JPS6041601Y2 - 携帯電灯 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は充電式の携帯電灯に関し、特に二次電池等を収納
すると共に背面に充電プラグを突出した灯具本体にハン
ドルを回動自在に軸支し、このハンドルに前記充電プラ
グを覆うプラグカバーを枢支すると共にこのプラグカバ
ーで充電プラグを覆った状態でハンドルが回動しないよ
うにしたものに関する。

以下、本案の携帯電灯を図面に示す実施例に従い説明す
ると、１は前面開口の円筒状本体ケース、２はレンズ３
は装着すると共に前記前面開口を覆うレンズ枠で、これ
らにより全体として偏平な円筒灯具本体４が形成され、
この灯具本体４内に反射鏡５、電球６、二次電池７、ト
ランス８等の充電機構、が収納されている。

さらに前記本体ケース１の筒周部上側面には一対の嵌合
用突縁９．９を上端面に有する挿通筒１０を延出した挿
通孔１１を形成し、また筒周部下側面には下端面周囲に
リブ１２を延出した軸支用突出筒１３を形成し、さらに
背面１ａには前記充電機構に給電する一対の給電プラグ
１４．１４を突設したプラグ取付用突部１５を設け、さ
らにこの突部１５の近傍の背面１ａには上下方向に係合
壁１６．１６を有する凹部１７を設けである。

１８はこの本体ケース１の前記挿通筒１０と前記軸支突
出筒１３とに上方端１８ａと下方端１８ｂを軸支されて
該本体ケース１の左側面から背面を経由して右側面まで
回動自在とした弾性を有する合成樹脂製ハンドルで、こ
の上方端１８ａから一旦立上って水平把手部１８ｃを形
成すると共に垂下部１８ｄ１斜辺部１８ｅを介して下方
端１８ｂに連らなっている。

そしてこのハンドル１８において、１９は前記上方端１
８ａに設けられて前記挿通筒１０にはまり込む上部円孔
で、この上部円孔、１９内局面には一対の係合用突出壁
１９′。

１９′を設けると共に該上部円孔１９下端面周縁には嵌
合大縁２０ａ及び嵌合不縁２０ｂを内周方向に延設して
あり、このハンドル１８の左右両側面から背面に互って
回動状態において該嵌合大縁２０ａ及び嵌合不縁２０ｂ
が前記本体ケース１の筒周部上側面表面と一対の嵌合用
突縁９，９との間に挾持されて抜は止めを行なうように
なっている。

さらに２１はこのハンドル１８の下方端１８ｂに穿設さ
れて前記軸支用突出筒１３を回動自在にはめ込む下部円
孔で、前記下方端端面からこの下部円孔２１に連通する
挿め込み用切欠２２を有し、さらにこの切欠２２はスペ
ーサ２３によって閉塞される。

さらに２４は前記バンドル１８の斜辺部１８ｅの垂下部
１８ｄ側に突設したプラグカバー取付用突出片で、左右
両端に突軸２５，２５を有しており、また２６はこの突
出片２４に節動面２６を対向させたノックバネである。

２７は基片２８とこの基片２８の両側から垂下した一対
の覆い片２９．２９とからなる横断面コ字形状のプラグ
カバーで、この覆い片２９．２９の基端の軸支孔３０，
３０を前記突軸２５，２５に枢支することにより該バン
ドル１８で囲まれた空間内に上下方向に回動自在に位置
するもので、さらに前記基片２８の道端は前記本体ケー
ス１の背面１ａに対して該バンドル１８が直角方向に位
置したときに前記凹部１７にはまり込むと共に前記覆い
片２９．２９の遊端にはこの凹部１７の係合壁１６，１
６に摺接する扇状傾斜縁３１．３１を形成しており、こ
のプラグカバー２７が前記充電プラグ１４．１４を覆っ
た状態で前記の如く構成されたプラグカバー２７の遊端
２７が本体ケース１の凹部１７に嵌合することによりバ
ンドル１８の左右方向の回動を阻止するようになってい
る。

さらに３２はこの覆い片２９の前記ノックバネ２６に対
向する部分に形成されたノック用リブで、このノック用
リブ３２とノックバネ２６とでプラグカバー２７の節動
機構を構成しており、このプラグカバー２７を、前記充
電プラグ１４を覆った状態と、その遊端２７′を上方に
回動させて充電プラグ１４を露出させた状態と、に保つ
役目をする。

３３は前記バンドル１８の上部円孔１９に装着される円
板状のスイッチ支持板で、この上部円孔１９を介して前
記本体ケース１の挿通孔１１に掛は止めされる鉤条３４
’、３４’を先端に有する一対の脚３４．３４を垂下形
設すると共にこの上部円孔１９への装着状態で前記円孔
１９の係合用突出壁１９′に当接する切欠当接部３３′
を有しており、この支持板３３がバンドル１８の回動と
共に回動するようになっている。

さらに３５はこのスイッチ支持板３３の摺動用角孔３６
に摺動自在に挿め込んだスライドスイッチツマミ、３７
はこのツマミ３５の垂下脚３５’に押圧固着されてスイ
ッチ基板３８上を摺動するスイッチ接点板である。

而してこの携帯電灯の使用時にはバンドル１８を灯具本
体４に対して直角状に保ち、プラグカバー２７の遊端２
７′を本体ケース１の凹部１７に嵌合させた状態でスラ
イドスイッチ３５を操作するもので此時該プラグカバー
２７は充電プラグ１４を覆って該プラグ１４を保護する
と共に該プラグカバー２７の遊端２７′が本体ケース１
背面１ａの凹部１７に嵌合してバンドル１８の灯具本体
４に対する回り止めの役目をする。

さらにこの携帯電灯の充電時にはプラグカバー２７を真
上方向に回動して充電プラグ１４を露出し、さらにバン
ドル１８を灯具本体４の右側面あるいは左側面に回動し
、充電プラグ１４を部屋の電源コンセント（図示せず）
に挿し込むようになっている。

本案の携帯電灯は以上の如く、電球及び二次電池を収納
すると共に充電プラグを背面から突設した灯具本体にバ
ンドルを回動自在に軸支し、このバンドルには前記充電
プラグを覆った状態と、充電プラグを露出させた状態と
に保つよう節動機構を介してプラグカバーを枢支し、こ
のプラグカバーが前記充電プラグを覆った状態で該プラ
グカバーの遊端が嵌合して該バンドルの回動を阻止する
凹部を前記灯具本体の背面に設けたことを特徴としてい
るので、プラグカバーで充電プラグが覆われた状態にお
いてはバンドルは灯具本体に対して直角方向に保たれた
状態で回動しなくなり、従って安定した使用のできるも
のを提供できる。

さらに該プラグカバーがバンドルの回り止めを兼用して
いるので、バンドルの回動阻止手段として別個の部品を
必要とせずご構成が簡単なので製造が容易となる効果を
有するものである。

また、プラグカバーは充電プラグを覆った状態と、充電
プラグを露出させた状態とに保つよう節動機構を介して
バンドルに枢支しているので、携帯電灯を持運んだりす
る場合振動によりプラグカバーが凹所から外れることは
なく充電プラグを確実に覆うことができると共にバンド
ルの回動が不用意に生じるのを防止できる。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本案携帯電灯の実施例に関し、第１図は使
用状態に於ける図で、イは一部切欠上面図、口は中央縦
断面図、ハは後方斜視図で一点鎖線はプラグカバーが充
電プラグを覆った状態を示す。 第２図は充電状態に於ける図でイは上面図、口は側面図
、第３図は要部の分解斜視図である。 １４・・・・・・充電プラグ、 ４・・・・・・灯具本体、 １８・・・ ・・・バンドル、 ２７・・・・・・プラグカバー １７・・・・・・凹 部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電球及び二次電池を収納すると共に充電プラグを背面か
   ら突設した灯具本体にハンドルを回動自在に軸支し、こ
   のハンドルには前記充電プラグを覆った状態と、充電プ
   ラグを露出させた状態とに保つよう節動機構を介してプ
   ラグカバーを枢支し、このプラグカバーが前記充電プラ
   グを覆った状態で該プラグカバーの遊端が嵌合して該ハ
   ンドルの回動を防止する凹部を前記灯具本体の背面に設
   けたことを特徴とする携帯電灯。