JPS604084A - 転写型感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写型感熱記録装置にかかり、特に、インク
ドナーフィルムの交換の容易な転写型感熱記録装置に関
する。

転写型感熱記録方式は、静電記録方式と並んでファクシ
ミリの記録方式の主流を占めるものであり、特に中速機
分野においては、近年、使用の伸びてきた記録方式であ
る。

この記録方式は、横１列に多数（たとえば２０４８ドツ
ト）の発熱抵抗体（サーマルヘッド）を並べ、画情報に
応じてその発熱抵抗体に電流を流して選択的に発熱させ
、それに接するインクドナーフィルムから、記録紙に転
写・印画（印字）せしめるものである。

一般に、この転写型感熱記録装置は、第１図に示すよう
に、キャビネッＩ−１内に収納されており、シート状の
インクドナーフィルム２を巻き取り及び巻き戻し可能な
ように懸架する供給ロール３および巻き取りロール４と
、仁れらの供給ロール計と巻き取りロール４との間で走
行するインクドナーフィルムのインク面と記録紙５とを
重ね合わせて、画情報に応じた像を記録紙に転写せしめ
るための記録部すなわち印字機構部６とより構成されて
いる。この印字機構部６は、画情報に応じて発熱し、イ
ンクドナーフィルムを選択的に加熱せしめるサーマルヘ
ッド７と、フィルムに対してサーマルヘッドと反対側の
面に配設され、前記サーマルヘノドとインクドナーフィ
ルムおよび記録紙を密着させつつフィルムを走行せしめ
るバンクロール８とよりなる。ガイドロール９，１０は
、インクドナーフィルムの方向を制すべく設けられたも
のである。

ところで、記録が進み、インクドナーフィルム２が終端
に来た時、記録が不可能となるためインクドナーフィル
ム２を取り換えなければならない。

従来、インクドナーフィルム２の交換にあたっては、キ
ャビネット１を開き、印字機構部６を露呈せしめるか、
サーマルヘッドとバックローラを離し、供給ロール及び
巻取りロールと共にインクドナーフィルムを外部に引き
出して行なわなければならず、交換に時間がかかるとい
う不都合が生じていた。才た、印字機構部６を動かす場
合には、交換回数が増すに従い、位置精度が悪くなり、
原稿の正しい記録が困難となる虞れがあった。

〔発明の目的〕

本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、従来の装
置の欠点を除去し、インクドナーフィルムを交換するに
あたり、交換が容易で、交換の作業性の良い転写型感熱
記録装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

本発明は、インクドナーフィルムを用いた転写型感熱記
録装置ことおいて、供給ロールおよび巻き取りロールを
印字機構部の収納された容器すなわぢキャビネットの外
部に配設せしめると共に前記供給ロールおよび巻取りロ
ールと印字機構部との間に、夫々フィルム上のインクの
始点および終点を検出するためのセンサを配設すること
により、容器を開閉することなく、インクドナーフィル
ムの交換を容易にしようとするものである。

〔実施例〕

以下、本発明実施例の転写型感熱記録装置を、図面を参
照しつつ説明する。

この転写型感熱記録装置は、第２図に示す如く、キャビ
ネット１′内に配設された印字機構部６と、　！このキ
ャビネット１′の外側に配設されており、前記印字機構
部６にインクドナーフィルム２を供給すべく、インクド
ナーフィルムを巻き取りおよび巻き戻し可能なように懸
架する供給ロール３および巻き取りロール４、この供給
ロール３および巻き取りロール４と印字機構部との間に
、夫々配設された第１センサ１１および第２センサ１２
とより構成されている。

この印字機構部６は、画情報に応じて発熱しインクドナ
ーフィルム２を選択的に加熱せしめるサーマルヘッド７
と、フィルムに対してサーマルヘッド７と反対側の面に
配設され、前記サーマルヘッドとインクドナーフィルム
およびスタッカー１３から供給される記録紙５を密着さ
せつつフィルムを走行せしめるバックロール８とよりな
る。

また、第１センサ１１は、供給ロール３と印字機構部と
の間、すなわち、印字機構部の上流に配設されて、イン
クドナーフィルム上のインクの終端に形成されたマーク
をフォトセンサによって読み取り、ＬＥＤで表示するこ
とにより、操作者に、インクドナーロールの交換を促す
べく構成されている。

他方、第２センサ１２は巻取りロール４と印字機構部と
の間、すなわち、印字機構部の下流に配設されて、イン
クドナーフィルム上のインクの始点に形成されたマーク
をフォトセンサによって読み取り、６印字可能”信号を
印字機構部６に送出すべく構成されている。

さらに、印字機構部の上流および下流には、インクドナ
ーフィルムの走行方向を規制するための案内ロール９，
１０が配設されている。

次に、上記転写型感熱記録装置を用いた記録の方法をイ
ンクドナーフィルムの交換を中心に説明する。

供給ロール３から巻き取りロール４へ走行するインクド
ナーフィルム２のインク面が、スタッカ１３から一枚ず
つ供給される記録紙５と重ね合わせられ、これらはバッ
クロール８によってサーマルヘッド７に密着せしめられ
て、サーマルヘッドの熱を受け、インクが記録紙に転写
されていく。

さて、インクドナーフィルムが走行し続け、ついにイン
クの終端が第１のセンサ１１の位置に来たとき、第１の
センサは終端のマークを読み取りＬＥＤにより、フィル
ムの終端表示を行なう。

次いで交換者は、フィルムの走行を停止せしめたのち両
面接着テープを用いて、新しい供給ロールに巻回された
新しいインクドナーフィルムの始まりを、占いフィルム
の端部近傍に接着し、新しい供給ロールを装着する。

このようにして、再び、供給ロールから巻き取りロール
へのフィルムの走行を開始する。開始マークが第２のセ
ンサ１２の位置に来た時、第２のセンサは、記録開始信
号を印字機構部に送出せしめ、サーマルヘッドの発熱が
開始されて、印字が続行されていく。

このようにして、キャビネットを開くことなく、インク
ドナーフィルムの交換が極めて簡単に行われ得、記録の
続行が容易となる。

また、インクドナーフィルムを交換するにあたり、印字
機構部を動かす必要がないため、印字機構部間の位置精
度が低下することもない。

なお、巻き取りロール４は、巻き取り部を太き（形成し
ておくことにより、供給ロールを２回文換する毎に１回
復度交換すればよい。

また、第１センサの表示はＬＥＤの他、ブザー等、交換
者に警告を発するものであれば何でも良い。

さらには、新旧インクドナーフィルム相互の接着は、両
面接着テープを新しいインクドナーフィルムに貼りつけ
ておく他、接着剤を塗布しておいてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、インクドナーフ
ィルムを供給し、かつ、排出して巻き取るための供給ロ
ールおよび巻き取りロールを、印字機構部の収納されて
いるキャビネットの外ｉと配設せしめると共にインクド
ナーフィルムのインクの始点および終点を検出するため
のセンサを配設せしめることにより、インクドナーフィ
ルムの交。

換および、印字の続行が極めて作業性良くなされ

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の転写型感熱複写装置の概略図、第２図
は、本発明実施例の転写型感熱複写装置の概略図である
。 １．１′・・・キャビネット、２・・・インクドナーフ
ィルム、３・・・供給ロール、４・・・巻キ取りロール
、５・・・記録紙、６・・・印字機構部、７・・・サー
マルヘッド、８・バンクロール、９．１０・・・案内ロ
ール、１１・・第１のセンサ、１２・・第２のセンサ、
１３・・・スタッカー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インクドナーフィルムの供給ロールおよび巻き取りロー
   ルを、印字機構部の収納された容器の外部に具備すると
   共に、前記供給ロールおよび巻き取りロールと印字機構
   部との間に、夫々フィルム上のインクの始点および終点
   検出用のセンサを具備したことを特徴とする転写型感熱
   記録装置。