JPS6027898B2 - 燃焼制御装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は例えば石油燃焼器具の燃焼制御装置に関する
。

この種燃焼制御装置においては先ず点火回路を動作し、
続いて燃料供給機構の駆動回路を動作し、供給される燃
料に着火を行なうようにしている。

この点火回路および駆動回路の動作時間はプログラムタ
イマにより一定時間に缶町御されるようになっている。
そして燃焼状態検出回路を設け、この検出回路が燃焼状
態を検出することによりプログラムタイマのタイマ動作
に関係なく上記燃料供給機構の駆動回路の動作を保持す
るようにしている。ところで燃焼状態検出回路はバーナ
の炎噴射部に位置してフレームセンサーを設け、炎発生
時にフレームセンサー、バーナ間に炎電流を流して燃焼
状態の検出を行なうようにしたものであり、又点火回路
はバーナに近接して点火プラグを設け、点火プラグとバ
ーナ間に放電電流を流して着火動作を行なうようにした
ものである。このため燃焼状態検出回路と点火回路を同
時に動作させた場合バーナから炎が噴射されていても発
生する炎電流が点火プラグからの放電電流によって誘起
される電流によって打消される現象が起こる問題があり
、点火回路が動作している間は確実な燃焼状態の検出が
行なえない問題があった。このためプログラムタイマに
より点火回路と燃料供給機構の駆動回路との動作停止タ
イミングを一致させるようにしたのでは燃焼状態検出回
路による駆動回路の動作保持が不安定なときにプログラ
ムタイマによる駆動回路の動作が停止されるため、確実
な燃焼動作の持続保持が行なえない問題がある。

この発明はこのような点に鑑みてなされたもので、着火
検出が確実に行なえるとともに着火が確実に行なわれて
燃ミ：暁動作が開始されたときは燃ご糠動作の持続保持
を確実に行なうことができる燃焼制御装置を提供するこ
とを目的とする。

さらには経済性をも向上することができる燃焼制御装置
を提供することを目的とする。

以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

１は商用交流電源、２は対流用送風機モータ、３は第１
のリレー、４は気化器予電用ヒータ、５は第２のリレー
、６は第３のリレー、７はプログラムタイマモータ、８
は燃焼用モータ、９は燃料供給機構としての電磁ポンプ
、１川ま上記電磁ポンプの駆動回路、１１は後述する点
火プラグとともに点火回路を構成する高電圧発生点火ト
ランス、１２は燃焼状態検出装置である。

前記電源１の一端に過熱電流保護用の電流ヒューズ１３
および異常過熱時の安全用の温度ヒューズ１４を直列に
介して母線そ，を接続し、さらに前記第１のリレー３の
第１の常開接点３ａ，およびメインスイッチ１５を直列
に介して母線夕２を接続し、かつ上記電源１の他端に母
線〆３を接続し、さらに前記第２のリレー５の常開援」
点５ａを介して母線夕６を接続し、さらに前記第３のリ
レー６の第１の常開接点６ａ，および第３のタイマ接点
Ｔ３を直列に介して母線そ５を接続している。前記送風
機モ−夕２はその一端を母線そ，に接続し、その他端を
遅延サーモスタット１６を介して母線〆３に接続してい
る。前記第１のリレー３はその一端を燃料レベルの低下
を検出して開放するフロートスイッチ１７および対震自
動消火装置の接点１８を直列に介して母線夕，に接続し
、その他端を自己の第２の常開接点３ａ２を介して母線
そ３に接続している。前記気化器子熱用ヒータ４はその
一端を母線そ２に接続し、その他端を切換スイッチ形の
ヒータサーモスタット１９の常閉側を介して母線夕３に
接続している。前記第１のリレー３の第２の常開接点３
ａ２にリセットスイッチ２０を並列に接続している。前
記ヒータ４にはヒータサーモスタット１９の常閉側を介
してネオンランプ２１と保護抵抗２２との直列回路を並
列に接続している。前記母線そ３は又、前記ヒータサ−
モスタット１９の常開側を介して母線夕４に接続されて
いる。前記第２のリレー５はその一端を母線夕２に接続
し、その他端を母線そ４に接続している。前記第３のリ
レー６はその一端をルームサ−モスタット２３を介して
母線〆２に接続し、その他端を切換形の第２のタイマ接
点Ｔ２の常閉側を介して母線〆４ に接続している。前
記第２のタイマ接点Ｔ２の常閉側には前記第３のリレー
６の第２の常開接点６ａ２を並列に援続している。前記
母線そ４ は第２のタイマ接点Ｔ２の常関側および前記
第３のリレー６の切換接点６ｃの常閉側を直列に介して
母線夕５に接続するとともに、上記第２のタイマ接点Ｔ
２の常関側および上言己第３のリレー６の切襖接点６ｃ
の常関側を直列に介して母線そ６ に接続している。前
記プログラムタイマモー夕７はその一端を母線〆，に接
続し、その他端を母線〆５ に接続している。前記燃焼
用モータ８はその一端を母線そ，に接続し、その他端を
前記第３のリレー６の切換接点６ｃの常閉側を介して母
線夕５ に接続している。前記電磁ポンプの駆動回路１
０はその一端を第１のタイマ接点Ｔ，を介して母線〆２
に接続し、その他端を母線〆６ に接続している。

前記駆動回路１ ０‘こは第４のタイマ接点Ｔ４ならび
に電磁ポンプ９が接続されている。前記駆動回路１０Ｇ
ま第４のタイヤ接点Ｔ４の閉成時には電磁ポンプ９を高
速動作し、第４のタイマ接点Ｔ４の開放時には電磁ポン
プ９を定常動作させるものである。前記第１のタイマ接
点Ｔ，に燃焼状態検出装置１ ２の燃焼状態検出動作に
よって付勢される接点２４を並列に接続している。前記
点火トランス１１はその一端を母線〆，に接続し、その
他端を第５のタイマ接点Ｔ５の常開側を介して母線そ６
に接続している。前記点火トランス１１には点火プラ
グ２５が接続されている。前記点火プラグ２５はバーナ
に近接して設けられている。そして前記母線そ２，そ６
間に第５のタイマ接点Ｔ５の常閉側を介して電源トラン
ス２６の１次側が接続されている。前記電源トランス２
６の２次側には前記燃焼状態検出装置１２が接続されて
いる。前記燃焼状態検出装置１２はバ−ナの炎噴射部に
位置してフレームセンサーを設け、炎発生によるフレー
ムセンサーとバーナとの間に流れる炎電流を検知して燃
焼状態を検出し、前記接点２４を閉成制御する。また炎
電流の消失を検知すると前記接点２４を開放制御する。
前言己各タイマ接点Ｔ，，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４，公はプロ
グラムタイマモータ７によって開閉動作されるものでそ
の常開接点を第２図に斜線で示すようなフ。

ログラムにしたがって閉成動作するようにしている。次
にこのように構成された本発明実施例装置の動作につい
て述べる。

今、燃料が充分あり、かつ対震自動消火装置が正常にセ
ットされ、フロートスイッチ１７および接点１８が閉成
されている状態でリセットスイッチ２０を瞬時閉成させ
ると第１のリレー３が付勢されその各常開接点３ａ，，
３ａ２が閉成される。

しかして第１のリレー３は自己の常開接点３ａ２により
自己保持される。この状態でメインスイッチ１５を投入
すると気化器予熱ヒータ４への通電が開始されるととも
にネオンランプ２１が点灯する。その後子熱ヒータ４に
より気化器内の温度が所定温度を越えるとヒータサーモ
スタット１９が動作しその常閉側が開放しその常開側が
開成する。すると第２のリレー５への通電がヒータサー
モスタット１９の常開側を介して行なわれその第２のリ
レー５が付勢される。しかして第２のリレ−５の常開接
点５ａが閉成され第２のリレー５は自己保持される。な
お、気化器内の温度が所定温度以下になるとヒータサー
モスタット１９は元の状態に復帰し、子熱ヒータ４への
通電が再び行なわれる。すなわち気化器内の温度は略所
定温度に保持されることになる。今、室内温度が低くル
ームサーモスタット２３が閉成しているとすると第２の
リレー５付勢により第３のリレー６が付勢される。しか
して第３のリレー６の第１、第２の常開接点６ａ，，６
ａ２が閉成されるとともに切襖接点６ｃの常閉側が開放
されて常開側が閉成される。一方第３のタイマ接点Ｔ３
は閉成状態にあるのでプログラムタイマモータ７は動作
を開始する。そして約５秒が経過すると第２のタイマ接
点Ｔ２がその常閉側を開放し、その常開側を閉成する。
しかして燃焼用モータ８への通電が開始され燃焼室への
空気の供給が開始される。その後約５秒が経過すると第
４のタイマ接点Ｔ４が閉成するとともに第５のタイマ接
点Ｔ５の常閉側が開放し常関側が閉成する。すると電磁
ポンプ駆動回路１０の回路構成が電磁ポンプ９を高速動
作させるように設定され、かつ点火トランス１１への通
電が開始される。すなわち点火動作が開始される。そし
てその後約５秒が経過すると第１のタイマ接点Ｔ，が閉
成し駆動回路１０への通電が開始され電磁ポンプ９が高
速動作される。しかして燃焼室へは比較的多量の燃料が
供給される。この燃料は先ず気化器で気化され燃焼室に
おいて点火プラグ２５からの放電火花により着火される
。そしてプログラムタイマモータ７の動作開始後４項数
秒が経過すると先ず第４のタイマ接点Ｔ４が開放する。
これにより駆動回路１川ま電磁ポンプ９を定常動作に移
行し、燃焼部に対して適量の燃料供給を行う。その後所
要時間遅れて第５のタイマ接点Ｔ５の常開側が開放し常
閉側が閉成する。これにより点火トランス１ １への通
電が断たれるとともに燃焼状態検出装置１２への通電が
開始される。しかして点火プラグ２５からバーナへの放
電が停止され、換ってフレームセンサーによる炎電流の
検知が開始されるようになる。そしてバーナに炎が正常
に発生していれば炎電流が検知されて接点２４が閉成さ
れ、駆動回路１０への通電が保持されている。この第５
のタイマ接点Ｔ５が切換ってから所要時間遅れて第１の
タイマ接点Ｔ，が開放するが、このときにはすでに薮点
２４が閉成しているの駆動回路１川まその後も継続して
動作する。続いて第３のタイマ接点Ｌの開放によりプロ
グラムタイマモー夕７への通電回路が断たれる。こうし
て燃焼動作が開始され略数分後には遅延サーモスタット
１６が閉成し送風機モータ２が動作される。すなわち室
内への温風の送風が開始される。このように本実施例装
置においては第５のタイマ接点ｔとして切換用のものを
使用し、その接点Ｔ５の動作により先ず点火トランス１
１を動作羊せて燃焼状態検出装置１２の動作を禁止し
、かつその接点Ｔ５の復帰動作により点火トランス１１
の動作を停止させて燃焼状態検出装置１２の動作を開始
させるようにし、しかも第５のタイマ接点Ｔ５の復帰動
作に対して第１のタイマ接点Ｔ，の復帰動作を一定時間
遅らせるようにしているので、点火動作によって炎電流
が打消されて燃焼状態の検出が不安定になるということ
が発生する塵はない。しかも炎電流の検出を第５のタイ
マ接点上の復帰後、第１のタイマ接点Ｔ，が復帰するま
での数秒間かけて行なえばよく、燃焼状態検出装置１２
が燃焼状態を充分な時間をかけて検出することができる
。したがって燃焼状態の検出を確実に行なうことができ
るとともに確実に着火が行なわれたときには燃焼動作の
持続保持を確実に行なうことができる。しかも燃焼状態
検出装置１２は点火トランス１１による点火動作が行な
われている期間その動作を禁止させるようにしているの
で、燃焼状態検出装置を経済的に使用することができる
。以上詳述したようにこの発明によれば燃料供給機構の
駆動回路と、この駆動回路の動作によって供給される燃
料に着火動作を行なう点火回路と、燃焼部の燃焼状態を
検出し、その燃焼検出出力によって上記駆動回路を付勢
する燃焼状態検出回路と、これら各回路の動作制御を行
なうプログラムタイマとを具備し、前記プログラムタイ
マは前記点火回路の動作停止を前記駆動回路の動作停止
よりも所要時間早いタイミングで行なうようにしている
ので、着火検出が確実に行なえるとともに着火が確実に
行なわれ燃焼動作が開始されたときは燃焼動作の持続保
持を確実に行なうことができる燃焼制御装置を提供でき
るものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は回路構成
図、第２図はタイマ接点のプログラム動作を示すタイマ
チャートである。 ３，５，６・・・リレー、４…気化器予熱用ヒータ、７
…プログラムタイマモータ、Ｔ，〜Ｔ５…タイマ接点、
９・・・電磁ポンプ、１０・・・電磁ポンプ駆動回路、
１１・・・点火トランス、１２・・・燃焼状態検出装置
。 第２図 図 滋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ バーナに燃料を供給する燃料供給機構と、この燃料
   供給機構を駆動する駆動回路と、前記バーナに点火プラ
   グを近接して設け、その点火プラグから前記バーナへ放
   電電流を流して燃料への着火を行う点火回路と、前記バ
   ーナの炎噴射部に位置してフレームセンサーを設け、炎
   発生によるそのフレームセンサーと前記バーナとの間に
   流れる炎電流を検知して前記駆動回路への通電の保持制
   御を行い、かつ炎電流の消失を検知して前記駆動回路へ
   の通電の保持制御を停止する燃焼状態検出回路と、これ
   ら各回路への通電制御を所定の時間プログラムに基づい
   て行うプログラムタイマとを具備し、前記プログラムタ
   イマは前記点火回路への通電停止制御を前記駆動回路へ
   の通電停止制御よりも所要時間早いタイミングで行い、
   かつ前記燃料状態検出回路への通電開始制御を前記点火
   回路への通電停止制御と同一タイミングで行うことを特
   徴とする燃焼制御装置。