JPS63115770A - インクシ−トカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビやコンピュータ等の画像を出力する・・
−トコビー装置として有用な、信頼性が高く、価格が低
いインクシートカセットに関するものである。

従来の技術 近年、ＣＲＴ等のディスプレイ装置のカラー化の傾向は
目覚ましく、これに伴いこれらのハードコピー装置とし
てカラー記録のできるものが要望されつつある。現在カ
ラー記録の方法としては、インパクト方式、熱転写方式
、インクジェット方式、電子写真方式などが考えられて
いるが、これらの中では静寂性、メンテナンス性、コス
トの面から、熱転写方式が実用化の方向にむかって他方
式をリードしているといえる。

従来熱転写方式でカラー記録を行う場合、第１０図に示
す様式で透明な基材１０２　ａ上にイエロー（１０２ｂ
　）、マゼンタ（１０２ｃ）、シアｙ　（１０２ｄ　）
の３色に塗り分けたインクシート１０２に、各色インク
に対応する不透明なマーク１０２ｅ、１０２ｆ。

１０２ｑをほどこす。そして、第９図に示す如くインク
シート１ｏ２は消耗品であるから、交換を容易に行なえ
るより供給ロール１ｏ６９巻取ロール１ｏ６．シートガ
イド１１６，１１２およびシートガイド１１６に設けた
反射部材１０９とともにインクシートカセット１０７と
して装置に対し着脱可能に構成しである。熱転写方式の
記録装置では、第９図に示すよりに受像紙１０１は、キ
ャプスタンローラ１１０とピンチローラ１１１の挾持位
置でキャプスタンローラ１１００回転駆動により矢印ａ
′方向に搬送されながら、ライン状のサーマルヘッド１
０３とプラテンローラ１０４の圧接位置でインクシート
１ｏ２と共に圧接され、サーマルヘッド１０３上に直線
状に配列された発熱素子１０３ａの選択的な加熱により
、インクシート１０２からのインクの転写を受けて画像
を形成する。また同時にシート駆動手段（図示せず）に
よシインクシート１２はシートガイド１１６を経て矢印
ｂ′方向に走行し、巻取ロール１０６に巻取られる。た
だし供給ロール１０６および巻取ロール１０６は、それ
ぞれスリップ機構（図示せず）を介して、所定のトルク
を伝達する構成となっている。カラー記録の場合、受像
紙１０１は各色インクに対応してキャプスタンローラ１
１０の正逆回転によシ３往復し、一方インクシート１０
２は矢印ｂ′方向に走行しなから各色を順次転写し、上
記動作のくシ返しにより受像紙１０１上にイエロー、マ
ゼンタ、シアンの３色を重畳記録してカラー画像を形成
する。

ここで、各色記録開始時には、対応するインクの先頭部
が発熱素子１０３ａに対向する位置に来るより反射部材
１０９に対向する位置に設けたセンサ１０８によりイン
クシート１ｏ２上のマーク１０２θ、１０２ｆ、１０２
ｇを各々検出する。

発明が解決しよりとする問題点 ０）インクシートに発生する静電気がサーマル。

ヘッド近傍で放電してサーマルヘッドを破壊したり、受
像紙と密着してジャミングが発生することがある。

（２）インクシートのマーク検出および走行の安定のた
めにガイド部材を設ける必要があり、インクシートカセ
ットの構成が複雑になる。

（３）　　供給ロールは一定のトルクでインクシートに
パックテンションを与えているので、インクシートの消
耗に伴って供給ロールの半径が変化すると、パックテン
ションの値も変化するが、パックテンションの値が大き
すぎるとインクシートの張力が大きくなるのでサーマル
ヘッドの押圧力に対する抗力となるし、パックテンショ
ンの値が小さすぎるとインクシートにシワが発生して記
録画像を劣化させる原因となる。

（４）インクシート上に付着したゴミが記録画像を劣化
させる。

問題点を解決するだめの手段 本発明は上記問題点を解決するため、インクシートカセ
ットの供給ロール収納部の開口部の縁部をガイドにして
インクシートを走行させ、開口部の縁部または縁部近傍
を、接地した導電性部材か、光沢を有する反射部材か、
クリーニング部材か、供給ロール収納部より高い摩擦係
数を有する部材で構成した。

作　　用 本発明は上記した構成により、静電気を除電し、インク
シートの各色マークを検出するだめのガイド部材を簡略
化し、インクシートに付着するゴミを除去し、インクシ
ートのパックテンションの変化を減じて信頼性が高く、
低価格のインクシートカセットを得ることができる。

実施例 以下、本発明の第１の実施例の構成を、添付図面にもと
づいて説明する。

第１図は本発明の第１の実施例におけるインクシートカ
セットおよび熱転写記録装置を示す基本構成図であり、
１は受像紙、２はインクシート、３は発熱体素子３ａと
直線状に配列したサーマルヘッド、４はプラテンローラ
である。５はインクシート２を巻回して成る供給ロール
で、矢印ａ方向への回転に際して一定のトルクで回転す
るよりスリップ機構等の手段（図示せず）に連結されて
おり、６はインクシート２を巻取る巻取ロールで、スリ
ップ機構等の手段（図示せず）を介したシート巻取手段
（図示せず）により回転駆動する。また７はインクシー
トカセットで供給ロール６および巻取ロール６を回動可
能に支持して装置本体とは図面奥行き方向に着脱する。

８は発光部および受光部を有し反射光を検出するセンサ
、１６はインクシートカセット７に固定されたシートガ
イドでセンサ８と対向する部分には光沢を有する反射部
材９を設けている。１０はキャプスタンローラ、１１は
ピンチローラでキャプスタンローラ１ｏに圧接している
。また第２図はインクシートカセット７の斜視図である
。インクシートカセットては図示する如く供給ロール収
納部７ａおよび巻取ロール収納部７ｂを有し、インクシ
ート２に直接子で触れるのを防げている。またインクシ
ートカセット７の装置本体への挿入の際、開孔部７Ｃお
よび７ｄを介して供給ロール５および巻取ロール６がス
リップ機構（図示せず）と連結する。また、第３図は供
給ロール収納部７ａの開口部７ｅ近傍の構成を示す図で
、１２は開口部７ｅの縁部７ｆに設けた導電性部材であ
り１３は装置本体に固定され接地されたカセットガイド
である。導電性部材１２はインクシートカセット７の装
置本体への挿入に際し、カセットガイド１３と接触する
。また、第４図はインクシート２の基本構成を示す斜視
図であり、透明な基材２ａ上にイエロー（２ｂ）１マゼ
ンタ（２ｃ）、シアン（２ｄ）の頴に各々記録画面の面
積ぶんのインクを塗布してあシ、各色に対応した不透明
なマーク２ｅ、２ｆ、２ｇを有する。

ただしマーク２θは３色のインクを組としたセットの先
頭に対応するので、他のマークと区別するため長くなっ
ている。

次に、この第１の実施例におけるインクシートカセット
の動作について第１図から第４図を用いて説明する。イ
ンクシートカセット７を装置本体に挿入すると、巻取ロ
ール６が矢印す方向に回転してインクシルト２を矢印Ｃ
方向（で走行させる。

ただしこの際、インクシート２は供給ロール５のトルク
によりパックテンションを付与されつつ導電性部材１２
を介して縁部７ｆに摺動し、インクシート２上の静電気
は導電性部材１２およびカセットガイド１３を介して除
電される。そしてインクシート２上のマーク２ｅがセン
サ８の反射部材９に反射する光の検出をさえぎると、巻
取ロール６はさらに一定時間インクシート２を矢印Ｃ方
向に走行させ、センサ８が反射光を検出しなければ停止
する。この時インクシート２上のイエローインク２ｂの
記録開始位置はサーマルヘッド３の発熱素子３ａと対向
する。次にサーマルヘッド３をプラテンローラ４に押圧
し、キャプスタンローラ１ｏを矢印ｄ方向に回転駆動し
、キャプスタンローラ１０とピンチロー２１１の圧接位
置で受像紙１を矢印ｅ方向に搬送する。同時に巻取ロー
ル６は矢印す方向に回転、駆動してインクシート２に張
力を付与しながら巻取る。同時にサーマルヘッド３には
所望の記録信号が伝達され、発熱素子３ａが選択的に発
熱してインクシート２上のインクを受像紙１に転写させ
て所望の画像を得る。またこの際もインクシート２は供
給ロール５によってパンクテンションを付与されつつ導
電性部材１２を介して縁部７ｆにガイドされており、除
電がおこなわれる。イエローインク２ｂによる１画面ぶ
んの記録が終了したら、サーマルヘッド３をプラテンロ
ーラ４から離間させ、キャプスタンローラ１゜を矢印ｆ
方向に回転駆動して受像紙１を矢印ｑ方向に走行させ、
記録開始状態に復帰させる。またインクシート２は矢印
Ｃ方向に巻き取られ、マーク２ｆがセンサ８の反射光の
検出をさえぎると停止する。この時インクシート２上の
マゼンタインク２Ｃの記録開始位置は発熱素子３ａと対
向する。

以下、前述のイエローインク２ｂによる記録動作と同様
にして、マゼンタインク２Ｃによる１画面ぶんの記録を
、イエローインク２ｂによる記録画像に重畳して行う。

同様にシアンインク２ｄによる記録を行って１画面ぶん
のフルカラー画像の記録を完了する。

以上のよってして、本発明の第１の実施例によれば、イ
ンクシート２は、供給ロール収納部７ａの開口部７ｅの
縁部７ｆでガイドされるので別部材でインクシート２を
ガイドする必要がなくインクシートカセット７の構成が
簡略化される。またインクシート２は、走行に際して常
時導電性部材１２およびカセットガイド１３を介して除
電が行われるので、静電気によってサーマルヘッド３を
破壊したり、静電気で受像紙１とインクシート２が密着
してジャミングが発生するのを防止することができる。

以下、本発明の第２の実施例の構成を、添付図面にもと
づいて説明する。

第２の実施例のインクシートカセットにおいて、インク
シートカセット、熱転写記録装置およびインクシートの
基本構成は第１図、第２図および第４図と同様であるの
で説明を省略する。第５図は本発明の第２の実施例にお
ける供給ロール収納部７ａの開口部７ｅの近傍の構成を
示す図で、１４は開口部７ｅの縁部７ｆに設けた不織布
等のクリーニング部材である。

上記のよりに構成された第２の実施例のインクシートカ
セット了の動作は、第１の実施例と同様であシ説明を省
略するが、インクシート２は走行に際して常時クリーニ
ング部材１４を介して縁部７ｆにガイドされる。

以上のよりに、第２の実施列によれば、インクシート２
は常時クリーニング部材に摺動しているため、インクシ
ート２上のゴミ等は除去され、ゴミ等による記録画像の
劣化を防止することができる。

以下、本発明の第３の実施例について、添付図面にもと
づいて説明する。

第３の実施例のインクシートカセットにおいて、インク
シートカセット、熱転写装置およびインクシートの基本
構成は、第１図、第２図および第４図と同様であるので
説明を省略する。第６図は本発明の第３の実施例におけ
る供給ロール収納部７ａの開口部７ｅ近傍の構成を示す
図で、１５は開口部７ｅの縁部７ｆに設けた摩擦部材で
、インクシートカセット７よシも摩擦係数の高い材料で
構成されている。また縁部７ｆは半径Ｈのわん曲部でイ
ンクシート２をガイドしており、供給ロール５の半径が
最小の場合はインクシート２のバックテンションが最大
となるが、供給ロール５の半径が最大の場合と較べてイ
ンクシート２の縁部７ｆへの巻きつき角がθだけ少なく
なったぶん最大となったパックテンシロンを減じる効果
がある。

上記のよりに構成された第３の実施例のインクシートカ
セット７の動作は、第１の実施例と同様であり説明を省
略するが、インクシート２は走行に際して常時摩擦部材
１６を介して縁部７ｆにガイドされる。

以上のよりに、第３の実施ｆ！ＡＪＫよれば、インクシ
ート２は常時摩擦部材１６を介して縁部７ｆのわん曲部
に摺動するため、供給ロール６の半径の変化に対応する
インクシート２のパンクテンションの変化を減じること
ができる。

以下、本発明の第４の実施例について、添付図面にもと
づいて説明する。

第７図は本発明の第４の実施例Ｑておけるインクシート
カセットおよび熱転写記録装置の基本構成を示す図であ
る。図中１と３から６および１０と１１は第１図と同様
であり説明を省略する。第１の実施例と異なるのは、イ
ンクシートカセット１７の供給ロール収納部１７ａの開
口部１７ｅの縁部１７ｆ近傍に、光沢を有する反射部材
１９を設けたことと、センサ１８をインクシート２２を
介して反射部材１９と向き合う位置に構成したことと、
シートガイド１６を除去したことである。また、第８図
はインクシート２２の基本構成を示す斜視図であシ、構
成要件は第２図と同様であり、イエロー（２２ｂ）、マ
ゼンタ（２２ｃ）、シアン（２２ｄ）の各色インクに対
するマーク２２Ｑ、２２ｆ。

２２　ｇの位置が異なるのみであるので説明を省略する
。ただし、マーク２２ｅ（または２２ｆまたは２２ｑ）
がセンサ１８の反射部材１９に反射する光の検出をさえ
ぎる際、イエローインク２２ｂ（またはマゼンタインク
２２ｃ、ｉたはシアンインク２２ｄ）の記録開始位置に
はサーマルヘッド３の発熱素子３ａか対向するよりに構
成しである。

以上のよりに構成された第４の実施例のインクシートカ
セットの動作は、第１の実施例と同様であシ説明を省略
するが、インクシート２は走行に際して常時縁部１７ｆ
にガイドされ、反射部材１６と一定の距離を維持する。

以上のよりに、第４の実施例によれば、インクシート２
は常時反射部材１９に対して安定して一定の距離を維持
しながら走行するので、マークは容易にセンサト８によ
シ検出することができ、マーク検出のためのガイド部材
を省略させることができ、インクシートカセット１７の
構成を簡略化し、価格を下げることができる。

なお、全実施例において、供給ロール収納部７ａ（また
は１７＆）の開口部７ｅ（または１７ｅ）の縁部７ｇ（
または縁部１７ｆ近傍）に、導電性部材１２または摩擦
部材１６−！たはクリーニング部材１４または反射部材
１９を設けるとしたが、供給ロール収納部７ａ（または
１７ａ）そのものを、上記部材にて構成しても同様の効
果を得る。

また、全実施例において、記録方式を熱転写方式とした
が、インクシートを用いて転写を行う構成であれば通電
感熱方式など他の方式をもちいてもよいし、インクの転
写順をイエロー、マゼンタ。

シアンの順にしたが、他の順番でもよいことはいうまで
もない。

さらに、全実施例において、受像紙１の搬送をキャプス
タンローラ１ｏを用いて行っていたが、プラテンローラ
に巻きつけて１回転で１色ずつ記録する等といった他の
受像紙搬送方式でもよい。

また、本実施例において、インクのセットの先頭を示す
マーク２ｅを、他のマーク２ｆ、２ｇより長くして区別
した力；、インクシート２の両側に設けるなどの他の方
法を用いてセット先頭を検出しても同様の効果を得る。

発明の効果 本発明は、インクシートカセットの供給ロール収納部の
開口部の縁部をガイドにしてインクシートを走行させ、
開口部の縁部を、接地した導電性部材で構成して静電気
を除電し、光沢を有する反射部材で構成することによシ
インクシートの各色マークを検出するためのガイド部材
を省略し、クリーニング部材で構成することでインクシ
ートに付着するゴミを除去し、摩擦部材で構成すること
で供給ロール径の変化に伴うインクシートのパックテン
ションの変化を減じて、静電気によるトラブルを解消し
、インクシートカセットの構成を簡略化し、画質の劣化
を防ぎ、インクシートの走行を安定化して、以って信頼
性か高く、低価格なインクシートカセットを得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるインクシートカ
セットと熱転写記録装置を、主走査方向に垂直な平面で
切断した概略構成断面図、第２図は第１図のインクシー
トカセットの概略構成斜視図、第３図は第１図のインク
シートカセットの開口部近傍を示す部分拡大概略構成断
面図、第４図は第１図のインクシートの概略構成斜視図
、第６図は本発明の第２の実施例におけるインクシート
カセットの開口部近傍を示す部分拡大概略構成断面図、
第６図は本発明の第３の実施例におけるインクシートカ
セットの開口部近傍を示す部分拡大概略構成断面図、第
７図は本発明の第４の実施例におけるインクシートカセ
ットと熱転写記録装置の概略構成断面図、第８図は第７
図のインクシートの概略構成斜視図、第９図は従来のイ
ンクシートカセットおよび熱転写記録装置の概略構成断
面図、第１０図は第９図のインクシートの概略構成斜視
図である。 ２．２２・・・・・・インクシート、５・・・・・・供
給ロール、６・・・・・・巻取ロール、７．１７・・・
・・・インクシートカセット、７ａ・・・・・・供給ロ
ール収納部、７ｅ・・・・・・開口部、７ｆ・・・・・
・縁部、８，１８・・・・・・センサ、９゜１９・・・
・・・反射部材、１６・・・・・・シートガイド、１２
・・・・・・導電性部材、１４・・・・・・クリーニン
グ部材、１６・・・・・・摩擦部材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第　２　図 第３図 第４図 インクシート 第５図 ７　　７ｔ　　　Ｚ 第　６［４ θ 第７図 グ ｌθ 第８図 イノ７ンート

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）インクシートを巻回した供給ロールと、前記イン
   クシートを供給ロールから引出す開口部を有する供給ロ
   ール収納部と、少くとも前記開口部の縁部をガイドにし
   て前記インクシートを張架すると共に巻取るインクシー
   ト巻取ロールとを有するインクシートカセット。
2. （２）少なくとも開口部の縁部を接地した導電性部材で
   構成した供給ロール収納部を有する特許請求の範囲第１
   項記載のインクシートカセット。
3. （３）開口部の縁部近傍を光沢を有する反射部材で構成
   した供給ロール収納部を有する特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項記載のインクシートカセット。
4. （４）少なくとも開口部の縁部を供給ロール収納部の他
   の部分より高い摩擦係数を有する部材で構成した供給ロ
   ール収納部を有する特許請求の範囲第１項または第２項
   または第３項記載のインクシートカセット。 （４）少なくとも開口部の縁部をクリーニング部材で構
   成した特許請求の範囲第１項または第２項または第３項
   記載のインクシートカセット。