JPS6029240Y2 - トランジスタの駆動回路 - Google Patents

トランジスタの駆動回路

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JPS6029240Y2
JPS6029240Y2 JP1980021166U JP2116680U JPS6029240Y2 JP S6029240 Y2 JPS6029240 Y2 JP S6029240Y2 JP 1980021166 U JP1980021166 U JP 1980021166U JP 2116680 U JP2116680 U JP 2116680U JP S6029240 Y2 JPS6029240 Y2 JP S6029240Y2
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transistor
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voltage
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JP1980021166U
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Inventor
佳彦 福原
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日本電信電話株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トランジスタのスイッチ時間を短縮できる駆
動回路に関するものである。
トランジスタの駆動回路としては、トランジスタの導通
時に十分大きなベース電流を供給し該トランジスタのコ
レクタ・エミッタ間飽和電圧を十分に小さくすると共に
、該トランジスタを高速でスイッチング動作させスイッ
チング過渡時に発生するスイッチング損失を低下させる
両機能が必要である。
これらの機能を備える駆動回路の一例として第1図に示
すものがある。
第1図において、1は駆動電源、2は抵抗、3はコンデ
ンサ、4および7は変成器、5および6はトランジスタ
、8は負荷、9は入力電源であり、被駆動トランジスタ
6を導通、遮断して変成器7の巻線を介して負過8にパ
ルス信号を供給する機能を有するものである。
第1図においては、駆動電源1と抵抗2と変成器4の第
1の巻線(N□で図示)と駆動スイッチ素子であるトラ
ンジスタ5が直列に接続され、抵抗2と並列にコンデン
サ3が接続され、変成器4の第2の巻線(N2で図示)
はトランジスタ6のベース・エミッタ間にトランジスタ
5が導通した時トランジスタ6を遮断するように接続さ
れ、トランジスタ6のコレクタとエミッタに変成器4の
第3の巻線(N3で図示)と変成器7の第1の巻線(n
tで図示)と入力電源9が直列に接続され、変成器4の
第3の巻線はトランジスタ6が導通した時変戒器4の第
2の巻線を介してトランジスタ6のベース電流を増加さ
せる、いわゆる正帰還動作をするように接続され、変成
器7の第2の巻線(n2で図示)に負荷8が接続されて
いる。
トランジスタ5が導通した時変威器4の第2の巻線には
トランジスタ6を遮断させる向き電圧が発生しており、
変成器4の第1の巻線には抵抗2、コンデンサ3を通し
て負方向(・印で示す巻線の巻始め端から巻終り端へ向
って流れる電流の方向を正方向とする)電流が流れ、電
磁エネルギーが蓄積される。
トランジスタ5が遮断すると、前記蓄積エネルギーによ
る逆記電力のため変成器4の第2の巻線からトランジス
タ6のベースに電流が流入し、続いてトランジスタ6の
コレクタ電流が流れ始めると変成器4の第3の巻線から
第2の巻線を通してベース電流を増加させる正帰還作用
が働くため、瞬時にトランジスタ6は導通状態になる。
第2図はトランジスタ6の動作を説明するための動作波
形図であり、Aはトランジスタ5のベース電圧、Bはト
ランジスタ6のベース・エミッタ間電圧、Cはトランジ
スタ6のベース電流、Dはトランジスタ6のコレクタ電
流、Eはトランジスタ6のコレクタ・エミッタ間電圧を
示す。
i”jt以前ではトランジスタ5にベース電圧が波形A
のように印加され、トランジスタ5は導通している。
一方、トランジスタ6のベース電流とコレクタ電流はそ
れぞれ波形Cと波形りのように零であり、トランジスタ
6は遮断している。
t=t1においてトランジスタ5のベース電圧が零にな
ると、トランジスタ5は遮断し、トランジスタ6が導通
することを示している。
第1図において、トランジスタ6が導通している期間に
は、変成器7を介して負荷8にパルス電流が供給される
第2図に示すt=taにおいてトランジスタ5が再び導
通ずると、トランジスタ6のベースに蓄積された蓄積電
荷(以下、ベース蓄積電荷という)は変成器4の第2の
巻線から第1の巻線を通してトランジスタ5のコレクタ
電流として吸収される。
コンデンサ3は抵抗2の両端間を高周波領域で低インピ
ーダンスに保ち、トランジスタ5が導通した時等価的に
低インピーダンスの回路を通して電圧を変成器4の第1
の巻線に印加するためのものであり、このため、トラン
ジスタ6のベース蓄積電荷は比較的短時間に吸収できる
しか腰前記トランジスタ5のコレクタ電流は過渡的にコ
ンデンサ3を流れるため、トランジスタ6のベース蓄積
電荷がすべて吸収され第2図のt=taからトランジス
タ6のコレクタ電流が減少し始める時には、既にコンデ
ンサ3は十分に充電されていて、抵抗2による電圧降下
のため変圧器4の第1の巻線に印加する電圧が減少して
しまう。
このため、t=t3におけるトランジスタ6のベース・
エミッタ間の逆バイアス電圧は波形Bの実線で示すよう
にほとんど零になってしまい、トランジスタ6のコレク
タ電流の降下時間が波形りの実線で示すように長くなる
第1図に示すように変成器7の巻線がトランジスタ6に
接続されている場合、t=taで変成器7の巻線に生ず
る逆起電力により波形Eに示すようにトランジスタ6の
コレクタ・エミッタ間電圧は入力電源9の電圧値voよ
り高くなるため、上記のようにトランジスタ6のコレク
タ電流の降下時間が長いと、この期間に非常に大きなス
イッチング損失が生じる。
このように、トランジスタ6のコレクタ電流の降下時間
が長く、このため大きな電力損失を生じることが第1図
の回路の欠点である。
本考案はこの欠点を除くことを目的とし、上記トランジ
スタ6が遮断する時にベース蓄積電荷によりコンデンサ
3を充電しないように改善したものであり、以下、図面
により詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施例図で、第1図と対応する部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
第3図において、10は変成器、11は整流器である。
変成器10の第1の巻線(niで図示)と第2の巻線(
r12で図示)はそれぞれ第1図中の変成器7の第1の
巻線と第2の巻線に対応するため同一符号n0.r12
を用いた。
変成器10の第3の巻線(naで図示)と整流器11の
直列回路は、抵抗2と変成器4の第1の巻線の接続点と
駆動電源1の地気、すなわち負極側との間に、トランジ
スタ6の導通時にのみ変成器10の第3の巻線に生ずる
電圧によって整流器11が導通するように接続されてい
る。
それ以外の回路構成は第1図と同一である。
第2図のj=t工でトランジスタ6が導通すると、変成
器10の第3の巻線には正方向(・印で示す巻始めの端
が正電位となる方向)の電圧vn3が発生し、駆動電源
1の電圧V1との電圧差分(■n3〉Vl)だけコンデ
ンサ3を図示の極性に充電する。
この時トランジスタ5は遮断しているから、変成器4の
第1の巻線には電流は流れない。
t=taでトランジスタ5が導通すると変成器10の第
3の巻線から整流器11、変成器4の第1の巻線、トラ
ンジスタ5を通して電流が流れトランジスタ6のベース
蓄積電荷を吸収する。
変戊器10の第3の巻線に発生する電圧は抵抗2とコン
デンサ3を通して供給される駆動電源1の電圧より等節
約な電力インピーダンスが低いため、トランジスタ6の
ベース蓄積電荷を吸収するための電流は駆動電源1から
は流れず、したがって駆動電源1の出力電流は極めて小
さくなる。
t”jaで変成器10の第1の巻線の逆起電力によりト
ランジスタ6のコレクタ・エミッタ間電圧が大キくなる
と、変成器10の第3の巻線には負方向圧を生ずるため
整流器11は遮断する。
しかし、この時にはトランジスタ6のベース蓄積電荷は
すべて放出されているため、変成器4の第1の巻線には
大きな電流は流れない。
t=taからトランジスタ6のコレクタ電流が降下する
期間には、図示のようにコンデンサ3に充電された電圧
が駆動電源1の電圧に重畳して、過度的にt”j3直前
と同じ電圧が変成器4の第1の巻線に印加されているた
め、トランジスタ6のベース・エミッタ間には波形Bの
点線B′で示すような十分大きな逆バイアス電圧が印加
され、このため、トランジスタ6のコレクタ電流は波形
りの点線D′で示すように短時間に降下する。
ここで、コンデンサ3が付加されていない場合には、t
=t3で変成器10の第3の巻線の電圧が負方向になっ
た瞬間に、変成器4の第1の巻線に印加される電圧は駆
動電源1の電圧から抵抗2の電圧降下を差引いた値とな
るため、十分大きな逆バイアス電圧をトランジスタ6の
ベース・エミッタ間に印加できず、また上記逆バイアス
電圧を大きくするために抵抗2の値を小さくすると、t
=ta以降次にトランジスタ5が遮断するまでに変成器
4の第1の巻線に流れる負方向電流が増加し、このこと
は駆動電源1の消費電力を大きくする欠点をまねく。
コンデンサ3の値は、t=魁からトランジスタ6のコレ
クタ電流が降下するまでの短時間充電電圧を保持すれば
よいため第1図におけるコンデンサ3の値と比べはるか
に小さい値で十分である。
第3図に示すトランジスタ駆動回路は、第1図の回路と
比ベトランジスタロのコレクタ電流の降下時間が短いの
で、この間のスイッチング損失が少く、かつ駆動電源1
の消費電力も小さくなる利点を有する。
第4図は本考案の第2の実施例を示し、第3図のように
コンデンサ3を抵抗2と並列に接続する代わりに、コン
デンサ3′を抵抗2と整流器11との接続点と駆動電源
1の地気間に接続したものである。
この構成でも、第2図のt”j3からトランジスタ6の
コレクタ電流が降下する期間に変成器4の第1の巻線に
印加される電圧をj =j3直前と同じ電圧に過渡的に
保持できる点に関しては、第3図の実施例と同一の作用
効果が得られることは明らかである。
第5図は本考案の第3の実施例を示し、第3図のように
変成器10の第2の巻線を介さずに、変成器12の第1
の巻線(n工で図示)と並列に負荷8を接続し、変成器
12の第3の巻線(n3で図示)を整流器11を介して
抵抗2と変成器4の第1の巻線との接続点駆動電源1の
地気間に接続したものである。
変成器12の第1の巻線と第3の巻線はそれぞれ第3図
中の変成器10の第1の巻線と第3の巻線に対応するた
め、同一符号n□v ”3を用いた。
この変成器12も、第2図のt”tzからt=taまで
の期間、整流器11を導通状態とする点に関しては、第
3図中の変成器10と同一の機能を有することは明らか
である。
以上説明したように本考案は、被駆動トランジスタ6の
導通時に第2の変成器10.12の第3の巻線から整流
器11を通してコンデンサ3゜3′を充電するとともに
、駆動スイッチ素子であるトランジスタ5の導通時に第
2の変成器10゜12の第3の巻線から整流器11、第
1の変成器4の第1の巻線およびトランジスタ5を通し
てトランジスタ6のベース蓄積電荷を吸収するための電
流を流し、さらに上記コンデンサ3,3′に充電された
電圧によってトランジスタ6のコレクタ電流が降下する
期間に該トランジスタのベース・エミッタ間に十分大き
い逆バイアス電圧が印加されるようにしたので、トラン
ジスタ6のコレクタ電流の下降時間を短縮してスイッチ
ング損失を十分低下させることができ、かつ駆動電源1
の消費電力が小さい高性能のトランジスタ駆動回路を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランジスタ駆動回路の一例を示す回路
図、第2図は動作説明用波形図、第3図〜第5図は本考
案の実施例を示す回路図である。 1・・・・・・駆動電源、2・・・・・・抵抗、3,3
′・・・・・・コンデンサ、4・・・・・・第1の変成
器、5・・・・・・駆動スイッチ素子であるトランジス
タ、6・・・・・・被駆動トランジスタ、 8・・・・・・負荷、 9・・・・・・入力電源、 10゜ 12・・・・・・第2の変成器、 11・・・・・・整流器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動電源と抵抗と第1の変成器の第1の巻線と駆動スイ
    ッチ素子を直列に接続し、上記抵抗と並列にコンデンサ
    を接続するかまたは上記抵抗と上記駆動電源の地気間に
    コンデンサを接続し、第1の変成器の第2の巻線を被駆
    動トランジスタのベース・エミッタ間に上記駆動スイッ
    チ素子が導通した時上記トランジスタを遮断状態とする
    ように接続し、上記トランジスタのコレクタとエミッタ
    に第2の変成器の第1の巻線と入力電源と第1の変成器
    の第3の巻線を上記トランジスタが導通した時第1の変
    成器の第2の巻線を通して上記トランジスタのベースな
    正帰還電流が流れるように直列に接続し、第2の変成器
    の第1の巻線と並列に負荷を接続するかまたは第2の変
    成器の第2の巻線に負荷を接続し、さらに上記第1の変
    成器の第1の巻線と上記駆動スイッチ素子との直列回路
    と並列に上記第2の変成器の第3の巻線と整流器との直
    列回路を上記トランジスタの導通時に該整流器が導通す
    る極性に接続したことを特徴とするトランジスタの駆動
    回路。
JP1980021166U 1980-02-22 1980-02-22 トランジスタの駆動回路 Expired JPS6029240Y2 (ja)

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JPS59172829A (ja) * 1983-03-19 1984-09-29 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd パワトランジスタベ−ス駆動回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5580916A (en) * 1978-12-15 1980-06-18 Origin Electric Co Ltd Power conversion device

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