JPS604779B2 - 密封性の優れたフイルム及びシ−ト - Google Patents

密封性の優れたフイルム及びシ−ト

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JPS604779B2
JPS604779B2 JP3859978A JP3859978A JPS604779B2 JP S604779 B2 JPS604779 B2 JP S604779B2 JP 3859978 A JP3859978 A JP 3859978A JP 3859978 A JP3859978 A JP 3859978A JP S604779 B2 JPS604779 B2 JP S604779B2
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【発明の詳細な説明】 本発明はガス遮断性、加熱密着性に優れかつ密封性に極
めて優れたフィルム及びシートに関するものであり、さ
らには単体又は集合体を再度密封包装するに通したフィ
ルム及びシートを提供することにある。
さらに本発明においては自動包装機による物品の包装に
際し要求される低温溶融接着性、摺動滑性、熱板離脱性
、静電防止性等の特性に優れている包装材料により包装
した密封包装体を提供することにある。近年食品、タバ
コ、工業用品、日用雑貨品等の外装に対し高度な要求が
高まっている。
例えば食品包装では防湿性、保香性、防虫性、酸素遮断
性等外菱村の特性もさることながら、包装時の熱接着部
の密封不足、接着強度不足、包装材の雛による折重なり
部からの気密不良による問題等が重視されてきている。
又、包装時の臭気も衛生上の問題から残留溶剤の減少に
必死の努力を業界で実施している。又一方、自動包装機
ま益々高速化高能率になってきたため自動包装機で使用
するためには次のような特性が優れていることが要求さ
れている。包装材料と自動包装機の金属案内部との滑り
性、包装材料と熱板との離脱性、包装材料と自動包装機
との摺動による傷の防止性、包装材料の自動包装機への
自動供給性、加熱接着のための加熱時の低い摺動抵抗。
ヒートシール性を有する包装材料としては、低融点物質
を有機溶剤で溶解し、基体フィルム上にコーティングす
る方法で製造したコーチングフィルム、ポリプロピレン
等に低融点重合体を混合して得た単体フィルム、抵融点
重合体を基体フィルム上に積層しヒートシール面に該低
融点重合体積層面がくるようにした積層フィルム、或い
はポリプロピレン等に低分子量熱可塑性樹脂等を混合し
た単体フィルム等が提案されている。
しかるにコーティング法で得られたフィルムは熱時のシ
ール強度が弱く、本発明の如き密封包装体に適さないこ
と、又その上、コーチング面上の残留溶剤を皆無にする
ことが困難なことが欠点としてあげられる。ポリプロピ
レン等に低融点重合体と混合して得たフィルムは低温シ
ール性が悪く、透明性が悪化することがある。また、フ
ィルムが柔軟なためにフィルムの腰、剛性が低く、自動
包装機により連続的に包装することが困難である。また
、低分子量熱可塑性樹脂を混合したフィルムはシール強
度は出るものの加熱してゆくと強度が低下する欠点を有
しており、密封度の優れた包装体を得る事が困難である
。低融点重合体を基体フィルム上に積層する方法も試み
られてきているが、低融点重合体を混合する場合と同じ
く、逐次2軸延伸を行なう場合、加熱ロールによる延伸
中にロールに融着する。このため実際上玲延伸をせざる
を得ず、かかる条件下では透明なフィルムは得られない
。例えば、特公昭41一4338号公報にみる如く、真
珠様光沢を有したフィルムとなってしまう。このため、
基体となるフィルムを加熱ロールにより縦延伸後この片
面又は両面に該低融点重合体を積層し、この融着しやす
い表面に何ら接触しないように中出機(テンター)で延
伸するという方法がとられてきている。又、フィルム及
びシート自体がガス遮断性、つまり水蒸気、酸素、炭酸
ガス、窒素等の透過性が低く、且つ耐水性、耐溶剤性も
優れている事が密封性を有する最も優れた包装体を得る
ための要件となる。これ等の要求を背景にして市場に密
封包装に適したフィルム及びシートを提供すべ〈、鋭意
研究の結果本発明に到達した。
即ち、本発明はエチレン含有量20〜60モル%、ケン
化度90(モル)%以上のエチレン酢酸ピニル共重合体
ケン化物を有する基層胸層の少なくとも片面に極性基含
有変性ポリオレフィンを有する‘B}層とさらに該tB
}層面上にエチレンープロピレン共重合体20〜85(
重量)%とブテンーェチレン系不飽和結合を有するモノ
マ−(プテンを除く)英重合体80〜15(重量)%と
を有する重合体混合物に)層が形成された積層フィルム
及びシート、である。
該フィルム及びシートを用いて熱接着することにより、
密封性に優れた包装体を得る事が出来る。A層を形成す
るエチレン一酢酸ビニル共重合体ケン化物は極限粘度0
.06〜0.19夕/夕(水−フェノ−ル(15/85
:重量比)混合溶液を用い30℃で測定)好ましくは0
.09〜0.14そ/夕であり、エチレン含有量20〜
60(モル)%、ケン化度90(モル)%以上の共重合
体である。
エチレン含有量が20(モル)%未満では押出成形性が
悪く本発明の他の層と共押出するような場合特に適正成
形条件中が狭く、重用上困難である。又、60(モル)
%を超えると、成形性は向上するが、フィルム及びシー
トの延伸によるガス遮断性が向上せず、剛性も失なわれ
、自動包装性に劣る。ケン化度は90(モル)%未満で
はガス遮断性が劣る。■層にはその特性を大きく変化さ
せない範囲で他の重合体、あるいは各種添加物を配合し
てもよい。前記基層風層の少なくとも片面に積層するフ
ィルム‘B’層は極性基含有変性オレフィソを含有する
重合体を有するフィルムである。B層を形成する、犠牲
基含有変性ポリオレフィンとは、ポリエチレン、ポリフ
。ロピレン、ポリプテン−1、エチレンプロピレソ共重
合体等のポリオレフィソに不飽和カルボン酸又はその誘
導体(不飽和カルボン酸とはアクリル酸、メタアクリル
酸、マレィン酸、フマル酸、ィタコン酸等であり、その
誘導体とはその酸無水物、ェステル、ィミド、ァミド、
金属塩等である。)である極性モノマーをグラフトした
共重合体(例えばポリエチレンーアクリル酸グラフト共
重合体、ポリプロピレンーアクリル酸共重合体)、Qー
オレフインとは・8ーェチレン性不飽和カルボン酸から
得られる共重合体(例えばエチレンアクリル酸ェステル
、エチレンーメタアクリル酸など)あるいは該共重合体
とイオン性金属化合物との反応により得られた英重合体
であるィオノマー、あるいはオレフィン−酢酸ビニル共
重合体(例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ンープロピレン−酢酸ビニル共重合体、プロピレン−酢
酸ビニル共重合体など)、上記オレフィンー酢酸ビニル
共重合体のケン化物等である。畑層の中で極性基含有変
性ポリオレフィン中の極性基含有モノマーの共重合割合
は該共重合体中でオレフイン含有量が99〜6の重量%
、好ましくは97〜6の重量%、極性基含有モノマーの
含有量が1〜4の重量%好ましくは3〜4の重量%であ
る。特に好ましくはオレフィン(例えばエチレン、プロ
ピレン、プテンなど)含有量が96〜7の重量%、犠牲
基含有モノマ−の含有量が5〜3の重量%である。‘B
)層を極性基含有変性ポリオレフィン単独で形成する場
合もあり、又この変性オレフインと低分子量熱可塑性樹
脂とを混合する場合もある。好ましい混合割合は極性基
含有変性ポリオレフィンが99.5重量%〜7値重量%
、低分子量熱可塑性樹脂が0.5〜3の重量%である。
本発明において極性基含有ポリオレフィンを有する‘B
}層中に配合するのが好ましい低分子量熱可塑性樹脂と
は、共に混合するポリプロピレン系重合体と混和性の良
好な混合物を形成し、軟化点(ASTM−D36−26
による測定)が7ぴ0〜15び0の範囲にあり、150
00以上で熱的に安定であり、好ましくは200qoで
約20000センチポィズ以下の溶融粘度を有する樹脂
を指す。
ここに“混和性”とはポリプロピレンと上記低分子量熱
可塑性樹脂とを混合した場合に層分離を起こさないこと
を意味する。また‘‘熱的に安定”とは空気の存在下、
所定の温度で1時間加熱後でも、樹脂の性質に永久的な
変化が起こらないことを意味する。更に溶融粘度は、ブ
ルックフィールド粘度計を用いて指示された高温度にま
で加熱し、ASTM試験法D1824一66によって測
定されたものである。本発明における低分子量熱可塑性
樹脂としては炭化水素樹脂、ロジン、ダンマル、フェノ
ール樹脂、塩素化脂肪族炭化水素ワックス、塩素化多核
芳香族炭化水素などがある。
“炭化水素樹月ぽとは、コークス炉ガス、コール夕一ル
留分、分解および深分解された石油原料、本質的に純粋
な炭化水素原料またはテレビン油から誘導される炭化水
素重合体をいい、典型的な炭化水素樹脂としては、例え
ばクマロンーインデン樹脂、石油樹脂、スチレン樹脂、
シクロベンタジェン樹脂、テンベン樹脂等がある。
これらの樹脂はカータ・オスマー「ェンサィクロベディ
ァ・オブ・ケミカル・テクノロジー」第2版第11巻2
42〜255頁(1968王)に記載されている。“ク
ロマンーィンデン樹脂”とは、コークス炉ガスから回収
されるか、コールタールの蒸留物中に存在する樹脂形成
物の重合により得られる炭化水素樹脂、フェノール変性
クロマンーィンデン樹脂またはそれらの譲導体をいい、
これらの樹脂は上記文献第2版第11巻243〜24刀
罰こ記載されている。“石油樹8台’とは、深分解され
た石油原料を触媒重合することにより得られる炭化水素
樹脂をいい、これら石油原料は一般にスチレン、メチル
スチレン、ビニルトルエン、インデン、メチルインデン
、ブタジエン、イソプレン、ピベリレン、ベンチレンの
ような樹脂成形物の混合物を含有している。
この樹脂は上記文献第2版籍11巻第248〜250頁
に記載されている。
“スチレン重合体”とは、スチレンの低分子量ホモポリ
マー、スチレンと例えばQ−メチルスチレン、ビニルト
ルェン、ブタジェン等を含有するコポリマ−をいう。
“シクロベンタジェン樹自ずとは、コールタール蟹分ま
たは分解石油ガスから誘導されるシクロベンタジエンホ
モポリマーおよびコポリマーをいう。
これらの樹脂はシクロベンタジェン含有原料を高温でか
なり長時間保持することにより製造される。保持される
温度により2鼻体、3量体または高重合体のいずれかが
得られる。これらの樹脂は上記文献第11巻250〜2
51頁に記載されている。“テンベン樹8旨’’とは、
ほとんどの精油および植物の含油樹脂中に存在する一般
式C.oH,6の炭化水素であるテンベン類の重合体お
よびフェノール変性テルベン樹脂をいう。好適なテルベ
ンとしては例えばQーピネン、8ーピネン、ジベンンテ
ル、リモネン、ミルセン、ポルニレン、力ンフエンおよ
びその類似テルベンが挙げられる。この樹脂は上記文献
第2版第11巻252〜2鼠頁に記載されている。“ロ
ジン”とは、松の木の含油樹脂中に天然に存在する樹脂
状物質およびロジンェステル、変性ロジン例えば分留、
水添、脱水秦またはその類似物をいう。
これらの物質は上記文献第17巻475〜503頁に記
載されている。“ダンマ′ゾとは、ふたばがき科、かん
らん科等の植物中に天然に存在する無色ないし黄色の物
質またはその類似物をいい、この物質は共立出版社“化
学大辞典”第5巻776頁(昭和36年出版)に記載さ
れている。
“フェノール樹脂”とは、フェノール類とアルデヒド類
との反応生成物をいう。
フェノール自体のほかにクレゾール、キシレノール、p
ーターシヤリーブチルフェノール、pーフエニルフエノ
ールまたはその類似物がフェノール成物として挙げられ
、ホルムアルデヒドが最も普通のアルデヒドであるが、
アセトアルデヒド、フルフラールアルデヒド等がアルデ
ヒドとして挙げられる。これらの樹脂は上記ェンサィク
ロベディア第15巻176〜20刀剣こ記載されている
。“塩素化脂肪族炭化水素ワックス”とは、通常“塩素
化ワックス”といわれる塩素化パラフィンワックスのよ
うなものをいい、代表的なものは塩素を約30〜7の重
量%含有する。
“塩素化多核芳香族炭化水素”とは、2種もしくはそれ
以上の塩素化ビフェニル、夕‐フェニル等またはそれら
の混合物のように2種もしくはそれ以上の芳香族環を持
つ塩素化炭化水素をいう。
代表的なものは塩素を約30〜7の重量%含有する。本
発明における極性基含有ポリオレフィンを有する■層は
更にその性質を低下されない量の他の重合体を含有して
もよく、また帯電防止剤、絹剤、ブロッキング防止剤等
を含有してもよい。本発明においては上言己、‘B}層
の表面に更に形成する(C}層はエチレンープロピレン
共重合体20〜85(重量)%とブテンーェチレン系不
飽和結合を有するモノマー(ブテンを除く)共重合体8
0〜15(重量)%とを有する重合体混合物により形成
される。表面層{CI層はガス遮断層風の少なくとも片
面に積層された強固に接着している。‘C}層に用いる
エチレン/プロピレン共重合体はエチレン含有量が0.
5(重量)%〜10(重量)%の範囲内である。そして
、その溶融指数が0.5〜10(タノ10分)の重合体
であるのが好ましい。さらに好ましくは、共重合体のエ
チレン含有量が2.5〜6(重量)%のランダム共重合
体であり、溶融指数は1.0〜6(夕/10分)である
。エチレン含有量が0.5(重量)%では後述のブテン
系重合体との均一混合が困難であり透明性、光沢共に悪
くなり、極端な場合半光沢、半透明様フィルムとなる。
又、エチレン含有量が10(重量)%以上となると、加
熱状態での滑りが悪化する欠点を有し、包装体に鮫、ス
クラッチを生じ、密封包装体を得ることが出釆なくなる
。‘C}層を形成するプテンーェチレン系不飽和結合を
有するモノマー(ブテンを除く)共重合体はブテンを7
0(重量)%〜90(重量)%含有しており、エチレン
系不飽和結合を有するモノマー(ブテンを除く)は炭素
数が2〜10(炭素数4は除く)である共重合成分を含
有した共重合体である。上記共重合体に於いてブテンの
含有量が70(重量)%以下であると低温ヒートシール
性がなく、且つ高温時の摩擦係数が高く高温摩擦係数が
1.4を越えてしまいヒートシール時、滑り不良による
フィルム又はシートにスクラツチや数を生じ自動包装機
を用いて密封包装体は得られない。また、前記逐次2軸
延伸を行なう場合、加熱延伸ロールへの粘着、敵着を生
じ易く、商業的に平滑で傷のない外観の優れたフィルム
又はシートで包装された包装体を得る事が出来ない。又
ブテンの含有量が99(重量)%以上であるとフィルム
の透明性が悪く、半透明化し、透明で内容物が良く見え
る包装体とする事は出来ない。この1例は第3回に示す
例からも明らかである。上記エチレン/プロピレン共重
合体とブテンーェチレン系不飽和結合を有するモノマ−
(ブテンを除く)共重合体の混合比は前者が20〜85
(重量)%、後者が15〜80(重量)%である。‘C
ー層において、上記重合体混合物100(重量)部に対
しシリコン系オイルを0.01〜0.15(重量)都配
合することは本発明において好ましいことである。
本発明に用い得るシリコン系オイルはポリジメチルシロ
キサン、ポリメチルフエニルシロキサン、オレフィン変
性シリコン、ポリエチレングリコールやポリプロピレン
グリコールで変性したポリヱーテル変性シリコン、オレ
フィン/ポリェーテル変性シリコン、ェポキシ変性シリ
コン、アミノ変性シリコン、アルコール変性シリコン等
変性されたシロキサン結合を含有したシリコン系オイル
である。該シIJコン系オイル中特にオレフィン変性シ
リコン、ポリェーテル変性シリコン、オレフィン/ポリ
ェーテル変性シリコン等が優れている。該シリコン系オ
イルは加熱状態でのフィルムの摩擦係数を改良し、自動
包装機による熱板シール中に生じる摺動抵抗を低下させ
雛の発生を防止することにより、美しい外観と高度な密
封性と被包装体にたるみない密着性とを有する包装体を
得ることが出来る。又摺動による光沢の低下を防止して
、美しいシール部を得る事が出来る。シリコン系オイル
を併用した場合の本発明では摺動ヒートシールをする場
合高温摩擦係数を1.4以下にすることが出来る。該シ
リコン系オイルは常温に於ける粘度が50〜10000
センチストークスの範囲内が好ましく、更に好ましくは
50〜300センチストークスの低粘度のものがよい。
該シリコン系オイルに、更には軟化点70午0〜140
ooの天然或いは合成ワックス、カスターオィルのエチ
レンオキサィド付加物、酸化合成ワックス、高級脂肪酸
アルキルヱステル、多価アルコ−ルアルキレートェチレ
ンオキサィド付加物、脂肪酸アマィド等を併用すること
により一層効果を高めることが出来る。これ等の混合は
シリコン系オイル10碇部1こ対し50部から30峠郭
の範囲で用いることが望ましい。該添加剤をシリコン系
オイルに併用することにより、シリコン系オイルのみの
使用では生じがちな室温〜10000以下でのスティッ
クスリップを防止し、自動包装機の各種金属案内板との
滑りを円滑にし包装不良を未然に防ぎうる。更に高温加
圧下での滑りを改善し、本発明の目的である密封性向上
に極めて重要である。この具体的数値が高温摩擦係数で
1.4〆下である。該シリコン系オイル及び上記添加剤
等は良い面ばかりではなく、フィルム又はシートのヒー
トシール性を低下させる傾向があり、透明性をも低下さ
せる傾向がある。従って、単に添加するだけでは低温ヒ
ートシール性を低下させる傾向のためやや高温でヒート
シールすることになる。一般に、自動包装機により高速
、高温でヒートシールするとフィルム又はシートの表面
に傷を生じ、且つ熱収縮が発生して平情なシール面が得
られない。
即ち、ポリプロピレン等の2軸延伸フィルムでは結晶性
、融点共に高く、ポリ塩化ビニール等の如く均一な収縮
は得られない。ポリプロピレン2鞄延伸フィルムの場合
は熱板に接触した部分が収縮し、接触状態によって極め
て凹凸のあるシール面しか得られないのである。この現
象は本発明の目的である密封包装体に対し凹凸の発生に
よる部分的なシール不良を生じ気密度の高い包装は期待
出来ない。これ等の密封包装体を得るためには上記の如
く、低温でヒートシール出来ることは勿論、加熱状態で
の摩擦係数が低いことが必要である。具体的には110
qoで0.現趣間加熱するとき30夕/伽以上のヒート
シール強度を有し、且つ、このシール体を10000に
保持したときのシール強,度の保持率が60%以上、好
ましくは80%以上有しており、更にその上120午0
における摩擦係数が1.4以下であることが必要である
。本発明の包装材料は風層、‘B)層、【CI層の接着
は接着剤を用いて複合することも出来るが、最も経済的
には■層と【Bー層、に}層を別個の押出機から押出し
、溶融状態で複合流をつくり押出成形する共押出法、或
いは別個に熔融押出して後冷却固化するより前にラミネ
ートする方法、又は一方が冷却固化したフィルム又はシ
ートに他方の溶融押出状態のフィルムを接着する方法等
の複合状のフィルム又はシールを得る方法等で得ること
ができる。
本発明フィルムは平板状フィルム、円環状フィルムのい
づれでもよく、本発明は未延伸フィルムでも用いうるが
少なくとも一麹延伸フィルムとすることが好ましい。特
に好ましくは2軸延伸フィルムとすることにより一層有
効な密封材料を提供する。本発明に用いる包装材料の特
徴は加熱ロールを縦延伸時に用いる逐次2軸延伸法にお
いても製造出来る点にあり、勿論同時延伸でも一層容易
である。
逐次2鯛延伸では層間に強固な複合層の結合力を得て良
好なヒートシール強度を有する包装材料を得ることが出
釆、且つ経済的に積層体を生産しうる点から本発明にお
ける積層フィルムの意義は極めて高い。延伸する場合の
好適な延伸条件を次に述べる。
1軸延伸する場合には縦方向あるいは横方向に3.5〜
1の音延伸する。
延伸温度はロール延伸する場合は80〜160oo、テ
ンター延伸する場合は、110〜16yoであるのが通
常である。本発明においてはフィルムを2軸延伸する場
合は縦方向に3.5〜10倍、好ましくは3.8〜7.
3音、横方向には4〜12倍、好ましくは6〜9倍延伸
する。同時2軸延伸する場合は100〜16ず○で行な
う。逐次2磯延伸する場合は第1段は80qo〜160
℃、好ましくは100午C〜13び0、第2段は120
00〜165q0、好ましくは130℃〜160二0で
ある。熱固定は1麹延伸後あるいは2軸延伸後に行ない
、その温度は上記延伸温度以上であり、かつ100qo
〜167q0で1秒〜1分程度である。本発明の積層フ
ィルム又はシートを製造するのに通した操作の代表的な
例を述べる。
下記操作例に上記条件を適用することにより優れた積層
フィタルムを得ることができる。‘1} A、B、C層
を形成する重合体を各々3台の別個の押出機から溶融押
出しし、ダイス内部で溶融状態で共押出ししてA/B/
CまたはC/B/A/B/Cの順序で形成した3層また
は50 層からなる複合フィルム及びシートを得て、少
なくとも一鞠延伸、或いは圧延延伸する。
■ B、C層を形成する重合体を別個の2台の押出機か
ら溶融押出しし、B/C層からなる2層の複合フィルム
或いはシートを加熱ロールで加熱軟化し、一触延伸ある
いは圧延延伸し、引続いてA層を形成する重合体を別個
の押出機から溶融押出機から溶融押出しし、前記一軸延
伸フィルムのB層の表面に押出ラミネートし、A/B/
Cの3層複合フィルム及びシートを前記延伸方向と直角
方向に延伸する。
‘3’ C層を形成する重合体を溶融押出しして、未延
伸フィルムを作り縦延伸或いは縦方向に圧延延伸した後
、該表面に、A/B2層或いはB/A/B3層のフィル
ムを、B面が接着されるように押出ラミネートし前者で
はC/B/A、後者ではC/B/A/Bの複合フィルム
及びシートを得て、前記延伸方向と直角方向に延伸する
{4} C/B層を構成する重合体で‘2}項と同様の
複合未延伸シートを作り、これを2軸延伸する。
このフィルム又はシートの片面に接着剤をコーティング
し、A層を別個の押出機から溶融押出しし、A層をサン
ドイッチ構成になるよう押出ラミネートし、C/B/A
/B/Cとなる5層のフィルム又はシートを得る。{5
) 少なくとも1軸延伸又は圧延延伸したC層と、Bノ
A2層の共押出複合フィルム又はシートを1鞄延伸或い
は圧延延伸したB/A層とを接着剤を介してC/B/A
3層複合フィルムを得る。
上記応用例にみる如く、その他適宜組合せて製造しうる
本発明フィルムを包装材料として優れた密封包装体を得
ることができるが、密封包装体としては、被包装体物を
直ちに本発明の積層包装材料で密封包装する場合、ある
いは被包装物をあらかじめ一定数量づっ箱体に収納して
から該箱体を1ないし多数個まとめて前述の積層包装材
料で密封包装する場合がある。
いずれの場合も外気が内容物側と流通しないように積層
包装材料が熱溶融接着されておればよい。本発明フィル
ムからなる積層包装材料の厚さの範囲はその密封包装体
としての用途に応じて決められるが通常5〜350の範
囲である。
繁用されるのはフレキシブル包装では15仏〜60仏の
範囲である。また、立体容器、成型体では60仏〜35
0山である。かつ、その表面層{C}層の厚み(C/B
/A/B/Cの場合は合計厚み)は積層包装材料全体の
厚みの0.2〜50%の範囲である。自動包装機には加
熱加圧摺動熱接着方式と加熱押圧熱接着方法とがあるが
加熱情動熱接着方法を使用する場合には個々の表面層の
厚みが0.2〜3rの範囲であるのが特に好適である。
本発明の実施例を述べる前に評価方法を述べる。
{1} 摩擦係数 ‘ィ} 常温摩擦係数 20℃×65%RHにおいて、ASTM一D1894に
より測定{o} 高温摩擦係数 120℃に加熱された熱坂上に滋化ビニリデン製の粘着
テープを鮎りつけ、該面とフィルム又はシートに4.5
タ′均の垂直荷重をかけ2の/secの摺動速度で摺動
させた場合の摩擦係数である。
{2} ヒートシール強度 東洋精機製熱傾斜ヒートシーラーにより圧力lk9′地
、0.9砂間の条件下でヒートシールした後にその強度
を20比舷′minの速度で剥離強度を測定した。
‘3’ 密封包装度 自動包装機により140℃、100個/minの包装条
件でシールされた部分の気密性を水漏れ量により判断し
た。
箱状に形成された外装体に水道水に界面活性剤を0.靴
t%混合した液を50cc入れ、1分間に漏れる量を測
定した。クラス 水漏れ量 A O〜10cc/mjnB
II〜20〃C
21〜30〃0 31
〜50″E 50〃以上 ‘4’ヒートシール部の鱗 A 全く雛がない。
B 僅かにあるが美しい。
C 鱗が部分的にある。
D 雛が多い。
E 全面に滋がある。
‘5} 酸素透過性 モダンコントロールズ社製酸素透過性測定機(OX−T
ran−10唄塾を用い、温度2000、湿度100%
で測定した。
■ 水蒸気透過性 山武ハネウエル社製水蒸気透過試験器を用いて測定した
以下に本発明の好適例として実施例を示す。
実施例 1ガス遮断層凶層として固有粘度0.13夕/
夕のエチレン含有量35モル%、ケン化度99%のエチ
レン酢酸ビニル共重合体ケソ化物にグリセリンのステァ
リン酸ェステルを0.5(重量)%混合したもの、【B
ー層としてマレィン酸変成ポリプロピレン層、表面層{
q層としてエチレン4.5(重量)%のエチレン/プロ
ピレン共重合体(メルトインデツクス2.0夕/1ぴ分
)65(重量)%とブテン含有率97(重量)%のブテ
ン−1/エチレン共重合体35(重量)%との重合体温
合物100(重量)部にポリプロピレングリコール変性
シリコン(20qoでの粘度が100センチストークス
)を0.04(重量)部、カスターオィルェチレンオキ
サィド付加物0.02(重量)部、ポリエチレンワック
ス(分子量2000)0.1(重量)部、グリセリン脂
肪酸ェステル0.3(重量)部、ヒドロキシステアロア
ミド(日本化成製、ダイアミドKH)0.3(重量)部
を混合した組成物をそれぞれ用いた。該■{B}及び‘
C’層の組成物を3台の押出機から溶融押出し、C/B
/A/B/Cの5層未延伸フィルムを得た。該未延伸フ
ィルムは300りの厚みを有し、130午0に於いて縦
方向に1.2倍延伸し、引続いて横方向に3.0倍延伸
し、15500で5%緩和熱固定を行なった後冷却し、
厚さ30仏の2軸延伸複合フィルムを得た。〔各層の厚
み1/9ノ10/9/1(山)〕このフィルムを小中に
紬断し高さ70肌、中55職、厚さ2仇岬の角箱の外装
を加熱加圧摺動万式の自動包装機により行なった。外装
包装は第1表記教の温度で行ない、包装速度は100個
/分であった。比較例 1 実施例1の基層を形成する重合体組成物のみで得たポリ
プロピレン2軸延伸フィルムの両面に塩化ビニリデンを
主剤とし、これに溶剤、帯電防止剤を混合して片面に1
.5夕/めの樹脂固型分となるように両面にコーティン
グし両面ヒートシーラブル包装材料を得た。
この包装材料により実施例1と同様に自動包装機により
角箱を包装した。比較例 2アイソタクティックポリプ
ロピレン(固有粘度2.0の′夕)90(重量)%とロ
ジン10(重量)%とを混合し、溶融押出し、厚さ14
00Aの禾延伸フィルムを得た。
引続いて140qoで縦方向に5.の音延伸し、150
℃で8倍横方向に延伸して厚さ35ムの2鞠延伸し、次
いで160ooで10秒間熱固定し、両面にコロナ放電
処理により漏れ張力を40ダイン/肌に処理した。得ら
れたフィルムにより実施例1と同様に自動包装機により
角箱を包装した。比較例 3 エチレン含有量4.5(重量)%のエチレンノプロピレ
ン共重合体(メルトインデツクス2夕/10分)を表面
層とした以外は実施例1と同様に複合2軸延伸フィルム
(厚さ30仏)とした。
得られたフィルムにより実施例1と同様に自動包装機に
より角箱を包装した。表−1 上記の如く、本発明フィルムは包装体として密封度が高
く、雛の少ない包装体となることが理解される。
密封度の高さは、単にヒートシール強度が強いだけでは
決まらず、シール部の雛がないこと、折込不良のないこ
と、熱板により軟化された面が面状に溶融軟化密着して
粘着摺動し、シール部がめくり上がったりしないこと、
加熱時によく滑って前記の鮫、折込不良等を生成、助長
させないという挙動を示すこと、且つシール部は接着し
ないといけないこと、という矛盾した特性がないと達成
出来ない。
勿論ヒートシール強度の高いことは好ましいが、密封包
装体を得るにはむしろ上記の鮫、折込不良、フィルムの
溶断によるピンホールの方が重要であることを示してい
る。
また、酸素、水蒸気透過性が低い特徴を有し、ヒートシ
ール部の完全密封性と相まって包装材料として優れたも
のである。比較例1は包装作業性や外観は良好であるが
、本発明の主目的である密封包装度は極めて不良であり
、被包装体として吸湿、虫書等を要求せず、且つ軽重量
のものに限定される。
比較例2は自動供給性悪く、機械にかけられない基本的
欠陥を有する。
なお、手敷送りにより包装したところ、シール部の鮫、
光沢、外観等優れていた。しかしながらヒートシール強
度が低い上に、密封包装度は極めて悪く、比較例1と同
様被包装体は限定される。比較例3はや)磯は少ない傾
向を示すが、低温ヒートシール性が悪い。
鮫が発生し難い低温ではシール強度が低く密封包装体は
得られず、シール強度の向上する150℃以上のヒート
シール温度で包装すると鱗が多くなり外観上も悪く、密
封包装体が得られない。従って比較例2、3と同様不良
率は極めて高い。比較例2、3は自動供給性が不良であ
るため、各々の表面層にさらにアルキルアミンェチレン
オキサィド付加体(丸菱油化製デノン331)を表面層
の全量基準で0.8(重量)%混合して製膜した他は同
様にした場合の結果を表−2に示す。
特に表−1と比較して変化の著しい特性のみ示す。表−
2実施例 2 ■層、‘B’層は実施例1と同様とし、表面層‘C)層
にエチレン含有量4.0(重量)%のエチレン/プロピ
レン共重合体(MT=2.5タノ10分)(EPC)と
エチレン含有量5(重量)%のエチレン/ブデンー1共
重合体(M=2.0夕/10分)(EBC)の混合比を
種々変更して重合体温合物を得た。
この重合体混合物100(重量)部に対しポリオレフィ
ン変性シリコンを0.05(重量)部、ステアリン酸モ
ノグリセリド0.5(重量)部、ヒドロキシステアロア
ミド0.3(重量)部、ポリエチレンワックス0.2(
重量)部を混合した。その他は実施例1と同様にした。
得られた結果を次表に示す。表−3実施例 3 実施例2(EPC/EBC=50/50のもの)におし
、て表面層を種々変更して包装テストを実施した。
全体のフィルムの厚さは30ムであった。一4実施例
4 実施例1の風層及びにー層を有し、中間接着層‘B}層
のマレィン酸性ポリプロピレンに混合する低分子量熱可
塑性樹脂の混合量を次表の如く変化させ*たときの自動
供給性、密封性、密着包装性「 自動包装機による折込
部の形状不良による包装不良率を特に評価した。
表−5 自動供給性は、石油樹脂0(重量)%の場合帯電防止性
の発現がや)悪くガイド板に吸着、或いは自動カッタ−
に巻付くことにより不安定性を増した。
又石油樹脂が高い含有率では長時間運転により、自動カ
ッターの発熱がフィルムの切断仕事により生ずる為、熱
軟化した添加樹脂が切断刃に蓄積し、切断不良、又は切
断部分の汚れを生じる為不良となる。密封包装度は、石
油樹脂が高い含有率ではフィルムの熱収縮を生じ易くな
りシール部の冷却が部分的に異なることにより平板状に
固化しない。このため部分的に凹凸状のヒートシール部
が出来、凹凸による隙間により密封性が悪くなる。密封
包装度は被包装物がタイトに包装されているかどうかに
関する問題である。
石油樹脂が2〜20(重量)%含有されることによりヒ
ートシール部に熱収縮度力が適度に生じ美しいヒートシ
ール面を得ることができる。ヒートシール面とその周辺
は熱を受けることによりシール面から遠ざかるにつれて
温度勾配を生じ「 この為適度の瞬間収縮は良い緊張を
もたらすのである。石油樹脂の含有量が多くなるとむし
ろシール部を起点として波状のフィルムのタルミを生じ
密封包装にならない。包装不良率は静電気によるフィル
ムの案内不良による場合があり石油樹脂が無添加ではこ
の影響が見られる。しかし高い含有量では折り曲げ性は
改良されているもの)、延伸熱固定により或る程度ブリ
ードアウトする為と考えられる滑り不良と、熱収縮によ
るフィルムの変形が大きく、外観不良シール部凹凸等に
より商品価値を害することとなる。実施例 5 エチレンプロピレン共重合体(エチレン含有量5.の重
量%)とエチレンブテン−1共重合体(エチレン含有量
5重量%)を1:1(重量比)の割合で混合し、該混合
樹脂100部に対し、ポリェーテル変性シリコンを0.
01(重量)部、ェルカ酸アマィドを0.1(重量)部
混合した‘C’層と極性基含有変成ポリプロピレン(ポ
リプロピレンに無水マレィン酸を7wt%グラフト共重
合した共重合体)からなる{B}層とを共押出し、13
ぴ0で縦方向に4.5倍延伸し、該一軸延伸フィルムの
{B)層面を120℃に加熱し、22000に溶融した
エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物(固有粘度0.1
2Z/夕、エチレン含有量33モル%、ケン化度99%
)を‘C’層として押出ラミネートした。
該C/B/Aの3層複合フィルムを155qoで横方向
に8倍延伸し160℃で1の砂間熱固定した。得られた
フィルムは厚さ25ムの延伸フィルムであった。続いて
風層をコロナ放電処理し、市販セロハン用印刷インキで
印刷し、該面をポリエチレンィミン系のアンカーコート
剤を塗布し、厚さ6〆のポリエチレンを押出ラミネート
し、全厚さで約30rの厚さのフィルムを得た。
ポリエチレン層には糟性を付与する為ェルカ酸アマイド
0.2(重量)%とグリセリンの脂肪族ェステルを0.
2(重量)%、炭酸カルシウム0.2(重量)%を混合
した。尚各層の厚み構成はC層1仏、B層5仏、A層1
3仏、ポリエチレン層6山であった。比較例 5 実施例5のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物25
一の未延伸フィルムを得た。
(押出温度220℃、冷却温度30qoのチルロールで
キャスト)このフィルムの片面をコロナ放電処理した。
比較例 6 実施例5のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物的層
と変成ポリエチレン‘B}層(低密度ポリエチレンに無
水マレィン酸をグラフト共重合した共重合体)を別個の
溶融押出機で充分溶融し、共押出しB/A/Bの3層フ
ィルムを得た。
各層の厚み構成は■層10山、‘B}層7ムであった。
合計24ムであった。比較例 7 実施例5のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物風層
と実施例5の‘C’層とを別個の溶融押出機で溶融し、
共押出しした。
風層は10ム、‘C}層は8仏になるよう調節しC/A
ノCの構成になるようにした。(合計26〃)表−6 xl:CC次仇8・24hr・atm *2:を〆の2・24hr・90多RH 実施例 6 実施例5の構成においてC層15w、B層10r、A層
5仏としA層に硝化線系インク(例えばセロハン用一般
印刷インク)を用いて印刷し、その後該面にポリプロピ
レンを積層し合計厚みを45山とした。
該フィルムを、C層が内側になるよう自動製袋し、直接
熱シール出来、且つバリアー性に富んだ袋となり、米葉
の吸湿、油脂食品の酸化は、従来のポリプロピレンにパ
ートコートした製袋品に比較し著しい効果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレン含有量20〜60(モル)%、ケン化度9
    0(モル)%以上のエチレン酢酸ビニル共重合体ケン化
    物を有する基層(A)層の少なくとも片面に極性基含有
    変性ポリオレフインを有する(B)層とさらに該(B)
    層面上にエチレン−プロピレン共重合体20〜85(重
    量)%とブテン−エチレン系不飽和結合を有するモノマ
    ー(ブテンを除く)共重合体80〜15(重量)%とを
    有する重合体混合物(C)層が形成された積層フイルム
    及びシート。 2 (C)層がエチレン−プロピレン共重合体20〜8
    5(重量)%とブテン−エチレン系不飽和結合を有する
    モノマー(ブテンを除く)共重合体80〜15(重量)
    %を有する重合体混合物100(重量)部とシリコン系
    オイル0.01〜0.15(重量)部とから形成された
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の積層フイルム及びシート。
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