JPS603960A - 冷却水路を内蔵した鋳物の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冷却水路を内蔵した鋳物の製造法に関するも
のである。

鋳物の中に内蔵された冷却水路は、通常中子を使って製
造される。しかしながら複雑にわん曲した水路の場合、
使用する中子の強度に問題が起ってくる。この様な場合
、中子の支持に問題が起シケレン等の方法を使用する場
合がある。ケＶ／の使用は、漏水事故を起しゃすい〇 本発明は、以上の様な状況に鑑みてなされたものでアル
、ケレンを使用することなく複雑にわん曲した水路を形
成できる鋳物の新規な製造法を提供せんとするものであ
る。

本発明の要旨は、中子を使用して、鋳物中に冷却水路を
形成させるに際し、該中子に、良熱伝導性の金属パイプ
に鋳物用砂を充てん硬化させたものを使用し、鋳湯時、
溶湯の熱で少くとも該金楓パイプの表面を溶解して、該
溶湯と該パイプを一体化させることを特徴とする冷却水
路を内蔵した鋳物の製造法である。

次に本発明の一実施例を図面で説明する。

図１は、送風羽目の様な、冷却路を内蔵した鋳物を作る
ときに水沫を適用したときのものでるる。

本例の羽目の冷却水路の内壁断面は、図２に示す様なス
パイラル状に凹凸させた波型ラセン構造をしておシ、こ
の様な形状の中子を作ることは本来非常にやっかいであ
る。金型を使って砂中子を作ることは困難である。

本発明方法はこの様なものに適用すると、最も効果が発
揮される。

まず中子は、予じめスパイラル状に凹凸させた波２１１
１Ｉラセンバイブを純銅パイプを使って作る。

次にこの波型ラセンパイプを決められたデザインに折曲
は加工し、次にこのパイプの中にシェルモールドあるい
は自硬性鋳型等に使用する砂材料を充填し、硬化させる
。

以上の様な工程で表層が伸１管、中が砂からなる複合構
造の中子ができ上る。

次にこれを図に示す様な鋳型（１）の中にセットする。

（２）は接合中子である。

中子（２）は外層が聞性のある銅パイプがらなっている
ために複雑に曲折し、自重のがかる様な状態でも十分に
これに馴えることができ、ケレンの椋なもので下から支
えなくても上からつるして同定できる。

次に鋳型（１）へ溶融金属を注入する。注入された溶湯
によって中子は鋳包まれるが、この溶湯と’ｉｌ：Ｊ　
パイプ表押が接触したときに、パイプ表面が一部るるい
はパイプ全体が溶解する様にしておくと、パイプと溶湯
が一体結合したものが得られ、波型ラセンパイプの内面
模様が忠実に転写された冷却路内壁が形成される。

鋳物を型から取シ出し、パイプの中の砂を除去すると、
波型ラセン型の冷却路を内蔵した鋳物ができ上る。尚蛇
足ではあるがこの様な波型ラセン冷却路は、通常のもの
の約１．５〜２倍の冷却能を有する。これは、このパイ
プ中を流れる水は凸凹のラセン溝に沿って流れるために
、水流には溝に沿ってスピンが与えられ、ラセン回転し
ながら、遠心力が働きながら流れるためである。

尚本発明では、少くともパイプ表面は溶湯によって溶解
することが必要であるので、溶湯の熱容量を十分に勘案
して、パイプの肉厚を決定することが必要になる。熱容
量に過不足がある場合は、パイプの予熱等が必要になっ
てくる。

本発明は、以上詳記した様に抄雑に曲わ１した水路を、
ケレンを使用することなく、上から中子を懸垂して、鋳
造品内部に形成させることができる　１方法であシ、高
圧水を循環するタイプのものには非常に有効である。

【図面の簡単な説明】

図１は本発明方法を、送風羽口の様な鋳物に適用すると
きの一例を示したものであシ、図２は、特に図１の場合
の水路の内壁構造の一例を示したものである。 ［

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中子を使用して、鋳物中に冷却水路を形成させるに際し
   、該中子に、良熱伝導性の金属パイプに鋳物用砂を充て
   ん硬化させたものを使用し、鋳湯時、溶湯の熱で少くと
   も該金属パイプの表面を溶用、シて、該俗湯と該パイプ
   を一体化させることを特徴とする冷却水路を内蔵した鋳
   物の製造法