JPS6027356A - トマト発酵液状食品およびその製造法 - Google Patents

トマト発酵液状食品およびその製造法

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JPS6027356A
JPS6027356A JP58134384A JP13438483A JPS6027356A JP S6027356 A JPS6027356 A JP S6027356A JP 58134384 A JP58134384 A JP 58134384A JP 13438483 A JP13438483 A JP 13438483A JP S6027356 A JPS6027356 A JP S6027356A
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JP
Japan
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tomato
juice
liquid food
fermented
fermentation
Prior art date
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Pending
Application number
JP58134384A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kono
幸野 憲二
Kazuhiro Odagiri
小田切 一広
Yoichi Fukai
洋一 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naganoken Nosonkogyo Research Institute
Original Assignee
Naganoken Nosonkogyo Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トマト搾汁液を発酵させて得られる新規なト
マト発酵液状食品およびその製造法に関する。
トマトは古くから生来はもちろん、トマトジュース、ト
マトピユーレ、トマトケチャツプ。
トマトスープなどに加工され、広く利用されている。ト
マトは栄養学的に価値の高い食品であるとともに豊富に
含まれるアミノ酸によって良好な風味を呈し、調味材料
としても優れている。
木発明者等はトマトを原料とした新規な食品を開発すべ
く鋭意研究を行なった結果本発明を完成した。
本発明は、トマト搾汁液を発酵させて得られるトマト発
酵液状食品からなる。
本発明はさらに、上記トマト発酵液状食品がトマト酒、
トマト酸またはトマト乳酸発酵食品であるトマト発酵液
状食品からなる。
本発明はさらに、トマトを搾汁し、得られたトマト搾汁
から不溶性固形物を除去し、得られたトマト搾汁液を発
酵させるトマト発酵液状食品の製造法からなる。本発明
はさらに上記発酵がアルコール発酵、酢酸発酵または乳
酸発酵であるトマト酒、1・71・酢またはトマト乳酸
発酵液の製造法からなる。
本発明のトマト発酵液状食品は、トマト原料の有する呈
味成分をほとんどそのまま保有していて極めて旨味に富
んだ液状食品である。
即ち、トマト酒は、果実酒と日本酒の中間のコクがある
独特の風味をもった酒である。トマト酸はされやかな風
味と刺激性のない温和な旨味をもったビネガーで、調味
料として用いることができる。またトマト乳酸発酵液は
不揮発性酸性調味料として温和な風味を有し、特色ある
調味料とすることができる。本発明の上記食品のアミノ
酸組成を分析した結果を表1に示す。表1から明らかな
ように、本発明の食品においてはトマト原料のアミノ酸
、特に呈味性の強いグルタミン酸等が多−4に残ってい
ることおよびトマト酸は米酢の約2倍の′MgItアミ
ノ酸を含んでいる。これらは新規な知見であり本発明の
食品の価値を証するものである。
さらに本発明の食品は、表2に示す如く、アルカリ食品
であって他の穀物を原料とする発酵食品が酸性食品であ
ることと対照的に健康上優れた価値を有するものといえ
る。
表2 I・マI・発酵食品等のアルカリ度 ト マ ト 酒 + 2.88 1J本酒 −8,00 トマト酢+4.27 米酢 −10,118 ブドウ酢 + 3.98 ブルーベリー酢 + 2.85 本発明の発酵食品は、トマトを搾汁して得られた搾汁か
ら不溶性固形物を除去し、得られた搾汁液を発酵させて
製造される。トマト搾汁は常法に従ってトマトを水洗し
荒砕きした後加熱して果実の酸化酵素を破壊し1次いで
圧搾機にかけることによって得られる。トマト搾汁とし
ては上記の如く生原料を搾汁したもののほか、これを冷
凍したものあるいは加熱殺菌または濃縮して貯蔵してお
いたものも使用することができる。
トマト搾汁には多量の不溶性固形物(いわゆるパルプ)
が含まれており、これは、トマト搾汁の円滑な発酵を阻
害する傾向がある。さらに発酵中にスカムとして浮いた
り、発酵槽にパルプが付着したり、発酵後のろ過清澄作
業にも支障をきたす。また不溶性固形物を除去した場合
の方が5j酵液のフレーバーがよい。従って発酵前に搾
汁から不溶性固形物を除去しておくのが望ましい。不溶
性固形物の除去は常法に従って、例えば、搾汁を遠心分
離にかけることによって行なわれる。不溶性固形物は沈
降量として2H(v/v)、乾燥固形物部として1.1
’X(w/w)程度除去するのが望ましい。
分離されたパルプはトマトピユーレ−、トマトケチャツ
プ、乾燥トマト等の原料として有効に使用される。
かくして得られたトマト搾汁液はこのまま発酵に供する
ことができるがさらに遠心分離またはろ過により澄明化
したものが好適に使用される。清澄トマト搾汁液の成分
は表3に示す通りである。
表3 清澄トマト搾汁液の成分 屈折計示度 4.0 4.0 (BX ’ ) p H4,334,33 糖質m ’4.15 4.05 ブドウ糖 C%) o、c+s 1= 果糖 (%) 1.18 1.18 シヨ糖 −− アミノ態窒素(mg%) 46.05 45.78灰分
 (%) 0.48 0.48 全ペクチン (り 0.134 0.148食m (%
) 0.07’ 0.07 (注)(1)垂直軸型遠心沈降!!&(商品名:シャー
プレス)を用い18.OOOrpmで清澄 (2)上記(1)で得られた遠心分離清澄液をろ材を用
いてリーフフィルタ ーでろ過したもの かくして得られたトマト搾汁液を常法に従って発酵させ
る。
即ち、トマト酒を製造するには、トマト撞着液に必要に
より適量のブドウ糖を添加し、酵母を加えて約25℃で
数日アルコール発酵を行う。発酵終了後、卵白を加えて
清澄し、ろ過すると淡橙黄色のトマト酒が得られる。こ
れを蒸留するとスピリッツが得られる。
トマト酸は、トマト搾汁液に必要により適宜エチルアル
コールおよび酢酸を加え、酢酸菌(種酢)を加えて30
℃で静置または振盪培養することによって製造される。
トマト乳酸発酵液は、トマト搾汁液に乳酸菌を加え、4
0℃で発酵させることによって製造される。発酵は毎日
酸度を測定し、最高に達したときに終点とする。
次に比較例および実施例を示して本発明をさらに具体的
に説明する。
比較例1 不溶性固形物の有無とアルコール発酵経過経過日数 ア
ルコール生成量(マハ2)(仕込後の日数) トマト搾
汁液 清澄トマト搾汁液 1日 11.84. 12.11 3 、 11.70 ’12.20 比較例2 不溶性固形物の有無と酢酸発酵経過 経過日数 酢酸生成量(g/100m1)(仕込後の日
数) トマト搾汁液 清澄トマト搾汁液 1日 1.Of! 1.28 2 1.57 2.02 3 2.18 2.8B 5 3.91 4.18 B 4.84 4.11 7 ’ 4.i91 5.+8 上記の比較例から、トマト発酵液状食品の製造に際して
は、トマト搾汁液を使用するよりも、これから不溶性固
形物を除去した清澄トマト搾汁液を使用するのが生成物
の収量の面から望ましいことがわかる。
実施例1 よく成熟した加工用トマト(品種Φ結文218号)を水
洗して荒砕き後、85°C達温加熱して酵素を不活性化
せしめた後トマトジュースエキストラクターにかけて搾
汁をとる。この搾汁をシャープレスにかけて18.00
Orpm(15,350G)にて遠心分離清澄し不溶性
固形物を湿潤パルプとして原液のlO%重敬0割合で取
り除く。かくして得られた搾汁液はなお微細なパルプを
含んでいて、わずか混濁しているが発酵原料と[7て充
分使用することができる。
仕込 清澄トマト搾汁液 25文 酵母(活性ワイン、5acch、cerevisiae
)1Mブドウ糖(2回に分与) 8Kg 発酵 25℃ 50間 発酵終了後、卵白清澄、ろ過を行なって淡橙黄色のトマ
トの風味のある酒を得た。その成分は次の通りであった
アルコール分(v/v%) ’ 12.9酸度(N/1
0 NaOHml) 8.01pH4,25 直接還元糖(%) 0.23 アミノ酸(フォルモールml) 0.110なおこれを
蒸留してアルコール度25°および45″のされやかな
風味のスピリッツを得た。
実施例2 実施例1と同様の操作で得た清澄トマト搾汁液をさらに
透明にするためにリーフフィル−ターを用いベースにフ
ィルター・セル28−M中層にスタンダード・スーパー
セル28−F 、表面にセライト2B−Wをコートして
ろ過したところ透明度の高い液を得た。その成分組成は
表3に示した如く、遠心分離機の場合と全く変っていな
い。
これを用いて実施例1に準じてアルコール発酵を行なっ
たところ経過は順調で同様に良好なトマト酒を得た。
実施例3 実施例1と同様の清澄トマト搾汁液を用(Xてアルコー
ル添加法により酢酸発酵を行なった。
仕込 清澄トマト搾汁液 25文 種酢(Acetobacter aceti) 4.5
1+Ay7#コ−Jlz(99,5%) 、、 1.5
氷酢酸 0・15 発酵 30℃において静置および振盪培養を行なったが両者間
の発酵速度には大差が認められな力1つだ。製品は澄明
で淡橙黄色を呈し、これまでの何れの酢と比較しても非
常にまろやかで、優れた旨味を有していた。
その組成は次のようであった。
比重 1.019 総酸 4.58 % 揮発酸 4.00 g 不揮発酩 1.01 駕 全窒素 0.42F1 % アミノ態窒素 0,028% 全糖 1.700 % 直接還元糖 1.5H% 食塩 0.149 % p H3,42 実施例4 実施例1と同様の操作で得た清澄トマト搾汁液を用い乳
酸菌を添加して乳酸発酵を行なった。
仕込 清澄トマト搾tI液 25文 脱脂乳スターター 1.25・文 [スターターは、ラクトバシラス拳ブルガリカス(La
ctobacillus biを用いて脱脂乳を発酵−
させ酸度2%を確認したちの] 発酵 発酵温度は40℃とし、毎日酸度を測定して最高に達し
たときをもって終了とした。この間2週間であったがろ
化してやわらかな酸味旨味を有する淡黄色の透明な液を
得た。
その組成は次の通りであった。
トマト乳酸発酵液の成分 (脱脂乳スタークー5v/v%添加) 比重 、 1.018 総酸(乳酸として) O,1l19fl X揮発酸 0
.190 % 全窒素 0.882 % アミノ態窒素 0.039 % 全Il!12.3oz 直接還元糖 2.01 食塩 0.304 P H3,79

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トマト 発酵液状食品。
  2. (2)前記トマト発酵液状食品がトマト酒である特許請
    求の範囲第1項記載のトマト発酵液状食1
  3. (3)前記トマト発酵液状食品がトマト酸である特許請
    求の範囲第1項記載のトマト発酵液状食品。
  4. (4)前記トマト液状食品がトマト乳酸発酵液である特
    許請求の範囲第1項記載のトマト発酵液状食品。
  5. (5)トマトを搾汁し、得られたトマト搾汁から不溶性
    固形物を除去し、得られたトマト搾汁液を発酵させるこ
    とを特徴とするトマト発酵液状食品の製造法。
  6. (6)アルコール発酵によりトマト酒を製造する特許請
    求の範囲第5項記載のトマト発酵液状食品の製造法。
  7. (7)酢酸発酵によりトマト酸を製造する特許請求の範
    囲第5項記載のトマト発酵液状食品の製造法。
  8. (8)乳酸発酵によりトマト乳酸発酵液を製造する特許
    請求の範囲第5項記載のトマト発酵液状食品の製造法。
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