JPS605159A - 医療用バンドの製造方法 - Google Patents

医療用バンドの製造方法

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JPS605159A
JPS605159A JP58114035A JP11403583A JPS605159A JP S605159 A JPS605159 A JP S605159A JP 58114035 A JP58114035 A JP 58114035A JP 11403583 A JP11403583 A JP 11403583A JP S605159 A JPS605159 A JP S605159A
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JP
Japan
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water
film
polymer substance
powder
soluble polymer
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JP58114035A
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English (en)
Inventor
柳橋 憲夫
小野 富士夫
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高分子物質を主体としてなり、+5’lえぼ
口腔内、轟腔内等の体腔内の患部にこの体腔内の粘液の
作用で貼着して使用Jる医療用バンドの製造方法に関し
、更に詳述すると患部にり・1ηる(;J着力が強く、
患部に長時間付着し、しかも柔軟で使用性に優れ、患部
に対して強い刺激を!jえることのない医療用バンドの
製造方法に1Iliする。
従来より、口腔内、0腔内等の1本腔内の患部に粘液の
作用でイ」着さ「、止血剤ヤ)薬剤の基祠簀として使用
される医療用基材として、ゼラ1−ン、メチルセルロ−
ス カルボキシメチルセルローフナ1〜リウム等の水溶性高
分子物質をスポンジ上の膜に形成したもの、ポリアクリ
ル酸塩、ヒドロキシプロピルセルロース等の水溶性高分
子物質を錠剤に形成したものなどが知られている。これ
らの医療旦材は、水溶性高分子物質の溶液を凍結乾燥し
たり、粉末を打錠する等の方法で製造されるものである
が、従来のものは種々の問題点を有している。即ち、前
者のスポンジ状基材は、柔軟で、しかも素早く患部に付
着するため、使用性には優れているが、付着力が弱く、
付着時間も短かいという欠点を有し、又後右の錠剤状の
基材は、付着力が強く、付着時間も長いが、錠剤である
ために硬く、患部に初期の刺激を与えるおそれがあり、
しかも使用する部位に応じて大きさ、形状を変えること
が不可能であると共に、歯肉部等の湾曲した部位には適
用しにくいなど、使用性の面で欠点があり、アフタのよ
うな小さな疾患にしか使用できないものであった。
本発明者らは、上記事情に鑑み、付着力が強く、付着時
間が長く、しかも柔軟で使用性に優れたバンド状の医療
用基材を得るために種々検討を行なった結果、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン等の造膜
性高分子物質をエタノール等の有機溶媒に溶解し、この
溶液にポリアクリル酸す1〜リウム、メチルセルロース
、カルボキシメチルセルロースナトリウム等の前記有機
溶媒に不溶で、かつ水に溶解もしくは水でゲル化して粘
着性を示す水溶性高分子物質の粉末を分散混合し、この
水溶性高分子物質の粉末が分散した造膜性高分子物質の
溶液を台上等に適宜厚さに展延して造膜し、これを乾燥
することにより、上記目的が効果的に達成され、口腔用
薬品基材、口腔用絆ぷj膏、鼻腔用薬品基材、膣腔用薬
品基材、止血剤等として好適に使用し得る医療用バンド
を製造できることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明に係る医療用バンドの製造方法は、右(幾溶媒に
造膜性高分子物質を溶解してなる溶液に前記有機溶媒に
不溶でかつ水に溶解もしくは水でゲル化して粘着性を示
す水溶性高分子物質の粉末を分散混合し、次いでこの水
溶性高分子物質の粉末が分散した造膜性高分子物質の溶
液を所定厚さに造膜し、これを乾燥して造膜性高分子物
質のシート中に水溶性高分子物質の粉末が分散した医療
用バンドを得ることを特徴とするものである。
この場合、上記造膜性高分子物質としては、有(幾溶媒
に溶解してこれを乾燥させた場合に造膜性を示す高分子
物質であればいずれのものでも使用し得るが、特に親水
性のもの、水溶性のものを使用することが好ましく、こ
れによりバンドの患部に対づる付着性をより高めること
ができる。
また、上記水溶性高分子物質の粉末としては、水に溶解
もしくは水でゲル化して粘着性を示づ高分子物質の粉末
であればいずれのものでも使用し得るが、特に粘着性の
強いものが好ましい。
なJ3、上記造膜性高分子物質及び水溶性高分子物質ど
しては天然高分子物質、半合成高分子物質、合成高分子
物質の別を問わず用いることができ、両者に共通して使
用し得る水溶性の高分子物質を例示すると、天然高分子
物質としてはアラビアガム、トラガントガム、ローカス
トビーンズガム、グアーガム、寒天、カラゲナン、アル
ギン酸ナトリウム、デキストリン、デキストン、ゼラチ
ン、アミロース等、半合成高分子物質としてはカルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシ化されたアルキルセルロースエーテル等、合成
高分子物質としては親水性ポリビニル化合物、例えばポ
リビニルビ[lリドン、ビニルピロリドンとアクリル酸
のエステル、ポリビニルアルコール、部分的に加水分解
されたポリビニルアセテート又はスチレン、酢酸ビニル
と共重合体し得る甲量体例えばアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、又はそれらのエステルとのバ小含体、
酢酸アリル、メチルビニルエーテルとマレイン酸無水物
との共重合体、ポリビニルスルiJ\ン酸、ポリイタコ
ン酸、ポリビニルカルボキシアミド例えばポリアクリル
アミド、スチレンとマレイン酸無水物との共重合体、エ
チレンと7レイン酸無水物との共重合体、アクリルアミ
ドとアクリル酸との共重合体、高分子電解質例えばアル
ギン酸、アルギン酸塩等を使用し得る。
これらの中で、上記造膜性高分子物質としては半合成高
分子物質、合成高分子物質が好ましく、特にヒドロキシ
プロピルセルロース、ポリビニルピロリドンが好適に使
用し得る。また、上記水溶性高分子物質の粉末としては
ポリアクリル酸、ポリアクリル声ナトリウム等のポリア
クリル酸の塩、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム専の粘着性の強いものの粉末が好適
に使用し得る。なJ′3、これら高分子物質は単独で用
いても良く、2種以」二を混合して用いても良い。
本発明においては、上記造膜性高分子物質を有機溶媒に
溶解した溶液を調製するものであるが、この場合使用す
る有機溶媒に溶解する造膜性高分子物質を適宜選択して
用いるものである。なお、有機溶媒としてはエタノール
、アセ1ヘン等の適宜なものを用いることができる。ま
た、上記溶液は造膜性高分子物質が有機溶媒の1〜30
%(重量%、以下同じンとなるように調製することが作
業性等の点から好ましい。
本発明にJ3い−Cは、上記有機溶媒に溶解しない水溶
性高分子物質の粉末を適宜選択し、この水溶性高分子物
質の粉末を上記溶液に分散混合し、この分散液を台上等
の適宜な基台上に所定厚さに展延して造膜し、この茄膜
物を乾燥して造膜性高分子物質のシー1〜中に水溶性高
分子物質の粉末が分散した医療用バンドを得るものであ
る。この場合、造IIIする厚さは医療用バンドの用途
等により異なり、特に制限はないが、通常乾燥時のバン
ドの厚さが0.5〜3m+n4’1度となるように展延
することが好ましい。また、乾燥方法としては自然乾燥
、低温乾燥、減圧乾燥等の適宜な方法を採用し得る。
なa3、本発明においては、J−記造膜性凸分子物質の
溶液中或いは上記水溶性高分子物質のわ)米中に必要に
応じて有効成分、界面活性剤等の他の成分を配合しても
差支えない。
而して、本発明に係る医療用バンドの製造方法は、有機
溶媒に造膜性高分子物質を溶解してなる溶液に前記有機
溶媒に不溶でかつ水に溶解もしくは水でゲル化して粘着
性を示す水溶性高分子物質の粉末を分散混合し、次いで
この水溶性高分子物質の粉末が分散した造膜性高分子物
質の溶液を所定厚さに造膜し、これを乾燥して造膜性高
分子物質のシート中に水溶高分子物質の粉末が分散した
医療用バンドを得るよう構成したことにより、本発明製
造方法によれば付着力が強く、付着時間も長く、しかも
柔軟−で患部に対して刺激を与えることがなく、かつ使
用に際して任意の大きさ、形状に形成することができて
体腔内のどの部位にでも適用することができ、種々の用
途に好適に使用し1gる@療用バンドを製造することが
できるものである。
以下実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
なお、%はすべて重量%を示ず。
〔実施例1〕 合 計 100.0% 上記材料のうちAを混合し、これをエタノールにヒドロ
キシプロピルセルロース(造膜性高分子物質)がエタノ
ールの20%となるように溶解して造膜性溶液を得た。
次に、この造膜性溶液にBを混合したちのく水溶性高分
子物質の粉末)を加え、撹拌して粉末を分散し、この分
散液を台上に厚さ1關に展延して造膜し、これを乾燥し
て医療。
用バンドを得た。
次に、上記実施例1の医療用バンドを用いて下記の実験
を行なった。
裏−−1 実施例1で[311した医療用バンドの片面に1デルセ
ルロース溶液をスプレーコーティングしてエチルセルロ
ースの被膜を形成した。次にパネル5名を用い、上記医
療用バンドのエチルセルロース被膜を形成していない面
を各パネルの下記表に示す口腔内置部位に貼着し、バン
ドがはがれるまでの付着時間を測定した。結果を表に示
す。なお、バンドはそれぞれ 1010X10Tの大きさのものを用いた。また、各パ
ネルには貼着してから3時間後から4時間後の間に食事
を取らせるようにした。
表 表の結果より、本発明方法により得られた医療用バンド
は、3〜6.5時間という長い付着時間を右することが
認められた。
(実施例2) 合 計 ioo、o% 上記材料のうらAを混合し、これをエタノールにヒドロ
キシプロピルセルロース(造膜性高分子物質)がエタノ
ールの5%となるように溶解して造膜性溶液を得た。次
に、この造膜性溶液に8を混合したもの(水溶性高分子
物質の粉末)を加え、撹拌して粉末を分散し、この分散
液を台上に厚さ0.7鴫に展延して造膜し、これを乾燥
して医療用バンドを得た。
〔実施例3〕 ←(PEG−400) 合 計 ioo、o% 上記材料のうちAを混合し、これをエタノールにポリビ
ニルピロリドン(造膜性高分子物質)がエタノールの1
0%となるように溶解して造膜性溶液を得た。次に、こ
の造膜性溶液に88混合したちのく水溶性高分子物質の
粉末ンを加え、撹拌して粉末を分散し、この分散液を台
−Fに厚さ1關に展延して造膜し、これを減圧乾燥して
医療用バンドを得た。
なお、上記実施例2.3の@療用バンドを用いて実施例
1の場合と同様の実験を行なったところ、やはり長い付
着時間を有するものであった。
出願人 ラ イ オ ン 株式会社 代理人 弁理士 小 島 隆 司

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機溶媒に造膜性高分子物質を溶解してなる溶液に
    前記有機溶媒に不溶でかつ水に溶解もしくは水でゲル化
    して粘着性を示す水溶性高分子物V(の粉末を分散混合
    し、次いでこの水溶性高分子物質の粉末が分散した造膜
    性高分子物質の溶液を所定厚さに造n桑し、これを乾燥
    して造膜性高分子物質のシート中に水溶性高分子物質の
    粉末が分散した医療用バンドを得ることを特徴どする医
    療用バンドの製造方法。 2、造膜性高分子物デ1がヒドロキシプロピルセルロー
    ス及びポリビニルピロリドンから選ばれるものである特
    ム′1請求の「む間第1項記載の製造方法。 3、水で溶解もしくは水でゲル化して粘着性を示す水溶
    性高分子物質がポリアクリル酸、ポルアクリル酸の塩、
    メチルセルロース及びカルボキシメチルセルロースナト
    リウムから選ばれるものである特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の’!<j jjff方法。
JP58114035A 1983-06-24 1983-06-24 医療用バンドの製造方法 Pending JPS605159A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0250187A2 (en) * 1986-06-16 1987-12-23 JOHNSON & JOHNSON CONSUMER PRODUCTS, INC. Bioadhesive extruded film for intra-oral drug delivery and process
WO1998055079A3 (en) * 1997-06-06 1999-03-04 Procter & Gamble A delivery system for an oral care substance using a strip of material having low flexural stiffness
WO1999056724A3 (de) * 1998-05-02 2000-02-17 Lohmann Therapie Syst Lts Therapeutisches system zur topischen oder transmucosalen applikation wenigstens eines pflege- oder wirkstoffs auf bzw. durch die nasenschleimhaut sowie verfahren zur applikation des systems
US9554976B2 (en) 2002-09-11 2017-01-31 The Procter & Gamble Company Tooth whitening product
US10285916B2 (en) 2012-10-17 2019-05-14 The Procter & Gamble Company Strip for the delivery of an oral care active and methods for applying oral care actives

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