JPS6039424Y2

JPS6039424Y2 - 格子付サッシ

Info

Publication number: JPS6039424Y2
Application number: JP1977178551U
Authority: JP
Inventors: 嘉弘中村; 茂男岡村
Original assignee: 新日軽株式会社
Priority date: 1977-12-29
Filing date: 1977-12-29
Publication date: 1985-11-26
Also published as: JPS54104142U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、家屋等の窓開口部に装着するサツシに関し
、その目的はサツシの上枠および左右の縦棒の屋外側に
窓開口部の周縁枠の屋外面より張出し外装受部と傾斜装
飾部とを備える張出縁部を一体に形成し、また、下枠側
においては前記張出縁部と対応して屋外方向へ張出す張
出水切縁部を一体に附設するとともに上記各張出縁部お
よび張出水切縁部の口拡内周縁に格子を装着して、装飾
性に優れ、サツシ周縁の外装施工を極めて容易に行うこ
とができ、盗難を予防し得る格子付サツシを提供するこ
とである。

次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明すると
、図中Ｓはサツシであって、上枠１、下枠２および左右
の縦枠３，４により方形状の枠組体に形成されて窓開口
部Ｗの屋外側からその周縁枠に内装され、該サツシＳに
は２枚のガラス障子５が引違い状に、また、その屋外側
には網戸６がそれぞれ摺動可能に装着されている。

１は上記したサツシＳの上枠であって、窓開口部Ｗの周
縁枠の鴨居７に沿って取付けられている。

１ａは上枠１の摺動ウェブであって、鴨居７の下面に対
し当接片１ｂ、ｌｂを介して水平状に設けられ、同摺動
ウェブ１ａの下面には仕切片１ｃｔ１ｄｔ１
ｅｔ１ｆが垂下されてガラス障子５．５および
網戸６を摺動可能に装着する障子溝１５ａ、１５ａおよ
び１６ａがその長手方向に沿って形成されている。

１１は上枠１の屋外側に摺動ウェブ１ａと一体に形成し
た張出縁部であって鴨居７の屋外面Ｕに沿って取付けら
れ、該張出縁部１１は略三角形状すなわち摺動ウェブ１
ａの外端より斜め上方へ拡角状に傾斜片１１ｂと段部１
１ｃとからなり装飾面を形出する傾斜装飾部１１ａと、
鴨居７の屋外面Ｕに対し水平状に屋外方向へ張出す外装
受部１１ｂと、該外装受部１１ｄの屋内端部に直角状に
接合して鴨居７の屋外面Ｕに当接延設され、釘等により
止着される取付片１１ｅとが一体に形成され上記外装受
部１１ｄには上方へ向って受突片１１ｆが突設されてい
る。

また、傾斜装飾部１１ａに形成した段部１１ｃは格子１
７Ａの取付縦格子１８ａを底台状に納める垂直面を有す
る段部１１Ｃに形成されている。

なお、１ｇは上枠１の長手方向に沿って設けたビス受け
である。

２は上記したサツシＳの下枠であって、窓開口部Ｗの周
縁枠の鴨居８に沿って取付けられるもので、障子摺動ウ
ェブ２ａと網戸摺動ウェブ２ｂとが屋外側へ降段状に形
成されて、両ウェブ２ａ。

２ｂは共に鴨居８の上面側に配設されている。

また、障子摺動ウェブ２ａの上面には上枠１の障子溝１
５ａｗ１５ａと対応して障子レール１５ｂ。

１５ｂが上方に向って突設され、また網戸摺動ウェブ２
ｂの上面は上枠の網戸１１１６ａと対応して網戸レール
１６ｂが上方に向って突設されている。

また、障子摺動ウェブ２ａの内端は敷居８の上面に垂設
した取付垂片２Ｃに接合され、該取付垂片２ｃの下端部
には敷居８の上面に沿って屋内方向へ取付片２ｄが形成
されている。

１２は下枠２の屋外側に一体に形成した張出水切縁部で
あって、網戸摺動ウェブ２ｂの屋外端部より外周方向へ
、上記上枠１の張出縁部１１と対応してやや下斜状に延
設されて傾斜部１２ａが形成されその外端は下方へ垂下
されて垂下部１２ｂが形成され、上記傾斜部１２ｃ下面
は外装受部１２ｃとされている。

また、網戸摺動ウェブ２ｂの下面には敷居８の屋外面に
沿って延在する取付片２ｅが形成されている。

なお、２ｆは下枠２の長手方向に沿って設けたビス受け
である。

３は上記したサツシＳの左縦枠であって、窓開口部Ｗの
周縁枠の左縦柱９に沿って取付けられて、サツシＳの左
戸当壁を形成するもので、８ａは左縦枠３の戸当片であ
って、左縦柱９の内側面に対し当接片３ｂ、３ｂを介し
て平行状に設けられ、同戸当片３ａの内側面には仕切片
３Ｃ９３ｄ、３ｅが図示右方向へ突設され、仕切片３ｄ
の屋外面には気密部材を嵌着するあり溝３ｆが形成され
ている。

１１は左縦枠３の屋外側に戸当片３ａと一体に形成した
張出縁部であって、左縦枠９の屋外面Ｕに沿って取付け
られ、該張出縁部１３は上記した上枠１の屋外側に形成
した張出縁部１１と同じ断面形状の略三角形状すなわち
、戸当片３ａの外端より図示左斜め外周方向へ傾斜装飾
部１１ａと対応して拡角状に傾斜片１３ｂと段部１３ｃ
とからなる傾斜装飾部１３ａと、左縦柱９の屋外面Ｕに
対し垂直状に屋外方向へ張出す外装受部１３ｄと、該外
装受部１３ｄの屋内端部に直角状に接合して左縦柱９の
屋外面Ｕに当接延設され、釘等により止着される取付片
１３ｅとが一体に形成されている。

また、上記外装受部１３ｄには図示左方向へ受突片１３
ｆが突設されている。

また、傾斜装飾部１３ａに形成した段部１３ｃは格子１
７Ａの取付縦格子１８ａを底台状に納める垂直面を有す
る段部１３ｃに形成されている。

４は上記したサツシＳの右縦枠で、上記左縦枠３と対応
して窓開口部Ｗの右縦柱１０に沿って取付けられ、その
断面形状は上記左縦枠３の戸当片３ａに突設した仕切片
３ｄの屋外面に設けたあり溝３ｆが右縦枠４においては
屋内側面に形成された点が相違するのみで他は対称の断
面形状に形成されているので同位の部位には番号４およ
び１４にそれぞれ符号ａ％ｆを附してその説明は省
略する。

かくして形成された上枠１、下枠２および左右の縦枠３
，４は、その上枠１の左右端部および左右の縦枠３，４
の上端部において屋外側に形成した張出縁部１１，１３
，１４が額縁枠状に切欠き当接されてビス受け１ｇを介
して止着されるとともに、左右の縦枠３，４の下端部は
下枠２の左右端部に当接されビス受け２ｆを介して止着
されている。

なお、この下枠２側においては張出水切縁部１２が左右
の縦枠３，４より左右へ若干張出すように枠組み形成さ
れている。

このように枠組み形成した枠組体の屋外側内周縁には各
張出縁部１１．１３．１４の傾斜装飾部に形成した垂直
面を有する段部１１ｃ、１３ｃ、１４ｃが連設されて口
型状の段差凹縁１１ｃ＊１３ｃｔ１４ｃが形成
され、該段差凹縁１１ｃ、１３ｃ、１４ｃには格子１７
が嵌着されている。

この段差凹縁１１Ｃ？１３ｃｔ１４ｃに嵌着さ
れる格子１７は第３図イ９口に示すように左右の取付縦
格子１８ａ、１８ｃ間に２本の横桟１８ｂ、１８ｂを平
行に横架し、該横桟１８ｂ、１８ｂに所要の間隔で複数
本の縦中格子１８ｃ〜１８Ｃを止着したさく形格子１７
Ａ（第３図イ）あるいは上格子１９ａ１下格子１９ｂお
よび左右の縦格子１９ｃにより方形状に枠組みし上下格
子１９ａ、１９ｂ間に所要の間隔で縦格子１９ｄ〜１９
ｄを止着した面形格子１７Ｂであって、予め格子組みさ
れて上記段差凹縁ｌｉｅ、１３ｃ、１４ｃに嵌着されて
いる。

図示のサツシＳにはさく形格子１７Ａが嵌着されている
。

なお、図中２０は外壁であって、２０ａはモルタル塗層
部、２０ｂはモルタル下地部、２０ｃはコーキング部で
ある。

次に、上記のように構成した本例サツシＳの作用および
効果について説明する。

さて、本例サツシＳはガラス障子５および網戸６を開閉
自在に装着するサツシ枠において、同サツシ枠の上枠１
および左右の縦枠３，４の屋外側に窓開口部Ｗの屋外面
Ｕより外周方向へ口拡状に張出す傾斜片１１ｂ、１３ｂ
、１４ｂとの段部１１ｃｔ１３ｃｖ１４ｃとか
らなる同一断面形状の傾斜装飾部１１ａ、１３ａ、１４
ａと窓開口部Ｗの屋外面Ｕより屋外方向へ張出す外装受
部１１ｄ、１３ｄ、１４ｄとこの外装受部１１ｄ、１３
ｄ、１４ｄの内端より外周方向へ延出する取付片１１ｅ
、１３ｅ、１４ｅとからなる張出縁部１１．１３．１４
を一体に形成するとともに、下枠２の屋外側に各張出縁
部１１，１３．１４と対応して外周方向へ口拡状に張出
す傾斜部１２ａと同傾斜部１２ａの外端より下方へ垂下
する垂下部１２ｂとからなり傾斜部１２ａの下面に外装
受部１２ｃを有する張出水切縁部１２を一体に形成し、
しかも、各張出縁部１１，１３．１４の傾斜装飾部１１
ａ＊１３ａｓ１４ａに形成した段部１１Ｃ１１
３ｃ、１４ｃは格子１７Ａの取付縦格子１８ａを底台状
に納める垂直面を有する段部１１Ｃ，１３ｃｗ１４
ｃに形成して各張出縁部１１゜１３．１４の段部１１ｃ
、１３ｃ、１４ｃに沿って格子１７Ａを嵌着する構成と
したものである。

従って、張出縁部１１，１３，１４に外装受部１１ｄ、
１３ｄ、１４ｄを一体形成したことで該外装受部１１ｄ
、１３ｄ、１４ｄに突設した受突片１１ｆ、１３ｆ、１
４ｆを基準としてモルタル塗層部２０ａの塗層厚さを合
せて塗着することができるので、外装壁施工が極めて容
易にかつ迅速に行うことができる。

また、同受突片１１ｆ、１３ｆ、１４ｆの内側部位に対
し充分にコーキング２０ｃを施すことができるので外装
受部１１ｄ、１３ｄ、１４ｄとモルタル塗層部２０ａと
の肌ぎれを防止し、また、下枠２側においても、張出水
切縁部１２の下面側の外装受部１２ｃに外装施工を行い
垂下部１２ｂの屋内面側に充分コーキング２０ｃを行う
ことができて雨水等の屋内側への浸透を防止し、外観の
優れた外装壁２０を仕上げることができる。

また、特に下枠２の張出水切縁部１２により雨水は積極
的に下方へ流下されえて雨仕舞を向上することができる
。

とくに、傾斜装飾部１１ａ、１３ａ、１４ａは傾斜片１
１ｂ、１３ｂ、１４ｂと格子１７の取付縦格子１８ａを
底台状に納める垂直面を有する段部１１Ｃ？１３Ｃ？１
４ｃとからなる同一断面形状に形成したものであるから
、段部１１ｃｖ１３ｃ、１４ｃが連設されて口型状
の段差凹縁１１ｃ、１３ｃ、１４ｃが形成されているの
で予め格子組みしたさく形格子１７Ａあるいは面形格子
１７Ｂの取付施工が極めて容易に行うことができるので
好都合である。

また、この格子１７Ａあるいは１７Ｂを取付けることに
より、サツシＳの強度を高めることができるとともに、
サツシＳに装着した障子５，５および網戸６を保護し、
さらに、外部からの視角を遮ぎって防犯効果を高めるこ
とができる等多くの特長がある。

さて、本考案は障子を開閉自在に装着するサツシ枠にお
いて、該サツシ枠の上枠および左右の縦枠の屋外側に、
窓開口部の屋外面より外周方向へ口拡状に張出す傾斜片
と段部とからなる同一断面形状の傾斜装飾部と前記窓開
口部の屋外面より屋外方向へ張出す外装受部と、該外装
受部の内端より外周方向へ延出する取付片とからなる張
出縁部を一体に形成するとともに、下枠の屋外側に前記
各張出縁部と対応して外周方向へ口拡状に張出す傾斜部
と、同傾斜部の外端より下方へ垂下する垂下部とからな
り、前記傾斜部下面に外装受部を形出する張出水切縁部
を一体に形成腰しかも、前記各張出縁部の傾斜装飾部に
形成した段部は格子の縦格子を底台状に納める垂直面を
有する段部に形成して各張出縁部の段部に沿って格子を
嵌着する構成としたものであるから、張出縁部に外装受
部を一体形成したことで該外装受部を基準とじてモルタ
ル塗層部の塗層厚さを合せて塗着することができるので
、外装壁施工が極めて容易にかつ迅速に行うことができ
る。

また、下枠側においても、張出水切縁部の下面側の外装
受部に外装施工を行い垂下部の屋内面側に充分にコーキ
ングを行うことができて雨水等の屋内側への浸透を防止
し、外観の優れた外装壁を仕上げることができる。

また、特に下枠の張出水切縁部部により雨水は積極的に
下方へ流下されて雨仕舞を向上することができる。

とくに傾斜装飾部は傾斜片と格子の縦格子を嵌合状に納
める垂直面を有する段部とからなる同一断面形状に形成
したものであるから、上枠および左右の縦枠側ではその
張出縁部の各段部が連設されているので予め格子組みし
たさく形格子あるいは面形格子の取付施工を極めて容易
に行うことができる。

また、格子を取付けることによりサツシの強度を高める
ことができるとともに、サツシに装着した障子および網
戸を保護し、さらに、外部からの視角を遮ぎって防犯効
果を高めることができるので格子付サツシとして極めて
実用性に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は水平断面
図、第２図は縦断面図、第３図イおよび口は格子の略体
正面図である。１・・・・・・上枠、２・・・・・・下枠、３，４・・
・・・・縦枠、１１、１３．１４・・・・・・張出
縁部、１２・・・・・・張出水切縁部、ｌｌａ、１３ａ
ｔ１４ａ・・・・・・傾斜装飾部、１１ｂ、
１３ｂ、１４ｂ−−−−−−傾斜部、１１ｃ、
１３Ｃ＊１４ｃ””段部、ｌｌｄ、１３ｄ、１
４ｄ、１２ｃ＝・・外装受部、ｌｌｅ、１３ｅ、
１４ｅ・・・・・・取付片、１２ａ・・・・・・傾斜部
、１２ｂ・・・・・・垂下部、１７Ａ、１７Ｂ・・・・
・・格子。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

障子を開閉自在に装着するサツシ枠において、該サツシ
枠の上梓および左右の縦棒の屋外側に、窓開口部の屋外
面より外周容易ヘロ拡状に張出す傾斜片と段部とからな
る同一断面形状の傾斜装飾部と前記窓開口部の屋外面よ
り屋外方向へ張出す外装受部と該外装受部の内端より外
周方向へ延出する取付片とからなる張出縁部を一体に形
成するとともに、下枠の屋外側に前記各張出縁部と対応
して外周方向へ口拡状に張出す傾斜部と同傾斜部の外端
より下方へ垂下する垂下部とからなり、前記傾斜部下面
に外装受部を形出する張出水切縁部を一体に形成し、し
かも、前記各張出縁部の傾斜装飾部に形成した段部は格
子の縦格子を嵌合状に納める垂直面を有する段部に形成
して各張出縁部の段部に沿って格子を嵌着する構成した
ことを特徴とする格子付サツシ。