JPS6036372B2 - ポリエチレンフイルムの製造方法 - Google Patents

ポリエチレンフイルムの製造方法

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JPS6036372B2
JPS6036372B2 JP55119202A JP11920280A JPS6036372B2 JP S6036372 B2 JPS6036372 B2 JP S6036372B2 JP 55119202 A JP55119202 A JP 55119202A JP 11920280 A JP11920280 A JP 11920280A JP S6036372 B2 JPS6036372 B2 JP S6036372B2
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film
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良雄 松本
敏雄 藤井
幸一 長谷川
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Mitsubishi Kasei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はポリエチレンフィルムの製造方法に関する。
特に透明性、光沢度、防雲性において優れ、且つ袋にし
ときの閉口性が良好であって、包装材として好適なポリ
エチレンフィルムを製造する方法に係わるものである。
従来から、食品包装用途を主軸とし、ポリエチレン系の
ラップフィルムが比較的安価であること及び成形時や焼
却時に有害ガスを発生することがないという特長を有し
、塩化ビニル樹脂製、或いは塩化ビニリデン樹脂製のラ
ップフィルムと共に広く使用されてきた。かかるラップ
フィルムは、それ自体で内容物を被覆包装したり、又は
トレー上に食品等の被包装物を置き、その上からトレー
ともども包装するような形態で使用され、その使用目的
から、高度の透明性、光沢と共に適度の粘着性及び防曇
性など、種々の特性が要求されている。そして最近は省
資源の要望もあり、店頭におけるトレー付きラップによ
る生鮮食品の包装形態は、通常用いられるチューブ状フ
ィルムを適当な寸法に切り、その一端を熱融着して袋と
なし、これに被包装物を詰める形態の包装形式に逐次切
替えられようとしている。この袋用にするチューフ状フ
ィルムを得るには、通常、ポリエチレン樹脂を用い、空
冷式のインフレーションフィルム成形法が探られている
が、このようにして得られたフィルムにあっては商品を
透視するに十分な透明性が得られない。十分な透明性を
得るために、フィルム成形時の溶融樹脂温度を高くし、
且つ溶融樹脂を急冷してポリエチレンの球晶サイズを微
細化させる所謂水冷式インフレーションフィルム成形や
Tダィフィルム成形法が考えられるが、これらの方法に
よるときは、透明性は格段に向上するが、これを用いて
袋に加工した場合、フィルム表面の平滑さのためにフィ
ルム同士が密着する、所謂ブロッキング現象を起しやす
い。
そのため袋の閉口性が不良となって指先で容易に袋の口
を開けることが困難になり、袋への充填作業の能率が著
しく減退し、袋詰め作業はコストアップする。フロッキ
ング性を改良するため、シリカ粉末のような無機充填材
や、不飽和脂肪酸アマィドを添加することも考えられる
が、これらを十分に抗ブロッキング性を呈するに足る量
添加すると、透明性が低下し、またフィルム表面にアマ
ィドが惨み出てフィルムが白濁を呈し、実用的でなくな
る。
本発明らはかかる背景にかんがみ、良好な透明性を保持
し、しかも抗ブロッキング性を有し、従って袋にした場
合の開□性に優れた、袋製造用に極めて好適なポリエチ
レンフィルムを製造する方法について研究し、先に1つ
の方法を提案した。すなわちポリエチレン100重量部
に対して、平均粒径1〜10仏、粒子径0.1〜15〃
の無機充填材0.01〜1重量部、融点90午0以下の
不飽和脂肪酸アマィド0.05〜5重量部及び炭素数2
2〜26の脂肪酸の多価アルコールェステル0.01〜
6重量部を含有させてなるポリエチレン樹脂組成物を成
形機から熔融状態で押出し、50oo以下に急冷固化さ
せることを特徴とするポリエチレンフィルムの製造法で
ある。かかる方法によれば、透明性及び粘着性に優れた
ポリエチレンフィルムを容易に製造することができる。
しかしながら該フィルムから得られるラップフィルムは
、これで野菜、果物等を包装した場合に被包装物から蒸
発する水分がフィルム表面で凝縮して水滴を生じやすい
。このため内容物が見えにくくなるという欠点がある。
これを防ぐために防雲剤が使用されるが通常の防雲剤を
使用したのではブリード速度が大きく、かつ液状でフィ
ルム表面に存在するため袋状としたときべトトした感触
を与えて好ましくない。またフィルム同士が密着しやす
くブロッキング現象を起しやすい。本発明らは先に提案
したポリエチレンフィルムの防雲性を改良することにつ
き更に鋭意研究を重ねた結果、炭数の異なる2種以上の
脂肪酸多価アルコールェステルを併用することにより上
述した欠点がいずれも解決できることを知得し、本発明
を完成するに至った。すなわち本発明の要旨は、 風 ポリエチレン10の重量部に対して、‘B} 平均
粒径1〜10ム、粒子径0.1〜15仏の無機充填材0
.01〜1重量部、に)融点90qo以下の不飽和脂肪
酸アマィド0.05〜5重量部、および■ 炭素数8〜
20の脂肪酸、炭素数21〜35の脂肪酸および多価ア
ルコールから誘導される混合脂肪酸多価アルコールェス
テル0.01〜6重量部を含有してなるポリエチレン樹
脂組成物を成形機から溶融状態で押出し、50q○以下
に急冷、固化させることを特徴とするポリエチレンフィ
ルムの製造方法に存する。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明におけるフィルム素材のポリエチレン組成物のポ
リエチレンAとは、中低圧法または高圧法によるエチレ
ンホモポリマーのほか、エチレンを優位量とし、これと
エチレン以外のQ−オレフィン、酢酸ビニル等との共重
合体又はこれらを優位量含有するブレンド品も包含され
るものである。
これらの中でもメルトィンデツクス(以下MIという)
0.2〜10のものがよく、特に高圧法で製造したもの
はMIO.8〜4、中低圧法によるものではMIO.4
〜2、流出量比(FR)35以下のものが好ましい。ポ
リエチレンに配合する無機充填材Bとしては、シリカ、
炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、沸石又は長石等の粉
末があり、これらのものの大きさは平均粒径1〜10仏
、粒子径0.1〜15rのものが用いられる。
その大きさが上記範囲よりさし、と抗ブロッキング性が
不良となり、また大きいと、フィルムをロールに巻いた
とき、フィルム同士がくっつく、所謂外面ブロッキング
現象を起し、好ましくない。ポリエチレンに配合する不
飽和脂肪酸ァマィドCは9000以下の融点をもつもの
であることが必要であり、具体的にはオレィン酸アマィ
ド、ェルカ酸アマィド、リシノール酸アマィド等が挙げ
られる。
これらのアマィドの融点が90qCより高いと溶融樹脂
を冷却、固化してフィルムに成形する際のブリード速度
が速すぎて、それがフィルム表面で液瓶状となり、凝集
するため、フィルムがべたべた感触を呈し、またフィル
ム自体の滑りも不良となる。ポリエチレンに配合する混
合脂肪酸多価アルコールェステルDは、炭素数8〜20
の脂肪酸a、炭素数21〜35の脂肪酸bおよび多価ア
ルコールから誘導される混合脂肪酸多価アルコールェス
テルである。
かかるエステルは、モノエステル、ジエステル、トェス
テルのいずれでもよくまた、それらの混合物でもよい。
具体的には、aに属する炭素数8〜20の脂肪酸から誘
導される多価アルコールェステルとしては、ポリグリセ
リンモノパルミチン酸ェステル、ソルビタンモノラウリ
ン酸ェステル、ソルビタンモノパルミチン酸ヱステル、
ソルビタソモノステアリン酸ェステル、ソルビタンモノ
オレィン酸ェステル、ソルピタンジラウリン酸ェステル
、ソルピタントリオレィン酸ェステル、等があげられる
さらに、かかるェステルをつくる脂肪酸としては他に、
カブリル酸、カプリン酸、ミリスチン酸、アラキジン酸
、オクテン酸、ドデセン酸、アィコセン酸、ウンデシン
酸、タリル酸、ヘキサンー1.6−ジカルボン酸、オク
タン−1,8ージカルボン酸、ウンデカン−1,11−
ジカルボン酸、テトラデカン−1,14ージカルボン酸
、オクタデカンー1,18−ジカルボン酸、2−ブデン
ー1,4−ジカルボン酸などが挙げられる。bに属する
炭素数21〜35の脂肪酸から誘導される多価アルコー
ルェステルとしては、ソルビタンノェルカ酸ェステル、
ソルビタンモノべへニン酸ェステル、グリセリンジェリ
カ酸ェステル、ポリグリセリンモノべへニン酸ェステル
、ソルビタントリニン酸ェステル等があげられる。
さらにかかるェステルをつくる脂肪酸としては他に、n
ーヘンアィコサン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モ
ンタン酸、メリシン酸、nーヘントリアコンタン酸、セ
ロプラスチン酸、ドコセン酸、マィコベリン酸、べへノ
ール酸、ナデカンー1,19ージカルボン酸、ドコサン
ー1,22ージカルボン酸、ドトリアコンタンー1,3
2−ジカルボン酸等が挙げられる。上述したa,bに属
する各脂肪酸の混合物としては、天然品としてウール脂
肪酸がある。
ウール脂肪酸は、ラン(羊毛脂または羊毛ろうともいう
)を加水分解して得れる混合脂肪酸である。ラノリンは
、羊毛に付着している脂肪質の分泌物を石けんまたは溶
剤で分離精製したものであって、各種の複雑な脂肪酸と
一価高級アルコールとのェステルである。ウール脂肪酸
の組成はグレード‘こよっても相違するが、通常炭素数
8〜20の脂肪酸成分を60〜9の重量%、炭素数21
〜35の脂肪酸b成分を40〜1の重量%含有している
ので、該ウール脂肪酸を適当な多価アルコールによりェ
ステル化することにより本発明に用いるに好適な混合脂
肪酸多価アルコールェステルとすることができる。また
合成品としては、炭素数7〜19のオレフインと炭素数
20〜34のオレフィンとを所定の割合で含有するオレ
フィン混合物をオキソ反応および酸化反応させて得られ
る合成混合脂肪酸があげられる。これら天然または合成
の混合脂肪酸には目的に応じ所定の炭素数を有する脂肪
酸を配合することにより組成を所望のものに調節するこ
とができる。
混合多価アルコールェステルをつくる多価アルコールと
しては、2価以上のアルコール、好ましくは3価以上の
アルコールが用いられる。
具体的にはグリセリン、ポリグリセリン、ソルビタン、
トリメチロールプロパン、ベンタエリスリトール、ネオ
ベンチルグリコール、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4ーブタンジオール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、等が挙げられる
。上記脂肪酸a,bの平均炭素数は、その差が5以上、
好ましくは8以上でありその差が4以下であるとフィル
ムがべとつく感触を与え好ましくない。
又上記aの割合が多すぎるとフィルムがべとつく感触を
与えるし又bの割合は多くしても抗プリード性が飽和す
るので多くすることは不経済である。したがって、混合
脂肪酸多価アルコールェステルDは、炭素数8〜20の
脂肪酸a、炭素数21〜35の脂肪酸bについてaとb
の脂肪酸の平均炭素数の差が5以上であり、aとbの割
合は、aが60〜9の重量%、bが40〜1の重量%で
あることが望ましい。
上記各配合物の配合割合はポリエチレン樹脂AIOO重
量部に対し、無機充填材BO.01〜1重量部、不飽和
脂肪酸アマィドCO.05〜5重量部、混合脂肪酸多価
アルコールェステルDO.01〜6重量部の範囲とし、
この範囲内から配合量を選ぶことにより、全体として透
明性とこれに相反する抗ブロッキング性とのバランスを
よく両立させることができる。
無機充填材Bの配合量が上記範囲より少ないと抗ブロッ
キング性が付与されず、一方多すぎるとフィルムの透明
性が低下するので好ましくない。
不飽和脂肪酸ァマィドCの配合量が上記範囲より少ない
と滑性が付与されず、一方多すぎるとフィルム表面に多
量にブリードしてフィルム全体が白っぽく見え、透明性
が損なわれるので好ましくない。混合脂肪酸多価アルコ
ールェステルDの配合量が、上記範囲より少ないと防雲
性が不良となりL記範囲より多いと防雲性、抗ブリード
性が飽和し、それ以上の添加は不経済で好ましくない。
本発明のポリエチレン組成物においては、上記必須成分
のほかに、紫外線吸収剤、熱安定剤等、通常使用される
添加剤を適宜配合することができる。上記各種配合物を
ポリエチレンに混和するには、通常採られる方法に従い
、例えばバンバリーミキサー、コンティニュアスミキサ
−、混練押出機を用い、160〜230qoで溶融混合
すればよい。
また所謂マスターバッチ方式により、高濃度の添加剤を
含有するマスターバッチを調製し、これをフィルム成形
時にポリエチレンと混合してもよい。以上のようにして
調製したポリエチレン組成物を、本発明方法では押出機
により溶融押出し、得られる薄膜状の溶融樹脂を急冷、
固化する。フィルムの成形法は溶融樹脂を急冷こ固化し
得る方法であればどのような形式のものでもよいが、特
にインフレーション法やTダィ法によるのが好ましい。
成形温度はポリエチレン樹脂の融点以上、270oo以
下、特に160〜240qoが好適である。本発明方法
でいう急冷固化とは、上記成形温度で押出されたフィル
ム状の溶融樹脂を5000以下、好ましくは10〜40
qo、特に好ましくは15〜3500の冷却媒体に接触
させ急速に、冷却することをいう。この冷却により、ダ
ィから押出された溶媒樹脂はダィから押出されたのち、
通常は10秒以内に、好ましくは0.1〜5秒以内に、
その表面温度は50oo以下に冷却される。このような
低温に急激に冷却するには上記範囲の温度の水に浸潰し
て冷却する水冷法や、上記範囲の温度に冷却保持してあ
るチルドロール、マンドレル等を用いて強制冷却する方
法等により行なわれ、特に水袷による方法が好ましい。
通常のフィルム成形で探られている方法、即ち押出後、
放冷のような徐冷方式を探ると、室温まで冷却されるの
に1分以上という長時間を要するので、所謂徐冷となり
、得られるフィルムの透明性は不十分である。なお、フ
ィルム温度は例えば日本バーンズ社製非接触型赤外線放
射型温度計(IT姫型)により測定される。本発明方法
において、フィルムの厚みは、通常20〜150ム、好
ましくは30〜100山となるようにされる。以上のよ
うにして得られたフィルムは、各添加剤の種類、添加量
、成形法の要件の組合わせにより相乗的効果を奏し、透
明性と抗ブロッキング性という相反する性質がバランス
よく両立し、特に包装用袋の製造に好適なフィルムとな
る。
次に本発明の実施例及び比較例を示す。
これらの例において、部は重量部である。またMIはメ
ルトィンデックス、pは密度、Tmは融点である。実施
例 1 次の配合物を使用した。
風 ポリエチレン樹脂 低密度ポリエチレン 三菱化成工業(株)製商品名 ノ
バテックーL F540(肌ニ3・ p=0.931
) 【B} 無機充填材 シリカ粉末 ジョンマンビル社製 商品名 SF (平均粒径4仏 粒子径1〜10仏) に’不飽和脂肪酸ァマィド: オレィン酸アマィド 日本化成(株)製 商品名 ダイヤミッド0200 (Tm=76℃) ■ 混合脂肪酸多価アルコールヱステル:ウール脂肪酸
のモノグリセリンェステル 第一工業製薬(株)製 商品名 ラミサイトM20 (ウール脂肪酸の炭素数分布は、炭素数8〜20の脂肪
酸a83.0%、平均炭素数10炭素数21〜35の脂
肪酸b17.0%、平均炭素数24)上記配合物におい
てポリエチレン樹脂AIOO部に対し無機充填材B、不
飽和脂肪酸アマイドC、混合脂肪酸多価アルコールェス
テル○をそれぞれ0.1部配合した。
バンバリーミキサーで160℃において混線、ベレット
化しそのべレットを下記の水冷インフレーション成形機
に供給し、下記条件で30一のフィルムにし、その物性
を測定した。結果を以下の実施例および比較例と共に第
1表にまとめた。なお、フィルムの成形機、およびその
成形条件、冷却条件は次の通りである。○)成形機: 川田製作所製DTK−SO型水冷インフレーションフィ
ルム成形機、スクリュー径50◇、スクリューL/D=
20ダィ径75?、ダィリツトギヤツブ0.75肋、■
成形条件: 樹脂温度22000、引取速度20m/分、フロストラ
ィンダィ直下20仇伽、ブロー比1.7脚 冷却条件:
ダィ押出口から水槽入口までに到達するまでの所要時間
1秒、冷却水温2000(入口)、21℃(出口)冷却
水槽出口でのフィルム温度45oo、水槽通過時間3秒
また、成形したフィルムのくもり度、ブロッキング度、
滑り度、べとつき度および防雲性について測定した。
これら特性の測定は次の方法によって行なった。mくも
り度: ASTM D−1003一5のに準拠して測定しへ‐ズ
(Haze)で示した。
■ ブロッキング度: 成形後のフィルムを2枚重ね合わせ、寸法12肌×10
弧のものに50夕/地の圧力をかけて50ooの雰囲気
中に24時間放置し、しかる後、20午○(RH60%
)の恒温槽に1昼夜以上放置し、とり出したものの両側
緑を1cの分づつ剥離し接着面10肌×10加のものと
し、これをひき剥がす時の最大強度タ′I00の)を測
定する。
引張速度は5比岬/分である。この測定には引張試験機
(UTM−4又は山)が用いられる。‘3’滑り度: 東洋精機社製フリクションアングルテスターを用い、6
.3松×IQ松の底面を有するスレッドにとりつけ、斜
面上に同一フィルムを固定し、斜面をかたむけてスレッ
ドの滑り出す角度0を求め、タンゼント(ねnzent
)0の値で示す。
【41 べとつき度: 鱗断剥離強度試験により測定した。
20午0の陣温槽で軽く2枚のフィルムを重ね合わせ、
そのフィルムの上を25側J、幅150肌のロールによ
って線圧0.3k9′仇で3回加圧し、5分以内に2枚
のフィルムを鱒断剥離するときに要する力(k9/幼)
を、ィンストロンタィプの引張試験機で測定する。
引張速度は30山吻/分、チャック間隔は5仇蚊、サン
プルフィルムの幅は25側、接触面積は25側×25肌
である。
‘5} 防雲性: 100の【ビーカーに50℃の温湯を70叫入れ、その
上にフィルムをふくせて室温21℃の部屋に20分間放
置し、フィルム内面についた水滴の状態に応じて下記の
通り評点をつける。
実施例 2 無機充填材Bの配合量を0.7部に変える点以外は実施
例1と同じに行ない、ポリエチレンフィルムを製造した
実施例 3 不飽和脂肪酸アマィドCの配合量を4部に変える点以外
は実施例1と同じに行ない、ポリエチレンフィルムを製
造した。
実施例 4 混合脂肪酸多価アルコールェステルDの配合量を5部に
した以外は実施例1と同じに行ない、ポリエチレンフィ
ルムを製造した。
実施例 5 無機充填材Bの配合量を0.05部に変えた以外は、実
施例1と同じに行なった。
実施例 6 不飽和脂肪酸アマィドCの配合量を0.06部にした以
外は実施例1と同じにした。
実施例 7 混合脂肪酸多価アルコールェステルDの配合量をo.0
5部にした以外は実施例1と同じにした。
実施例 8ポリエチレン樹脂Aとして高密度ポリエチレ
ン〔三菱化成工業(株)製、商品名ノバテックEROI
0、MIこ0.9密度0.956〕を用いた以外は実施
例1と同じに行なった。
実施例 9 混合脂肪酸多価アルコールェステルDとしてソルビタン
モノパルミチン酸ェステル(炭素数16の脂肪酸){a
}3の重量%とソルビタンモノべへニン酸ェステル(炭
素数22の脂肪酸)(b}7の重量%とをブレンドした
ものを0.1部添加した以外は実施例1と同じに行なっ
た。
実施例 10 不飽和脂肪酸ァマィドCとしてェルカ酸ァマィド〔日本
化成(株)製、商品名ダイヤミッドL200、融点86
00〕を用いた以外は実施例1と同じに行なった。
比較例 1 実施例1と同じ組成及び配合量のポリエチレン組成物を
用いたが、フィルムの成形を空冷法にて行なった。
使用装置としてはモダンマシナリー社製、EA−4の型
、(スクリュー径400)を用い、実施例1と同じダィ
温度で成形を行なった。この場合、押出された溶融樹脂
の温度が60午0になるのに約1分間を要した。比較例
2 実施例1と同じにするが、無機充填材Bの配合量を0.
005部とした。
比較例 3 実施例1と同じにするが、無機充填材Bとして平均粒径
18仏、粒子径10〜30仏のシリカ(多木化学社製、
商品名ビタシール)を0.1部用いた。
比較例 4実施例1と同じにするが、次の点、即ち無機
充填材8として平均粒径0.05仏、粒子径0.01〜
5仏の炭酸カルシウム(株)製、商品名白艶華AA〕を
0.1部配合するように変更した。
比較例 5 実施例1と同じにするが、不飽和脂肪酸アマィドCの配
合量を1碇織こ変えた。
比較例 6 混合脂肪酸多価アルコールェステル○の代りにソルビタ
ンモノべへニン酸ェステル(炭素数22の脂肪酸)を単
独に0.1部添加する以外は実施例1と同じに行なった
比較例 7 混合脂肪酸多価アルコールェステルDの代りにソルビタ
ンモノステアリン酸ェステル(炭素数18の脂肪酸)を
0.1部添加する以外は実施例1と同じに行なった。
比較例 8 混合脂肪酸多価アルコールェステルDとして、ソルビタ
ンモノべへニン酸ェステル(炭素数22の脂肪酸){b
}7の重量%とソルビタンモノモンタン酸ェステル(炭
素数28の脂肪酸)‘b}3の重量%とをブレンドした
ものを0.1部添加した以外は実施例1と同じ‘こ行な
った。
比較例 9 混合脂肪酸多価アルコールェステルDとしてソルビタン
モノミリスチン酸ェステル(炭素数14の脂肪酸){a
}7の重量%とソルビタンモノアィコサン酸ェステル(
炭素数20の脂肪酸)‘a}3の重量%とをブレンドし
たものを0.1部添加し以外は実施例1と同じに行なっ
た。
比較例 10 混合脂肪酸多価アルコールェステルDとして、ソルビタ
ンモノオクタデカン酸ェステル(炭素数18の脂肪酸)
【a}7の重量%とソルビタンモノアィコサン酸ェステ
ル(炭素数20の脂肪酸)‘b’3の重量%とをブレン
ドしたものを0.1部添加した以外は、実施例1と同じ
に行なった。
比較例 11 混合脂肪酸多価アルコールェステルD(ウール脂肪酸の
モノグリセリンェステル)の配合量を10部にした以外
は、実施例1と同じに行なった。
比較例 12実施例1と同じにするが、不飽和脂肪酸ア
マィドCの配合量を0.03部に変えた。
比較例 13 実施例1と同じにするが、不飽和脂肪酸アマィドCのオ
レィン酸アマィドの代りに融点138℃のメチレンビス
ステアリルアマィド〔日本化成(株)製、ダイヤミッド
200ビス〕0.1部を用いた。
比較例 14 実施例1と同じにするが、混合脂肪酸多価アルコールェ
ステルDの配合量を0.005部に変えて配合した。
比較例 15 次の点を除き、実施例1と同じように操作した。
即ち、ポリエチレン樹脂組成物として実施例8記載の組
成のものを用い、且つフィルム成形には比較例1と同じ
成僅形機を用い、同条件で空冷成形した。比較例 16 実施例1と同じにするが、不飽和脂肪酸ァマィドCとし
て融点130〜14500のエチレンビスステアリルア
マィド〔日本化成(株)製、商品名 ルプロンES、融
点13800〕を用いた。
比較例 17 実施例8で用いた高密度ポリエチレンに添加剤を全く加
えず、且つ比較例1で用いた空冷式フィルム成形機によ
りフィルムとした。
比較例 18 実施例8で用いた高密度ポリエチレンに添加剤を全く加
えず、実施例1記載の水冷式フィルム成形機によってフ
ィルムとした。
実施例1〜10、比較例1〜18の諸特性の測定結果を
第1表にまとめた。
下記の第1表中、実施例は実、比較例は比と略記する。
第1表実施例 11 冷却水温を5℃にした点を除き、他は実施例1と同じに
行なった。
実施例 12 冷却水温を50qoにした点を除き、他は実施例1と同
じに行なった。
比較例 19 冷却水温を80qoにした点を除き、他は実施例1と同
じに行なった。
上記実施例11,12及び比較例19によって得られた
フィルムのくもり度、ブロッキング度、滑り度、べとつ
き度および防雲性を実施例1と同様に測定した。
下記第2表にその結果を示す。第2表中、実施例は実、
比較例は比と略記する。また参考のため実施例1の結果
も併記する。第2表 第2表から明らかなように、フィルムの表面温度を1の
砂以内で50qC以下に急冷したものは、くもり度、ブ
ロッキング度、滑り度及びべとつき度は良好である。
一方、冷却に約6鼠砂要した場合(比較例19)は、く
もり度が改善されない。以上説明し、実施例に挙げたと
ころは本発明の理解を助けるための代表的例示にかかわ
るものであり、本発明はこれらの例示に制限されること
なく、発明の要旨内でその他の変形、変更を探ることが
できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)ポリエチレン100重量部に対して、(B)
    平均粒径1〜10μ、粒子径0.1〜15μの無機充填
    材0.01〜1重量部、(C)融点90℃以下の不飽和
    脂肪酸アマイド0.05〜5重量部、および(D)炭素
    数8〜20の脂肪酸、炭素数21〜35の脂肪酸および
    多価アルコールから誘導される混合脂肪酸多価アルコー
    ルエステル0.01〜6重量部を含有してなるポリエチ
    レン樹脂組成物を成形機から溶融状態で押出し、50℃
    以下に急冷、固化させることを特徴とするポリエチレン
    フイルムの製造方法。 2 混合脂肪酸多価アルコールエステル(D)が炭素数
    8〜20の脂肪酸多価アルコールエステル60〜90重
    量%および炭素数21〜35の脂肪酸多価アルコールエ
    ステル40〜10重量%からなる特許請求の範囲第1項
    記載のポリエチレンフイルムの製造方法。 3 混合脂肪酸多価アルコールエステル(D)が混合脂
    肪酸モノグリセリンエステルである特許請求の範囲第1
    項記載のポリエチレンフイルムの製造方法。 4 成形機から溶融状態で押出し、水冷によつて10秒
    以内に50℃以下に急冷、固化させる特許請求の範囲第
    1項記載のポリエチレンフイルムの製造方法。
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