JPS6051910B2 - 医薬吸入装置への付属装置 - Google Patents

医薬吸入装置への付属装置

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JPS6051910B2
JPS6051910B2 JP52134547A JP13454777A JPS6051910B2 JP S6051910 B2 JPS6051910 B2 JP S6051910B2 JP 52134547 A JP52134547 A JP 52134547A JP 13454777 A JP13454777 A JP 13454777A JP S6051910 B2 JPS6051910 B2 JP S6051910B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、実質上推進薬を含まずそして１目または数回
の連続呼吸による吸入を意図されている定範囲の医薬剤
エアロソル噴霧の発生を可能にする装置に関する。
医療目的のためのエアロゾル吸入装置は、呼吸器のより
深部への局部投与のために主として用いられる。
全身投与と比較して局部投与の利点は、少ない投薬量が
与えられた場合ですらも薬剤へのノ反応が迅速なことに
ある。米国特許第３００１５２４号および同第３８９７
７７吟各明細書に開示された装置のような従来のエアロ
ゾル吸入装置は以下の欠点の２つまたはそれ以上を有し
ている。すなわち１活性化合物の実質的部分がマウスピ
ースまたは注入管の壁部上に付着し、そしてそれによつ
て損失する。２活性化合物の実質的部分が口腔に付着し
、そして唸下されてしまう。
投与量のうちの付着部分は局部分な副作用を生ずる可能
性があり、たとえばステロイドが投与された場合におい
て口腔のある部位でのかびの生長を許すとかまたは消化
器系で吸収された後の嘆下された活性成分の全身的副作
用を生ずるとかである。口腔および上部呼吸官中のエア
ロゾル粒子の付着は、粒子の大きさおよび速度に依存し
ている。大きすぎる粒子は吸気の方向変化に従えずに、
壁面に衝突しそして付着する。この効果は粒子の大きさ
および速度の増大に伴なつてより顕著になるであろう。
したがつて、この付着は粒子サイズを小さくすることに
より減少することができ、これは推進薬を蒸発せしめる
ことによつて達成されうる。加圧容器ではこのエアロゾ
ル粒子は最初に高い運動エネルギーを与えられ、したが
つて粒子が吸気の流れの方向に主として従うように粒子
の速度は減少されるべきである。３ エアロゾル吸入装
置の活性化および吸入それ自体が従来の装置を用いた場
合には厳密に調整されなければならない。
多くの患者はこれを行なわず、そうした場合には薬剤の
効果は低下してしまう。４従来のエアロゾル吸入装置に
関しては、推進薬はすべて活性成分とともに吸入される
。
これ．は安全性の限界を減じる。何故なら慣用の推進薬
は完全には無毒性であるとは考えられないからである。
しかしながら、上記の列挙した欠点は本発明による装置
によつて完全に避けることができる。
本ｊ発明による装置は実質的に推進薬を含まずそしてマ
ウスピースを経て１回または数回の呼吸による吸入を意
図されたエアロゾル噴霧を発生且つ封包するように設計
されている。この装置は、推進薬が蒸発する間にエアロ
ゾルク噴霧を封包するための球状対称室を備えている。
この室の一端はスプレーノズルと連結しており、そして
他端にはマウスピースを備えている。このマウスピース
およびスプレーノズルへの連結部の対称中心はこの室の
対称軸上に位置されるべきである。スプレーノズルに隣
接した室部分は円錐形であり、そしてマウスピースに隣
接した室部分はマウスピースの方向に連続的に収斂して
いる。スプレーノズルに隣接する室の円錐部分は空気導
入口を備えている。しかしながらマウスピースに隣接し
た室の収斂部分は空気導入口を備えていない。この室の
合計内部容積は０．５〜２．０ｆであり、そしてこの室
の長さは１０〜４０ｃｍである。この室のフ最大直径は
その長さの２５〜８５％であり、そしてこの最大直径は
スプレーノズルよりもマウスピースに近接している。本
発明を以下に一層詳細にそして添付図面を参照しながら
記載する。
本発明による装置は、従来のエアロゾル吸入装置に付属
ユニットを用いそしてこのユニットまたは装置をスプレ
ーノズルから発生されたエアロゾル噴霧の円錐形状に従
うように設計するという発想に基づいている。
スプレーノズルに隣接する室１の部分を円錐の形にする
ことにより、室中の活性成分の付着は著しく小さくなる
。上述のように、この室はマウスピース２に向かつて連
続的に収斂する部分３で末端となる。
室の前記部分は同様に円錐形であつてもよく、そしてそ
の働きはエアロゾル噴霧をおそくさせ、そしてより小さ
な粒子のエアロゾル噴霧を発生させる。この最後に述べ
た効果は、スプレーノズルからのエアロゾル粒子の飛行
の間でのエアロゾル粒子（小滴）からの推進薬の連続的
な蒸発によつて得られる。それらの質量、運動エネルギ
ーおよび速度は（空気抵抗により）減少し、そして徐々
にスプレーノズルから１０〜４０ＣＴｆＬ後には吸気の
方向変化に従えるほど充分に小さくなる。活性成分は通
常加圧容器中の液体状フルオロカーボン推進薬（フレオ
ン登録商標）の混合物中に懸濁された１０ｐｍ以下の粒
子サイズを有する微粒化された乾燥物質の形態である。
通常、この懸濁液は９９％（重量／重量）の液体推進薬
からなつている。吸入されるべきエアロゾル噴霧中での
粒子サイズおよび粒子分布は、本発明による装置中で推
進薬がより完全に蒸発するという事実により、再現可能
であり、そして口腔および咽喉における付着が肺中に付
着する量と比較して無視されるようになしうる。本発明
によれば、室の容積は１回から４回の呼吸に相当するに
充分な大きさ（イ）．５〜２．０ｅ）であるべきである
。
室の長さは１０〜４０Ｃ７１１好ましくは２０〜４０ｃ
ｍであるべきである。室中でのエアロゾル噴霧を一時的
に集めることによつて、エアロゾル．粒子は１回以上の
連続的吸入によつて吸入されることができ、そして分与
（スプレーノズルを経ての）と吸入との間で通常必要な
調整は完全に取除かれる。スプレーノズルに隣接して位
置する室の円錐部Ｊ分１は好ましくは半径対称に位置さ
れた導入口４を有しており、そしてこれは室の全表面積
の１〜５０％好ましくは１０〜５０％を占めるのが適当
である。
スプレーノズルから噴出された後にエアロゾル粒子から
蒸発される推進薬の感知しうる量は、このようにそれら
の空気導入口から拡散せしめられ、そしてすなわち室中
でエアロゾル粒子から分離された状態になる。エアロゾ
ル粒子は初期には液体状態での残留推進薬によつて小さ
な集団に一緒に保たれ、従つて比較的大きく且つ周囲の
空気−に比較して高い運動エネルギーおよび速度を有す
るという事実によつて、前述した分離は空気導入口を通
してエアロゾル粒子のいかなる感知しうる損失をも伴な
わすに生起する。空気導入口は比較的大きな面積を占め
ているので、これらの粒子は実質的に推進薬を含まない
エアロゾル噴霧の形態で容易に吸入されうる。この空気
導入口の大きさおよび形状は臨界的ではなく、そして広
範囲にわたつて変化させうる。たとえばこの空気導入口
は細かいメッシュ網から構成されることもできる。エア
ロゾル噴霧の吸入が起こる場合の、空気流の乱れを避け
るためには、マウスピースに隣接する室の収斂部分３は
いかなる空気導入口をも有していないことが肝要である
。
同一の理由のために、スプレーノズルに隣接する室の円
錐形状部分にある空気導入口は、スプレーノズルにむし
ろ接近して位置することが好ましい。推進薬と活性成分
との間の可能な最良の分離を得るためには、エアロゾル
は吸入が開始される数秒前に室中にスプレーノズルを通
して分配されるべきである。
当業者は本発明における利点を失なうことなしに本発明
による装置を変形することができそしてこのような変形
は本発明範囲内の態様を構成するものであることは明ら
かである。
たとえばこの室をいくつかの部分に有利に分けることが
できるし、あるいは使用しない場合にその容積を減する
ために折りたたみ蛇腹（ベロー）の形態でもありうる。
室が折りたたみ蛇腹から構成されている場合には、室を
操作位置に維持するのを助けるために長手方向に働くコ
イルばねを備えることが適切である。この室は適当な材
料たとえばガラス、プラスチックまたは金属で製作でき
る。
好ましい態様では、吐出された空気が室を通過すること
なしにマウスピースを通して呼気を吐出す事を可能にす
るようなバルブ機構をマウスピースが備えており、そし
て従つてこの場合には呼気を吐出す際にマウスピースを
口から取外す必要がない。このバルブ機構はたとえば２
つの自動的なノンリターンバルブから構成されており、
それらの一方は室とマウスピースとの間に位置しそして
他方はマウスピースの側部上に位置している。吸気の間
には、室およびマウスピース間のバルブは開いており、
そして他方のバルブは閉じている。吐気の間には最初の
バルブは閉じており、そしてもう一方は開いている。こ
のような配置を用いることによつて、患者は吐気の間も
口からマウスピースを外す必要がなく、このことは装置
の使用を簡単化ししかも投薬分配および吸入の間の調節
の必要性を減じすらする。本発明による装置を付した場
合と付さない場合との従来のエアロゾル吸入装置の比較
試験は、本発明による装置を用いた場合には患者の口腔
内での活性成分の付着は１１３以下に減少することを示
５している。
さらに装置の壁面上への活性成分の付着は無視しうるこ
とが見出された。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明装置の一例を示したものてある。 θ１・・・・・・室、２・・・・・マウスピース、３・
・・・・・収斂部分、４・・・・・・導入口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 回転対称室を有し、この室の一端はスプレーノズル
    と連結され且つ他端はマウスピースを備えており、この
    マウスピースおよびスプレーノズルへの連結部分の対称
    中心はこの室の対称軸上に位置しており、そしてスプレ
    ーノズルに隣接した室部分は円錐形でしかもスプレーノ
    ズルに向つて収斂しており、またマウスピースに隣接し
    た室部分はマウスピースに向つて連続的に収斂しており
    、そしてこのスプレーノズルに隣接した室の円錐部分は
    空気導入口を備えているがマウスピースに隣接した室の
    収斂部分は空気導入口を有しておらず、室の内部総容積
    は０．５〜２ｌであり、室の全長は１０〜４０ｃｍであ
    り且つ室の最大直径はその長さの２５〜８０％の間であ
    りしかもその最大直径部分はスプレーノズルよりもマウ
    スピースに近接していることを特徴とする、実質的に推
    進薬を含まない噴霧を発生且つ包封しそしてマウスピー
    スを通して吸入されるようにした装置。 ２ 前記のマウスピースに隣接した室の部分がマウスピ
    ースに向かつて円錐状に収斂している前記第１項記載の
    装置。 ３ 前記の空気導入口が室の全表面積の１０〜５０％を
    占めている前記第１項記載の装置。 ４ 前記のマウスピースが呼気を室を通過させることな
    しにマウスピースから吐出すことを可能ならしめるバル
    ブ機構を備えている前記第１項記載の装置。 ５ 前記の室が折りたたみ蛇腹（ベロー）の形態である
    前記第１項記載の装置。 ６ 前記の室が取り外し可能な複数個の部分に分割され
    ている前記第１項記載の装置。
JP52134547A 1976-11-09 1977-11-09 医薬吸入装置への付属装置 Expired JPS6051910B2 (ja)

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SE7612448-6 1976-11-09

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JPS5382089A JPS5382089A (en) 1978-07-20
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AT (1) AT369993B (ja)
AU (1) AU514557B2 (ja)
BE (1) BE860626A (ja)
CA (1) CA1077799A (ja)
CH (1) CH623480A5 (ja)
DE (1) DE2749629C2 (ja)
DK (1) DK153594C (ja)
FI (1) FI64512C (ja)
FR (1) FR2369848A1 (ja)
GB (1) GB1565029A (ja)
HK (1) HK49383A (ja)
IE (1) IE45837B1 (ja)
LU (1) LU78473A1 (ja)
NL (1) NL188685C (ja)
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