JP6489458B1 - 床材 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材の表面に突板を設けた場合でも、水分による突板の劣化を抑制することが可能な床材を提供する。
【解決手段】床材100,100Aは、基材10と、基材の一方の面に設けられ、寸法安定化樹脂を含み、さらに厚みが1mm〜3mmである突板20と、基材と突板との間に設けられた防湿層30と、突板における防湿層側の面と反対側の面に設けられた塗膜層40とを備える。そして、塗膜層の透湿度は、防湿層の透湿度よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、床材に関する。
従来より、木質繊維板などの基材の表面に、化粧シートや突板が貼り付けられた床材が知られている。基材表面に化粧シートなどを設けることにより、耐傷性や耐汚染性などの表面性能を確保したり、意匠性を高めることが可能となる。
特許文献1では、含水率の異なる合板基材と木質繊維板とを使用した場合でも、合板基材から木質繊維板への湿気の移行の影響がなく、フラットであるとともに、床暖房使用時の熱による熱変形も少ない床暖房用床材を開示している。具体的には、特許文献1は、合板基材上に、30g/m・24h以下の防湿性能を有する防湿層と、含水率が7%以下の木質繊維板と、30g/m・24h以下の防湿性能を有する表面化粧層とをそれぞれ順に積層一体化してなる床暖房用床材を開示している。このような構成により、合板基材の水分が木質繊維板に移行するのを防湿層により遮断し、床材表面から木質繊維板に水分が移行(浸入)するのを表面化粧層により遮断している。
特開2010−236263号公報
特許文献1のように、木質繊維板の表面を防湿性表面化粧層で覆い、かつ、木質繊維板と合板基材との間に防湿層を介在させることにより、木質繊維板への水分の侵入を抑制することはできる。しかしながら、そもそも木質繊維板に水分が含まれていた場合には、表面化粧層及び防湿層の影響により木質繊維板から水分が放出されないため、水分により木質繊維板が劣化するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、基材の表面に突板を設けた場合でも、水分による突板の劣化を抑制することが可能な床材を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の態様に係る床材は、基材と、基材の一方の面に設けられ、寸法安定化樹脂を含み、さらに厚みが1mm〜3mmである突板と、基材と突板との間に設けられた防湿層と、突板における防湿層側の面と反対側の面に設けられた塗膜層と、を備える。そして、塗膜層の透湿度は、防湿層の透湿度よりも大きい。
本開示によれば、基材の表面に突板を設けた場合でも、水分による突板の劣化を抑制することが可能な床材を得ることができる。
本発明の実施形態に係る床材を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った床材の断面を示す概略図である。 本発明の他の実施形態に係る床材に関し、図1のII−II線に沿った断面を示す概略図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る床材を示す斜視図である。
以下、本実施形態に係る床材について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
[床材]
本実施形態の床材100は、図1に示すように、基材10と、基材10の一方の面である上面11に設けられた突板20と、基材10と突板20との間に設けられた防湿層30とを備えている。床材100は、さらに、突板20における防湿層30側の面と反対側の表面21に設けられた塗膜層40を備えている。つまり、床材100は、塗膜層40、突板20、防湿層30及び基材10をこの順で積層した構成となっている。
図1及び図2に示すように、基材10の上面11全体は、突板20により覆われており、さらに基材10と突板20との間の全体には、防湿層30が介在している。基材10と防湿層30は互いに接触するように積層されており、防湿層30と突板20も互いに接触するように積層されている。ただ、床材100において、基材10と突板20は互いに接触しない構成となっている。塗膜層40は、突板20における防湿層30側の面と反対側の表面21に直接接触するように設けられており、突板20の表面21全体を覆っている。
図2に示すように基材10の一方の端面には実加工を施し、凸部12を形成している。また、基材10における当該一方の端面の反対側の端面には溝加工を施し、凹部13を形成している。複数の床材100を接合する際には、一方の床材100の凸部12を、隣接する他方の床材100の凹部13に挿入し、互いに係合する。
基材10は、表面平滑性の良好な木質系材料から形成されたものを用いることができる。このような木質系材料としては、例えば、MDF(中密度繊維板)やHDF(高密度繊維板)等の木質繊維板、及びパーティクルボードやOSB(配向性ストランドボード)等の木質ボード等が挙げられる。また、基材10は、合成樹脂系材料に木粉、無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものを用いてもよい。ただ、基材10としては合板が好ましく、ラワン、ユーカリ、ファルカタ、カメレレ、キリ、ラバーウッド、ポプラ、スギ、カラマツ、ヒノキ等の合板を好適に用いることができる。基材10の厚みは特に限定されず、例えば1.0mm〜10.0mmとすることが好ましく、1.0mm〜5.0mmとすることがより好ましく、1.5mm〜3.0mmとすることがさらに好ましい。
突板20は、単板を薄く切削してなるものであり、装飾用の表面化粧材として用いている。床材100において、突板20の厚みは特に限定されないが、1mm〜3mmであることが好ましい。突板20の厚みがこの範囲内であることにより、高い意匠性を有しつつも、硬度を高めて、高い耐傷性能及び耐凹み性能を得ることが可能となる。
突板20を構成する木材は特に限定されず、スギ、カラマツ、ベイマツ、ゴムの木、カバ、ブナ、ナラ、ビーチ、オーク、チーク、ハードメープル、チェリー、ウォールナット、ホワイトアッシュ及びマホガニーからなる群より選ばれる少なくとも一つを用いることができる。これらの木材は高級感があり意匠性が高いことから、これらの木材を用いた突板20は、床材100の表面化粧材として好適に用いることができる。
また、突板20を構成する木材としては、主に日本をはじめ東南アジア等で短期間に大径木となる早生樹を使用することもできる。具体的には、木材は、センダン、チャンチンモドキ、ハンノキ、ユリノキ、ユーカリ、ポプラ、アカシアマンギウム及びファルカタからなる群より選ばれる少なくとも一つを用いることができる。早生樹は、成長が早く比較的安価であることから、植林にて十分に供給することが可能な樹種である。ここで、早生樹は、広年輪幅の部分が広く年輪の曲率が大きいことから寸法変化に異方性が発生してしまう。そのため、早生樹を乾燥する際、局部的に大きな収縮応力が発生し、乾燥割れが発生しやすい。ただ、早生樹の内部に寸法安定化樹脂を浸透させることにより、膨潤状態に維持して収縮を抑制することができるため、本実施形態では木材として早生樹も好適に用いることができる。
木材は、水分の吸脱着に伴い膨潤及び収縮を繰り返すことから、水分量の変化により割れや反り、変形が発生してしまう。そのため、突板20では、割れや反り、変形を抑制するために、寸法安定化処理を施している。
ここで、木材の寸法安定化処理は、代表的には次の三種類の方法が挙げられる。
(1)木材細胞壁に寸法安定化樹脂を含浸させる方法
木材の寸法変化は、構成成分であるセルロースの水酸基の間に水分子が入ることで膨張し、乾燥することで水分子が排出されて収縮することで発生する。そのため、寸法安定化樹脂としては、水分子の代わりに木材の細胞壁中の微小空隙に入り込んで充填され、乾燥時においても蒸発することなく当該微小空隙に留まることができる樹脂を使用する。このような寸法安定化樹脂を使用することにより、寸法安定化樹脂によって細胞壁を膨潤状態に維持できることから、いわゆる「かさ効果」によって、単板の収縮を抑制することができる。
(2)木材の細胞内腔を充填する方法
木材の細胞内腔を樹脂で充填することで、寸法変化の原因である水分が細胞壁に入ることを妨げ、寸法安定性を発現させる。含浸時はモノマーの状態で細胞内腔に含浸させ、その後、熱などで硬化及び高分子化することで、木材内に樹脂を固定する。この方法では、木材の微細凹凸を樹脂で充填するため、木材の質感が失われやすい特徴がある。
(3)熱処理
木材を熱処理することで、水分の吸着点である水酸基を破壊し、水分の吸着自体を抑制する方法である。加熱水蒸気処理が代表的な方法である。
そして、本実施形態では、(1)に分類される寸法安定化処理を適用することが好ましい。
寸法安定化樹脂は、グリコール系樹脂及びグリオキザール樹脂の少なくとも一方であることが好ましい。グリコール系樹脂及びグリオキザール樹脂は、突板20を構成する木材の細胞壁中の微小空隙に入り込んで充填されやすい。また、これらの樹脂は、乾燥時でも揮発性が低いことから、木材の微小空隙に留まってかさ効果を発揮しやすい。
グリコール系樹脂は、ポリアルキレングリコール及びポリアルキレングリコール誘導体の少なくとも一方であることが好ましい。ポリアルキレングリコールとしては、重量平均分子量が200〜20000のものを使用することができる。ポリアルキレングリコールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールを単独又は複数種用いることができる。あるいは、ポリアルキレングリコールとしては、エチレングリコールとプロピレングリコールとを共重合させたものなど、アルキレン基が異なるアルキレングリコール同士を共重合させたものであってもよい。
ポリアルキレングリコール誘導体としては、例えば、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートを使用することができる。ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートとしては、ポリエチレングリコールモノメタクリレート(PEGMA)を挙げることができる。
グリオキザール樹脂は、尿素、ホルムアルデヒド及びグリオキザールからなる環状尿素樹脂である。グリオキザール樹脂が木材の細胞壁中の微小空隙に入り込んで充填された際には、自己重縮合反応によって不溶化すると共に、木材のセルロースなどの水酸基とエーテル結合することにより不溶化する。
寸法安定化樹脂は、グリコール系樹脂とグリオキザール樹脂との混合物であることが好ましい。グリコール系樹脂は、木材の細胞壁中の微小空隙に入り込んで充填され、当該微小空隙に留まることができる。これにより、木材の細胞壁を膨潤状態に維持できることから、かさ効果によって木材の収縮を抑制し、割れや反り、変形を防ぐことができる。ただ、含浸させたグリコール系樹脂は、木材を乾燥させた後も依然として水に易溶性であることから、木材が吸水又は吸湿することにより、グリコール系樹脂が木材の表面に溶出する可能性がある。また、グリオキザール樹脂は、グリコール系樹脂と比べて突板20から溶出し難い反面、グリコール系樹脂よりもかさ効果が小さい。
しかしながら、寸法安定化樹脂として、グリコール系樹脂とグリオキザール樹脂との混合物を用いることにより、グリコール系樹脂とグリオキザール樹脂とが脱水縮合し、細胞壁の内部で水に不溶化する。さらに、グリコール系樹脂とグリオキザール樹脂との混合物は、木材のセルロースなどの水酸基とエーテル結合を形成することにより不溶化する。そのため、グリコール系樹脂とグリオキザール樹脂との混合物は、木材に対する寸法安定性及び耐溶出性に優れていることから、寸法安定化樹脂として好適に用いることができる。
寸法安定化樹脂は、グリコール系樹脂及びグリオキザール樹脂に限定されず、木材に対してかさ効果を付与できる樹脂を用いることができる。そのため、寸法安定化樹脂は、グリコール系樹脂、グリオキザール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂及びフェノール樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つを用いることができる。
突板20としては、木質単板を圧密加工することにより硬度を高め、耐傷性能や耐凹み性能を向上させた圧密単板を用いてもよい。
ここで、基材10の表面に、寸法安定化樹脂を含浸させた突板20を直接接着した場合、基材10から突板20に水分が移行する場合がある。特に、突板20の厚みが大きい場合には、基材10から水分が移行して突板20の内部に滞留する可能性がある。そして、突板20に多量の水分が移行した場合には、寸法安定化樹脂が突板20の表面に溶出したり、寸法安定化樹脂が加水分解して、突板20に対する寸法安定化効果が低下する場合がある。
そのため、本実施形態の床材100では、基材10と突板20との間に防湿層30を介在させ、基材10と突板20は互いに接触しない構成となっている。防湿層30は、透湿性が低い材料からなる層であり、基材10から突板20に水分が移行するのを抑制することができる。これにより突板20に滞留する水分量が減少するため、寸法安定化樹脂が突板20の表面に溶出したり、寸法安定化樹脂が加水分解することを抑制し、突板20に対する寸法安定化効果を長期間に亘って維持することが可能となる。
床材100は、さらに、突板20における防湿層30側の面と反対側の表面21全体を覆う塗膜層40を備えている。そのため、大気中から突板20に水分が移行することにより、寸法安定化樹脂が突板20の表面に溶出したり、寸法安定化樹脂が加水分解することを抑制することが可能となる。
ここで、床材100において、塗膜層40の透湿度は、防湿層30の透湿度よりも大きいことが好ましい。透湿度とは,一定時間に単位面積の膜状物質を通過する水蒸気の量をいい、日本工業規格JIS Z0208(防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法))に準じて測定することができる。つまり、塗膜層40を透過する水分量は、防湿層30を透過する水分量よりも多いことが好ましい。
上述のように、防湿層30を介在させることにより、基材10から突板20に水分が移行することを抑制することができる。また、塗膜層40で突板20の表面21を覆うことにより、大気中から突板20に水分が移行することを抑制することができる。ただ、特許文献1のように、防湿層及び塗膜層の透湿度が同じであり、かつ、当該透湿度が低い場合、突板に水分が残存しているときには、防湿層及び塗膜層の影響により突板から水分が放出され難くなる。そのため、水分により寸法安定化樹脂が加水分解し、突板が劣化する可能性がある。
そのため、本実施形態では、塗膜層40の透湿度を防湿層30よりも大きくしている。これにより、仮に突板20に水分が残存している場合でも、塗膜層40を通じて突板20から床材100の外部に水分が放出される。その結果、水分により、突板20から寸法安定化樹脂が溶出したり、寸法安定化樹脂が加水分解することを抑制することが可能となる。
床材100において、防湿層30の透湿度は特に限定されないが、50g/m・24h以下であることが好ましく、30g/m・24h以下であることがより好ましく、10g/m・24h以下であることがさらに好ましい。また、塗膜層40の透湿度は、防湿層30よりも大きい限り特に限定されない。ただ、塗膜層40の透湿度は、防湿層30の透湿度の2倍以上であることが好ましく、5倍以上であることがより好ましく、10倍以上であることがさらに好ましい。なお、塗膜層40の透湿度の上限は特に限定されないが、例えば300g/m・24h以下とすることができる。
防湿層30は、表面平滑性の良好な材料からなるものを用いることができる。防湿層30としては、例えば、樹脂からなる樹脂シートを用いることができる。当該樹脂としては、ポリエチレン及びポリプロピレンの少なくとも一方を含むポリオレフィンを用いることができる。なお、防湿層30としては、ポリエチレンフィルムの両面に不織布を貼り付けたシートを用いることができ、当該不織布は、接着性を有する材料からなるものであることが好ましい。このような接着性を有する不織布を備えたシートを用いることにより、突板20、防湿層30及び基材10の接着を容易に行うことが可能となる。
突板20、防湿層30及び基材10の接着する際、基材10と防湿層30との間、及び/又は、防湿層30と突板20との間には、これらを接合するために接着剤を介在させてもよい。このような接着剤としては、これらを強固に接合できるものであれば特に限定されない。接着剤としては、水性ビニルウレタン樹脂系接着剤、酢酸ビニル樹脂系接着剤、水性イソシアネート樹脂系接着剤等の水性接着剤を挙げることができる。
防湿層30は、透湿度が低い樹脂シートに限定されず、例えば突板20と基材10との間に接着剤を介在させ、さらに接着剤の厚みを大きくすることにより防湿層30を形成することができる。つまり、防湿層30を形成するための樹脂シートを用いず、接着剤が硬化してなる接着層を防湿層30として用いることもできる。接着層の厚みが大きくなるにつれて透湿度が低下することから、突板20と基材10との間の接着層の厚みを調整することにより、所望の透湿度を有する防湿層30を形成することができる。なお、このような防湿層30を形成することが可能な接着剤としては、例えば、ポリウレタン系の接着剤を挙げることができる。
塗膜層40は、防湿層30よりも透湿度を高めることが可能な材料からなるものを用いることができる。具体的には、塗膜層40は、突板20の表面21に塗料を塗布した後、硬化することにより形成される硬化膜であることが好ましい。このような硬化膜を塗膜層40として用いることにより、塗料の塗布量を調整して硬化膜の厚みを変化させることで、所望の透湿度を有する塗膜層40を得ることができる。つまり、塗料の塗布量を少なくして硬化膜の厚みを薄くすることにより、塗膜層40の透湿度を高めることができる。逆に、塗料の塗布量を多くして硬化膜の厚みを厚くすることにより、塗膜層40の透湿度を低下させることができる。そのため、防湿層30よりも透湿度を高めるように塗料の塗布量を調整することで、所望の透湿度を有する塗膜層40を得ることができる。
塗膜層40を形成するための塗料としては、アミノアルキド樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂及びイソシアネート樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一つを含む合成樹脂塗料を用いることができる。また、塗膜層40を形成するための塗料は、作業効率を高めるために、紫外線硬化性のものを用いることが好ましい。
塗膜層40は、増量剤として、無機材料からなる無機フィラーを添加してもよく、例えばアルミナの粉末を添加してもよい。なお、塗膜層40は、突板20の木目や色合いを損なわないように、可視光線の透過率が高い方が好ましい。
図1及び図2に示すように、塗膜層40は、突板20における防湿層30側の面と反対側の表面21に直接接触するように設けられ、突板20の表面21全体を被覆していることが好ましい。これにより、床材100の外部から突板20の表面21を透過して突板20の内部に水分が浸入することを抑制することが可能となる。ただ、本実施形態はこのような態様に限定されず、塗膜層40は、突板20及び防湿層30の端面を被覆してもよい。
具体的には、図3に示すように、床材100Aにおいて、塗膜層40は、突板20における防湿層30側の面と反対側の面(表面21)の全体、並びに突板20の端面22及び防湿層30の端面32の全体を被覆していることが好ましい。これにより、床材100の外部から、突板20の表面21及び端面22を透過して、突板20の内部に水分が浸入することを抑制することが可能となる。そのため、水分により、突板20から寸法安定化樹脂が溶出したり、寸法安定化樹脂が加水分解することをより抑制することが可能となる。
なお、図3では、塗膜層40は、突板20の端面22及び防湿層30の端面32の全体を被覆している。ただ、突板20への水分の浸入をさらに抑制するために、塗膜層40は、防湿層30と基材10との境界を越え、基材10の凸部12及び凹部13に至るまで、基材10の端面を被覆してもよい。
上述のように、床材100,100Aにおいて、基材10と突板20との間の全体には防湿層30が介在している。そして、基材10における一方の面(上面11)と反対側の他方の面(下面14)には、防湿層30を設けていない。そのため、基材10は、下面14を通じて水分の吸収及び放出を容易に行うことができる。ただ、本実施形態はこのような態様に限定されず、基材10における一方の面と反対側の他方の面に、防湿層30を設けてもよい。例えば、基材10がパーティクルボードからなる場合、基材10の下面14には防湿層30を設けることが好ましい。パーティクルボードは吸湿によりカビ等が発生しやすい材料であることから、基材10の上面11及び下面14の両方に防湿層30を設けることで、基材10内部への水分の浸入を抑制し、カビ等の発生を防ぐことが可能となる。
このように、本実施形態の床材100,100Aは、基材10と、基材10の一方の面に設けられ、寸法安定化樹脂を含み、さらに厚みが1mm〜3mmである突板20と、基材10と突板20との間に設けられた防湿層30とを備える。床材100,100Aは、さらに、突板20における防湿層30側の面と反対側の面(表面21)に設けられた塗膜層40を備える。そして、塗膜層40の透湿度は、防湿層30の透湿度よりも大きい。このように、基材10と突板20との間に防湿層30を介在させることにより、基材10から突板20に水分が移行することを抑制することができる。また、塗膜層40で突板20の表面21を覆うことにより、大気中から突板20に水分が移行するのを抑制することができる。そして、塗膜層40の透湿度を防湿層30よりも大きくすることにより、仮に突板20に水分が残存している場合でも、塗膜層40を通じて突板20から床材100の外部に水分が放出される。その結果、水分により、突板20から寸法安定化樹脂が溶出したり、寸法安定化樹脂が加水分解することを抑制することが可能となる。
なお、図1及び図2において、突板20は、単板を薄く切削してなるものを用いているが、本実施形態はこのような態様に限定されない。例えば図4に示す床材100Bのように、突板20Aとして、複数の木材を集成接着してなる集成材を用いてもよい。また、突板20Aとして、集成材を圧密加工することにより硬度を高め、耐傷性能や耐凹み性能を向上させた圧密集成材を用いてもよい。
[床材の製造方法]
次に、本実施形態に係る床材の製造方法について説明する。床材100は、上述の突板20、防湿層30及び基材10をこの順で積層して接着した後、突板20の表面21に塗膜層40を形成するための塗料を塗布して硬化させることにより、得ることができる。
突板20の製造方法は特に限定されないが、例えば次のように製造することができる。まず、突板20を構成する木材に、寸法安定化樹脂を含浸させる寸法安定化処理を施す。具体的には、寸法安定化樹脂を含む水溶液に木材を浸漬して放置することにより、木材に寸法安定化樹脂を含浸させることができる。なお、木材に対する寸法安定化樹脂の含浸を早めるために、水溶液を満たした耐圧容器に木材を入れた状態で加圧することが好ましい。この際、加圧する圧力は特に限定されないが、例えば0.3〜2.0MPaとすることが好ましい。
木材に対する寸法安定化樹脂の含浸を早めるために、耐圧容器に木材を入れた状態で減圧して、木材の内部の空気を除去した後に、木材を水溶液に浸漬してもよい。これにより、木材の道管の内部に水溶液が浸透しやすくなるため、木材に寸法安定化樹脂をすばやく含浸させることが可能となる。
木材に寸法安定化樹脂を含浸した後、木材に付着している余分な水溶液を除くことが好ましい。また、木材に寸法安定化樹脂を含浸した後、木材を乾燥させて溶媒としての水を除去してもよい。
そして、寸法安定化樹脂を含浸した木材をスライスすることにより、突板20を得る。木材のスライスの方法は特に限定されず、例えばスライサーを用いて行うことができる。スライサーは、縦突スライサー及び横突スライサーのいずれも用いることができる。なお、必要に応じて、得られた突板20をプレスして圧密処理を施してもよい。
次に、得られた突板20及び防湿層30を基材10に接着する。接着方法は特に限定されないが、例えば、突板20及び防湿層30を基材10に重ねた後、突板20、防湿層30及び基材10を加熱すると共に加圧することにより、突板20及び防湿層30を基材10に接着することができる。このような接着工程に用いられる装置は特に限定されないが、例えば熱プレス成形機などを用いることができる。
突板20及び防湿層30との間、及び防湿層30と基材10との間には、これらを接合するために接着剤を介在させてもよい。このような接着剤としては、上述のものを使用することができる。なお、防湿層30として、樹脂フィルムの両面に、接着性を有する材料からなる不織布を貼り付けたシートを用いる場合には、接着剤を用いなくても、突板20及び防湿層30を基材10に接着することができる。
上述のように、突板20、防湿層30及び基材10を纏めて加熱及び加圧することにより、これらを接着してもよいが、本実施形態はこの方法に限定されない。例えば、まず、防湿層30を基材10に重ね合わせて加熱及び加圧することにより、これらを接着した後、突板20を防湿層30に重ね合わせて加熱及び加圧することにより、これらを接着してもよい。つまり、最初に基材10に防湿層30を接着し、次いで防湿層30に突板20を接着してもよい。
次に、突板20と防湿層30を基材10に接着してなる複合材における突板20の表面21に、塗膜層40を形成するための塗料を塗布する。塗料の塗布方法は特に限定されないが、例えばスポンジローラー等のローラー、刷毛若しくはロールコーター等で塗布する方法、又はスプレー装置等によって噴射する方法を用いることができる。なお、塗膜層40を突板20の端面22及び防湿層30の端面32の全体を被覆するように形成する場合には、突板20の端面22及び防湿層30の端面32にも塗料を塗布する。
塗料を塗布した後、乾燥して塗料中の溶剤を除去することにより、塗膜層40を形成することができる。なお、塗料が紫外線硬化性塗料である場合では、塗料に紫外線を照射することにより、塗膜層40を形成することができる。
このように、本実施形態の床材100,100Aは、突板20、防湿層30及び基材10をこの順で積層して接着した後、突板20に塗膜層40を形成するための塗料を塗布して硬化させることにより、得ることができる。そのため、水分による突板20の劣化を抑制することが可能な床材を、簡易な方法により得ることができる。
以下、実施例及び比較例により本実施形態を更に詳しく説明するが、本実施形態は実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例の床材を調製するに際して、次の材料を使用した。
・突板用木材
厚みが5/4インチ(3.175mm)であり、乾燥材(KD材)である板状のハードメープル材を用いた。
・寸法安定化樹脂
水溶性の寸法安定化樹脂として、重量平均分子量が2000であるポリエチレングリコール(PEG2000)を用いた。なお、含浸工程では、PEG2000をイオン交換水に溶解し、固形分率が30質量%となるようにした寸法安定化樹脂水溶液を用いた。
・基材
幅が313mm、長さが1845mm、厚みが10mmであるファルカタ合板を用いた。
・防湿層
透湿度が7g/m・24hであるVSシート(凸版印刷株式会社製)、及び透湿度が80g/m・24hであるVSシート(凸版印刷株式会社製)を用いた。
・塗膜層
透湿度が60g/m・24hとなるウレタンアクリレート(ナトコ株式会社製)を用いた。
[実施例1]
まず、突板用木材であるハードメープル材に対して、真空加圧法によりPEG2000を含浸する処理を行った。具体的には、まず、ハードメープル材を耐圧容器内に入れた後、−0.95MPa以下の圧力で10分間の減圧処理を行った。次に、耐圧容器内に上述の寸法安定化樹脂水溶液を注入し、ハードメープル材を当該水溶液に浸漬させた。そして、ハードメープル材を水溶液に浸漬させた状態で、0.8MPa以上の加圧雰囲気下で3時間保持する加圧処理を行った。
そして、含浸処理を施したハードメープル材を、スライサーを用いてスライスすることにより、厚みが2mmである突板を得た。
次に、得られた突板と透湿度が7g/m・24hである防湿層とを、変性酢酸ビニル接着剤を用いて基材に接着した。具体的には、基材の表面に、塗布量が70g/枚となるように変性酢酸ビニル接着剤を塗布した後、防湿層を重ね合わせた。さらに、防湿層の表面に、塗布量が70g/枚となるように変性酢酸ビニル接着剤を塗布した後、突板を重ね合わせた。そして、突板、防湿層及び基材の積層体を105℃で3分間プレスすることにより、突板と防湿層を基材に接着してなる複合材を得た。
そして、得られた複合材の端面に対して、ルータを用いて床実加工と溝加工を施した。
次に、実及び溝を形成した複合材における突板の表面に、ロールコーターを用いてウレタンアクリレート塗装を施した。具体的は、突板の表面全体、及び複合材の端面における溝加工された突板の溝面と防湿層とが接触する部分まで塗装を施した。その後、ウレタンアクリレート塗膜に紫外線を照射することで、ウレタンアクリレート塗膜を硬化させた。なお、得られたウレタンアクリレート硬化膜は、透湿度が60g/m・24hであった。
このようにして、寸法安定化樹脂を含浸した突板と防湿層とを基材に接着し、さらに突板の表面全体、並びに突板の端面及び防湿層の端面の全体を被覆してなる塗膜層を設けた、本例の床材を得た。
[実施例2]
ウレタンアクリレートを塗装する際、突板の表面全体のみを塗装したこと以外は実施例1と同様にして、本例の床材を得た。つまり、実施例2では、複合材の端面における溝加工された突板の溝面と防湿層とが接触する部分まで塗装を施していない。そのため、実施例2の床材は、寸法安定化樹脂を含浸した突板と防湿層とを基材に接着し、さらに突板の表面全体のみを塗膜層で被覆している。
[比較例1]
防湿層として、透湿度が80g/m・24hであるVSシートを用いたこと以外は実施例1と同様にして、本例の床材を得た。
実施例1及び2並びに比較例1の床材における、突板の厚み、防湿層及び塗膜層の透湿度、並びに塗膜層の塗装箇所を表1に纏めて示す。
Figure 0006489458
[評価]
50℃の温水槽の上に金網を置き、床材の裏側から蒸気が当たる様に、かつ、金網と床材の裏面との隙間から蒸気が漏れないように、各例の床材を設置した。このような状態で、50℃の温水から発せられる蒸気を100時間当て続け、床材の外観の変色、及び床材の表面に対する樹脂の溶出の有無を評価した。
(外観変色)
各例の床材に対して、蒸気を当てる前後における塗膜層側の色度(L)及び明度(a,b)を、分光測色計を用いて測定した。そして、蒸気を当てる前後における各例の床材の色差(ΔE)を求めた。各例の床材において、ΔEが5以下の場合を「○」と評価し、ΔEが5を超える場合を「×」と評価した。評価結果を表1に合わせて示す。
(樹脂の溶出)
各例の床材を、蒸気を当てる前後で目視により観察し、樹脂の溶出の有無を確認した。そして、床材の表面及び溝部から樹脂が溶出しなかった場合を「○」と評価し、床材の表面又は溝部から樹脂が溶出した場合を「×」と評価した。評価結果を表1に合わせて示す。
実施例1の床材は、基材と突板の間に防湿層を設け、さらに塗膜層は、突板の表面全体並びに突板及び防湿層の端面全体を被覆している。そのため、床材の裏面から蒸気を当てた場合でも、防湿層及び塗膜層の効果によって、突板に蒸気が浸入し難くなっている。さらに、塗膜層の透湿度が防湿層の透湿度よりも大きいことから、たとえ突板に蒸気が浸入した場合でも、塗膜層を通じで水分が外部に放出され、突板内で水分が滞留し難くなっている。その結果、突板が劣化して色変化することを抑制でき、さらに、突板へ含浸させた寸法安定化樹脂の溶出も抑えられることが分かる。
実施例2の床材は、基材と突板の間に防湿層を設け、さらに塗膜層は、突板の表面全体を被覆している。また、塗膜層の透湿度は、防湿層の透湿度よりも大きくなっている。そのため、防湿層の効果によって突板内に水分が浸入し難くなり、さらに、たとえ突板に蒸気が浸入した場合でも、塗膜層を通じで水分が外部に放出されやすくなっている。その結果、突板が劣化して色変化することを抑制できることが分かる。ただ、実施例2の床材は、突板及び防湿層の端面が塗膜層で覆われていないため、突板の端面に蒸気が接触し、寸法安定化樹脂が若干溶出してしまった。
比較例1の床材は、基材と突板の間に防湿層を設け、さらに塗膜層は、突板の表面全体並びに突板及び防湿層の端面全体を被覆している。ただ、防湿層の透湿度は塗膜層の透湿度よりも大きいため、床材の裏面に当てられた蒸気は基材及び防湿層を通過して突板に到達し、突板の内部に大量の水分が滞留してしまった。そのため、突板が劣化して色変化する結果となった。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
10 基材
20,20A 突板
22 突板の端面
30 防湿層
32 防湿層の端面
40 塗膜層
100,100A,100B 床材

Claims (4)

  1. 基材と、
    前記基材の一方の面に設けられ、水溶性の寸法安定化樹脂を含み、さらに厚みが1mm〜3mmである突板と、
    前記基材と前記突板との間に設けられた防湿層と、
    前記突板における前記防湿層側の面と反対側の面に設けられた塗膜層と、
    を備え、
    前記塗膜層の透湿度は、前記防湿層の透湿度よりも大きい、床材。
  2. 前記塗膜層は、前記突板における前記防湿層側の面と反対側の面の全体、並びに前記突板の端面及び前記防湿層の端面の全体を被覆している、請求項1に記載の床材。
  3. 前記基材における前記一方の面と反対側の他方の面には、前記防湿層を設けない、請求項1又は2に記載の床材。
  4. 前記寸法安定化樹脂は、グリコール系樹脂及びグリオキザール樹脂の少なくとも一方である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の床材。
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