JPS6053714B2 - 印刷機における弾性体ロ−ラのごみ取り装置 - Google Patents

印刷機における弾性体ロ−ラのごみ取り装置

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JPS6053714B2
JPS6053714B2 JP12193180A JP12193180A JPS6053714B2 JP S6053714 B2 JPS6053714 B2 JP S6053714B2 JP 12193180 A JP12193180 A JP 12193180A JP 12193180 A JP12193180 A JP 12193180A JP S6053714 B2 JPS6053714 B2 JP S6053714B2
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JP
Japan
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roller
dust removal
dust
removal device
machine
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JP12193180A
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JPS5747665A (en
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千代松 宇野
誠喜 平山
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Komori Corp
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Komori Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷機において弾性体ローラに付着したごみ
を除去するごみ取り装置に関するものである。
各種の印刷機は弾性表面を有する多くのローラを備え
ている。
例えば、オフセット印刷機のゴム胴は、一般にブランケ
ット胴とも呼ばれるように、その表面には、ゴム層と布
とを交互に3〜4層重ね合わせてなるブランケットが、
アンダパツキングを介して巻き付けられている。そして
、版胴上の版に転写された画像はこれと対接して回転す
るゴム胴に転写され、さらにゴム胴ど圧胴との間を通過
する印刷機に転写されて印刷が施される。 ところで、
このような印刷作業においては、版面やゴム胴表面など
にインキかす、紙粉およびモルトンの毛などのごみが付
着して印刷物に汚点が発生すること力化ばしばあり、こ
のため印刷途中ならびに作業の合間にこれを除去する必
要がある。
そこで、従来からナイフ状のごみ取り装置を設けてこれ
を回転する胴の表面に当てることによつてごみを除去し
ていたが、これは、版胴等金属ローラに対してのみ可能
であつて、ゴム胴のように弾性体ローラに対しては、ナ
イフがブランケットに食い込んでこれを変形、破損させ
る虞があるので、使用が不可能であつた。そこで、ゴム
胴の場合には止むを得ず機械を緩回転または停止状態に
して布等を用い手でごみ取り作業を行なつていたので、
きわめて非能率的であり、危険を伴なうばかりでなく、
機械を停止させることにより版面に対するインキの供給
状態が変化し、運転を再会したとき正常な状態に戻るま
でに多くの損紙が発生するという不具合があつた。なお
、ブランケツトウオツシヤと称する装置も用いられてい
るが、これは機械を運転したままでの使用が不可能であ
り、また、装置が複雑かつ大型で安価に提供することが
できなかつた。 本発明は以上のような点に鑑みなされ
たもので、弾性体ローラに平行して支架したレール上に
、ローラよりも小径でその表面よりも硬い表面を有する
ころを備えたスライドベースを設け、これをレール上で
移動させながらハンドル操作でころをローラ表面に圧着
させごみをころへ転移させて除去するごとく構成するこ
とにより、簡単な構造で機械運転中におけるごみ取り作
業を可能ならしめ作業能率の向上と損紙発生量の減少を
計つた印刷機における弾性体ローラのごみ取り装置を提
供するものである。
以下、その構成等を図に示す実施例により詳細に説明す
る。
本実施例は、本発明をオフセット印刷機におけるゴム胴
のごみ取り用に実施した例を示し、第1図はその正面図
、第2図は同じく側面図である。
図において、機台のフレーム1,2に軸支されたゴム胴
3の斜め下方には、これと平行する断面方形状のステー
4が両端部を両側のフレーム1,2にボルト5で固定さ
れて支架されており、その方形断面の上側一隅部には、
これよりも小型の方形断面を有するレール6が取付けら
れている。そして、このレール6は、その一端と片側の
フレーム1との間から後述するスライドベース7を着脱
できるようにステー4よりもスライドベース7分だけ短
かく形成されているとともに、その後、下2方の仕上面
とステー4の上、前2方の案内面4a,4bとの間には
空間部が形成されている。そして、前記スライドベース
7は、断面L字状に形成され、その内側に枢着されたボ
ールベアリング8および9を前記空間部に係入させてそ
の周面をレール6の仕上面とステー4の案内面4a,4
bとに摺接させており、レール6に対して摺動自在であ
るとともに、前述したごとくステー4に対して着脱自在
に形成されている。そして、このスライドベース7の両
端部には、正面視および側面視をともにL字状に形成さ
れた.左右一対のブラケット10が固定立設されており
、これらのブラケット10には、支軸11がそれぞれ回
転自在に軸支されている。
さらに、これら両支軸11の内端部には、揺動体として
のころアーム12が、下側遊端部を連結軸13で一体的
,に連結されて、軸着されており、その上側遊端部は、
機台幅方向に対して他の部分のほぼ半分の薄肉に形成さ
れている。そして、この上側遊端部に形成された上方へ
向つて開口するU字溝には、ころ14がDUブッシュ1
5を介して着脱自在かつ−回転自在に軸支されている。
このころ14は、ゴム胴3よりも小径であるとともに、
その表面を、ゴム胴3のブランケット表面よりも硬い合
成樹脂によつて形成されている。また、ころアーム12
の上側遊端部には、その薄肉部内面に摺接しかつDUブ
ッシュ15を上方から押えてその脱落を阻止する逆U字
溝を備えたホルダ16が、ボルト17によつて枢着され
ており、ボルト17を緊締することによりころ14の脱
落を阻止し、かつボルト17を弛めることにより、回動
可能となつてころ14をDUブッシュ15とともにころ
アーム12から取外すことを可能ならしめるように構成
されている。さらに、ころアーム12とブラケットJl
Oとの間には、ころ14がゴム胴3の周面から離間する
方向への回動力をころアーム12に付勢するねじりコイ
ルばね18が介装されているとともに、片方の支軸11
には、これをぬじりコイルばね18の弾撥力に抗して回
動させころ14をゴム胴3の周面へ押圧させるL字状の
ハンドル19が軸着されている。また、このハンドル1
9に対応する側のスライドベース7端面には、ストッパ
20が、長孔20aにより上下方向へ調節自在に形成さ
れて装着されており、ハンドル19の段部19aがこの
ストッパ20に当接することにより支軸11の回動を規
制してゴム胴3に対するころ14の接触圧を調節し得る
ように構成されている。一方、前記スライドベース7の
片側端部には、ブラケット21が立設されており、その
上端部には、支軸11に基部を固定された近接レバー2
2の先端が近接することによつて信号を発する近接スイ
ッチ23が装着されている。
以上のごとく構成されたごみ取り装置24の動作を説明
する。
印刷作業中、ゴム胴3の表面にインキかすや紙粉等のご
みが付着したときには、ハンドル19を把持してごみ取
り装置24全体をレール6に沿つて移動させ、ごみの付
着した箇所に対向する位置で停止させたのち、ハンドル
19をねじりコイルばね18の弾撥力に抗して回動させ
、図に矢印Aで示す方向へ回転するゴム胴3の周面に押
し当てると、ころ14は矢印Bで示す方向へ連れ回りす
る。この場合、ころ14の表面がゴム胴3の表面より硬
いので、第3図に示すごとくゴム胴3の表面が凹むとと
もに、この凹部はその周面が延ばされることになるので
、周速度が加速されてころ14との間に滑りが発生し、
ゴム胴3上のごみが遊離される。また、ゴム胴3ところ
14とが離れる点Cにおいては曲率半径の小さいころ1
4側の方がゴム胴3側よりも円の中心へ向うベクトル成
分が大きくなるので、遊離したごみは、ころ14側に転
移されて持ち回りされる。このあと回転が続けられても
、いつたんころ14に付着したごみは、そのままころ1
4に保持されゴム胴3側へ戻されることがない。このよ
うにハンドル19の回動操作でごみを除去し、スライド
ベース7をゴム胴3の軸方向へ移動させることにより、
ゴム胴3の幅方向任意の箇所に付着したごみを除去する
ことができる。なお、ストッパ20と段部19aを設け
たことによりハンドル19の回動が規制され、ゴム胴3
に対するころ14の接触圧を調節することができるとと
もに、ころ14がゴム胴3の切欠き部に落込むことによ
る事故を防止することができる。また、ハンドル19を
把持する手を緩めることにより、ころ14は、ねじりコ
イルばね18の付勢でゴム胴3から離れるので、安全で
あるとともにハンドル19の操作が容易であり、また、
ねじりコイルばね18を設けることにより、機械運転中
にころ14が振動しない。そして、ハンドル19の回動
操作時には、近接レバー22の先端が近接スイッチ23
に近接するので、信号が発せられ、機台の排紙装置側の
作業者はこの信号によつてごみ取り作業中であることを
知り、その間に発生する損紙の処理を適切に行なうこと
ができる。このようにして、ごみ取り作業が完了したの
ちは、ボルト17を弛めホルダ16を回動させてころ1
4をころアーム12のU字溝から取外し、これに付着し
たごみを除去したのち、再びころアーム12に軸支させ
る。
そして、この作業は機械の運転中に実施てきるとともに
、作業中、ころアーム12が静止しているのて、きわめ
て安全である。さらに、ごみ取り装置24を保守、点検
する場合には、装置24全体を片側のフレーム1に近接
するまで移動させると、ボールベアリング8,9がレー
ル6から外れるので、装置24全体を容易に取外すこと
ができる。なお、本実施例においては、ころ14の表面
を合成樹脂で形成したが、ゴム胴3の表面を保護するた
めには、ころ14の表面をゴム胴3表面よりも硬い粘着
性を有するフィルムや生ゴム等で被覆する方が効果的で
あることが実験によつて立証されている。
また、本実施例においては本発明をオフセット印刷機に
おけるゴム胴のごみ取り用として実施したが、凸版、凹
版印刷機の圧胴や各種印刷機のイン機装置におけるゴム
ローラなど弾性体ローラであればいかなるローラに対し
ても実施することができる。そして、インキローラに実
施する場合には、ころ14の径をより小さくする方が効
果的であり、この場合、ごみはインキ被膜とともにイン
キローラからころへと転移される。以上の説明により明
らかなように、本発明によれば印刷機における弾性体ロ
ーラのごみ取り装置において、機台フレーム間に支架し
たレールに沿つて、往復動可能なスライドベース上に、
弾性体ローラよりも小径で表面が硬くハンドル操作で弾
性体ローラに対して接離可能なころを設け、スライドベ
ースを移動させて位置決めしたのちころを弾性体ローラ
に圧着させローラ上のごみをころへ転移させて除去する
ごとく構成することにより、弾性体ローラに付着したご
みを、機械の運転中にきわめて迅速かつ安全に除去する
ことができるので、作業能率が向上するとともに、機械
の停止による運転再開時に機台が変調するのを排除する
ことができ、この間の損紙発生量を著しく減少させるこ
とができる。また、構造が簡単で保守、点検、清掃等が
容易であり、弾性体ローラを変形さLせたり破損させた
りすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る印刷機における弾性
体ローラのごみ取り装置を示し、第1図はその正面図、
第2図は同じく側面図、第3図は・ごみ取り動作の説明
図である。 1,2・・・・・フレーム、3・・・・・ゴム胴、4・
・・・・・ステー、10・・・・・・スライドベース、
11・・・・・・支軸、12・・・・ころアーム、14
・・・・・ころ、19・・・・・・ハンドル、24・・
・・・ごみ取り装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 両側の機台フレーム間に支架されたステーに支持さ
    れ弾性体ローラの軸方向に対して往復動自在に形成され
    たスライドベースと、このスライドベース上に揺動自在
    に枢支された一対の揺動体と、前記弾性体ローラよりも
    小径でかつこれよりも硬い表面を有し前記揺動体の遊端
    部に支持されたころと、前記揺動体の支軸に固定され支
    軸とともに前記揺動体を揺動させて前記ころを前記弾性
    体ローラの周面に対して接離させるハンドルとを設けた
    ことを特徴とする印刷機における弾性体ローラのごみ取
    り装置。
JP12193180A 1980-09-03 1980-09-03 印刷機における弾性体ロ−ラのごみ取り装置 Expired JPS6053714B2 (ja)

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JPS5747665A JPS5747665A (en) 1982-03-18
JPS6053714B2 true JPS6053714B2 (ja) 1985-11-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6036237U (ja) * 1983-08-18 1985-03-13 株式会社 東京機械製作所 ブランケット胴洗浄装置
JP4957958B2 (ja) * 2006-12-21 2012-06-20 独立行政法人 国立印刷局 ブランケットシリンダ除塵装置

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JPS5747665A (en) 1982-03-18

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