JP3640443B2 - ビデオプリンタの給紙装置 - Google Patents

ビデオプリンタの給紙装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3640443B2
JP3640443B2 JP28315095A JP28315095A JP3640443B2 JP 3640443 B2 JP3640443 B2 JP 3640443B2 JP 28315095 A JP28315095 A JP 28315095A JP 28315095 A JP28315095 A JP 28315095A JP 3640443 B2 JP3640443 B2 JP 3640443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
mark
pulse
roll
video printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28315095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09123554A (ja
Inventor
冬樹 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP28315095A priority Critical patent/JP3640443B2/ja
Publication of JPH09123554A publication Critical patent/JPH09123554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3640443B2 publication Critical patent/JP3640443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオプリンタの給紙装置に関し、特にロール状に巻き取られた記録材料を用いて画像を記録するビデオプリンタの給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオプリンタには各種記録方式が採用されているが、装置やランニングコスト等が安価である点から、サーマルプリンタやインクジェットプリンタ等が普及しつつある。このようなビデオプリンタにおいてフルカラー画像を高速でプリントしようとする場合には、例えばサーマルプリンタでは、記録材料の通過域中に3個のサーマルヘッドを配置し、記録材料を上流側から下流側へ1回通す間に、各サーマルヘッドでイエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像を順次記録して、フルカラー画像を形成する1パス3ヘッドタイプのカラーサーマルプリンタが知られている(例えば、特開平5−201043号公報,特公平6−96338号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような1パス3ヘッドタイプのカラーサーマルプリンタでは、カラー感熱記録材料として帯状の記録材料をロール形態で巻き取ったロール状記録材料が用いられる。したがって、このロール状の記録材料を巻取方向とは反対の方向に回転してプリント部に帯状の記録材料を送り出す場合には、記録材料が消費されることによってロール状記録材料の巻き径が次第に小さくなることに起因して給紙量が変動し、プリント部との間にたるみや引っ張りが生じてしまう。このようなたるみや引っ張りが生じると、次のプリント部において、例えばサーマルヘッドによる印画中に負荷変動として作用し、レジストレーションエラー(色ずれ)や濃度むら,色むら等が発生する。
【0004】
本発明はロール状記録材料の巻き減りの影響を受けることなく、ロール状記録材料から帯状の記録材料を送りだすことができるようにしたビデオプリンタの給紙装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ロール状記録材料を記録材料送り出し方向に回転するモータと、ロール状記録材料の最外周面近くで位置決めマークを検出するマークセンサと、このマークセンサからのマーク検出信号に基づき送出し速度相当値を検出して、この送出し速度相当値に基づきプリントステージ側の記録材料送り速度と同じになるように前記モータの回転を制御するコントローラとを備えたものである。前記マークセンサをガイドアームに取り付け、ガイドアームをロール状記録材料の最外周面に接するように揺動自在に取り付け、ガイドアームには記録材料の最外周面とマークセンサとの距離を一定に保つガイド部材を設けることが好ましい。また、モータをパルスモータから構成することが好ましく、この場合には、前記コントローラは、マーク検出信号に基づきマーク検出間隔時間相当値を測定するマーク検出間隔測定回路と、このマーク検出間隔測定回路からのマーク検出間隔時間相当値に基づきパルスモータのパルスレートを求めるパルスレート決定部と、このパルスレート決定部からのパルスレートに基づきパルスモータの駆動パルスを発生するパルスジェネレータとを備えることが好ましい。
【0006】
また、前記プリントステージとの間の記録材料にたるみを形成する手段を設けることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
図2は、直線移動型のカラー感熱プリンタを示すものである。カラー感熱記録材料10の通過域(パス)に沿って、3個のプラテンローラ11,12,13が適切な間隔で回転自在に配置されている。各プラテンローラ11〜13には、イエロー用サーマルヘッド14,マゼンタ用サーマルヘッド15,シアン用サーマルヘッド16が対向して配置されており、これらによりパスに沿ってイエロープリントステージ17,マゼンタプリントステージ18,シアンプリントステージ19が形成される。各プラテンローラ11〜13は、ローラシフト機構20により各サーマルヘッド14〜16の発熱素子アレイ14a〜16aに圧着する圧着位置と、離れた退避位置とに選択的にセットされる。
【0008】
各プリントステージ17〜19には、記録材料搬送部21,22,23と、各サーマルヘッド14〜16を駆動して記録材料10に各色画像を記録する記録部25,26,27とが設けられており、これらはシステムコントローラ28(図1参照)により制御される。各搬送部21〜23は、各サーマルヘッド14〜16に対し記録材料送り方向上流側に補助ローラ対30,先端センサ31,マークセンサ32が順次配置されており、また各サーマルヘッド14〜16に対しその下流側に搬送ローラ対33が配置されている。各ローラ対30,33の下側ローラは駆動ローラ30a,33aとされており、パルスモータ34で回転されるようになっている。また、各ローラ対30,33の上側ローラ30b,33bはローラシフト機構35,36によってニップ位置とニップ解除位置との間で選択的にセットされるようになっている。また、各補助ローラ対30のニップ圧力は搬送ローラ対33のニップ圧力よりも小さく設定されており、搬送ローラ対33による搬送が主となるようにされている。また、イエロープリントステージ17の下流側にはイエロー定着器37が、マゼンタプリントステージ18の下流側にはマゼンタ定着器38がそれぞれ配置されている。
【0009】
イエロープリントステージ17の記録材料送り方向上流側には、本発明の給紙装置40が配置されている。この給紙装置40は、ロール状記録材料41を保持する保持軸42と、保持軸42を回転駆動する給紙モータ43と、モータ制御部45とから構成されている。保持軸42にはロール状記録材料41が嵌められて固定され、これによりロール状記録材料41は保持軸42と一体にされる。
【0010】
図1に示すように、モータ制御部45は、マークセンサ50からのマーク検出信号に基づきパルスモータからなる給紙モータ43を回転制御して、記録材料10の送出し速度をイエロー搬送部21の搬送速度と同じになるようにする。マークセンサ50はガイドアーム51の先端部に取り付けられている。ガイドアーム51は取付軸52を介して揺動自在に設けられている。ガイドアーム51の先端にはガイドローラ53が取り付けられている。このガイドローラ53はロール状記録材料41の最外周面に接触して回転するようにされており、これにより、ロール状記録材料41の巻き径が小さくなっても、マークセンサ50とロール状記録材料41の最外周面との距離が常に一定になるようにされている。また、ガイドアーム51はガイドローラ53がロール状記録材料41の外周面に軽く接触するようにコイルバネ54で付勢されている。
【0011】
マークセンサ50は、投光部及び受光部を備えた反射型センサから構成されており、このマークセンサ50は図3に示すように、記録材料10に所定ピッチL1で形成された位置決めマーク56を検出する。位置決めマーク56はカラー感熱記録材料10の感熱記録層が形成された面とは反対側の面に印刷により記録されている。この位置決めマーク56は記録エリアPAに対応して1つの記録エリアPAに対し1個の割合で形成されており、そのピッチはL1とされている。なお、記録エリアPAのサイズ変更に対応するように、前記ピッチを小さくして1つの記録エリアに多数個の位置決めマークを記録してもよく、この場合には位置決めマークの検出数に応じて記録エリアPAを特定する。
【0012】
図1に示すように、マークセンサ50はセンサ駆動検出回路60で駆動され、その投光用LEDが一定周期(位置決めマーク56の長さL2(図3参照)よりも短い間隔となる周期)毎に駆動される。受光部からのマーク検出信号はセンサ駆動検出回路60で増幅された後に、給紙モータ制御回路61に送られる。給紙モータ制御回路61は、カウンタ62とパルスレート換算回路63とから構成されている。カウンタ62には基準クロック発生回路64からクロックパルスが入力されており、マーク検出信号に基づきクロックパルスのカウント値をラッチした後、リセットすることにより、マーク検出間隔時間に相当するクロックパルス数をカウントする。このクロックパルスのカウント値は、ルックアップテーブルメモリ(LUT)から構成されたパルスレート換算回路63に送られ、ここでこのカウント値に対応するパルスレートが求められる。カウント値とパルスレートとの関係は実験等により予め求められており、これがシステムコントローラ28によりパルスレート換算回路63のLUTに書き込まれる。システムコントローラ28のメモリ65には、このカウント値とパルスレートとの関係が予め書き込まれている。
【0013】
カウント値とパルスレートとの関係は、カウント値が基準パルス数(プリント側の搬送速度と同じになるパルス数)よりも増える(送出し速度が低下している)と、パルスレートを上げて給紙モータ43の回転速度を上げるようにされ、これにより、プリントステージ17側の記録材料送り速度と同じにすることができる。また、カウント値が基準パルス数よりも減少する(送出し速度が上がる)と、パルスレートを下げて給紙モータ43の回転速度を下げるようにされ、同様にして、給紙側の記録材料送り速度とプリントステージ17側の送り速度とを同じにすることができる。
【0014】
パルスレート換算回路63からのパルスレートはプログラマブルパルスジェネレータ66に送られ、ここで、給紙モータ43の駆動パルスのパルスレートが変更される。プログラマブルパルスジェネレータ66でパルスレートが変更された駆動パルス信号はドライバ71に送られる。ドライバ71は、この駆動パルス信号に基づき給紙モータ43を回転する。図4はシステムコントローラ28における給紙制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0015】
給紙装置40で送りだされた帯状の記録材料10は、給紙ローラ対70を介してイエロープリントステージ17に送られる。給紙ローラ対70は、プリントステージ17側の搬送ローラ対33を回転するパルスモータ34で回転駆動されており、プリントステージ17と同じ搬送速度で記録材料10を搬送する。給紙ローラ対70も他のローラ対30,33と同じように、駆動ローラ70aと上側ローラ70bとから構成されており、上側ローラ70bは図示しないローラシフト機構によりニップ位置と退避位置との間で変移するようにされている。そして、記録材料10の先端通過の際には上側ローラ70bが退避位置にされ、それ以外は上側ローラ70bはニップ位置される。更に、給紙ローラ対70とパルスモータ34との間にはクラッチ72が配置されており、このクラッチ72は、記録材料10の先端をイエロープリントステージ17に送るときのみパルスモータ34の駆動を伝達し、それ以外のときには給紙ローラ対70をフリー状態にする。なお、給紙ローラ対70をプリントステージ17側のパルスモータ34で回転させたが、この他に給紙モータ43を用いて回転させるようにしてもよい。この場合にも、給紙モータ43と給紙ローラ対70との間にクラックを設け、記録材料10の先端をイエロープリントステージ17に送るときのみ給紙モータ43の回転を伝達し、それ以外のときには給紙ローラ対70をフリー状態にする。
【0016】
また、給紙装置40にはカッタ71が配置されており、このカッタ71は所定のプリント枚数になったときに、位置決めマーク56を基準にして所定位置で帯状の記録材料10を切断する。所定のプリント枚数に達したか否かはマークセンサ50のマーク検出信号をカウントすることにより判定する。そして、この判定結果により予め設定した所定枚数分になったときに、この枚数分に達した位置決めマーク56の検出信号に基づき給紙装置40側でカッタ71により位置決めマーク56を基準にして記録材料10を切断する。この場合には、1個のマークセンサ50で切断位置検出と送りむら検出とに用いることができるので、構成がより一層簡単になる。
【0017】
各プリントステージ17,18,19では、給紙時には各ローラ対70,30,33がニップ解除されており、またプラテンローラ11〜13の圧着が解除されている。そして、先端センサ31からの先端検出信号に基づき記録材料10の先端をトラッキングして、記録材料10の先端がこれらローラ対70,30,33を順次通過するしたがいこれらをニップ状態にする。また、マークセンサ32からのマーク検出信号に基づきヘッド圧着開始位置及び記録開始位置が特定され、各プリントステージ17〜19で各色が1ラインずつ記録される。イエロー記録の後はイエロー定着器37によりイエロー感熱記録層が光定着される。また、マゼンタ記録の後はマゼンタ定着器38によりマゼンタ感熱記録層が光定着される。このように、イエロー,マゼンタ,シアンの各感熱記録層が同一記録エリアに記録され、フルカラー画像が得られる。このフルカラー画像は位置決めマーク56の検出信号に基づき各画像の間の余白部で図示しないカッタにより各コマ毎に切り離される。なお、各サーマルヘッド14〜16の記録材料10への圧着は、最初の画像を記録する際に行われ、複数枚の画像を記録する際は各サーマルヘッド14〜16は記録材料10に圧着された状態になっている。そして、最後の画像の記録を終了した後にサーマルヘッド14〜16の圧着が解除され、記録材料10の後端が各サーマルヘッド14〜16を円滑に通過する。
【0018】
なお、図2に二点鎖線で示すように、各サーマルヘッド14〜16の間でカラー感熱記録材料10にたるみ80,81を形成してもよい。そして、これらたるみ80,81により、一方のプリントステージにおけるサーマルヘッドの挙動変化による搬送負荷変動が他方のプリントステージに伝達されることのないようにする。更には、給紙装置40とイエロープリントステージ17との間や、シアンプリントステージと排紙機構との間の記録材料10にたるみ82を形成して、負荷変動を吸収する緩衝手段としてもよい。例えば給紙装置40とイエロープリントステージ17との間のたるみ82を、給紙速度とイエロープリントステージ17における記録材料搬送速度との間に差を設けることで形成する。このようにすることで、給紙装置40における搬送負荷変動がたるみによって吸収され、これがイエロープリントステージ17に伝達されることがなくなる。なお、たるみ82のたるみ量は、イエロープリントステージ17と給紙装置40とにおける記録材料搬送速度をそのパルスレート等により求めることでたるみ量変動を検出し、このたるみ量を一定にするように給紙速度を調節するとよい。また、マイクロ変位計を用いてたるみ量を検出してもよく、この場合にも給紙速度を調節してたるみ量を一定に保持する。
【0019】
また、図5に示すように、給紙ローラ対85を給紙モータ86で回転させて給紙するようにしてもよい。この場合には、図1に示すモータ制御部45を用いて、マークセンサ87のマーク検出信号に基づき給紙を行う。そして、給紙速度とイエロープリントステージ17における記録材料送り速度とに差を設けることで、たるみ88を形成し、このたるみを一定範囲に維持する。なお、図1に示すものと同一構成部材には同一符号が付してある。符号89はガイドローラである。
【0020】
また、図6に示すように、給紙モータ90により、給紙ローラ対91と受けローラ92とを回転させて、給紙するようにしてもよい。この場合にも、図1に示すモータ制御部45を用いて、マークセンサ93のマーク検出信号に基づき給紙を行う。また、上記と同じようにしてイエロープリントステージ17との間にたるみ94を形成する。なお、図1に示すものと同一構成部材には同一符号が付してある。
【0021】
また、上記実施形態ではカウンタ62,パルスレート換算回路63,プログラマブルパルスジェネレータ66等を用いてハードウェアでモータ制御部45を構成したが、この他に、ソフトウェアで実施するようにしてもよい。また、パルスレート換算回路63はLUTで構成したが、この他に予め演算式を求めておき、演算によりパルスレートを求めるようにしてもよい。また、上記実施形態では、ガイドアーム51を用いて、ロール状記録材料41の外周面から常に一定位置にマークセンサ50を配置するようにしたが、この他に、ロール状記録材料41の半径方向でシフト自在なスライダを設け、これにマークセンサを配置するようにしてもよい。
【0022】
また、上記実施形態では位置決めマーク56をカラー感熱記録材料10の感熱記録層形成側とは反対側の面に印刷により記録するようにしたが、この他に位置決めマークは小孔や切欠きから形成してもよい。
【0023】
また、上記実施形態では、カラー感熱プリンタについて説明したが、この他に図示は省略したが、イエロー,マゼンタ,シアンの各カラーインクリボンを用いた昇華型の熱転写プリンタに本発明を実施してもよい。この場合には、サーマルヘッドの各発熱素子アレイと記録材料との間にカラーインクリボンを介在させて、各インクリボンからのインクを記録材料に熱転写する。また、昇華型の代わりに熱溶融型としてもよい。更には、カラーサーマルプリンタに代えて、モノクロサーマルプリンタやカラー又はモノクロのインクジェットプリンタに対し本発明を実施してもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明では、ロール状記録材料を記録材料送り出し方向にモータで回転させ、ロール状記録材料の最外周面近くでマークセンサにより位置決めマークを検出し、このマーク検出信号に基づき送出し速度相当値を検出して、この送出し速度相当値に基づきプリント部側の記録材料送り速度と同じになるようにモータの回転を制御したから、簡単な構成によりロール状の記録材料から帯状の記録材料をプリント部側と同じ速度で送りだすことができるようになる。したがって、ロール状記録材料の巻き減りに起因して記録材料の送り速度が変動することがない。これにより、プリントステージに送り速度変動による搬送負荷変動が伝達されることがなくなり、色ずれや濃度むら,色むら等の発生を押さえることができる。しかも、ロール状記録材料をモータで記録材料送り出し方向に回転させるので、給紙ローラ対だけでは給紙が困難になるロール径が大きい記録材料に対しても、効率のよい給紙が可能になる。
【0025】
また、マークセンサをガイドアームに取り付け、ガイドアームをロール状記録材料の最外周面に接するように揺動自在に取り付け、ガイドアームには記録材料の最外周面とマークセンサとの距離を一定に保つガイド部材を設けたから、記録材料に形成されたマークを常に安定した状態で検出することができるようになる。また、マーク検出間隔測定回路でマーク検出信号に基づきマーク検出間隔時間相当値を測定することにより給紙側の記録材料送り速度の変動を検出するようにしたから、パルスエンコーダ等を用いることなく簡単な構成で速度変動を検出することができる。また、マーク検出間隔時間相当値に基づきパルスレート決定部でパルスモータのパルスレートを求め、このパルスレート決定部からのパルスレートに基づきパルスモータの駆動パルスをパルスジェネレータで発生させるようにしたから、記録材料の巻き径や厚みが変わった場合でも、これに対応するようにパルスレートを決定することで、記録材料の変更にも容易に対応することができるようになる。
【0027】
また、プリントステージとの間の記録材料に一定範囲のたるみを形成したから、このたるみが搬送負荷変動を吸収して緩衝作用をなすため、給紙側の搬送負荷変動がプリントステージ側に伝達されることがなく、搬送負荷変動に起因する色ずれや濃度むら等の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの給紙装置を示す概略図である。
【図2】同カラー感熱プリンタの概略図である。
【図3】カラー感熱記録材料の位置決めマークを示す平面図である。
【図4】システムコントローラにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図5】他の実施形態の要部を示す概略図である。
【図6】他の実施形態の要部を示す概略図である。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録材料
11〜13 プラテンローラ
14〜16 サーマルヘッド
17〜19 プリントステージ
21〜23 搬送部
40 給紙装置
41 ロール状記録材料
43,86,90 給紙モータ
50,87,93 マークセンサ
51 ガイドアーム
53 ガイドローラ
56 位置決めマーク
70,85,91 給紙ローラ対
71 カッタ
80〜82,88,94 たるみ

Claims (4)

  1. 一定ピッチで形成された位置決めマークを有しロール形態で巻き取られたロール状記録材料から先端を引き出して、これをプリントステージに送り出すビデオプリンタの給紙装置において、
    前記ロール状記録材料を記録材料送り出し方向に回転するモータと、
    前記ロール状記録材料の最外周面近くで前記位置決めマークを検出するマークセンサと、
    このマークセンサからのマーク検出信号に基づき送出し速度相当値を検出して、この送出し速度相当値に基づきプリントステージ側の記録材料送り速度と同じになるように前記モータの回転を制御するコントローラとを備えたことを特徴とするビデオプリンタの給紙装置。
  2. 請求項1記載のビデオプリンタの給紙装置において、
    前記マークセンサはガイドアームに取り付けられ、ガイドアームはロール状記録材料の最外周面に接するように揺動自在に取り付けられ、ガイドアームには記録材料の最外周面とマークセンサとの距離を一定に保つガイド部材を設けたことを特徴とするビデオプリンタの給紙装置。
  3. 請求項1または2記載のビデオプリンタの給紙装置において、
    前記プリントステージとの間の記録材料にたるみを形成する手段を設けたことを特徴とするビデオプリンタの給紙装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1つ記載のビデオプリンタの給紙装置において、
    前記モータをパルスモータから構成し、前記コントローラは、前記マーク検出信号に基づきマーク検出間隔時間相当値を測定するマーク検出間隔測定回路と、このマーク検出間隔測定回路からのマーク検出間隔時間相当値に基づきパルスモータのパルスレートを求めるパルスレート決定部と、このパルスレート決定部からのパルスレートに基づきパルスモータの駆動パルスを発生するパルスジェネレータとを備えたことを特徴とするビデオプリンタの給紙装置。
JP28315095A 1995-10-31 1995-10-31 ビデオプリンタの給紙装置 Expired - Fee Related JP3640443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28315095A JP3640443B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 ビデオプリンタの給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28315095A JP3640443B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 ビデオプリンタの給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09123554A JPH09123554A (ja) 1997-05-13
JP3640443B2 true JP3640443B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=17661865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28315095A Expired - Fee Related JP3640443B2 (ja) 1995-10-31 1995-10-31 ビデオプリンタの給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3640443B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102815557B (zh) 2011-06-08 2015-06-03 精工爱普生株式会社 输送装置、印刷装置以及输送方法
JP5874205B2 (ja) * 2011-06-08 2016-03-02 セイコーエプソン株式会社 搬送装置、印刷装置、及び搬送方法
JP2013035203A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Nec Computertechno Ltd 画像形成装置、電子機器、及び画像形成装置の用紙裁断方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60258048A (ja) * 1984-06-01 1985-12-19 Kyoritsu Futaba Jidoki:Kk 送りロ−ラの速度調整装置
JPH01152081A (ja) * 1987-12-10 1989-06-14 Anritsu Corp タグ印字装置
JPH06297786A (ja) * 1993-04-13 1994-10-25 Nippon Koden Corp 記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09123554A (ja) 1997-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7277109B2 (en) Thermal transfer printer
JP3590701B2 (ja) カラーサーマルプリント方法及び装置
US20090268005A1 (en) Printer
EP1872957B1 (en) Printer
JP3713078B2 (ja) サーマルプリンタのジャム検出装置
JP3501567B2 (ja) カラーサーマルプリンタ
JP3640443B2 (ja) ビデオプリンタの給紙装置
JP3840118B2 (ja) カラーサーマルプリンタ
JP2001239686A (ja) サーマルプリンタ
JP2006082425A (ja) カラー感熱プリンタ、およびプリンタ
JP3494783B2 (ja) サーマルプリント方法及び装置
JP2006263919A (ja) カラー画像形成装置に用いられるインクリボン残量検知方法
JP2005219454A (ja) プリント方法及びプリンタ
JP2011046157A (ja) サーマルプリンタ
JP3086296B2 (ja) サーマルラインプリンタ
US5853253A (en) Printer and method adapted to precisely position a dye receiver portion
JP2001239685A (ja) サーマルプリンタ
JP2004009610A (ja) プリント方法及びプリンタ
JP3781360B2 (ja) カラーサーマルプリンタ
US20020093560A1 (en) Three-heads one-pass type thermal printer
JP3590697B2 (ja) カラーサーマルプリンタ
JP3501574B2 (ja) サーマルプリント方法及び装置
JP2001232876A (ja) プリンタ
JP2005271207A (ja) サーマルプリンタ
JP2004306363A (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080128

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees