JPS603386Y2 - 水平対向エンジンのクランク軸用軸受装置 - Google Patents

水平対向エンジンのクランク軸用軸受装置

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Publication number
JPS603386Y2
JPS603386Y2 JP7008979U JP7008979U JPS603386Y2 JP S603386 Y2 JPS603386 Y2 JP S603386Y2 JP 7008979 U JP7008979 U JP 7008979U JP 7008979 U JP7008979 U JP 7008979U JP S603386 Y2 JPS603386 Y2 JP S603386Y2
Authority
JP
Japan
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bearing
crankshaft
case
opposed engine
horizontally opposed
Prior art date
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Expired
Application number
JP7008979U
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English (en)
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JPS55168714U (ja
Inventor
昌宏 山下
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は水平対向エンジンのクランク軸用軸受装置に
関する。
クランク軸の軸受方式として、第1図に示すように、ク
ランク軸1のジャーナル部2に、二分割式のベアリング
ケース3を平軸受4を介して組付け、クランク室の両端
壁及び中間隔壁にトンネル状に連設したクランク軸挿通
穴に、上記のベアリングケース3を嵌め込んで固定する
、いわゆるトンネル方式のものがある。
この軸受方式では、完全半円形の下ケース3aを下死点
側に位置させて、爆発圧力を十分に受止められるように
する。
が、水平対向エンジンに上記の軸受構造をそのまま適用
した場合、受圧面積の小さい側のケース3bにも爆発圧
力が作用することとなり、ベアリングケース3及びクラ
ンクケースの耐久性が低下する問題を生じる。
この考案は、クランク軸をトンネル方式により支持する
水平対向エンジンにおいて、上記の問題点を解消するこ
とを目的とし、そのために、二分割されるベアリングケ
ースを軸受中心を対称中心とした点対称形に形成して、
その分割面を垂直に位置させた点に特徴を有する。
以下この考案の実施例を図面に基づき説明する。
第2図は強制空冷水平対向エンジンの横断面図、第3図
はクランク軸の軸受装置の正面図である。
図においてエンジンは、クランクケース11の前部右側
壁と後部左側壁からそれぞれシリンダ12R,12Lを
水平に突出させ、クランクケース11の中央にクランク
軸13を配設して、その前端にフライホルンファン14
を、その後端にクランクギヤ15をそれぞれ装着しであ
る。
上記のクランク軸13は、クランクケース11の後壁1
1c側からケース内に組込まれ、その3個所のジャーナ
ル部16を、クランクケース11の前壁11a1中間壁
11b1後壁11cにそれぞれ軸受を介して支持させて
いる。
そのうち、前端のジャーナル部16は二分割式の平軸受
17を介して前壁11aに支持され、中間及び後端の両
ジャーナル部16は、第3図に示す軸受ユニットBを介
して、それぞれ中間壁11b及び後壁11Cに支持され
ている。
軸受ユニットBは、左右に二分割される半円状のベアリ
ングケース18同士を、2本のボルト19で輪状に一体
化し、その内周のベアリング装着穴20に二分割式の平
軸受17を嵌め込んで構成される。
上記の両ベアリングケース18は、軸受中心を点対称中
心として対称形に形成されており、その一端寄り周面を
切欠してボルト締付座22を形成し、ここから分割面P
に亘ってボルト挿通穴23を通設し、他端寄りの分割面
Pにネジ穴24を形成してなる。
このように構成した軸受ユニットBは、クランク軸13
のジャーナル部16に予め組付けられ、クランク軸13
とともにクランクケース11内に組込まれ、中間壁11
b及び後壁11cに通設したクランク軸挿通穴21に嵌
着される。
そして、分割面Pを垂直にした状態で、ベアリングケー
ス18がボルト(図外)などにより中間壁11b及び後
壁11cに固定される。
尚、クランク軸挿通穴21の直径はクランクアームの最
長部寸法より僅かに大きく設定される。
以上の構成によれば、左右反対方向に作用する爆発圧力
を、受圧面積の等しい両ベアリングケース18によって
均等に受止めることができ、その耐久性を向上できる。
そのうえ、両ケース18を対称形とするので、鋳型、加
工治具、加工機械等を一種分だけ用意すれば良く、部品
の兼用と併わせで、軸受ユニットの製作コストを著しく
低減できる。
第4図A、 Bはそれぞれ別の実施例を示し、Aはボル
ト19の中心軸を分割面Pに対して傾斜させることによ
り、ベアリングケース18の切欠個所を端部側ヘズラし
、荷重の集中する側の周面面積をより大きくできるよう
にした点が、またBはベアリングケース18を分割面P
を対称中心にして線対称に形成し、両ケース18をボル
ト19と三角形状のナツト25とで固定するようにした
点が、それぞれ上記の実施例と異る。
以上説明したようにこの考案では、クランク軸をトンネ
ル方式の軸受構造により支持するものにおいて、二分割
されるベアリングケースを軸受中心を対称中心とした点
対称形に形成して、交互に反対方向に作用する爆発力を
、受圧面積の等しいベアリングケースに均等に受は止め
させるようにしたので、左右の各ピストンの爆発移動力
による左方及び右方の各荷重が、左右の各ベアリングケ
ースとケース支持壁との各接当面に均等に加わり、不均
等に加わる場合よりも面圧を引下げることができ、その
接当面部分の耐久性を向上できるうえ、爆発力を隣り合
うベアリングケースごとに均等にクランクケースに伝え
て、振動及び騒音の発生量を抑制できる。
また、両ベアリングケースが対称形であるので、部品を
兼用して軸受装置を安価に制作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸受ユニットの正面図、第2図及至第4
図A、 Bはこの考案の実施例を示し、第2図はエンジ
ンの横断面図、第3図は軸受装置の正面図、第4図A、
Bはそれぞれ軸受装置の別の実施例を示す正面図であ
る。 11・・・・・・クランクケース、13・・・・・・ク
ランク軸、16・・・・・・ジャーナル部、17・・・
・・・平軸受、18・・・・・・ベアリングケース、2
1・・・・・・クランク軸挿通穴、P・・・・・・分割
面、B・・・・・・軸受ユニット。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 クランク軸13のジャーナル部16を二分割される
    ベアリングケース18に二分割式の平軸受17を介して
    支持させ、クランクケース11に形成したクランク軸挿
    入孔21に上記のベアリングケース18を嵌着固定する
    水平対向エンジンにおいて、両ベアリングケース18を
    軸受中心を対称中心として点対称形に形成し、その分割
    面Pを垂直に位置させたことを特徴とする、水平対向エ
    ンジンのクランク軸用軸受装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の水平対向エ
    ンジンのクランク軸用軸受装置おいて、各ベアリングケ
    ース18の周面の一端寄り部を切欠いてボルト締付座2
    2を形成し、各締付座22から相手側のベアリングケー
    ス1Bに対してポルト19を螺合させたもの。
JP7008979U 1979-05-23 1979-05-23 水平対向エンジンのクランク軸用軸受装置 Expired JPS603386Y2 (ja)

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JPS55168714U JPS55168714U (ja) 1980-12-04
JPS603386Y2 true JPS603386Y2 (ja) 1985-01-30

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