JPS6041760Y2 - 整流器用冷却器 - Google Patents
整流器用冷却器Info
- Publication number
- JPS6041760Y2 JPS6041760Y2 JP5967779U JP5967779U JPS6041760Y2 JP S6041760 Y2 JPS6041760 Y2 JP S6041760Y2 JP 5967779 U JP5967779 U JP 5967779U JP 5967779 U JP5967779 U JP 5967779U JP S6041760 Y2 JPS6041760 Y2 JP S6041760Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling fin
- rectifier
- bushing
- bolt
- cooler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Rectifiers (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、車両用交流発電機等に用いられる清流装置、
特にアルミニウム材よりなる冷却フィンを有する整流器
用冷却器の改良構造に関する。
特にアルミニウム材よりなる冷却フィンを有する整流器
用冷却器の改良構造に関する。
一般に整流器用冷却器では、冷却フィンに穴を設ケ、該
穴にローレット付ボルトを打ち込み、ローレット部に於
ける嵌着接触により整流器用冷却器から電流を外部へ引
き出すと共に、冷却フィンにボルトを固定する構成が採
用されている。
穴にローレット付ボルトを打ち込み、ローレット部に於
ける嵌着接触により整流器用冷却器から電流を外部へ引
き出すと共に、冷却フィンにボルトを固定する構成が採
用されている。
しかし、近年例えば車両用交流発電機の整流器用冷却器
にあっては、軽量化等の為に冷却フィンの材質をアルミ
ニウム化する傾向にあるのに対し、上述のボルト固定構
造では、冷却フィン材質をアルミニウム化した場合、冷
却フィンの材料強度が小さい為に、冷却フィンに対して
ボルトを強固に固定することができず、ボルトにナツト
を締付ける際にボルトが回動し、ナツトの締付けができ
ないという事態が生じる。
にあっては、軽量化等の為に冷却フィンの材質をアルミ
ニウム化する傾向にあるのに対し、上述のボルト固定構
造では、冷却フィン材質をアルミニウム化した場合、冷
却フィンの材料強度が小さい為に、冷却フィンに対して
ボルトを強固に固定することができず、ボルトにナツト
を締付ける際にボルトが回動し、ナツトの締付けができ
ないという事態が生じる。
また、整流装置の冷却フィンには整流器を半田付けする
為に表面処理(電食防止被覆)が必要であり、整流器の
半田付性等を考慮して、この表面処理としてはニッケル
めっきが一般に広く利用されるが、アルミニウム材から
なる冷却フィンには、直接ニッケルめっきを施すことが
出来ないので、亜鉛置換後にニッケルめっきを行うのが
通常である。
為に表面処理(電食防止被覆)が必要であり、整流器の
半田付性等を考慮して、この表面処理としてはニッケル
めっきが一般に広く利用されるが、アルミニウム材から
なる冷却フィンには、直接ニッケルめっきを施すことが
出来ないので、亜鉛置換後にニッケルめっきを行うのが
通常である。
しかるに、この表面処理を施した冷却フィンの穴部にボ
ルトを直接打込むと、ボルトのローレットによってめっ
き層が破られ、そこに塩水等の電解液が付着、浸入する
と、ニッケルめっきと亜鉛層及びアルミニウムとの間に
局部電池が生じて亜鉛層、アルミニウムが電解し、この
結果冷却フィンとボルトとの接触が不完全になり、整流
装置から電流を取り出すことができなくなったり、ボル
トと冷却フィンとの接触電圧降下が増大して異常発熱し
、整流器を破壊するに至るという重大な事態が生じる。
ルトを直接打込むと、ボルトのローレットによってめっ
き層が破られ、そこに塩水等の電解液が付着、浸入する
と、ニッケルめっきと亜鉛層及びアルミニウムとの間に
局部電池が生じて亜鉛層、アルミニウムが電解し、この
結果冷却フィンとボルトとの接触が不完全になり、整流
装置から電流を取り出すことができなくなったり、ボル
トと冷却フィンとの接触電圧降下が増大して異常発熱し
、整流器を破壊するに至るという重大な事態が生じる。
電食防止被覆を施したアルミニウム材からなり、取付穴
部を有する冷却フィンと、 アルミニウム材よりも機械的強度が大きく、電食防止被
覆を施した金属よりなり、前記冷却フィンの取付穴部に
ろう付けしたブツシュと、このブツシュの内周に打ち込
み、前記冷却フィンと電気的導通をとるナーリングボル
トと、を備えた整流器用冷却器とすることである。
部を有する冷却フィンと、 アルミニウム材よりも機械的強度が大きく、電食防止被
覆を施した金属よりなり、前記冷却フィンの取付穴部に
ろう付けしたブツシュと、このブツシュの内周に打ち込
み、前記冷却フィンと電気的導通をとるナーリングボル
トと、を備えた整流器用冷却器とすることである。
ナーリングボルトと冷却フィンとの間に、ブツシュを挿
入することで、冷却フィンの電食防止被覆を破壊するこ
となく、ナーリングボルトと冷却フィンとの間の電気的
導通を計る。
入することで、冷却フィンの電食防止被覆を破壊するこ
となく、ナーリングボルトと冷却フィンとの間の電気的
導通を計る。
以下本考案を図に示す一実施例について説明する。
第1図および第2図において、1は整流装置の冷却フィ
ンで、取付穴部1bが形成されており、また軽量化のた
めアルミニウム材からなり、その表面に表面処理として
のニッケルめつき1aを施して構成されている。
ンで、取付穴部1bが形成されており、また軽量化のた
めアルミニウム材からなり、その表面に表面処理として
のニッケルめつき1aを施して構成されている。
ここで、ニッケルめつき1aは、電食防止被覆であり、
金属間のイオン化傾向に違いによって、両者間を流れる
電流を抑止腰金属の電食を防止する被覆である。
金属間のイオン化傾向に違いによって、両者間を流れる
電流を抑止腰金属の電食を防止する被覆である。
2は冷却フィン1に固定され、かつ電気的に接続される
べきナーリングボルトで、一部にローレット部2aを有
している。
べきナーリングボルトで、一部にローレット部2aを有
している。
3は冷却フィン1をなすアルミニウム材よりも機械的強
度が大の例えば鉄材よりなるブツシュで、その表面には
ニッケルめっきが施されている。
度が大の例えば鉄材よりなるブツシュで、その表面には
ニッケルめっきが施されている。
また、そのニッケルめっきも冷却フィン1に施した電食
防止被覆にニッケルめつきLa)と同様のものである。
防止被覆にニッケルめつきLa)と同様のものである。
そして、ブツシュ3は冷却フィン1の取付穴部1aにろ
う竹材4によりろう付されて、冷却フィン1に固定され
、かつ電気的に接続されている。
う竹材4によりろう付されて、冷却フィン1に固定され
、かつ電気的に接続されている。
さらに、ボルト2はブツシュ3の内径部へ打込まれ、ロ
ーレット部2aにてブツシュ3に嵌着固定されると共に
電気的に接続され、従って、冷却フィン1とも電気的に
接続されている。
ーレット部2aにてブツシュ3に嵌着固定されると共に
電気的に接続され、従って、冷却フィン1とも電気的に
接続されている。
なお、5は冷却フィン1に配設された整流器を示し、ま
た6は対応する整流器相互間およびこれと図示しないス
テータコイルとを結線するための端子7を持った端子台
を示している。
た6は対応する整流器相互間およびこれと図示しないス
テータコイルとを結線するための端子7を持った端子台
を示している。
以上の如く本考案は、機械的強度に優れた金属よりなる
ブツシュをアルミニウム材よりなる冷却フィンの取付穴
部にろう付し、この強度大のブツシュの内径部ヘナーリ
ングボルトを嵌着させたもので、これによれば、ナーリ
ングボルトを冷却フィンに対して強固に固定することが
でき、また、ナーリングボルトの嵌着の際に、アルミニ
ウム製冷却フィンの電食防止被覆を破壊することがない
から、冷却フィンの耐食性を何ら損うことがないという
大きな効果が得られる。
ブツシュをアルミニウム材よりなる冷却フィンの取付穴
部にろう付し、この強度大のブツシュの内径部ヘナーリ
ングボルトを嵌着させたもので、これによれば、ナーリ
ングボルトを冷却フィンに対して強固に固定することが
でき、また、ナーリングボルトの嵌着の際に、アルミニ
ウム製冷却フィンの電食防止被覆を破壊することがない
から、冷却フィンの耐食性を何ら損うことがないという
大きな効果が得られる。
第1図は本考案になる整流器用冷却器の一実施例を示す
要部平面図、第2図は第1図の■−■線に沿う拡大断面
図である。 1・・・・・・冷却フィン、1a・・・・・・電食防止
被覆をなすニッケルめっき、1b・・・・・・取付穴部
、2・・・・・・ナーリングボルト、3・・・・・・ブ
ツシュ、4・・・・・・ろう竹材。
要部平面図、第2図は第1図の■−■線に沿う拡大断面
図である。 1・・・・・・冷却フィン、1a・・・・・・電食防止
被覆をなすニッケルめっき、1b・・・・・・取付穴部
、2・・・・・・ナーリングボルト、3・・・・・・ブ
ツシュ、4・・・・・・ろう竹材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 電食防止被覆を施したアルミニウム材からなり、取付穴
部を有する冷却フィンと、 アルミニウム材よりも機械的強度が大きく、電食防止被
覆を施した金属よりなり、前記冷却フィンの取付穴部に
ろう付けしたブツシュと、このブツシュの内周に打ち込
み、前記冷却フィンと電気的導通をとるナーリングボル
トと、を備えた整流器用冷却器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5967779U JPS6041760Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | 整流器用冷却器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5967779U JPS6041760Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | 整流器用冷却器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55162375U JPS55162375U (ja) | 1980-11-21 |
JPS6041760Y2 true JPS6041760Y2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=29293669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5967779U Expired JPS6041760Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | 整流器用冷却器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041760Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-04 JP JP5967779U patent/JPS6041760Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55162375U (ja) | 1980-11-21 |
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