカ１２２．２４は通常のようにタイヤウオール部
の補強にのみ役立つのではなく、同時にタイヤウオール
部に組込まれた減衰構造２８の構成部材である。この減
衰構造は引張りに強いが、比較的向がり易いカバ一層と
してのブレーカ層とそのカバ一層間に設けられた粘弾性
を有する中間層３０を有する粘弾性サンドイッチ減衰ラ
イニングとして構成されている。この中間層５０の厚さ
は０．５〜ｔ　ｓ　ミ！Ｊメートルであり、減衰係数は
０３より大きい。中間層５０は高減衰性で、ブレーカ層
２２．２４の間で縁保護部２６迄面状に延長するゴム層
又は他の粘弾性減衰材料又はたとえばシリコンのような
液体から構成される。ラジアルタイヤ２が別のブレーカ
層をもっている場合には、これらのブレーカ層も減衰効
果の改善を考えてそれぞれ対応する粘弾性中間層を介し
て相互に結合することができる（図示してない）。

道路凸凹とタイヤのトレッド部分のノ（ターン構造によ
って惹起されてタイヤウオール部で拡大する本体音響振
動は前記の減衰構造２８の配置と構成によって中間層５
０における大きな接線応力の原因になる。この接線応力
は橙めて損失し易い減衰層材料中で可成り熱に転換され
る。

′　これによってタイヤ２の騒音発生は少くとも５〜７
デシベル（Ａ）減少する。個々のブレーカ層２２゜２４
０間へ粘弾性の追加中間層３０を挿入するための製造工
学上の追加費用が車両タイヤの通常層状の製造の場合に
は極めて低くなる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例の空気タイヤの半分を断面で示
した図である。 ４・・・タイヤトレッド面、２２．２４・・・カバ一層
、２８・・・減衰構造、５０・・・中間層。 代理人　江　崎　光　好 代理人　江　崎　光　史

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）騒音防止用減衰装置付空気タイヤにおいて、タイヤ
   内側面と外側面との間でタイヤウオール部にトレッド（
   ４）の部分でトレッドにはｙ平行に設けられている多層
   の減衰構造部（２８）を、引張りに強いがしかし比較的
   歌曲性の少くとも二つの被覆層（２２，２４）と、この
   被覆層に面で結合している一つの粘弾性中間層（３０）
   とを有するサンドイッチ構造体にして組込んであること
   を特徴とする、空気タイヤ。 ２）ラジアルタイヤ用に織物層或いはスチールブレーカ
   一層の少くとも一つを被覆層（２２゜２４）として設け
   である、特許請求の範囲１）記載の空気タイヤ。 ５）個々のブレーカ一層である被覆層（２２，２４）の
   厚さ又は直径が１．５〜２．５ミリメートルの場合各中
   間層（３０）の厚さが０．５〜１．５ミリメートルであ
   る、特許請求の範囲２）記載の空気タイヤ。 ４）中間層（３０）が０．３以上の減衰係数を有する、
   特許請求の範囲１）〜５）の何れか−に記載の空気タイ
   ヤ。 ５）中間層（３０）が高減衰性ゴムでできている、特許
   請求の範囲４）記載の空気タイヤ。