JPS6039291B2 - 被覆組成物 - Google Patents

被覆組成物

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JPS6039291B2
JPS6039291B2 JP54023387A JP2338779A JPS6039291B2 JP S6039291 B2 JPS6039291 B2 JP S6039291B2 JP 54023387 A JP54023387 A JP 54023387A JP 2338779 A JP2338779 A JP 2338779A JP S6039291 B2 JPS6039291 B2 JP S6039291B2
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孝 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は優れた耐擦過傷性、可とう性、染色性を有し、
かつその染色品が各種の薬品、粘着剤などによる褐色の
少ない耐久性の良好な塗膜を与える組成物に関するもの
である。
プラスチック成形品は軽量、易加工性、耐衝撃性などの
長所を生かし広範な用途に用いられているが、その重大
な欠陥として表面硬度が低く、すり傷がつきやすいこと
が挙げられている。
とくにプラスチックが広く用いられている透明性が要求
される分野でこの欠陥は重大である。例えばレンズ、窓
などの用途では通常のガラスと比較して傷がつきやすい
。この問題を解決するために耐擦過傷性の良好な被覆材
で被覆することが提案されている。中でも各種シリコン
樹脂組成物とくに各種の官能基を有するあるいは有しな
いシラン化合物、例えばテトラアルコキシシランおよび
トリアルコキシアルキルシラン類の加水分解物の加熱硬
化による被覆材が提案されている。されにこれらの中で
表面硬度を向上し得る他に分散染料による染色が可能で
あり、かつ耐屈曲性の良好な被覆材用組成物が報告され
ている(特開昭53一11136号公報、特関昭51−
58425号公報)。この組成物を例えばサングラスレ
ンズなどに用いるとコーティング後の染色可能なサング
ラスが得られ、顧客の要望により随時、任意の染色がで
き、ファッション製品として価値の高いものができる。
しかしこの際の染色品の耐久性は必ずしも満足すべきも
のではない。ここに耐久性とは塗膜自体の耐久性の他に
染色品の色の安定性の両方を指す。塗腰の耐久性のテス
トとしてはカーボンアーク、キセノンアークなどを光源
とする各種の耐光性試験機または耐候性試験機を用いた
促進試験、乾燥、緑熱などによる加熱促進試験の他、屋
外ぱくるによる劣化試験などがあり、これらは実際の製
品の耐久性を知る手段として広く行なわれている。本発
明の効果の判定もこれらによるテスト結果によっている
。色の安定性は選択される梁料にも多く依存するが、と
くに重要なのは分散染料にいまいま見られる染料移行性
、転梁性である。とくに各種の薬品類に接触した場合の
染料の抽出による腿色は実用上重要である。例えばヘア
スプレー、ローション、オーデコロンなどの化粧品、防
虫剤、ワイン、ウイスキーなどのアルコール性飲料どが
染色品にかかった場合、褐色を示すことがある。さらに
粘着テープ、粘着シールはその粘着剤の粘着性を調節す
るのに各種の高沸点溶剤とくにアルコールを用いること
があるがこれらによる腿色があると、あとが残り、染色
された商品の商品の商品価値を著しく減ずる。さらに塩
化ビニルなどに含まれる可塑剤による褐色も重要である
例えば包装フィルムに長時間接すると銀色することがあ
る。また単に熱水による染料抽出にもとづく銀色も、湿
潤場所(たとえば浴場、プールなど)でに耐久性という
点で重要である。すなわち従来技術においては、プラス
チックレンズなどの光学材料を染色することはできても
、染色物の染料の脱落や耐光性、耐薬品性などの安定性
が悪く、かかる欠点の改善が望まれていたのである。本
発明で述べる組成物は上記の耐久性、色安定性に関し優
れた特性を示すものであってとくにフアッション性の要
求される用途、例えばサングラスレンズ、矯正レンズな
どのプラスチックレンズ、各種ショーケース、化粧品ケ
ースなどに通した被覆材を与えるものである。
本発明の被覆組成物は下記の成分A,B,CおよびDか
らなっている。
A 分子中に少なくとも1個のグリシジル基またはメチ
ルグリシジル基とケイ素原子に結合した2個以上のアル
コキシル基を有するシラン化合物の加水分解物。
B 8一(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リアルコキシシランの加水分解物。
C 平均粒子蓬約1〜10印h山の微粒子状シリ力。
D 一般式AI・Xn・Y3‐nで示されるアルミニウ
ムキレート化合物。
(ここでXは低級アルコキシ ル基、Y はM′COC
H2COM2お よ びMCOCH2COOM4からな
る群から選ばれた化合物から生じる配位子(M1,M2
,MおよびM4は低級アルキル基)、nは0,1または
2である。)成分Aの加水分解物を形成する化合物とし
ては好ましくは次の一般式で示される化合物が用いられ
る。
(ここでRIは1〜4の炭素原子を有するアルキルまた
はァルコキシアルキル基、R2は1〜6の炭素原子を有
するアルキルまたはアリール基、R3は水素またはメチ
ル基、mは2または3、aは1から6の整数、、は1ま
たは2である。
)これらの化合物の例として、y−グリシドキシプロピ
ルトリメキシシラン、yーグリシドキシプロピルトリエ
トキシシラン、y−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン、y−グリシドキシプロピルメチルジエトキ
シシランおよびッーグリシドキシエトキシプロピルメチ
ルジメトキシシランなどがある。
成分Bの加水分解物を形成する化合物の例としては3−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシランおよび8一(3,4ーエポキシシクロヘキシル
)エチルトリエトキシシランなどがある。
成分Cとしてのシリカ微粒子の効果的な例としてはシリ
カゾルがある。
シリカゾルは高分子量無水ケイ酸の水および/またはア
ルコールなどの有機溶媒中のコロイド状分散体である。
この発明の目的のためには平均粒子蓬約1〜10仇h仏
のものが使用されるが、約5〜3比h仏の径のものがと
くに好ましい。成分Dのアルミニウムキレート化合物は
各種の化合物が使用できる触媒活性、組成物中の溶解性
および安定性の観点から好ましい例としては、アルミニ
ウムアセチルアセトナート、アルミニウムエチルアセト
アセテートビスアセチルアセトナート、アルミニウムビ
スエチルアセトアセテートアセチルアセトナート、アル
ミニウムジーnーブトキシドモノエチルアセトアセテー
ト、アルミニウムジーj−プロポキシドモノメチルアセ
トアセテートなどがある。
これらの化合物の混合物も用いることができる。さらに
必要に応じて成分Eとして下記の群より選ばれた少なく
とも1個の化合物を用いることができる。
(1’R4茎R5$i乙‐(a+b)で示される化合物
の加水分解物。
ここでR4,R5はアルキル、アルケニル、アリール、
メタクリルオキシプロピルまたはハロゲン化アルキル、
Zはアルコキシル基またはアシルオキシ基であってaお
よびbはそれぞれ0,1または2でかつa+bが0,1
または2である。‘2’多官能ェポキシ化合物 上記‘1)の加水分解物を形成する化合物としてはメチ
ルシリケート、エチルシリケート、i−プロピルシリケ
ート、nーブチルシリケート、sec−ブチルシリケー
トおよびt−ブチルシリケート、などのテトラアルコキ
シシラン類、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、ピニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
アセトキシシラン、フエニルトリメトキシシラン、メタ
クリルオキシプロピルトリメトキシシラン、yークロル
プロピルトリメトキシシラン、および3,3,3ートリ
フロロプロピルトリメトキシシランなどトリアルコキシ
またはトリアシルオキシシラン類およびジメチルジメト
キシシラン、フエニルメチルジメトキシシランなどジア
ルコキシシラン類がその例である。
上記■の多官能ェポキシ化合物はコーティング材料、成
形材料として広く用いられているものである。これらの
化合物としてはポリグリシジルェステルもしくはポリグ
リシジルェステルが好ましい。ポリグリシジルェーテル
としては多官能フェノールとェピクロルヒドリンとの反
応生成物および脂肪族または脂環式多価アルコールとェ
ピクロルヒドリンとの反応生成物で分子量1000以下
のものが好ましく、これに使用される多官能フェノ−ル
の例としては2,2ージ(P−ヒドoキシフエニル)プ
ロパン(ビスフエノールA)、ジ(Pーヒドロキシフヱ
ニル)メタン(ビスフエノールF)などがある。
またこれに使用される脂肪族または脂環式多価化合物と
しては炭素原子15以下のアルコールが好ましい。
これらのアルコールとしては(ポリ)エチレングリコ−
ル、(ポリ)プロピレングリコ−ル、ネオベンチルグリ
コール、グリセロール、トリメチロールエタントリメチ
。ールプロパン、ベンタヱリストール、ジグリセロール
、ソルビトール、1,4−ジヒドロキシメチルシクロヘ
キサン、水添ビスフェノールAなどがある。ポリグリシ
ジルェステルとしては8個以下の炭素原子を有する脂肪
族、脂環式および芳香族多塩基酸またはその無水物とヱ
ピクロルヒドリンとの反応生成物が好ましく、これらの
反応に用いられる多塩基酸としてはコハク酸、グルター
ル酸、アジピン酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ィソフタル酸
、テレフタル酸などがある。
上記に述べた成分A、成分Bおよび成分Eの{1}のシ
ラン加水分解物は相当するシラン化合物を純水もしくは
、塩酸または硫酸の希釈水溶液で加水分解することによ
って得られる。
加水分解は溶剤を用いないで水とシラン類の反応中に生
じるアルコールまたはカルボン酸のみを用いて行なうこ
ともできる。また他の溶剤を添加または置換して行なう
こともできる。2種以上のシラン類を加水分解するにあ
たってはそれぞれ別々に加水分解して混合することもで
きるが混合したシラン類を共加水分解する方法や一方の
シランを加水分解して後、他方のシランをこれに加え、
加水分解を継続する逐次加水分解法などを適用すること
ができる。
次に上記各成分の混合割合について述べる前にその基準
として用いる計算固形分重量を以下に定義する。
加水分解物(成分A、成分Bおよび成分E{1})の計
算固形分重量Wは、使用した加水分解前のシラン化合物
QkSj(OS)4‐k(分子量をMoとする)の重量
がWoである場合、次式によって定義される量である。
WW。・笠ここにM,はQkS;0(4‐め/2で表わ
される式量である。
尚、QおよびSは、先に説明した成分A、成分Bおよび
成分EO)で用いるシラン化合物において対応する有機
基を意味し、k‘ま0,1または2である。成分E■の
計算固形分重量はその使用量とする。
成分Aおよび成分Bは各種の比率で用いられるが、成分
A、成分Bおよび必要により添加される成分Eの各計算
固形分量量の和に対して成分Bの計算固形分重量を約1
0〜80%の範囲とするのが好ましい。
これより少ないと本発明の目的である耐薬品性、耐久性
が不十分となり、多すぎると染色性が不十分となる。成
分Cは成分A、成分Bおよび必要により添加される成分
Eの総量100重量部に対し、5〜50の重量部、より
好ましくは10〜20の重量部を用いると良い。
成分Cが少ないと硬度が低くなりやすく、逆に多くする
とクラッキングのような塗膜欠陥を生ずる。上記の被覆
組成物において各種の溶剤が使用できる。
この溶剤は使用する基剤の塗装方法、加熱方法、基材の
種類などによって適宜選択されるものであるがこの中に
重量で約1%以上、好ましくは約2%以上の水分が含ま
れることが被覆組成物の安定化にあたっては重要である
。1%以下の水分量ではシラン化合物の加水分解物の反
応によって被覆組成物の粘度が上昇し、塗膜厚を制御す
ることが困難になる。さらに塗装前に溶液中で反応が起
こることにより、塗膜形成段階での硬化が不完全になり
、塗膜硬度は高くならない。被覆組成物中の水分はシラ
ン類の加水分解が不十分のために生ずるもの、シラン類
の加水分解物の縮合反応によって生ずるもの、または別
に系外から添加するものいずれでも良い。
本発明の被覆組成物にはその他各種の添加物を添加する
ことが可能である。
例えば塗装段階での塗膜の流動性を調節して表面平滑性
を増し、かつ表面の摩擦係数を減少するめに各種の界面
活性剤が有効である。これらの効果のある例として鎖状
ボリシロキサン類のアルキレンオキシド‘こよるグラフ
ト共重合体がある。さらに紫外線吸収剤、抗酸化剤など
が使用可能である。
その他塗膜物性、付着性、塗装性を改良する目的で各種
の有機ポリマが使用できる。本発明の被覆組成物は各種
の基村に適用できるがとくに透明性のあるプラスチック
基材、例えばポリアクリレートとくにポリメチルメタク
リレ−ト、ポリカーボネート、ジエチレングリコールビ
ースアリルカ−ボネ−トなどが適している。塗装法とし
ては通常用いられている塗装法が適用できる。
例えば浸薄塗装、スピン塗装、ロール塗装、カーテンフ
ロー塗装およびスプレー塗装などが適用できる。被覆組
成物の硬化は加熱によって行なわれる。
使用する基村によって適用温度が限定されるが、50〜
250qoの範囲が良好な結果を与える。本発明の被覆
組成物は、染色されたプラスチックレンズなどの光学材
料において、染色物の染料の脱落が極端に低くでき、耐
光性、耐薬表性などの安定性が箸じるしく向上するとと
もに、塗膜の耐擬禍性、解層I性も良好なものとなると
いう顕著な効果を有する。実施例 1 ‘1} y−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシ
ラン加水分解組成物の調整回転子を備えた反応器中にy
ーグリシドキシプロピルメチルジヱトキシシラン386
.3gを仕込み液温を10つ0に保ち、マグネチックス
夕−ラ−で櫨拝しながら、0.05規定塩酸水溶液55
.礎を徐々に滴下する。
滴下するのに要した時間は83分であった。滴下終了後
は冷却をやめ、y−グリシドキシプロピルメチルジェト
キシシランの加水分解組成物を得た(以下H−GMSと
略称する)。得られた溶液の性状はェポキシ当量306
、粘度(10℃)17.5センチポイズ、ガスクロマト
グラフイ一による水分量は5.1重量パーセントであっ
た。(2} シラン加水分解組成物の調製前記H−GM
S24錐に8−(3,4ーェポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン210gを混合し、液温を1o
o0に保つ。
境拝しながら、0.01規定塩酸水溶液46gを徐々に
通下する。適下終了後は冷却をやめ、シラン加水分解組
成物を得た。糊 塗料の調製 前記シラン加水分解組成物499gにメタノール分散コ
ロイド状シリカ(日産化学株式会社製品“メタノールシ
リカゾ′V’固形分30%)1000g、メタノール3
94g、ジエチレングリコールジメチルェーテル9礎、
シリコーン系界面活性剤3gを添加湿合し、この混合液
にアルミニウムアセチルアセトナート3雌を加えて損杵
混合し、塗料とした。
‘4’塗布および評価 前項塗料をカセィソーダ水溶液に浸潰した後、洗浄を行
なったジヱチレングリコールビスアリルカーボネート重
合体しンズ(理研レンズ工業株式会社製品、CR−39
プラノレンズ)75側径、2.1肋厚さに浸簿法で引上
げ速度10伽/分の条件で塗布し、93qCの熱風乾燥
機で4時間加熱キュアした。
塗布したレンズは以下に述べる試験を行なった。結果第
1表に示す。‘ィ} 耐摩擦性試験 ‘a} スチールウール引つかき硬度 スチールウール#0000で塗膜表面を摩擦し、傷のつ
きにくさを調べた。
なお判定は次のようにして行なった。A・・・・・・強
く摩擦しても傷がつかない。
B・・・・・・かなり強く摩擦すると少し傷がつく。C
・・・・・・弱い摩擦でも傷がつく。またこれらの中間
はたとえばB〜Cなどと表現した。
なお全く塗布しないジェチレングリコールビスアリルカ
ーポネート重合体しンズはCであった。
‘b} /ぐンドアブレージヨンテストカーボランダム
#600、0.0聡を直径3仇舷の羊毛フェルト(日本
フェルト株式会社製品、20JRW、厚さ2肋)からな
るパツド‘こ付着させたものをレンズ凸面上に置いて、
レンズを8回/分で回転させながら、さらにパッドを1
43回/分で前後運動させる。
これを14分間行なった後のレンズ表面におけるへ−ズ
の増加を調べた。‘。
}外観肉眼観察で透明度、塗布むらの有無などを調べた
し一 密着性 塗膜面に1脚の等間隔で平行線11本を引き、これらに
直角に交わる平行線を同数かき、正方形ION固作る。
これらの線は素地に達する程度に塗膜を切断している。
このゴバン目の上にセロハン粘着テープ(商品名“セロ
テープ”ニチバン株式会社製品)を強くはりつけ、90
度方向に急激にはがし塗膜はくりの有無を調べた。8
染色性 染料としては分散染料を使用した。
ミケトンポリェステルレッドのF(三井東庄株式会社製
品)0.812鴇、ダイアニックスィェロ−駅−E(三
菱化成株式会社製品)0.4375g、カャロンポリェ
ステルブルーTS(日本化薬株式会社製品)3.750
雌をそれぞれ1リットルのビ−カーに入れ、さらにラピ
ゾールB−80(日本油脂株式会社製品)6gを添加し
た後、約1雌の水を加え、ガラス棒でよく演練する。
その後さらに8000前後の温水で分散溶解させて染色
格とした。この梁料浴を使用し、80oo℃で13分間
梁料した。評価は染料レンズの全光線透過率を測定して
行なった。‘村 耐薬品性テストレンズの凹面にシリコ
ングリスでシールしたテフロンリング(内径12.65
肌、厚さ3.35肌)を置き、このリング内に薬品をそ
れぞれ約0.母c入れる。
薬品を注入した後はさらにシリコーングリスでシールし
たガラス板で覆い「 2000で24時間放置する。放
置後薬品、シリコーングリスなどをよく洗浄した後肉眼
にて判定を行なった。なお判定は次のようにして行なっ
た。○……全く変化が認められない x……少し変化が認められる x×……かなり変化が認められる ×××……非常に変化が認められる 肌 耐候性テスト 滋賀県大津市で昭和53王7月24日から1ケ月間およ
びアメリカ合衆国フロリダで昭和53王8月28日から
1ケ月間屋外暴露テストを行なった。
テストはいずれも南面45oの傾斜である。暴露後に塗
膜のクラック、波状の凹凸ぐゆず肌”)、白化など異状
の有無を調べた。比較例 1{1) 塗料の調製 実施例1のH−GMS68.7gにメタノールシIJカ
ゾル140.4gジヱチレングリコールジメチルエーナ
ル10.5g、メタノール21.1g、シリコーン系界
面活性剤0.36gを樽梓しながら、添加混合した。
この混合液にアルミニウムアセチルアセトナート4.2
gを添加し、櫨洋混合して塗料とした。‘2} 塗布お
よび評価 前項塗料を用い、実施例1に準じて塗膜の性能試験を行
なった。
結果を第1表に示す。比較例 2 【1) 3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ル.トリメトキシシラン加水分解組成物の調製回転子を
備えた反応器中に3−(3,4−ェポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン168gを仕込み、液温
を20q0に保ち、マグネチツクスターラで櫨拝しなが
ら、0.01規定塩酸水溶液37.礎を徐々に滴下する
滴下終了後簿拝をやめ、8一(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシランの加水分解組成物
を得た(以下H−BCEと略称する)。(2’塗料の調
製 前記H−BCE162gにメタノールシリカゾル389
g、メタノール51g、フエネチルアルコール29.3
g、シリコーン系界面活性剤1gを標拝しながら、添加
混合した。
この混合液にアルミニウムァセチルアセトナート11.
7gを添加し、櫨梓混合して塗料とした。糊 塗布およ
び評価 前項塗料を用い、実施例1に準じて塗膜の性能試験を行
なった。
結果を第1表に示す。第1表 実施例 2 ‘1} 塗料の調製 実施例1のシラン加水分解組成物41蟹に“ェピコート
827’’(シェル化学株式会社製品、ェポキシ当量約
185、ビスフェノールA型ヱポキシ樹脂)14暖、ジ
アセトンアルコール20雌、ベンジルアルコール100
g、メタノール305g、シリコーン系界面活性剤暖を
添加混合し、さらにメタノールシリカゾル132雌を加
えて混合した。
この混合液にアルミニウムアセチルアセトナート4雌を
添加し、損梓混合して塗料とした。■ 塗布および評価 前項塗料を用い、実施例1に準じて塗布を行なった。
また評価については耐薬品性を除いては実施例1に準じ
て行なった。結果を第2表に示す。{村 耐薬品性テズ
ト染色レンズをエタノール/水(70/30重量比)の
混合溶液に21〜220で2■時間浸潰した後透過率変
化によって評価した。△T=浸債前透過率−浸債後透過
率 △C=〆og浸債後透過率)−そog浸溝前透過率)X
I。
〇〆og(浸溝前透過率)透過率変化は上記の△Tおよ
び△Cによって表わした。
比較例 3tlー 塗料の調整 実施例1のH−GMS442.1gに“ェピコート”1
55.4gジアセトンアルコール223.8g、ベンジ
ルアルコール111.6gを混合し、均一な溶液を得た
この溶液にメタノールシリカゾル142礎、メタノール
597.5g、シリコーン系界面活性剤3.8鶴を加え
てよく混合する。この混合液にアルミニウムアセチルァ
セトナート42.7gを添加、境拝して塗料とした。■
塗布および評価前項塗料を用い、実施例2に準じて塗
膜の性能試験を行なった。
結果を第2表に示す。第2表 実施例 3 {11 塗料の調整 実施例1のH−OMS394.巡の比較例2のH−BC
E205.後を混合した。
この混合溶液に別途あらかじめ調整した次の溶液を添加
混合した。添加溶液は、“ェピコ−ト827’’24.
8g、“ショーダイン508’’(昭和電工株式会社製
品、ェポキシ当量約190、フタル酸グリシジルェステ
ルヱポキシ樹脂)64.腿、ベンジルアルコール385
g、アセチルァセトン96.をおよびシリコーン系界面
活性剤4.8gを混合して調整した。さらに前記のシラ
ン加水分解組成物およびェポキシ樹脂等からなる溶液に
メタノールシリカゾル1962gを添加混合し、その後
アルミニウムアセチルァセトナート73.暖を加え、増
枠混合して塗料とした。
■ 塗布および評価 前項塗料を用い、ポリメチルメタクリレート(三菱レイ
ヨン株式会社製品、“アクリベット”VH)で射出成形
した75柳径、1.8柳厚さのレンズ成形品に浸療法で
引上げ速度10cの/分の条件で塗布し、970の熱風
乾燥機で2時間加熱キュアした。
性能評価については耐薬品性を除いては実施例1に準じ
て行なった。
結果を第3表に示す。的 耐薬品性テスト染料レンズに
市販の塩ビ系粘着シール材を貼り、それぞれ8000で
2時間と40q○で2週間放置した後の粘着テープへの
染料移行について観察した。比較例 4 m 塗料の調整 実施例1のH−GMS58.3鍵に実施例3に述にたと
ころのあらかじめ調整しておいたェポキシ樹脂等からな
る溶液58.89を混合溶解させる。
この混合溶液にメタノールシリカゾル21巡を添加混合
し、その後アルミニウムアセチルアセトナート8.17
gを加え、糟梓混合して塗料とした。‘2} 塗布およ
び評価前項塗料を用い、実施例3に準じて塗膜の性能試
験を行なった。
結果を第3表に示す。第3表 比較例 5 実施例1において、本発明のC成分の1つであるメタノ
ールシリカゾルを添加しない以外はすべて同様に実施し
た。
その結果、得られたコーティング物はスチールウール引
つかき硬度B〜C、パットアブージョンテスト15.3
、染料性83.0であった。
このことから、硬度の良好な被膜を得るにはシリカゾル
が必須の成分であることがわかる。比較例 2 実施例1において、本発明のD成分の1つであるアルミ
ニウムアセチルアセトナートを使用せず、代わりにアル
ミニウムトリィソプロポキシドを使用して実験した。
その結果、被膜に微4・異物が多数発生し、光学材料と
して満足な品質を有するものは得られなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の成分A,B,CおよびDを含むことを特徴と
    する被覆組成物。 A 分子中に少なくとも1個のグリシジル基またはメチ
    ルグリシジル基とケイ素原子に結合した2個以上のアル
    コキシル基を有するシラン化合物の加水分解物。 B β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
    リアルコキシシランの加水分解物。 C 平均粒子径約1〜10mμの微粒子状シリカ。 D 一般式A1・X_n・Y_3_−_nで示されるア
    ルミニウムキレート化合物。 (ここでXは低級アルコキシル基、YはM′COCH_
    2COM^2およびM^3COCH_2COOM^4か
    らなる群から選ばれた化合物から生じる配位子(M^1
    ,M^2,M^3およびM^4は低級アルキル基)、n
    は0,1または2である。)
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