JPS6038102A - 染色単板の製法および人工化粧単板の製法 - Google Patents

染色単板の製法および人工化粧単板の製法

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JPS6038102A
JPS6038102A JP14819983A JP14819983A JPS6038102A JP S6038102 A JPS6038102 A JP S6038102A JP 14819983 A JP14819983 A JP 14819983A JP 14819983 A JP14819983 A JP 14819983A JP S6038102 A JPS6038102 A JP S6038102A
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遊佐 幸彦
清 岡本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、内装建材の化粧材などとして用いられる人
工化粧単板の製造等に用いる染色単板の製法、ならびに
この染色単板を用いる人工化粧単板の製法に関する。
〔背景技術〕
化粧板用の突き板として、人工化粧単板が用いられる。
この人工化粧単板は、普通、次のようにしてつくられる
。すなわち、ロータリスライスなどしt得た単板を脱脂
、脱色したのち染色し、得られた染色単板を接着剤を介
して積層し、加圧成形して集成フリッチを得、これをス
ライスすることにより得られている。このような人工化
粧単板の製造に際し、使用する木質単板の寸法安定化処
理として、乾燥単板にポリエチレングリコールを塗布す
るか、あるいは乾燥単板をポリエチレングリコール溶液
中に浸漬するなどして含浸処理を行っている。しかし、
このような含浸処理においては、実際には、処理剤は単
板内部まで含浸されに<<、大半は表面付近に付着して
いる。また、細胞内腔には充填されるが、細胞膜への含
浸が少なじ2さらには、高分子量のポリエチレングリコ
ールは、単板内部へ入りにりく、他方、低分子量のポリ
エチレングリコールは、単板内部へ入りやすいが、溶液
によって流出し易いといった欠点があった。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、染
色単板および人工化粧単板の製造に際し、寸法変化のな
い寸法の安定した染色単板および人工化粧単板を得るこ
とを目的とする。
〔発明の開示〕
、発明者らは、上記′目的を達成するために鋭意検討し
た。そ、の結果、この発明を完成するに至ったこの発明
は、木質単板を染色するに当たり、木質単板として、低
分子量の薬液を塗布してスチーミングした後、前記低分
子量の薬液より分子量の大きい高分子量の薬液を塗布し
てスチーミングしたものを用いることを特徴とする染色
単板の製法を第1の要旨とし、染色単板を積層集成し、
得られた集成フリッチをスライスして人工化粧単板を得
るに当たり、染色単板として、低分子量の薬液を塗布し
てスチーミングした後、前記低分子量のでスチーミング
された木質単板を染色してなるものを用いることを特徴
とする人工化粧単板の製法を第2の要旨としている。
以下に、これらについて詳細に説明する。
この発明でいう薬液とは、例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコールおよびポリエチレングリコール(
PEG)、ポリエチレングリコールメタクリレート(P
EGMA)などまたはその溶液をいう。これらの薬液は
、低分子量のものと高分子量のものが併用される。なお
く高分子量の薬液としては、通常分子量2000〜30
00のものが特に好ましく用いられる。
第1の発明は、木質単板を染色するに当たり、木質単板
として、低分子量の薬液を塗布してスチーミング(水蒸
気雰囲気にさらすこと)した後、さらに前記低分子量よ
り大きい高分子量の薬液を塗布してスチーミングしたも
のを用いることを特徴としている。具体的には、ロータ
リレースまたはスライスなどにより得た木質単板を、通
常の工程にしたがって、脱脂、脱色した後、この単板に
低分子量の薬液を塗布する。この後、例えば、95〜1
05℃、湿度100%の条件でスチーミング処理を行う
のである。このスチーミング処理は、熱によって低分子
量の薬液を単板内部まで拡散させ、細胞膜に吸着させる
作用をする。なお、単かし、含水率があまり高すぎると
、単板表面付近の水が多くなって薬液をうまく塗布でき
なくなるので、好ましくは40〜100%、特に好まし
くは70〜80%である。
次に、処理単板を乾燥した後、前記低分子量の薬液より
大きい高分子量の薬液を塗布する。この後、前記1回目
のスチーミング処理条件と同様にスチーミング処理する
のである。この2回目のスチーミング処理は、高分子量
の薬液が単板の導管や細胞内腔を充填する作用を促進す
る。このため、低分子量の薬液を塗布したスチーミング
後の単板は、乾燥されている方がよく、含水率は10%
以下が好ましい。
このような薬液塗布およびスチーミング処理において、
低分子量の薬液は、単板内のミクロな空隙と細胞膜を充
填する。次に行う高分子量の薬液は、単板のマクロな空
隙を充填するとともに、低分子量のi液がマイグレート
(移動)して外部へ流出するのを防止するようになる。
このようにして薬液処理およびスチーミング処理した単
板は、染色して染色単板にするのである。得られた染色
単板は10寸法変化のない安定したものとなる。
第2の発明は、第1の発明で得た染色単板を用いて通常
のとおり積層集成し、得られた集成フリッチをスライス
して人工化粧単板を得るのである。すなわち、第2の発
明は、第1の発明で得た染色単板の複数枚、または染色
単板と必要に応じて他の単板やプリプレグなどを接着剤
を介してMWし、これを型面が平らな金型や型面に凹凸
変化を持つ金型など適宜な金型を使用して加圧成形し、
凹凸変化のない集成フリッチや、湾曲等凹凸変化のある
集成フリッチを得る。この集成フリッチを板目あるいは
柾目が表われるように所望の角度でスライスして、人工
化粧単板を得るのである。この人工化粧単板は、寸法変
化のない安定したものとなる。
以下に実施例についいて述べる。
〔実施例1〕 厚み1.0 +u+のアガチスロータリ単板を、95±
2℃の水中で前処理し、含水率75%まで乾燥する。次
に、エチレングリコールの80%水溶液を表裏面から全
量98.0g/nf 〜108.9g/rrf (9=
10g/尺2)に達するまで塗布した。次いで、95〜
105℃の蒸気中で2時間スチーミング処理した後、含
水率が10%になるまで乾燥した。次に、分子量250
0のポリエチレングリコールの50%水溶液を108.
9 g/rd (10g/尺2)塗布した後、95〜1
05℃の蒸気中で1゜5時間スチーミング処理した。こ
の結果、実施例1のものは、無処理のものに比較して、
収縮率が約172であった。このものを用いて通常の如
く、染料を塗布して染色単板を得た。
得られた染色単板は、寸法変化のない安定したものであ
った。
〔実施例2〕 実施例1で得た染色単板の複数枚を接着剤を介して積層
し、これを湾曲金型を用いて圧締成形し、集成フリッチ
を作成した。この集成フリッチをスライスして人工化粧
単板を得た。
得られた人工化粧単板は、寸法変化のない安定したもの
であった。
〔発明の効果〕
この発明にかかる第1の製法は、木質単板を染色するに
当たり、木質単板として、低分子量の薬液を塗布してス
チーミングした後、前記低分子量ψ薬液より分子量の大
きい高分子量の薬液を塗布してスチーミングしたものを
用いて゛いるので、得られる染色単板は、抗収縮能を有
するものとなり、寸法変化のない安定したものとなる。
その上、従来の浸漬法の場合には、処理液が汚染され、
効果が低、下してくるが、この発明は、2段塗布スチー
ミング処理により、常に新しい同一成分の薬液が塗布さ
れるので、汚染の影響を受けない。このため、薬液の処
理効果は、低下しない。
また、この発明にかかる第2の製法は、第1の発明で得
た染色単板を積層集成し、得られた集成フリッチをスラ
イスして人工化粧単板をつくっているので、得られる人
工化粧単板は、抗収縮能を有するものとなり、寸法変化
のない安定したものとなる。
〔参考〕
なお、人工化粧単板の製造に際し、次のような処理を行
うと、木目に色ムラ変化をもたせたものを得ることがで
きる。すなわち、ロータリレースまたはスライスなどし
て得た第1図の如き木質単板1の全面に染料2を均一に
塗布し、さらに第2図にみるようにこれを積1層し、ス
チーミングを行う。次に、オーブンなどを用いて部分乾
燥を行うのである。部分乾燥は、第3図にみるように染
色単板3の上面または染色単板間に例えば熱伝導性の良
い物質4を載置または介在させて行うのである。その結
果、熱伝導性の良い物質4と接触する部分は、熱が伝導
し易くなって加熱され、染料の吸着が促進される。この
結果、第4図にみるように接触部分5が、非接触部分6
よりも濃色に染着された染色単板7が得られる。次に、
染色単板7を積層圧締して第5図にみるような集成フリ
ッチ8を形成する。この集成フリッチ8をスライスする
と、第6図にみるように木目9a、9b、9cが色゛ム
ラ変化を有する人工化粧単板10が得られるのである。
なお、部分乾燥において、熱伝導性の異なる物質の配置
およびこれらの幅、長さ、厚み、接触位置などを変化さ
せたり、乾燥時の温度、時間などの条件を変化させて種
々組合わせることにより、人工化粧単板の木目に種々変
化に冨んだ色ムラを表現することができる。
なお、従来行われている人工化粧単板の製造工程は、捺
染工程とスチーミング工程とが分離されているため、生
産能率が低い。また、はぼ均一に染色されるため、色ば
らつきが小さく、得られる人工化粧単板は2.自然感に
乏しいという問題があった。
このような問題を解消するには、次のようにするとよい
。すなわち、人工化粧単板の材料となる染色単板を作成
する際、第7図にみるように、染料ヲノズルllaから
単板12上にスプレーして捺染する。これと同時に、蒸
気圧を適宜変化させながらノズルllbから蒸気を単板
12上に噴出させてスチーミングを行うのである。この
結果、得られる染色単板は、スチーミングに使用する蒸
気の蒸気圧変化によって、色ムラを生じ、自然感にすぐ
れたものとなる。
(参考実施例) T#b 1 m+aのテバ脱色単板に、染料をスプレー
して捺染すると同時に蒸気を当てて、2時間スチーミン
グを行った。この時、バルブ操作により、蒸気圧を経時
変化させた。得られた染色単板には、適当な色ばらつき
の発生が認められた。
このような処理を採用することにより、捺染工程とスチ
ーミング工程が一つの工程となり、生産能率が向上する
。しかも、スチーミングに用いる蒸気の蒸気圧を経時変
化させるようにすることにより、染料の含浸状態にばら
つきが生じる。このため、単板素材にばらつきがあると
色ばらつきが顕著になり、自然感を表現できる。この効
果は、染料と蒸気を同時に吹き付けることにより一層大
きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は染料を塗布した木質単板をあられず斜視図、第
2図は染色単板の積層スチーミング状態をあられす斜視
図、第3図は染色単板の部分乾燥状態をあられす斜視図
、第4図は部分的に濃色となった染色単板を示す斜視図
、第5図は集成フリッチをあられす斜視図、第6図は人
工化粧単板の斜視図、第7図は単板のスプレー捺染とス
チーミングの状態をあられす斜視図である。 1・・・木質単板 3・・・染色単板、4・・・熱伝導
性の良い物質 5・・・接触部分 6・・・非接触部分
 9a、9b、9c・・・木目 10・・・人工化粧単
板 11a、llb・・・ノズル 代理人 弁理士 松 本 武 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 411 木質単板を染色するに当たり、木質単板として
    、低分子量の薬液を塗布してスチーミングした後、前記
    低背゛子量の薬液より分子量の大きい高分子量の薬液を
    塗布してスチーミングしたものを用いることを特徴とす
    る染色単板の製法。 (2) 薬液がエチレングリコール、ジエチレングリコ
    ール、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
    ルメタクリレートから選ばれた少なくとも一種またはそ
    の溶液である特許請求の範囲第1項記憲の染色単板の製
    法。 (3) 染色単板を積層集成し、得られた集成フリッチ
    をスライスして人工化粧単板を得るに当たり、染色単板
    として、低分子量の薬液を塗布してスチーミングした後
    、前記低分子量の薬液より分子量の大きい高分子量の薬
    液を塗布してスチーミングされた木質単板を染色してな
    るものを用いることを特徴とする人工化粧単板の製法。 (41薬液がエチレングリコール、ジエチレングリコー
    ル、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール
    メタクリレートから選ばれた少なくとも一種またはその
    溶液である特許請求の範囲第3項記載の人工化粧単板の
    製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6489458B1 (ja) * 2018-08-30 2019-03-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 床材
JP2021017774A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 床材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6489458B1 (ja) * 2018-08-30 2019-03-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 床材
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JP2021017774A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 床材

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